BBS2 2010/09 過去ログ

2010/09




序破急 - 序の8 生贄の朝
中務 9/30(木) 01:26:12 No.20100930012612 削除
英生が台所のゴミ袋を持って玄関に向かおうとすると寝室の柚布子の姿が見えた。 白の上下の下着姿のまま箪笥の扉を開いて悩んでいた。
「どうした?」
英生が廊下から声を掛けた。

「今日、貴方のところの手打ち式でしょう? 何着ていこうかな?って」
柚布子は何着か出してはまた戻した。
「初めてでしょう? あんまり大人しいのでもどうかな?って。 それに、その前に○○○システムの打ち合わせも残っているから・・・・ どうしようかな?」

「手打ち式は何時?」
英生が聞いた。 相手の山田部長や担当の重盛についてはどういう感じの人かを妻に伝えていたが、英生は手打ち式の詳しいことをそういえば聞いていなかった。
「3時にアポ取ってあるらしいんだけど、その時間は○○○システムにまだ居るから私は行けないの。 夜の7時から弥勒亭っていうところ、そっちには顔を出すわ。 だから夕飯チンして食べてね。」
「うん、分かった。 手打ち式の方が大事だから、そっちに合わせなよ」
「そーねぇ・・・」

英生は廊下にゴミ袋を置くと寝室に入り箪笥の中から一着のスーツを取り出した。
それは英生のお気に入りの濃いグレーの下地にペンシルストライプの縞柄のスーツである。 スカートはミニではないが座った時には腿がかなり見える。 更にスリットとまでとは行かないが両方の腿にあたる部分に切れ込みがあるものだった。 スカートの切れ込みを除けばごく普通のビジネススーツである。

英生は格好いい妻を自慢したかった。 派遣社員として見下げられているが、こんな格好いい妻がいるんだと。
「ちょっと、派手じゃない?」
「夜の店は暗いから、こういうのが丁度いいかも」
「そっか・・・」

「下着も合わせたら?」
「これで、大丈夫よ」
「あれがいいよぉ」
英生はまたお気に入りの下着を指定した。 それは白を基調とした上下で、パンティーはビキニで灰色の柄が側面にあり、正面はやや透けてる感じで黒のレース調の縁取りのあるものであった。 履いたなら、濃い柚布子のヘアーが薄っすら透けて更にはみ出しそうである。 ブラも同じ柄でカップは浅めで何故か乳首がある辺りには柄が無いのである。
「貴方、こういうの好きねぇ、人が見たら何て言うかしら」
「下着は見える訳じゃないから、楽しもうよ・・」
英生の密かな楽しみであった。 手打ち式の接待をしている妻の下着を知っているのは英生だけである。 その優越感を英生は味わいたかった。

今日は夫の派遣されている職場に行くのだから夫のいうことに柚布子は従うことにした。
下着を着替える為に柚布子が全裸になると、英生は急にドキドキした。
柚布子が手打ち式の生贄に捧げられるような錯覚を覚えた。

手打ち式、それは手締めのことでシャンシャンシャンと手を打って終りにすることである。 つまり、過去のミスは過去のこととして互いに先に進みましょうといい意味のはずである。 もともとは歌舞伎や相撲等の伝統芸能で使われていた言葉だが、暴力団同士の抗争を収めるのにやはり手打ち式があり、儀式がある。
手打ち式→やくざ→儀式→生贄 悲観的な連想となったのであろう。 当然酒の席だから柚布子の会社のミスの話や柚布子自身も酒の肴になるかも知れない。


英生は柚布子に歩み寄ると、胸と股間に手を伸ばし両方同時に弄った。
「あなた、夕べしたでしょ? だめよ」
「多少、セクハラがあるかも知れない」
英生は不安を口にした。 柚布子はだまって弄られていた。
「そんなことする人達じゃないって、言ってたでしょ?」
「ああ」
「じゃ、どうして?」
「分からない」
英生は本当に分からなくなった。
「だいじょうぶヨ、私一人じゃないんだから」
「そうだよな・・・」
乳首が硬くなっていたが英生は妻から離れた。
「もう、アナタったら」
柚布子は下着を付け始めた。


英生は廊下に戻るとゴミ袋を持って、柚布子が服を着ていくのを眺めていた。 ブラウスを着てスカートを履いてホックを留めて回して整えると妻の綺麗な姿に満足していた。 そして「気をつけて、行って来る」と声を掛けて出掛けていった。

英生はこの日柚布子が帰るまで、もんもんと仕事も手に付かなかった。

パーティー33
ミチル 9/29(水) 00:28:43 No.20100929002843 削除
 ひとしきりの交合の後、ようやく相楽が唇を離す。

「上手・・・」
 男から届けられた唾液が口中を蜜のように甘く満たしているのであろうか、恍惚の表情を浮かべながら、加奈はそう言って、相楽の瞳を舐めるように見つめた。緩んだ眼差し、べっとりと唇の周囲を濡らす唾液のきらめきは、まさに扇情の極みであった。私の知らない加奈だった。未だかつてこんな表情の加奈を見たことがない。接吻の行為そのものにも増して、今の加奈の表情は、烈しく私を欲情させた。

 ”堪らない・・・”

 あまりの切なさに胸が潰れてしまいそうになる。同じ女が、今ひとつ屋根の下でスヤスヤと安息の寝息をたてて眠っているなど、とても信じられない。

「なにが?」
 中指で加奈の唇のふちをゆっくりとなぞりながら、相楽が掠れた声を出す。
「・・・キス」
「そうかな」
「すごい・・・。このまま飲み込まれちゃう、って思った・・・。怖かった・・・」
「加奈さんこそ、むちゃくちゃ・・・」
 
「・・・なあに?」
「エッチかった」
「やん、もう」
 こうした戯れの言葉も、さっきまでの友達モードは卒業して、いまや完全に恋人モードである。加奈の声が艶めかしい。

「ねえ、加奈さん」
「ん?」

「飲み込まれたい?」
 そう尋ねられたあと、加奈はまっすぐに相楽を見つめた。わずかに瞳が潤んでいる。堪らない表情であった。ゾクゾクするほどに美しい。しばらくののち、加奈の首がこくりと上下に振れた。

「言ってみて。言葉にしてみて」

 相楽の視線から一瞬、瞳をそらしたあと、再び相楽を見つめ直すと、

「・・・飲み込んで・・・」と、加奈はさらに艶めいた声で言った。

 その一言、その声の潤いが、私の行為にとどめを刺した。ペニスから濃縮された嫉妬の塊が流れ出た。



パーティー32
ミチル 9/28(火) 00:23:09 No.20100928002309 削除
「んん・・・」
 瞳を見開き、驚きの表情を浮かべるものの、加奈は相楽の行為を躊躇なく受け入れた。これも見せつけることを意識しているのだろう、相楽は、舌が加奈の唇に出はいりしていることをことさら強調するような動きをする。それはさながら男根が女陰を貫くさまであった。

 ”犯されている・・・。加奈が・・・、他の男に・・・”

 気づけば、股間が痛いほどに勃起している。泣きたいほどに苦しいはずなのに、どうしてこんな反応をするのか。この妖しげで悩ましげな感覚はなんなのか。むなぞこに湧き上がるこの毒々しい欲情はいったい何ものなのか。
 バラバラになった自分の心と身体に恐怖を感じながらも、もはや我慢は限界にきていた。私は、下着をパジャマのズボンとともに膝までおろし、いきり立ったペニスを握り締めた。頭の中で、加奈の唇に舌を這わせながら、思い切りペニスをしごく。体中を爛れた”快感”が駆けめぐっていく・・・。

 舌と唇が入れ替わった。
 相楽は唇で吸い取るようにして、加奈の舌を自分の口腔内へと導いていく。無様に口を開いた加奈の忘我の表情が、私をさらに堪らない気持ちにさせる。

 ”相楽の口から加奈が、加奈そのものが吸い取られていく・・・”
 
 やはり見てはいけなかったか−−−。
 加奈のこんな姿を見て、私の加奈に対する気持ちはこれからどうなってしまうのか。明日からのわれわれ夫婦の生活はどう変化してしまうのか。もはや修復不可能な領域に足を踏み入れてしまっているのではないのか。キスだけでこれほどの衝撃を受けているのだ。これ以上のシーンを見せつけられて、果たして私の精神は正常でいられるのか。もうここでやめるべきではないのか。

 ”吸い取られていく・・・、何もかも・・・”

 これまで、私たち夫婦で交わした様々なこと。慈しみや、信頼や、いたわりや・・・。そんな大切な思いまでもが、相楽の口から吸い取られていく・・・。

パーティー31
ミチル 9/26(日) 15:18:57 No.20100926151857 削除
 ”ああ、重なっている・・・唇が・・・加奈の唇が・・・”

 決して他人に触れさせることなどありえないと信じ込んでいた加奈の唇。セックスのとき、私の鼻や耳たぶを甘やかになめまわしてくれるそのやさしくてやわらかな部分に、他人の唇が重ねられている・・・。貪られている・・・。烈しい行為に上下にめくれ上がっている・・・。
 
 ”ああ、加奈の唇、唇、唇・・・” 

 心臓が早鐘を打つ。体温が上昇する。喉が干乾びてくる・・・。

 加奈の喉仏が上下する。まるで相楽の口から何かが供給されて、それをごくごくと飲み干しているようである。
 相楽の動きは、アダルトビデオのような、あきらかに他人に見せつけることを意識したものだった。裏にこんな悪魔のような仕掛けが張り巡らされていることなど露とも知らず、加奈は男の施しに夢中になっている。

 接吻が烈しさを増すにつれ、始めは放心したようにだらりとさげられていた加奈の両手が、相楽のわき腹に添えられた。的を得たりと思ったか、その動きを受け、相楽の動きがさらに激しさを増す。首を右に左に傾けながら、むさぼる様に加奈の唇を噛み、舐め、吸う。肉食獣を思わせる獰猛な接吻であった。

 繰り広げられるすべてのシーンが、錐のように私の胸をギリギリと抉っていく。まるで全身を火で焙られているようなほてりを覚える。そして、次に用意されたシーンは、そんな私の心をさらに震撼させるものであった。

 「こうしてみて」
 相楽は、尖らせた舌を加奈の目の前に突き出した。
 加奈に舌を出せというのだ。これもアダルトビデオではよく見かけるシーンだ。男優の要求に、その性技にすっかり酔わされているということを装ったAV女優が、欲情たっぷりの顔で舌を出す。見ているものは、そこまで忘我の境地でセックスに没頭しているのかと女の無様な表情に興奮を覚える。そうしたエンタメやステディな恋人同士の関係ならいざ知らず、初めてのキスでこんな要求をするなんて馬鹿げている。ましてや加奈が・・・。
 しかし、今の加奈はもはや私の知る加奈ではなかった。瞳のあたりにわずかな迷いを浮かべたものの、まるで催眠術に掛けられたように、ゆっくりと唇を開いていく。

 ”加奈、やめろ、そこまでは・・・”

 唇の隙間から舌先がわずかに顔を出す。

 ”加奈・・・”

 『てへっ』
 照れを隠すとき、失敗したとき、おどけた調子でそう言って、加奈は小さく舌を出す。付き合っていた頃、私は加奈のこのしぐさが堪らなく好きで、それを見るたび、こんなに素敵な子が自分の彼女であることの満足感、幸福感に酔いしれたものだった。そして今、その愛しい舌先が他の男に蹂躙されようとしている。またひとつ私の大好きな加奈が奪われていく・・・。

 小刻みに震える加奈の舌先に相楽の舌先が触れる。上下に左右にそして円を描くように、ちょろちょろと愛撫する。眉間に深い皺を刻み、加奈は男の行為に敏感に反応する。女のからだはすべてが性感帯になると聞く。舌先への愛撫を受け、加奈はさらなる興奮の高みへと登っていくのか。
 
 そして衝撃のシーンはさらにエスカレートする。今度は、相楽が加奈の口の中に舌を突き入れたのだ。

序破急 - 序の7 そもそもの始まり
中務 9/24(金) 00:30:17 No.20100924003017 削除
『前回までのあらすじ;
中務英生(36)、柚布子(31)夫婦は機器関連会社で社内結婚し共働きをしていたが、夫はリストラされ、とあるSI会社へ派遣でエンジニアとして働いている。 一方、妻はリストラを逃れ親会社の営業支援課に転籍した。 柚布子はアカウントマネジャーに昇格し、偶然にも夫が派遣されている会社の担当となった。 SI会社の製品企画部の重盛浩太(34)が窓口となることが多く、次第に柚布子と親しくなっていく。 それをネタに夫婦の営みは活性化したのだが・・・・』

その前段のエピソード(まだ序の段)

「だから、お前はあのときそう言ったろう!!」
「・・・・」
「寝ぼけたこと言ってんじゃないよ!! 貴様、何様だ!!」
「・・・・」
「仕事はちゃんと、やれ!! 子供の使いじゃないだろう!!」
「だから、それは前からダメだと言ってるだろ!! いい加減」にしろ!!」

末永は憂鬱な気分で打ち合わせ台で他の出入り業者が怒鳴られているのを聞いていた。 約二ヶ月前には更にひどい罵声を末永は満座の前で浴びせられていた。
ここは、とあるSI会社の製品企画部の席のある大きな事務室で、他の部門もその様子を見てないフリして聞いている。

机を叩いて怒鳴っていたのは執行取締役製品企画部部長の山田である。 山田は悪い人間ではない。 中堅社員になって怒鳴る役を押し付けられて今に至っている。 普通なら分の悪い役を押し付けられた者はいつの間にか主流から外されていくものだが、運良く山田は残っていた。 それに権限が付いてくるとただの怒鳴り役ではなくなってくる。

山田は出入りの業者を退散させると末永の方をチラッと見た。 そして、自席に戻ると
「エミちゃん、応接どこ?」
「第2応接ですけど」
事務員の橋爪恵美は答えた。
「じゃあ、購買のコミィーにテレしちゃって、応接入るって」

「お〜い、こ〜た、行くぞ」
山田は重盛浩太に声を掛けると事務室を出て応接に向かった。 重盛は末永と磯貝を手で案内するよに促して山田の後を追った。

今日は手打ち式の日であった。
末永はある機器会社の営業部長、磯貝は営業部員である。 ある機器会社とは中務柚布子の勤める会社である。 この日は二ヶ月前に柚布子の前任のマネジャーがミスをし、柚布子の会社は出入り禁止になっていた。 出入り禁止になったのは勿論山田の一言であった。 今のご時世に出入り禁止などあるのかと言えば、この会社にも無いのである。 たまたま柚布子の会社に発注する案件が無いので製品企画部に出入りが無いだけで会社として出入り禁止にしているわけではない。

ミスをして迷惑を掛けた都合上、禊として出入り禁止という用語を利用しているだけである。 ここに来て柚布子の会社に発注する案件が出て来てしまった為、山田の上げた手を下ろす儀式にすぎないのであった。

応接室の前に来ると、山田は既に入っており、重盛が応接の中を覗いて末永達に外で待つように伝えた。 ほどなく購買部のコミィーこと小宮山がやってくると、重盛は応接に入っていった。
今日の手打ち式は購買部の小宮山の仕切りであった。

末永と磯貝は小宮山の案内で応接室に通された。
冒頭、末永の前回のミスの謝罪と重盛のその後の対応で大変だった事などの話になり、更に謝罪の言葉を末永は並べることしか出来なかった。

山田はまだ一言も発していない。
小宮山は流れを変えるべく、自分の課の女性が来週から産休に入る話題をした。 彼女の夫は山田の部に在籍している。言わずと知れた社内結婚であった。 すると山田が口を開いた。
「女はさ〜、いきなり、ぷぅ〜ってお腹膨らんじゃうから戦力として計算出来ないんだよなぁ」
更に山田は続けた。
「社内調達なら確実に自然減1だからな」
末永は他人事だが冷や汗が出てきた。
 
山田が口を開いたとこで、小宮山が次の案件は末永の会社に発注することの了承を山田に求めた。
「あの、ぼんくらマネジャーはもう顔出さないだろうな」
山田が少しキツイ口調で言った。

「はい、もう顔を出させませんので・・・」
「で、今度は誰がなるんだい。 他に居ないだろ、まともなのは・・・」
末永の答えに間を置かずに言い放つ山田。

「○○○システム担当でアシスタントマネジャーをしていて評判のよい者を今度・・・」
○○○システムと聞いて山田は身を乗り出した。 それは山田達にとってはライバルに当る同業者の会社であるからだ。 そこで評判の良かったアシスタントと言ってもマネジャーを引き抜くのだから悪い話ではない。

同業者の名を聞くと外注苛めを簡単に止める山田ではない。
「評判がいいのは腕じゃなくて女だからじゃねぇ〜のか?」
「・・・・」
末永は直ぐには言葉を返せなかった。 山田もまた否定されると思ったが当ってしまって驚いていた。

「おんな、かよ〜。 まさか結婚してるんじゃ・・・」
山田はさらに続けた。
「おまえ、独身ならうちの社員の嫁になれるけど、結婚してるんじゃ、直ぐに腹ふくらんじゃうぞ?」

「こ〜た、お前も独身だから、そのマネジャー嫁にもらってやれ」
これがセクハラ、パワハラになるかは分からないが山田特有の外注苛めである。

「ぶ、部長、そんなまだなんにも聞いていないじゃないですかぁ」
重盛が諌めるように言った。
「ま、そうだ。 で、歳は?」
「30ちょっと過ぎです。 独身男性以上に良く働く女性です。」
ようやく末永は発言することが出来た。

「で、独身か」
山田の質問に間髪置かずに答えなければならないと末永は思った。 口には出さずに頷いた。 これがこの物語のはじまりである。
磯貝は下を向いたまま、また仕出かして出入り禁止になるなと確信した。

「よかったなぁ〜、こ〜た。嫁が出来るぞ」
山田は高笑いをしていた。 末永は本人がスケジュールの都合で居なかったことに救われた。

小宮山は山田の上げた手が降りたと判断し、この場を締めることにした。
「それでは、このへんで、続きは弥勒亭で7時から。 その時には新任さんも来られるのですよね?」
「はい、来させます。」
弥勒亭とは山田が良く利用する店でそこで本当の手打ち式の接待が行われるのである。

序破急 - 序の6 奸風
中務 9/22(水) 00:06:19 No.20100922000619 削除
「ねぇ、ねぇってば、もう」
柚布子は英生の背中に回していた腕を胸板に当てて押しのけようとしていた。
「漏れちゃうってば」
英生は柚布子からティッシュボックスを受け取ると促されて柚布子の身体から離れた。 離れる時にティッスボックスからティッシュを2、3枚取り出し由布子の股間に当てた。 柚布子の膣から萎縮した男根が避妊具とは別に引き抜かれた。 英生は避妊具から精液が漏れないようにティッシュで押さえて避妊具を処理した。 そしてティッシュを更に2,3枚取ると柚布子の性器を綺麗に拭き取った。
いつもの夫婦の営みであった。

英生が避妊具の始末をしてベッドに戻り、横になるのと同時に柚布子が英生の腕を取って腕枕にした。 普段ならここで毛布を掛けて寝てしまうのであるが、この日はまだ興奮していた。

「今日、よかったわ」
「おまえも、いつもより燃えてたじゃないか」
英生は腕枕にされている腕の上腕をまげ、柚布子の髪を撫ではじめた。 そして疑問をぶつけたくなった。
「女って、あの最中に違う男のこと考えるって言うけど、ほんと?」
「男の人って、自分の妻が他人に犯されてるところを見たがるってほんと?」
柚布子は負けず嫌いではないが、営業と一緒に得意先を廻るうちに、相手の言うことに対抗する癖が付きはじめていた。 図星だったのでそれを隠す為に対抗することを言ったのであった。 それは会社の化粧室で既婚女性社員達が話していた井戸端話を聞いていたからであった。 柚布子は言ってしまった後に、言った自分に驚いていた。

「・・・・」
「ねぇ、そうなの?」
最近の夫婦の会話では立場が逆転することがよくある。 それは英生がリストラされてから顕著になってきていた。 年収こそまだ英生が上ではあるが正社員と派遣社員の格の違いを知っている二人であるからこそであろう。

「・・・・」
「そ〜なんだ」
英生の腕に抱かれながら柚布子は上目使いで英生の表情を見た。 英生は天井を見つめながら髪を撫でていた指を耳たぶに持っていき暫く弄った後に中指を柚布子の耳の穴の周りをなぞったり少し突いたりし始めた。 これは英生のやりたいといういつもの合図であった。 柚布子は英生の男根に手を伸ばすとカリの辺りを握った。 すると掌の中で握ったものが膨張するのを感じていた。

「ごめんなさい」
柚布子は少し責めすぎたと思った。 確かに英生の問いに対する柚布子の反撃は飛躍し過ぎていた。

「何が?」
「少し言い過ぎたわ」
「うん? うん」
「ごめんなさい」
「いいよ、もう」
「うん、でも、女ってそういうこともあるかも」
「・・・・」
「一般的に、ね?」
「そっかぁ〜 で、柚布子もさっき?」
「・・・」
英生は柚布子の耳の穴を小指で弄り始めると同時に、もう片方の手で乳首を弄りはじめていた。
「誰のこと考えて? 重盛か?」

柚布子は軽く頷いた、その瞬間に弄っていた乳首が急に硬くなったのを英生は感じていた。 英生は乳首だけではなく乳房全体も揉み始めていた。

「なぜ? 何かあったのか? もしや」
柚布子は大きく首を振った。 そして、公園であったことを英生に告白したのであった。
「キスされたのか?」
柚布子は首を振った。 英生は柚布子にキスをした。 初めて柚布子とした時のような唇を重ねて吸うだけのキスをした。 すると柚布子が堪らず舌を入れて来た。 直ぐに英生は唇を離した。
「重盛とキスする時は柚布子から舌いれるんだ」
「意地悪・・・」
柚布子は英生の舌を求め絡めてきた。

「胸は? 触られたの? 乳首も?」
柚布子は小さく頷いた。
「でも、服の上からよ」
柚布子は赦しを請うような甘えた声で弁解した。
「服の上からでも、重盛にここを固くされたんだな?」
柚布子は頷くしかなかった。 その瞬間、柚布子の掌の男根がピクリと動きさらに膨張しようとしていた。

キスはされていなかった。 仮定の話で柚布子が舌を入れたかも知れないという英生の妄想だが乳首はちがう。 たとえ、服の上からだとしてもやられたという思いが募った。

「おまえ、こんな風にされて、固くなったのか?」
英生は乳首を強く摘んだ。
「あん、あなた〜、いたい」
柚布子は英生の行動に少しばかり動揺した。 英生が乳首を強く抓ったことなどなかったからである。 柚布子は強く首を振った。

英生は手を胸から股間へと移動させた。 もう片方の手は柚布子が逃げないように肩をしっかり抱いていた。 柚布子は動けなかった。 そして英生が柚布子の性器を指でなぞり始めた。
「ここも、こうされたんだろ?」
「・・・」
柚布子に邪(ヨコシマ)な風が吹いた。 夫を煽ってみようと・・・ 重盛がスカートの中に手を入れ奥に進めた時に柚布子は大事な部分を触られないようにベンチから立ち上がったのだが、英生の問いには静かに頷いた。 柚布子の勘では柚布子の返答次第で英生の男根がピクリと動くはずであった。 英生は更に強く小陰唇をなぞった。
「こんな風にされたんだろ?」
「う、うん、でも下着の上からだから・・」
「本当にそうなのか? 正直に言っていいだよ、柚布子のせいじゃないんだから」
「御免なさい・・・ 下着の中まで・・・ 手が・・・」
「こんな風にだろう!!」
英生は中指を膣口に差し込んだ。
「ああ〜ん」
柚布子は淫らな叫び声を上げた。 果たして、英生の男根は大きく動いた。
「あなた、ごめんなさい、それ以上のことされてないから・・・」
「濡れたのか?」
「・・・・・」

柚布子は身体を起こすと、英生の男根を咥えさらに固くし、枕元の避妊具を被せた。 そして、英生に跨り英生の男根を膣口にあてがい、ゆっくり腰を沈めた。
「あ、ゆうこ・・・」
「あん、あなた〜」
柚布子は英生に覆いかぶさり舌を絡めた。 そして互いに吸い合った。

無理やり上になるように言わなければ乗らない内向的な妻が、自ら上になって男根に腰を沈め、更に腰を自ら上下させるとは。 英生の中にも邪な風が吹いた。

「ゆうこ、ほんとうはこんな風にされたかったんだろ?」
上になった柚布子の胸を両手で胸を激しく揉んだ。
「あ、あなた〜」
柚布子は首を横に振った。
「ゆうこ、こんな風にされて乳首立って感じたんだろ?」
「あ、いや〜ん」
英生も腰を使い始めていた。

「ほら、重盛に揉まれて感じたんだろ?」
「いやん、ちがう〜」
喘ぎながらでも柚布子は応えていた。

「重盛の手が揉んでるぞ・・・・」
「だめ〜、あなた、そんな」
「重盛に揉まれたいんだろう? こんな風に・・」
「あ、あ、だめ〜 感じちゃう〜」
「重盛に揉まれてみろ、揉まれて感じろ、揉まれて来い」
矢継ぎ早に英生は叫ぶと、由布子と身体を入れ替えた。 その時に英生の男根は一旦柚布子から離れた。

柚布子の息が既に荒い。 英生は柚布子の脚を広げ性器をむき出しにさせ、腰を進めた。 そして男根で小陰唇を愛撫しながら;
「こんな風に、されたんだろ?」
「ちがうわ」
「指じゃなくて、重盛のチンポで」
「いじわる、お願い・・・」
「お願い、なんだ?」
「はやくぅ〜」
英生は膣口に男根をあてがい、動かない。 柚布子の腰がそれを迎えいれようとするのを、英生は腰を引いたり進めたりして焦らしていた。

「早く、何? ちゃんと言ってごらん」
英生も柚布子も新婚早々、同じようなことをしていたと思い出した。 但し、その時は「英生のチンポ」と言わされていた。 今回は違う。 柚布子も感じていた。 英生が何を言わせたいのか。

「し、しげ」
「言ってごらん、言っていいんだよ」
言わなければ先に進まないのを柚布子は知っていた。ベタな責め方だと互いに思ってはいるが、「バッカじゃないの」と言ってしらけさせる仲でもない。 柚布子は覚悟を決めた。
「重盛さんのチンポ」
「ちゃんと、言って!!」

「重盛さんのチンポ入れて〜」
「重盛に犯されたいんだな? よ〜し」
英生は腰を進めた。柚布子は歓喜の声をあげ、英生の腰の動きに合わせて喘ぎ始めた。

「あ、ゆう、こ、あ〜、重盛のチンポ入れられてみろ・・・重盛のチンポで感じろ・・・」
英生は腰を動かしながら、震える声でそう呟いていた。
「あ、あ〜、ゆうこ、逝く」
「あなた、私も、逝くぅ〜」
「あ、ゆ〜こ〜、あっ、あ〜」
英生は腰を強く押し付け精液を搾り出した。 そして、柚布子の膣から男根を引き抜いた。 膣口から離れる瞬間、男根は興奮状態にまだあったので小陰唇から陰核をなぞることになった、 その時柚布子小さな声を上げた。
英生は急いで避妊具を外し、ティッシュで拭くと柚布子の膣に再び挿入した。

「あなた、だめぇ〜」
柚布子は叫んで、腰を引こうとした。 だが、英生は腰をしっかり押さえていた。
「大丈夫、もう出ないから」
英生は興奮から醒めない男根を通して柚布子の膣の肉襞もまだ興奮しているのを感じ取っていた。 だが、それは急激に鈍くなった。 萎縮してきたのだ。

柚布子の膣はここ半年精液を浴びていない。 夫がリストラされてから、将来の不安が先行し、子作りする気になれないのであった。 柚布子が棚ぼたとはいえ、アカウントマネジャーになって仕事が充実してきたせいもある。 だからと言って避妊しなくてもいい日もあったが、避妊具を付けるのが習慣になっていた。

英生は柚布子から離れると、ティッシュで柚布子の性器を綺麗にして電気を消して毛布を二人に掛けた。 柚布子は英生の腕枕で眠りに就いた。
「今度、何時、重盛にオマンコ触らせるの?」
柚布子は眠りに落ちながら「まだ、プレイしてる・・・」と思いながら
「明々後日・・・」
柚布子は深い眠りに落ちて行った。 英生も柚布子のおでこにキスをして眠りに就いた。


翌朝、二人は一緒に駅へ向かう道を歩いていた。 英生が派遣で働くようになってから通勤時間が異なる為、英生が先にゴミ出しをして出て行くのが日課だった。
この朝、柚布子は英生からごみ袋を取るとマンションのゴミ捨て場に置き、英生の腕を掴んで歩き始めた。

英生は新婚時代を思い出していた。 昨晩のことが二人を活性化させたのであった。

胎動の夏25
道明 9/19(日) 06:39:05 No.20100919063905 削除
「政権党内での権力闘争は、これからが本番・・水面下で激化の一途を辿ると思われます
 いつ出番が来てもよいように、常在戦場の心構えと選挙準備を急がれたし」


東京にいる美樹が新藤に送った第一報だ


 (そうか・・・出番が早くなるか・・・それにしても、美樹は本当に役に立つ)


大きな知事執務机に珈琲が運ばれる
優子の美脚はいつ見ても惚れ惚れする
今日は、タイトなスカート姿で身を引き締めているが、気だるい表情で精悍さがない
それもそのはず、新藤はこのところ毎晩、情夫気取りで優子の部屋に押しかけている
昨夜も、朝方近くまで優子の肉体を満喫したのだ


 「どうした?優子君・・・疲れているのか?いつもの緊張感がないようだが・・」

 「いいえ、大丈夫です・・私のことより、知事の方こそ、お疲れでは?お歳のことを考えるとハッスルし過ぎではないでしょうか」

 「優子君、ここは知事執務室だ、神聖な職場だよ・・・公務とプライベートをわきまえなさい」


優子は見返りながら、恨めしそうな視線を新藤に向け、退室していく
あの引き締まった足首にバストとヒップの芸術的な曲線、まさにビーナスだ

 (味わいのある、抱くにはいい女になったが・・・・もう私の後継を任せられる人間では無くなった)


新藤は引き出しの中から、一枚の写真を取り出す
それは匿名で送られてきたもの
男女のカップルが公園のベンチで抱き合っている
滑るような美脚の肌の上を男の手が這い、男女はディープキスの最中だ
男は後頭だが、女の顔はハッキリと優子と判る


『お前の身のためだ、この女から手を引け!・・さもなければ、このことを世間にばらす
 それで、お前はお仕舞いだ・・・いいな、必ず手を引け!』


この文章を何度も読み返し、送られた写真を睨み付ける男がいる



一方、朱美の携帯にメール着信の音が鳴る
今日もまた、エステの講師からの呼び出しメールだ
今回のメールには写真が添付されていた
男の男根を咥えてウットリとしている顔、口から精液が溢れ出ている写真の大写しだ

あの夜以来、朱美は家に閉じこもっている

なぜ、自分があんなことをしてしまったのか・・・・今でも、理解できない!
講師の精液を飲み込まされ、後始末と言われて舌で男根を清めることなど、絶対にできる筈がない!
それに、講師の指で女の愉悦を朝まで味わい続けたなんて・・・考えられない
これからもお付き合いをとの誘いに、安易にメールアドレスを交換してしまった・・全く自分が信じられない!

今は、自分の為した不遜の過ちに、付け入ってくる男の次の行動に怯えている
最初は紳士的にメールを送ってきたのだが、朱美が応じないとみると
とうとう、その時の写真を送りつけ、呼び出しに応じるよう暗に脅迫してきたのだ
このようなことを夫に打ち明けられるはずも無く、かといってこのままでは夫に何れ知れてしまう
最早、朱美には、知事である夫のためにも選択の余地はなくなっていた
その朱美にとって唯一の救いは、まだ男と肉の交わりがないことだけだ



 『もう一度だけでいい、奥様に会いたい・・・それで奥様を忘れます
  奥様に会って別れを言いたいのです・・・・もう一度だけお会いください・・・そう、これきりです』


信じてはならぬ男の言葉を、信じるしかない女がいた


        胎動の夏  完   ・・・しばらくお休みを頂いて、次作に続けます

胎動の夏24
道明 9/17(金) 22:59:39 No.20100917225939 削除
斉藤青年は二人に気づかれぬよう後をつける
公園の中央には円形の多目的広場があり、その周辺にはベンチが整備されている
ここは昼間なら母親が子どもと戯れる憩いの場所だ
しかし、こんな時刻になると
防犯灯の青い光だけが侘しく付近を照らし、さすがに誰も寄り付かない
そんな場所で二人は寄り添ってベンチに腰を降ろした
男が女の耳元で話しかけている、否・・・女の耳を咬んでいるようにも見える

 (間違いない・・・あの親父がお姉さんに厭らしいことをしている)


青年は、木陰から一歩一歩、二人の座るベンチに近づいていく
すると、フレアスカートを男がたくし上げ出した
徐々に、露になる見事で長い美脚
青い照明は白い両脚をことさらに白く浮かび上がらせ、幻想的な肉体がこの青年の脳をかき混ぜる
現実の至高のフェチ画像に、無我夢中でシャッターを押し続ける青年


 (値段も高かったが、それに見合う絶好の場面・・・頼むから、上手く写ってくれよ)


見るからに柔らかそうな美脚の上を、男の手が這い回っている


 (くそっ、あの親父!遣りたい放題しやがって・・・あっっ!お姉さんの今の顔・・堪らない)


青年の股間は高く、突っ張りだし痛みが走る
間違いなく今撮った写真はこの青年の永遠のズリネタとなる筈だ
男の手が捲れ上がったスカートの奥、両脚の付根辺りで上下している


 (ちくしょう!・・親父の手がお姉さんのあそこを弄っているんだ)


青年の見立てどおり、新藤はパンティの裾から指を捻じ込み、優子の女陰を弄っている
優子は俯き肩を震わせ、顔を上げると新藤の首に腕を回した
そして、自らキスを強請る


 (お姉さん、そんな!??・・・自ら、そんなこと・・こんな親父、厭じゃないのか!)


新藤の右手は優子の淫核を捕らえて離さず、左腕で上半身を抱きこんでいる
互いの舌と舌を刺激しあう激しいキスだ
優子の腕が新藤の股間に伸びる


 「もう、入れて欲しいのか?」

 「ええ、もう・・・だめ」


 「そんなにやりたいのなら・・・どうして、さっきは拒否したんだ?」

 「私は・・・今の、私は・・・私ではないの!」

 「そう?・・・私の腕の中で悶えている女は、レディの優子じゃないのか・・じゃ、相応しい所へいこう」


新藤は優子を抱きかかえ、薄汚い公衆トイレに引っ張り込む
一番奥の落書きだらけの扉を開ける
正面の壁には卑猥なマンガとエロ言葉の殴り書き、そして公衆トイレ特有の匂いが漂う


 「今のお前に突っ込むには、ここがお似合いだ・・・さあ、パンティを降ろして尻をこちらに向けろ!」


言われるまま、壁に手をつき見返りながら『どうぞ』とばかりにお尻を突き出す優子
ぞくっとするような色香が剛直を更にギンギンにする

 「さあ、味わうがいい・・・あれ以来、淋しくて、遣りたくて辛抱ができなかったんだろう?優子
  いいか、ここはトイレと言えども公衆の場・・決して、淫らな大声は出してはならんぞ」


そう、大声など必要ない
斉藤青年がすぐ隣の便器に座り込み、息を殺している
こちらも声をたてずに、若い精を壁にぶちまける用意が整った

胎動の夏23
道明 9/15(水) 22:59:47 No.20100915225947 削除
一度は新藤によって心身とも蹂躙され、男女の交わりの快楽を叩き込まれたプライド高き女
その誇り高き女が、絶え間なく沸き起こる性欲を理性でコントロールしようとしている
同性のライバル美樹が目の前にいると、性欲は吹っ飛ぶ・・・女であっても闘争心が勝る
だが・・・快楽の火に焼かれた女体はもう以前の優子に戻しはしない


  「優子君、酷いじゃないか・・・君の首領の前であんな言い方」

あの後直ぐに、優子の携帯に新藤がかけてきたのだ


  「・・・・あの時は、ついかっとなって・・・あんなことを」

  「まあいい・・・・私の君への期待と信頼は今も変らないから
   今夜はこちらで泊まるが、明日の夜は君のマンションに行く・・・・いいね、仲直りだ」


もう、この男には嫌と拒否のできない優子になっていた
『訪ねてきたら追い返そう』そう自分に思い込まそうとしても、約束の時間が近づくにつれ落ち着きが無くなる
いつの間にか、男の訪問に備えてシャワーを浴び化粧を始めている
鏡に映る自分の顔、その唇にルージュを引く


  (なぜ?!私はあんな男のために・・・・こんなことを)


自問自答をしている間に5分、10分と約束の時間が過ぎる・・・『まさか?そんな・・・来ないの?』
逆に、男が訪ねてこないことに苛立ちが勝ってくる


玄関のチャイムが鳴る
もう待ちきれない、小走りに玄関に向かい確認もせずにドアを開ける

  「私だ・・・・優子、待たせたね」


愛しい男を待つ女の手が伸び、部屋の中に男を引き入れる

廊下に、『カシャ』と盗撮のシャッター音が静かに響く



目の前に映し出された女の画像を食い入るように見つめる25歳の大学生
優子の隣に住む斉藤だ
綺麗なお姉さんの一人住まい、その部屋から出てきた紳士・・・それが、知事だ、不倫だと気づいたときから
この若者の妄想が始まった
そして、気づかれぬように写真を撮り始め、優子の行動を追いかけ、優子との接触を試みた
未だに童貞である斉藤の憧れのターゲットが優子なのだ
今も画面を拡大し、大写しとなった優子の横顔を見つめて自慰に没頭する

恐らく、今頃は『あの男にお姉さんが抱かれている』
後ろからか、前からか・・・それとも、この上品な口に男の物を咥えているのか?
妄想はどんどんと膨らんでゆく


  (抱きたい・・・この人を抱きたい・・・・何としても・・・あっっ、出る!)


若い精の思考は正義感とともに猛進する


  (社会的に最も倫理観を求められる人間が、こんなに清純なお姉さんと・・なんて奴だ、許せない
・・お姉さんも、お姉さんだ、そんな男となんて・・たぶん事情があるんだ、助け出すんだ・・絶対に)


壁に耳を押し当てても無駄だ、隣の部屋からは物音一つ聞えたりしない
このマンションは徹底した防音構造で造られている


玄関から話し声が聞えてくる
『あれ、もう帰るのか?今夜は泊まれないんだ』・・・カメラを手に持ち玄関に向かう
男と一緒にエレベータに向かうお姉さんの姿が見える
エレベータの前で別れの会釈をするお姉さんを男が引っ張り込んだ


  (おい、おい!?・・何をするんだ、そんな所で)


慌てて追いかけ、非常階段を駆け下りる斉藤青年
危うく見失いかけた二人の姿は、マンション前にある木が鬱蒼とした大きな公園に向かっていた
そこは『痴漢危険』の看板が多く立てられ、犯罪も頻発している所
それに今の時刻は午前零時少し前だ


  (おかしい、こんな時刻にあんな場所へ???・・・あの男、お姉さんに何かするつもりだ!)




胎動の夏22
道明 9/14(火) 23:32:23 No.20100914233223 削除

スプリングの利いたベッド
若鮎のようにぴちぴちと跳ねる引き締まった肢体

男はベッドに横たわり、女が男を跨ぐ
ずんずんと下からの突き上げに揺れる20代のこしのある乳房、その乳房を太い男の指が支えながら動き回る
そこには、娘と同世代の女と気を通じ合っている新藤とフィアンセのいる美樹が絡み合う

乳房を揉み、乳首を撥ね・・・尻肉を摩る
若い女の肉体に陶酔する50歳の男、いくら妻を愛していても、その美肉は比べようもない
まるでスポーツをするかの如く終わらせる恋人よりも、老練な手管に長けた実年の性技に若い女は翻弄される


  「美樹・・・そろそろなのか?」

  「うん・・・逝きそう」


いつものことだ・・・先に若い女が音を上げる、その逝く瞬間の女の顔を見るのを男は楽しみにしている


  「ねえ・・・逝くよ!」


自分で激しく腰を振り、男の剛直を女陰で締め付ける
顎を上げ、髪を振り乱し天を仰ぐ
新藤はこの瞬間が堪らない



一方こちらでは、若い男の豪棒に手を添えている熟女がいる
夫の物ですら、こんなに明るいところで見たことがない
ましてや、手を添え筒先の部分を口で味わうなどという行為は別の世界の話だと思っていた


  「さあ、奥様・・・体験してみましょう・・・きっと新しいご自分を発見されます・・さあ」


おずおずとおチョボ口の先から朱美は舌を出す
その先端が今、亀頭部分の裂け目にあてられる
手に伝わる感触は夫の物より硬く、青い血筋が浮き出している


  「奥様、しばらくはそのまま舌を使い・・・次に唇を使って口先で包み込む・・そして、中のものを吸い出すように口の中に収めるんです・・・さあ、やってください」


言われるがまま、朱美の口が男の亀頭部分を口中に納める
女47歳にして、初めての経験
心臓が高鳴り息苦しく、興奮で女の奥から何かが込み上げてくる


  「お手伝いをしましょう・・・奥様が羞恥心を捨て去り、熱中できるように肉体を解します」


そう言って、沖田は熟れた乳房に優しく手を添える
乳首を転がし、乳房全体に滑るように手で撫でる


  「いいですね・・・良くなってきました・・・一度口から離して目で確認ください
   先端から男の走水が出てきます・・・匂いにも慣れなければなりません・・男の匂いです」


沖田は朱美の髪を撫で、乳房への愛撫を続ける
愛撫の手が髪から背に、乳房から女陰へと移る頃
朱美は自分の意思で再び豪棒へのフェラチオを再開する


  「奥様、その調子です・・・飲み込みがお早い・・・もう少し顎を上げて、視線は私に、そう、そうです
   それではそろそろ男精ジュースを馳走いたします・・・・漏らさず味わいながら試飲ください」


冷静そうに見える沖田だが、フェラチオに耽る初心な熟女を見下ろしながら、乳房を強く握り潰す
何度もお客と遊んではいたが、射精はしない主義だった
この商売に就いて、この男にして初の特別射精だ、何かがこれまでと違う

胎動の夏21
道明 9/10(金) 22:52:32 No.20100910225232 削除
 「これは、これは、なんともとんだ所に来てしまいました・・・・奥様、私が講師の沖田です」


男の声が朱美に届いたかどうか判らないが、白衣の若い男の姿は目に入ったのは間違いない
そのまま朱美はアシスタントに弄ばれ、その痴態を特別講師に曝すこととなった
自分の痴態が初対面の異性に見られているという極限の恥辱・・・それが、この後の躾の最大のエキスとなる
朱美の肉体からは汗が滝のように流れ、顎も上がり、喘ぎと全身の痙攣が止まらない
今や深窓の令夫人の気品など全く消え失せ、まるで淫女と化す
そんな状態でも、第一級の素質を持った熟女の魅力は失せたりしない
激しい呼吸に揺れる見事な円錐形の乳房が男の目を惹きつける


 「どうぞ召し上がれ、奥様・・・・火照った肢体をリフレッシュさせる美味しいジュース
  そして、気持ちよくシャワーで汗を流してください・・・私の施術はその後としましょう」


アシスタントは、よろけそうになる朱美を抱きかかえシャワー室へと向かう


 「君、判っているだろうね・・私は、施術前に汗臭い女性は施術しないことにしている
  君には、このご婦人をもとの貴婦人に戻す義務がある!いいね・・・まったく、調子に乗ってしまって」

 「わかりました先生、ですが・・・この奥様がすっきりした気分になるには、もう二度程気を遣らないと・・」

 「もういい・・・任せるよ、君に」



ほんの数分前、別室で20代の若妻の蜜壷を蹂躙していた自慢の豪棒がピクリと跳ねる
先程見た朱美の痴態がフィードバックし、熟女のヒップのエロさに反応したのだ


(あの奥さん、歳はいってるが・・・初心そうなところがなんとも俺の男を惹きつける
 入れて、入れての若妻さん達より・・・・慎み深い楽しみ方があるというもの、いい玉に出くわしたもんだ
 しかし、俺も駄目な人間になっちまった・・・かつてのエリート公務員のなれの果てか)



もの思いに耽る沖田
かつて、新藤の部下として辣腕をふるい、新藤から紹介された遼子とは結婚の直前で破談となる
それからが・・・・絵に描いたような人生転落の一途
熱い正義感に駆り立てられ、伊藤瑞希の救出に向かうが、ヤクザに見抜かれ瑞希と肉の関係を持たされる
その時に身に染み込んだ女肉の味・・・プロの手管を身に付けて、とうとう裏の世界から表を覗く男になった


  「やっと、出てこられましたね・・・さあ奥様、恥ずかしがらずに、こちらにどうぞ」


シャワー室から一糸も纏わず裸体のまま、アシスタントに抱きかかえられて出てくる朱美


  「君、奥様にお化粧を施してあげて・・・それが済んだらもう帰っていいよ」


言われるまま、アシスタントは大きな鏡台の前に朱美を座らせ、髪を梳かし紅色のルージュをひく
脇の下と女陰に香水を振り撒き、乳房に薄くパウダーを降る
名残惜しげに、朱美の乳首を捻る


  「あっっ!」

  「奥様・・それでは、私はこの辺で・・・・先生、後は宜しく・・じゃ、可愛い奥様、いずれまた」


  (まったく!抜け目のないレズ女め!美味しい肉に群がるハイエナ女が!!何が後は宜しくだ)


そうは思っていても沖田の顔は端正そのもの、修行を積んだ男の顔は決して気色ばったりしない



  「奥様、それでは施術を始めましょうか・・・こちらで、うつ伏せになってください」


言われるままに、立ち上がり振り向いた朱美の目に飛び込んできたものは・・・・
筋骨隆々とした30代の若者の裸体・・・既に、その豪棒は天を突く



  「私の施術の基本は、対等とスキンシップ・・・奥様だけを裸にはしておきません」

パーティー30
ミチル 9/9(木) 00:09:49 No.20100909000949 削除
 画面が切り替わり、ようやく加奈と相楽が姿を現した。その光景は、私の嫉妬心をさらにガリガリと掻き毟るものだった。
 ふたりは、並んで壁にもたれて座っていて、相楽が加奈の肩を抱いている。加奈の顔は相楽の胸の中にすっぽりと収まっていた。
「いや、恥ずかしい・・・」くぐもった加奈の声が聞こえてくる。
 性急な手つきではないものの、なんとか加奈を次のステップへ導こうとする相楽の意図が見て取れる。しかし加奈は容易にこれを受け入れようとしない。
「もう、だめだったらぁ」
 バストのあたりに添えられている相楽の手がもぞもぞと動くたび、加奈は身をよじり逃れようとする。
 しかし、かといって加奈の様子は、露骨に嫌がっているというわけでもないのだ。
 姿が見えないときは、加奈の声がなにやら怯えているように思えて、なんとか逃れてくれと祈る思いでいた。
 ひょっとしたら、嫌がるところを無理矢理に押し倒されて、レイプまがいのことをされたのではあるまいか。さっきの寝室での涙は、そこに原因があるのではないのか。もしそうであるならば、今回の一件が加奈の意志によるものでないのならば、この地獄のような苦しみから逃れることができるのに。
 しかし、どうやらそうではなさそうだ。映像を見る限り、ふたりにそうした気配はまるで感じられない。
 もう覚悟はできている。そうするつもりでここへ来た。でもやはり怖い・・・。あと少しのところで、どうしても踏み込めない。画面の加奈からは、そんな様子が伺える。
”あと一歩で”
 双方が同じ思いを共有しながら、激しくせめぎあっていた。 

 画面が徐々に引きの絵になる。
 ワンピースの裾から、くの字に折り曲げられた足が大胆に露出している。太股の半分以上が露になっていた。
 上半身は相楽の身体にゆだねられている。完全に恋人同士の構図であった。
 これは私の妻なのだ。なぜその妻が他の男とこんなことをしているのか。そしてなぜ私がこうしてその様子を見ているのか。

 相楽が囁くようにしきりに加奈に話しかけている。ときおり、加奈の顔が上下に揺れ、またときおり左右に揺れる。クスクスと笑い声も聞こえてくる。
 相楽は、これまでのおちゃらけたものとはまったく違う雰囲気を漂わせている。容姿が端麗なだけに、こうした切り替えは、とてつもない効果を生む。女は男のこうした手管に弱い。
 相楽と加奈がゆっくりと溶け出し、融合し始めている。

「ああ・・・」ときおり、画面の外で藤木と戯れる佳澄さんの喘ぎが聞こえてくる。

「加奈さん、これ見て」と、相楽は加奈の目の前に自分の掌を差し出した。
胸に埋めていた顔をわずかに起こし、加奈が横目でこれを見た。
「なあに?」
「この上に何が見える?」
「何もないけど・・・」
「ほんま?、ほんまに見えへん?」
「見えない・・・」
「じゃあ、これでどう」
相楽は開いていた手を握り締め、手首をくるりと一回転させた。
「さあ、どうだ」
小指、薬指、中指と一本づつ、ゆっくりと指を開いていく。

「ええっ!」

 なんと、なにもなかった掌の上に不思議な形をした小瓶がのっている。
「なんでぇ!?、どうなってるの!?」
 加奈は相楽の手と顔を交互に見ながら、大きな瞳を白黒させている。
「ふふん」口端をわずかに吊り上げ、相楽は得意げに鼻を鳴らすと、そのなにやら妖しい風情の小瓶の蓋を、恭しい手つきで開ける。

「加奈さん、これ、ちょっと嗅いでみて」
「なんなの?」
「不思議な気持ちになれる不思議な液体。麻薬とか、媚薬とか、そんな変なもんやないよ。エッセンシャルオイルみたいなもんやから心配ない」
「いやん、怖い・・・」
「心配ないっていうてるやん、ほんなら俺が先に」
 相楽は小瓶の口に鼻を近づけ、ニ、三度、首を横に振る。
「うん、いい香り。ほら、加奈さんもやってみて」
 相楽に促され、加奈は、おずおずと小瓶の口に顔を近づけていく。
「ほんとだぁ、不思議な香り・・・。でも、とってもいい香り」
「ほらな」
「こんな香り初めて・・・」

 こんなものを嗅がされて、大丈夫なのか。
 結局、普通のやり方では加奈は落せないので、薬物に頼ったのではないのか。もしそうなら、これは由々しき事態だ。単に、浮気とか寝取られとか、そうした問題ではなくなってくる。

「じゃあ今度は、目を瞑って深呼吸するようにやってみて。もっともっと不思議な気持ちになれる」
「大丈夫?そのまま気を失っちゃうなんてことない?」
「もう、疑り深いなあ。じゃあ、一緒にやろ」
 相楽は小瓶の口に鼻を近づけた。続いて加奈が近づいていく。
 画面いっぱいに二人の顔が映し出されている。鼻の先が触れ合うほどの近距離だ。
「さあ、目を瞑って」
 ささやくような相楽の言葉に、加奈はゆっくりと目を閉じた。その直後だった。

”あっ!”

 相楽の唇が、加奈の唇に重ねられた−−−

 一瞬の出来事だった。
 唇と唇が触れるか触れないかくらいの、軽いキス・・・
 それでも、これまで執拗に繰り返されてきた戯れ事とは桁違いの衝撃である。
 目が眩みそうになる・・・
 呼吸が苦しくなる・・・
 加奈の、妻の唇に、私以外の男の唇が重ねられた・・・
 身体の力が抜けていく・・・
 しかし、キスそのものよりも、さらに私の心に強い衝撃を持たらしたものがある。

 それはキスのあとの加奈の表情だった−−−。

 十四年前のファーストキッス。
 あのときと同じ表情をしているのだ。

 どうしてこの表情なのか。これは心の中に大切にしまいこんでいる私の一番の宝物なのに・・・。
 どうせなら、もっと淫らな顔をしてくれればいいではないか。待ってましたと、娼婦も顔負けの淫乱さを剥きだしにして、男の顔を射抜くように見つめればいいではないか。

 ”なんで・・・”

 初めて見た加奈はそれはそれは光り輝いていた。バイト先のファーストフード店に加奈が面接に訪れたとき、けっして大げさではなく、天使が舞い降りてきた、そう思った。
 それから三ヶ月。やっとの思いでこぎつけた初デート。ファーストキスを今日きめるべきか、次回に持ち越すべきか、激しい逡巡ののち、結局なにも出来なかった。二度目、三度目も同じだった。それほどに私は加奈を大切に思っていた。十八歳の加奈の唇は、私にとって聖なる場所だった。
 そして、四度目のデート。帰り道に立ち寄った公園。付かず離れず、微妙な距離で腰掛けたベンチ。
「ねえ!見て!、虹よ!虹が出てる!」
 そう言って、虹の方向を指でさし示したまま振り返った加奈に、小さな小さな口づけをした。
 そのときの加奈の表情。私はそれを生涯忘れることはない。
 驚きと戸惑いと恥ずかしさと喜びと、そしてここから何かが動き出す期待と・・・。いろんな思いが絵の具のように混ざり合って、加奈の小さな顔を染めあげた。彼方の虹がティアラのように加奈の頭を飾っていた。
 今、同じ表情をした加奈が、パソコンの画面の中にいる。そしてその視線の先には、私ではない、見知らぬ男の顔がある。

「さっきの窓越しのキス、めちゃくちゃ興奮した。嫉妬した」
 そう低く呟いて、相楽は加奈の顎先を摘まむ。加奈の濡れた唇が僅かに開いている。怯えるでもなく、照れるでもなく、そして淫らでもなく。すべてのしがらみから解き放たれた素のままの加奈がいる。さっきの軽いキスは、加奈の心を頑なに守っていた最後の壁をきれいに取り払ってしまったようだ。
 ここまでの男たちの手管で、ついに加奈の心が”素っ裸”にされてしまった。

「でも、あれはあくまでガラス越し。本物のキスは・・・」
 直後、相楽の首が僅かに傾いたかと思うと、一直線に加奈の唇めがけて動き出した。
「あ・・・ダメ・・・」
 加奈の唇からは弱々しい否定の言葉が漏れ出るものの、決して顔をそむけようとはしない。視線は、相楽の唇の一点に集中している。
 
 ”おい、やめろ・・・”
 
 そう心の中で叫んだ直後、私の気持ちを弄ぶように、接合の僅か数センチのところで、ふいに相楽の動きが止まる。

「・・・俺がもらう」

 そうひとこと吐息のように囁いたあと、二人の唇が結ばれた。深々と・・・。

 接合の刹那、すべてを観念した様に加奈は見開いていた瞳を静かに閉じた。
 私への操という、ともし火が消え失せた瞬間だった−−−

胎動の夏20
道明 9/8(水) 19:10:43 No.20100908191043 削除

 「奥様、お待たせしました・・今夜は、特製オイルを使用し最新のリンパマッサージを施します
  まずは、精神と肉体のリラックスを促進させる効用のあるドリンクを召し上がってください」

 「ありがとう・・・それで、特別講師の先生はどちらに?」

 「今、先生は別室でもう一方のお客様の施術中でございまして、今から約20分間は私が事前のマッサージをさせていただきます
  それでは、早速・・・」

アシスタントの女性が朱美のバスローブを開いていく
手のひらを上に向け、両手を下に伸ばし目を閉じる朱美
室内にはBGMが流れている


 「奥様、素敵!・・なんとも、瑞々しいお身体を保たれていらっしゃる・・羨ましいですわ
  では、特製オイルをお塗りしますね
  このオイルは肌に染み込んで、血液の循環を促進するだけでなく、女性の性感を高める効果もあって・・・」

 「あっ!?」

 「失礼・・驚かれましたか?・・乳房全体に塗り込み、乳首にも摺りこむように指示されておりまして」

 「こんなこと、初めてで・・・うっっ、あぁ」


アシスタントは手を休めることなく、二つの乳首を転がすように指先でオイルを塗していく
朱美の肉体は先程から発汗作用が始まり、乳首を摘まれるとジーンとした痺れが背筋に走り
思わず顎を伸ばしたのだ


 「奥様、次は下半身に移らせて頂きますが、女性器にも塗るよう指示されておりまして
  水着を少しお下げ致しますね、緊張なさらずに・・・まぁ、お上品で見事な毛並みですこと
  それに、この腰周りの肉付きと肌の艶、四十そこそこのお身体ですわ」

 「あっっん、うっっ」


朱美を褒めちぎり、たっぷりと陰核にオイルを塗りつける
どういう訳か、朱美は言葉がでにくくなった
先程飲んだドリンクの効用か、それとも特製オイルの影響か
痺れが全身に広がり、それが次第に快感へと変化していく


 「あら?・・・奥様、少しお汁が染み出していらっしゃる・・・でも、大丈夫ですよ
  今夜の先生は男性ですが、女性の身体や性感は勿論のこと生理も知り尽くされています
  恥ずかしがる必要はありません、心を開いてリラックス、そうリラックス・・・それがエステの真髄です」

 「あっ、あん、あーん」

 「随分と良くなってきました、先生がお越しになるまでには、まだ少しお時間がありますね
  今しばらく、私の手淫でご辛抱ください・・・・少し、指を膣の中に入れてみますね」



『クチュ、クチュ』という音が、朱美の耳にも聞こえてくる
自身の肉体から発する淫音
イヤイヤと首を振り、『止めて』と言おうとしても声がでない
奥から、奥から、痺れるような快感が込み上げてくる・・もう、山頂のすぐそこまで朱美は上り詰めている


 「まあ、奥様、私の手淫をお気に召されたのかしら?・・私の指を締め付け、こんなに収縮を繰り返しています
  しかたないですね・・・これも、当店のルールなのですが、男性講師による施術の場合、お客様と講師との過ちを防止する意味で
  お客様がこのように発情されている場合は、中途半端な状態にしないようアシスタントがお手伝いしております
  さあ、奥様、思いっきり、気を遣ってしまいましょう・・・時間がありません、さぁ、さぁ・・・どうぞ」

 「い、いい・・うっ、あっ」

 「そう・・それじゃ奥様・・心の中で『逝く』と叫んでみましょう・・・さあ、『逝く』と」


朱美は言われるまま、心の中で叫ぶ

 (もう、もう・・だめ、だめ・・・逝く、逝く・・・・)


その時、30代の白衣を着た男性が入室して来る
その男の前で、朱美は絶頂を迎えた
アシスタントの女性の手淫がここぞと激しく膣道を掻き回す
・・・・そして、淫穴からは止め処なく淫汁が飛沫となって飛び散り、朱美は恥ずかしい女の叫びをあげた


 「逝く・・逝く・・・・だめ、嫌・・」

序破急 - 序の5 営み
中務 9/5(日) 17:24:38 No.20100905172438 削除
柚布子はベッドに仰向けに寝ると、脚を開いて目を閉じた。 ベッドの揺れが開いた脚の間に誰かが進んでくるのを知らせている。 柚布子は「あ〜ん」と淫らな吐息を漏らしてその者に全ての自由を捧げる合図を送っているように見えた。

英生は柚布子の股間に腰を進めると男根を片手で握りその男根で柚布子の小陰唇を僅かに割り上下させた。
「あ、あ〜ん」
柚布子の声が漏れる。英夫には薄いゴムを隔てても充分濡れているのが分かった。 英夫は男根のカリで柚布子の陰核を擦った。
「あ、いや〜」
柚布子は腰をくねらせて挿入を催促しているようだった。 英夫は亀頭を小陰唇を割って膣口に押し入れた。
「あ、あ〜ん」
柚布子の声は更に淫らさを増してきた。 英夫は亀頭がすっぽり隠れるくらいのところで止めると、そこで小さいストロークで擦り始めた。
「あ、あ、うん」
柚布子は喘ぎながら上体を少し起して手を延ばして英夫の腰を掴みにきた。 それは焦らさないで一気に奥まで入れて欲しいという合図なのだ。 英夫はその手を取ると、互いの掌を合わせて指を交互に交差させるように手をつないで、腰をゆっくり押し進めた。
「あん、あ、あ〜」
由布子は背中を浮かせるように仰け反って英夫の男根を膣全体で感じていた。 英夫は柚布子に覆いかぶさると激しく舌を絡めた。

英夫は柚布子の尻を少し持ち上げるようにしてさらに密着度を上げると、亀頭の先が子宮口へ触れた。 その瞬間、柚布子の腰が引けた。 「まだ、早かったか」英夫はそう思いゆっくり腰を動かし始めた。 子供を産んでいない柚布子の子宮口はそれほど開発されていなかった。 むやみに触ると快感より痛みを感じた。 挿入初期段階で、その痛みが子宮全体を支配する快感になるほど経験はなかった。 英夫も痛がるものを無理やり感化させることはしていなかった。 挿入を続けて柚布子が高まって、逝くようになると痛みが和らぐのであった。 この開発の遅れが、いつか夫婦の危機になるとは思ってもいなかった。 結婚して5年も経つのに自らの男根で子宮口の快感を憶えさせなかったのが英夫の最大の落ち度であった。

柚布子は膣の中に挿入されたものの律動に合わせて喘ぎ声を上げていた。 前戯の時は瞼の重盛に高まっていたが今は英夫を完全に重盛に置き換えて喘いでいた。
「あん、重盛さん」「あ、来て」「重盛さん」言葉では単一の言葉を発しているが脳ではそのように叫んでいた。 そうすることにより一層高まるのを既に前戯の時に知っていた。
柚布子は喘ぎの中で違う男と契っていた。 やがて、下腹部に麻痺するような熱さがやってくるのを感じていた。

英夫は柚布子を突きながら覆いかぶさり柚布子の表情を魅入っていた。 「こんなに艶っぽいのは初めてだ」そう思いながら、唇が喘ぎの合間に違う動きをしているのに気が付いた。
「シ」「ゲ」「モ」確かにそのように動いたと思った。 英夫の中にムラムラと嫉妬心が湧き、いつもより高まってきたのを感じて、息が荒くなった。

「柚布子は重盛に抱かれたのか、抱かれているのか」そう思うと喘いでいる柚布子が重盛に抱かれている柚布子に見えて来た。
「柚布子、あー」
英夫は膣を突きながら両手で胸を荒々しく揉みしだいた。
「あ、あーん」
重盛に胸を揉みしだかれた由布子は悲鳴を上げた。 と英夫は錯覚すると肛門から内股にかけて自立神経が高まってきているのを感じた。
「あ、あ、柚布子、逝く」
「う〜ん、いくぅ、逝って〜」
同じ幅のストロークなのに時たま子宮口に当たるようになり、その瞬間柚布子が眉をしかめた。 英夫は子宮が下がって来たのを感じていた。
「柚布子、あっ、あっ」
「あ、あ〜ん、あなた〜」
柚布子は背中を浮かせ仰け反り、膣の中で英夫の男根が脈打つように動いているのを感じていた。 背中をベッドに落とすと呼吸の度に胸が上下し生き物のように乳房が揺れていた。 その乳房を英夫は揉み両方の乳首を交互に吸った。 そしてそのまま柚布子の上に覆いかぶさった。 すると柚布子は英夫の背中に腕を回し、互いに余韻を楽しむように暫く動かなかった。

胎動の夏19
道明 9/4(土) 22:13:39 No.20100904221339 削除
新藤と政権党の首領との会談は1時間を越えた
そして、お開きの時に首領が新藤に耳打ちをした


 「新藤君、いいかね・・・用心怠り無く、足元を固めよ・・これが、この世界の鉄則だ
  今の政治家に気骨などとても期待できない、ハトの集団なんだ・・だからこそ、新しい人物に夢を託す
  僕は・・・・・・今度が最後の戦いだ、次は君らの時代・・チャレンジしたまえ、新藤君、今を生きろ!」


笑いながら片手を挙げ、優子を伴って退席してゆく旧時代の猛者
それを最敬礼で見送る新藤と美樹

 
 「ほら見なさい・・あの女を信用するのは早いと・・もう、知事ったら甘いんだから」

 「そう言いなさんな・・・しかし、彼女は習得が早過ぎる・・あれじゃ、本当の良さが理解できん!」

 「まぁぁ、この人ったら・・・暢気なことを」


首都の一等地の高級マンション
窓からの眺めは最高だ
肩を寄せ合い、二人はワインを飲む
歳の差が二回りもあるというのに、息があっている


 「さて・・どうするの竜馬さん?」

 「さあ・・な、周囲は走り出しているし、ヒントも頂いた・・まずは、ウェイトトレーニングか」


話しながら新藤の手が美樹の乳房に向かう
同時に美樹の手が新藤の股間に添えられる、まさに今を生きる一心同体の同志だ


 「ねぇ・・私を知事室に戻して」

 「そうだな・・優子君があの様子じゃ、美樹を戻してアドバイスどおりに足元を固めるか」


 「素直なんだ、知事・・・それがあなたの最大の武器、川の流れに逆らわずに船を漕ぐ」

 「そうじゃない・・美樹が側にいないと淋しいんだ」

 「まぁ、私ですら、ほろっときちゃう・・・誰も、知事のこの真似はできないわ・・・・・ふふふふ」


首都の夜を満喫しようと、二人の会話は途切れない



その頃大阪では、新藤の妻の朱美が時間外のエステに向かっていた
いつもは、日中の午後に予約を入れているのだが、今夜は店の方から特別講師によるマッサージを体験して欲しいとの連絡があった
店としても、朱美のような上得意のお客には特別のサービスを実施するのだという


 「お待ちしておりました、新藤様・・・今夜は特別講師による最新のマッサージ体験を受けていただきます」

 「ありがとう」


 「少しお時間がかかるのですが、お家の方は大丈夫ですか?」

 「ええ、大丈夫です・・・主人は出張ですし、娘も旅行中で」


 「畏まりました、それでは特別ルームにご案内致します」

 「お願いします」

品の良い女性だ、昼間のパートの受付女性と異なり、朱美は少し緊張した
特別ルームに案内され、普段と違う薄手のビキニの水着に着替えるように言われ、戸惑いながらも着替えをしてゆく

胎動の夏18
道明 9/3(金) 22:21:48 No.20100903222148 削除
 「初めてお目にかかります・・・・新藤です、今夜はお忙しい中お時間を頂きまして」


眼光は鋭く、一見堅物に見える政権党の第1人者の前で、挨拶をする新藤
新藤の後ろには美樹が控え、優子がお酌をしている



 「新藤君か・・久しぶりだね、先の知事選の演説会場、君の演説を今もよく覚えているよ」

 「あの場にいらしたのですか?」


 「いたよ・・・隣にいる優子君もよく頑張ったが、君の印象が強烈に残っている」

 「有難うございます」


 「その君が激戦の選挙戦を勝ち抜きながら、優子君を後継に指名したいと言い出したのには
  流石に、私も驚いた・・・勿論何か、考えがあってのことだろうが」

 「そんなとんでもない・・・私は身の程を弁えているつもりです
  ただ、計らずもこの政治の世界に関わったのも何かのご縁
  先生のようにこの国の現状を憂い、この国のために一身を投げ打つ大政治家に一度お目にかかりたいとの思いが募りまして」


 「初めて言葉を交わすというのに、昔からの仲間の雰囲気にさせる・・・
  優子君の好敵手はやはり魅力がある、新藤君!国に出てこないか?僕と一緒にやらないか?
  君がこちらに来れば、君の県はわが党の完封勝利だ・・・優子君もそう思うだろう?」

 「そうですね、ごく親しい人の雰囲気を漂わせ、安心して誰でもが近づいていく
  気取ることもなくごく自然・・・地元で強力な支持基盤を築き、加えて個人的な人気もあります
  でも・・・・用心しないと、このお方は切れすぎる名刀『もろ刃の剣』になる危険性もあります」



 (矢張り・・優子を信用するのは早すぎた)・・・・美樹の矢のような視線が優子を射る


 「なに?それはどういう意味かね?彼は信用できないと言うのかね」

 「言い難いことですが、普段のこの人は確かに紳士ですが・・・・
  欲しい女は手篭めにしても手に入れるお方、いずれ本性が世間に知れ渡る、女性のためにも引退なさるのがベスト
  ・・・・危うく、私もその毒牙にかかるところでした」


 「ほうぅ・・新藤君、この優子君を襲ったのかね?」

 「先生、今のは戯言、冗談ですよ・・・私が優子君を襲うなどと・・・優子君、少し酔ったんじゃないのか?」


 「まあ,慌てて面白い、私は兎も角・・・後ろに控える秘書さんは、自ら進んでとっくの昔にできてるんでしょうね?」

 「まあ、この席で何ということを!・・いくらなんでも失礼なお話、副知事の見識と品格が問われますよ!」



とうとう、美樹が業を煮やした
このままでは、これまでの努力が水泡に帰す


 「知事、目の前におられる方は、今も、今後もこの国を引っ張っていかれるお方・・・
  如何でしょう、このお方を全力で支援したいと思われた動機を私にもお話しいただけませんか?」

 「若さだなぁ、こちらのお嬢さんも活きがいい・・・僕もそれを知りたい、言ってくれないか新藤君」


 「困りましたね、ここでそんな振りが来るとは・・・・・では、凡人の考えとご容赦頂いて
  我が国は、先達たちが血と汗を流し、先の大戦の苦しみを乗り越え、世界で渡り合える国家にまでにしてくれました
  なのに、その財産の上に胡坐をかき、口先だけの政治家、利己主義にはしる官僚、自分本位で退廃した国民・・・・
  無秩序、無気力、混沌が支配する今の社会、こんな国にした現代人に先祖は泣いています」

 「なら・・・どうする?」


 「壊すしかない・・・もう一度、ゼロからやり直すしかない、腐った国の根本を洗濯するしかない」

 「坂本竜馬だな、新藤君・・・わははっ」





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