BBS2 2010/01〜2010/02 過去ログ



団地ー3
妄人 2/27(土) 12:46:19 No.20100227124619 削除
円卓を囲んで宴会は続く。
加代子のサービスに男4人のテンションは上がり、さらに酒が進む。
アルコールはつらい時や悲しい時もいい仕事をするが、楽しい時や
ハメを外したい時はさらにいい仕事をする。
4人はチラチラと加代子を目で犯しながら仕事の話や夫の話を
繰り返す。加代子のご機嫌を取るためかそれぞれが褒める。

加代子も完全に気を許していた。

席を立って4人にお酌をして回る。
彼らの横に座りビールや焼酎を勧める。

一番離れていた秋山の横でビールをコップに注ぐ。

秋山の手はそっと加代子の尻に触れた。
しばらく膝を着いた状態で秋山と会話を交わす。
その間秋山の手は尻から太ももを撫で回す。
隣で見ていた山下の手も腰の辺りを彷徨う。

吉野の横で焼酎を造る。
吉野の手が太ももの上を繰り返しすべる。
坂本の視線が加代子を捕らえて離さない。

坂本と吉野に挟まれる形で坂本の焼酎を造りはじめた。
坂本が加代子のグラスを取り目の前に置いた。
改めて乾杯をしてその場が加代子の席になった。
会話の中心は加代子のスタイルとエロ話で盛り上がる。

「いやでもほんとスタイルいいですよね」
「スレンダーなのに結構胸とかありそうだし」
「宮崎課長がうらやましいですよ」
「こんな綺麗な奥さんで」
「何カップあるんですか加代子さん」
「多分Cはあるでしょ」「いやDだろ」

秋山と山下は加代子の胸をじっくり見つめた。
薄手のニットの上からでもしっかりと膨らみが分かる。

「やっぱD!」「そうだなDはありそうだ」
2人の意見が一致した。

「え〜そんなにないよ」「ご想像におまかせします」
ニコニコと加代子が応える。

「触れば分かるんだけどな〜」
「絶対Dはあると思うんだけど」
「触ってみる?」
加代子が悪戯っぽくノーブラの胸を突き出す。
太ももを触っていた吉野と坂本の手が止まる。
ほんの20〜30cmの所にある胸に視線が止まる。

「わかったわかった秋山」「俺が確認してやるよ」
「え?」「ちょっと坂本さん冗談よ」
笑いながら加代子が距離を置く。

「いやいやちょっと触るだけだから」
坂本の行動は素早い、加代子の背中に手を回しそれ以上逃げられない様捕らえ、右手は加代子の胸へ伸びた。

今までソフトタッチしか出来なかった乳房の感触が伝わる。
残りの3人が新たな展開に動きを止める。

「ちょっと坂本さん・・・・」「ちょっとダメだって」

軽く触るはずが坂本は加代子の胸をしっかりと揉んでいた。
グラスを持っている加代子の腕が坂本の背中の上で彷徨う。

「おぉ、これはDはあるぞ」「しかも形も良さそうだ」
「お前らも確認しろ」
「え?ちょっとまって」

横山の手が余っている乳房を掴んだ。

「ちょっとこぼれる」「ビールがこぼれる」

秋山が素早く動いて加代子の手からグラスを受け取った。
すでに坂本の手は加代子のニットの中に潜り込み生で乳房を
掴んでいた。
捲くれあがったニットから乳房が殆ど露になっている。
横山も同様に加代子の中に手を滑り込ませたて上着を捲り上げる。

「ちょっとやめてストップストップ」
殆ど上半身はむき出しの加代子。

横山が乳首に吸い付いた。
「!」「ダメっだって」

坂本が加代子の口を自分の口で塞いだ。

むぐ〜ぐぅむ

山下と秋山が参加したそうに場所を探す。
ジタバタとする加代子の体が次第に大人しくなる。
坂本は胸を揉むのをやめショートパンツに手を掛けた。
加代子がまた抵抗し始めるが、足が動かない。
秋山と山下がしっかりと押さえていた。
ボタンを外しジッパーを降ろす。
後は足元2人の仕事、ずるずると足首までショートパンツを下げる。薄い毛と加代子の膣が露になった。
腰をくねらせ抵抗する姿がよけいに卑猥に映る。
足首から外れたショートパンツが放り投げられた。
上着を脱がすために坂本が唇を離す。
ハアハアと荒い息の加代子の頭からスルリとニットを剥ぎ取る。
全裸の加代子が出来上がった。

団地-2
妄人 2/16(火) 23:59:07 No.20100216235907 削除
部屋に上がりこんだ私は何時も加代子が犯されているソファー
に座った。
一度加代子に発射したせいか、落ち着いている。
先程迄の突き上げる様な欲望は治まり、加代子の反応を
伺っている状態。
自分の部屋なのに居場所を探す様に加代子は突っ立て居る。

・・・・

しばらく沈黙が流れた後加代子が口を開いた。
「あの、どうしたらいいですか」
「・・・・」
「何をですか?」
「いえ、あのこれから」
「あぁ、どうしましょうか」

SEXの後の虚脱感からか思考力が少し鈍っている。

「とりあえずシャワーでも浴びて来たら」
「それと、何か飲み物ある?」
「あ、はい」「お茶かビールなら」
「じゃぁビールで」

加代子は台所に行きビールを私の前に置いて、シャワーを浴びに
行った。
シャワーの音を聞きながらビールに口を付けた。

陵辱された後にもかかわらず加代子は落ち着いている。
何時も覗いていた光景のせいなのか、慣れてしまっているのか。

シャワーの音が止まった。
加代子はバスタオルを体に巻き、髪を束ねながら私の前に現れた。
そのあまりにも自然な態度に、まるで彼女か妻の様な錯覚を一瞬覚えた。
佳代子は冷蔵庫からお茶を出し少しづつ飲みながら私の様子を
伺う。

「加代子さん」

加代子が私の顔をしっかりと見据えた。
セクシーな姿と大きな目で見つめられる。
ドキッとするほどいい女だ、この女を自由に出来るのか・・・・
もっと早く行動に移せば良かった。
しばらく眺めた後気なっている事を口に出した。

「何時もあなたの部屋に来る男達は誰なんですか」
「しょっちゅう来てるみたいだけど」
「旦那とかにばれないの?」

旦那にばれるのは私も困るので大事な所だ。
お茶を飲み干しテーブルの椅子に腰掛けた加代子。
その拍子にバスタオルがはずれ胸が露になった。
慌てて直す加代子、引っ張り上げ過ぎて今度は薄い毛が私の目に
飛び込んできた。

何とか整えた加代子が改めて椅子に座る。
私の場所からは短か過ぎるバスタオルの裾から加代子の女の部分が
はっきりと見えている。
私の性癖が騒ぐ・・・・

「主人は入院してます・・」

加代子の言葉で我に返った。

「交通事故で全治3ヶ月で」
「あぁそうなんだ」「それは大変だね」
「えぇ」
「何時から入院してるんだ」
「もう1ヶ月程」

初めて輪姦シーンを目撃して10日程経つ。
旦那が入院してからそんなに日にちは経ってない。
まぁ後2ヶ月位はこの女使えるって事だな。
それまでたっぷりと楽しませてもらえばいい。

「で、彼らは何者?」

やばい相手だったらこっちもそれなりの用心をして掛からなければ
ならない面倒はごめんだ。
今日限りって事もある。

「夫の同僚や部下達です」
「!」
「・・・・」
「なんで?あんな事に」

自分も犯しといておかしな質問だが聞かずにはいられない。

加代子の説明によると、元々加代子の夫は同僚や部下を
家に呼んで飲むのが好きな男で、彼らも何度もここに招かれて
いたらしい。
加代子も彼らも夫を中心にいい関係を築いていた。
だだ・・・・
夫は少し過剰な程加代子を自慢していた。

そんな夫が少しづつエスカレートしていき、彼らが来る時に
わざと体の線が際立つ様な服や、ミニスカートを履かせたり
夏場はキャミソール1枚。

入院する前はタンクトップの下はノーブラでショートパンツ
の下はノーパンが当たり前になっていた。
視姦されながら彼らと接する。
料理を取るとき、冷蔵庫に立つ時などは視線が絡みついてくる。
程よくお酒が入り理性が緩んで来ると露骨になっていく。
夫の目を盗みそっと尻や胸にタッチする。
それに気づかない振りをするのが暗黙のルールになっていた。

そのサービスのお陰か、彼らは夫が入院してもよくしてくれた。
毎日お見舞いに来てくれたり、買い物なども手伝ってくれた。

夫の急な入院で動転していた加代子にとっては有難い事だった。
一週間程して落ち着きを取り戻した加代子は、夫の同僚の坂本に
電話でお礼を伝えた。
その時に坂本から提案があった。

何時もお世話になってたから何とか加代子さんを元気付けたい
と皆で相談していたらしい。
その時は気を使わないでくださいと電話を切っていた。

その翌日坂本から連絡が入った。
食材を買い込んで部下の吉野とすぐそこまで来ているとの事。
加代子が部屋に居るのを確認すると彼らは5分もしないうちに
玄関に到着していた。
断る理由もないので部屋に上げた。

坂本と吉野は早速鍋の用意に取り掛かった。
加代子にビールを飲みながら座ってる様にと告げ男2人で料理を始めた。
部屋に顔見知りがいる安心感とお酒と鍋。
気づかない内に張り詰めていた緊張が加代子から抜けていく。

とくに坂本はしゃべりが上手く加代子を退屈させない。
食事が始まり1時間程した頃坂本の携帯が鳴った。
坂本が加代子の部屋で吉野と一緒に飲んでる事を伝えた。

30分後何時ものメンバーが揃った。
夫を除いて・・・・

男4人と加代子の鍋パーティーがつづく。
酒の勢いもあって会話も次第に露骨になっていく。
男達は全員上着を脱ぎYシャツのボタンを外し、ベルトも緩めて
いた。鍋の熱気と酒のせいで・・・・

一番若い秋山が真っ先に不満を漏らした。
トレーナーにジーンズの加代子の服装に不満があったらしい。

「今日は何時もの格好じゃないんですね」
「バカ、お前今日はちがうだろそりゃ」
坂本が遮る。

「結構俺楽しみにしてたんですよ」「あれほら、ショートパンツ」
「あれ、すげーいいんですよね」「加代子さん足細いし」
「おいおい、酔っ払いすぎだぞ秋山」
「すんません」「でもな〜」
名残惜しい秋山。

部屋の中は少し暑く感じる程熱気に包まれていた。
酔いのせいもあるのか加代子も体が火照っていた。
坂本が秋山に軽い説教をしている。
吉野がなだめる、秋山と一緒に来た山下が加代子に微笑んだ。

「トイレ!」っと笑いながら加代子が席を立つ。
「いってら〜」
全員で見送る。

夫が居なくても普段と変わらない。
加代子の理性も緩んでいた。

トイレの水を流す音が終わっても加代子が戻ってこない。

「大丈夫?」坂本が声を掛ける。
「大丈夫よ」すぐ行くから。

妙な安心感が警戒心よりも勝っていた。
気づかない内に夫によって育てられた性癖・・・・
視姦されるのが嫌いではなくなっていた。

酒宴の席に戻ってきた加代子は、タンクトップではなかったが
男達の目を釘付けにした。

胸元の大きく開いた目の大きいニットの半袖とショートパンツ
で戻ってきた。

秋山が叫ぶ。

「やっほい!」

全員生唾と一緒に手元にあった酒を一気に飲み干した。
ニットの目の隙間から生身が透けて見える。

下には何も着けてない。

加代子がビールを取りに冷蔵庫に向かう。
見せ付ける様に腰をかがめ尻を突き出す。
小さめのショートパンツから尻の肉がはみ出る。
男達は理解した、下着も着けてない。
好きなだけ視姦出来る。

鍋の前に戻った加代子が乾杯の音頭をとった。

「かんぱーい」
「か、かんぱーい」
「秋山君の期待に応えて」「かんぱーい」
「加代子さん最高ぅス!」
「良かったな〜秋山」
「はい!」「最高っす」
「さぁまだまだ飲むぞ〜」
照れ隠しなのか加代子が笑いながら叫んだ。

知られたくない遊び32
道明 2/16(火) 18:18:46 No.20100216181846 削除
 飛松が手酌の酒をぐっと飲み干す
 その視線の先には、羞恥に震える理絵の乳房が波を打つ
 
「あっっ・・オーナー、そんな・・・あぁぁぁ」


(さて・・そろそろ、私も腰を上げるとするか・・・・)


 
 理絵は顎を突き出し、顔を左右に振る
 岩井は理絵のパンティを片方の足から剥がしたところで、顔を女陰に押し付け
 蒲団に潜り、息の上っているにも関わらず、丹念に女陰を舐めだした
 愛情は無くても熟れた女の生理ははたらく
 理絵の女陰からは、既に芳しい香りが漂い始めていた


「嫌・・・・もう、もう・・・そんなに・・・やめて」

「何を止めるのかな?・・・理絵奥様」


 目を瞑り悶えていた理絵の枕元に、いつの間にか盃を手にした飛松が腰を降ろしている
 理絵は慌てて露わになった両の乳房を手で覆い隠そうとする



「私に見られるのがそんなに恥ずかしいのかい?・・・・理絵さん
 忘れちゃたのかなぁ・・・
 私にあなたが逝くところを見せる約束だろ?岩井さんが射精しなくちゃお仕舞いにならないんだよ
 このままじゃ朝まで続くんだよ、このエロショーは!
 それの方が辛いだろう?どうだい・・・私が手助けしてやろうか」



 言い終わらぬ内に、飛松は理絵を抱え起こすと背後から揺れる乳房をおもいっきり握り潰す

「あぁぁぁ痛い・・・やめて!・・・助けて、オーナー」


 理絵の悲鳴に岩井が蒲団を跳ね除け、顔を出す
 その口元は女の蜜汁で光っている
 理絵は浴衣が肌蹴て漆黒の絹草までも飛松に晒され、岩井によって剥ぎ取られたパンティが片足の脛に引っ掛かっていた


「イヨッ・・・理絵さん、いい姿だ、艶っぽいねぇ・・・・流石、岩井さん、業師だねぇ
 目を楽しませてくれる、じゃ・・そろそろ、ドッキングを見せてもらおうか」

「そんな・・・嫌です」

「嫌?・・・・どうする岩井さん、この期に及んで・・・理絵さん、嫌だって言ってるぞ」



 岩井は飛松を押し退け、興奮状態の怒張を隠しもせず理絵に語りかける


「理絵さん、此処までしてやめてしまっては元も子もない・・・・辛抱だ、今は堪えるんだ」

「でも・・・・いくらなんでも、こんな近くでなんて・・・とても恥ずかしくて」

「ふん!・・・矢張り無理なんだ・・・所詮、あんた方とそこの沙世君とは全くの他人
 見せかけの正義感なんて所詮そんなもんだ・・・ははん・・・
 じゃ、こちらは予定通り沙世君とおっぱじめるぞ・・さぁ、帰った帰った」




 理絵は隣で寝ている沙世を見つめ、顔には諦めの表情が浮かぶ


「・・・・お酒を・・・お酒を・・・飲ましてください」

「ほぅぅ・・・・
 じゃ、気の変わらぬ内に・・この沙世君のために用意した、高級な媚薬入りのお酒を飲むといい
 色男の岩井さん、さぁ・・・・口移しで飲ませてあげなよ・・・・ふふふははは」



 岩井は我が意を得たりと、理絵を抱きしめ酒を含ませる
 どうにでもなれと理絵は自分を愛撫する男に身をまかせてゆく・・・・

 暫くして、室内が淫気で充満する
 最初は見ているだけの飛松だったが、矢張り我慢ができない
 理絵が羞恥にまみれ、岩井の手管で絶頂を迎えたところから同衾となった



「さあ、理絵・・・咥えるんだ、噛むんじゃないぞ
 久しぶりの男の精だ・・・・前と後から同時に送り込んでやる」


 そう言うと飛松が理絵の乳房を握りつぶしながら、口内に押し込んでいく
 その対面では、岩井が理絵の腰を抱え込み剛直を打ち込み続けていた

揺れる胸 第二部 10
晦冥 2/15(月) 15:01:02 No.20100215150102 削除
「ん・・っ」
どれくらい気を失っていただろう。1時間?30分? いや、ひょっとすれば1分程度の短い時間だったのかもしれない。
雪絵はヒップを高く上げ、両膝と頬で自重を支えている重みのかすかな痛みに目を覚ました。
「・・っ!」
わかってはいた。夢だと思っていたわけではない。
雪絵は自分の今の姿を一瞬で理解すると、豊満な胸を両手で覆い隠し後ろ振り返る。
自分が気を失った間、男達はどんな顔でその姿を眺めていたのだろう?
そう思っていたが、雪絵のそんな想像は良い意味で覆された。
「いない・・・・」

どうやら気を失っていた時間は1分や2分という短い時間ではなかったようだ。
雪絵は周囲を確認するようにゆっくり立ち上がると、胸と股間を手で隠すように歩き出す。
誰も居ない。そうは言っても、まだ居るかもしれないと思えば羞恥心のある女にとって自然な立ち姿だろう。

先ほどまで男達が座っていたソファーの周りには飲み終わったビールの空き缶が散乱している。
足元を見れば、強要されたストリップの残骸とも言うべき自分の服も目に入ってきた。
「今だったら服着れるかも」
そんな考えもあった雪絵は、手で胸を隠し、両膝をそろえるように少し横向きでしゃがみこんで下着に手を伸ばした。
「あっ・・」
微かに指先で感じた冷たい感触。
「そんなまさか・・そんなはずないよね・・・」
冷たい感触。その感触は雪絵にある想像をさせる。
もちろんその想像は間違いであって欲しいとも思った。
しかし、いくら願ったところで結果が変わるわけでもない。
恐る恐る・・・そんな言葉が似合うような手つきで雪絵は自分のパンティを広げていく。
「ちっ・・違うっっ」
それを見た瞬間、雪絵を自分のパンティを掴みまるで汚いものを見たかのようにそれをソファーに向かって投げつけた。
ふわりと飛んだそれは、転がっていた空き缶に被さり、まるで雪絵をあざ笑うかのように汚したそこをしっかりと向ける格好になってしまう。

べっとりと染み込んだ液体。
いや、どろどろとしたようにも見えるそれは、半液体とでも言うのだろうか。
いつから・・・?
そんなことは考えたくなかった。
それでも雪絵のそんな意思とは関係なく、考えは巡ってしまう。

岩本や神田に口を犯されて・・・?
ストリップの強要・・・?
惨めな言葉を投げつけられたせい・・・?
すでにここに来ると決めた時から・・・?

どれを考えても、どこからであろうとも、雪絵に惨めな感情を覚えさせることには違いなかった。
どこであろうとも、他人から見れば「変態」の言葉で片付けられてしまうきっかけしかない。
「違う。そんなんじゃない・・」
大きく頭を横に振る雪絵。
その姿は、心の奥底から顔を出そうとするもう1人の自分を消し去ろうとしてきたいつもの雪絵の姿そのものだとは、雪絵自身わかっていないことだった。


「ただいま」
大事な商談を終えて帰宅した夫は、子供しか居ない自宅にそんなことばをかけて入っていく。
「おかえり。お母さんは?」
「今日はお友達のところに行くっていったじゃないか」
「えぇ〜。ご飯どうするのさぁ〜」
「何か美味しい物を取ろう。お母さんに内緒で」
「ホント? じゃあカツ丼がいいっ」
1人部屋で寝れるようになった子供。
1泊母親がいないからと寂しがる年齢でもなくなってきた。
いつもの母の手料理より、たまの外食や出前で喜ぶ姿は親として少し寂しいものを感じるが、自分が子供だった頃を思い返せばそんなものだったのかもしれない。
いずれもっと大人になれば、母親の・・雪絵の手料理が一番安心する愛情のある料理だと気付くときがくるはずだ。


「おっ雪絵〜 なんだ目覚ましてたのかよぉ」
下品なイントネーションで自分を呼ぶ声。その主は顔を見なくてもすぐにわかった。
雪絵が生理的に受け付けない最も嫌いなタイプ。
とっさにしゃがみこんだまま身体を小さく丸め、肌の露出を限界まで小さくするように両手を自分の身体に巻きつける。
「目を覚ましたなら声くらいかけろよ。こっちは忙しく準備してやってるってのによ」
続いて姿を現したのは岩本。
前回の撮影。そして今日・・・。雪絵は岩本の顔を見るだけであの大きすぎで凶器とも言える肉の棒を思い出すようになってきた。
神田同様、岩本も雪絵の嫌いなタイプである。
しかし、神田とは違う意味で雪絵は逃げるように岩本から視線を外す。
目の前の床を見つめる雪絵。
その視界にゆっくりと男の脚が入ってくる。
神田も岩本も、先ほど露出させていた股間をしっかりとしまい込み服を着ていた。
おそらくもう1人もそうであろう。
視界に入ってきた脚は、ここへ雪絵を誘ったあの男のズボンの裾。
「お腹減ったでしょう?ご飯にしませんか?」
先ほどとは違い、以前から雪絵の知っていた口調に戻っている。
ただ、どこか低く冷たい印象を与える声は今までになかったものだ。
「向こうにキッチンがあるから、雪絵の手料理でも振舞ってもらおうかと思ってね」
どこか口調が戻っても「雪絵」と呼び捨てにし始めた呼び方が変わる事はなかった。
視界に入ってきた脚からゆっくりと視線を上げていく雪絵。
そこには卑猥に歪めた三河の顔があった。

ここに来る前、買出しは3人の男と一緒に行った。
当然、夕飯を作るということは聞かされて食材を選んだのは雪絵だ。
岩本や神田が書いた下手の絵のレシピ。
いや、レシピと言えるものではないだろう。料理の完成図が子供染みた雑な絵で描かれている。
料理自体は普通の物だが、男の妄想だけが詰まったかのような卑猥な盛り付けを押し付ける無言の強要。
「そんな盛り付けじゃちゃんとした料理は出来ない」
あとでそんなことを言って普通に出してやろう。
雪絵はそう考えていた。何だかんだと言っても食べることには変わりがない。


「はい。カツ丼と天丼を1つ」
滅多に取る事のない出前。
雪絵が料理を面倒くさがらない良き妻、良き母であることも理由のひとつだ。
夫は今まで雪絵の作る料理で不味かったという記憶がない。
もうすでに食べなれた味だからということもあるかもしれないが、それでも付き合い始めた当初から考えても、思い当たらないほど雪絵の手料理には満足している。


トン・・トン・・・・
リビングとキッチンが仕切られた作りになっているペンション。
包丁の音を掻き消すように、リビングから男の声が聞こえてくる。
「雪絵のデカパイでもこんなことして遊びましょうよ」
「雪絵の方が迫力あるから、もっと面白いかもしれん。あはははっ」
神田と岩本の声。
リビングでアダルトDVDを見ながら談笑している。
雪絵を意識したものだろうか? 人妻物。巨乳物。そんな物を揃えてきたようだ。
当然料理中で映像を見ることが出来ない雪絵でも、聞こえてくる会話でそのシーンのイメージはさせられた。
さらに何かにつけて、「雪絵だったら」「雪絵には」の言葉まで付いてくる。
その度に、料理の手は止まってしまうのは仕方のないことだろう。
「ほら。手が止まってるぞ」
「あっ・・はい」
三河だけはリビングに居ることなく、キッチンで雪絵の姿を眺めていた。
木製の椅子。それを引っ張り出して、雪絵を観察するように斜め後ろから見ている。

後ろから見る雪絵の姿はまるで裸同然だった。
ただ、少し横に移動すればまったくの裸でないことはわかる。
所謂、裸エプロンと呼ばれる格好だ。
買出しの時に一緒に買ったエプロン。好きなものを選んで言いと言われ、薄いイエローの物を選んだ。
大きく突き出す胸は、横から見ればその丸みがよくわかる。
横乳なんて言い方もあるだろう。むしろ裸よりもその張り出し具合を強調してしまっているのではないだろうか。
「あとどれくらいで出来る?」
「30分・・・40分くらいかかるかもしれません」
三河は雪絵にとって、避妊具もなしに挿入してきた相手。
神田と言う下品な男も呼び、岩本の肉の凶器で口を犯される雪絵を笑って見ていた男。
憎むべき相手と言えるのかも知れないが、雪絵の中で三河に対する敬語は取れなかった。
それは元々の性格もあるのだろう。
「どうなんだ? 料理の方は。得意なのか?」
「一応一通りには・・」
三河は作ったような敬語でも威圧するような乱暴な言葉でもなく、これがきっと素なのだろうと思える話し方で雪絵に語りかけてくる。
思い返していれば、こんな三河は前回のことから考えても初めて見る姿かもしれない。
「いつもは外食が多くてな。女の手料理なんてのはなかなか食べる機会がないんだよ」
「へぇ・・そうなんですか・・・」
三河が離婚をして7年が過ぎていると言うことは夫から聞かされていた。
貸し出されたとき、当然相手となる三河の情報は夫から聞いている。
何故離婚を?そう聞いてみたくもなったが、穏やかな今の三河が豹変するきっかけの言葉になりそうで、その言葉を飲み込む。
「岩本君は独身。神田君は・・彼女が居るように見えないだろ? あはは」
「・・・」
今、雪絵は三河の二面性を見ているような気がする。いや、今と前回と今日の出来事。三面性かもしれない。
「外でバーベキューなんてのも考えた。
 雪絵を全裸で外に出して、そのぶら下げたデカパイも、毛の薄い丸見えのエロマンコも鑑賞しながらなんていいだろ?」
「・・・・」
何故だろう。下品な言葉には変わりない。しかし、先ほどとは違い、耳をふさぎたくなる様な言葉には聞こえて来なかった。
それを証明しているのか、リビングから出されいてる言葉は雪絵の耳には入らなくなり、三河の言葉だけが聞こえてくる。
「ただせっかくだから、雪絵の手料理がいいんじゃいかってな。岩本君も神田君も、あぁ見えて楽しみにしてたんだよ」
「・・・そうですか・・・」
雪絵の心理を揺さぶる三河の罠。そうとも捕らえられる。
ただ真意までは雪絵に知ることが出来ない。ただ想像するだ。
「そんな絵まで描いてきてな。子供みたいだろ?」
ふと岩本や神田が描いた料理の完成図に目を落とす。
確かに子供染みた絵。自分の子供が書いた「お父さん・お母さん」の絵を思い出してしまう。
男はいつまでも母親に甘えたい生き物。そんな言葉も聞く。
三河や岩本や神田のような人間もそうなのだろうか?
女の部分を掻き出すように陵辱とも言える行為を受けた雪絵だが、どこか母性も刺激されてしまっているような気もする。
母と妻と女。揺れ動く胸は雪絵に終わりを見せない。


「やったぁカツ丼だ」
届けられた出前。
さすが店の物だと思ってしまう綺麗に作られた物だ。
夫が頼んだ天丼も、盛り付け方は決まっているのだろう。
海老の位置、かぼちゃやナス。旬の野菜なんてのも時期によって入ってくるのだろう。
そつがない。誰もが納得する飾りつけ。
ただそれだけ・・・。期待通りであっても期待以上ではない。
「まあ・・出前で期待以上の物を望んでもな・・」
「何? お父さん何か言った?」
「い・・いや。なんでもない。それじゃ食べるか」
料理を前に手を合わせて「いただきます」。
雪絵の教育もいいのだろう。子供はどんなに不機嫌であってもそれを忘れない子供へと成長してきている。


「出来たのでご飯にします・・・」
リビングに顔を出した雪絵。そこで流れていた画面は2本の肉の棒を口にねじ込まれ嗚咽を上げる女の姿があった。
雪絵はそこに視線を合わせることなく、一言だけ声をかけるとすぐにキッチンへと戻っていく。
「30・40分って言ってたわりにはずいぶん時間掛かったな?」
「少し予定を変えたので・・・」
時間は1時間ほど過ぎていた。
当初雪絵が考えていた料理から変更したのがその原因だろう。
「リビングで食べるから運んでこい」
「・・はい」
素直に「はい」と答えた自分に少し驚いた。
それは、素と思える三河と会話していた時間がそうさせたのかもしれない。

「へへへ・・どうした?三河さん。雪絵の様子」
先に戻る三河に声をかけて来たのは神田。美味しい獲物を与えられた神田はすっかり三河の子分でも気取るように揉み手でふざけて見せる。
「たぶんちゃんと作ってきますよ・・ふふっ」

雪絵の失敗。それは、素だろうと思って話をしていた三河を振り返って見なかったことだろう。
常に卑猥な表情を浮かべて話す三河を見れば、何気ない会話のすべてが三河の演技だとわかったはずだ。
「飴と鞭ですよ。あれだけきつい鞭を与えた後の飴は、小さなものでもコロっと行くものです」
くくくっ・・・三河はそんな笑い声をキッチンにいる雪絵に聞かれないように堪えた。
夫に出したこともあるはずのない、他人の妻の恥料理。
前回の撮影で雪絵の喉を犯した時もそうだ。
三河は雪絵が考えても居なかった「初めて」を見つけ、それを制覇していく。
雪絵という女に、自分の影を刻み込んでいくことに、三河は心を震わせてしまう。

ストリップや三河からの生挿入を受けたリビング。
そういう行為が目的のリビングからはテーブルが片付けられいる。
雪絵は運んできた料理を一つ一つ男達の目の前の床に並べていった。
「うほっ 想像以上の出来」
神田はそんな声を上げた。三河と違い演技などで雪絵を騙せるわけではない。
ただその声は素直に心の奥から出た言葉だった。
「それじゃシェフから料理の説明をしてもらいましょうか」
ニヤける岩本が神田の言葉に続く。
「説明・・?」
「そう。紙に料理のタイトルも書いてあっただろ?」
確かに、落書きのような絵にタイトルは書いてあった。
恥ずかしいタイトルを付けられた料理達。それを自分の口から言えというのか?
「みんな楽しみにしてたんですよ。雪絵さんの料理」
「・・?」
三河はあえて雪絵「さん」と呼んだ。
上手かった・・・それは雪絵の精神を揺さぶる言葉。
以前の撮影のときのように、卑猥でありながらも雪絵の嫌がることはしないと言った三河を思い出させる。
「雪絵さん」が、ここで断れば「雪絵」に変わる事も簡単に想像できた。
散々沈黙で演出してきた三河。今度は演技で雪絵の心を揺さぶっていく。
「こ・・これは・・・」
雪絵はそんな三河の演技に釣られ、料理のタイトルを口走り始めた。
それは「雪絵」という呼び方に変わらない為の自己防衛手段だったのかもしれない。

「これは・・・雪絵のデ・・デカパイハンバーグです・・」
メインディッシュのハンバーグ。
大きな二つのハンバーグにホワイトソースをかけ、白い二つの山を作った。
薄くスライスしたニンジン火に通し、それを山の頂上に乗せて赤茶けた乳輪にする。
頂上にも、小さくきったニンジンを乗せた。
「すごいな。人妻が作るハンバーグとは思えないよ あははっ」
「雪絵のって付いちゃってますからね 雪絵のデカパイって」
岩本と神田はいつも通り卑猥な言葉を繰り広げる。
助けを求めるように三河を見たのは無意識だろうか・・・。
そんな雪絵の視線を感じて三河は
「それで、これは? 雪絵さん」
次の料理を指差してくる。
「これは・・」
三河の演技に乗せられている。そうは言ってもやはり恥ずかしい言葉が簡単に出てくるものではない。
それでも雪絵は何度も言い直しをさせられ、そのタイトルを口走っていく。
「これは野菜チンポスティックです・・」
文字通り、野菜を男性器に見立てて切っただけのもの。
しかし、雪絵はこれに一番時間が掛かった。
そもそもこんな切り方をしたことがないし、考えたこともない。
不揃いな大きさ。不揃いな形。
完成度の高いハンバーグから比べれば、雪絵の戸惑いが見れる作品となった。
「チンポスティックか。俺チンポ咥えられないから、これ雪絵専用の料理名。あははっ」

他人の妻を囲む晩餐。それは男達の笑い声と共に始まっていく。

弘美J
太郎棒 2/14(日) 00:13:26 No.20100214001326 削除
週に3回〜4回の呼び出しがあった。
複数の時もあれば1人の時もある。
3日前主人が帰ってくるとリーダーに伝えた。
伝えた翌日彼らが迎えに来た。
閑散とした田舎の民家に連れて行かれ気が狂うほど犯された。
人数は何人居たのかも分からない。

最初は何時もの様に次から次へと挿入を繰り返された。
弘美もそれに最高の技と性能で応えた。
いかせて〜と何度も叫んだ。
「入れてお願い」「もっとして〜」
尻を高々と上げ彼らを誘った。
男達も弘美の要求に誰かが応えた。

初めてバイブも使われた。
男達が休憩する間それを入れられた。
手を縛られ足も広げられたまま固定され、電動バイブを入れられた。

抜けない様に彼らはバイブを挿入した上からストッキングを履かせる、電池が切れるまで延々と続く快感。
弘美は何度も上り詰め気を失った。

その格好のまま電動マッサージ器で全身を愛撫され、クリトリス
を刺激され床をビシャビシャに濡らしてイッた。
ガクガクと腰は宙を舞っていた。

その家で朝まで犯され続けた弘美。
今後の人生でもまずあり得ないほどの快感を与えられた。

あの民家の出来事から半年・・・・
出張からもどった主人と平和な日々を送る。

あきらは帰ってきてすぐ弘美を抱いた。
驚くほど反応が良くなっている弘美。
あきらは久しぶりだから弘美も溜まってたんだなと思いながらも
あまりにも激しい弘美に促されて中に射精した。
確か出張に行く前も弘美にせがまれて中に出したな。

弘美のお腹もだいぶ目立つ様になってきた。
妊娠7ヶ月。

弘美に妊娠を告げられた時は驚いたが素直に受け入れた。
男の子らしい。
元気な子に育ってくれればそれだけでいい。
弘美もあきらも幸せを満喫している。

ただ弘美がビリヤードを始めたのは驚いた。
妊娠7ヶ月を迎えても時折ビリヤードに出掛ける。
何故か疲れ果て深夜に戻ってくる。
そんなにハードな物なのか?

胎教に影響はないのだろうか・・・・
まぁ弘美が楽しそうだからいいんだろう。

あきらは幸せに包まれていた。

一方弘美も幸せだった。
最近ではみんながお腹を気にして、新たにお尻の穴を開発してくれた。
アナルと口で彼らの期待に応える。

今ではマスターも弘美の虜になっていた。

        完




弘美I
太郎棒 2/13(土) 23:24:28 No.20100213232428 削除
陵辱が行われている店のドアには本日貸し切りの札が掛けてある。
マスターには同窓会だと伝えてある。
何度かここを使用させてもらっている。
始めの内は心配していたマスターも、毎回後片付けまでキチンと
して帰る彼らを完全に信用していた。
最近では宴会終了の連絡があるまで、どこかで遊んでいるらしい。

以前は人妻を手に入れると誰かの部屋や車、適当な所が
ないときは人気のない公園で輪姦していた。
ここ最近はこの店が都合のいい場所になっていた。

ソファーに座った男に跨る弘美。
たっぷりと精液の染み込んだ弘美の膣は、自分の体重でズブズブと
男の物を飲み込んでゆく。

男の胸に背中をあづけ男達の見つめる方を向いたまましゃがむ。
根元までしっかり埋まったのを確認して男が弘美の腰を掴む。
前のめりにされ下から突かれる。
華奢な弘美は男にとって自由に動かせる人形。
激しく突き上げてくる男の物を弘美の膣はしっかりと掴んで
抜けない様に締め付ける。

昨夜より意識がある分男達も盛り上がる。
時折聞こえる弘美の切ない声・・・・

呼び出されてこの店に入ると、男達の歓声で迎えられた。
たちまち囲まれて奥のソファーに連れてこられた。

いきなり隣の男が唇をふさいだ。
バタバタと抵抗したが強く抑えつけられ身動きが取れない。
小さな胸も誰かに掴まれている、足は左右に開かれ下着がむき出し
の状態、わずか2〜3分の出来事。

やっと唇が開放されて大きく息を吸い込む。
また塞がれた、今度は強引に液体を飲まされた。
苦い・・・・
多分ビール、ゴクゴクと飲み干す弘美に拍手と歓声が送られる。
次々にビールを口に含んだ男達が弘美の口をふさぐ。
弘美の口からは飲み干せなかったビールが、ダラダラとこぼれた。

ビールで染みを造った洋服は次々と剥ぎ取られていく。
あっと言う間に下着一枚の姿にされた。

「奥さん体だけ見たらロリコンだな」
「あぁ、だけど入れたらすごいぞ」
「ガンガン締めるからな」「フェラも上手いし」
「旦那さんが羨ましいわ」
「とりあえず俺1番いかせてもらうわ」
「OK」「怪我だけは注意してね」

弘美の口は男の物に塞がれた。
最初の男の精液を飲んでからおよそ1時間。
弘美はソファーの上で何人目かの男に跨って突かれている。

うぅあぅあぁいや・あぅくっううあぅつううぅくふっふっ

弘美の声から抵抗がなくなっていく。
声を殺して我慢していた弘美の努力もここまでなのか、次第に
今まで出した事のない様な大きなものに変わる。

理不尽な陵辱も何度も繰り返せば大きな快感の波が生まれるらしい。
男達は弘美が今までの獲物と変わらない事を確信した。
痛い思いや、極度の恐怖を与えずに次々に快感を与えれば
女、特に人妻はSEXに没等し夢中に成る。
弘美も彼らの手の内に完全に落ちた。

ビールに含ませて飲ませた媚薬の効果はいざ知らず、今の弘美は
ビデオを回されていようが、誰に見られていようが関係ない。

必死で男の物を受け入れ摩擦を促す。
目の前に来た欲望に進んで手を伸ばし咥えて吸い付く。

下から突かれ前から突かれる弘美。口を犯している男の物が
勢い余って喉を突く。

あぅあんあんあああぁあああんうぐぉおぐぅあぐうおげぅ
ずぷずぷずぞぞずんずずぬちゃちゃぬちゃずりゅずずぬち
あくぅうずぷああああずぷぷあぐあぐえぐぅあぁあちゅぱ

膣に打ち付けていた男が射精の準備に入る。
尻に力が入り、同時に弘美の腰を引き付ける。
男の先が子宮をこじ開ける。
一気に大量の精液が弘美の子宮に浴びせかけられた。
ビクビクと痙攣しながら更に奥へと突き立てる。

「妊娠したらごめんね奥さん」

ビクッと弘美の体が反応する。
妊娠と言う言葉に反応したのか、男の物が良かったのか
ビクビクと体を震わせ弘美は絶頂を迎えた。

最後の一滴まで弘美の中に搾り出し男は離れた。
口を犯していた男が正上位で乗る。

ずるっ

一気に根元まで沈めた。

相変わらず入り口は狭いし中は締まる。
これだけドロドロになっても弘美の性能はまったく衰えない。
ただ弘美にとっては膣が敏感に成りすぎている。
膣だけではなく体全部が火がついたように快感を求める。

はぁああああああんいぃぃぃぅぅぅうん

挿入した男も一瞬びっくりしてしまった。

気を取り直して腰を振り始める。
そのリズムに合わせ弘美も腰を振る。
キュンキュンと締めながらリズミカルに恥骨をぶつける。

一人が終わると次を求める。
何度も精液を膣や体に浴び弘美はドロドロになっていた。
最後の男が射精してから弘美の記憶はない。
何度も上り詰め男にしがみつき果てた。

男達も満足して弘美を送った。
マンションの前で起こされ目が覚めた。
エレベーターまで抱えられ乗せられる。

「大丈夫?」
黙って頷く弘美。

「じゃぁまた」
エレベーターのドアが閉まった。

部屋に戻り気力でシャワーを浴びベッドにもぐりこんだ。
(何度イってしまったのだろう・・・・)
(あんなに感じるなんて)
(気を失うなんて)
(ごめんなさい・あなた)
静かに寝息を立て始めた弘美、陵辱の余韻なのか膣がジンジン
と疼いていた。

団地
妄人 2/13(土) 15:44:30 No.20100213154430 削除
F県K市のマンモス市営住宅のB棟5階。
508号室の中は下半身むき出しの男達が、数人で一人の女を犯していた。
平日の昼間からカーテンを開け放ち女の上にのしかかってゆく。
絶え間なく挿入を繰り返される女は、足を閉じる事も許されない。
少なくとも5人の男が見える。
女は全裸でソファーに座らされただ足を広げている。
一人が離れると次の男が突っ込む。
乱暴に腰を振り中に射精する。
女の膣から溢れ出た精液が、絨毯の上に尻を伝って滴り落ちていた。

この光景を初めて見たときは犯罪かと思った。
しかし警察に届け出る気にはならず、代わりに望遠レンズの付いた
カメラを押入れの中から引っ張り出していた。
毎日の様に繰り返されるこの光景を収めた写真が100枚を
超えた頃、欲望を抑えきれなくなっていた。

男達は10時頃来て2〜3時間で帰ってゆく。
その日男達が消えて1時間程たった頃、私は部屋を出てB棟の
5階に立っていた。
一番奥の部屋・・・・
昼間の団地は思ったより人気が少ない。
508号の女・・・・
私の記憶に間違いなければ、近所のスーパー等で度々会うあの奥さんのはずである。
スレンダーな体にぴったりとしたジーンズが良く似合う。
顔はどことなく有名女優に似ている。
まぁ男なら一度は関係を持ってみたいと思うだろう。

写真の入った鞄を持つ手が汗ばむ。
どんな事情があるのか分からないが、散々見せられたあの光景が
私の理性をかき消している。
今はただあの奥さんを脅してぶち込みたい欲求に支配されていた。

ドキドキする心臓を無理やり押さえ込みチャイムを押した。
返事はない。
しばらくしてもう一度押した。
今日もずっとこの部屋を監視していた様子から出掛けた気配は
なかった。

男達が消えた後しばらく放心状態だった女は風呂場の方へ消えていった。
そこまではしっかり監視していた。
それから行動に移ったのだ。

ドアノブをゆっくり回してみる。
ドアは静かに開いた。鍵は掛かっていなかった。
善悪の分別は付いているつもりだが・・・・
足が勝手に?部屋の中へ進入していた。

「ごめんください」

今からこの部屋の奥さんを犯そうと言うのに律儀な挨拶。
やはり返事が返ってこない。

「ごめんください」「奥さんいませんか?」

奥の方から人の気配がした。

「あ・はぃ」「ちょっと」

女の声がした。

カーテンの隙間から慌てて顔を出した女は、スッピンで髪を後ろに
束ねていた。
さっきまで全裸だった体には、ニットのワンピースを身に着けていた。慌てて着たのか裾の方が少し捲れあがっている。

ゆっくりと玄関に近づいて来る。

「あの・・・」「何か?」
不安そうな顔で私に話しかける。
私はじっと女の顔から体のラインを確認した。

じっくり見るとドキッとするほど大きな目をしている。
可愛い部類に文句なしに入るだろう。
体の方は細いが胸はしっかりある、脚も細い。

何も言わずじっと自分を見つめる男に不安を感じたのか
女の口調が少し強目に変わった。

「あの、いったい何の御用でしょうか?」
「セールスならお断りですけど」
「あぁ、すいません」「実は・・・・」
「落し物を拾ったんでお届けに」
「え?あぁ」「そうなんですか」
「これなんですけど」「奥さんで間違いありませんよね」

鞄の中から数枚の写真を手に取って女に見せた。

写真をじっと見つめたまま女の動きが止まった。
しばらく写真を眺めた後、私の顔を伏目がちに見る。

「わたしです」「これはどこで」
「まだ沢山有りますよ」

鞄から更に数枚取り出し女の足元にばら撒いた。
慌てて女がしゃがみこみ拾い集める。

たったまま女を見下ろしていた目に、胸元から乳房が映った。
下着を着けていない生の胸と細いからだがへそ辺りまで見える。

元々私の性癖は覗きの趣向が強い。
胸元からチラリと見えるブラやミニスカートから覗く下着
がたまらなく興奮をそそる。
完全に理性が消えうせた。

写真を拾う女をその場で押し倒した。
勢いで仰向けにひっくり返った女のワンピースが捲くれ上がる。
下着も着けていなかった。
力任せにニットのワンピースを上まで押し上げる。
小ぶりだが形の良い胸が露になった。
我を忘れてむしゃぶりついた。

女の抵抗はさほど激しくはなく、あっさりと観念した。
私はガツガツした若者の様に乱暴に膣をまさぐり何度も想像で
挿入した女の膣に自分を埋め込んだ。

ガツガツと腰を振り奥に当てる。
そこは想像よりも締まりが良く居心地が良かった。
「奥さん」「名前は?」
「・・・・」
「名前だよ言えよ」
「加代子」
「そうか、加代子って言うのか」
「あぅはい」
「これから時々使わせてもらってもいいかな」
「奥さんの体」
「・・・・」
「返事は?だめならばら撒くよ加代子さん」
「わかりました・あぅうあ・あぁ」

その瞬間私はタップリ溜まった精液を加代子の中に打ち込んだ。
びくびくと何度も脈を打ちながら今まで溜めていた妄想と一緒に
加代子の子宮に流し込んだ。

玩具を手に入れた喜びと、今まで妄想でしかなかった行為を
この女なら実行させられる喜び。

その快感に酔いしれた。

弘美H
太郎棒 2/13(土) 02:38:26 No.20100213023826 削除
由美からの電話。
弘美の困惑する記憶が目まぐるしく回る。
しばらくすると留守電機能に変わった。
「弘美〜」「ごめんね〜」
「無事帰れた〜」「あたし寝ちゃって」
「また電話するね〜」
・・・・
折り返しの電話を躊躇していた弘美。
(なんて応えればいいのか)
無事って・・・・
また携帯の着信が鳴った!
見知らぬ番号・・・・
恐る恐る通話のボタンを押す。
ガヤガヤした騒音と聞き覚えのある声が聞こえた。

昨日のビリヤード場で弘美は初めて見る男の欲望を咥えている。

じゃぱっじゅるるぐぽっちゅるちゅちゅちゅるるる

衣服はかろうじて弘美の体に巻きついている。
ニットのセーターは剥ぎ取られ、ブラはお腹で止まっている。
タイトなミニスカートはどこか遠くに投げ捨てられた。

可愛いレースのフリルが付いたパンティだけが弘美を守っている。

昨夜弘美を犯し損なった男が、今夜最初の権利を得たらしい。

うぐっじゅるっじゅぱじゅぱじゅるじゅるじゅあじゅるる

うっくぅう気持ち良いなこれ
奥さん逝っていいのか・・・・

おックっいくぞ
飲めよ!!

でっでる!びゅるっるるびゅっくびゅるっる
うんっぐぐふっごくっこくんこくこくどりゅんごくん

「あっは〜久しぶり〜」「良かったわ」

ニヤつきながら周りの男達が弘美を囲んだ。
宴の始まり・・・・

弘美の後ろの位置を取った男がパンティに手を掛けた。
一気に膝まで下げる。

昨晩犯されたソファーで弘美の陵辱が始まった。

今精液を飲み干した弘美の口に他の男の欲望がまとわり付く。
唇に押し付けぐりぐりと弘美を促す。
次第にあきらめた弘美の口の中に欲望が納まる。
生暖かい唾液が男の欲望を刺激する。
理性を失った男が激しく動き始める。

当然むき出しになった弘美の膣には、別の欲望が居場所を求めて
硬さを増していく。

小柄な弘美がソファーの上で前後左右に激しく揺れ始める。

うごっううあぅううあごっあうううっぐううごおお
じゅるずぷっずぷちゅあぷちゃぷちゃぷじゅるあごぉお
ずぽずぽずずずっじゅるあぁああ もう・・やべ・・て・・
お・・あぅずぷずる・ね・が・・あぅううぅっぅうぐっ

男達はただ乱暴に人妻の穴を犯す。
期限がある人妻・・・・
情けなど必要ないのだ。

弘美G
太郎棒 2/13(土) 01:56:25 No.20100213015625 削除
部屋に戻った弘美はリビングに駆け込んだ。
部屋を見渡ししばらく呆然と立ち尽くす。
何も変わってない部屋。
出かける前のそのままの状態でそこにある。
テーブルの上には飲みかけのコーヒーが冷め切ったまま放置してあった。

現実が弘美の心を打つ。
夢ではなく今起きた事が現実なのだ。
出掛ける前まで座っていた椅子にフラフラと腰掛ける。
たった一人の部屋・・・・
何時もあった笑顔が思い出される。

「あきら・・・・」
・・・・
応えは帰ってこない。

弘美の膣から現実がドロッと流れ出た。

震える膝を引きずる様にシャワーに向かう。
衣服を脱ぎ捨て頭からお湯を浴びる。
膣から流れ出る精液もそのままにただシャワーの滝にうたれる。

バスタオルを体に、巻き重い足を引きずりベットルームに滑り込む。
ベットは何時もと変わらず弘美を受け入れる。
泥の様な眠りに付く弘美。
眠りに付いた弘美の膣は、意識とは別に欲望を受け入れるために
甘い汁を溢れさせていた。

携帯の着信音で弘美は起こされた。
バッグの中で鳴る流行の音楽。
意識の覚醒の前に切れた。
布団の温もりに弘美はもう一度引き込まれた。

PM3:00
大量の寝汗と共に弘美は目覚めた。
ぼんやりと布団の中で記憶をたどる。

次第に覚醒する弘美。
バスタオル一枚で寝ているにもかかわらず、体はびっしょりと湿っている。
(気持ち悪い)
(シャワー・・・・)
必死で起き出しシャワーの蛇口を捻る。
頭から浴びるシャワーはどんどん弘美を現実に引き戻す。
寝汗を洗い流した弘美は、気になる部分に指を伸ばした。
ヌルッ
指が吸い込まれるほど濡れていた。

シャワーを浴びながら昨夜の事を思い出す。
レイプ・・・・
・・・・
携帯の音が遠くで聞こえる。
浴室を出てリビングから寝室に向かう。
バッグの中の携帯を手に取り着信を確認した。

(あきら・・・・)

もう一件の着信・・・・
・・・・

突然携帯が鳴った!

花  濫 33
夢想原人 1/31(日) 14:37:24 No.20100131143724 削除
最終章

惣太郎の家のリビングで、今夜も浩二が惣太郎,冴子と一緒に酒を呑んでいる。
関西から本社に帰ってきた浩二は、いつまでも世話になっていてはという実家の父の命によって、惣太郎の家の近くのマンションに居をかまえた。
しかし冴子が相変わらず食事などの面倒をみていたから、マンションにはあまり帰っていない。
三人掛けの大きくしたソフアの上に、浩二が裸で座っている。その浩二に背中を向けて冴子が裸にされて彼の膝に跨っている。その股間が繋がって
いた。
その結合部分が、前のソフアに座っている惣太郎からは、あからさまにはっきりと見える。妻はもう感じるのを抑えられなくなったのだろう、時々嬌
声をあげていた。

こんな狂態もこの家では珍しいことではない。
今夜も惣太郎の巧みな誘導でこんな格好にされたわけだが、二人も馴れ合った様子で、惣太郎の存在など全く気にしていない。
いつも二人をソフアに並んで座らせ、テーブルを挟んで、対面に惣太郎が腰を下ろして酒を呑んだり談笑するのだが慣習のようになっていた。
浩二は浴衣で冴子が薄いネグリジェ姿だ。酔ってきたふたりが接吻したり、抱き合ったりし出すと惣太郎が声を掛ける。
「冴子、浩二はもう立っているかねー浩二君冴子は濡れてきたかね」
ふたりが臆面もなく互いの着衣の裾に掌をいれて確認し合う。
いつもこれが切っ掛けになって、二人が絡み始める。

前のような激しい緊迫感はない。浩二が冴子を脱がせるのも、浩二が裸になるのも落ちついている。
今夜のように、惣太郎に向かって、あからさまに繋がったところを見せながら交わるのに、座位だったり、松葉崩しだったりと、様々な体位をとるのは、
ほとんど惣太郎の巧みな誘導によることが多い。
ふたりもそれにあがらたり、拒否したりすることはなく、惣太郎の思いを受けて実行することが、新しい刺激となっているようだ。

若いふたりを、思うような姿態にさせ、それを眺めて興奮している惣太郎と、誘導させられてそれに刺激されて興奮の度を増していくふたりの間には、
互いが性的興奮を得られるという奇妙な相関関係が成り立っているのだった。

しかしある夜のことだった。
三人とも酒がまわりはじめた頃、
「浩二君冴子が暑いっていっているよ」
それだけで浩二は察して、冴子のネグリジェに手を掛ける。さて今夜はどんな格好で交わらせるかと、惣太郎が考えていたとき、玄関に人の声がした。
惣太郎が出てみると、隣人がいて、今夜はゴミ捨ての件で説明会があり、それに顔を出すようにとのことだった。
平素町内会に顔など出さない惣太郎だが、やむなく中座して集まりに出た。


一時間をほどで帰ってきた。リビングに入ると、交合時に放つ独特の匂いが充満している。大きなソフアの上で、二人がうち重なっていた。最期を迎え
た直後らしく、妻の足が浩二の裸の腰に巻きついていたのが、力なくほどかれた。丁度交合は終わったとろらしい。
惣太郎をみると慌てて浩二が、歳tごの
「あっパパ」
と言いながら起き上がった。妻はネグリジェを躯の下に敷いていて、仰向きになっでいた。浩二は精も根も使い果たしたというような緩慢な動作で起き
上がったが、妻は起き上がれなかった。両掌で顔を覆ってまだ荒い呼吸を隠しているようだった。浩二が離れた後のスフアが、まるで小便でもしたよう
に、ぐっしょりと濡れている。
一目して激しい交合だったの判った。

あきらかに惣太郎の目から開放されて、やっと二人だけで思いっきり交わったという痕跡があった。
久しぶりに惣太郎は、むらむらとした興奮が下腹あたりから沸き上がってきた。自分が居ない間に、どんな姿態で二人は激しく交わったのだろうか。やは
り自分がいることによって束縛されていた交歓の歓びを、やっと満足さたというように思われた。
自分はふたりにとって、邪魔者だったのだという、なにか裏切られてような思いと、若さゆえ抑えていたものが、留守の間に爆発したという疎外感に打ち
のめされた気がしていた。

見たかった!。自分が居ない留守に、どんなふうに二人は燃え上がったのだろうか。
妻が性愛に狂乱する、女として最高に美しくみえ時を探求するために自分はこんなことをしているので、二人だけの愛を深めるためにやっていることではな
い。
「ほらママ始末しないと」
浩二が甲斐甲斐しく妻を抱き起こして、ぐっと抱き締めて熱く接吻してから、そこらにあった布で妻の股間からソフアを拭うのを、凝視している自分が、見え
ていた。

その後も、妻にかってのように身を焦がすような強烈な交合を味あわせて、法悦状態で叫び声を上げながら、躯をくねねらせて、女として男に貫かれた時だ
け見せる、極限にしい姿態を、もう一度見たいという思いは消えることはなかった。

惣太郎がそんな思いに駆り立てられている頃劉がやってきた。
劉はさすがに浩二のように、惣太郎の前でも平気で交わったりはしない。
一緒に酒を呑んで暇の挨拶をしてから、送りに出た妻と、二人で妻の部屋か、玄関の隣の四畳半に入ってから交接する。
「今夜はどうだったのだい」
劉が帰って寝室に入ってきた妻に訊くのが習慣になっていた。

「特別どうってことないわ。今夜は二度彼が逝ったわ」
「お前はどうだったんだ」
「よかったわよ。劉さんは優しいし、最近は慣れたから時間も長くなり、それだけあたしは感じさせられて逝く回数も増えるの。それに月1回ぐらいでしょう。
待ちかねていた問い風に迫ってくるから、あたしの方も愛しくなってつい燃え上がってしまうの」

その夜12時過ぎに劉が帰った直後だった。
まだ冴子が寝室に帰ってこない時、まだ閉めてなかった玄関のドアを押し開けて浩二が飛び込んできた。
「こんな時間にどうしたのよ」
冴子の声が寝室まで聞こえた。
「これ根室の毛蟹なんだ。残業して腹が減ったから、行きつけの飲み屋に行ったら、おやじが一杯貰ったからとくれたんだ。俺の部屋の冷蔵庫では入らない
いら、急いで持ってきたんだ。ママが毛蟹が大好きだから」

「こんな時間に帰ってもしょうがないでしょう。お風呂に入りなさい。四畳半に布団しいといてあげるから」
起きてやろうと思いながら、惣太郎は先ほど呑んだ酒の酔いも手伝った、微睡んでしまった。

目が覚めたのは大分経ってからだった。隣に妻はいない。
浩二のところかと、起き上がった時だった。
「あぁどうしたのかしら……続きすぎるの……あぁまた逝く! 逝く!」
下のリビングからいつもより激しい妻の嬌声が絶え間なく聞こえる。
[今夜のママどうかしたんじゃないの。凄く感じている」

惣太郎は、ふと思い当たった。
劉との交合の余韻が残っていたに違いない。そこに浩二としたわけだから、再び躯が燃え上がってしまったのだと気付いた。
女の躯は複雑だ。
男は終われば性欲も一時衰えていくが、女の躯は貪欲に、与えれれば当てられるほど燃え上がる。これは自然が与えた女の生理現象なのだ。
「そうだ、妻をより深く燃え上がらせて、その淫楽に狂奔する姿を見るためには、なにも新しい男を与えるだけでなく、激しい連続した刺激を与えればいいのだ」
手短な方法は、浩二と劉の二人一緒に相手をさせたら、きっと妻は激しく燃え上がるに違いない。

そのための手段はどうする。
二人に思い切り酒を呑ませることが一番かも知れない。それは田宮が計画したことがあり、浩二がと田宮のトリプリに性交した例がある。これはいいアイデアだ。劉
は酒に弱いし、浩二は多分いくらか正気であっても拒みはしない。


劉が枕から頭を乗り出して弓なりにのけ反って居る妻の白い裸体に密着して重なり、腰を猛烈に動かしている。重なった劉と妻の横では、浩二が妻の乳房を揉みな
がら接吻している。
妻はふたりから与えられる快楽に、もう何度も登り詰めたらしく、眉根の皺を濃くして、あけた口と両肩を揺すりながら激しい息をしている。
喘ぎを抑えきれずに、長い髪を振り乱し、狂気に犯されて悶え続ける妻。
二人の逞しい躯に挟まれて、妻の真っ白い肢体が愉悦にのめり込んでいる。いつもの清純さをかなぐり捨ててのたうつ妻の肢体に、はじめて見る女の美が輝いている。

そうだ、二人を一緒にして交合させ、淫猥の極致に溺れ込む妻の姿を見よう。
また悪魔に魅入られて、惣太郎は生唾を呑み込みながら、階下から聞こえるる妻のいつもと違った激しい嬌声の聞き入っていた。


まだまだ妻を狂態に落とし入れて、その悦ぶ姿に新しい妻を見つけるという自分の性癖は、決して悪いことではない。
愛しいが故にに自分が嫉妬や怒りや興奮に身を焼く時は、それは妻にいいようのない深い愛情を覚えている時なのだ。
自分の秘宝は、いつも輝いていなければならないのだ。
そのための手段として、他の男に妻を与えて妻が男達の精液を吸収して、さらに輝きを増すということの実証を見て満足するということは、どういわれようが妻を愛する
自分が見つけた最高の至福の方法だと惣太郎は確信した。


(完)

(ながながと駄文にお付き合い願い感謝します。)
また長いのを書きました。機会があれば読んで下さい

花  濫 32
夢想原人 1/31(日) 14:32:23 No.20100131143223 削除
田辺が狂った
 

    
その日は、田辺がどこからか朝鮮のマッコリという酒を貰ってきたので、三人で呑んだ。
ビールほどのアルコール含有量のその酒では飲み足らず、惣太郎が愛蔵していたコニャックを空けた。
田辺がの日ははじめから酔っていたが、一〇時を過ぎると眠ってしまった。田辺に与えていた二階へ連れていけなくて、冴子がリビングの隣に敷いた和室の布団に、
二人がかりで、その重い身体を横たえた。
田辺は鼾をかいて、そのまま泥のように寝込んでしまった。

[お前は田辺君をどう想っているのかね」
率直に訊いてみた。妻はなにも言わずに微笑した。

「お風呂に入っていいかしら」
しばらくして惣太郎は、酒のグラスを置いて、田辺の様子を伺いに和室の襖を少し空けて覘いてみた。
暗い和室の布団の上に、田辺が座っていた。なぜか浴衣を脱ぎ捨ててる。
そればかりか下履きも脱いで全裸になっていた。酔っていると思った。
しばらくすると田辺は裸のまま立ち上がった。トイレにでも行く気なのだろうと、惣太郎は慌ててその場を立ち去り、自分も入浴の用意をするため、二階の寝室に向
かった。

惣太郎が階段を降りかけて、ふと見ると、リビングのソフアに全裸のまま座っている田辺が見えた。
まだ呑む気かと思ったが、なぜ裸になったのだろうと訝りながら、注意してやらなければと思った。


階段を降りかけて、田辺が、裸のままソフアに堂々と座って、まだ片づけていないテーブルにあったグラスに酒を注いで呑んでいるが見えて驚いた。
広げた股間からは、黒い陰毛のなかから、屹立した陰茎がにょっきりと飛び出して脈打っていた。
大きいが、これというと特徴は見あたらない。だが亀頭がいやに黒いし、それに続く陰茎の表面がざらついていて皮が厚そうだ。鍛え抜いた陰茎だと惣太郎は思っ
た。
早速階段を降りて、声を掛けようとした時だった。

廊下側のドアが開いて、浴用のバスタオルを肩から羽織った妻が、そこに立っていた。リビングを通り抜けて寝室に上がってくるつもりだったのだろう。
裸の田辺を見て、妻が惚けた表情で立ちすくんでいた。
その妻を見つけた田辺が裸で立ち上がった。半立ちの陰茎が揺れていた。
驚いた表情で呆然としている冴子は、声も出ない様子で、両手を胸のあたりにおいて棒立ちになっていた。
田辺が無言のまま妻に近づいた。

階段の途中からリビングを俯瞰して見ている惣太郎は、浅黒い巨体が、真っ白いふっくらとして妻の裸体に近づく様子が、現実の光景とは一瞬思えなかった。
妻のすぐ前まで、ゆっくりとした動作で近づくと、目の焦点もうつろな妻のバスタオルに手を掛けたかと思うと、片手をあげてバスタオルを妻の頸のあたりから引き
はがした。妻は言葉も出ないのだろう。
顔面を警戒してか思わず肘で顔を庇ったとき、露わになった乳房がゆらりと揺れた。

妻は全裸にスキャンティー姿で立ちすくんでいる。
惣太郎も突然の出来事に圧倒されて階段の途中で足が止まってしまっていた。
白いスキャンティーだけで、両手でで胸だけを覆って、大きく胸をゆらせて呼吸をしながら、恐怖に引きつった顔で、やはり無言のまま田辺の顔を凝視していた。
田辺も無言で冴子の裸体を見据えていた。惣太郎も事態の急変に立ち尽くした。
三人の人間が、緊迫した事態にもかかわらず、無言である。不気味な静寂が立ちこめていた。

その静寂をや破って、田辺は玲子の躯に手を掛けて冴子を半回転させて背中から抱きしめた。そして片手を降ろしてスキャンティーを脱がしにかかった。腰を屈め
て阻止しようとする冴子に、田辺も中腰になり、一気に引き下ろした。冴子の足首にスキャンテーが引っかかりよろめいた。
冴子が、はっと我に返って、両手で抱きかかえられた田辺の腕を引き払おうとする。その冴子の両手を掴んで、ぐいと後ろ手にして両手首をあわせて手錠でもか
けたような格好で押さえつけた。逃れようとする冴子の頭が揺れ長い髪が散った。
「止めて! 主人が二階にいるのよ!」
冴子が初めて正気に返ったらしく声を出したが、田辺は無言だった。

まるで囚人を引き立てるように田辺は、冴子の裸体を押して、隣の和室に向かわせる。
冴子の思い乳房が揺れ、黒髪が湿気を帯びたまま波打っていた。浅黒い隆々とした男が、真っ白いふっくらとした女体をいたぶりる様子を惣太郎は、夢を見てい
る気分で凝視していた。怪獣が獲物を連れ去るような光景だった。

早く降りて行って妻を助けなければと思いながら、一方では身を縮めてあがらっている妻の白い躯が、可憐でいとしく見えるのはなぜだろうと、頭の隅で考えてい
た。その猛獣がれからはじめるようとしている性宴への恐れと期待と興奮が、下腹あたりから、むらむらと沸き上がってくるのを、抑えることが出来なかった。
この興奮は一体何だろう。繁殖期に愛猫が、野猫と交わって大きな鳴き声を上げているのを、痛々しくも被虐の感情で見ているのに似ていると思った。 

和室に妻が連れ込まれたのを見て、惣太郎もやっと我に返り、階段を降りてリビングに立った。
和室の襖は開け放たれたままで、布団の上に転がされ、くの字に躯を縮めて横たわっている冴子が見えた。室内に妻の風呂上がりの石鹸の匂いが漂っていた。
田辺は降りてきた惣太郎に気付いた筈だが見向きもしないで、転がされている冴子の真上に両脚を分踏ん張って立っている。
いつのまにか、その股間の陰茎は隆々と怒張して下腹に付きそうなぐらい反り返って脈動していた。

全身の筋肉の隆起がいちじるしく毛深い剛健な裸体が、両腕を組んで仁王立ちになっている姿は、プロレスリングの選手のように頑強で、男の惣太郎が止めに入
っても、はじき返されそうな迫力があった。
田辺は右脚を揚げて冴子の腰に載せて、ぐいと仰向きにした。なんの抵抗もなく冴子は麻酔を打たれた患者のように、ごろりと仰向きになった。顔を上に向けて、
下から虚ろな目で田辺を見上げていた。
田辺が腰を屈めたと思うと、片手でいきなり冴子の長い髪を鷲掴みにして引き上げた。

「痛い やめて!」
冴子が声を出した。
惣太郎も妻の声に触発されたように声を上げた。
[田辺君、今日はここまでにしよう」
言ってしまってから、これでは共犯ではないかと反省し、慌てて言い換えた。
「ともかく止めたまえ」
大きな声を出すつもりが、しわがれた声になっていた。

田辺の血走った目の顔が、はじめて惣太郎に向けられた。酔いが深いらしく赤ら顔で、惣太郎を睨み付けていた。しばらく惣太郎をじっと見据えていたが、
「今夜もう一度奥さんを犯す」
惣太郎に宣告するような口調で言った。
まだ濡れている黒髪を引っ張られて横座りのまま起き上がり、両手を髪を握られた彼の手をもぎ離そうと両腕を挙げて悶えている妻の姿態がなんとも猥雑に見えた。
掴んだ髪を引き寄せて、先ほどから勃起したまま揺れていた陰茎に片手を添えて、冴子の口にあてがった。
冴子があがらって髪にかけていた両手で田辺の下腹を押していたが、ぐいと固い陰茎を口に押しつけられて、はっと口を開いてしまった。その隙に陰茎はやすやす
と冴子の口腔に侵入してしまった。

「おらおら、大好きなチンポをしっかりと咥えてくれよな」
髪を掴んだ手首を揺すって、冴子の顔を動かした。
冴子の口が陰茎を含んで揺らされていた。
「もうやめろよ」
無理に陰茎を出し入れさせられている妻の苦しげな表情を見て、
惣太郎が和室の敷居のあたりから室内に入って、田辺の躯に手をかけた。

いきなり田辺の右脚が惣太郎の足首に絡んで引いた。惣太郎が足を掬われて、畳の上にもんどりと仰向きに尻餅をついていた。田辺の早業だった。
「この人はこれでいいんだ。決して止めはしないから」
鼻にかかった笑い声でいうと、もう惣太郎は無視して、冴子を布団の上に俯せに押し倒した。すばやい動作だった。腰を屈めて冴子の腰を掴むと、ぐいと持ち上
げた。
後ろから股間に掌を入れて女陰を嬲りはじめていた。
惣太郎は田辺のあまりの変身ぶりに唖然としていたが、ふと、妻が犯されるのを見たいと田辺に言ったことを思い出た。
これは田辺の演技だと気付いたのである。
惣太郎は和室の入り口まで下がって、そこで座り込んだ。



田辺が狂った

  二

田辺が掴んだ髪を動かせた。冴子が布団の上に投げ出されて、俯せに倒れた。
田辺が、冴子の腰を両手で掴み引き上げて、自分の腰にあてがった。
「もう濡れているじゃないか。自分で確かめてみるかい」
両手を布団に突っ張って躯を支えている冴子の片方の手を後ろから掴んで、その掌を冴子の股間へ導いた。
「ほら、自分でいたぶってみるかい」
冴子は慌ててその掌を引いて、また躯を支えていた。 

冴子が短い声を上げた。田辺の掌が差し込まれたのだろう。腰を抱え上げられて上半身を支えるために両腕は必死で布団を突っ張っているので防ぎようが
ない。
「その辺の男達と一緒にするなよな。俺には長い経験があるんだ。ほら、ここがあんたのGスポットだね…ほら、気持ちいいだろう」
田辺は、顔を上げて、自分の指の触感を確かめるように執拗に指を動かせる。また二人の間に沈黙が広がり、やがて冴子の尻が動きはじめると同時に呼吸
がしだいに荒くなってきた。

二〇分ぐらい経っただろうか、
「うぅう………‥ああ…」
冴子が呻き声を上げ、腰を振った。
片手で冴子の腰を持ち上げていた田辺の腕が滑って外れると、冴子が両膝を布団につけて、膝をつけて四つん這いになった。
「よしよし感じだしたな」

田辺が納得したというように言うと、今度は指の抽送に力を込めて、激しく揺すった。
冴子が悲鳴をあげると、激しく動く掌のあたりから、噴水のような音と水が噴き出していた。
「逝ったね、よくなっただろう」
静かな和室に、田辺の低い声と指の動きんつれて淫らな淫水の混じり合う音が響いた。

飛び出した淫水の飛沫が、惣太郎の顔にかかるほど二人のすぐ後ろに居た。
「奥さん この間はこのチンポに啼かされたなあ。今夜も思い切りよがるようにしてっやるからな」
田辺は膣から指を抜くと、再び冴子の腰を持ち上げてから、じろりと惣太郎を振り帰ってから、ぐいと自分の腰を押しつけた。 

「あぁ…見てるじゃありませんか」
「気になるのは今の内だけだ。そのうちそんなことは忘れてしまうさ……おーら元まで入ったぞ」
眉間に皺を寄せて、垂らしていた頭をもたげて冴子は呻いた。
すぐ目の前で、男らしい頑健な躯の田辺とたおやかな姿態の冴子が繋がって、激しく揺れ動いている。
田辺の背筋が強く動く度に冴子は嬌声をあげた。
田辺が次第に腰の動きを強めていくにつれて妻は、田辺に征服されていく。惣太郎はすでに快感に無我になった冴子は、自分がすぐ側にいることも意識し
ていなに違いないと思った。

田辺の男に屈服して、彼から与えられる快感に身をよじらせ嗚咽の声を放っている妻は、自分が与えられなかった享楽の極致を今感じているのかと思うと、
激しい嫉妬も沸き起こってくる。
力が抜けて崩れ落ちそうになる冴子の躯をずり挙げながら、さらに田辺は腰の動きを加速していく。
接近した凝視している惣太郎からは、二人の身体から吹き出す汗に一滴までが鮮明に見える。
田辺の下腹と冴子の尻の肉とがぶつかりあって音を立てていた。

冴子が上体を支えていた腕の力が抜けて上体が崩れた。顔を布団に擦りつけて、長い黒髪が布団の上で蛇のように揺れ出しても田辺は抽送は止めなかった。
強烈な力で陰茎が押し入れられ、それが引き抜かれる。その度に冴子の嬌声と陰唇から漏れる体液の淫猥な音が、深閑として深夜の和室に響く。伏して長
い髪が顔に乱れ散っている間から、時々冴子の真っ赤に上気した顔が見える。
悦楽に歪んだ顔に、荒い呼吸音をさせている口が魚のように大きく開け閉めしてた。
常識では考えられないほどの長い 抽送だった。
その間に冴子の嬌声は絶え間がなく続き、何度も[逝く……イク」を連発していた。
田辺の性技の鍛錬ぶりに惣太郎は度肝を抜いていた。

やがて田辺は冴子への 抽送をやめて、深々と陰茎を押しつけて、自分の腰を円形に動かせてはじめた。
冴子の悲鳴が一時止まった。
きっとボルチオ性感帯を刺激してるに違いないと惣太郎は思った。ボルチオ性感帯は子宮頸部にある。そこを刺激されると、陰核やGスポットの刺激による局
部的な快感ではなく、全身を電流でも突き抜けるような激しい、全く快感の質が違う強烈さだと聞いている。

ボルチオ性感帯を刺激するには、長い陰茎で子宮のすぐ側まで達しなければならないし、それも単に入れば良いというものではなく、うまく刺激しないと、そ
れをされても女性は最初違和感を覚えるだけだという。
違和感がやがて壮絶な快感へと変わっていくのだが、そのためには女性が、与えられる快感に慣れてこなければ快感に変わらない。
つまり挿入している男性を容認して、心から受け入れなければ得られない快感だ。

田辺はその性技にとりかかたのだと思った。
自分の陰茎では、とても子宮頸部まで届いて、そこを攪拌するだけの長さはなく、技術もない。いままでの男の内でボルチオ性感帯を刺激した男が、果たし
ていたのかどうかを、惣太郎は知らないが、みな若かったから、子宮頸部には届いていても、この技巧があったとは思えない。

冴子の嬌声が一時やんだ。子宮頸部は刺激されていても、まだそれが快感に変化するところまではいっていないのだろうと惣太郎は思った。
田辺はそうした過程を経験上掌握しているらしく、無言のまま腰を深めたまま、汗みどろになって腰を微妙に揺すったり前後させたりしている。
深夜の和室の中は、繋がったまま揺れ動く二つの肉が発する熱と緊迫した呼吸音がけが、どす黒い霧のように室内に煙っていた。

それから15分も経っただろうか。突然冴子が狂ったように嬌声をあげはじめた。冴子は田辺を心から受け入れ、今までの恐怖から受容したということだ。
果たして冴子は田辺を心から受け入れはじめたと言うことなのだろう。

布団に擦りつけている顔を左右に振りながら、冴子は嬌声ではなく、子供の泣き声のように、腹の底から絞り出すような声を、気が違ったように発していた。
田辺が陰茎を抜いた。
冴子の股間から抜けた、力を失っていない濡れそぼった陰茎が躍り出て、その後まるで小便を撒き散らすように、体液が散った。

もうぐったりとした冴子を、今度は横抱きにした。
田辺はそんな格好の冴子の後ろから添え寝をする格好になり、冴子の片足を大きく挙げさせて、自分の腰の載せ、開いた股間に自分の腰を入れた。何度か失
敗をしながら陰茎を陰唇に押し込んだ。
後ろから挿入しているので、惣太郎からも陰茎の抽送がはっきりと見えた。自分にはっきり見せるために、この体位を選んだのだろうと惣太郎は思った。

後ろから挿入して腰を揺すりながら、冴子の身体に後ろから差し込んだ掌で乳房を揉んでいた。無理矢理また髪を掴んで冴子の顔をねじ曲げて接吻した。唾
液の交流する長い接吻だった。
後ろから激しく腰を動かす度に、横向きなって布団に擦りつけている冴子の顔が揺れ、鎌首を持ち上たように、長い黒髪が揺れていた。
そして自分との年齢差の少ない田辺の強壮な体力と,甲羅経た性技にに舌を巻きながら、惣太郎は絡み合って揺れる二人に痴態を凝視していた。
いつのまにか自分の陰茎が勃起しているのい気付いた。

田辺が正常位になった。
冴子の嬌声が一段と高くなり、田辺の腰の動きが狂気のように激しくなった。冴子も両腕は田辺の頸にしっかりと巻き付き、両脚も彼の腰の上で合わせられて、
田辺の腰の動きに合わせて組み合わせ、一部の隙もないほど密着した二つの肉塊がひとつになって激しく揺れた。冴子の悲鳴が、あたりかまわない叫び声にな
ると同じに、田辺が腰を押しつけて二,三度腰を古せてからじっと押しつけあ。射精がはじまったのだ。

交合していた二人の射精直後の静寂の中で、まだぴったりと身体を合わせたまま、冴子は横隔膜のあたりに、時々痙攣を起こしながら、長い接吻を止めない、
繋がったまま互いにぴくぴくと身体を微動させながら言葉ではない肉の会話を交歓しあっていた。
惣太郎は終わってから、そのままの格好で、なにか小声で囁いている二人の態度は、実は冴子も一緒なって、二人で仕組んだ芝居ではなかったのだろうかと言
う疑念すら浮かぶほど、親しげだった。

しかしそれは肉の交わりをしてしまった男と女はもう他人ではないという惣太郎の持論からすれば、強姦まがいにはじまった行為としても、互いに享楽を交歓え合
って、ふたりは他人でないということだ。

田辺が妻の身体を仰向きに、くるりとひっくり返した。
「さあ奥さん、これからが本番だよ。今夜はまだまだ許さないからね、今度は奥さんが上になってくれ」
妻の両手を掴んで上体を起こすと、その横に仰向きに寝て、妻を抱いて自分の上に載せた。
「田辺さん、もうゆるして」
半泣きのような声で妻が言ったが、その声は媚びを含んでいると惣太郎には思えた。
田辺の足の先が、惣太郎の目の前にきた。その股間には、淫水と精液に濡れそぼっててらてらと濡れそぼった陰茎が見事に屹立していた。

「もうこんなに……」
感服したような妻の声がして、自ら田辺の身体を跨いだ。そしてそそり立つ陰茎を自分の股間に導いた。
妻のふっくらとした尻が惣太郎の目前にあった。陰部も肛門も惣太郎に丸見えなのに、主人を無視して、屹立した陰茎を頬張っていた。
「ああ、いい」
妻が嘆息しながら、腰を沈めていく。
惣太郎を無視した二人に、むらむらと怒りが込み上げてきた。
いままでも、これに近い妻の性交を間近で見たことは何度もあった。しかしそれは惣太郎を意識していての行為だっし、ある意味では惣太郎を巻き込んだ行為だっ
たが、これほど、その存在すら無視されいたことはない。
田辺のこの行為は妻への嗜虐ではなく、自分への不遜な暴虐行為ではないかと気付き、そう思うと無性に腹が立ってきた。


無視されていると思うと、また享楽にのめり込んでいくふたりに激しい嫉妬の感情がわく一方で、田辺のように妻を満足さえられないという寂寥感などの綯い交ぜ
になった気持ちを抑えることが出来ずに、立ち上がって、言もかけずに、悄然としと階段を上がっていった。

書斎の椅子に座って、虚脱感のようなものを払拭しようと煙草に火を付けた時、階下で妻の嬌声が聞こえてきた。性交の逸楽に狂乱した妻の叫喚が、深夜の家の
静寂を切り裂いて響いた。
自分が消えたことは二人とも判ったはずだ。それを全く気にもせず交接を続けているということは、交合に惑溺されて無我になっているか、無視されたかのどちらか
である。
惣太郎は思わず立ち上がりかけた。
これはもう一度和室に行って確認しなければならないと思ったからである。

消していたはずの和室の灯りが煌々と照らされた下で、屈強な男の身体と嫋やかな妻の躯が一つに縺れ合って蠢いてた。
下になった妻の躯を二つ折りにして、脚を肩に担ぎ上げて被さり、田辺はまた腰を複雑に揺すっている。またボルチオ性感帯を攻めているらしい。
二人の体臭と淫液と汗の入り交じった匂いが、むっとする熱気と混ざって充満していた。

二人の性宴は夜明けまで続いた。
まるで争っているように二人の肉塊gが激しく縺れ揺れ動くのを、惣太郎は、これが成熟した男と女の真の姿かと、改めて識ったと思った。

弘美F
太郎棒 1/31(日) 02:22:14 No.20100131022214 削除
ようやく弘美の家の辺りまで来た。
東公園の駐車場。
運転席の男の期待に応える弘美。
唇と舌を巧みに使い射精の瞬間を求める。
早く終わって欲しい。
シャワーを浴びたい。
必死で奉仕する弘美の尻を別の手が抱える。
助手席の男が捲くれ上がったスカートから丸出しになった
弘美の尻にあてがう。

ズプッググッグ
あぅぁううあっくはぅぅ

挿入完了。
じっくりと奥まで差込、優越感に浸る。
その間咥えた方は疎かになる。

パンパンッと弘美の尻を男が打ち始める。
受け入れながら口で奉仕など弘美は初体験。
当然口はお休み。

あぅあううあ・あ・あ・あぅくぅううあん・あぅ
弘美の声が甘さを増してゆく。

日常の姿から尻だけを曝け出した人妻の哀れな姿をビデオに
収める。
咥えさせていた男がニタニタ笑いながら欲望をジーンズにしまった。
駐車場を出て弘美の家の前で弘美を犯していた男がたっぷりと
人妻の中に垂れ流し果てた。

「着いたよ」「ご苦労様」
「あっはい」
弘美の家はそこそこの大きさのマンションらしい」

「携帯忘れないでね」「多分明日のお昼頃連絡あるはずだから」
「夜はまたあの店でよろしく」
「・・・・」

スライドドアが開けられた。
のそのそと車を降りようとした弘美だが、足がカクカクと揺れて
まともに歩けない。

「しょうがないな」「ちゃんと歩けないんだ」
ニヤニヤ笑いながら男達が全員で支えてくれる。
「明日から大丈夫」
よろよろとしながら何とかエントランスにたどり着いた。
オートロックを開け振り返る。
男達が見送る視線を後にエレベーターに乗り込んだ。




弘美E
太郎棒 1/29(金) 20:38:43 No.20100129203843 削除
「えっと、まずあれだね」
「名前・・・」
「ひろみさんでよかったよね、確か」
「・・・・・・」
「う〜ん」「これからの事なんだけど」
「まぁ、しばらく俺達の言う事聞いて欲しいんだけど」
「確か旦那さん2ヶ月出張って言ってたよね」
「そこで、旦那さんが帰ってくるまで俺達の処理係りになって欲しいんだけど」
「えっ・・・・・・」
「今日のビデオに写ってた奴ら以外にまだ居るんだけど」
「そいつらも含めて相手してやってよ」
「えっあ」「・・・・・・」
「今日は、ほら突然だったけど今度からはちゃんと連絡入れるし」

弘美の頭の中ではまだはっきりと理解出来ない。
(なんの話?)(処理って・・・・なんで)
男の声に反応出来ない。
「ルール説明していいかな」
「・・・・」
「まずさっきも言ったけど、今度からは連絡入れてから行くから」
「それと、ひろみさんの体に傷を付ける様な事はしない」
「基本的にひろみさんに断る権利はない」
「俺達の仲間以外にはあなたの事をしゃべらない」
「ひろみさんも人にはしゃべらない」
「俺達は避妊はしないからそっちで対処してね」
「俺達の言う事聞いてくれれば旦那さんが帰って来たら開放するよ」
「ビデオも返すし」

一方的に突きつけられる条件に弘美の頭は追いつかない。
ただ自分が今あまり好ましくない状況だけは理解できる。

(処理係り・・・・)(旦那・・)

「あんまりしたくないんだけど」
「断ればどうなるかだいたい分かるよねビデオあるし」
「・・・・」

男が少し強い口調で言い放つ。
うつむいていた弘美が顔を上げる。
男と視線が合った。

「約束できるよね、ひろみさん」

弘美は小さくうなずいた。

「OK〜んじゃ契約成立って事で、これからよろしくね」

顔を伏せた弘美の視線が輪姦された現実に触れた。
弘美の膣から溢れた精液がシートの上に垂れている。

(なんでこんな・・・・)(なぜ・・)

小さくうずくまっている弘美に男の手が伸びる。
気配に気づいた弘美がビクッと身を強張らせる。
ティッシュが渡された。

うつむいたままそれを受け取りふき取っていく。
恥ずかしさに身を裂かれながら見知らぬ男の欲望の残骸を搾り出す。
膣に力を入れドロドロと溢れる男達の精液をティッシュに受ける。
拭き終わったティッシュを差し出されたゴミ箱に捨てる。

重みを増したそれはボトッと音をたてた。
隣の男がスポーツドリンクを手渡す。
喉が渇いていた事に今気づく。

一気に半分ほど飲んだ。
ふっー

やや落ち着きを取り戻した弘美。
助手席の男に目をやるとウトウトと居眠りを始めている。

「ちょっと落ち着いた?」
「送って行きたいんだけど」「どのあたり?」
「あ・・あの」「東公園の方です」
「あぁ以外に遠いね」「だいたい分かるわ」
「すいません」
何故か謝る弘美
「いいよいいよ気にしないで」「これからお世話になるんだから」

車が動き始める。
しばらく走った所で隣の男の視線に気づく弘美。
うつむいたままそっと男の方に目を向けた。
むき出しのままの股間が目に入る。
すぐに視線を戻す弘美。
少しして弘美に最初の契約実行の時が来た。

「奥さん口でしてよ」「家までまだかかりそうだし」
「・・・・」
「がんばってね弘美さん」

運転席の男が声を掛ける。

「後で俺も頼もうかな」「もうちょいで復活しそうだし」

男の手が弘美の首筋を掴んで引き寄せる。
小さく華奢な弘美などいつでも自由に動かせる。
目の前に男の欲望が現れた。
男の手が弘美の背中を撫でながら催促する。
あきらめた様に小さな口を広げてゆく弘美。
ぶらぶらとした物の根元に手をあて先を起こす。
ゆっくりと弘美の唇が飲み込んでゆく。
根元まで飲み込み唇と舌で男の欲望に応え始める。

うっはぁ〜
人妻の口の生暖かさに男が反応する。
どんどん強度を増していく。

じゅるじゅるじゅぽちゅるじゅばんっく

根元の手前で折り返しまた飲み込む。
当然ストロークの間に舌が這い回る。
一度始めてしまえば人妻に手抜きはないらしい。
それとも異常な状況がそうさせるのか。
弘美が旦那に教え込まれた技を惜しげもなく披露する。

愛しい人に求められた時と同じ行為。

弘美の口は男を追い詰める様に速度を増す。
ずるずると吸いながら締める。
SEXにおいて弘美はどんな男でも充分満足させられるだけの武器を
兼ね備えている。

すでに咥えられている男はだらしなく身を預けている。

じゅるっるじゅるちゅぱちゅるるるんくんくじゅるる

完全に弘美のペース、男はなすがまま。
男の物が一段と硬さを増す。
弘美の顔の下で男の尻の筋肉が締まる。

「でっっく・・出るぞ」
動きを止めた弘美・・口を離そうと試みた。
一瞬早く男の放出が始まる。

びゅるっびゅるるびゅくっどぷどっ

口の中に広がる男の精液の味。
最初の痙攣を口で受け止め残りを顔から胸に浴びた。
口の中に精液を溜めたままどうしていいか分からない弘美。

その弘美の唇を男がこじ開けようとしごきながら押し込む。
再び塞がれた弘美は精液を飲んだ。
飲みながら男の物に奥まで唇を被せる。
最後の一滴まで吸い取る様に刺激を与える。
ビクンッと痙攣した男の物から最後の精液が放たれる。
じゅるじゅると音を立てながら吸い取りそれを飲んだ。

顔と上着をドロドロにして咥える弘美を器用にビデオを回しながら
運転席の男が欲望を膨らませていた。

揺れる胸 第二部 9
晦冥 1/28(木) 20:28:29 No.20100128202829 削除
※ずいぶんと前に投稿させて貰っていました。
 途中いろいろとあって中断したまま、投稿が切れてしまっていました。
 突然ですが、また続きを書きたくなりお目汚し失礼します。

以前までの投稿日

揺れる胸1  2005 2/22
揺れる胸2  2005 2/22
揺れる胸3  2005 2/22
揺れる胸4  2005 2/22
揺れる胸5  2005 2/23
揺れる胸6  2005 2/25
揺れる胸7  2005 2/25
揺れる胸8  2005 2/28
揺れる胸9  2005 3/3
揺れる胸10 2005 3/5
揺れる胸11 2005 3/9
揺れる胸12 2005 3/23
揺れる胸13 2005 3/31
揺れる胸14 2005 4/9
揺れる胸15 2005 4/20
揺れる胸16 2005 5/10
揺れる胸17 2005 5/19
揺れる胸18 2005 5/29
揺れる胸19 2005 6/7
揺れる胸 第二部 1 2005 6/24
揺れる胸 第二部 2 2005 6/29
揺れる胸 第二部 3 2005 7/4
揺れる胸 第二部 4 2005 7/13
揺れる胸 第二部 5 2005 7/19
揺れる胸 第二部 6 2005 8/17
揺れる胸 第二部 7 2005 8/22
揺れる胸 第二部 8 2005 9/4

自分で保管しているのが第二部8までです。
おそらくこの続きは書いていなかったと思うので、第二部9から書かせて頂きます。


岩本と神田に押さえつけられた雪絵は三河の打ちつける腰を突き出したヒップの肉で感じ、目を大きく見開いた。
まるで水面から顔を出した金魚のように口をパクパクさせ、叫び続けた悲鳴に変わり小さく声を漏らしてしまう。
「入った・・・入っちゃった・・・生で入れられた・・・うぅ」
そんな嗚咽を漏らす雪絵を見て、三河はただ口元を緩めたまま見下ろすだけ。
生で挿入されたというショックを雪絵の与えたかったのだろう。
以前の貸し出しから三山演出されてきた三河の沈黙。
それはこんな場面でも演出されたのである。
雪絵にショックを与え、後悔させる。まるで雪絵の感情をコントロールするかのような三河は一体今までどれだけの人妻を抱いてきたことだろう。
「うぅっ・・ぅぅっぅ・・」
目に涙さえ浮かべる雪絵は、動かされることのない肉棒の感触をしっかりと膣内で感じていた。
前回は夫との約束通り避妊具を付けての挿入だった三河。
岩本と一緒に上下の口に挿入され、知らない男達に見られながらバックから入られても、今のような感情は生まれなかった。
犯された・・・・。
雪絵の頭の中には、無意識のレベルでその言葉が浮かんだのである。

「どうですか? 生挿入の感触」
雪絵を押さえつけたまま、岩本は三河にそんなことを聞いてくる。
「前回とは全然違いますよ。やっぱり人妻のマンコは生挿入に限りますよね」
「人妻のって言うより、雪絵のマンコはってことじゃないっすか?」
会話に割って入ってくるのは神田だ。
三河さえ距離を置きたくなる神田の下品さは、今日に限って都合が良い。
「雪絵のマンコは特にですよ。こんな卑怯なマンコはゴム付きでやるべきじゃなかった・・。
 こんな穴、生挿入で十分ですよ」
「あはははっ 確かに。なんで前回それに気づかなかったんでしょうね」
「今日は全部生ハメでしょ? なんたってゴム用意してきてないですからね あははっ」
頭の上で繰り広げられる下品な会話や笑い声を聞きながら、雪絵はただ目を閉じて耐えるだけしかできなかった。


大事な商談。夫はその相手の会社に到着していた。
「少々お待ちください。今担当の者を呼んでまいります」
丁寧な言葉で夫に頭を下げたのは、その会社の受付嬢だ。
奥へと消えていく後姿のヒップ部分を思わず見てしまう。
タイトスカートに包まれたヒップ。その意外なボリュームに思わずバックから挿入されている姿を想像してしまった。
その想像はやがて、ビデオで見たバックで三河に挿入されている雪絵の姿とだぶっていく。
「また三河さんにお願いしてみようか・・」
不安を理解してくれ、希望通りの興奮を与えてくれた三河。
紳士的な対応も、夫には満足のいくものだった。
多少の変更や嘘はあったが、雪絵が嫌がることは避けてくれる。
「また近々・・・」
夫はそんな大事な商談前にそんなことを考えてしまうのだ。


「見てくださいよ岩本さん。雪絵のおっぱいブルンブルン揺れてますよ」
「すごいだろ? 今日はたっぷり楽しめるぞ? くくっ」
そんな会話をする神田と岩本は、押さえつけていた雪絵から離れソファーにふんぞり返っていた。
もちろんビールを片手に雪絵を酒のつまみとしながらだ。
「んっ・・ぐぅ・・んっぅ・・」
下唇を噛み、雪絵は床に額を擦り付けていた。
肉付きのいいヒップだけを高々と上げ、三河に後ろから犯されていたのだ。
身体を支えることもない両手は、何かを掴むように握られている。
「三河さん最高っす。もっと雪絵のデカチチ揺らしてくださいよっ」
「どれ・・こうかな?」
三河は激しく腰を雪絵のヒップに打ち付けていく。
パンパンと響くその音に笑い声を上げる男達は、雪絵の意思などまるで無視したかのよう。
三河に激しく腰を打ち付けられた雪絵の胸は、そのリズムに合わせて同じように前後に揺れる。
そんな体勢だ。揺れる胸はまるで乱暴に床に叩きつけられるかのような激しい衝撃もある。
「うぅぅっ・・やめて・・・やめてくだ・・さい・・」
雪絵は何度この言葉を繰り返したことだろう。
しかし、その言葉とは裏腹に
「ぁっ・・ぅん・・」
思わず漏れてしまう声もあった。
犯されている。
その感覚は女として最も憎むべき行為だろう。
しかし、このときの雪絵は、時折引き抜かれる三河の肉棒をクチュ・・というような音で包み込んでしまっていた。

あぁ・・違う・・違う・・・・

押し殺してきた雪絵の感情。
ここに来るまで様々な葛藤があった。
もう1人の自分が、心の奥底から顔を出しそうな時、いつも頭を横に振ってその自分をかき消してきた。
「やめて・・ぁっ・・やめ・・てっ・・んっ・・」
そんな言葉を繰り返し、額を床にこすりつけながら横に振ろうとする雪絵の姿は、まさにその姿を同じなのかもしれない。
必死に見え隠れするもう1人の自分を押し殺す。
それは他人の妻として常識的な理性だろう。
それでも不定期に繰り返される
「やめてじゃないだろ? もっと犯してくださいだ。この変態マンコっ」
「ひぃぃっ」
パチン・・・そんな音を響かせるようにヒップを叩かれる衝撃が他人の妻という理性をも一緒に叩き弾いていく感覚に陥ってしまう。
「旦那に隠れて電話でマンズリしたのばらすぞっ」
パチン・・・
「卑怯なマンコにお仕置きしてやってるんだから有難く思えっ」
パチンっ・・・
「そんなでかい物ぶら下げて生活してて恥ずかしくないのか? このデカパイ妻っ」
パチンっっ・・・
「卑怯なデカ乳妻のマンコなんて生ハメで十分の便器穴だっ」
パチンっっっ・・・

繰り返される罵倒とスパンキング。
「いやああぁっ やめてえぇっ 言わないでぇっ」
雪絵の心・・・いや三河の肉棒を生で受け入れている膣に響いてきたのは数々の下品な言葉達であった。
「おい雪絵ぇっ 自分でケツ振ってるんじゃねぇかあぁっ?」
「こっちまでお前のマン汁臭ってきそうだぞ?」
「やあぁっ いやあぁっ・・・」
下唇を噛み、必死に堪えていた先ほどと違い、雪絵は浴びせられる言葉を否定する悲鳴が繰り返されていく。
それはまるで、甘い声が出そうになるのを誤魔化すかのように何度も何度も繰り返されていくのだ。
岩本や神田もその姿でさらに勃起させられてしまうのか、汚い言葉を浴びせていくことを止めない。
「旦那以外の生チンポで犯されて喘ぐなんて人妻失格だぞ?」
「ちっ・・違うぅっ・・喘いで・・なんか・・違っ・・ぅっ」
「雪絵のマンコは生チンポ専用の穴ですぅ って言ってみたらどうだ? あはははっ」
「そんなんじゃ・・そんなん・・・じゃぁ・・なぃぃ」

ソファーにふんぞり返り、ビールを飲みながら他人の妻に罵声を浴びせ笑い合う二人の男。
もう1人はそんな他人の妻に避妊具などつけずに、大きなヒップを叩きながら同じように罵声を浴びせ楽しんでいる。
その餌食にされた哀れな人妻は、卑怯な思いで夫に秘密を守ろうとした雪絵本人だ。
「ぐぅぅうっ・・」
ギリギリ・・・そんな歯軋りの音でも聞こえてくるかのように雪絵は固く口を閉じた。
「どうした?デカパイ雪絵えぇっ」
神田のそんな言葉にも反応しなくなってきている。
何故か・・・。
それは挿入している三河にはわかることだった。
つい先ほどから、雪絵の膣内の感触が変わってきている。
時折きつく締め上げ、まるでそこだけが別の生き物かのように雪絵の意思ではない動きを見せ始めているのだ。
「ふふっ・・・」
三河は思わずそんな鼻で笑う声が出てしまう。
今までこれほどの反応をする人妻など経験がなかった。
当然だろう。生粋のSという性癖とは言え、人妻を借り受けた時は紳士的な態度で接してきた三河だ。
これほど自分の性をぶつけられる他人の妻など、今まで巡り合ったことがない。
「雪絵。ここで逝ったらそれこそ旦那への裏切りじゃないか?」
打ち付ける腰の動きを止めることなく、低く冷たい声。
とは言っても、硬く口を閉じ、漏れそうになる声を堪える雪絵はそれに答えることなど出来なかった。
「逝きたくないか?」
そんな言葉にはただ激しく、床にこすり付けた額で頭を縦に振るだけ。
「ふふふっ・・ダメだ。逝くんだ雪絵」
「ああぁっあっ いやああああぁぁっ」
堪えていた声。それは三河の打ち付ける腰の動きが激しくなったのと同士に堪えきれなくなってしまった。
「あはははっ すげぇ声」
「コテージ借りてて良かったよ。ホテルじゃ隣の部屋まで丸聞こえだ」
ビールを飲み交わす2人にとって雪絵の悲鳴とも言える声は心地の良いものだった。
「いやあぁあっ いきたくっ・・・いきたくないぃっ」
普段は鼻で小さく喘ぎ声を漏らす程度の雪絵。
それが今は何故だろう。
雪絵自身不思議に思いながら、その不思議な思いに自覚はない。
ずっと以前から、自分はこんなに大きな声を張り上げて絶頂に近づいていたんだ・・・そう自然に思ってしまうほど。
「ほら逝けっ この腐れマンコの牝豚妻がっ」
バチンっっ・・・。
今までとは違う鈍い痛み。それまで三河は音を立てる為の叩き方をしていたのだろう。
しかし今は違った。明らかに雪絵に対し痛みを与える叩き方でヒップを平手打ちしたのだ。
「いやああぁっ いっぃぃっ ぅくうぅぅっ」


「はい。有難うございました。今後もよろしくお願いします」
商談を終えた夫は、その相手に深々と頭を下げ、会社を後にした。
今日はこのまま直帰となる。
「ふぅ・・・」
ネクタイを緩め、空を見上げると、雲ひとつない青空だ。
「雪絵はちゃんと涼しい服装ででかけてるかな」
汗がにじみ出てくるような暑さに、ふとそんな妻を思いやる気持ちが出てくる。
「まあ、雪絵のことだから肌の露出をするような服は着ていくことがないか・・」
どんな服装で出かけたのかはわからない。
ただ持っている服を考えれば、日妻らしい大人しい服しか持っていない雪絵のことだ。
すれ違う肌を露出させた若い女を横目に
「雪絵もあんな服を着れば周りの男から視姦されたりしてな・・」
そんな淡い期待も抱いてしまう。


「あれ?三河さん出さないんですか?」
三河は雪絵から離れると、勃起させたままの肉棒で岩本や神田が座るソファーに近づいてきた。
「出すなら雪絵が悲鳴を上げる時じゃないと。ほら・・あの状態じゃ面白くないじゃないですか」
親指で背中の向こうを指差す三河。
その先には、額を床につけたままヒップだけ高々と上げ、気を失った雪絵の姿があった。
以前、借り受けてビデオを撮影したことも同じようなことがあった。
その時は気絶してる雪絵を良いことに、ヒップの肉を押し開き、両の穴をじっくり撮ったものだ。
「この間に一発中で出してやってもいいんじゃないっすか?」
ゲラゲラ笑う神田に、三河は苦笑いで答える。
「神田君と違って若くないんだよ。そう何発も出せないからね」
「俺なんてさっき雪絵の口にザーメンぶちまけてやったのに、もうこんなになってるんすよ」
若々しさをアピールするかのように、神田の肉棒は確かにまた上を向いている。
「今日はその若いのが勃起しなくなるまで雪絵で抜いていきましょうよ」
「そうそう。今日は1泊だからまだまだ時間はあるよ」
三河と岩本。その年配2人から肩に手を置かれた神田は
「もちろんっすよ」
そう言いながら自分で肉棒をしごき上げ、両の穴を晒したままヒップを上げて気絶する雪絵を眺めていた。

花  濫 31
夢想原人 1/26(火) 16:26:53 No.20100126162653 削除
田辺の帰国

  一

田辺に東京にいる間は、ぜひ我が家に下宿するよう進めたら、恐縮しながらも感激して喜んでいた。

あの野蛮人の長髪族のような風貌で、我が家の玄関に彼が立ったら、冴子は驚愕するだろうと思っていた。

ところが実際に現れた田辺は、きりりと締まった顔に、ストライブのスーツを着こなしていて、惣太郎の方が、かえって驚いた。
「東京は近代都市ですから、ちゃんとした身なりでないともてませんからね。日本の美しい婦人には飢えていますから」
帰国の祝いの夕食で、ブランデーなど久しぶりで、いつもは山羊に乳からつくった酒を呑んでいたというだけあって、本当に旨そうに飲む。
具合のいいことに、田辺が帰国する二ヶ月前に、劉は母親が亡くなって台湾に帰国していた。
再び静謐に戻った家で、冴子もいつしか静かな挙措の妻に戻ってた。

しかし惣太郎は妻の躯のうちで、情念との激しい葛藤が繰り返し起こっているのを充分承知していた。
夜の床でねだる妻を二度ばかり抱いた。昼間の静謐をかなぐり捨てて夜叉のように、むしゃぶりついてくる妻を、惣太郎は御すのに苦労した。
なにかの弾みに、すこしばかり性的な会話をしたり、ふと接吻したりした時の冴子の顔が、にわかに生気を取り戻したように紅潮し、潤んだ眼差しが男
心をそそる。

田辺と初めての会食をした夜、惣太郎は冴子に聞いてみた。
「田辺君をどう思うかね。はじめた会ってみて」
「あたし若い男のひととばかり会っていたから、彼のような中年の男性は、どう対応して良いのか判りません。それに田辺さんって、男の体臭を振りま
いているようで、なんだか怖い気がするわ。じっと見つけめれると、なんだか呑み込まれてしまいそうで、脚がすくむ感じなの」
「彼に男の魅力を感じるということかね」
「わからないわ…なんていうのかな……彼と対面すると、なにか堅い大きな棒を突きつけられたという感じなの。体中が竦むという感じ……」

悪い印象はないらしい。田宮、浩二、劉とは違った男というものを見つけたという感じらしい。
問題は、妻よりも田辺にあると惣太郎は考えた。独りでも多くの女性を知りたかったからと、パイプカットまでして、女性遍歴を重ねた来た、甲羅を経た
田辺に、自分の妻はどう映っただろうか。自分の秘宝の鑑定がどうなのかが一番問題である。

なんでも言葉を濁さず、堂々としゃべるのが田辺らしさである。このために誤解を生むことも多い。その彼が、妻に酒を汲まし談笑しても、ひとことも妻
を褒めないばかりか、冴子を見る表情にも、さしたる変化はない。田宮や浩二、劉のように、妻に惹かれて輝く瞳もみいられない。
惣太郎は秘宝に関心のない田辺に、自分がどんなに妻を過信していたか知らされたような気がした。

帰国から一ヶ月の間この家に泊まっていても、田辺は妻にこれという関心を示さなかった。
大学の同窓生有志により田辺の帰国歓迎会が催されたのはこの頃だった。微醺をもう一杯という感じで二人だけで居酒屋に立ち寄った。
「奥さんの冴子さんのことですけど、先生は寝取られの性癖をお持ちですか」
いきなり切り込まれて惣太郎はたじろいだ。
「どういう意味だね」
「奥さんから発散するあの男心を痺らすような濃厚な精気は、先生お一人でつくることは出来ないと思ったんです。何人かの男の精によって醸し出された
女体だと思ったのです。そう思ってから、奥さんに接する度に、耐えられない欲情に苛まされているんです」

「そうかね冴子はそんなに男心を誘う雰囲気を持っているかね」
「いままで私は結構の数の女性を識ってきたと自負しています。女性を見たとき、いつも、犯したい女か、抱きしめたい女か、どうでもいい女かと三通
りに見分けることにしています。しかし奥さんの場合は、犯してたいし、また奥さんは抱きしめたいと複合しています。要するに男心をそそるということな
んですね」
「君ほど女を知りぬいた男が、家内のような、どこにでもいる嫁が気に入るとは信じがたいね」
「いや先生にとって奥さんが最愛の貴重な人で手中の存在だと思います。しかし奥さんには、男を惹きつける媚態が備わっているのです。美貌は勿論で、
私は奥さんのようなつぶらな瞳やぼっちゃりとしたタイプが昔から好きです。いわゆる特別にスタイルが優れているというのではないけれど、あの柔らか
そうなむっちりりした色白の肌は、ほんとうにむさぶりつきたくなります。そして性格が清純で挙措がうつくしい」

「おいおい……少し褒めすぎじゃないのかい」
冗談めかして言ったが、実は内心では不魚であった釣り竿に、突然猛烈な引きがあった時のような衝撃が惣太郎を襲っていたのだ。
「わたしは大変失礼かも知れませんが、奥さんは、性的にも完全に成熟されている。濃厚な男の精を思い切り吸収しておられるように見え、先生お一人
で創り上げた女体には見えなかったのです。普通なら静謐で叙情な挙措のあの奥さんを、先生がほかの男に与える筈がない。だから性癖として寝取られ
なのかと思ったわけです」

「冴子とわたしを、そんな風に見ていたのかね」
田辺は杯を干すと、彼の特徴である、じっと人の眼差しを覗き込むような目つきで、惣太郎を見据えた。
ここまで切り込まれ、見透かされていれば、もうすべてを語るべきだと惣太郎は決心した。なんと言っても、彼が妻に魅力に魅せられていることには間違い
ない。
秘宝は最大級に評価されたのだ。

「少し長い話になるが聞いてくれるかね」
惣太郎は岡山の鄙で厳父の元で育った玲子を半ば強制的に我がものとし。最近年齢差から彼女を満足させられていないと思い出し、若い男と交合させた。
すると秘宝は、男の精によって一段と艶がましてきたと話した。
「実は先生の秘宝は実に甘美でした。申し訳ないのですが、もう奥さんを頂いてしまいました」
惣太郎にとって百雷が落ちたような衝撃的な言葉だった。

「それはいつのことだね」
「先生が千葉の集中講義でお留守の時でした。
「何時のことかね」
「冴子は嫌がらなかったんだね。すぐ応諾したのかい」
「いえ、激しく抵抗されました。いまでは私が無理矢理犯したとのが正しかったと思っています」
 

田辺の告白
 
 

惣太郎は月に一度大学の分校がある千葉に集中講義に出かける。
講義が終わると現地の学生達とのコンパに出席するから、帰りは最終電車になることが多い。
その日も冴子に遅くなることを電話していて、夕食は田辺と二人で済ましておくように伝えててあった。

田辺の告白は次のようであった。
暑い夏の日であったから、汗を流して帰宅した田辺は、冴子の勧めるままに、食事の前にシャワーを浴びた。冴子が脱衣場に置いてくれた、糊のきいた
浴衣を着ようとしたら腰紐がなかった。冴子を呼ぼうとして、ふと思い直して、そのまま脱いだ着衣を抱えて、浴衣の前を合わせただけで、キッチンに入っ
ていった。
「奥さん帯が入っていませんでした」
対面の流しにいた冴子は、飛び出してきて、まず田辺が抱えている脱いだ着衣を受け取ろうと掌を伸ばした。田辺の浴衣の前が、はらりと開いた。田辺は
ひやりとし冷房の感触を下腹に感じて、言いようのない開放感を覚えた。

すぐ前に、ノースリーブの薄いブラウスに、一枚の布を回しただけで釦でとめたミニのラップスカート姿の冴子に抑えきれない欲情を覚えた。
浴衣の前がはだけたまま、田辺は呆然と冴子を見つめていた。
田辺の躯は、身長もあり分厚い大胸筋が逞しく、太股も筋肉の塊のようであった。大胸筋のあたりから濃い胸毛が腹部まで続いて、股間の陰茎がにょっき
りと上向いていた。
まさに成熟した男そのものという感じで、向かいあった冴子を圧倒していた。

浴衣の前が開いて覗ける田辺の筋骨逞しい姿に冴子は思わずそこに立ちすくんだ。
その冴子を無意識のうちに抱きしめていた。
「あっ、いやな田辺さん」
と声を出した冴子の唇を奪った。

「奥さんの抵抗はあまりなかったように思います。ただ私の胸を両手で押していましたが、抱きしめていた腕を解いて、ブラウスの上から乳房を揉みながら、
私は奥さんが欲しいとずっと思っていました。もう我慢出来ませんと、本心を告げました」
田辺は冴子を抱きしめたまま愛撫を続けた。乳房から躯全体を愛撫し、ラップスカートのホックを外そうとすると、奥さんはその手を握って抵抗されました。
思い切ってフラウスの前を引き裂きました。釦の飛ぶ音や私の激しい気迫に驚かれたのか、その後の抵抗はあまり強いものではありませんでした。

しばらく二人は無言のままでした。奥さんの息が徐々に喘ぎに変わっていくのがわかりましたし、躯のあちこちに愛撫と接吻を繰り返しているうちに、奥さん
の性感帯が判ってきました。
耳朶から頸のあたりに唇を這わすと奥さんは猛烈に感じるのですね。
この歳までさんざ女を知った私の愛撫は、絶対に女体を燃え上がらせるという自信がありました。私は羽織った浴衣を脱ぎ捨てました。
「田辺さんって、凄く男臭くってお上手なんだから……あたし知らないから……」
奥さんがはじめて言葉にされたのです。私は奥さんが承諾されたと確信しました。心底私に好意を寄せられたとは思いませんでしたが、私の経験を積んだテ
クニックに嵌ってこられたのがわかりました。

二人の足下に散らかった私の着衣はそのままにして、奥さんを横抱きにして、リビングに行き、ソフアに荒々しく放り投げました。
私のを見て下さいと、私は勃起している陰茎を奥さんの顔の上にもっていき、それをしごきました。
下半身はスカートが取り除かれてスキャンティーだけになっていることも忘れたのか、私の陰茎から目をそらしていた奥さんが、時々怒り勃っている男根に時
々目がいってしまうようでした。
私は奥さんをものにしたと、こみ上げる雄叫びを殺して、いままで蓄積してきた愛技をつくして奥さんを愛撫しました。

スキャンテーの上から陰部を強く愛撫しはじめた頃から、呻き声を出しはじめられました。
先生からお聞きしていた奥さんの性歴を識っていましたから、これだけ愛撫すれば、奥さんはもう拒みはしない。しだいに昇華していかれるのが、手に取る
ように判りました。
奥さんは自分の裸体を私の前に曝し、もう完全に抵抗を止め、それどころか私の勃起した陰茎に掌を伸ばしてこられました。
私の陰茎は濃い茶色で血管を浮かび上がらせて、亀頭は極限まで腫れ上がっていました。そこに奥さんの小さな白い手が絡みついているのが、とても淫猥で
した。

「私のはどうですか?他の男と較べて」
「凄いわ、ものすごく固くて熱いの……握り切れないわ」
 奥さんがこの場におよんで、さすが甲羅経た性愛の経験者らしく、やさしく私の陰茎をいとおしんで下さるのが、とても嬉しく、また怖いと思いました。
「奥さんごめんなさい。ここの家にお世話になった時から、奥さんに夢中になっていました。やっとこれで満足しました」私ははやる心を抑えて、もう一度奥さ
んに接吻してから、躯
を離して終わりを告げました。

それは決して本心はありません。奥さんの意志を確認したかったからです。
「田辺さん あたしがお嫌い?」
小首をかしいで言う奥さんの目がうるんでいました。
これはいけるな!

奥さんの言葉に私は満足していました。先生の秘宝が私に墜ちたという満足感です。
私は先生から聞いていた、奥さんと関係のあった男達のことを思い出していました。互いが猛烈に愛し愛ながらの性交が、いままでの奥さんが体験した交合で
す。ここでまだ奥さんが体験していない交合とは、犯される歓びだと思ったのです。
私は態度を改めました。

「会った時かから、奥さんとこうなる時を狙っていたんだ。今日は奥さんを頂くからな、覚悟しなさい」
突然変貌した私の顔を、奥さんは惚けた顔で覗き込んでおられました。
そういいながら、いきなり私は奥さんの乳房を鷲掴みしました。
「痛い!」奥さんが悲鳴をあげました。
そして奥さんのスキャンティーを荒々しく剥ぎ取リ、パンパンとお尻を強く平手で叩きました。
一瞬きょとんそた表情の奥さんの顔を無視して、まだあまり潤っていない陰唇へ無理に指を突っ込みました。

奥さんは無言で私のその掌を押しのけようとされました。かまわず指を挿入したまま、私の技巧を屈しして、微細な動きをはめた私の指の動きに、あっと声を上
げて、躯を弓なりに反り
返らました。奥さんの陰部から透明な体液が溢れ出していました。

私は怖声でどすをきかせて
「奥さんそろそろ頂くよ。」
と言いながら、両足の間に腰を入れ、開ききった陰唇のピンクに狙いを定めて、大きく腰を振って一気に男根を突き入れました。
奥さんは「あっ 痛い! ううっつ」と叫び躯をよじらせました。

嵌め込んだ陰茎を 抽送はせずに、中をかき混ぜるように動かせしました。やがて動かす度に「あっあっ」と奥さんは嬌声をあげます。ぐっと奥まで突き入れると、
「きついわ……どこまで入るの、怖い」
と奥さんは狂いました。
その奥さんの言葉に刺激され、私はさらに 抽送のスピードを速めました。そして、
「どうです私のチンポは…良いだろう……こんな長いチンポで貫かれるのは初めてかい?」
わざと卑猥な言葉を吐きながら攻め続けます。

「そらそらもっと奥まで突っ込むぞ」
「お腹の中がこわれそう……キャアー」
と叫んで奥さんが早々に逝ってしまわれました。
弛緩した奥さんのほっぺたを叩いて、
「これから本番だというのに、もう逝っちゃたのかい。さあさあ本気でよがさせてあげるからな」
私が 抽送をはじめると、奥さんも電気仕掛けの人形にスイッチが入ったように、またよがりはじめました。

「奥さんのオマンコの中でチンンポが締めつけられているよ。俺のぶっとい陰茎が全部奥さんの中に埋まってるんだ。うわあ、この締め付けはたまんないな」など
とさらに卑猥な言葉
で攻め続けると、奥さんは半狂乱の情態になり、逝き続けました。体位もいろいろと変えて、最後は奥さんの手首を後ろ手に縛って、後ろから思い切り突っ込みま
した。

全身全霊を亀頭に集中して、今まで経験してきた、あらゆるテクニクを使いました。
私の奥義はボルチオ性感帯の刺激です。
奥さんは近所に聞こえないかと思うほど、大きな声でよがっていましたが、最後は失神してしまい、今度は簡単には起きてくれませんでした。

先生の最終電車の時間が近くなり、私は慌てて裸のままの奥さんを風呂場に運び、すこし熱めのシャワーを奥さんにかけて、やっと正気にかえさせました。
その後慌てて後始末をしていたら、先生が帰ってこられました。

あの時、先生を囲んでブランデーを呑みましたね。一緒にグラスを舐めるようにしていた奥さんの視線が、ちらちらと私の方に向けられていました。それは怒りの顔
ではなく、共犯者同士が、こっそりと意志を交わしているような感じで安堵しました。

「それで終わったんだな。その後はどうなったんだ」
奥さんを頂いたのは、その時だけです。失神はされましたけど、満足はされっていないと思いました。それだけにこの交に奥さはきっと未練を残しておられますから、
また機会があれば、今度は苦労せずに、すぐ出来ると確信しています」

「なるほど冴子が被虐の歓びを知ったということか」
惣太郎は思わず唸った。
「被虐というほどのことではありませんが、いままで惚れられて大切にあつかわれてだけいたのを、ちょっとマゾを感じさせてあげたということです」
「それで冴子は悦んだというのだね」
「私の感では、奥さんはいわゆる被虐の歓びはお好きではないけど、受け身の女として、男の強烈な力で抑えつけられる歓びはかんじられるようですね。特に言
葉の暴力には、いままで清純な方だっただけに敏感ですね」

「おかしいな。万一そのようなことがあったら、私は絶対報告するように言ってあるんだがなあ」
「彼女は、先生に顔向け出来ないと泣いていました。私は先生から一部始終を聞かせてもらっていましたから、彼女は要するに自分の意志ではなく、、無理矢理手
込めされたのですから、もし報告すると先生がお怒りになり、不注意で私に躯を許したことや、私の行為に先生が激怒され、私との仲が決すると思ったらいのです。
私も不注意だったし、それでなのに感じてしまい、無念だと判断したようで困惑しておられました」

田辺は自分から先生に報告して、穏当に解決するから、それまで黙ったいてくれるようにお願いしてあったのですと言った。
惣太郎は、いくら田辺が弁解しても、妻が田辺の説得に応じて自分の報告しなかったことを裏切とも思えて怒りを覚えた。
しかし陵辱される妻の、見たことない犯されながら悶えている姿態があやしく目に浮かんで、それを見たいと、おののく自分の思いに愕然とした。

「それ1回だったんだね」
念を押すようにもう一度田辺に言った。
頷いた田辺に惣太郎は、なにげなくと言った口調で、
「いたぶられる妻はまだ見たことがないよ、大人しい男達だったからね。そんな妻の様子ま見たこともないが……」
自分で言って、未練がましいと反省していた。



 

花  濫 30
夢想原人 1/24(日) 18:09:30 No.20100124180930 削除
焼けぼっくり

 六
腰で折り曲げられ、伸びきった両脚の足首を掴んで左右にひらかれ、その間に男の腰が入っていた。掴んだ両足を手綱のように上下に揺すりながら、
男は前後に抽送運動を繰り返していた。女は人形のように自由に動かされながら、この世にいなかった。
男だけが夜のしじまの中で一点を見据えて孤独な動きを続けていた。突然鳴りはじめた電話のベルは、最初男にしか聞こえなかった。

調布のインターチェンジを出たから、あと三〇分で着く……、劉がまだいるなら、駅前の餃子を買って帰るが……。電話が切れる直前に、そのままで
もいぞ、と夫が言った。意味はわっかったが、劉の手前、そうはゆかなかった。
しかし、夫の期待を、すべて消し去ることも出来ず、思案のすえに、和室をそのままにすることにした。
劉には、夫が和室に入ることはないから、と説明した。和室は二人の体液と汗の淫らな痕跡が、布団にも空気にもいろ濃く残っている。
身体を洗う間もなかった。素肌に皺になった茶のハウスコートを着た。釦がふたつとれていた。その分だけ乳房と尻が多くむき出しになった。劉が着
替えたのを見届けてから、自室にかけこみ、鏡にむかった。狂って血の色に染まりかけた妻の顔が、おぼろげに視えた。
乱れた髪を直しながら、寝起きのような顔を化粧で隠そうとしているな、と惣太郎は思った。目の潤みも上気した顔も隠しようがないのにとも思った。 

心に乱れはなかったが、動揺している男を、どう静めるか、ということだけが頭にあった。夫と通じ合って仕組んだ、とは言えなかった。帰ってきて、
夫がどういう態度を示すかということも考えてみたが、それは夫しだいで、考えてもはじまらないことだった。夫が男に無体な態度をとるとは思えなか
ったが、純な男の心の動揺には心が痛んだ。夫が、もう劉と会うな、と言ったら、はたしてそれに従えるだろうか。いまの女には、肉の希望だけが
すべてのように思えた。

夫が帰ってくるのだから、ちゃんとした服装で現れると思っていたのに、ネグリジェ姿で現れた冴子を見て劉は、息をのんだ。
ネグリジェは薄くどうかした光線のかげんで、陰毛が透けて見えた。下穿のないのも歴然としていた。
「そんな恰好で………」
微笑みかけた冴子の顔が一瞬、惚けた表情をみせてから、あわてふためいて、また自室にかけ込んだ。
まだ精神が正常にかえっていない、と劉は思った。
これでは、もうすぐ帰ってくる主人に見破られるかも知れないと考えると、日本の社会ではどうか知らないが、台湾で畏敬のひとの妻と通じたという
ことが発覚すれば、それは社会的抹殺を覚悟しなければならない。
劉の中に恐怖がはしった。すぐにもこの家を飛び出したい衝動にかられたが、日本の風習ではないことはたしかだが、この家の主人は、どこが違っ
ていると、前から考えていたことが、その衝動を阻止させていた。

調布の外人寮にいたころ、毎夜のように、この家にやってきて酒を飲み、夫婦と話し、そして主人が二階の書斎に消えるのを待って、階下の和室で
交わっていたことを、主人はほんとうに知らないのだろうか、という疑問があった。
若い妻とわかい男が、毎日のように、夜遅くまで、ふたりだけでなにをしていたと考えていたのだろうか。まったく疑念がを感じなかったとすれば、
よほど自分の妻を信頼していたか、世間知らずというほかない。

言語学者として世間でも通る五十歳の男の経験が、それほど非常識とは思えなかった。当時じの劉にとっては冴子が生き甲斐の軸だった。
はじめて識った女のやわらかさは、なにものにもかえがたかった。
そんな時、同じ寮に宿泊していたバンコック出身のヴエンという青年が、あなたも橋田先生の所に出入りしているらしいが、あの先生はインポで奥
さんを満足させてやることが出来ないと聞いた。もしそうであったら、あの若いし美人の奥さんは欲求不満に違いないから、ぜひ一度紹介してくれ、
と劉に言ったことがある。

ヴエンは、政府の奨学金で留学していたが、ただ貧困な母国を抜け出して豊かな日本で遊びたいという、真摯な学問を追求する劉とは違った世界
の人間だから、それまで劉は相手にしなかった。
しかし、その時だけは、ヴエンの話しにのるような恰好で、
「それは初耳だ。本当なら、あなたより自分が立候補しますよ。しかし、それは事実ですかねえ……」
劉が、わざと好色そうに問いかけると、

「隣の部屋のラサールも、よくあの家に遊びに行くそうだが、酒を飲んだすえ、奥さんを抱いてダンスを踊った時、あまりにも魅力的なので、つい
激しいチークダンスをしたのだが、横で見ていた主人が、自分はもう若くないが、妻は若いのだから慰めてくれ……、と言ったそうだ」
劉は焦る心を鎮めながら、
「そしたら?」
と促したが、
あとのことは言わなかったね。その後通っていないところを見ると、成功しなかったのではないか」

ちょうど劉が冴子によって男になったばかりだっただけに、ヴエンの言葉は衝撃で、しばらくは、そればかり考え続けて、あるいは、自分とのこ
とが発覚して、とおまわしに詰問してきたのだろうか、とまで疑ったが、そのあとなにもなかった。
いまの冴子は、たしかに精神的混乱を起こしていたのだろうけれど、混乱しているがゆえに、無意識で素裸にネグリジェをはおるというのは、夫
とのあいだに、それが許されるような一種の馴合の合意とでもいうべきものが成立している、とも考えられる。
だからこそ、本能的に裸にネグリジェを纏うという行動に出たのではないか。劉の脳裏に生じた瞬間の疑念は、なぜか彼の心に尾をひいた。

つぎに現われたとき冴子は、ミニのグレーのスカートに、胸ぐりの大きくあいた目の醒めるような深紅のブラウスをつけていた。深紅が冴子の
肌の白さを目立たせていた。
「これならいいでしょう……」
冴子は、少女のように短いスカートの裾に手をかけてしなをつくってみせた。一瞬、股間のあたりまでまくれ上がったスカートの奥の隠微な部分に、
下穿は見えなかったが、きくわけにもいかなかった。

車の停まる音もなく、玄関があいたのは、それから間もなくだった。
冴子が出迎えに出た。靴を脱ぎ手提げ鞄を渡しながら見上げた夫の眼に光があった。首尾を問うまなざしであることは冴子の一目でわかった。
冴子は返事をせず顔を赤らめた。惣太郎があがってきた時に、冴子はリビングにいる劉を気遣いながら、そっと玄関横の和室の襖をあけてみせた。
惣太郎が、わずかに開いた襖から首を突っ込んで、

「相当派手にやったな」
小声で言ってから、冴子のスカートの裾に手をさしこんだ。
下穿のない股間は濡れていた。
「なんだ、風呂にも入っていないのか」
惣太郎は、ややふるえる声で妻に言った。自分が興奮しているのが、わかった。
「一度
入りましたけど……」
消え入るような声で妻が答えて赤面した。

リビングで聞き耳をたてているであろう劉を気にして、惣太郎はわざと大股で歩いてリビングに入った。ドアをあけた正面のソフアにかしこまって座
っている劉が、いたずらを見つかった子供のように顔を皺わらせて笑った。
「劉君はあまり飲めないのだったね。無理に飲むとどうなるんだい?」
惣太郎がブランデーグラスを揺すりながら訊いた。
「すぐに前後不覚になってしまいます。あとで聞きますと、とても元気よくなるそうですが、自分では覚えておりません。二、三杯飲むと、これが限
度だというように頭が重くなってきて、それを過ぎると、あとは忘れてしまうのです。自分の行動を覚えていないというのは恐ろしいことです。それ
で、あまり飲まなくなってしまったのです」
「酒を飲めば、多かれ少なかれ、記憶は失うものだよ。まあ、今夜は、もう泊まることにして、ゆっくりやろうよ」

劉をけしかけるようにして、ふたりで酒をかわしだしたのは十二時を過ぎた頃だった。自分で云った通り、劉はすぐ酩酊した。酩酊すると暗示にか
かりやすくなるタイプだった。それを惣太郎は巧みに利用した 自分が帰るまでの妻とのことなど、軽々と告白し、死んで詫びると、泣きながら訴
えた。
惣太郎の老獪な誘導で、劉と妻を和室に入れて愛交に入らせるには、それほど時間はかからなかった。

もう休んだ方がいいから……、とシーツの皺を横目で見ながら布団に劉を寝させ、その横に妻に添い寝するように命じたとき、妻は、
「いやよ、こんなに明るいところで……」
羞恥に顔を染める妻を説き伏せて寝させると、劉は自然の反応で、すぐに妻を抱いた。酩酊して眼はつぶっているが、もう惣太郎が、すぐそばで
見ているなどということは眼中にないらしく、着ていた寝巻も下穿も脱ぎ捨てて全裸になって、妻に挑んでいった。
贅肉のない硬く逞しい劉の裸体が、妻に馬乗りになって、妻の衣服を剥がしはじめた。酒を飲んでいない妻はあがらったが、劉には非力だった。

「そんな無茶なことしたら、破れてしまうわ」
薄いブラウスの前ほっくをはずさないで、強引に前を開こうとする劉に妻が叫んだ。
「いいではないか、ブラウスの一枚ぐらい…」
惣太郎が言った時には、もうブラウスは、左右にちぎられて、ぼろきれにようになって、妻の躯の下に落ちていた。
深紅のミニスカートが捲くしげられた格好で、妻は劉のものを受け止めていた。仰向けにされた蛙のように両脚をくの字形に開いたあいだに劉の
腰がはまってい動いていた。惣太郎のものと比較するとひとまわりも、ふたまわりも大きく見える劉の陰茎がまた妻を貫いた。

知られたくない遊び31
道明 1/23(土) 11:17:07 No.20100123111707 削除
橙色の仄かな明かりが美人の横顔を照らしている
夜具の上で正座し、契りを交わす男を待つ理絵
もう一つの夜具の中で、陵辱を免れた沙世が寝息をたてていた

静かに襖が開き飛松と岩井が入ってくる
岩井が飛松にもう少し話し合いたいと、別室に連れ出していたのだ
実際は悪党どもの思惑が予想以上の好展開になり、理絵をどのように甚振るかの下打ち合せといったところだ



「岩井さん、新婦の理絵さんがお待ちかねの風情だね」

「もう・・・言葉で甚振るのは、堪えてください・・」

理絵がイヤイヤと俯いたまま反発した
淫鬼の二人が顔を見合わせる


「理絵さんの方は覚悟ができているようだし
 色男の岩井さん、ぐずぐずせずにしゃきっとしなきゃな・・・はははは
しかし人助けのためとは言え、まな板ショーをするにはいささかアルコールが足りないのではないですかな、元融資課長夫人殿」

「そんな卑劣な仰り方はやめてください」

「ほうぅ・・その勝気がいつまで続くのかねぇ・・・さあ、色男さん
 始めてもらいましょうか・・少し明かりが足りないようだ、明るくするよ」



岩井が口を挟む

「待って下さい、飛松さん・・・これ位の明るさの方がムードもでるし、先ほどもお願いしましたように、蒲団の中で契らせてもらえませんか」

「駄目だね、この明るさじゃ良く見えん・・・暗いのが好きなら目隠しでもするんだな
 抵抗するようなら、縛り上げるんだよ・・・色男さん」

「オーナー・・・その人に何を言っても、こちらがより惨めになるだけ
 お願いです、早く・・・・早く、終わらせてください・・・・・・」


岩井の魂胆を知らない哀れな女
淫鬼二人は生贄が見せた覚悟に横目で互いに小躍りする



岩井は震える理絵の肩を抱き寄せ、蒲団の中へ誘い込み耳元で囁く

「理絵さん、私のことなどどうでもよいがこれで沙世ちゃんの操が助かるんだ・・・暫くの辛抱だよ
 蒲団の中で、二人が愛し合ってる振りをして誤魔化せばいいんだ、悟られぬように
 私を亡きご主人と思って甘えてください・・・その方が少しでも気が楽になる」


そう言いながら岩井は、理絵の黒髪を無骨な手で撫で上げると、項に優しく手を触れ、首筋に唇を這わしていく
そして浴衣の帯を解き、ブラジャーを外した

32歳の熟れ盛りの形のよい乳房、想像していたとおり色素の少ない蕾が頂きで震えている
岩井は手のひらで白い乳房の裾野を押し上げ、頂上の蕾を甘く噛む


「うっ・・・オーナー、止めて」


理絵の声などお構い無しに、鍛えられた筋肉質の岩井の脚が、真っ直ぐに伸びる理絵の細い両足を両サイドから挟み込む
柔らかく弾力のある菩薩の腿肉に触れ、痺れるような感覚が男根の根元を刺激した

こんな状況にあっても目を瞑り貞淑の表情を崩さない女
岩井は逃がさぬように、左腕を理絵の首の後に回し右手で顔を引き寄せる


「理絵さん・・・今から私はあなたを最愛の妻と思って抱く
 あなたと私の濃密な交わりを奴に見せつけてやるんだ・・・それが精一杯の抵抗だよ」


岩井はそう言うと、唇を重ねていく・・・・・



隣の部屋で手酌で飲んでいる飛松は、襖を全開にして二人の絡みをつまみにしている

「よー・・お二人さん、あれだれ言ったのに蒲団の中へ入っちまったなぁ・・
 まあ、素人さんだから許してやるか・・・おっ!ブラを外したか・・匂いでも嗅いでやろう・・・ははは」


岩井の理絵に対する愛撫は優しい・・・この男が初めて見せる恋人への愛し方だ
しかし・・・どうしても馴染まない、我が侭男には到底無理な愛・・・通じない
それでも、ゆっくりと時間をかけ、貞淑な女の無念さを癒し、そして久々の男との肉交への緊張感を解きほぐそうとする



「理絵さん・・・ご主人はこの乳首をどんな風に吸ったのかな?こんなふうに噛んだりもしたかい?」

「あん・・・・・嫌・・・」

「しっ!・・・・・声が大きいよ、嫌がったりしたら奴を喜ばし、奴の思う壺だ」


男にご無沙汰だった熟女の身体に、堅くなった自慢の剛直をパンティ越しに押し付ける
岩井は理絵という観音菩薩を抱きしめたまま、口を吸い何度も怒張を擦り付け念願の至福の世界に浸っていた


「どうしたんだい・・・じれったいなあ・・・早く善がり声を聞かせてもらえないかねぇ
 ええ、お二人さん・・そうだ、理絵のパンティをこちらに投げて貰えないか、岩井さん
 無念の女汁で濡れてるかどうか・・その湿り具合と匂いも確めたいんだよ」

(ちぃっ!急かせやがって飛松の奴・・応援のつもりだろうが・・しかたがない)



岩井は心とは裏腹に、少しずつ蕩けだした理絵の耳元で再び囁く

「理絵さん、・・・・今からパンティを脱がすけれど安心して、絶対に中には入れないから・・・蒲団の中だ、奴からは見えない」

「でも・・・」

「大丈夫・・逆らって蒲団を捲られたら、奴の前で挿入しなければならなくなる・・ここは言うとおりにするんだ」


そう言うと岩井は蒲団の中に潜り込み
二人に掛けてあった蒲団が自然と捲れ、隣室にいる飛松の目にも理絵の豊満な乳房が飛び込む
蒲団の暗闇の中で、白いパンティに包まれた理絵の柳腰に頬摺りする岩井
ああ・・と仰け反る理絵・・・・乳房が大きく揺れている

弘美D
太郎棒 1/22(金) 19:34:43 No.20100122193443 削除
ソファーに横たわる弘美をしばらく記録した後場面が変わった。
ひじの所で止まっていた洋服を元通りに着せられ、スカートも
降ろされて正しい位置に直されている。
足首に引っかかっていた下着は不明・・・
男の中の一人が抱える様にして弘美を運ぶ。

「マスター帰ってくるとまずいから残りは場所変えてやるわ」
「あぁ了解」
「車まわしてくる」
店の外に車が止まった。
そこでまた場面が変わる。

車が走り出してしばらくすると、弘美を抱えて店を出た男が弘美を陵辱し始めた。
先ほど4人の男の欲望を受け入れた?弘美の膣はそれでもまだ
挿入を簡単には許さない。
先を押し当てゆっくりとこじ開ける様な感覚を味わいながら
男が押し込んでゆく。
弘美の膣も押し返しながら、入ってきた部分を締める。
最高の挿入感を感じながら根元まで押し込む。

達成感と強烈な締め付けを同時に味わいながらゆっくりと
弘美を揺らし始める。
激しく突き入れたい衝動に駆られるが、長く味わいたい気持ち
がやや勝る。ゆっくりゆっくり出し入れを繰り返す。

うぅぅ・あぅむぅ・・・
弘美の声で男が一瞬動きを止めた。
動きを止めると、きゅんきゅんと男の物に弘美の膣が攻撃を加えて
いるのが伝わる。
我慢していた男の欲望が急激上り詰めていく。
弘美は仰向けで腕はだらりと力なく垂れている。
スカートだけを捲り上げられ下半身を曝け出した状態で犯されている。
この男の興味は弘美の穴だけだろう。
腰の速度が上がっていく。
細い弘美の足が男の肩辺りでガクガクと暴れる。

射精が始まる・・・
溜まっていた欲望が精液となって弘美の中に放出される。
びくびくと男の物が痙攣を繰り返し大量の精液が弘美の膣を
満たしてゆく。射精しながらも男は腰を振った。
狭い膣に収まりきれない精液が溢れだす。
満足感に浸りながら男の物が引き抜かれた。
弘美の薄い毛の上に男の絞り出した液が滴り落ちた。

「もう・・止めて」
「もうわかったからビデオ止めて・・・」
「え?」
「まだつづきあるよ」
「おねがい」

ほぼ覚醒した弘美の口からやっと出た言葉。

「わかった」
「残念だけどまあまた今度最後まで見ればいいからね」
「・・・」
カメラの男が停止ボタンを押した。
静かだった車の中がさらに静かになった。
しばらく沈黙がつづく。
車を運転していた男が口を開いた。
「奥さん俺たちの話をよく聞いてね」
「静かにしてよく聞いてね」
小さく弘美が頷く。
「んじゃ始めようか、話」
男達の交渉?が強制的に弘美の耳に届く。

花  濫 29
夢想原人 1/22(金) 10:38:51 No.20100122103851 削除
けぼっくり

 五

劉が旺盛な食欲で料理を片付けるには、さほどの時間はかからなかった。  
低く構えたカメラから見える食卓の裏側からは、向かい合って椅子に腰を降ろした二人の下半身が眺められた。                     
妻は淡い茶色のハウスコートに着替えており、劉は惣太郎の木綿の格子縞の浴衣を着ていた。                             

二年前の冬、田宮と浩二を交えた三人の性宴が思いがけなく開かれた時着ていたもので、惣太郎はそれ以来初めて目にするものだった。
学園祭で無理に買わされた服で、薄茶色の地に濃い茶の木の葉模様をあしらった地味なハウスコートだが、一枚の布地を合わせて着たよ
うな頼りないもので、裾は踝まであるものの合せ目のスナップが腰の上までしかなく、ちょっと触れば、はらりと落ちてしまうしどけなさであ
る。そのうえ腰から下は合わせただけだから、椅子に坐ると腰の辺りまで割れてしまう。食卓の下で劉には見えないが、今も妻の下半身は
前から二つに割れて臍の辺りから下があられもなく露出している。椅子から立ち上がる時には、下穿をつけていない股間の淡黒い陰りまで
鮮明に見えている。     

「お酒まだ召し上がるでしょう? 和室に用意するわね」
妻の下半身が椅子から立ち上がった。
ぼくも手伝います」
劉の下半身も立ち上がった。

「いいわよ、しばらく、ここにいてね」
妻が食堂から出て行った。惣太郎はカメラを和室に切り替えた。
和室のカメラは床に置かれた人形ケースの裏に仕掛けられているから、食堂よりさらに低い。どんなに広角にしても立った時には腰から上は
写らない。和箪笥の上もテストしたのだが、そこからはどんなに俯瞰にしても畳の上に寝た二人はとらえられない。

冴子の白い足が見えていた。歩く度に裾が割れて両足が尻のあたりまで見える。広角いっぱいにしたカメラからは、庭側の障子が見える。
障子の前にちゃぶ台が押しつけられ、そこに酒の用意がされている。正面の障子の左側が押入で、両開きの襖の半分が見える。右側は廊下
からの入り口の襖があるが、そこまでは見えない。
押入から妻が布団を出して敷いていた。これから好きな男との情事を楽しむために布団を敷く妻の表情は、酒のせいもあるのだろうが、上気
していて目元も赤く潤んでいる。化粧も前より厚くしていて、光の加減では能面のように見えるときもある。女は化粧を厚くすることで、日頃の
自分を消して別の女になることが出来ると、なにかの本で読んだことがあるのを惣太郎は思い出していた。妻もいまは、自分の妻を消し去って、
劉にふさわしい若く美しい恋人に変身していると思っているのであろうか。

「手伝いますよ」
突然劉の声がした。妻は腰を屈めてシーツを広げようとしていた。カメラの前に劉の浴衣の下半身がにゅっという感じで現れ、やがてしゃがん
だ妻の前で膝を突き、シーツの片方を掴んだ。
劉がシーツを持ったまま、あとすざりをして広げ、開き切ったシーツを二人で引き合っていたが、その動きが俄に止まった。胸の辺りまであげて
シーツを持った妻の視線が、魅せられたように劉に固定されていた。ふたりは森閑とした和室の中で、しばらく視線を交わしたままじっと動かなか
ったが、やがて、同時に堰を切ったような火急さで寄り合うと、敷きかけのシーツをそのままに、抱き合った。

「もう待てない」
せつなそうな声で劉が冴子の耳に囁き、しゃがんだままの冴子の肩を抱いた。妻は、それを待ち望んでいたように、全身の力を抜いて、眠り人
形に化身したかのように睫毛を閉じたまま、がっくりと首の力が抜けた顔を劉の胸に埋め込んだ。
妻の長い髪が銀鼠色の光沢を反射させながら、劉の浴衣から出た毛深い腕を伝ってよじれたシーツの上に流れていた。

劉が脱がせたわけではないのに、どこでどうなっているのか、熱い抱擁に二人が悶えている間に、茶色のハウススーツは、するりと妻の肩を滑
り、胸から腰を剥き出して、シーツの上に藻屑のようになって落ち、丸い肩や豊かな乳房や柔らかそうな腹があふれ出て、劉の腕の中にすべりこ
んできた。
仰向きになった妻に寄り添うように横から裸体を密着させて、乳房を揉みしだきながら接吻をしていた劉が、不意に?全体を妻の下半身の方に
滑らせていった。劉の両腕が閉じて重ねられた太腿にかかって広げにかかった。
「ああそんなあ………明るいのに……」
劉が妻の股の間に顔を入れて、舌をはしらせはじめたとき妻は乱れはじめた。その部分に口と舌を使われることに妻は弱い。それをされると、
きまって乱れてしまう。

「きれいだ……いつも、ここのことを考えていたんだ」
劉は中国人らしい大げさな感嘆のことばを口にし、妻の溢れるもので濡れた繁みの毛むらをかきあげ、舌をチロチロ動かす。
……そして、劉の舌がありとあらゆる秘めやかな部分に触れ、浅瀬をなぞり、深みをうねうね這いまわると、蟻走感にもにた性感はいっそう昴り、
妻は身悶えてしまう。妻は下腹を波打たせ腰をふるわせながら、劉に挿入をせがむ言葉を口にしていた。

劉は妻の顔の横に位置していた自分の腰をずらせて妻の顔に押し当てた。カメラからは男の尻が邪魔をしてよく見えないが、猛けり狂った男を妻
の顔に突き当てているようだった。妻がが上体を起こして、乳房を揺すりながら男の股間を俯かせて、天に向かって憤怒している硬直した陰茎を
両掌で掴み口に含んだ。妻の股間に埋もっていた劉の顔がよじれるようにあがってきて恍惚の表情をみせた。劉が腰をひねって陰茎がまっすぐ上を
向くような恰好になったので、陰茎を含んだ妻の表情も見えるようになった。

妻は、静脈を浮き上がらせた男に白い指を巻き付けて、深々とくわえて舌を巻き付けていた。劉の人並はづれの大きいものはきっと先端が彼女
の偏桃を打っているの違いない。劉の腰が痙攣する。                   
劉は顔をふたたび妻の股間に埋めると、妻の陰部に武者振りついた。妻の両膝が小刻みに震えながら、縮めたり開いたりを繰り返して劉の愛撫
に応えている。やがて妻の膝の開閉が、激しくなった。体液が溢れ出したのか、締めっぽい音が聞こえだした。その音で、劉の欲望は、更に燃え
上がるのが、妻の細い指の絡まった陰茎が、ひくひくと脈動するのでわかった。妻の?からは夥しい体液が、吹き出しているらしく、劉の舌が動く
たびに淫猥な音を立てている。

劉が水中の息苦しさに水面に顔を出すように、妻の股間からときどき顔を挙げると、とめどもなく湧き出る体液が劉の鼻や口を、ぬるぬる濡らした
ているのがよく見えた。妻の白い裸が、ピンクに染まってのたうちまわる。腰が動く度に、濡れた音を立て、体液が劉の顔にふりかかった。劉は、
秘口から舌を抜くと、クレパスに強く顔を押し付け、固く突出している花芯をスルリと口の中に吸い込んだ。
「ひいっ……」妻の腰が、ぶるぶると左右に搖れる。陰毛が劉の顔をざらざらと撫でた。体液は、妻の大腿部の内側から臀部までも濡らし、シ
ーツに大きな地図を作っていた。

妻は仰向きに寝ている。
劉が横から右腕を女の首に巻け、左手は女の左の乳房を握っている。そして右足は女の股間を割っていた。
妻の右腰に劉の隆々と勃起した陰茎があたていた。それは巨大で硬そうに見えた。男の右膝が妻の太腿を大きく割り広げた。左側だけ大きく開かれ
た股間に劉の腰がはいり、やがて大きく硬いものが、妻の陰唇を割ってぬめり込んでいった。 挿入と同時に妻は声をあげた。大きく硬いものはゆ
っくりはいっていって静止していた。それは静止しながら息づいていた。息づいているぐあいがわかった。

劉が妻に入って静止したまま大丈夫か、ときいた。ええ、と妻は答えた。そのとき最初の山がやってきたらしく、妻は、声を絞って泣き声をだした。
劉が体位を替えた。妻の両の脚を掴み、胸のほうに折り曲げた。妻の腰と尻ががシーツから離れる。劉は怒り狂った青い血管をどくろのように浮
かび上がらせて脈動する陰茎をあてがいながら、両手を妻の二本のふくらはぎの内側において、妻の躯を折りたたむようにしてから、欲望を叩き
こむように腰を沈めてそれを埋没させた。劉はなめらかな水飴のような感触のなかにまみれ、しりぞき、そして押し込む動作をはじめた。

妻の全身がふるえ出し、痙攣していた。
ふたりはもう口をきかなかった。劉の息遣いと粘液の音だけが聞こえている。よけいなお喋りは、邪魔なものにしかならない。妻の頭の中も、空
っぽもになっているようだった。
の自分がいつ帰るかということも、いまの妻の脳裡からは消えているはずだ。そのようなことは、どうでもよくなっているにちがいない。いまは、
愛し合うことだけしか考えられない筈だ。
ふたりはこの陶酔と充足感のほかに、いま何もない。それ以外のことは、すべて忘れる。いや、忘れるのではなく、忘れさせられるのだ。男と女
が協同して狂乱の歓喜を、ひたすら目指していた。めくるめく快美感を、貪欲に求め続けている。可能な限り、たくさんの喜悦をむさぼり味わうこと
が、唯一の目的であった。

劉のものは妻の中で、ダイナミックに躍動している。劉は、深く激しい抽送を繰り返す。それが、少しも衰えない。いつまでも、規則正しく続けら
れる。劉が日本人ではないというのが、裸体になると、その強壮な体つきや細い腰や逞しい筋肉の動きや、それにも増して特徴づけられる陰茎の
亀頭の並外れた大きさや太さでよくわかる。
歓喜の表情も日本人より大げさだし、抽送運動も大胆で野生的である。その劉の躍動のたびに、妻は深奥部までいっぱいに満たされているに違
いない。きっと間断なく、貫かれるという感覚なのだろう。自分なら、あれだけ強烈に亀頭が見えるほど
抜いてから、一気に陰茎の根元まで突っ込むという運動を間断なく続けたら、あっという間に達してしまう。それを、延々と続ける精力は日本人には
ない。

もう妻は圧迫感ではすまなくなり、外子宮口を直接突き上げられるという強烈な感覚を味わっているに違い。全身を貫かれるような激烈な刺激で、
性感が頭まで響いていのだろう。
劉は、疲れを知らなかった。その体力には、見ている惣太郎も圧倒された。
夜の冷気が迫って、肌寒さを感じる気温だが、劉の滑らかな肌には汗が浮きでている。それに応じて妻の腰が慣れた動作で貪欲な動きを見せている。
そういう逞しいセックスを、妻はこれまで何度も経験したのだということが如実に見ている惣太郎の心に響いてきた。

劉は体力に任せて、飽くことなく求め抜く。全身を使うようにして、深々と埋め込むという動きが、何百回となく繰り返されている。そういう大型で
動的なセックスというものに、妻は臆することなく応じているのも惣太郎には驚きだった。
妻の性感は、すでに上昇しきっているにらしい。溶岩となった快感美が、いまにも火口から溢れ出すような感覚が、悲鳴に近い嬌声からよくわかる。
溢れてしまえば一気に、エクスタシーへとのぼりつめることになる。

オルガスムスの弱い波が、もう何度も押し寄せているのは、妻の太腿の痙攣する様子でわかる。それがいまは、妻の胎内で小さな中海を作ってい
る。中海の水面は、常に波打っているらしい。
あちこちに、渦巻が生じている陶酔の中海が、そのまま維持されているのであろう。その弱々しく到達しっぱなしの状態に、身を任せているのが妻
の陶酔の極致にる惚けた表情でよくわかる。
妻はバラ色の性感に、柔らかく包まれるのだろう。忘我の境にいて、甘美な夢を見ている朦朧とした顔で、大きく開けた口から涎が顎に流れて光っ
ている。そうした歓喜がいつまでも、妻の身体の芯に溜まっているようだ。そして貪欲にも妻は少しでも長く、その歓喜を味わおうと時間をかけたが
っているのだ。溶岩が溢れそうになるのを、必死になって抑える表情が、ときどき怒りのような緊張しているのが頬の痙攣となっている。。
 
その爆発しかかるものを、堪えるというのがまた新たな快感となるらしい。
妻の嬌声は、瞬時もやむことがない。長短と高低の変化はあっても、妻の声が止むことはなかった。切れ目なしに部屋の空気を震わせていた。苦
しくなって、声を殺そうとして妻は口を結ぶ。くぐもった声が口の中で、呻きのように聞こえる。首を締められているような、呻き声にもなった。それ
らはむしろ奇声になって、唇の間から漏れている。かえって息苦しいように、見ている惣太郎には聞こえる。妻は、また口をあける。空気を裂くように、
甲高い声が吐き出される。

いまの劉は妻の両脚を抱えた体位を崩そうともしない。それが、ほんの少しばかり姿勢を変えた。天井に向けられていた妻の両足を、さらに押し倒
すようにしたのだが、妻の両足の甲が、自分の肩に触れそうになった。妻の身体は、完全に二つ折りにされた。その上に、劉が腰を浮かせてのしか
かる。
劉の体重に、おしつぶされるという感じであった。妻が最も歓迎する姿勢であった。男から完璧に征服されたようなこの体位をとると、妻は精神的
に満足する。肉体的にも、結合感が深まる。劉の巨大な陰茎が真上から埋没して、妻を激しく突き刺している。

妻の声が、一段と狂おしさを増す。頭を押さえて、髪の毛を掻きむしったり、両手を伸ばして、頭の上のベットに縁を握りしめていた。開いた口の中で、
白い歯が震えていた。
妻は次第に噴火を封じきれなくなったらしい。気を反らすどころか、妻は訪れる性感を期待するようになっていた。いつの間にか、甘美な中海が消え
ている。

外海から巨大な波が襲ってくるのを、妻は察知していた。骨までとろけそうな麻痺感が、地面を割るように盛り上がってくるらしい。何が何だかわか
らなくなるような陶酔の感覚を覚えて胎内の噴火を繰り返しているのが、全身の痙攣している情態で判る。
もう我慢できないぞと、妻の朦朧となった表情を見ながら惣太郎は思った。
ついに到着したらしく妻の腹が大波のように激しい起伏を見せ、重い劉の乗った下肢を持ち上げて痙攣している。
劉が狂気したように腰を使いはじめ、苦痛のように眉の間に縦皺を寄せて、大げさな呻き声を挙げはじめた。

「ねえ、一緒よ!」
劉のものが一層太さを増して膨張しながら脈搏のしてるのがはっきりと見える。妻は悲鳴を上げた。そのあとは、あらゆることを口走る絶叫となった。
うねりが生じて、妻の裸身を弾ませた。妻は、首を振り続けた。頭の中まで、甘く痺れているようである。底無しの闇の世界へ、妻のエクスタシーが
引っ張り込まれているようである。         

劉は、さらに大きくて深い律動をはじめていた。
劉の両足が敷布団を踏ん張っているでいるせいか、腰の上下運動が思いがけない激しさで、妻の中へ没入するようすがはっきりと眺められる。
「劉さん!」
大きくのぞけってから、妻は頭を枕に打ちつけた。両手を後頭部に回して、押さえつけるようにする。
妻の股間で最後の勇をふりしぼって狂気のように陰茎が出入りする音が生々しく聞こえ、妻が、知恵足らずの女のように声を上げ、汗を流しながら我慢
出来ない快感波に揉まれ続けていた。
劉の硬い尻を両手で掴み、まるで切り裂いてやるというように尻の割れ目に爪を立てていた。                           

劉が妻の乳房に顔をうずめ、身を強く押し付けたままぴくぴく震えて気を放つのを、妻は不満だというように、自分の腰を激しく揺すってうながしてい
たが、やがて全身を弓のよにしならせて硬直した。                
最後に妻は、ほんの短い間だったが臨終を迎えたように息を止め、微動だにしなかった。
思い切り噴出した後も、劉は妻の中のものをそのままにして妻の上で弛緩していた。             

しばらくして劉が妻に静かな接吻をした。もう劉は「どうだった」とは訊かなかった。長い長い対話をしつくした後のような理解が、ふたりの皮膚
から皮膚を通じて、互いの胸にしっくりとおさまっているようであった。 
二人は裸を平べったく重ねたまま、全身汗みどろで、息も絶え絶えに、死骸のように、身を投げ出していた。征服するがわも征服されるがわも共に斃
れ、あとはひっそりとした中で、瀕死の息づかいだけだけが聞こえていた。妻のからだは、腹の下から突き上げられたせいで、蒲団から畳の上へ上半
身を乗り出し、枕が畳みに落ていた。汗っぽく乱れた髪に覆われた顔が、眉間の皺を深め、虚ろに上吊った瞳に意識のない恍惚とした表情を浮かべ、
何が悲しくてか、長い睫毛に涙の幕を張って、一滴が頬を伝って落ちた。              

ブラウン管を凝視しつづけていた惣太郎は、ほっと、大きな息をついてから煙草に火をつけた。今日の交合は、ある時には艶やかに、ある時には歓
びに、またある時には、凄愴をきわめ、それぞれに男と女の性交の時にのみ、見られる凄艶に輝く美が存在するということを惣太郎は識った。
極色鮮で艶めかしく、交合した男女が、活きて躍動する極色彩の春画の『美』、この『美』は否定出来ない。
いったい美にも倫理の規制があるのか、あってもいいのか、それとも美の極限は醜に繋がるのか。どちらにしても、人間がこの世に生きているという
そのことの奥深くにある、偽りのない真実、人間が生存することの正体が、交合に極致にこそ虚構なくそこに露呈している、と惣太郎は感銘を深めていた。              

よかったわ」                            
劉の体が離れると、妻は心底から堪能したような顔を見せた。情事を始めてからすでに三時間半がたっている。            
劉は、壁ぎわに、どすんと、肩をうちあてながら、妻の横に長々とのびてはいた。
ふたりが死んだ魚のように懈怠したのは、わずか数分で、これですべてが終わると考えていた惣太郎を驚かせた。
ゆっくりと上半身を起き上がらせた劉が、妻に軽い接吻をしたと思ったら、妻が意外にも悲鳴をあげた。おや?、と下半身を見やると、妻の片脚は、
すでに劉の腰のうえにあって、その中心には、深々と劉の陰茎が埋没していた。驚くべき劉の強靭さに、惣太郎は圧倒されてしまった。
妻が身をしならせた。
これでは、二人の終焉はいつになるかわからない、と惣太郎は考えた。

人並みはずれた劉の猛攻も、妻が女である限り果敢に応受する本性が備わっているのだ。それに妻は、劉の絶倫さは、すでに慣れ親しんでいて、い
まや畏伏の状態にある。妻は劉という男に隷属の情態だという事実をまのあたりにした惣太郎の心は動揺していた。
妻を劉から奪い返す必要がある。それは劉より、さらに完璧な男を与えることしか今の惣太郎には考えられなかった。
美食を重ねた果てには、かならず飽食の絶望がくることは解っていたが、いまの惣太郎には、そこまで考えるゆとりはなかった。直情から醒めた惣太
郎には、また激しい歓交にはいったふたりが、いままでの美としてではなく、肉の残滓をどろどろと全身に塗りたくって、腐敗臭を撒き散らしながら交合
しているようで、ふたつの狂った肉塊が蠢くのを、辟易とした感情で視ていた。








花  濫 28
夢想原人 1/22(金) 10:34:01 No.20100122103401 削除
焼けぼっくり

 四

カメラをワイドにズームして見る。見慣れた食堂だが、カメラが幼児背丈の視線の高さにあるのと、遠近感が誇張されていて、はじめて見るどこかの家の食堂のように目新
しく眺められる。カメラのすぐ前のアールヌボー調の食卓は眼前に迫って写り、料理が並べられた食卓の裏側や食卓の下に差し入れられた椅子の暗い間を通して、向こうの
明るい壁際に置かれたソフアで絡んでいるふたりが見え、自分が食卓の下に潜んで窺視しているようなスリルがあった。

床に伏せて眺めているように水平な床が彼方まで続いていて、水平線の辺りにソフアが小さく見える。ソフアのすぐ前の床には、ふたりが脱ぎ捨てた衣類が寄せる波のよう
に間近に見えた。妻の深紅のミニスカートと薄緑のカーディガンや劉のズボンなどの大きな波にに混じって、劉の格子模様のパンツと妻の小さな白いスキャンティーが小さく
溶け合うように重なって見えるのが印象的だ。

惣太郎はその時、ふと妻のブラジャーもスリップも見えないのに気づいた。妻はスキャンティー以外下着はつけていなかたのだろかという疑念がわいてきた。
カーディガンを羽織っていたとはいえ、あの薄いシルクのブラウスだけでは、豊満な乳房の陰影や突起が自然と見えることになる。それは当然劉の欲情をそそることを計算
してのことといえる。
自分が帰宅して劉と一緒に夕食をとるはずだたっ時点では、まさかそんな格好をするとは考えられないから、自分が遅くなることを知らせた後ということになる。それはに
劉が来てから電話した直後、妻がちょっと食堂から出たあの時着替えたに違いない。
あの時、妻が食堂に帰ってきて劉の前に姿を現したのを見た彼の表情が、一瞬硬直したように思えたのは、妻の薄いフラウスを透かして乳房が見えたからに違いない。いや
、それだけではない。

妻はブラウスの前のホックさえ外していたのだ。
妻は捨て身で劉を挑發したに違いない。夫の帰る前に劉と結ばれることを心底願っていたのだろう。うぶな劉の躊躇による時間を惜しんだのに違いないと思った。
いつの間に売女のようなことを覚えて……と惣太郎に怒りがこみ上げてきた時、彼はふと劉と妻の関係を思い返した。
二人は初会ではない。互いに身体の隅々まで知り合った深い仲だったのだ。
そう考え直すと、妻の大胆な挑發も劉への甘えの表現と受けとめられる。食堂に入ってきた妻の、あのにこやかな罪のない笑顔がそれを物語っていたではないか。
妻はあの電話で自分の企みを見抜いたのだろうか。それとも最初から機会さえあればその気でいたのだが、自分が帰らないことを知って一層大胆になったのだろうか。
いずれにしても大胆不敵な挑戦である。 

「せっかく忘れていたのに……知らないから…」
今日の劉のことを伝えた時の妻の鼻にかかった言葉が思い出されてきた。惣太郎はカメラをズームアップして慎重にソフアの上を調べようとした。
 リモートコントロールのボタンをゆくりと押すと、まるで自分が食卓の下をしゃがんだまま絡み合ったふたりのいるソフアに近付いていくようにカメラが寄っていく。劉が覆いか
ぶさって、激しく腰を躍動させている下に、妻の白い躯がくねっている。だがソフアの上のどこにもやはり妻の下着は見つからなかった。 

先程までは、片脚をソフアの背に揚げ、もう一方を垂らしていたのが、いまは劉の腰に強く巻き付けて、男の腰の抽送運動の快感を的確に受容するため自分の腰も男の動き
に相応して上下に動かし、その上貪欲にもさらにより一層鋭い快感を得ようと微妙な円運動までしている。フロアスタンドの光がふたりの交合を斜め横から照らしているが、
高感度のビデオカメラは、鮮明にその様子を写し出し、指向性の高いカメラのマイクも交接の微妙で淫猥な粘膜のきしる音を生よりもはっきりと拡大して伝えていた。

ふたりの会話は聞こえない。のぞけった妻の顔を両手で挟んで上から激しい口づけをしていた劉の手から、苦悶の表情でかぶりを振って逃ががれた妻が、
「ああ…いく…」
と叫んだ。その拍子に劉の背がまるまって顔を引き妻の乳房に落とした。  
しばらく揉みあっていた劉が、顔を天井に向けて激痛に耐えているような表情を皺ませたかと思うと、
「もう駄目!……」
と絶句しながら、勇猛な勢いで腰を激しく律動させはじめた。
「いって………いって…」
妻も嬌声を絶え間なく発しながら、両手を男の首に巻き付けて、腰をソフアから浮かせて男の抽送に応えて激しく揺すっていた。

劉の狂気のような動きが最後の瞬間を迎え、放出の微動を開始すると、妻は身体全体をくの字に反らせて男の身体を支えて硬直したが、最後の躍動を終えた劉が、がっくりと
全身を弛緩させて妻のうえに倒むと、互いに神経が通じあってでもいるように、ふたりは同時に硬直を解いて、ぐったりと
重なり合って弛緩していた。

惣太郎はブラウン管の明かりに透かせて腕時計を見た。まだ七時前だった。死体のように微動もしな二人の裸体の密着した腹部だけが、まだ激しい性交運動の余韻を残して大
きく呼吸しいるだけで、辺りがあまりの静寂に包まれて深夜の感じがしたからだった。久しぶりの交歓に劉は敢えなく果ててしまったらしい。
無音のなかで音を探し求めて、カメラの自動集音装置がボリュームをいっぱいにあげるので雑音が激しい。その雑音の中に微かに置時計の
秒針を刻む音だけが聞こえていたが、突然、異様に大きな擦過音が聞こえた。ブラウン管を凝視すると、劉が妻の上から下りているところだった。

ソフアから下りて立ち上がった劉の股間には、まだてらてらと濡れ光っている巨大な逸物が、もう鎌首を持ち上げるていた。
劉が裸のままカメラに近付いて来た。カメラに近付くと次第に大きく写り、やがて下半身だけになる。勃起した男根が反りかえって臍の辺りまで鎌首を持ち挙げて、何かを訴える
ように首を振っていた。劉が食卓まで来ると食卓の下に見える下半身しか見えなくなったが、コップに水を注ぐ音が聞こえた。
「飲む?」
優しい劉の声がして、向こうから、ええ、と弱々しい妻の声がした。劉がソフアまで引き返し、まだ喘ぎを残してソフアに仰向けに横たわったままの妻の前にひざまずいて、口移
で水を与えた。

「ああ…」
劉の裸体の陰で見えないが、水の旨さとも愉楽の余韻ともとれる妻の感嘆の溜め息が聞こえた。劉の頭はしばらく妻の顔の上に落ちたままなのは、あと長い接吻に変わったのだ
ろう。                         
カメラはソフアに向かって中腰になって妻の上に顔を落としている若い劉の壮健な裸体の後ろ姿と、上半身は劉の陰で見えないが、ソフアの上で片膝を立てた脚をやや閉じ加減に
して陰部を隠すようにしている妻の下半身を写していた。
一糸もまとわぬ劉の後ろ姿は、拝むように背中を曲げて妻に接吻をしている。頭は見えないが、背中も腰も脚もむきだしのまま、弓なりに躯を撓めているのが、崇高な祈りを捧げ
ている若者のように清楚に見える。無駄な肉は一切れもなく、名工の刻んだ美しい大理石の像を見るようであった。汗に濡れた肌もなめらかにしめってている。
そこに輝いているものは若さだけだった。      

妻の白い下半身の裸身が、カメラに鮮やかに写っている。最近のビデオカメラは性能がよくなって天井についている明かりだけで白昼のように鮮明に写り、色彩も見事に再現して
いる。
カメラをややアップにして妻の下半身を舐めるようにパンしてみると、二八歳の妻の体が、はじめて見る女体のように見える。こうして子細に妻の裸身を熟視したのは久しぶりだった。
妻の身体は女の盛りの成熟に匂い立っていた。腰のくびれは優しく、乳房はふくよかであった。下腹を覆う淡黒いひろがりにも、大人の匂いがあった。脚を動かすたびに揺れる内
腿の羽二重のような白い肉にも艶がある。ふたりの肢体が美しいだけに、どこかで見た写真集の美しい性愛の場面のように芸術的な匂いさえ漂ってくるような気がする。

やがて美しい男と女の塑像は、生き返ったようにひそひそと聞き取れない会話をはじめた。囁きの合間の含み笑う声だけが大きく聞こえた。
囁きながら劉の手が妻の股間に滑っていった。劉の手が触れると、妻は一瞬股間を広げかけたが、突然、
「さあ……、そうしましょ……」
と、劉の手をを払い除けるようにして起き上がろうとした。劉がすかず手をのべて助け起こした。
なにを約束したのか、二人は明確な目的を持っているように全裸のまま手を取り合って食堂を出て行こうとした。

ドアを開けてから劉が妻の手を引いて引き返すと、食器戸棚の上の時計を振り返って見て、
「まだ三時間もある」
と片腕を上げて喜びの声を上げた。劉に引き戻されよろけた妻が、その反動を利用したように劉に抱きついて、
「三時間しかないわ」
と言ってから劉の背の高い首にぶら下がるようにして自分の方から、短い接吻をした。

ふたりは間もなく笑い声を残して廊下に出て行った。
傍若無人にも、脱ぎ捨てた衣類もそのまま、家の中を全裸のまま我が物顔に出ていくふたりに惣太郎は、腹の底から突き上げるような怒りを覚えた。それは自分に対する不遜な行為
であった。若い劉はともかくとして、世間一般の常識を備えた今まで清純な挙措の正しい人妻だと、自分ばかりか誰でもがそう信じている妻までが、全裸で家の中を男と手を取り合
って騒ぐとは惣太郎にとって思いもよらない妻の行動だった。

妻が落魄したということなのだろうかと惣太郎は考えて見た。女には男に理解出来ない心理がある。
たとえば妻の交歓の時のことを考えてもそれがいえる。あの貞淑な妻が、たとえ夫のたくらみであっても、夫以外の男に次々と躯を開いていった心情の底には、勿論はじめて知った
官能への耽溺があったであろうが、知った淫欲への貪欲な願望を、巧みに夫の強制によって不本意ながら実行させられていると、自分以外の者にも自分もそう信じることで罪の意識
を回避している。

惣太郎自身も、今までは、妻自身はためらいながらも夫の強引な示唆によって、しかたなく男との歓交にはまり込み、その結果として躊躇が何時の間にか、性の官能にのたうってい
るという構図になっていると信じていた。
最初は強引に麻薬を打たれ苦悶していたのが、やがて自ら薬の快感を求めていくのに似ている。妻ももう一人前の淫蕩な女になり果てたということなのだろうか。

秘すれば花で、花がみずからを露に見せてはいけないのだ。それは結果的に、花に魅せられて集まる男達を嫌悪の情にさせるか、ありきたりの花として、なんの感動もなく蜜を食べ
るのに似ている。
だが、妻をそうさせたのも結局は自分の欲望からであって、妻を責めることは出来ないと惣太郎は思わず溜め息をついた。
これから妻をどう導けばいいのだろうか。

ふたりはシャワーでも浴びているらしい。時々妻の悲鳴が浴室独特のタイルに反響する声で聞こえる。惣太郎はふたりはシャワーを浴びながらいちゃついているに違いないと判断して
カメラのスイッチを切り、今まで録画していたビデオを巻き戻して掛けた。サ
ーチを繰り返して、先程の、終わった後の囁きの場面を出しレーシバーをかぶりなおした。
聞き取れない部分をボリュームを上げて見る。雑音がひどくなるが、かすかに囁きが聞こえてきた。

「………お食事を済ませておかなければ………」
「…………お酒は飲みたい………」
「………あのホテルの時に…………」
後は劉が妻の秘所に触ってからの、しどけない囁きだった。

問題は、あのホテルの時に、という言葉だった。何度か聞き返してみたが、そこだけしか聞こえない。劉と妻の関係は、すべてこの自宅だけだった筈だ。劉だけではない。あの留
学生達すべてに言えることだであった。

田宮と伊香保の温泉でのことがあるが、妻をひとりこの家以外で男と逢わせたことはないし、食事さえ外で男とふたりでさせた事もない。………あのホテルの時に………と云ったの
は劉の声だった。あるいは劉が、いつか泊まったホテルの話を妻に聞かせたという何気ない会話だったのかも知れない。だが惣太郎の心にはひっかかるものがあった。

惣太郎は妻が自分に内密で、妻がいそいそと男のもとに出かける場面を想像してみた。そしてホテルの一室で、男と戯れ合っている妻の裸身が目
に浮かんでくる。
その幻の光景は、今まで妻が惣太郎に見せた男達との数々の性交場面の嫉妬と被虐と陶酔の入り混じったある種の恍惚感と違って、背信の憎悪に充ちた嫌悪感しかなかった。そ
れは世間によくあるの浮気妻の頽廃と自堕落な性情と少しも変わらないからであった。
秘宝の妻を他の男に与え、その男が妻に魅せられて狂喜し、また妻も男の礼賛に応えて一層潜めていた自分さえ知らない凄艶さを現し、それによって夫の自分もまた感奮するという、
三人の間に醸し出される親和力が欠如しているからである。

最近流行している夫婦交換には、妻ひとりを男との逢引きに出してやる夫の話しも聞いていた。だがそれは夫が妻を自分の見えないところで他の男と歓交することに、ある種の嫉妬
、羨望、自虐と被虐、陶酔を覚え、妻も夫のそういう性情を満足させ自分も歓びを得るという一体感があるからこそである。
妻の裏切りがあったとすれば絶対に許せないことだ。だが、もし妻の秘事が事実であることが判ったとしたら、お前はどうするのか。
惣太郎は自分自身に訊いてみたが、ただ心の動揺が高まるばかりで返事はなかった。それよりも自分の秘宝を失う恐怖の方が先に立った。決して偽物でない秘宝と信じていたのが
仮面であったと信じたくなかった。冴子という若い妻は、自分にとって残された唯一の秘宝である。それが偽物になってはたまらないという気持ちが強かった。

まだ偽物と決まったわけではない、と惣太郎は考え直した。妻
を責めて告白させることは可能かも知れないが、それで信じていた秘宝が、ただの贋作に色褪せるのが恐ろしかった。
それよりも、妻が自分に秘して男と戯れる光景が目にちらつき、それが目前で他の男に犯されているのを見た時よりさらに強烈な高ぶりになってくるのに我ながら驚いていた。考えて
見れば、今現在の妻も、こうして自分が窃覗しているとは知らずに劉との時をわけ持っているわけで、隠れて男と過ごしたのと変わりはないではないか。ただ違うのは、自分が示唆
し、妻が劉に逢えばそうなることをほのめかしていたという、
自分と妻の間に暗黙の密約が成立していたということである。

だとすると、万一妻が自分の知らない情事をホテルで劉とわけ持ったとしても、その原因は結局自分がつくったことといえる。
妻は劉と今後絶対逢ってはならないなどと夫から言い渡されたことはない。劉や他の学生達に、移転したら一切を関係を断つと約束させたのは自分である。妻は劉とのことも禁じら
れていたわけではないから、偶然でも呼びあってでも会うことに背信を覚えなかったともいえる。ひとつの思いは、なぜ自分にその事実を打ちあけなかったか、といことだけである。

それも、その後、静謐に返った我が家の現状では、前のように性事は話せなかったのではないだろうか。
それより問題は、これからどう妻をあづかうかが問題だった。自分に隠れて密会をさせないためには、前のように情事が気楽に話し合える夫婦関係に戻す必要ある。そのめには妻に
再び性に関して気楽に話し合えるムードを復活させる必要がある。
それは再び妻に充分な性の歓楽を与え、それを容認することだと惣太郎は考えた。一度甘美な蜜を知った女王蜂は、その後絶えず与え続けなければ、大勢の働き蜂に囲まれた巣
からび出して、どこまでも甘美な蜜を探し需め続けると聴いたことがある。妻が味わった甘美な蜜である浩司が関西転勤でいないし、田宮がアメリカに帰っている現状では劉しかない。

当分劉をどう妻に与えるかが問題だ。
また曾ってのように自宅にこさせるか。いやそれだけでは、慣れがあって自分にとって刺激が少ない。自分の了解のもとでなら、外でふたりだけで会わせるのもいいではないか。
妻のバックに超小型のテープレコーダーを忍ばせるか、場所さえ確定すれば無線盗聴器を設置して、邪魔者のいない二人だけの密室での赤裸な歓交を聴くのも面白い。惣太郎は、そ
んな邪妄をしていると、再び激しい昂りに襲われた。
これは自分自身の回春効果も大きいし、一挙両得の話しだと、先ほどの怒りも忘れて悦に入った。

そうだ、妻も例え劉に惚れているといっても、新しい男を与えれば、なお一層の悦楽を知るかも知れない。いやきっと知る。なぜなら女の淫欲は、どんなに理性的な女でも、ひと
たびそうなると理性より躯が勝って、性交の快感には徹底的に実利主義、実質主義になるようにつくられているからだ。
それは女が男より低俗とか言う問題ではなく、子孫を残すために神から与えられた業というものである。暴漢に襲われた時にも、挿入されると、つい快感を感じてしまうのもそれである。
だから妻も劉のように慣れた身体よりも、初めの男に一層強い刺激と快感を感じる可能性は間違いない事実と考えられる。

それならば、この間ふと思い付いたように、帰ってくる後輩の田辺勇夫に妻を抱かせるということも現実のこととして実行していいのではないか。
秘宝をいつまでも自分のものとしておくためにも、妻の愛情を一人の男に集中させるのは危険である。
惣太郎がそんなことを考えながら、またカメラのスイッチを入れた。
だが、モニターテレビには依然として先ほどと同じ人気のない食堂のソフアが写っているだけだった。まだ風呂場か………と思った瞬間、惣太郎は床に散らばっていた脱いだ衣類が
片付けられているのを発見した。

思わず腕時計を見た。ふたりが消えてから、いつの間にか四十分が経過ぎしている。そんなに長くシャワーを浴びているわけがない。
惣太郎は慌ててカメラを和室に切り替えた。だが、和室は電気も付いておらず音もしない。高感度カメラは、わずかな庭からの明かりに、畳が冷たい暗さで静まり返っているのを写
し出しているだけだった。

惣太郎は思い切って、携帯電話を取り上げてダイヤルしながらカメラを再び食堂に切り替えた。
呼出音がしばらく無人の食堂になっていたが、やがて廊下を小走りに近づく足音がして妻が、タオル地のバスガウン姿で現れ、急いで受話器を取った。妻の顔にまだ水滴が付いている。
今までまだ風呂場にいたのである。風呂場でふたりは睦み合っていたのに違いない。
「小泉です……」
妻の声がかすれている。
「おれだ、まだ成田にいる。出発の飛行機が二時間も遅れていて、帰れないんだ。ユーナイテッドだが、機材に故障があって、修理に手間取っ
ているらしいんだ」

まあ、どうするんですか?」
「十二時には搭乗で来るって放送があったから、二時には帰れるはずだ。とんだ目にあったよ。明日は講義があるし、ついていないな。それはそうと劉はどうしている?」
「貴方が悪いのよ………知らないから……」
「もう、したのか?」
ちょっとだけ………だって、劉さん……我慢の限界だったんですもの………」
久しぶりによかっただろう」
「いやね………。そんなに遅くなるんだったら、あたしだって………」
いいではないか。ゆっくり楽しむんだな。なんなら劉を泊めてもいいんだよ」
いまそこに劉はいないのか?」
シャワーを浴びているの……そこでまた……一緒に入る気はなかったんですけど……どうしても入りたいと言うから……」
「思い出の和室で、ゆっくりと楽しんだらいいではないか」
「そうするわ。劉さん遠慮して泊まらないと思うけど……」

妻が正直に実状を報告したことに、惣太郎は気分を良くしていた。お前もいいのだろうと聞きかけた時、開け放たれたドアから劉が裸で現れた。
前は勃起したままだった。劉が妻に目線で訊いている。
「じゃあ、お帰りは二時を過ぎますのね」
妻が横の劉に認知させるように改めて言った。
「お前達が気兼ねなく出来るように、車に乗るときまた電話するから……」
お気をつけてお帰り下さい」

事務的な口調で言って妻は電話を切ると、斜め後ろにいる劉が、待ちかねたように、受話器を置くため腰を屈めた妻を後ろから抱きしめて、
「先生もっと遅くなるの?……二時だとすれば、まだ七時間もあるね」
子供のように無邪気な喜びの声を出して言った。妻は返事がなく、くすん、と笑った。受話器を置いた妻を、くるりと向きを変えさせて抱き取ると、劉は手を下げて妻のバスガウン
の腰紐を解くと、胸の辺りに両手を差し入れてガウンを脱がせた。肩からガウンが滑り落ちて、白い妻の裸身が一度に電灯の光を集めて輝いた。接吻をすませた劉が、劉の首に巻
いていた妻の腕を解いて、一方の手を自分の勃起したものに導いた。すなおにそれを柔らかくり締めてから、
「悪い坊やね……。早くシャワーを済ませて来なさい。頭を洗うのだったでしょう?」
「……残酷だな……途中だったのに……」

「あと、たっぷりと時間があると言ったのは、どなた様でしたかしら……。折角先生が貴方のために注文してくれた酢豚とふか鰭のスープだけでも召し上がらなくては失礼よ」
「うん、時間がたっぷりあると思ったら、安心して、急にお腹が空いた」
「さあ、ちゃんと洗ってきなさい。その間に用意しておきますから……」
まだ勃起したままの男根を、指先で弾いて笑いながら言った。劉が出ていくと、妻も食堂を出て行った。足音から自分の部屋に向かったのが判った。

知られたくない遊び30
道明 1/21(木) 19:18:08 No.20100121191808 削除
理絵が襖を開けると二組の蒲団が敷かれており、奥の蒲団で沙世が寝息をたてている

沙世の浴衣の帯は解かれ
純白のブラジャーとパンティに包まれた若い裸体が
薄暗い灯の中で寝息とともにゆっくりと上下していた


飛松が理絵の背後から声をかける


「ピチピチとして瑞々しい肉体だろう?味見は今夜ゆっくりと・・・」

「人でなし!・・・将来のある人に、なんでそんなことをするの!」



「ふん!・・主人を亡くして直ぐというのに、新しい男と一緒になろうとするようなあなたに
 そんなことを言われるのは心外だ・・・
 いや、それが職場の愛人に現を抜かし、公金に手をつける旦那の妻の倫理感かもな
 利に走り、我が身のことを省みずに人を非難するとは・・はは、いい気なもんだ」

「亡き主人を冒涜するのは、やめて!あの真面目な人に使い込みなど出来るはずがなく、ましてや愛人をつくるなどと何かの間違いに決まっています」



「ほう・・・そう思うのはあなたの自由だが
 そんなご主人が亡くなってまだ半年も経たないって言うのに、あなたはご主人に代わる新しい男のプロポーズを受け入れたんだろ!理絵さん・・・あなたは、そういう女なんだ」

「違います!私とオーナーはそんな・・・・」

「違うって!・・・岩井さんはあなたをフィアンセと紹介したじゃないか!」

「そ、それは・・・オーナーは主人の恨みを晴らす手助けをするために・・・」


飛松の頬が緩んだ



「どういうことかね、岩井さん
 理絵さんの話じゃ、どうも私が悪者のように聞こえてしまうんだが・・・・
 私がどれだけあなたの事業に肩入れしているか、あなたそれを仇で返すお積りか?」

「いえ、そんな・・・
 私は正確な情報が入らないまま、ひょっとして飛松さんの仕業かと思い込んで・・・」

「何だって!?そんな・・・あなたを信用して、あれだけの大金を担保なしで融資したんですよ、私は!
 それに、そこに寝ている沙世君が昨夜言ったことが事実なんだよ・・本当に情けない」


信じたくないと理絵が首を振る

それを見た飛松が岩井にもう少し自分に任せろと、再び目で合図を送る



「あれほど、あなたを信頼していたのに・・・・あなたは私をそんな男と見ていたなんて
 ああぁぁ馬鹿らしい、即刻、無担保で融資した資金を返済して頂きましょうか
 それで、今後一切のお付き合いはお断りです」

「そ、そんな・・いきなりそれはあんまりです、飛松さん」



「何があんまりですか?この私を疑るなんて
 さあさあ、出て行ってくださいな・・・あなた方と、沙世君は無関係・・私は今からこの沙世君としっぽりと・・」

「やめて!この沙世さんをあなたの毒牙で犯すなんて、絶対にさせません」



「毒牙??・・・・・はははは
 何て世間しらずな女なんだ・・・理絵さん、これからのことは恐らくこの娘も承知の上
 本店への異動なんて、この娘が身体を張らないと無理なことぐらい認識してますよ」

「お願いです、飛松さん・・・そんなことは、決してこの娘のためにはなりません」



理絵が必死になって飛松に訴える
益々飛松の頬が緩む・・・ふふっと笑うと飛松は


「手遅れですな・・・理絵さん
 ほれ、このように私の息子が我慢できないと涎を垂らしているんでねぇ」




理絵の目に、そそり立つ飛松の一物が飛び込んできた
理絵は目をそらせ、岩井に応援を求める

岩井は両手をついて、飛松に頭を下げた



「大変申し訳ないことを致しました、飛松さん
 私があなたを疑ったりしたこと、心からお詫びします
 しかし、このように理絵さんも懇願しております
 私の事はなんとでもお詫び致しますので、この場は沙世ちゃんに手を出さずにご辛抱いただけませんか」

「ここまで来て、何を?嫌だね・・・私は前からこの娘にぞっこんなんだ
 見てみろよ、さぁどうぞって状態だろうが・・・邪魔者は早く消えてくれ」



理絵も頭を下げる


「確かに、沙世さんと私たちは初対面で無関係と言えばそのとおりです
 でも、若い娘が陵辱されるのを見過ごすなんてこと・・・良心が許しません
 私も岩井さんと同じように何とでもお詫びしますので・・・どうか、沙世さんの操だけは」


もう飛松の口元は緩みっぱなしだ



「なんとでもお詫びするだって?
 ・・・・・・・・・理絵さんに岩井さん、本当だろうな!
 そこまで言われちゃ、考えなくもない
 そうだな??私の息子も納得できるように・・・・
 理絵さん・・・あなたが沙世君の代りに私の息子を宥めてくれるか?」

「そ、そんなこと・・・とても私・・」



「できない?!
 それなら・・・100歩譲って、そこの岩井さんと堅い契りを交わすというのはどうかな?
 私とはできなくとも、あなたを助けようとした男とは契れるだろう!!
 私の前で、二人のエロショーを見せてくれ!
 それをやるなら、すべて水に流してやってもいい
 出来ないんなら、黙って部屋を早く出て行け!」



理絵は唇を噛み締めた
理絵の肩に手を置き、堪えるしかないと囁く岩井
一方、満面の笑みで、どうだとばかりに涎を舌で拭う飛松

ああ・・哀れな未亡人に、もう退路はない
理絵は、ただ唯・・・何も知らずに眠っている沙世の肢体をじっと見つめている

弘美C
太郎棒 1/18(月) 19:24:10 No.20100118192410 削除
弘美は唇を噛み締め、屈辱が記録された映像を見ていた。
次第に覚醒していく頭の中で一緒に居た由美の事が気になり始める。
映像の中に彼女の姿が見えない。
人の良さそうなマスターの姿もない・・・

まったく意識を取り戻さない弘美の前で、男がジーンズの
ベルトをはずし始めた。
それが合図の様に映像の中から男達が一人ずつ消えていく。
映像を記録する男が、カメラを広角にしてテーブルの上に置く。
弘美がだらしなく横たわるソファー全体が映し出されている。

「早く終わらさないと、マスター戻ってくるからな」
「あぁ・わかってる」
そう言ってカメラの男が最後に離れていった。

一人目の男が弘美の股間に欲望をあてがう。
ゆっくりと上下に先を擦り付けながら、少しづつ埋め込もうと
試みる。

弘美のソコは充分に潤んではいるのだが、男の欲望を簡単には
受け入れない。

むぅ・・くっ・・「狭いな入り口」
細く小さい弘美に無理やり挿入をするのは、男を以上に興奮させる。
ガチガチになった欲望は弘美の膣の入り口をこじ開けていく。

ずるっと男の亀頭が弘美の中へ侵入した。
ずぶずぶと残りを押し込む。
男は達成感と弘美の痺れる様な膣圧を味わう。
早く終わらせなければいけないのだが・・・

ようやくゆっくりと男の腰が動き出す。
弘美を味わうように欲望を出し入れする。
小柄な弘美がゆっくりと揺れる。
細い足は男のひじの辺りで折れ曲がり、プランプランと力なく漂う。
男が弘美の魅力に負け始めた。
射精を堪えるのがつらくなってきたらしい。
徐々に腰の速度が上がっていく。
それでも少しでも長く弘美を味わいたいのか、必死で射精をがまんする。

ずっずずちゃちゃずくずちゃちゃちゃく

弘美の膣から溢れる液と男の欲望が卑猥な音を響かせる。
男の負けが決まった。
小さいうめき声と共に弘美の腰を自分の腰に強く引き寄せた。
確実に子宮まで届くほどの勢いで射精が始まる。
精液を吐き出すたびに膨らむ男の物を弘美の膣が締める。
絞り取る様に締まる膣に応える様に大量の精液を流し込んだ。

しばらく動かない男、大きくため息を吐いてようやく物を
引き抜き始めた。
射精を終えてもまだ硬さの残る物が、弘美の膣から引き抜かれた。
弘美の膣から男の吐き出した精液が垂れる。
そばにあったティッシュで股間を拭きながら終わった事を
仲間に告げる。

次の男が近づいてきた。
「この女すごくいいわ」
「こんな締まるの体験した事ないわ」
「しばらく使いたいな」
「ビデオ回してるから大丈夫だろ」
「いつも通り交渉すれば」
「・・・」
「そうだな」

男がベルトをはずしながら弘美に近づいていく。
2人目が挿入を開始した。

うぉ・まじで締まるなこの子
すごっ気持ちいいわこりゃ

独り言を言いながら弘美を突いている。
男の動きが早くなり、今日2人目が弘美の中に精液を吐き出した。

同じような場面が後2人繰り返された。
ビリヤード場のソファーの上で意識を失っている弘美を
4人の男が犯した。

花  濫 27
夢想原人 1/17(日) 10:27:40 No.20100117102740 削除
焼け簿ぼっくり

  三

惣太郎は画面を睨みつけたまま携帯電話機を取り上げ、自宅のダイヤルを回した。
レシーバーに呼出音が響き、妻が画面から遠ざかって行った。電話は食卓の向こうのソフアの横にある。カメラを広角にしてあるので、ソフアのところで電話を取った
妻がいやに遠くに見える。
「もしもし……」
「あら、あなた?………」
乱れた髪をなで上げながら妻が、ちらりと劉に視線を投げて夫からの電話を知らせている。

「まだ銀座だ。食事は終わったんだが、この外人がね、成田に行く方法を知らないっていうんだ。しかたないから、これからタクシーで成田を往復するから、少し遅
くなる」
成田往復ですって?そうすると一体何時にお帰りになるの?」
劉が妻に近づいて行っている。妻が受話器を手で覆って、これから成田往復ですって……、と劉に告げている。
「片道二時間として往復四時間……調布までだと、もうすこしかかるかな。でも高速道路だから、あまり変わらないかも知れないな」
「四時間としても十時過ぎになるじゃありませんか」
「劉君は来たのかい?」
「ええ、いらっしゃっているわよ」

劉が心配そうに妻に更に近づいて肩に手をかけている。
「ちょっと代わってくれ」
妻が受話器を劉に渡す。
「せっかく来てくれて悪いね。ゆっくり遊んでいてくれないか。なるべく急いで帰るが、彼の飛ぶ飛行機が出るのが八時半だから、どうしても十一時近くになると思う」
「それじゃあ、先生、ぼくまた来ます」
いいじゃないか。知らない間でもないし、折角料理も用意してあるんだ。帰るまで必ず居てくれよ」
電話を妻に代わらせてから、
「いい機会じゃないか、ゆっくり楽しんでいいよ」

妻が言葉に詰まった隙に惣太郎は携帯電話のスイッチを切った。
「十一時になるって……」
劉がソフアに座りながら言った。                    
受話器を置いた妻は、一瞬何か考えているようだったが、劉の肩に手をやさしく置いて、 
「ちょっと待っててね」
というと、すんなりと伸びた形のいい二本の脚を揃えてバレリーナのような仕草で一回転すると、ドアを開けて廊下に出て行った。
ひとりになった劉が所在なさげに煙草に火を付けしばらう喫っていると、妻が帰ってきた。ソフアから見上げた劉の顔になぜか緊張がはしるのを惣太郎は見た。妻は出
て行った時と変わらぬ服装で劉の横にぴったりと寄り添って坐った。

ズームを少しアップにしてみると、画面一杯に坐った二人が映った。テレビ画面でみるわが家の食堂で進行している場面が、声を出せば届く近くなのに、なぜか遠い場
所での出来事のように思えた。見慣れた自分の家の食堂も、妻も劉も、テレビドラマの場面のように現実味が薄くも感じられたが、一方ではカメラをアップすると、確実
にすぐ側で窺視している実感があった。

劉が妻の肩に手を掛けて引き寄せた。
お腹が空いたでしょう。もう用意出来ていてよ」            
「え?」                               
「スープ暖めましょうね」                        
劉は、それには返事をしないで、すっと腕をのばし、冴子の上体をひきおこした。ソフアの背に寄り掛かっていた冴子の上体は、一挙に劉の胸の方へなだれこみ、ミニ
スカートから伸びた白い脚が付け根の辺りまで露わになった。
劉がミニスカートの裾を引き下ろそうとするのを阻止するように手を掛けたままの恰好の冴子の躯を、劉は吊り上げるように抱き直し、軽々と自分の膝へ乗せてしまった。
待っていたように全身の力を抜いてしなだれかかった冴子と、ゆっくりと唇を近づけていく劉との間には、慣れ合った親和力が作用しているのが画面からも察しられた。         

唇を合わすのを待ちかねていたように冴子は無抵抗に唇を開いた。カメラをさらにアップして、二人の顔だけを画面一杯に操作すると、冴子の小粒の歯が、すぐ劉の舌
を吸いこみ、柔らかく甘噛みする様子がはっきりと判った。 
冴子は目もとをぼうっと染め上げたあどけない表情で、上向きに劉の接吻を受けていた。
躯の奥から染め上げられたそんな自然な紅の色が映えて、どきっとするほどなまめかしさをそそる。そのくせ、接吻の後の冴子の表情は、何もかもまかせきったという自
己放棄の安らかさをたたえ、線という線がゆるみきって、見ている方で泪のこぼれそうなほど無邪気にかえっているのであった。     

劉はやにわに冴子をソフアの上に押し倒した。劉の突然の行動を予期し期待していたように、冴子が劉の体にすがるように、柔らかく劉を誘て仰向きに倒れた。                     惣太郎が操作した画面いっぱいに、仰向きになった冴子の白い顔が広がった。顔の肌や広くあいたカーディガンの襟から覗いた胸元の肌も、灯が肌を透かすように強く
差し込んで、白く肌目の細かい冴子の肌を、半透明に輝かせて、一層柔らかく艶やかに女らしい魅力を感じさせた。
劉は、その女体を夢中で抱き締め、薄緑のカーディガンの胸元を広げ、なぜか釦を外すしぐさもなくブラウスの胸元を押し開いて顔を埋めていった。

やがて劉はこまやかな手つきで、妻の服をぬがせていった。冴子は人形のように身じろぎもしないでなすままにされていた。それでも、ミニスカートのかくれたホックや
ファスナーを探しあぐねる劉の手を、風のように導いた。

全裸にされた何もつけない冴子の全身を見て、惣太郎は涙があふれそうになった。美しいと思う心の底から、情欲も嫉妬もむしろ萎えそうな清浄な思いに襲われた。
妻の腕が花茎のように伸び、劉の首にまわされた。劉の逡巡が破られたように、ふいに荒々しく自分の身につけたものをはぎとると、劉の逞しい身体が冴子の上に重ね
られた。

前技はなく、ふたりはわずかに唇を合わせただけで、劉がいきなり妻の上で背中を丸くして自分の逸物を冴子に挿入しようとしていた。
妻は脚を広げ十分な受け入れ体制をとっていたが、初な劉は思い通りにいかないらしく焦っていた。
妻の白い手が劉の股間にちらりと見えたと思うと、途端に劉が腰を沈めた。二人の躯が一瞬硬直して一体になり、冴子が、ああ、と声を上げた。
「やっと奥さんとひとつになれた」
感慨を込めて囁くようにいう劉の掠れたこえが入ってきた。二人はしっかりと抱き合ったまま、ゆっくりと動きはじめていた。
わずらわしい日常性を何ひとつ分け合わず、暮しむきの現実的な処世の喜憂を全く共有しない男と女の関係は、はじめから根のない感じで、いつまでも風のままに、どこ
へでも吹き飛ばされてしまいそうなはかなさを持っている。
その危なつかしさ故に、こうした不倫も現実味のない幻想の世界のように嫌みなく見えるのだろうかと惣太郎は、絡み合った二人を眺めながら考えた。       

美しい光景であった。記憶にある何かのバレーのシーンに似ていた。
二人とも全裸だった。
妻は仰向いて、形のいい片脚をはね上げ、もう一つの脚をソフアから、床に落としていた。そのあいだに、背筋の深い溝と臀筋の隆起をみせて、劉が割って入っていた。
褐色の大きなのように臀だけを動かしていた。       

画面を凝視したまま惣太郎は痺びれて立ち尽くした。自分の感情が快楽なのか苦痛なのか、嫉妬なのか悦びなのか、安堵なのか不安なのか、判らなかった。
ただ一つ、はっきりしているのは、陶酔感だった。
それも、苛ら立たしく、苦々しい陶酔だった。ある種の麻薬を服用したときに、おそらく、こんな感覚があるのか。 この瞬間が、永遠に過ぎないで欲しかった。
二人に気付かれぬ自分の存在に満悦していた。出来れば、これがカメラによる窺視ではなく、空気のような透明な存在になって、二人に気付かれづに纏付き、二人の間に
入り込み、二人をそっと、柔らかく、包みたいと心底思った。

花  濫 27
夢想原人 1/17(日) 10:25:25 No.20100117102525 削除
焼けぼっくり



調布市の郊外であるこの辺りのは、最近まで雑木林であった。惣太郎の父が家を建てた昭和三十年ころから、雑木林が拓かれはじめて、今ではわずかにこの家
の付近にしか残っていない。
この納屋のある裏に百坪ばかりの雑木林を残したのは、自然にの憧憬した父であった。今では裏に建った家との目隠し役目しかない林だが、初
夏になると、生き残りのしもつげの花が咲く。今も納屋に入るため雑木林の小路を通ったが、しもつげのこんもりとした茂みが、仄赤く染まりはじ
めていたのを惣太郎は思い返していた。

納屋は、惣太郎の古い書籍が埃にまみれて積み重ねてあるのがほとんどであった。時折、書物を探すために、父の代からあった、旧い腰掛け
が置いてある。 今、その机の上にはモニターのテレビが一台とビデオ、それに母屋に設置したビデオカメラのリモートコントロール機器やカメラの切り替えスッチの
器具などが雑然と置かれている。そべて惣太郎が、ここ数日のうちに妻に内緒で持ち込んだ物だ。

今夜、このモニターに劉と妻の演じるすべてが映し出される筈だった。外は強さを増した初夏の陽光が照りつけているが、ここは薄暗くなにか秘密めいている。
大学の教授ともあろう自分が、この歳になってまで、こんな窺視装置まで苦労して取り付けて、自分の妻と男とのきわどい場面を視ようという自分は、いったいどう
いう男なのだろうかと、自己反省が頭をもたげてきた。

人は朴念仁と自分を思っているだろうが、自分ではそうは思っていない。だが人並外れた好色家とも、漁色家とも思わない。具体的に言えば、据え膳を据えられて
逃げ出すほどの意気地んしでもないが、毎夜遊里を徘徊して女を漁るほどの希代の色好みでもない。
しかし、現に自分がいままで実行してきた性宴の数々の実績は、他人がみれば希代の好事家顔負けの痴態であり、現にこうしてまたもや自分の妻の不倫の実態を盗
み見するために、大変な労苦と費用を割いているということは、やはり色狂いの男といわざるをえないのだろうか。

だが自分では、自分の趣味が少々変わっているとしか思えない。この因果な趣味に取り憑かれたそもそもは、冴子という歳不相応な美しい妻と再婚したからだった。
匿秘している美しい妻を磨く技も歳とともに衰えていた時、ふとした機会に、外の男に犯される妻を垣間みた。妻の凄艶な魅力の虜になった若い雄鹿のような男性の
勇猛な活力に充ちた男に組伏せられて、官能の極致にのぞけける妻が、なんと美しく見えたことか。
それを手始めに、次々と妻を若い男に与えてきた。

突然、惣太郎の胸の中に、さまざまな男に組み敷かれてのたうつ妻の美しい姿態が蘇ってきた。
それぞれの時に自分の脳裡に焼き付けられた猥ら過ぎる狂おしいほどの印画は、いったい何だったのだろう。何に自分は魅入られたのだろう。
今こうして、また新しい刺激を求めて妻を男に与える準備をしていることが、自分に嫌悪感や拒否感をもたずに、逆に胸ぐるしい期待とさえいえるもので自分を苛みな
がら息をつめているのは、もしかしたら妻に自分が果たせなかった強烈な男の愛のかたちを与えたかったからかもしれない。
自分はまだその異様な愛のかたちから逃れられないでいるのだが、いままでの淫猥の極であるあの情景は妻にとっては何だったのだろうか。

従順に自分の指示通りに従った妻の態度はいまだに謎というほかないのだが、自分にわずかでも想像できることといえば、すくなくとも最初は、彼女は性という麻薬
に犯されたとでもいうほかはないような気がする。未知の快楽の深淵に落ち込んで無我のうちに悦楽を貪っていたというのが本音のようだ。やがて一通りの性愛を修得
した後は、妻は自分を抱く代わりに、与えられた若い男を抱くことによって、それをまた夫の自分にみせつけることによって何かを……自分の夫への愛を確認したかった
のだ。

太郎はそこまで考えて、自分が今夜また妻が犯されることで自分もまた犯される歓びを得ようとしているにと似ているかもしれないと思った。それは一見奇怪な姿を備
えているかもしれないが、惣太郎は今そういう形もまた、激しい愛のかたちのうちであることに気付いていた。そ
れが二人だけで交わす愛の行為よりも、もっと深いところで噛み合った契りかも知れないことも自分の身体の痛みのように疑えないものだと思った。

惣太郎は腕時計を見た。いつの間にか納屋の中は薄暗くなっている。
夕闇にすかして見ると五時を少し回っていた。
もう冴子は帰っていい時間だ。冴子は新橋の中華料理屋に今夜劉のための料理を取りに行かせていた。酢豚、鱶鰭スープの旨い店で惣太郎の行きつけの店だったの
で無理に用意させたのだが、三時半に受け取に行くように妻に命じたのも惣太郎の筋書きだった。

惣太郎は今夜の筋書きを綿密に立て、誤算のないよう書き留めてまで念を押していた。土曜日だから二時には学校から帰宅できる。彼が帰った
時は妻は出かけた後になるような筋書きだったが、彼が帰宅したとき妻は玄関を出るところでかち合ってしまった。
「劉は六時に來るのだったね。三時半に新宿でアメリカの大学から来た友人に書類を取りに戻ったんだ。渡したらすぐ帰るから六時には帰られからね……」
「必ず帰って下さいよ」
南部の紫根染めの絞りに、白っぽいつづれ帯びをあわせた妻は、午前中に美容院に行ったらしく、すなおな細いたっぷりの髪を結いあげた洋髪がほんのり乱れて、ほ
つれ毛がこめかみにおちかかっているのがなまめかしく見えた。

そのほつれ毛を掻き上げながら、    
「きっと帰って下さいよ」
夫の企みを見透かすように上目使いで惣太郎の目の奥を覗き見るような目付きで言った。
「自信がないのか?」
惣太郎の揶揄するような質問に、ほんのりと顔を染めただけで出て行った。
三時十分に、惣太郎は予定通り、自宅の電話から新橋の中華料理屋に電話を入れ、妻が着いたら、客と夕食をしなければならなくなったから、先に食べて置くよう
に言付けた。

四時には夕食に買ってきたサンドヴィッチとウイスキーのポケット瓶を持って納屋に入って、カメラのテストを繰り返した。
玄関横の和室の床の間の人形ケースの後ろに隠したビデオカメラの調子がおかしかったが、それも直した。
盗視カメラの設置は、地方に出張して古老の方便での会話を採取するために何度も使っており慣れた作業だったが、家の隅々まで熟知した妻に気付かれづにセット
するのは苦労した。
自分が持っているカメラに学校から借りてきた一台を加えた二台を食堂と玄関横の和室にセットしたが、食堂のは最初食器戸棚の上に隠したが、テストしてみると八畳
間の狭い部屋の俯瞰で死角が多く、慌てて冷蔵庫と壁の隙間の腰の高さに設置た。壁の柱に冴子が掛けた小さなカレンダーのおかげでカメラのレンズは大人の視線を
遮って見えない。

和室の方は人形ケースでうまく隠せた。問題はズームを使った場合の機械音だが、これもカメラをタオルで巻いて、やっと聞こえない程度になった。カメラとこの納屋
のモニターテレビとは無線でつながっており、操作も無線でコントロール出来る。これらの機材の設置には数日を要したが、冴子は一度納屋に入って蛇を見つけて以
来ひとりで入ることはなかったので見つけられる心配はなかった。

納屋の窓は南側に一つだけついていて母屋は見えない。
六月の陽気だから、温度は気にならない。早めに夕食でも食べるかと、惣太郎は用意した毛布に寝ころんでサンドヴィッチの紙箱を開けてレシーバーを耳に挟んだ。
突然レシーバーから食器の音が裂くような硬質の音で聞こえてきた。惣太郎は慌てて起きあがると、机の上のモニターテレビのスイッチを入れた。
テレビには食卓の向こうにあるソフアの一部である模様がクローズアップで映っている。リモコンのズームボタンを押すと、画面が次第に開けて、部屋全体が映り、右
隅に流しに向かっている妻の姿がわずかに映っていた。

妻は帰宅して着替えたらしく、明るい灯の中に、薄緑のカーディガンをふっくらと着ている。肱まで引き上げた袖口からのびた白い腕が、薔薇色に染まっていた。
カーデガンの裾は小さなえぷろんできりっとスカートにしばりつけて、片手に長い料理箸を持っていた。スカートは惣太郎が見たこのない真紅の派手さで、わずかに腰
を覆ったというほどの超ミニだった。後ろから見ると太腿から尻の膨らみが盛り上がる陰りまで露出している。かたちのよ脚は、画面の右端のせいで明確には見えない。

玄関のチャイムが鳴ったのは、それから三十分ばかりたってからだった。ほとんど料理は並べられ、冴子は食堂にはいなかった。
「あら、いらっしゃい」
玄関から妻の声がかすかに聞こえた。劉がなにか言っているが、低い男の声としかわからない。
「急に用事が出来て……」
「いいのよ……」
「わからない……でも、そんなに遅くならないと思うわ」玄関での会話が、切れ切れに聞こえてくるが、テレビの画面は、ひっそりとした食堂の全景だけを冷酷に映
しているままである。

「あっ……」妻の短い声が聞こえた後会話は聞こえなくなった。自動集音装置の付いたビデオカメラのマイクは、音が聞こえなくなると小さな音でも拾おうと自動的に
ボリュームを上げる。雑音に交じって微かに時計の時を刻む音が聞こえていた。玄関で抱擁しているに違いないと惣太郎は昂った気持ちで思った。会話のとぎれたあ
との音のないブランクは、玄関で何かが起こっている証拠だった。

惣太郎にとっておそろしく長い時間に思えた。
突然ドアの開く音が響いて二人が食堂に入ってきた。
妻が先に真っ赤な薔薇の花束を抱いて入ってくると、カメラの方に大きく近づいてきた。微笑している顔が溶けるように和らいでいる。劉は黒いセーターに紺色のズボ
ンを穿き、ネクタイのないワイシャツの胸の釦を外したラフな服装である。

妻がカメラに近づき過ぎて、ミニスカートから下しか見えない。カメラを隠してある冷蔵庫の横に飾り棚があり、そこの大きな花瓶があったのを惣太郎は思い出した。
劉の顔は妻のスカートに隠れて見えないが、やがて劉も妻の方に近づいてズボンだけしか見えなくなった。妻の後ろに劉がぴったりと寄り添った。

「まあ、いい匂いだこと」
なにか花束を持ってきたのだろう。
妻の声がした後、俄に妻の脚がよじれた。劉が後ろから妻を抱いたのだ。
妻の白い脚がしだいに向きを変えて劉と向かい合った。吸い合う唇の音が聞こえた。劉のズボンの脚が妻の裸の脚を割って差し込まれた。全体が見えない苛立ちが惣
太郎をやきもきさせた。
突然妻の逆光で黒く見えるミニスカートの尻の辺りに劉の手が当てがわれ、その手がしだいに股間に後ろから差し込まれた。妻の尻が阻止すようによじれた。
「駄目よ、駄目よ、もう帰ってくるから」
「だって、残酷だなあ、気がくるっちゃうよ」
「我慢して……あたしだって……ほら、こんなに………」
劉の手がミニスカートを捲り上げ、ほとんど尻を露出した恰好で、わずかに股間を覆うだけの小さな白いスキャンティーの中に手を入れようとしていた。妻の白い掌が、
その劉の手を押さえてさらに奥に導いた。
「ね………わかるでしょう……」服を着たままのペッティングは長々と続いた。

花  濫 26
夢想原人 1/14(木) 10:00:24 No.20100114100024 削除
焼けぼっくり



教え子の田辺勇夫がインドから帰ってくる便りを受け取った日に、悪魔に見入られたように忽然と湧いてきた、妻という自分の秘宝をこの田辺
に鑑定させるという思い付きは、久しぶりに惣太郎の欲望を昂らせた。

しかし、現実に還って、東京での宿泊場所を、自分の家にするように手紙を書きはじめたら、しだいに現実味が薄れ、欲望もおさまってきた。
一時の妄想とはいえ、それはあまりにも非現実的だった。
まだ若く、人一倍健康な田辺のことだから、あるいは妻にぞっこん惚れ込んでしまい、こちらが機会を与えなくても、無理矢理にでも妻を抱く
かも知れない。妻にしても、一年前に知った、あのめくるめくような歓楽の限りを尽くした大勢の男との情交の余韻は、いまでも燻っているは
ずだから、田辺のような男の精を溢れさせた若い男に言い寄られれば、無我になって落ち込んでゆく可能性は充分考えられる。

悪魔の囁きを実行すれば、こちらの思う壷になる可能性は高い。
だが、会ったばかりの男女が、それも先輩の妻という立場の冴子を、いきなり犯すことは常識的にも出来ることではない。
だから、自分が、偶然そうなるような演出をしてやらなければならない。
その方法は、いろいろ考えてみたが、さまざまな演出が思い浮かんだ。どれをとっても実行可能で、確立は高い。

だが惣太郎の逡巡は、成功率よりも心の問題にあった。夫の庇護を信じ切っている妻は、今まで純粋に夫の仕掛けた罠に自らを溺れさせて
きた。決して夫の欲望の犠牲になるとか、夫の企みに便乗して狡猾に自分の欲望を満足させてきたということではない。
最愛の庇護者の夫から甘美な食べ物を与えられるように、男を与えられて満足してきた。

しかし今回妻は夫の居ない場所で、夫にそそのかせられることもなく、自分の意志で他の男を受け入れるわけだから、妻にとってもはじめ
てのケースといえる。純情でありながら男との情交に関しては、普通の人妻では想像もできない豊富な体験の持ち主だから、美味しい食べ
物に引き寄せられる子供のように、善悪や倫理などを超えた、超人間的な欲望のおもむくままに男を受け入れるに違いない。なにしろ貞節と
か貞操という観念を、夫によって喪失させられ、不倫も夫婦関係を円滑に保つための正当な手段という観念が植え付けられている。 

厳格な教育者の父に育てられ、女子短大まで出た冴子に、貞操観念や倫理観念がない筈はない。当然、不倫行為が夫への背信行為であ
ることぐらいは常識的に知っている。それなのに、夫にそそのかされたとはいえ、あれほど容易に大勢の男に溺れ込んでいったということは、
一体どう考えればいいのだろうか。

はたして今までで妻の心の中には、裏切りと欲望との葛藤とか、自分の行為から生じる心の落魄とかに関して悩んだことがあるのだろうか。
たぶんそんなことはないと惣太郎は思う。
 父と二人だけの鄙びた山奥で育った冴子には、性に関しては本質的な意識欠如のようなものがあったのではないだろうか。戦後世代に育
った者だから、昔の深窓の令嬢と違い、性に関する情報は書物や村の若い者達から当然溢れるほど得ていたに違いない。だが、それはあ
くまで観念的なもので、男と女のする情交など、彼女にとっては現実には無縁の世界の出来事だったに違いない。

自分が、夏の夕暮れに冴子の実家で初めて彼女を犯した時に一体どう思っていたのかと、結婚してから訊いたことがるが、
「現実の出来事とは思特になにも考えなかったわ。女が年頃になれば男の人と、そうなるということくらいは識ってましたが、それさえ夢の
ようなことで、とても現実とは思えませんでした。それが、晴天の霹靂のようにわが身に降り懸かってきたわけですから、夜、独りになっても、
まだ夢を見ているような気持ちでした……」
と素直に答えた様子からでも察しがつく。 

田宮からはじまった若い男との遍歴もまた、冴子にとっては青天の霹靂に違いない。冴子の生涯で夢想だにしなかった性宴の深淵につぎつ
ぎと落とし入れられて、その度に妻は激しい驚嘆とめくるめく官能の喜びを味わいながら、この世にこんな世界があったのかと、希望と恐れ
と歓びと悲嘆のうちに、今日を迎えたのだった。

たとえ今度の企みが実現したとしても、妻は、また新しい性の扉が開かれたというくらいにしか受け取らないに違いない。これは安堵でもあ
るが、反面、それを異常とは理解せずに、自分の識らなかった一般世間の裏面での常識的行為として甘受する可能性が強い。

そうなると一体妻の想念はどうなるのか。当分は自分の夫としての強い庇護の下で、そういう異常な感性もまかり通るが、これは世間に通用
するものではない。とすれば、妻は異常者であり妻を異常者に教育したのは自分である。異常者は、自分を正常と思っているから、どこで異
常な自分を平然と現すか知れない危険がある。田辺との企みがうまくいったとしても、妻の側には異常の感情はないのだから、夫の指示がな
くても、自分を需める男が現れて、もし自分も好ましければ、迷うことなくめりこんでいっても、それは夫公認で許されることと信じるだろう。
そうなると後はどうなるか推察が付く。

自分に妻の欲望を充たしてやるだけの能力がないとすれば、妻に自制心がない限り、他の男にそれを需めるに違いない。そしてそれが不道
徳だとか裏切りだとかの観念が欠如しいて、夫もそれを迎合していると信じたら末恐ろしい。
惣太郎がこんどのたくらみを逡巡する原因はそこにあったのだ。

八重洲ブックセンターの二階で書物を探していた劉を見つけて、先に声を掛けたのは惣太郎の方だった。
初夏の汗ばむほどの陽気の日で、ほとんどの客がワイシャツ姿か、スーツを脱いで肩に掛けたりした気楽な恰好で本を漁っている中で、劉
は良家の息子らしく、相変わらずきちんとしたスーツ姿で、髪も整っていた。           

劉が選んで小脇に抱えた本に眼を流すと、それは「アイヌ部族の言語から推察する南方漂流説」という惣太郎が一昨年書いたものだった。
「ほおう、そんなものを読むのかね」
再会の挨拶より先に惣太郎は、そんな言葉を吐いた自分がおかしかった。自分の書いた本など、ほとんどの書店には並んでいないし、また
言語学を専攻する学生以外読む事はないと信じていたから、まして劉のような経済学専攻の一般学生が小脇に抱えているのにまず驚いたわけ
である。

「しばらくです先生……。ああ、これは、最近北海道に旅をしまして、アイヌ部落を訪れた時に、ふと台湾の高砂族を思い出しました。彫り
の深い顔や太い眉、そして体格などにあまりにも似通ったところを発見しまして驚いたいたのですが、その時、ふと、先生からかって、そん
なお話しを伺ったのを思い出しまして、書店で調べて貰いましたら、著書があるいわれましたので頼んでいたのです」

ふたりは客で混雑する本売り場を避けて喫茶室に入った。
「……奥様もお元気でいらっしゃいますか……」
劉が妻のことを言い出したのは、アイヌに関する話題が尽きてからだった。惣太郎は劉がいつそれを話題にするかと心待ちに待っていた。あ
れほど愛し合った女の消息も訊かずに去るような冷淡な青年ではないと、話しの合間に考えていたのだった。もし劉が、妻のことを訊かなかっ
たとしたら、あの激しい愛は劉の虚構であったと思わざるを得ない。秘宝をざれごとで褒めそやされて使い棄られたのでは惣太郎の衿持が許せ
なかった。

だから、劉がいくぶん羞恥に顔を染めて妻の名を口にしたとき、惣太郎は思わず、ほっと安堵のため息が出て、思わず思っても見なかった言
葉を出していた。
「ああ元気だよ。冴子も君がどうしているか心配しているようだ。一度元気な顔を見せにやってこないか」
言ってしまってから、これは大変なことになったと後悔した。

しかし、日焼けした顔をほころばせて白い健康そうな歯を見せて、こちらも安堵の笑顔を見せている劉を眺めていると、一年前の、あの頃の夜が
忽然と甦って、あれからずっと味わっていない、妻と劉の激しい媾合を覗き見した時の、激しい興奮がたまらなく味わいたくなっていた。

テープに残った妻とこの青年の激しい愛媾の場面が思い出される。そうだ、今度はビデオがある。惣太郎は、田辺とのたくらみは逡巡の最中であ
ったが、それでも憑かれたように、盗撮の準備は進めていた。
最新の超小型カメラも買ったし、無線での送信装置の他に、アップやロングなど行うズーム機構を遠隔操作出来る機材も整えてあった。                          

自分はまだ、この青年を愛した妻が、どんな姿態や言葉で愛を告白し男を受け入れているのか見たことはない。もう一度、この青年に妻を抱かせ
ても、そう不足の事態が起きるという心配もあるまい。

妄想に駆られていた田辺とのたくらみよりよほど現実味があるし、月に一回ばかりの申し訳程度の愛撫しか与えていない妻にとっても、このあたり
で一度思いきり欲望の発散をさせる必要もあるのではないか、と惣太郎は千載一遇の機会を得たような感慨で、
「そうだな、今週の土曜日などどうかな。君の好きな天津丼でも作らせておくから……」
上機嫌な口調で言った。

「正直申し上げて、いままでに何度かお宅の近くを徘徊したか知れません。しかし、お約束がありましたから……」
劉は純情さをむきだしにして眼に涙さえ溜めて言った。
「もう来るなと言ったのは、あれは、ヴエンとかラサールなど他の学生に言った事で、君のことは毛頭もそんなことは考えていなかったよ。劉君も
白情だねと思っていたんだ」

自分勝手な口から出任せなことを言って、この若い純情な青年の心を嫐りものにする呵責を心の隅で感じながら、それでも惣太郎は笑顔を絶やさ
ずに言った。
コーヒー茶碗に手を伸ばした劉の男にしてはほそっりとした指を眺めながら、惣太郎は、そのしなやかな指が、曾って妻のすべてを識っていること
が、妙に嫉妬心を誘った。この指が、また妻を狂わせようとしている。いや、狂わせようとしているのは自分だ。折角、安寧な生活に戻っている妻
を、淫蕩の地獄にまた投げ込もうとしている自分は一体なにを考えているのだろう。自分こそ淫狂の亡者になっているのではないか。
妻だけではない、この若い劉も、結局は自分の毒牙の犠牲者なのだ。惣太郎の肚の底で妖魔が、低い声で高笑していた。

夕方惣太郎が帰宅した時、妻は玄関に迎えにこなかった。帰りの道々、劉を誘った結果をどう妻に伝えるか思案しながら、結論のでないうちに家に
着いてしまったので、帰ったよ、といういつもの声が小さかったのは事実だ。
鞄を下げたまま廊下を台所に向かうと、油の強い匂いと派手な揚げものをしている音が聞こえてきた。この音では聞こえないのも当たり前だと、台
所に入ると、妻はガスレンジに向かって天婦羅を上げるのに夢中になっていた。      

今日の妻は、デニムの紺色ミニスカートに、Tシャツだけという軽快な姿だった。
前だけは長いエプロンをしているが、後ろから眺めている惣太郎には、太腿も露なミニスカートから伸びすらりとした脚の白さが、暮れはじめた台所
の暗さをはじきかえすようにそこだけ仄白く輝いているのが眩しく映った。
「あら、お帰りなさい。ちっとも気がつきませんでしたわ」

惣太郎に気付いた冴子が振り向いて匂やかに微笑んで言った。マシマロのような軟らかい感覚が身体のどこにも具っていて、長い調理箸を持ったまま、
自分の額の汗を拭いながら、少し集めの唇を反開きにして笑う時、殊になまめかしさが濃く滲み出た。
妻のように、いかにも二八歳という、爛熟の頂点にある女のからだのボリュームを如実に顕していて、肉感をかげろわせているタイプの女に、知的な
ムードを感じさせるものは少ないが、妻の冴子には軟弱な中に知的なひらめきが添っている。
それが特に若いインテリ男達を魅了しているのだと惣太郎は、妻の笑顔に応えて微笑しながら考えていた。                 

「今まで劉君と一緒だったよ」                     
煮沸する油の中から海老を引き上げている妻の後ろ姿に向けて、惣太郎は言った。長い調理箸で油泡の飛び散る鍋から、こんがりと狐色に揚がった海
老を性急に取り出しかけた妻の手元が狂って、海老が鍋に落ちた。
やはり妻にとって衝撃的な言葉だったのか、と惣太郎が言い放ったまま踵を返そうとしたとき、    
「熱い! 」                             
 油が飛び散ったのか、妻のいかにも惣太郎の言葉を無視したことが歴然と判るような言い方であったのが、去りかけた惣太郎の胸に響いた。

「今度の土曜日に遊びに來るように言っておいたから、彼の好物の天津丼でもつくってやったらどうだい……」                     
劉に会った、という夫の言葉のに昏倒するほどの衝撃をうけて、冴子は一瞬煮えたぎる油をいじっているのさえ忘れた。飛び散る湯泡の激しい破裂音の
中で、聞き間違いではないかと思った。箸であげかけた海老が鍋に落ちて、油の飛沫が手にかかって悲鳴を上げ我に帰った。その直後、夫は、劉が土
曜日に來るから天津丼を作っておけと言い残して部屋を出て行った。             

劉に再会したのは昨年の春だった。街で偶然会ってホテルに行った。その後、なんども彼から会いたいと電話があったし、一度だけ、夫の留守にこの家
までやってきたこともある。
やはり去年の初夏だった。その数日後に、夫の出張の夜に、六本木のレストランで待ち合わせてホテルに行った。別れてから三度、夫に内密で逢い引き
したわけだが、それが夫に知れたのだろうか。それとも、また夫と劉のたくらみで、知らぬのは自分だけだったとでもいうのだろか。

劉と夫が、偶然街で会ったとすれば、それでいいのだが……冴子の中に不安と恐怖が拡っていた。  
昨年のホテルを最後に劉に会っていないのは、劉が厭になったからでも、別れることを二人で決めたわけでも、喧嘩をしたわけでもない。ひとえに劉の
純粋さにほかならない。 
別れて半年目に再会してから三度の逢瀬を重ねてからは、冴子の方が離れ難くなっていた。夫に背信行為してまで劉と内通するということは純な冴子の心
情では考えられないことであったけれども、躯が絶えられなかった。

男達が去ってからしばらくは、まるで色情狂のように、日に何度も衝動的に淫欲が襲ってきた。自慰行為を覚えたのもこの頃である。
男なしの生活は考えられなかった。男という麻薬に犯され禁断症状に狂乱する夜もあった。

はしたないと羞恥にまみれながら夫にせがんだ夜も多い。夫はグロテスクな性具を買い求めてまで、その頃の冴子の狂瀾を鎮めてくれた。だが、半年も
すると、禁断症状もしだいにおさまって、月に一度か二度の淡泊な夫の愛撫だけで過ごせるようようになった時、劉に再会したわけである。
飢餓の中で美食に出会ったように冴子は劉の肉体に溺れて行った。劉とても、はじめて識った女体を取り上げられ、狂瀾状態にあっただけに、めぐりあっ
た冴子に狂喜した。あの三回の逢い引きは生涯忘れられないだろうと冴子は今でも思う。
白昼、明るいホテルの部屋で、互いの身体を確かめ合いながら、夢中で貪った快楽は、死の予感まで感じるほど激烈で甘かった。

それが三回目で切れたのは劉の純情さのほかに、一時帰国したためと、劉が二回目に自宅に来た時に、向かいの家の主婦に見つかり、それが当時まだ
その家に出入りしていたヴエンに伝わったためだった。
ヴエンが強迫まがいの執拗さで冴子に迫ってきた。一度だけ、自宅に押し込まれて、冴子は強姦同然に犯されている。
先生を裏切ることは死ぬほど辛いと、逢い引きを躊躇する劉を冴子が解き伏せて三度目の情交を結んだ後だった。
劉が一時帰国する数日前だった。

ヴエンの前と変わらぬ女を知り抜いた愛撫で抵抗する冴子を陥落させた。気がついたときには、ブラウスは引き裂かれスリップの肩紐は切れて全裸で横
たわっていた。抵抗しているうちに、いつの間にか快感が押し上がってきて夢中にさせられた。何度か失神した。最後は官能の業火にあぶられて悲鳴を上
げたまでは覚えていた。気がついた時に、ヴエンが、ほっそりした裸の身体を冴子の上から降ろしながら、

「劉とあんたが出来ていたのは知っていたんだ。前に劉がこの家に来た後、おれがやってきて、あんたにちょっかいを出した時、本当はやる気なんかなか
ったのだけれど、激しい情交の後の、なんともいえない女の妖艶さが、あんたの身体全体からにじみでていておれを狂わせた。
ちょっと抱きしめると、あんたは本気で抵抗した。その抵抗のしかたが普通ではなかった。
これはまだ劉との後始末もしていないな、と思ったら、おれは狂暴になった。案の定、あんたはズロースさえ穿いていなかった。

今度も、劉が来ていると識ったので、ついその気になんだ。おれはもうじき帰国から、あんたが心配することはないが、劉には、ちょっと用事があるんだ」
「用事ってなんですか?」
「少しばかり金が必要なのでね。あんたとのことをねたに、帰国費用を出さそうってわけだ。あいつの家は台湾の富豪だそうだから、おれが帰ってから数
年暮らせるくらの金はなんでもない……」

後から聞くと、ヴエンは、その時すでに滞在期限が切れていて、その直後、強制帰国させられたそうで、日本にいなかった劉に直接被害はなかったらしい。
冴子は、劉のためにヴエンを恐れた。それでも劉の愛撫が忘れられず、最後に一度だけと、劉に連絡を取ったが、すでに劉が一時帰国した後だった。      
劉の一時帰国は、彼の祖父が死亡したための遺産相続のためで、時間がかかった。中国式の葬儀も何日も続くと最後に劉から聞いた。

劉から帰国したという連絡があったのは、その時から三ヶ月が過ぎた頃だった。逢いたいという劉の言葉にはやる気持ちを抑えて拒否し続けたのは、ひたす
らヴエンへの恐れからだった。あの狂暴なヴエンは冴子が初めて知る凶悪な人間であった。
恥知らずの凶悪なヴエンがまた現れて、自分と劉のことが暴露されたら………と考えると冴子は恐怖で夜も眠れなかった。
最近になってヴエンがとっくの昔に帰国していたと知った。それを知った時、一瞬劉の顔が浮かんだが、平穏な心情に慣れてみると、今更炎はかき立てられ
なかった。

忘れかけた劉が、週末には現れる。そして夫と会っている。
冴子は心の動揺を抑えて夫の部屋に着替えを持って、重い脚を運んだ。

惣太郎は庭の向こうに見える納屋のトタン葺きの屋根の上の暮色の空を眺めながら鞄を机の上に置いた。なぜかトタンを残光に白く染めている納屋が気になっ
た。そうだ、盗視のビデオカメラを設置するなら、あの納屋が一番いいという気がした。納屋の窓が、玄関横の和室にもキッチンにも面している。
もし自分が何かの都合で、劉が来た時不在だったとしたら、ふたりは一体どんな行動をするだろうか。そこには誰にも干渉されない男と女の自然な行為が展
開するに違いない。

恋焦がれていた自分の妻に劉は、やっと逢うことが出来て、若い男の純な全身全霊を尽くして妻を愛撫するに違いない。妻の方も、きっと待ち焦がれて女の身
体にたぎっていた思慕の思いを、さらけ出して応えるに違いない。そこには自分の妻としての意識を忘れた純粋な女としての妻の赤裸々な姿が見えるに違いな
いし、劉にしても、自分への気兼ねもなく、憧憬する女への愛着をあらわに燃やした男の情熱の表現が見えるに違いない。

これこそ自分が望んでいた、妻が他の男にとっても仰羨の的であるという秘宝の真価の証ではあるまいか。惣太郎は、妻の白くしなやかな裸身に拝伏する劉の
姿が見えるようだった。そう考えただけで惣太郎は激しいときめきを覚えはじめていた。                                
「本当に劉さんがくるのですか」
後ろで妻の落ち着いた声がして惣太郎は我に返った。
「逢いたくないのか?」
返事はなかった。

惣太郎は煙草に火を付けてから振り返った。襖を開けた暗がりに妻は着替えを捧げるように持って立っていた。白い顔の表情も定かではないが、能面のように無
表情で立っているように惣太郎には思えた。惣太郎は次の言葉を探す合間に煙草を灰皿にすりつけた。
豆腐売りの喇叭がけたたましく通り過ぎて行った。
惣太郎が服を脱ぎはじめると、妻が近づいて後ろからそれを受取ながら、
「どうしてそういうことになったんですか」
と訊いた。尋問するような強さはなかった。

「偶然さ……、偶然会って、つい言ってしまったんだ。お前がいやなら、いつでもよすが……」
また返事はなかった。妻のなかである悶着が燻っているのがありありとわかった。惣太郎はまた言葉に詰まった。会話の途絶えた一瞬の沈黙の中で、惣太郎は
今にも劉がここに出現して、妻を奪ってでも行くような錯覚を覚え昂った気持ちを処置する方法の見い出せないままに衝動的に妻を抱きしめた。
「いやかい?」
妻は夫の胸に顔を埋めたまま、
「また元のようになったら、どうするの?」
くぐもった消えような声だが、否定ではない鼻にかかった甘え声で言った。

妻に告げた時に拒否されるとは考えてもいなかったが、こうもあっさりと迎合の態度をしめすとも思ってはいなかった。抱きしめた妻の温もりが、もう期待に弾んで
いる昂りかと思うと、意外にも劉に対して激しい嫉妬が湧いてきた。それと同時に、愛する妻が、自分から離れて、恋しい男に恋慕の情を露わにしたことに倒錯した
自虐の興奮を覚えた。

惣太郎は、久しぶりに青年に還ったような性的興奮が突き上げてきて、思わず妻をベットに押し倒した。
荒々しく妻のスキャンティーを剥ぎとりミニスカートを捲り上げて脚を広げて、女陰に口づけした。知らぬ間に妻のそこは溢れつづけていた。劉との再会の期待に妻
は興奮していた。
年齢に多い早漏気味の短い交わりであったが、劉の精悍な身体を想い出してか、冴子はいつになく激しく燃え続けた。
惣太郎が冴子のなかで萎縮をはじめた時、
「せっかく忘れていたのに……知らないから………」
妻の身体の上で弛緩したままでいる惣太郎の耳元で囁くように妻が言った。

花  濫 25
夢想原人 1/14(木) 09:54:36 No.20100114095436 削除
欲望の果てに



庭の椿が満開だった。ことしは暖冬だったせいか花付きがいい。買い物に冴子も出かけて、森閑とした土曜日の午後の書斎で、惣太郎は机に
向かったまま、ひとり椿の花の落ちる音を聴いていた。
卓上の原稿用紙の上に一通の書簡があった。先程郵便屋のバイクの音に惣太郎がとってきたものである。大学の後輩である田辺勇夫からのも
のだった。
卒業してから、東京の教職員試験に合格したにもかかわらず、自分から志願して海外青年協力隊に入り、インドを皮切りに、東南アジア各地の
日本語学校を渡り歩いていたのだ。

四〇歳になってから北京の国営の日本語学校の教師になっていた。任期が切れたが、中国政府の要請で、もう三年ばかり延長するが。節目で
もあるので、一度帰国しようと考えていたところ、実家の両親の執拗な要請で、やむなく今回はじめて見合いをする。
生涯独身で遊びたいと考えていたが、自分でもそろそろ年貢の納め時だと思っているから、いい娘なら結婚してもいいと考えている。
今中国ではコンピューター関係の図書が不足しており、その翻訳をしたいから、ぜひ先生のご協力をお願いする。些少だが中国政府からも翻
訳料も支払われる。約一か月先生のご指導をお願いしたい。


東京在住の同窓生である矢島の所に転がり込むはずだったが、胃がんで入院中で駄目だったので、これから下宿先を探すことにしている、とい
う内容だった。
英文科と違って、専攻の少ない彼の専門である言語学教室では、卒業生の名簿を繰るまでもなく、十年前までなら、ほとんどの学生を名前だけ
でなく思い出すことが出来る。言語学教室だが、彼は別の口座で中国語を専攻していた。言語学とか中国語とか、当時、他の学生に人気のない
科目を専攻した方が得だと思って惣太郎と同じところを選んだという彼の打算的な考えが印象に残っている。

背が高く、いつもジーパンをはき、よれよれのシャツを着ており、刻みの深い美しい瞼の陰に男らしさを秘めた眼が、ちょっと凄みをもって見据
える癖のある、野獣のような逞しい青年だった。
 優等生でも学研の徒でもなく、普通の現代風の学生だったから、惣太郎との付き合いも一般的な教師と学生の範疇をでることはなかった。その
上、女子学生を妊娠させて、親からの訴えで教授会で問題になったこともあり、どちらかというと学校としては敬遠したい学生だった。

惣太郎とは、むしろ学校を卒業しからの方が付き合いが深い。数年前に惣太郎が文部省に研究費補助を申請していた「ヒンズー族の語源につい
て」の研究が認可になり、大学から六名の調査隊をインドの奥地に派遣したことがある。惣太郎は団長として学問以外の庶務や現地での食料、宿
などの調達という重荷を背負った。その時、ふと青年海外協力隊員として現地にいた彼を思い出して協力を要請したところ、彼は快諾して、一ヶ月
の滞在中、親身の世話をしてくれて大助かりした。

その時会った田辺は、学生時代よりさらに逞しくなった感じで、青白い顔の多い言語学専攻学生とは思いも及ばない。もう一歩で長髪族とみまち
がえられる長い伸びほういだいの髪で、口髭をはやし、前からすごみのあった視線が雄豹を思わせるような強さを増し、全身が陽灼けした逞しさに
輝いていて、一見アラブ人かインド人のような野生味を帯びていた。反面、学生時代の不良っぽい軽率さがなくなり、律儀で沈着で知性な探検家
のような風貌に変わっていた。

約一ヶ月の間一緒に生活して、学生時代には想像もつかなかった親密な仲になった。その田辺勇夫が帰ってきて、自分に頼ることがあるというなら、
本気でやってやらなければと、またひとつ、聞こえるか聞こえないほどの微かな音を立てて落ちた赤い椿の花を眼で追いながら惣太.
郎は考えていた。

三枚の再生紙らしい粗末な中国の便箋を封筒に戻しかけて、ふと惣太郎の手が止まった。最後の便箋に書かれていた田辺の見合の件が、ふと気に
なった。相手は偶然だが同窓の六年下の英文科卒業の娘で、卒業後は、銀座にあるわが国最大手の旅行会社の本社に勤めていうrOLである、と書
かれていた点である。

あの野獣のような逞しい青年と、銀座のなよやかなOLとを想い重ねた時、なぜか、その見知らぬOLの替わりに、自分の妻冴子が重なったのである。
無意識に重なった、日焼けした田辺の勁逞な身体と妻の軟弱な肢体の幻影に、思わず惣太郎の胸がどきんと動悸を打った。
自分の秘宝を試す機会があった。                    
晴天の霹靂のように、それまで安穏としていた惣太郎の心が乱れはじめてきた。
そうだ、田辺勇夫は冴子を知らない。冴子も田辺勇夫については全く無知である。田辺は今年四〇歳。美しいものを的確に判断する審美眼は備わ
っている。
涯嫁は貰わずに女性遍歴をしたいというほど多情である。実際にその方n経験も豊富で、女を見る目は肥えている。その田辺が冴子をどう見るか。
 
これは重大な事だぞ、と惣太郎は高鳴る新造の音を自分で聴きながら煙草に火を付けた。
野獣のように逞しい田辺が、憑かれたように冴子の白い裸体に重なっていく幻影が、眼の前の出来事のように惣太郎にははっきりと見える。巨樹の
ねじれた根のような頑強で巨大な陰茎が、冴子のふっくらと盛り上がった肉丘の割れ目を強引に開いて突き入っていく。冴子の悲鳴が部屋に響き、か
細い腕が田辺の太い頚に回され、力なく開かされていた冴子の白い脚が痙攣しながら田辺の躍動する腰に、しっかりと巻き付いていく ……。

惣太郎の夢想は、しだいに現実味を帯びて無限に広がりはじめた。
その時には、冴子は最高に美しくなければならないが、二十九歳の女性遍歴も豊かな田辺を果たして惑わすに足りる美しさで対処出来るだろうか。
自分は最高に美しいと信じているが、考えてみれば冴子も、もう二十七歳である。子供も生まないので若さは衰えていない。目尻に皺もないし肌も
輝いている。人並以上に盛り上がった乳房もまだゴム鞠のような弾力を失っていない。腰のくびれやすんなりとした脚や逞しい太腿も魅力的である。
それ以上に惣太郎が自慢に思っているのは、若い男との情交で醸し出された、男に対する無意識の所作である。

無意識というのは、冴子が努力したり演技したりするのではなく、ひとりひとりの男と無垢な心で真剣に交わっている間に体得したテクニックでも
なく、男達から引き出された冴子に潜在されていた天性の淫蕩な媚態が自然のうちに露呈してきたのだった。
例えば、男達が冴子を抱こうとするとき、長い髪の間から上質の香油を溶かしたような艶を湛えた瞳を少し眠らせて凝っと見上げられると、男達
何とも言えず濃い肉感がうごめき出して来て、憑かれたように冴子に吸い込まれる。また、男に磨かれた滑らかで柔らかな肌を、羞恥の姿態でし
をつくるとき、男には冴子の優雅な姿態全体が、香ぐわしい美食を盛った器のように見えて、思わず生唾を呑み込むのを惣太郎は幾度も見ている。

かって劉、ラサールなど、毎晩淫蕩の限りを尽くしていた時に現れた、陰微に落魄した立居振る舞いも最近は消えて、昔の清楚な挙措に還って
いるが、それにしても、一瞬で田辺を収攬するには、まだまだ妻を磨く必要がある。
今更容姿を変えることは出来ない。なんといても妻冴子の女としての魅力は、技巧のない純真な性交の姿態にある。情交時の最高度に魅力ある
冴子を見たのはいつだっただろうかと惣太郎は考えてみた。

いづれも冴子がはじめての男と情交をかわす時の羞恥を含んだ、それでいて純真な大胆さで男を受け入れているときである。いままでの妻の相
手は、妻が好ましいと思っている相手ばかりだから、妻に期待感があった。やっと想いが充たされるという興奮と羞恥が解け合って、あの得も言わ
れぬ淫奔な解けるような姿態になるのだった。

しかし今度は違う。なにしろ見たことも聞いたこともない男が、いきなり目の前に現れて、それと交わるという前代未聞の事態が起こるわけだから、
冴子には期待感も事前の欲望昴揚といったものはない。下手をすれば恐怖に顔を歪め、逃げるかも知れない。
それを事前にどうして調整するかが問題だ。田辺の魅力を妻に教え込んで、妻が先に媚態をとったのでは、秘宝をどう他人が見るか試す事には
ならない。生の妻をそのまま見せなければ意味がない。

だが、どんな秘宝でも、他人に鑑定させる前には、必ず磨き抜いて秘宝の真価を出来るだけ引き出し安くするのが普通だ。しかし女という秘宝
は、どうして磨けばいいのだろう。

惣太郎は、ここまで考え及んで、煙草に火をつけた。もう論文をまとめる意欲は失われていた。立ち上がると、書庫の中から録音テープカセット
収納箱を取り出した。今まで集めた方便を記録したテープの一部である。惣太郎の収集したテープは、北海道のアイヌの各部族から沖縄まで五百本近いが、二十
本ほどカセットの入ったこのケースは、全部未整理と朱で書かれていて番号と記号だけしか打っていない。惣太郎は、その中からRUという記号のカセットを取り出し
て、テープデッキに入れた。
スピーカーからジーツと微かなノイズ音がしばらく聞こえていたが、    

「いやよ……」                           
いきなり妻の短い声が聞こえて、家具の軋るような音がした。妻が何かを拒否している様子だが、その声は決して本気で拒否をしている声ではな
く、なにか甘い響きがある。
「……着物の袂というのは、こういうことをするために開けてあるの? 」
笑いを含んだ劉の声だ。
「馬鹿ね……。ああ……」
妻が劉にどこかを触られて思わずため息を漏らした。その後は、衣類の触れる音や畳の下の板がきしる音に交じって、時々舌打ちをするような
短い唇の吸音が聞こえるところをみると、明らかに妻と劉は長い接吻をしているようである。

時計の振り子の音が聞こえているので、ふたりがそのために毎夜のように使っていた階下の玄関横の和室であることも判った。一体ふたりはどんな
姿態で接吻しているのだろうか。衣類の触れあう音ではなく、あるいは布団が、二人の動きで揺れる音かも知れない。
惣太郎は浩二や田宮の場合のように、妻と劉の媾合の現場にいたことはない。今テープで聞くのと同じように、二階の書斎や、時には和室の襖の
外の廊下で立ち聞きしただけである。

ただ一度だけ、ある冬の寒い夜、書斎にいたら、いつもとは違う、発狂でもしたような激しい妻の嬌声に驚いて、足音を忍ばせて階下に降り、襖
をそっと少し開けて、中の様子を窺い見たことがある。
その時は、胡座をかいて布団の上に坐った劉の上に妻が跨った座位で、ふたりは激しく動いていた。くの字に曲がった妻の両脚が劉の腰を挟んだ
まま激しく揺れていた。火の気もない和室の底冷えの中で二人は全身に汗を流していた。劉の肩に両手を回して長い髪を後ろに垂らしてのぞけった
妻は、かろうじて妻の背に回された劉の両手で上体を支えられていた。

激しい痛みにでも襲われているように眉間に深い立て皺を寄せ、咆哮を放ち続ける大きく開いた口からは涎が流れていた。
ちょうど妻の背が斜めに見える位置で、妻の表情も斜めからしか見えなかったが、劉の顔は斜めではあるが、惣太郎が覗いている襖の方を向いて
いたので、気付かれる恐れがあり、ほんのわずかの時間しか惣太郎は盗み見しなかった。しかし、短い時間だからなおさら、底冷えのする寒い夜
に、火の気もない和室で、全身に汗を流して狂喜の媾合をしてる二人の姿態を、いまでも鮮烈な印象となっている。

「……冬休みの間が長かった。台湾にいても奥さんに会いたくて……、今日ここにきて奥さんに会うと、もう……こうなっちゃって……食事の時なん
か、先生に見つからないかと気がきでなかった……」
「まあ……」
くすん、と笑う妻の声がした。多分、劉が勃起した自分のものへ妻の手を導いたのだろう。
「あたしも会いたくて……。あなたを見た時、思わず顔が紅潮したのが自分でもわかったのよ」
「わかってます。今日の奥さん、いままででいちばんきれいだった……」

切なそうな妻の聞き取れない鼻声がして、ふたりはまた接吻を始めたようだった。テープはしばらくノイズ音しか伝えてこない。
惣太郎は、このテープは、劉が冬休みで台湾に帰省して帰ってきた時のものであることに気付いた。
惣太郎も、あの夜のことははっきりと覚えている。冬休みに入って、浩二は広島に劉は台湾に帰省し、ヴエンもラサールも帰省しない留学生のた
めに開かれた蔵王のスキーキャンプに行って、荒れ狂っていた妻の淫奔な生活が、俄に静謐になった後だった。それまので毎日の乱交は、妻に凄
艶な美貌を与えそすれ、商売女がみせる頽廃や淫蕩な落魄したような変化はなかった。

しかし、惣太郎は約半月の禁欲生活を余儀なくさせられた妻の容貌に、明かな変化が現れているのに気付いた。それまでの昼夜を分かたぬ淫乱
の限りを尽くしているあいだの妻は、平素でも、なにか悦楽の余韻を含んだような目に潤みがあり、妻の全身からは妖し気なメスの匂いが立ちの
ぼり、その原因はどこからと指摘出来ないままに、雰囲気にむせ返りそうになる妖艶さであったが、禁欲を続けると、濡れたようの目の潤みが、
いつの間にか、きらきらと輝いくる。

姿態も、それままでの体液をしたたらせているような湿った軟らかさとは違い、甘酸っぱい若い女の匂いが内部から照りはえてくるような薄い皮膚
が艶やかになり、動作も敏捷になってきた。妖艶さよりも、こりこりとした若い女の肉の匂いに、惣太郎でさえ口内に唾のたまってくるような食欲に
通じる性欲を感じさせるような魅力が出てきた。                             

新年会から惣太郎が帰宅して、ひと風呂浴びて茶の間に戻るため廊下を歩いてきたら、玄関で劉を迎えた妻が、劉に寄り添うようにして茶の間に
入るのとかち合った。その時、昏い廊下から明るい茶の間の灯に照らされた妻の顔を見て、惣太郎は一瞬、それが先ほどまでの妻かと疑うほど輝
いているのに驚いたのを思い出した。

先ほどまで白かった妻の顔が、目元に血の赤さを染め、目がぽっと潤み、全身がどことなく華やかさに匂い立っている。女の精が劉の男に触発さ
れて一瞬にして身体中に拡散したような感じがあった。劉に座布団を出す拍子に腰をひねった姿勢までなまめかしい。そして座布団を受け取るため
に向き合ったふたりの間に、男と女の強烈な吸引力が作用しているのを惣太郎は肌で感じた。

男として忘我でぬめり込んでいきそうな女の魅力があの時の妻にはあった。それは禁欲が限界に達して、若い妻の肉体が男の肉を需めて疼き、悶
々としていた矢先に、予期せぬ恋人の出現に妻の欲望が爆発して、体内のあらゆる性の機能が一斉に活動をはじめたとでもいうような活力に満ちた
姿態だった。どう表面をつくろっても隠しえない妻の血のたぎっりが、女の命のあらん限りの美しさを放出しているといった情態だった。

そうだ、あの時のように、妻を禁欲の極限まで追い込んで置けば、自然と異性を需めて、女として輝きはじめてくる。だが、あの当時とは違って、
今の妻は毎日が禁欲情態である。だから、田辺が来た時に、二人が結ばれるにふさわしい雰囲気だけつくってやれば、妻の方は自然に輝き出すに
違いない。出来れば、前に従兄弟から貰ったままになっている催淫剤の灸を事前に打っておいけば、さらに効果があるだろう。

二本目の煙草に惣太郎は火をつけた。テープは二年前の劉と妻の情交の模様を忠実に再生していた。妻の咆哮が激しくなっている。どういう体位
でしているのかわからないが、さかんに湿った肌と肌が打ち合う音が聞こえている。
問題は、二人の出合をどう演出するかだ。惣太郎は、それを考えただけで、もう動悸がはじまり、全身がぞくぞくと欲望を催し出すのを抑えられな
かった。

もう後へは引けないと惣太郎は考えた。妻の冴子がどう反応するだろうか。あの浩二や田宮や留学生達に狂った妻だから、今度も簡単に陥落する
と考えるのは軽率な気がする。当時は、妻も初体験の歓楽に酔いしれて我を失っていたが、冷静に本来の自分を取り戻している妻が、本気で乗って
くるだろうか。また、独身とはいえ、田辺勇夫は三七歳の甲羅経た男で、あの童貞ばかりだった純情な浩二や留学生達とは違う。一歩間違えば、惣
太郎の人格までおかしく評価される。絶対失敗は許せない。

だが、田宮はどうだったか。あれほど遊び馴れた男でも冴子にめり込んで行ったではないか、と惣太郎は、怯む感情を奮い起こす。
幸い田辺勇夫は酒が好きだ。インドの奥地でも、彼は毎夜の酒だけが楽しみのような男だった。酔うと磊落になる性格の男で、女の話しも自分から
はじめるくらいだ。若い女ひとりが、一か月二千円で雇えるインドでは、自宅に四人の若い女を常時女中に使っていたが、全部に手を付けたという
話しも酔って聞いた。夜の面倒まで見させて二千五百円も払えば充分だったらしい。一晩にどれだけやれるかと、四人の女を並べてやってみたが、
ひとり二回づつでダウンしたと、砂漠の風音を聞きながらのテントの寝酒でしゃべっていたことも惣太郎は覚えている。

惣太郎と一緒にいた間も、現地の部族の若い娘を手なづけて、夜のお伽をさせたのも彼だけである。それも酒がなければ出来ないらしく、飲み過
ぎて酔った晩に限って、娘を買いに付近の部落に出て入った。

娘でも先天的な病気をもったのいるから、身体の隅々まで厳重に調べなければ危ないと、親から買った娘を、テントの外に置いた金盥に湯を入れ
た風呂に入れて、全裸にしたまま自分のテントに連れ込んで行くのを見たこともある。田辺は好色であることは間違いない。その上、あの野獣のよ
うな猛々しい身体付きといい、精悍な動作や、筋肉の盛り上がりといい、性的絶倫な様相であるし、経験の豊富さから察しても技巧的にも優れてい
ると思われる。

それにしても、浩二の場合のように、自分が同席した乱交は無理と考えなければなるまい。酒は好きだが、浩二のように我を忘れるようなこと
はないから、酔うだけ酔わせて、させるわけにもいかない。また、酔った忘我の状態では、秘宝の価値判断は出来ない。
しかし妻が酔うぶんにはいっこうに問題はない。酔ってしどけなく横たわる美しい妻とふたりだけの夜の密室において、どうなるか。これこそ秘宝の
真価が問われる、真迫の鑑定である。

テープの妻の声が断末魔の様相を帯びてきた。今聞こえている場面が自分が垣間みた時だろうか。惣太郎は目を閉じた。向き合って坐わり、しっか
りと抱き合った恰好で、互いに全身に汗を流しながら、狂ったように腰を揺すっていた妻の姿態が思い出される。
自分が同席出来ないとすれば、興味は半減する。自分の妻に惹かれていく男の情態。男によって快楽の極限に追い上げられ酔いしれていく妻。
この状態をどうしても見たい。

自分が部屋にいないとすれば、このテープのように盗聴という手がある。最近買った小型ビデオで盗撮とう方法もある。地方に行って、老人同士の
方便を取材すと時に、最近ではテレビなどの影響で、土地の人間でない物がいると、つい標準語を混じえて話す場合がある。そのためテープを仕掛
けていたのだが、最近、小型のビデオカメラを買って、これを部屋に隠しておいて取材することにした。テープでは拾えない、唇の動きまでが、は
っきりわかるので重宝している。これを使うことにすればいい。テレビカメラからは、電波で受信装置まで映像と音声を送ってくるから、自分の書斎
に受信装置を置けばいい。問題はカメラだ。どの部屋に仕掛けるかが問題だった。カメラは自分が買った物と学校にあるのと二台が使えるから、居
間と田辺を泊まらせる客間に仕掛けよう。だが、もし、酔った勢いで、田辺と妻が使っていた玄関横の和室か妻の部屋に行ったら万事休すである。

和室には、なにか荷物を入れて置いて使えないようにしておく。妻の部屋だけはどうすることも出来ないが、まあ、初対面の者を妻が自分の部屋に入
れる事もあるまいと判断した。
テープが静かになっていた。囁くようなふたりの睦言が流れている。
「愛している……」
「綺麗だ……」。弛緩した躯を並べて横になり、掛け布団を掛けて抱き合って、接吻を繰り返しながらしゃべっているに違いない。

惣太郎は、ともかく田辺勇夫に、遠慮なく自分の家に滞在するように早急に手紙を出すことにして万年筆を握った。書くことによって、夢想の中での
さまよいから、現実がしだいに戻りはじめた。                   

ふと、時計を見ると十一時過ぎだった。もう買い物に出た冴子が帰ってくる時間である。
惣太郎は、立ち上がって秘密のテープをカセットデッキから取り出して仕舞った。これがあることは冴子は知らない。自分だけの秘密である。   
だがもし自分が心臓マヒとか交通事故とかで突然死するようなことがあったら、冴子に分かってしまう。ある時期には処分しなけれならないと思った。 

今の自分にとって、このテープは、わずかに残った男としての欲望を奮い立たせるための最高の催淫剤であるから放棄することは出来ない。せめ
て六十歳になるまでは持っていたい。だが、自分が六十歳になったとき、妻の冴子は四十九歳である。女の四六歳と言えば、一番脂ののった
頃である。その頃には、自分の欲望も失せて、初老の静謐な生活を望むようになっている筈だ。
惣太郎は、若い妻を娶った男が味わう悲哀と恐れを、いま確実に感じはじめていた。




花  濫 24
夢想原人 1/13(水) 09:49:41 No.20100113094941 削除

欲望の果てに 



 惣太郎の日曜日の朝は遅い。
 翌日の仕事を気にすることなく、雑誌社や出版社の依頼原稿を書ける土曜の夜は彼にとって貴重な時間である。やすむのが黎明の白む頃に
なることも珍しくはない。若い頃は、翌日のことなど全く気にせず、依頼のあった原稿を徹夜で書きまくり、翌日平気で登校したものだが、五
十歳近くなると、到底そんな芸当は出来ない。
 冴子が嫁いで来た頃には、夕飯の後、夜半まで冴子を抱いて、堪能するまで愛媾の悦楽に耽けり、その後、習慣になっている深夜の珈琲
を二人で楽しんでから執筆にかかったものだが、今では嘘のように思えてくる。
 一二時過ぎのティータイムだけは、今でも続いているが、昔と違うのは、夕食後は互いの存在すらしらぬげに、それぞれ別の部屋でひっそ
りと自分のしたいことに専念していて、男と女の対の住処ともおもえぬ静けさである。ほとんど惣太郎は自分の書斎で執筆を続けており、冴子は
家事を終えると、最近興味をおぼえている趣味の植物画を書くのが習慣になっていた。一二時前になると、冴子が絵を書くのを終えて、
 「お茶にします? 」
 書斎の襖をあけて、机に向かって背を丸くしている惣太郎に後ろから訊く。うん……といえば珈琲で、執筆を一二時で終えるときには、酒がい
い……と答える。

酒だと、冷えきった家に、ぽっと火がついたように、夫婦の会話がはじまり、冴子は安堵するが、珈琲だと、黙って書斎の机の隅に珈琲茶碗と
砂糖をおいてくるだけで、また、もとの静寂が家を包んでしまう。
 そういう夜は、冴子は独り風呂に入り、先にベットに入る。こういう隠遁生活のような静謐に冴子は厭気を憶えるわけではないが、独り冷たい
ベットの中で、あたしは一体なんのために生きているのだろう、と反蒭することが最近よくある。
こういう夫の隠遁のような静謐な生き方は、いまさらはじまったことではなく、冴子の育った実家の父も夫と同じ静謐な隠遁生活だったので、ほ
かの人はともかく、冴子にとっては、それが平常の馴れた生活だった。しかしここ一年半、別世界にまぎれこんだような、男達との荒れ狂うよう
な生活が、冴子自身をつくりかえてしまったのだった。
 これでは老人夫婦の生活と同じではないか。いや、年老いた夫婦の生活でさえ、生活をエンジョイする工夫があるはずだ。夫の生活には慰謝
がない。学者なのだから学研に没頭するのは当然のことだが、もうすこし夫婦の間に意志の疎通がてもいいではいか。夫にとって自分は一体ど
ういう存在なのだろう。

夫が男性を喪失してしまったのであればいざ知らず、つい半年前までは、浩二や田宮、それに劉、ラサール、ヴエンといった若い男達に互し
て自分にいどみかかってくる体力があったではないか。それが半年くらいでにわかに失われるとは考えられない。火をつけておいて平気で急に放
ったらかすほど夫は底意地悪いひとではないのだが……。もしかしたら、夫の中で何か心の葛藤でも起こったのだろうか。
 もしかしたら………、冴子は深紅の絵具をたっぷりと含ませた筆の動きを止めて、ため息をついて考えた。ここ数年、まったく性に関心を示さ
なかった夫が、田宮の一件以来、人変わりがしたように好色で、精力的になってきた。それが、いまでは元の静謐な男に戻ってしまったのは、
夫は自分の妻をほかの男に抱かたせた時にのみ性的興奮を感じる性的性癖の持ち主なのではいのだろうか。もっと善意に解釈すれば、あの刺
激的な性宴に、夫は残った性的エネルギーを消耗し果たしたのかも知れない。
 しかし、夫はそれでいいかもしれないが、火をつけられたままの自分を夫はどう思っているのだろう。それほど無責任な人ではなかったはず
だが……。
 気をとりなおして筆をはしらせていると、遠くでサイレンの音が聞こえていた。深紅のダリアの花を塗っていた冴子の掌がまたとまった。ときど
き、おこりのように突然躯の中の血がたぎりだすことがある。いまがそうだ。突然、禁断症状の薬物中毒患者のように、躯が男の匂いを求めて狂
いはじめる。        
 それを冴子は悪病の発作のようにうけとめて必死にこらえる。しかしいったん躰の血を逆流させる発作がおこると、冴子の顔には血の色がぽっ
と滲みだし、躯が火照って落ちつきがなくなってくる。考えてはいけないと思いながらも、火照りの熱さのなかで冴子は、男達との歓楽の眩暈を
躯が自然に反蒭しはじめ、わが身をもてあましてしまう。過ぎ去った男のことを反蒭することは有夫の女としてはいけないことだ、あれは夢だっ
たのだと考えながらも、そうした観念とは別に?が自然に男を需めてとめどなく潤んでいく。
 いますぐ男が欲しいといった情態ではなかったが、これからさき男なしで生きていけないと思った。夫が相手にしてくれないとすれば、いずれ
別の男で自分を昇華させる以外ないと考えた。                      

 浩二はその後ロンドン出張から帰り、今度は大阪に転勤になっていた。
 二月に一度ぐらいは出張で上京してくる。上京するとかならずこの家に泊まり、当然のように冴子を抱く。この前やってきたときには、夫は千葉
に出張して不在だった。一夜、浩二の肉を包み込んで冴子は飢えをいやした。あれからもう二月過ぎるが、浩二は上京する気配はない。
 田宮は先週一時還っていたアメリカから戻ってきた。しかし近日中に正式にアメリカの大学に帰る事になって、その準備に多忙である。劉やグ
エン達は、思い出したように電話はくれるが、ここにいた時だけで、あとははっきりとけじめをつける、という夫との約束があり、そう簡単には近づ
けない。

 しかし劉には逢いたい冴子は思った。本当は大阪の浩二に一番逢いたかったが、大阪まで行く理由を夫に告げることは不可能だった。劉なら、
いまの下宿も学校も電話番号がわかっているし、逢いたいといえば飛んでくることは確実だった。実は夫の留守中に劉は何度も電話してきていた。
奥さんに逢いたい、死ぬほど逢いたい、と電話の向こうで熱い想いをうったえ続ける声が、冴子の耳に灼ついていまもはなれない。半年前、偶然、
新宿で劉に再会して以来、劉からは何度も電話があった。電話だけでなく、夫のいない時間に、この家に訪ねて来たことさえある。
 あれから半年が過ぎたが、劉はいまでも自分のことを思っているだろうか……。女は、たとえ自分にとって不要で迷惑な男でも、自分のことを
忘れられるのは恥辱だった。まして冴子にとって劉は、忘れることの出来ない存在だったから、その思いは一層深かった。いままでも何度か、今
のように躯が火照ってきた時、こちらから連絡をとってみようかと思ったことがあったが、夫を裏切る恐ろしさの方がさきにたって出来なかったので
ある。 

 劉に明日連絡をとろう………。冴子は、床の間の牡丹の花につぶやいた。わたしが悪いのではなく、私の躯に火をつけた夫が悪いのだから、
夫が逢うことを禁じていても、夫とかかわりのない場所で劉と自分だけの世界で昇華させてもらったとししたら、夫は怒るだろうか。もしそうなっても、
偶然劉に会って、そうなってしまったと言ったら………。夫は、もし怒ったとしても、夫婦関係に亀裂が生じるような激しいものではない筈だ。
 そもそも原因をつくったのが夫なので自分は被害者の立場なのだから……。                    
 そう思いながら、冴子は自分のなかに頽廃が見えて、いつも最後には苦い思いで、劉と逢うのをとどまるのだった。

 今夜は酒にしよう、と惣太郎は冴子に襖越しに告げた。来月の学会で報告する「岡山と広島の方便にみる源平合戦の影響」という百枚近い
レポートを纏めていたが、昨夜まで連日続けていた三学期の期末試験の採点で、疲労が溜っているらしく、これ以上続ける意欲を喪失したのだと
いう。
 欠伸をこらえて、卓上を整理した時、廊下に擦り足の音がした。今夜の冴子は浴衣だなと惣太郎は頭の片隅で思った。着物と洋服では足音が
違う。冴子の場合特に着物の時の足音が楚々としてきれいだった。              
 襖が開いたので、椅子から立ち上がり振り向くと、果して、茄子紺の菊模様の浴衣に縮緬の芥子色の帯をしめた冴子が、片膝を折って、座り
机に料理を載せた盆を置くところだった。風呂からでたばかりらしく、妻の動きに石鹸と化粧の匂いが部屋に立ちのぼった。                        
 やや俯き加減で、横の座り机に銚子や肴を並べている妻の後ろ姿を見おろしながら、惣太郎は椅子に座ったまま煙草に火をつけた。最近、心境
の変化でもあったのか、冴子は腰のあたりまで伸ばしていた長い髪を思いきりよく切って、顎のあたりまでのカールした。そのため、後ろから見ると、
いままで気付かなかった白い襟足が、妙になまめかしく見える。

男達と性宴に狂奔していた頃の、発情の淫糜な匂いを全身からただよわせているような妖しい魅力は、最近なくなったようだが、そのかわりに、
熟した果物のような芳香を放ち、もぎ取られるのを待っているような、瑞々しいしたたるような色気が全身に匂い立ち、大輪の牡丹が咲き誇ってい
るような成熟した女の魅力がでていた。
 もとはほっそりとした身体つきで、清楚な容姿が魅力的だったのだが、最近では、しこしことした固肥りになって、白磁のような光沢のあった肌
が、今ではさらに白さを増し、ぬめぬめと吸いつくような凝脂を浮かせて妖しく照りはえている。それに肩にも腰にも腿にも、女らしいやわらかく
なめらかなまるみがでてきた。

「この間九州出身の学生さんからいただいたからすみです……」      
薄く切ったからすみに、赤い小粒の梅干しをあしらった九谷焼の小皿と、信楽の徳利二本を置いた。
「熱いうちにどうぞ……」
徳利を取り上げ、小首を傾げてにっこりとほほえみながら、わずかに肩をいやいやをするように揺すって、自覚のない女のコケティシュをみせる
妻のしぐさを見て惣太郎は、これでは放っておけないな……、と考えた。

男の女への感情は、最初、生理的に花の蜜に吸いよせられる虫のように、女性への思慕から始まる。惣太郎の冴子に対する感情もここからはじ
まった。続いて思慕は所有に変わった。それは美しいもの、快楽を与えてくれるものへの独占欲であった。

しかし、所有に成功し、絶えず身近に対象があり、愛でているうち、美しさも快楽も麻痺して来る。ここに人と動物の完全な差を見いだすことが
出来る。ひともここまでくると、その所有に飽きて、他の対象を求める者、別の新鮮な視点で、もい一度対象を見直し、その美や快楽を更新しよ
うとする者に別れる。

惣太郎は後者を選んだ。理由は、自分が老いて、もう他の花を捜す力が弱っていることと、対象が、たぐいまれな逸品であるため、丁度、
骨董の銘品のように、自分が見飽きても、他人に見せることで、新たな価値を再発見するように、時には、展覧会に出品して、大勢の他人が涎
垂の眼で対象を見るのを見て、新たな魅力を見いだす。惣太郎の冴子に対する感情はこれだった。
すでに、こっそりと所有して、一人での悦楽に倦怠がきそうであったから、浩二やほかの男達に、こっそりと見せて、冴子の美しさや、良さを再
発見したのであるが、だが………と今は考える。結果的には、満足すべき結果をもたらせてくれたのであるが、それは冴子を思慕していた連中
を選んだので、冴子に夢中になるのは当然のことであった。本当の魅力を引き出すには、展覧会に出して、不特定多数の男達が、冴子の美し
さにどう魅了されるかである。 

初対面の男が妻の魅力に惑乱して、狂ったように妻の身体にむしゃぶるつく。とまどいながらも、悦楽の誘惑に抗しかねて、おずおずと応じ
はじめた妻が、やがて官能の業火に溶かされて咆哮を放って悶え狂う。惣太郎はいま、そんな異常な交合を覗き見ている自分を想像する時、
不意に高まる熱さ、下全身からわきおこる細胞のふくらみ、嵐のような鼓動のたかまり………想像しただけで身悶えするようなこの官能の波浪の
うねりは、一体どういうことなのだろうか。そう考えただけで、どんなことがあっても、ぜひそれを実行してみたい欲望に駆られる。

しかし、妻は骨董ではない。骨董と違うところは、美が不変ではないということである。
他人が美を見つけるのは、個人差があり、それぞれで美の対処も変わって行く。幸い現段階では、冴子という美の対象は、他人に與える度に、
その美しさと魅力を増しているが、果して、全くの第三者に與えた場合、冴子の美しさ、たおやかさ、豊饒な肉体が、賞味されるかどうあか、
これは大きな賭である。

不特定の第三者といっても、古美術に素養のない者に骨董展を見せても、下手をすれば食器と間違えて、それでお茶を飲んだり、飯を喰った
りされてはかなわない。ひょっとすると、扱い方も知らずに割られてしまう恐れもある。
冴子の場合も、対処によっては、壊れる恐れもある。冴子の良さを理解できる素養とは、冴子の純真さを慈しみ、相手も、健康で、清潔で、
後腐れがない、さらに惣太郎も好感の持てる人物で、その上、これまで冴子に逢ったことがない人物であることが必要である。

はじめて出逢った瞬間に、互いに好感の火花が散るような衝撃があり、男は没我になって妻にのめりこんでいく。美の発見は衝撃的なほど効
果的である。出来ることなら、これぞと思う男の前に、妻の美しい裸体を、突然、つきつけて、呆然とした男が、憑かれたように抱きしめる。
そのとき、自分は、妻に魅了されて朦朧となっている男に抱擁されて悶える妻に、どれほど新鮮な魅惑を覚えるだろうか。考えるだけでも身震
いを感じる。しかし、これは無理なはなしである。

いずれにしても妻の飢えをいやさなければならない。浩二は滅多に上京してこないから、田宮に頼むことも考えたが、今の田宮は、帰国を前
にして多忙を極めていた。劉のことも考えないではなかった。妻は浩二と劉とどちらを本当に愛しているのだろうか。多分妻は、いまは劉の方に
愛着を抱いているような気がする。浩二とは、二月に一度でも情を交わすのを許してあるし、もし妻が浩二に逢いに大阪に行くと行ってもたぶん
自分が許可を与えるであろうことぐらい妻は識っているかが、劉とは逢うことも電話で話す子とも禁じてあった。

劉に嫌悪を抱いたわけではない。紳士的で、性格がよく、清潔で若く、いままで妻に与えた男の中では一番好感がもてた。若鹿のような滑ら
かな琥珀の肌と、ひきしまった肢体は男の惣太郎がみても魅了的だったし、第一、やがて学校を出ると台湾に帰るという尾を引かない交際が魅
力だった。いま一番妻の飢えを癒すには適した男であることには違いない。

しかし劉と妻は、あのまま放置しておくと狂う心配があった。肉の関係が出来で、互いが愛し合うのは当然なのだが、浩二や田宮、ラサールや、
ヴエンの場合は、その愛はまだ浮遊状況だったが、劉との場合は極限状況だった。あのままでは二人は一時的にしろ狂ってしまう恐れがあった。
精神的でも、妻が劉の所有物になってしまうのは防がなければならなかった。冴子はあくまで自分の妻であって、自分に寄り添い、自分の意志で
動き、自分のために美しくなければならない。

肉体的にも、精神的にも自分の所有物だからこそ、その蠱惑的魅力が、自分だけでなく他の男をも魅了してやまない最高のものであることを再
発見するために、惣太郎は危険を犯してまで妻を他の男に抱かせたのである。妻が他の男の愛に盲従して、その男の所有物になってしまったら、
すべてが崩壊する。

しかし、と今夜の惣太郎は反蒭していた。あれほど愛し合ったふたりが、本当にあれ以来、ぷっつりと糸が切れたように思いを絶ち切れるものな
のだろうか。妻は自分に従順だから出来るとしても、あの一途な劉が、そう簡単に妻を忘れるはずがない。だが、どう思い返してみても、妻の様
子に不審な点はなかった。あの頃、妻は、充分すぎる官能に堪能していたから、もしかして、劉とのことも、一時の感情であったのかも知れない。
あれだけの数の男に毎日昇華されていれば、一人の男に夢中になる情緒など失われて当然だ。だとすると妻の方から積極的に劉を慕うことはな
いから、劉がしつこく言い寄ってきたとしても、妻が相手にしないことは充分考えられる。

それにしても、劉がその後、言い寄って来たという話は、何でも話す妻の口から洩れたことはない。あれほど夢中になっていた劉が、あれ以後
一度も妻に連絡をとらないはずはない………。
「その後、劉やラサールやヴエンから連絡はないか? 」
惣太郎は杯を差し出しながら妻に訊いた。訊きながら、妻の表情に注意した。しかし、急な話題の転換に驚いて夫の顔を見上げた妻の表情に翳
はなかった。
「ええ、ありません。若い人たちだから、きっともう新しい環境の中で、新しい世界に入って行って、あたしたちのことは忘れてしまったのね、き
っと……」

一瞬さびしそうな表情で眉根を曇らせただけだった。
「逢いたいとは思わないかね」
杯を干した夫の目が、すこし悪戯っぽく微笑して、冴子の顔をのぞき込んでいた。心臓の鼓動が、夫に聞こえはしないかと冴子は思って目を伏せ
た。夫はもともと感の鋭い人だがどうしてわたしの心の奥底を見破ったのだろう。顔が上気して色づいていくのが自分でわかって顔があげられなか
った。

「やはり、逢いたいのか、……そんなに赤くなることはない」
笑いながら夫がいった。もう隠しようがないと冴子は思った。
「だって……、あのまま……でしょう……」
言葉にならなかった。肯定したことで、それまで漠然と考えていた劉への思慕が、突如、冴子の中で現実味を帯び、切実な問題として沸騰してき
た。するために、惣太郎は危険を犯してまで妻を他の男に抱かせたのである。妻が他の男の愛に盲従して、その男の所有物になってしまったら、
すべてが崩壊する。

しかし、と今夜の惣太郎は反蒭していた。あれほど愛し合ったふたりが、本当にあれ以来、ぷっつりと糸が切れたように思いを絶ち切れるものな
のだろうか。妻は自分に従順だから出来るとしても、あの一途な劉が、そう簡単に妻を忘れるはずがない。だが、どう思い返してみても、妻の様
子に不審な点はなかった。あの頃、妻は、充分すぎる官能に堪能していたから、もしかして、劉とのことも、一時の感情であったのかも知れない。

あれだけの数の男に毎日昇華されていれば、一人の男に夢中になる情緒など失われて当然だ。だとすると妻の方から積極的に劉を慕うことはな
いから、劉がしつこく言い寄ってきたとしても、妻が相手にしないことは充分考えられる。

それにしても、劉がその後、言い寄って来たという話は、何でも話す妻の口から洩れたことはない。あれほど夢中になっていた劉が、あれ以後
一度も妻に連絡をとらないはずはない………。
「その後、劉やラサールやヴエンから連絡はないか? 」
惣太郎は杯を差し出しながら妻に訊いた。訊きながら、妻の表情に注意した。しかし、急な話題の転換に驚いて夫の顔を見上げた妻の表情に翳
はなかった。
「ええ、ありません。若い人たちだから、きっともう新しい環境の中で、新しい世界に入って行って、あたしたちのことは忘れてしまったのね、き
っと……」
一瞬さびしそうな表情で眉根を曇らせただけだった。
「逢いたいとは思わないかね」
杯を干した夫の目が、すこし悪戯っぽく微笑して、冴子の顔をのぞき込んでいた。心臓の鼓動が、夫に聞こえはしないかと冴子は思って目を伏せ
た。夫はもともと感の鋭い人だがどうしてわたしの心の奥底を見破ったのだろう。顔が上気して色づいていくのが自分でわかって顔があげられなか
った。
「やはり、逢いたいのか、……そんなに赤くなることはない」
笑いながら夫がいった。もう隠しようがないと冴子は思った。

「だって……、あのまま……でしょう……」
言葉にならなかった。肯定したことで、それまで漠然と考えていた劉への思慕が、突如、冴子の中で現実味を帯び、切実な問題として沸騰してき
た。
「一度逢ってみるかい?」
夫の言葉が、突然、耳元で鐘楼が鳴り響いたように冴子には聞こえ、思わず夫の前もかまわず冴子は涙ぐんでいた。
しかし、その後、このことに関しては期待が裏切られ、冴子は夫から劉の一言も聞くことはなかった。

弘美B
太郎棒 1/13(水) 00:17:23 No.20100113001723 削除
女性の大事な部分を隠すには弘美の陰毛は足りない。
亀裂の上にうっすらと少女時代との区別のタメだけに添えられた様に
生えている。
膝を広げられた弘美のそこはウルウルと異物を受け入れるのに
充分な程に光っている。
上半身にあまり興味のない男の指は太ももからゆっくりとなぞる様に潤んだ場所に近づく。

次の男が待ちきれなくなったのか、右の太ももをまさぐっている。
メインの男の指がそこに触れた・・・
亀裂を確かめる様に上下にさらに微妙なタッチで触れる。
今にもズブッと入りそうなソコをギリギリで触れていく。
少しだけ指を入れてみる・・・

弘美は無反応・・・

カメラの方に男の視線が向く。
明らかに困惑している。
男にとってここまで泥酔?反応がない女は始めてなのだ・・・
今までなら多少の抵抗や、あるいは笑いながらの照れ隠しで
本気になるまでのノリの様なものがあるはず・・・

ダメ・・・もうダメって・まじ怒るよ〜・・・
もう・・あぁう・ちょっとあぁあだぁめ〜・・・あぁああ
旦那いるんだよ〜あっ・あ・あぅうううぅうっうっう・・・

これが正しい?反応のはず。
後は誰が挿入しても関係はない。
男が果てるまで、受け入れるだけのダッチワイフ・・・

弘美A
太郎棒 1/9(土) 01:54:01 No.20100109015401 削除
下着は膝の下辺りで止まっている。
薄い陰毛は弘美のそこを隠すには少し足りない。
男達の視線はそこをしっかりと捕らえているに違いない。
ビデオに写る男の腕が上半身に伸びていく。
ジャケットをゆっくりと細い両肩からはずしていく。
眠っている弘美の両腕を背中で拘束するような形で放置された。
薄手のVネックのニットに手が掛かる。
ヘソのやや下まであるニットを捲り上げていく。
そっと起こさないように上にずり上げる。
顎をすり抜け頭の後ろを通す・・・
ジャケットと同じように背中の辺りで放置する。
男達がまた小さな歓声をあげる。

おぉおお・・・
・・・・

ベージュ色のブラが露わになった。
細く華奢な弘美の体。
胸がD以上など漫画の世界・・・

ブラのカップが余っていても弘美に罪はない。

男の手によってブラは下へと簡単に下げられた。
まだ出産経験のない弘美の乳首は淡い色をしている。

男達の興味はしばらくした後・・・下半身に向けられた。
起きない弘美にやや安心した男は膝で止まっている下着に再び手を
掛け降ろしてゆく。
片方の足首を抜けた所で下着の処理は終わった。
足首に下着を引っ掛けたまま弘美は乳首と下半身を男達に晒した。

衣服を剥ぎ取った男が乳首を指でつまむ。
ゆっくりと静かに陵辱が始まる。

乳首をつまみながら弘美の膝を広げてゆく。
男達の股間が当たり前の様に理性いを失い欲望へと変わっていった。

知られたくない遊び29
道明 1/8(金) 19:08:33 No.20100108190833 削除
理絵の第2日目のプレーは散々だった

昨夜の沙世の言葉『夫に愛人がいた』・・・この言葉が頭から離れないのだ
そして昨晩は、送り届けた沙世は直ぐに眠ってしまい、その沙世の顔を見て夜を明かしていた
プレー後に湯に浸かり疲れは取れたものの、前日の鏡に映った自分の顔が、今はどこにも見えない

その鏡を岩井が覗き込み、優しく肩に手を置いた



「ショックだったんだろう?昨夜のこと」

「まさか、あの優しい主人に愛人がいたなんて・・・・・私、信じられない」



「無理もない・・・しかし、沙世ちゃんがあのように言うということは・・・」

「そんなこと!」

「昨夜、あれから飛松に真偽をたしかめようとしたんだ・・・そうしたら
 彼も薄々感じていたらしく、そのことでご主人を相当叱り付けたらしい
 その帰りに、ご主人の事故だ・・
 彼は、妻である君に合わす顔が無くての自殺じゃないかと言うんだ」



俯き泣き出しそうになる理絵を、岩井は抱きしめる

「真偽は帰って調べてみないと何とも分からない
 私もご主人の潔白を信じている人間だ
 君には、私が付いている・・・私は君のためなら何でもする・・だから泣かないで」

「ありがとう・・・オーナー、あなたは本当に優しい・・ありがとう」



「さあ、元気だして・・・今できることは沙世ちゃんだけは、あんな飛松から守ってやらないと」

「ええ、あの娘には・・・なんの罪もない、こんなドロドロとした愛欲の職場で汚れさせたくはない」

「そうだ・・・そうだよ、理絵さん」



二人は漸く昨日の宴会部屋に向い、襖を開ける
部屋の中では、飛松が浴衣の上半身をはだけて一人で酒を飲んでいる


「やぁ・・やっとお出ましか、待ちきれなくて先に頂いてるよ」

「飛松さん、沙世ちゃんは?」



「ああ・・余程今日のラウンドで疲れたのか、お酒を飲んで寝込んでしまったんでね
 隣の部屋で寝かしている・・・・」

「まさか!?・・・あなた」


理絵は沙世が寝ているという隣の部屋へ走っていく


さあ・・・これからだと
理絵の浴衣姿を目で追い、飛松は岩井に片目を瞑って合図を送る

知られたくない遊び28
道明 1/7(木) 19:21:37 No.20100107192137 削除
女遊び好きの悪党二人が仕組んだシナリオ
それがスタートする前に、予想だにしない沙世の暴露発言が飛び出した
それでも岩井は雰囲気を戻そうと動く


「沙世ちゃん、私にもお酌をお願いできますか?」

沙世が岩井の顔を見てニコッと笑う



「理絵、沙世ちゃんと入れ替わって飛松さんにお酌をしてあげなさい」

「えっ!?・・・はい、あなた」

「理絵さん、いいの?こちらはエロ支店長よ・・・気をつけてね
 あなたの新しい旦那さんは、ゴルフもお上手だし・・うーん、私、誘惑しちゃうかも
 さあ、場所変え、場所変え・・・・うふふふ」



沙世は岩井を気に入っているのか、お酌をしながら体を預けていく・・もう本能のままだ
岩井は理絵の視線を気にしながら、盃を空けていく
パートナーを入れ替え、お酒がすすむ


「いい男ね・・・・青年実業家だし、なんといってもこの身体・・鍛えてある、男よね」

「沙世さん、私の良い人に抱きついたりしたら嫌よ
 随分と頂いたようだし、早いですが明日に備えて・・・・・お部屋で、女同士で休みませんか?」



理絵は、亡き夫の愛人の話をそのままにはしておけない

「あなた、沙世さんもう限界のようだし、こんなに酔った若い女性を一人にするのも心配
今夜は沙世さんと私たちのお部屋で休んでもいいでしょう?」

「えっ?!私たちの部屋でかい?・・・・・・ううーん・・いいよ、そうしてあげなさい」


状況判断の早い岩井は、当初の企てに固執しない
もう、今夜の作戦は続行不能と判断している
沙世が岩井の側から立ちかけて、やはり抱きついてきた
岩井はそのまま沙世を抱きかかえたまま、理絵を連れ立って自分たちの部屋に送っていく


「やれやれ・・・・作戦の練り直しか」

飛松が部屋を出て行く3人を見ながら、独り言をもらした



しばらくして、岩井が戻ってくる

「飛松さん、なんですか・・・あの娘は」

「職場の者から、お酒は飲ますなとは聞いていたんだが・・・・・あれほどまでとは」



「そんなことより、先ほど彼女が言った、理絵の旦那に愛人がいたっていう話・・・知ってたんでしょ?」

「ああ、そのことね・・・
 理絵の旦那は、銀行のお金に手をつけて・・・どうも総務課の女性に貢いでいたらしい
 私に逆らってばかりいたもんで、お払い箱にしようと呼びつけて叱ってやったんだ
 そうしたら、なんと気の弱い男だった・・・・帰宅途中で死んじゃった
 あんな貞淑な奥さんがいるんじゃ、何と言って説明する?できんわなぁ・・・」



「どうしてそれを教えてくれなかったんですか!そんなことなら、小細工なんぞしなくても良かったんじゃないですか」

「何を仰る、越後屋さん
 あなたばかりもてもてで、良い思いをするのは如何なものでしょうねぇ
 代官としては、あなたの事業に特別の取り扱いをしてあげているのですから
 まあ、私の遊びにも付き合ってくださいな・・・・ねえ、越後屋さん」



「そ、そんな」

「大丈夫、私も理絵さんはあなたのお望みの妻になる素質があると見た
 ただ、今のままであなたの妻になったんじゃ、まとも過ぎて必ずあなたはもの足りなくなって飽きる
 だから・・・・強烈な体験を二人で彼女に経験させようじゃないですか
・・・まあ、任してくださいな」


岩井は理絵に、飛松が生真面目な融資課長の夫を死に追いやった張本人と吹き込んでいる
それで、理絵が自分を頼りにして付いて来ているのだ
夫の仇討ちをしようと、ここまで来ているのに夫が裏切っていたとなるとどうなるのか
もう先が読めない・・・

(ここは、飛松に任そう・・・・)

花  濫 23
夢想原人 1/7(木) 17:59:21 No.20100107175921 削除
欲望の果てに

 
(一)

惣太郎の日曜日の朝は遅い。
翌日の仕事を気にすることなく、雑誌社や出版社の依頼原稿を書ける土曜の夜は彼にとって貴重な時間である。やすむのが黎明の白む頃に
なることも珍しくはない。若い頃は、翌日のことなど全く気にせず、依頼のあった原稿を徹夜で書きまくり、翌日平気で登校したものだが、五
十歳近くなると、到底そんな芸当は出来ない。
冴子が嫁いで来た頃には、夕飯の後、夜半まで冴子を抱いて、堪能するまで愛媾の悦楽に耽けり、その後、習慣になっている深夜の珈琲
を二人で楽しんでから執筆にかかったものだが、今では嘘のように思えてくる。

一二時過ぎのティータイムだけは、今でも続いているが、昔と違うのは、夕食後は互いの存在すらしらぬげに、それぞれ別の部屋でひっそ
りと自分のしたいことに専念していて、男と女の対の住処ともおもえぬ静けさである。ほとんど惣太郎は自分の書斎で執筆を続けており、冴子は
家事を終えると、最近興味をおぼえている趣味の植物画を書くのが習慣になっていた。一二時前になると、冴子が絵を書くのを終えて、
「お茶にします? 」
書斎の襖をあけて、机に向かって背を丸くしている惣太郎に後ろから訊く。うん……といえば珈琲で、執筆を一二時で終えるときには、酒がい
い……と答える。

酒だと、冷えきった家に、ぽっと火がついたように、夫婦の会話がはじまり、冴子は安堵するが、珈琲だと、黙って書斎の机の隅に珈琲茶碗と
砂糖をおいてくるだけで、また、もとの静寂が家を包んでしまう。
そういう夜は、冴子は独り風呂に入り、先にベットに入る。こういう隠遁生活のような静謐に冴子は厭気を憶えるわけではないが、独り冷たい
ベットの中で、あたしは一体なんのために生きているのだろう、と反蒭することが最近よくある。

こういう夫の隠遁のような静謐な生き方は、いまさらはじまったことではなく、冴子の育った実家の父も夫と同じ静謐な隠遁生活だったので、ほ
かの人はともかく、冴子にとっては、それが平常の馴れた生活だった。しかしここ一年半、別世界にまぎれこんだような、男達との荒れ狂うよう
な生活が、冴子自身をつくりかえてしまったのだった。

これでは老人夫婦の生活と同じではないか。いや、年老いた夫婦の生活でさえ、生活をエンジョイする工夫があるはずだ。夫の生活には慰謝
がない。学者なのだから学研に没頭するのは当然のことだが、もうすこし夫婦の間に意志の疎通がてもいいではいか。夫にとって自分は一体ど
ういう存在なのだろう。

夫が男性を喪失してしまったのであればいざ知らず、つい半年前までは、浩二や田宮、それに劉、ラサール、ヴエンといった若い男達に互し
て自分にいどみかかってくる体力があったではないか。それが半年くらいでにわかに失われるとは考えられない。火をつけておいて平気で急に放
ったらかすほど夫は底意地悪いひとではないのだが……。もしかしたら、夫の中で何か心の葛藤でも起こったのだろうか。

もしかしたら………、冴子は深紅の絵具をたっぷりと含ませた筆の動きを止めて、ため息をついて考えた。ここ数年、まったく性に関心を示さ
なかった夫が、田宮の一件以来、人変わりがしたように好色で、精力的になってきた。それが、いまでは元の静謐な男に戻ってしまったのは、
夫は自分の妻をほかの男に抱かたせた時にのみ性的興奮を感じる性的性癖の持ち主なのではいのだろうか。もっと善意に解釈すれば、あの刺
激的な性宴に、夫は残った性的エネルギーを消耗し果たしたのかも知れない。

しかし、夫はそれでいいかもしれないが、火をつけられたままの自分を夫はどう思っているのだろう。それほど無責任な人ではなかったはず
だが……。
 気をとりなおして筆をはしらせていると、遠くでサイレンの音が聞こえていた。深紅のダリアの花を塗っていた冴子の掌がまたとまった。ときど
き、おこりのように突然躯の中の血がたぎりだすことがある。いまがそうだ。突然、禁断症状の薬物中毒患者のように、躯が男の匂いを求めて狂
いはじめる。        

それを冴子は悪病の発作のようにうけとめて必死にこらえる。しかしいったん躰の血を逆流させる発作がおこると、冴子の顔には血の色がぽっ
と滲みだし、躯が火照って落ちつきがなくなってくる。考えてはいけないと思いながらも、火照りの熱さのなかで冴子は、男達との歓楽の眩暈を
躯が自然に反蒭しはじめ、わが身をもてあましてしまう。過ぎ去った男のことを反蒭することは有夫の女としてはいけないことだ、あれは夢だっ
たのだと考えながらも、そうした観念とは別に?が自然に男を需めてとめどなく潤んでいく。
いますぐ男が欲しいといった情態ではなかったが、これからさき男なしで生きていけないと思った。夫が相手にしてくれないとすれば、いずれ
別の男で自分を昇華させる以外ないと考えた。                      

浩二はその後ロンドン出張から帰り、今度は大阪に転勤になっていた。
二月に一度ぐらいは出張で上京してくる。上京するとかならずこの家に泊まり、当然のように冴子を抱く。この前やってきたときには、夫は千葉
に出張して不在だった。一夜、浩二の肉を包み込んで冴子は飢えをいやした。あれからもう二月過ぎるが、浩二は上京する気配はない。
田宮は先週一時還っていたアメリカから戻ってきた。しかし近日中に正式にアメリカの大学に帰る事になって、その準備に多忙である。劉やグ
エン達は、思い出したように電話はくれるが、ここにいた時だけで、あとははっきりとけじめをつける、という夫との約束があり、そう簡単には近づ
けない。

しかし劉には逢いたい冴子は思った。本当は大阪の浩二に一番逢いたかったが、大阪まで行く理由を夫に告げることは不可能だった。劉なら、
いまの下宿も学校も電話番号がわかっているし、逢いたいといえば飛んでくることは確実だった。実は夫の留守中に劉は何度も電話してきていた。
奥さんに逢いたい、死ぬほど逢いたい、と電話の向こうで熱い想いをうったえ続ける声が、冴子の耳に灼ついていまもはなれない。半年前、偶然、
新宿で劉に再会して以来、劉からは何度も電話があった。電話だけでなく、夫のいない時間に、この家に訪ねて来たことさえある。

あれから半年が過ぎたが、劉はいまでも自分のことを思っているだろうか……。女は、たとえ自分にとって不要で迷惑な男でも、自分のことを
忘れられるのは恥辱だった。まして冴子にとって劉は、忘れることの出来ない存在だったから、その思いは一層深かった。いままでも何度か、今
のように躯が火照ってきた時、こちらから連絡をとってみようかと思ったことがあったが、夫を裏切る恐ろしさの方がさきにたって出来なかったので
ある。 

劉に明日連絡をとろう………。冴子は、床の間の牡丹の花につぶやいた。わたしが悪いのではなく、私の躯に火をつけた夫が悪いのだから、
夫が逢うことを禁じていても、夫とかかわりのない場所で劉と自分だけの世界で昇華させてもらったとししたら、夫は怒るだろうか。もしそうなっても、
偶然劉に会って、そうなってしまったと言ったら………。夫は、もし怒ったとしても、夫婦関係に亀裂が生じるような激しいものではない筈だ。
そもそも原因をつくったのが夫なので自分は被害者の立場なのだから……。                    
そう思いながら、冴子は自分のなかに頽廃が見えて、いつも最後には苦い思いで、劉と逢うのをとどまるのだった。

今夜は酒にしよう、と惣太郎は冴子に襖越しに告げた。来月の学会で報告する「岡山と広島の方便にみる源平合戦の影響」という百枚近い
レポートを纏めていたが、昨夜まで連日続けていた三学期の期末試験の採点で、疲労が溜っているらしく、これ以上続ける意欲を喪失したのだと
いう。
 欠伸をこらえて、卓上を整理した時、廊下に擦り足の音がした。今夜の冴子は浴衣だなと惣太郎は頭の片隅で思った。着物と洋服では足音が
違う。冴子の場合特に着物の時の足音が楚々としてきれいだった。              

襖が開いたので、椅子から立ち上がり振り向くと、果して、茄子紺の菊模様の浴衣に縮緬の芥子色の帯をしめた冴子が、片膝を折って、座り
机に料理を載せた盆を置くところだった。風呂からでたばかりらしく、妻の動きに石鹸と化粧の匂いが部屋に立ちのぼった。                        
やや俯き加減で、横の座り机に銚子や肴を並べている妻の後ろ姿を見おろしながら、惣太郎は椅子に座ったまま煙草に火をつけた。最近、心境
の変化でもあったのか、冴子は腰のあたりまで伸ばしていた長い髪を思いきりよく切って、顎のあたりまでのカールした。そのため、後ろから見ると、
いままで気付かなかった白い襟足が、妙になまめかしく見える。


男達と性宴に狂奔していた頃の、発情の淫糜な匂いを全身からただよわせているような妖しい魅力は、最近なくなったようだが、そのかわりに、
熟した果物のような芳香を放ち、もぎ取られるのを待っているような、瑞々しいしたたるような色気が全身に匂い立ち、大輪の牡丹が咲き誇ってい
るような成熟した女の魅力がでていた。

もとはほっそりとした身体つきで、清楚な容姿が魅力的だったのだが、最近では、しこしことした固肥りになって、白磁のような光沢のあった肌
が、今ではさらに白さを増し、ぬめぬめと吸いつくような凝脂を浮かせて妖しく照りはえている。それに肩にも腰にも腿にも、女らしいやわらかく
なめらかなまるみがでてきた。

「この間九州出身の学生さんからいただいたからすみです……」      
薄く切ったからすみに、赤い小粒の梅干しをあしらった九谷焼の小皿と、信楽の徳利二本を置いた。
「熱いうちにどうぞ……」
徳利を取り上げ、小首を傾げてにっこりとほほえみながら、わずかに肩をいやいやをするように揺すって、自覚のない女のコケティシュをみせる
妻のしぐさを見て惣太郎は、これでは放っておけないな……、と考えた。

男の女への感情は、最初、生理的に花の蜜に吸いよせられる虫のように、女性への思慕から始まる。惣太郎の冴子に対する感情もここからはじ
まった。続いて思慕は所有に変わった。それは美しいもの、快楽を与えてくれるものへの独占欲であった。
しかし、所有に成功し、絶えず身近に対象があり、愛でているうち、美しさも快楽も麻痺して来る。ここに人と動物の完全な差を見いだすことが
出来る。ひともここまでくると、その所有に飽きて、他の対象を求める者、別の新鮮な視点で、もい一度対象を見直し、その美や快楽を更新しよ
うとする者に別れる。

惣太郎は後者を選んだ。理由は、自分が老いて、もう他の花を捜す力が弱っていることと、対象が、たぐいまれな逸品であるため、丁度、
骨董の銘品のように、自分が見飽きても、他人に見せることで、新たな価値を再発見するように、時には、展覧会に出品して、大勢の他人が涎
垂の眼で対象を見るのを見て、新たな魅力を見いだす。惣太郎の冴子に対する感情はこれだった。

すでに、こっそりと所有して、一人での悦楽に倦怠がきそうであったから、浩二やほかの男達に、こっそりと見せて、冴子の美しさや、良さを再
発見したのであるが、だが………と今は考える。結果的には、満足すべき結果をもたらせてくれたのであるが、それは冴子を思慕していた連中
を選んだので、冴子に夢中になるのは当然のことであった。本当の魅力を引き出すには、展覧会に出して、不特定多数の男達が、冴子の美し
さにどう魅了されるかである。 

初対面の男が妻の魅力に惑乱して、狂ったように妻の身体にむしゃぶるつく。とまどいながらも、悦楽の誘惑に抗しかねて、おずおずと応じ
はじめた妻が、やがて官能の業火に溶かされて咆哮を放って悶え狂う。惣太郎はいま、そんな異常な交合を覗き見ている自分を想像する時、
不意に高まる熱さ、下全身からわきおこる細胞のふくらみ、嵐のような鼓動のたかまり………想像しただけで身悶えするようなこの官能の波浪の
うねりは、一体どういうことなのだろうか。そう考えただけで、どんなことがあっても、ぜひそれを実行してみたい欲望に駆られる。

しかし、妻は骨董ではない。骨董と違うところは、美が不変ではないということである。
他人が美を見つけるのは、個人差があり、それぞれで美の対処も変わって行く。幸い現段階では、冴子という美の対象は、他人に與える度に、
その美しさと魅力を増しているが、果して、全くの第三者に與えた場合、冴子の美しさ、たおやかさ、豊饒な肉体が、賞味されるかどうあか、
これは大きな賭である。

不特定の第三者といっても、古美術に素養のない者に骨董展を見せても、下手をすれば食器と間違えて、それでお茶を飲んだり、飯を喰った
りされてはかなわない。ひょっとすると、扱い方も知らずに割られてしまう恐れもある。
冴子の場合も、対処によっては、壊れる恐れもある。冴子の良さを理解できる素養とは、冴子の純真さを慈しみ、相手も、健康で、清潔で、
後腐れがない、さらに惣太郎も好感の持てる人物で、その上、これまで冴子に逢ったことがない人物であることが必要である。

はじめて出逢った瞬間に、互いに好感の火花が散るような衝撃があり、男は没我になって妻にのめりこんでいく。美の発見は衝撃的なほど効
果的である。出来ることなら、これぞと思う男の前に、妻の美しい裸体を、突然、つきつけて、呆然とした男が、憑かれたように抱きしめる。
そのとき、自分は、妻に魅了されて朦朧となっている男に抱擁されて悶える妻に、どれほど新鮮な魅惑を覚えるだろうか。考えるだけでも身震
いを感じる。しかし、これは無理なはなしである。

いずれにしても妻の飢えをいやさなければならない。浩二は滅多に上京してこないから、田宮に頼むことも考えたが、今の田宮は、帰国を前
にして多忙を極めていた。劉のことも考えないではなかった。妻は浩二と劉とどちらを本当に愛しているのだろうか。多分妻は、いまは劉の方に
愛着を抱いているような気がする。浩二とは、二月に一度でも情を交わすのを許してあるし、もし妻が浩二に逢いに大阪に行くと行ってもたぶん
自分が許可を与えるであろうことぐらい妻は識っているかが、劉とは逢うことも電話で話す子とも禁じてあった。

劉に嫌悪を抱いたわけではない。紳士的で、性格がよく、清潔で若く、いままで妻に与えた男の中では一番好感がもてた。若鹿のような滑ら
かな琥珀の肌と、ひきしまった肢体は男の惣太郎がみても魅了的だったし、第一、やがて学校を出ると台湾に帰るという尾を引かない交際が魅
力だった。いま一番妻の飢えを癒すには適した男であることには違いない。

しかし劉と妻は、あのまま放置しておくと狂う心配があった。肉の関係が出来で、互いが愛し合うのは当然なのだが、浩二や田宮、ラサールや、
ヴエンの場合は、その愛はまだ浮遊状況だったが、劉との場合は極限状況だった。あのままでは二人は一時的にしろ狂ってしまう恐れがあった。
精神的でも、妻が劉の所有物になってしまうのは防がなければならなかった。冴子はあくまで自分の妻であって、自分に寄り添い、自分の意志で
動き、自分のために美しくなければならない。
 肉体的にも、精神的にも自分の所有物だからこそ、その蠱惑的魅力が、自分だけでなく他の男をも魅了してやまない最高のものであることを再
発見欲望の果てに

花  濫 22
夢想原人 1/7(木) 17:57:05 No.20100107175705 削除
淫雨止まず


いよいよトラックが何台もきて荷物を積んで彼ら留学生が去る時、冴子は自宅の玄関で立っていられないほど慟哭し続けた。
妻からもそれぞれの留学生からも、移転後も現在の関係を続けさせて欲しいと惣太郎に何度も申し入れてきたが、惣太郎は頑固に人が変わっ
たきびしさでそれを拒否した。これ以上この淫蕩狂気の生活を妻に続けさせると、やがて妻は精神に異常をきたすと判断したからだった。
「こうなることは判っていたのに……あたし愛してしまったのね、あの三人を」
二日ばかり過ぎて、悲嘆が納まったとき冴子がぽつんと独り言のように言った。

柔和で鄙の素朴な竹人形のように慎ましかった冴子が、この二年足らずの内にみせた変貌ぶりには惣太郎も眼を剥く思いがあった。
特に留学生との情痴の坩堝の中で身を焦がし続けたこの三月の間に、凄愴なまで妖艶さをにじませ出した冴子は、回りの男が思わず吸い寄せ
られるような女の完熟して甘い匂いを撒き散らしていた。
触れればれすぐ落ちる果実のような、淫蕩さが彼女の躯から甘く立ち昇っていた。

昔、遊の女達のほとんどが、荒淫にしだいに容貌も衰え、最後には枯れ木のようになって衰えていく中に、男達の精気を栄養のように吸収して、美
しく輝く女が希にいたというが、冴子も男の精を吸収して光り輝くたぐい希な資質を備えているのではなかろうかと惣太郎は考えはじめていた。

あれほど毎日男と交わっていたのに、いざ男日照りになったら発狂しかねないと惣太郎の危惧は見事にはずれた。いつのまにか昔の、ひっ
そりとした静謐な家庭にふさわしく、これが四人の男と淫蕩の性宴に浸りきって喜悦の嬌声を上げ続けた女とは信じられない冴子の慎ましい
生活ぶりに、惣太郎は女の不思議さを、また改めて知らされる思いだった。

爛れた愛欲の臭気の漂っていた六畳は、いつの間にか元の浩二の部屋にかえっていた。
四月中旬に帰国予定の浩二が、予定の業務が早く済んだので帰国すると電話してきたのは昨日の深夜だった。夢の中で電話の音を訊いてい
た惣太郎は妻の電話の応対の声がいつになく華やいで柔らかいのに驚いて眼を醒ました。

相手は留学生の誰かではないかと危惧したからである。
電話が終わると、惣太郎が眼を醒ましているのを見つけた冴子が、するりと惣太郎の布団に入ってきた。
「浩二さんが明日帰国するんですって」
うきうきと弾んだ声だった。
 
「いまロンドンのヒースロー空港からよ、明日五時成田着ですって……あたしお迎えに行ってもいいでしょう」
「勿論いいさ、冴子ここしばらく寂しかったかい?」
「うん、淋しくないといえば嘘になるけど……今になって思えば、あんな生活って狂っていたのよね………あの最中は判らなかったけど」
「浩二が帰ったらまた彼とはするのだろう」
「うん、でも……浩二さんだって、やがてお嫁さんを貰って別れなければならないのよ、その時のことを考えると……辛くって……もうこの間
のような辛い思いはいや」

「そりゃあ、浩二だってやがてそうなるけど、お前だっていつまでも若い訳じゃない。この間の留学生のことだって、あんな体験をする女はそうざらに
いるものじゃない、きっとお前は歳をとって後悔することがないから、美しく老けていけると思うんだ。そのために今を楽しめばいいと俺は思っている」
「あたしも今頃そう思ってはいたの……でも、あなたに悪くって……」
「前にも言ったように俺はお前がいつまでも、男達から魅力ある女として恋い焦がれるような美しさを保って貰いたい。そのためにはどうしても若い
男との交わりが必要だと考えているんだ」
「あなた本当に浩二さんや田宮さんと続けてもいいのね」
「なんだお前はそんなことを心配していたのか」
「だって……あなたが、あたしやっぱり一番好きなんだもの……あなたに嫌われたらどうしようって考えていたの……あなたがしていいというのなら、
あたしはうれしいわ」

冴子がここ数週間見せなかった媚態を露にして惣太郎の胸に顔を寄せた。
「明日は、俺が早く寝てやろう、浩二と心おきなくするがいい」
「あなた……触って、戻ってきたのよ」
冴子が夫の手を取って自分の股間に導いた。そこはすでにしとどに濡れそぼっていた。
 
「して……お願い……あたし明日の晩を思っただけで興奮して眠れないわ」
女は耐えることの出来る動物だ、男との一番の相違点もそこにあるといわれるが、妻はあの淫蕩で悦楽に満ちたな毎日を決して忘れたわけでも諦め
たわけでもなかったのだ。ただただ堪え忍んでいたのだ。惣太郎は自分に縋るように身を寄せている妻がにわかに愛しくなり、思わず妻を抱き締めて
から、いそいそと妻の着衣を脱がせにかかった。




知られたくない遊び27
道明 1/6(水) 18:36:50 No.20100106183650 削除
4人の宿泊場所はゴルフ場近くの小さいながらも高級旅館
飛松と沙世に各1部屋、岩井と理絵に1部屋の計3部屋、それと宴会用の部屋が充てられていた

岩井と理絵の部屋では、浴衣を着た理絵が湯上りの髪を梳かしている
その様子を湯上りの渇いた喉をビールで潤している岩井が眺めている



「ねえ、オーナー・・・昼間はあれで良かったかしら?」

「うん、理絵さん・・・・大丈夫だ、完璧だよ・・・私が本当の妻かと錯覚するぐらいだった、その・・何だ、相手への心遣いが感じられて」

「そう、なら良かった・・・・ほんとうに、今日は主人のことを忘れてしまうくらい楽しかったから
・・・でも、いよいよこれからですね」



岩井と飛松の悪巧みなど微塵も疑っていない理絵は、鏡に映る自分に言い聞かせていた
二人が宴会場に着くと、既に飛松と沙世が席に着いていた
沙世の前に岩井、飛松の前に理絵が腰を降ろす


「漸くのご到着、さあさあ、まずはビールで乾杯といこう
 岩井さんと理絵さんの第二の人生の門出に、そして沙世君の本店でのご活躍に
 併せて、私自身が今取り組んでいる企画が成就することを祈念してご唱和を・・乾杯!」

「乾杯!」  「乾杯!」  「乾杯!」


男女二組の宴会が始った
沙世はお酒が好きらしく、飛松にすすめられる盃を即座に空け、饒舌になり笑顔が絶えない


「すみませーん・・今の内にみなさんに言っておきます
 私、お酒が大好きで何時も途中から飛んでるぞって言われてますので・・・・・」


飛松が舌を出した
そんな沙世の宣言の後でも、飛松は空いた盃に酒を注ぎつづける
沙世はお酒が好きだが、強くはない・・直ぐに限度を超える
飛松の左手が浴衣越しに沙世の太腿をさわさわと擦っているようだが、気にもしない


「あのぅ・・・理絵さん、ゴルフ場で確か・・亡くなられたご主人が飛松支店長の部下だったとか言ってましたねぇ・・・」

「ええ・・・融資課長をしておりました」



「あーああ・・・理絵さん、あの吉沢課長さんの奥様だったの?」

「はい、主人は家では職場のことを何も話しませんでしたが
沙世さんにも主人がお世話になっていたんでしょうね?」



もう沙世の目は空ろになっている、もう駄目だ
沙世はそんな目で、理絵と目の前に座っている岩井の顔を交互に見つめると
ニタッと笑う


「ふーん・・・ご主人が亡くなられて直ぐに、こちらの岩井さんとねぇ・・・・何となくわかる気がする」

「えっ!?」



「理絵さん、寂しかったんでしょう?吉沢課長に愛人がいて・・・それで、直ぐにこの岩井さんと・・・」

「おいおい、沙世君・・・・だいぶ酔っているなぁ・・止めなさい、そんな事実かどうか分からない噂話」



「噂話?・・・事実ですよ支店長、あなたの耳にも届いていたはずです
 総務課に光り物が大変お好きな女性がいるでしょう、あの女なのよ、吉沢課長の愛人は」

「もうやめんか、沙世君!・・・・そんなことを言っていると、君の本店への異動が白紙になるよ」

「なによ、むきになって・・・なら、やってごらんなさいよ、支店長
 白紙にするなら、私はあなたのこの手をセクハラで訴えますから・・・それと、パワハラでもね」



沙世は飛松の手首を掴んで持ち上げた
岩井と理絵の目の前で交わされる会話に、二人は口が開いたまま固まった
どうやらこの若い娘は、『庄屋の生娘』では無かったようだ

時の流れに・・#1
じゃん 1/6(水) 02:51:04 No.20100106025104 削除
「ママ・・・・」小2の息子のひとり言が背中から聞こえた。
階段を昇りかけた私が振り向くと雄太は半回転して背中を
私に向、再び寝息をたて始めた。
2階からはベットの軋む音と妻のかすかな喘ぐ声が聞き取れた。
ゆっくりと階段を上がった。
喉がカラカラになり唾を飲み込んだ。
2階の寝室のドアは開いたままで踊り場に妻のブラウスが
脱ぎ捨ててあった。
寝室の床の高さと目線が同じになると背中一面に鯉の刺青が
彫られた男の背中が見えた。
そのまま立ち止り手摺を握りしめる私の耳に男の声が飛び込んで
来た。
「奥さんよ・・・遊ぶなら・・とことん・・遊ばないと・・な」
四つん這いになっている妻の腰を押さえていた手を妻の首に廻し
妻の顔を引き寄せながら男はゆっくりと尻を上下していた。
下を向いていた妻が首を廻すと男は腰の動きを止め顔を近づけた。
妻の乳房と頬が見え、乳首がピーンと飛び出していた。
男の動きに合わせ妻の頬も一緒に動いた。
「そう・・そう・・奥さん・・・どうやら本気モードになったな・・」
窓ガラスには遠くの信号機のイリュージョンを映し微かに赤く
点滅していた。
・・・・なぜ・・・こんなことに・・・・
3か月前・・この物語は私がメールした夫婦交際の掲示板から
始まる。

弘美@
太郎棒 1/6(水) 00:36:25 No.20100106003625 削除
週末の深夜
友達の由美に誘われて飲みに出かけた。
居酒屋と知り合いのスナック2軒をはしごした後
タバコの煙と静かな音楽、町外れにわりと古くからある
ビリヤード場にいた。

由美の若い頃の遊び場だったらしい。
それらしい初老のマスターと常連客が5、6人
さっきまでいたカップルは帰った様だ・・・

マスターに進められるままビールを2杯飲んだ。
由美に誘われビリーヤードを始めたがまったくゲームに
ならない。
30歳の酔っ払った女が2人でキャーキャー言いながら
キュウで玉を転がしているだけである。

いつの間にかマスターが近くのテーブルにカクテルを
持ってきてくれていた。

これ・・俺の奢りね。
久しぶりに由美ちゃん遊びに来てくれたからそのお礼。

わぁ〜マスターありがとう。
ありがとうございます。

由美ちゃん、お友達の名前は、ひろみさんでいいのかな?
そうそう・・・なんで知ってるんですか?

いや・・さっきから由美ちゃんが呼んでたから・・・
あぁそっか。
中学、高校の同級生です。
こう見えても弘美人妻ですよ〜。

ほう奥様ですか、とても若く見えたのでまだ独身でいらっしゃる
とばかり思ってましたよ。

旦那さんがいるのにこんな時間まで遊んでて大丈夫なの?

え・あっ「はい」大丈夫です。
旦那出張で・・・東京に行ってますから。

そうそう、弘美の旦那さん2ヶ月の出張で東京なんだって。
「退屈だって」電話がかかってきて久しぶりに羽伸ばそうかって
事になって・・・

なるほど、それなら安心してゆっくりしていくといいよ。
あんまりはしゃいで怪我しないでね。

ニコニコとしながらマスターがバーのカウンターに戻っていく。

テーブルに座り少し荒い息を整えながら、甘い味のするカクテルを
一口飲む、はしゃぎ過ぎたのか少し脱力感がある。
飲みすぎたのかもしれない。
隣では由美も少し気の抜けた様に座っている。
由美と目が合い笑った。

由美は未だ独身で中堅企業のOLをしている。
彼氏はいるらしが、仕事も遊びもそれなりにやってる様だ。
私は3年前に結婚して、それなりに幸せな生活を送っている。

カクテルを半分程飲んだところで由美がウトウトし始めた。
さりげなく見ていたのかマスターがひざ掛けを持ってきて由美に
掛ける。

少ししたら起きるから心配ないよ。
昔からこんなだったから。由美ちゃんは・・・

退屈ならカウンターの方にいらっしゃい。

弘美は少し考えた後カウンターの方に向かった。
カウンターの横にある3人掛けのソファーに案内され
腰掛けた。
テーブルの上には新しいカクテルが置かれていた。
ゆっくりそれを飲みながらマスターと会話を楽しんだ。
やがて、弘美もウトウトと眠りに落ちていった。

弘美は誰かに激しく揺すられてぼんやりと目を覚ました。
(・・・何?)
(朝?)
ガクガクと体を揺さぶられる弘美。
!!
何・・・え!なに・・・
目の前がはっきりしてくるより先に下半身にガンガンと衝撃を
感じる。

目の前に顔がある。
(誰!)
まだはっきりしない弘美の耳に男の声が入ってくる。

あっやばい起きちゃったよ。

意識が戻った弘美。ただその一瞬早く見知らぬ男が弘美の膣の中に
放出を開始していた。

まったく事態の飲み込めない弘美の上で男は激しく腰を突き上げ
奥まで精液を送り込む。

くっあっくぅでる!ドクッドクッビュルッルビュッビュッ
ドクドクドク・・・
おおよそ大量の精液が弘美の中に流し込まれたのは想像がつく。

男が余韻を惜しみながら引き抜く。
弘美の膣からドロッと精液がしたたり落ちる。

押しのける様にして次の男が挿入を試みる。
唖然として股を広げている弘美の膣にそれを防御する力はない。
唯一防御?といえば入ってくる物を締め付け奥に入れさせまいと
する、持って生まれた弘美の膣圧だけだろう・・・

ぐっうっキツイナ・・・

挿入を始めた男が入り口の狭さを突き破る。
ここ数時間で弘美を犯した男達の様子で弘美の膣がかなり
具合がいいのは想像していた。

こりゃ・・・うぉ・すげぇな。

すでに何人かの男が出し入れを繰り返し、たっぷりと犯された
膣とは思えないぐらいの圧力が男を捕らえる。

うっあぁう・いや・・ちょっとやめ・・・て

意識が戻り困惑する弘美だが、体は完全にスイッチが入っている。

この日最後になるであろう男が渾身の力で奥まで沈める。

あぉっあう・あっはぁ〜あっくあぁあぅふあぁ
ゆっくりと男が弘美を揺さぶり始める。

チャクチャクっちゃちゃっちゃずちゃずっずっちゃくちゃ
弘美の膣から数人の精液と自身の液が混じり合った音がする。

だめです・・いや・・やめ・て・あっぁうあぁあ
まだアルコールの抜け切らない頭と、女のスイッチが入っている
体ではどうする事も出来ない。
弘美は無抵抗のまま挿入られ、さらに男を喜ばす程に締める。
今日6人目の男が弘美の中に射精した。
ドクドクと終わらない射精。

ショートカットで目が大きく体は痩せている。
胸も小さくおそらくAカップもないだろう。
華奢で小柄で小さい胸・・・
この女を犯していると妙な罪悪感と愛しさを感じる。
さらに今まで出会ったことのない性器の具合・・・
これで人妻かと思うとなんとも言えない思いが湧き上る。
壊したい様な汚したい様な・・・離したくない様な・・・
今日弘美を犯した男達の異常に興奮していた意味が理解出来た。

最後の一滴までも弘美の中に流し込み男が引き抜く。
引き抜く時にも弘美の膣はそれを拒む様に男の物を掴む。
プルンッと男の物が飛び出した。
まとわり付いていた液が弘美の陰毛に張り付いた。

全裸で膣から精液を溢れさせた弘美がやがて覚醒し始める。

(なんでこんな・・・)
(なにが・・・)
(・・・思い出せない。)
(ビリヤード場で眠ってしまった様な・・)

そばにいた男がそっと弘美の洋服を渡す、ティッシュと一緒に。
力のない手でそれを受け取る。
取りあえず洋服を体に巻き付けて隠す。
洋服を身に着けるにはまだ時間がかかりそうだ。

早くに弘美を犯しワンボックスの助手席にいた男がおもむろに
デジタルビデオの映像を弘美の目の前で再生し始めた。

ビリヤード場のソファーの周りに男達が群がっている映像。
男達の隙間から見え隠れする自分。
まだ洋服は身に着けている。
ゆっくりビデオの視界が開けてくる。
ひざ上まであるはずのタイトなスカートが腰の位置まで捲くり上げられている。露わになった細い足・・・
薄い下着に誰かの指が掛かる。
ゆっくりと起こさないように下げられていく。
カメラは陰毛を捕らえた、さらに下げられていく下着を追う。
膝まで下げた所で男達の声を殺した歓声が上がる。
弘美は声を上げた。

やめて!強い口調でビデオを拒否する。
・・・
沈黙の後隣にいた男が弘美の肩を強く掴んだ。

見なくてもいいけど、明日もあそこに来なきゃだめだよ。
俺達待ってるからね。

男達にとってもある種の賭けである。
この事を警察に言われれば完全にアウトだ。
泥酔した女性をまして人妻を輪姦したとなれば言い訳は聞かない。
ただ彼らはこの手の事柄に慣れていた。
長く引っ張らなければ殆どの人妻は告発しない?
開放してしばらくしてから連絡がくる人妻もいる程だから。
ストレス発散で友達の人妻を誘って来る事もある。
そんな時は堂々と人妻の体に溜まった精液を吐き出してやる。
ただ、いつも男と人妻の人数は合わない。
合意の上での輪姦になる。

この人妻もきっと・・・

旦那さんが出張から戻る前まで、俺達の呼び出しに応じてくれれば
それ以上は何もしないし、そこで終わりにするけど・・

弘美は何も答えない。
答えられる状況ではないのであろう。

う〜ん・・・このビデオどうしようか。
ビクッと弘美が反応する。

あ・もしかして旦那さんの事思い出した?
残酷な一言が男の口から漏れた。
うつむく弘美。

理解してくれたのかな?
俺達そんなに悪い連中じゃないよ。
安心していいよ。

(何を言ってるの)
(安心?)

じゃぁビデオのつづき見ようか。

ぼんやりと画面を眺める弘美の膣から男達の欲望が溢れ出てきた。

花  濫 21
夢想原人 1/1(金) 12:00:27 No.20100101120027 削除
淫雨止まず



      一 
冴子がタイ出身のヴエンに犯されたのは劉とのことがあって三週間目であった。
毎夜劉との愛欲の営みに没頭していたさ中だけに冴子にとってはかなり衝撃的な事件だったが、それは心のどこかで半ば予期していたこ
とだったので、夕方帰宅した惣太郎に話すときは、かすかな微笑さえその頬に浮かんでいた。

その日の昼前の一一時頃だった。突然玄関のドアの開く音に冴子が出てみると、鴨居まで届きそうな長身のヴエンが立っていた。痩身だ
が鋼鉄の針金のように筋肉質の躯体のヴエンは、肌の色が日本人より少し色が黒い。今年十九歳ということだった。ラサールや劉のように
名家の出身ではなく、実家もタイのチェンマイから百キロ以上離れたラオス、ベトナムの国境に近い山間地帯の農村の出身であった。


今は口髭をのばした丸顔が、さながら国から選抜された秀才の留学生タイプになっているが、本人の話しによると、中学生までは上着さえ
着れない貧農で、毎日百姓の手伝いばかりしていたと言う。
未開の山間地帯で、近くには麻薬の密栽培地帯もあり、村の風紀も乱れていて、ヴエンが女を知ったのは十五歳だったというから、他の
留学生とは異質な大人びた様子がいつもうかがえた。他の留学生が酒に酔って卑猥な性的な広言をしてもヴェンはいつも黙って微笑してい
るだけで、その仲間には入ろうとはしなかった。

惣太郎がいつかヴエンに、
「君は何人ぐらい女を識っているのかい」
と訊いたことがあるが、

「数はおぼえていませんね……十二歳の頃勃起しはじめたのですが、それを見付けた父親が、村の未亡人のところへ僕を連れて行きまし
た。なにしろ労働力の極度に不足している農村ですから、特に男の子の外部への流出防止は村を挙げて防衛するのです。麻薬の吸引もそ
のひとつです。中毒になるともう村を離れませんからね。……ですから手淫なんてものがあるということはチェンマイの高校に行って初めて
識りました。村では娘には絶対手出し出来ませんが、人妻はそこの主人の了解さえあればいいのです。

村の男は農業以外に山奥に伐採の仕事に行きますから、留守中の妻を逃がさないようにするためにも、独身の男の子を与える習慣が出来
たのでしょう。僕は幸いみんなに好かれたので、毎日のように出来ました」
「主人の見ている前でするのかね」
「僕たち若い者が出来るのは主人のいない昼間に限られていましたから、主人はいませんが、その家の老人子供はいました。特に老人が
うるさくて、いろいろな体位やテクニックを強引に教えに来るのです。おかげで随分上達はしましたがね」

十二月だというのに、オーバーの下には、半袖のスポーツシャツにジーパンという軽快な服装の彼は、玄関の三和土に立っていたが、出
てきた冴子を見付けると、
「夜は寮長がくるから……」
髭の奥から白い歯を見せてにやりと笑って上がってきた。いつもの通り茶の間に入るだろうと思って、先に廊下を茶の間の向かった冴子は、
いきなり後ろからヴエンに抱きつかれて驚いた。冴子よりはるかに背の高いヴエンは、後ろから冴子を羽交い締めにして冴子の首の後ろに接
吻すると、ひょいといった感じで冴子を抱き上げてしまった。

「前にも部屋に上がってくることは何度かあったのよ、でも抱かれてもキスだけで我慢してもらっていたの……」
冬の間はほとんど和服で通している冴子だったが、その日は年末も近いので家の片付けをしていたので前開きのワンピースを着ていた。

前夜劉との情事の後、主人とも交わって、朝一番に入浴する積もりだったが、どうせ片付けで汚れるから後にしようとその日は入浴をしていなか
った。そのせいで男達の残留物がふと腰に力を居れる度に流れ出たのでパンティーを脱いでいたのを、ヴエンが横抱きした時捲れたスカート
の奥に見付けてしまたのが運のつきだった。

細いが腕力のあるヴエンは、冴子を横抱きにしたまま、捲れたスカートからこぼれた女陰に顔を埋めた。
「ヴエンさん止めて、お願い」
泣き声を上げる冴子を茶の間に運んだヴエンは、冴子を炬燵の横に押し倒してしまった。

冴子は着替えをしている夫を手伝いながら「あたしね」としんみりした口調で言ってから、ためらうように、
「劉さんのことはしかたいにしても、できたらしばらく劉さん一人の女でいたかったのに」
と淋しそうにいうのだった。

「お前、ヴエンとこうなることは前から覚悟していたんじゃないか」
覚悟というか、あなたの暗示にかかっていたのは確かよ。でもそうなると三人を相手にすることになるでしょう……今はいないけど田宮さんや
浩二さんを入れるとあなた以外に五人もの男を相手にするってことになるのと……あたしそんな器用なこと、とても出来ないと思って……」
「女はいざとなると器用にも大胆にもなれるものだよ。劉だけの女でいたい気持ちも判るけどヴエンだってお前に惚れている気持ちは同じなん
だし、お前だってヴエンにその気持ちが全くなかった訳ではないんだから、こうなってしまったら時々抱かれてやるんだね」

惣太郎には計算があった。劉に夢中の妻をこのまま放置して置く危険を薄々と感じ初めていた折りだったから、妻がまた新しい男を識ることによ
って、劉とだけの仲に変化が現れるのを期待した訳である。
「そうね、もうそうするより仕方ないわね…劉さんは結構嫉妬深いから識られないようにしてね、お願い……そうなってしまったんですもの、あ
たし我慢するわ」

「でもヴエンはよかったろう。相当な経験があってあの若さだし、あの男は見るからに精力絶倫って身体つきをしているから」
「ヴエンさん? あの人経験が豊かなだけに恐ろしいくらい女の躯の扱い方を識ってるみたい……あたし今日は何度も失神しそうになって、途中
で泣き出しちゃった」
「それご覧、何のかのとは言っても、お前の方も随分よかったようじゃないか」
「あなた女の躯のこと識らないからそんなことが言えるのよ、女の躯って、どんなに厭で拒否していても、上手に扱われると意志とは無関係にそう
なっちゃうものよ、だから強姦されても感じちゃうって言うじゃない。ましてあたしヴエンさんに敵意を抱いているわけじゃないから……あんなにされる
とやっぱり燃えてしまうの……、それにあの時間茶の間にはお日様がかんかん入ってとても明るいのよ……そんなところで恥ずかしいところを見られ
たら誰だって興奮しちゃうわよ……ヴアンさんとても満足して帰ったみたい……女って強欲ね、好きでない人でも自分の躯に満足されなかったら厭
なのね」
「それにね」妻は夫に声をひそめるようにして、
「あの人あたしと劉さんのこと薄々気がついているみたいなの……だから今日だって最後まで拒めなかったのよ」

冴子は女独特の弁解を忘れなかった。惣太郎は妻の言葉をそうとって、彼女のいう危惧には耳を貸さなかった。その次の日もやはり同じ時間に
部屋に上がってきたヴエンに需られて冴子は躯を開いた。自分の躯を識ったばかりの男が当分の間は狂ったように自分に夢中になることを経験か
ら識っていっる冴子は、好き嫌いの問題以前に彼女の女心を満足させるものがあるらしいことに惣太郎は気付いていた。

「こんなことになるのだったら、あのとき必死に拒否すべきだったんだわ」
嘆息混じりに帰宅した夫に冴子は訴えた。
「ヴエンとするのが、そんなに辛いのかい」
「辛いだけならいくらだって我慢するわ……だって躯はやっぱりされると反応するでしょう……それが夜まで残って、劉さんとの時に爆発するの
……あたしのほうから、もっともっとと劉さんに需るようになってしまうのよ……ヴエンさんにこのままずっと許していたら、あたし取り返しのつかな
い凄く淫乱な女にされてしまいそうなの」

「そんなに奴の愛戯は濃厚なのかい」
「濃厚なんてものじゃないわ、まるで動物みたいなの。それが猛烈に繊細でそれでいて力強いの、そのうえいつまでも続くときているでしょう、
あの人どれだけ助平なのか判らない」
「だからお前の快感も凄いのだろう」
「……だから困るのよ、あたしまで感染ってしまいそうな気がするのよ」





淫雨止まず




その獣のように猛烈で助平なヴアンのやりざまを惣太郎は翌日目のあたりに見せつけられたのだった。
自宅の見える小川の橋を渡ったとき、惣太郎は自宅の玄関からそそくさと出ていく男の姿を目撃した。冬の六時過ぎであるからもう辺りは闇に
包まれていて、街灯の暗い光に中に背の高い痩せた男がオーバーの襟を立てて足早に遠ざかって行く後ろ姿が見えただけであるが、ヴエンに
見間違いはなかった。

家に着いて茶の間に入っていくと妻の姿はなく、何気なく続きの六畳の襖を開けると部屋の真ん中に敷布団が一枚敷かれて、その上に薄い腰
巻き一枚纏っただけの妻が向こう向きに俯伏せになってしゃがみ込んでいた。形のいい丸い尻をこちらに向けていて、その尻がぴくぴくと小さく
震えているのが先ず眼には入った。部屋の中はむっとなま暖かい熱気が立ち篭めて、はっきりそれと判る男と女の体液と性交時特有の湿っぽ
く甘酸っぱい生臭さの匂いが強く鼻を衝いた。

「よくみると敷布団の上皺だらけののシーツの中心の辺りに、ぐっしょりと濡れた部分が広がっている。部屋の隅には紅い長襦袢や濃紺の絣の着
物、絹の黄色い帯や白いパンティーまでが脱いだままの形で投げ出されている。
「おい、どうした? 冴子」と傍へ寄ると、
「あっ、あなた」
振り向いた妻の顔は振り乱した髪が顔の半分にかかり、その陰から白眼をはっきりとピンク色に染めてとろんと潤んだ瞳が物憂げそうに見上げ
ていた。

「いまヴエンが出ていったけど、ヴエンに抱かれたんだね」
「そうよ、もうじき主人も帰ってくるからっていったんだけど、丁度家の前を通りかかったからって」
「布団を敷いてあるところを見ると、お前も承知の上でさせたんだね」
「布団は日光に当てたのを今夜の劉さんのためにこの部屋に持ってきてあったので、そのために敷いたんじゃないわ。……でも早く済ますとい
うから、劉さんとかち合ってはまずいと思ってさせたんだけど……来たのは三時よ、早く済ますどころじゃなかったわ……あっ」

冴子は小さな悲鳴を上げると下腹を押さえてうずくまってしまった。
「おい、どうした」
惣太郎は同じ言葉を繰り返した。
「ヴアンさんにされるといつもこうなの、あの人の長いから子宮に突っかけてくるのね、今日はなんだか子宮には入ったみたいなの、痛いった
らないの」
「大丈夫かい?」
「大丈夫よ、もう」
冴子は夫に笑ってみせると、ゆっくりと大儀そうに座り直した。腰巻きが割れて丸い膝小僧の奥に、失禁でもしたように濡れている太腿の内側
が見え、更にその奥の陰毛が、嵐になぎ倒された叢のように粘液の鈍い光を見せていた。その辺りから蒸れるような性臭が立ち昇っていた。

「痛いのか」
「子宮が突き上げられるから元に戻るまで痛みが返してくるのね……最中はこの痛みが物凄い快感に代わるんだから不思議よね……でも平気
よ、いつものことだから」
「こんやは劉君はお休みだね」
「いやよ、このままなんて厭よ……劉さんのためにしたんだから……」

惣太郎は女の躯というものが判らなくなっていた。強靭というか淫蕩というか性愛に対してこれほど貪欲な生きものが他にいるだろうか、
「お前も何度も気を遣ったんだろう……それでも今夜また出来るのかい」
「うん、早く済まそうとしたから、それでよけい気がいってしまたのね……今日は気絶したみたい……今夜の劉さんとの時に、これでは狂うと
思ったらよけいに感じちゃって」
冴子はそう言って照れくさそうに笑った。乱暴に吸われたらしく唇の回りが厚っぽたく腫れたようになっていた。

「あ、立てない」
膝を立てて立ち上がろうとした冴子は、両手で腰を押さえたままへたてたとうずくまってしまった。そして悲しげに夫を見上げると、
「恥ずかしいわあたし」
「いいんだよ立たなくても……でもお前のその姿を見たら俺もしたくなってしまったよ」
「いいわよ、して頂戴……どうせ腰が立たないんだから思いきりやって……」
「でもお前、こんな躯で大丈夫かい」
「こんな躯だからいいのよ、ね、いまならきっといいわ……ねえ、して……」

惣太郎は妻の後ろに廻ると、薄物の腰巻きに包まれた尻を思いきり引き捲った。
燦るい電灯の下に晒された妻の尻の美しさに惣太郎は息を呑んだ。つい最近まで白磁のように冷たく輝いていた尻が、幾分大きくなって柔
らかい皮膚が脂を滲ませてぬめぬめと妖しい光沢を湛えているのだった。
惣太郎はその尻を割って抱き込むと、先ほどからの興奮で我ながら勇ましくいきり立ったものを一気に差し込んだ。
「いい、やっぱりいいわ、凄い」
惣太郎の妻は悦びに声を喘がせていたが、すぐ、喉の奥で「ぐううっ」というような妙な呻きとともに大きく襲ってきた痙攣に身を任せて悶絶
していた。

仕事に疲れた惣太郎の性交は、時間も短く、ヴエンの鉄槌を打ち込むような強烈さに較べると、柔らかな刷毛でくすぐられるような感じだっ
たが、メインディッシュのあとのデザートを味わうような、落ち着いた情緒に冴子は満足していた。


惣太郎が入浴して出てきたとき、やっと起きあがって夕餉の支度をはじめた妻の身を案じながら書斎で調べ物をしていた惣太郎は、九時過
ぎに劉がやって来たのも知らなかった。
「あなた夕飯のお支度が出来ましたわよ」
いつもの透き通った柔らかい妻の声に階下に降りていくと、すでに劉に酒を注いで冗談を交わしながら上機嫌で、足腰もしゃんとした妻が忙
しそうに台所で立ち働いている姿があった。

その夜もいつものように劉と愛の褥で睦み合っていたが、この夜ばかりは冴子の異常な興奮状態から、制する劉の言葉も耳には入らないらし
く、冴子は絶叫し続けていた。二時過ぎに劉が帰って行く音を惣太郎は耳にしたが、いつものように冴子がやってこないので六畳に降りて行っ
て見ると、全裸のまま性交の後の生々しい股間を広げた恰好で、まだ弛緩しきった躯をかすかに痙攣させ続けていた。

「あなた、もう駄目だわ、いき続けなの……とっくに終わったのに、躯が感じたまま、いつまでも続くの……劉さん驚いてりたわ。……けど
門限でしょう、仕方なく心配しながら帰って行ったわ……あなたもう一度抱いて」

いかに女盛りとはいえ、どちらかといえば小柄な女体に秘められた妻の驚異的に靭なスタミナと、そして新鮮な性への願望に目覚めた女として
の自分の妻の底知れない淫欲の深さに惣太郎は舌を巻く想いだった。

冴子の相手の三人の留学生が、かち合う時があるのではないかという冴子の懸念は、幸いにして実現されずに済んだのではあるが、一日の
中に続けざまに三人の相手と躯を交えるということは何度もあるようだった。
殊に惣太郎の千葉に行った日などは、前夜劉との愛媾に身を灼き、午前中にラサールとそして午後訪れたヴエンとにも躯を許し、夜は夜で劉
とまた烈しい愛戯に耽るという有り様だった。

そんな深夜、夫の寝床に入ってきた冴子が、
「ほっと」溜息をつき、
「まるで娼婦ね……あなたで四人目……回数でいくと九回目」

しかし、冴子の肢体のどこにも惣太郎には娼婦のもつ陰湿さは微塵も見られなかった。それどころか明るい瑞々した美しさが日に日に増して
きているようだった。
「こんなに一日中何度も続けざまにおもちゃにされて、あたしどうなってしまうのかしら」
「何人もの男に躰を開いて悲しいかい」
惣太郎が言うと、冴子はくるりとした眼で夫を見ると、
「………これが悲しんでいる顔?」
と、くすっと笑ってみせるのだった。

この淫蕩で爛れるような快楽に満ちた、二四時間中、淫液の臭気が躯中に漂っているような日々であったが、その生活もぷっつりと断ち切ら
れる寮の移転の日を迎えたのは三月の初旬だった。


淫雨止まず


いよいよトラックが何台もきて荷物を積んで彼ら留学生が去る時、冴子は自宅の玄関で立っていられないほど慟哭し続けた。
妻からもそれぞれの留学生からも、移転後も現在の関係を続けさせて欲しいと惣太郎に何度も申し入れてきたが、惣太郎は頑固に人が変わっ
たきびしさでそれを拒否した。これ以上この淫蕩狂気の生活を妻に続けさせると、やがて妻は精神に異常をきたすと判断したからだった。
「こうなることは判っていたのに……あたし愛してしまったのね、あの三人を」
二日ばかり過ぎて、悲嘆が納まったとき冴子がぽつんと独り言のように言った。

柔和で鄙の素朴な竹人形のように慎ましかった冴子が、この二年足らずの内にみせた変貌ぶりには惣太郎も眼を剥く思いがあった。
特に留学生との情痴の坩堝の中で身を焦がし続けたこの三月の間に、凄愴なまで妖艶さをにじませ出した冴子は、回りの男が思わず吸い寄せ
られるような女の完熟して甘い匂いを撒き散らしていた。
触れればれすぐ落ちる果実のような、淫蕩さが彼女の躯から甘く立ち昇っていた。

昔、遊の女達のほとんどが、荒淫にしだいに容貌も衰え、最後には枯れ木のようになって衰えていく中に、男達の精気を栄養のように吸収して、美
しく輝く女が希にいたというが、冴子も男の精を吸収して光り輝くたぐい希な資質を備えているのではなかろうかと惣太郎は考えはじめていた。

あれほど毎日男と交わっていたのに、いざ男日照りになったら発狂しかねないと惣太郎の危惧は見事にはずれた。いつのまにか昔の、ひっ
そりとした静謐な家庭にふさわしく、これが四人の男と淫蕩の性宴に浸りきって喜悦の嬌声を上げ続けた女とは信じられない冴子の慎ましい
生活ぶりに、惣太郎は女の不思議さを、また改めて知らされる思いだった。

爛れた愛欲の臭気の漂っていた六畳は、いつの間にか元の浩二の部屋にかえっていた。
四月中旬に帰国予定の浩二が、予定の業務が早く済んだので帰国すると電話してきたのは昨日の深夜だった。夢の中で電話の音を訊いてい
た惣太郎は妻の電話の応対の声がいつになく華やいで柔らかいのに驚いて眼を醒ました。

相手は留学生の誰かではないかと危惧したからである。
電話が終わると、惣太郎が眼を醒ましているのを見つけた冴子が、するりと惣太郎の布団に入ってきた。
「浩二さんが明日帰国するんですって」
うきうきと弾んだ声だった。
 
「いまロンドンのヒースロー空港からよ、明日五時成田着ですって……あたしお迎えに行ってもいいでしょう」
「勿論いいさ、冴子ここしばらく寂しかったかい?」
「うん、淋しくないといえば嘘になるけど……今になって思えば、あんな生活って狂っていたのよね………あの最中は判らなかったけど」
「浩二が帰ったらまた彼とはするのだろう」
「うん、でも……浩二さんだって、やがてお嫁さんを貰って別れなければならないのよ、その時のことを考えると……辛くって……もうこの間
のような辛い思いはいや」

「そりゃあ、浩二だってやがてそうなるけど、お前だっていつまでも若い訳じゃない。この間の留学生のことだって、あんな体験をする女はそうざらに
いるものじゃない、きっとお前は歳をとって後悔することがないから、美しく老けていけると思うんだ。そのために今を楽しめばいいと俺は思っている」
「あたしも今頃そう思ってはいたの……でも、あなたに悪くって……」
「前にも言ったように俺はお前がいつまでも、男達から魅力ある女として恋い焦がれるような美しさを保って貰いたい。そのためにはどうしても若い
男との交わりが必要だと考えているんだ」
「あなた本当に浩二さんや田宮さんと続けてもいいのね」
「なんだお前はそんなことを心配していたのか」
「だって……あなたが、あたしやっぱり一番好きなんだもの……あなたに嫌われたらどうしようって考えていたの……あなたがしていいというのなら、
あたしはうれしいわ」

冴子がここ数週間見せなかった媚態を露にして惣太郎の胸に顔を寄せた。
「明日は、俺が早く寝てやろう、浩二と心おきなくするがいい」
「あなた……触って、戻ってきたのよ」
冴子が夫の手を取って自分の股間に導いた。そこはすでにしとどに濡れそぼっていた。
 
「して……お願い……あたし明日の晩を思っただけで興奮して眠れないわ」
女は耐えることの出来る動物だ、男との一番の相違点もそこにあるといわれるが、妻はあの淫蕩で悦楽に満ちたな毎日を決して忘れたわけでも諦め
たわけでもなかったのだ。ただただ堪え忍んでいたのだ。惣太郎は自分に縋るように身を寄せている妻がにわかに愛しくなり、思わず妻を抱き締めて
から、いそいそと妻の着衣を脱がせにかかった。



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