BBS2 2008/08 過去ログ



夫婦模様 7
道明 8/31(日) 19:39:18 No.20080831193918 削除
大沢の目に留まった一人の女性、白のブラウスに紺のミニスカートの制服姿、細身で色は白く女性にしては長身だ。
 その女性がお客の注文をとり、報告に戻ってきた。

 「あの・・あなたは、確か・・」
 大沢は、女性の制服の胸のネームプレートの名前を見た

 「はぃ?」

 「あっ・・失礼。私は社長の大沢です。以前どこかであなたを・・」

 「ええ、はい。私は中沢慶子と申します。以前PTAの役員をしていましたが・・」

 「あっ、そうそう。A小学校の卒業式で挨拶をされてましたね。そうなんだ、思い出しました。すばらしいご挨拶で、あの時感動したのを覚えています」

 慶子は目を伏せ、顔が曇った気がした

 「あなたのような女性に、私の店を助けて頂いて有難うございます」

 「いえ、そんな・・・では、失礼します」

 慶子は大沢に背を向け、店の入り口付近の待機場所へ移動する
大沢は口元を緩めながら目はその後姿をじっと見ていた
 (すばらしいプロポーションだ・・・これだと目の保養に来る客も相当いるな)

 男性のお客を出迎える慶子の様子を大沢の目が追っている

 慶子の口が開く、整った白い歯が印象的だ
 お客を先導してテーブルに案内すると座ったお客の目線に合せるように姿勢を低くして注文をとる

 お客の視線が慶子の顔から胸に移っている
 そして、注文をメモる僅かな間に屈んだ姿勢から覗く慶子の太腿に目を走らせている
 (やはりな・・・・・いい女が店にいる。これは楽しみだ)



夫婦模様 6
道明 8/31(日) 19:33:45 No.20080831193345 削除
自治会長の大沢は昔からこの地に住んでいるいわゆる旧住民である。

先祖の土地を相続し駐車場賃貸や大手スーパーに土地を定期借地するなどし、自らは大衆焼肉店を経営し切り盛りは妻にまかせ、もっぱら自治会活動に専念している。

周りから見れば羨ましい限りの男である。周囲の評判は、金持ちの割には金離れがよく、女遊びも博打もせず誠実で世話好きときているものだから、2年に1度の自治会長選挙は圧倒的に票が集まり、現在3期連続の自治会長である。

今、大沢は久しぶりに自分の焼肉店に来ていた。妻に用事ができその代わりである。
この店は、市の山手に位置し南北の県道沿いで営業している。周囲には大池もあり見晴らしも良く、広い駐車場は夕方近くになるといつも満車になる繁盛ぶりだ。

店員も学生アルバイトからパートの主婦など、妻の園子が面接をして採用している。焼肉店ながら清楚で品のある男女を選んでいるようで、サービスが良いことや神戸牛の高級肉のロースなどで評判を得ていた。

「うん、あの人は確か・・・」



桃花源記 99
侍 8/31(日) 19:15:33 No.20080831191533 削除
『きゃっ』

脱出への気持ちが浮上したせいだろうか。久々に、響子の心が動いて、心の中で小さな悲鳴を上げた。

中指が、べとっとした感触にいきなりたどり着いたのだ。

男の身体に触れぬように動かしたせいか、指先がたどり着いたのは、響子の秘液を拭いさえしない、力を失ったペニスだった。

オトコが放出する度に、響子は、べっとりとまとわりついてしまった自分の愛液と放出の残滓を舐め取らねばならなかった。

しかし、最後には、搾り取られた快楽の果てに、響子の体力が尽きてしまったのだ。

男も、恐らく、そのままで寝てしまったのだろう。

怒張には、はっきりと、さっきの淫楽の残滓がべっとりとまとわりついていた。

とっさに、身を翻して、身体を離してしまった。

あっと思った時には、男の腕を相変わらず載せたまま、分厚い胸元に顔をくっつけるようにして、向き合っていた。

息を殺して、様子を窺う。

一瞬、イビキが止まったが、また、尽きぬ潮騒のように変わらぬ、呑気なリズムが響始めた。

『大丈夫。よく寝てる』

そろそろと、両手を伸ばしていった。

暗がりに、半ば手探りになるのは仕方のないことだが、響子自身が嫌になるほど、手が進まなかった。

何度も、そして、何人もの男根を扱かされていた。今さら、とは思う。

しかし、命じられて、いや、そうするのが、ごく当然だという空気の中で、オトコに奉仕するために手を伸ばすのとはわけが違うのだ。

今、完全に響子の意志のみで、怒張に手を伸ばしていた。

ただし、それは断じて、男に媚びるためではない。この男を。自分の身体から、たっぷりと快楽を搾り取ったこの男を動けなくするためなのだ。

指先に、再び、あの大きな怒張が触れた。

『ああ、これ、これをどかして……』

べとつく怒張の根本を、ゆっくりとなぞるように手探りで、その下に少しずつ手を伸ばしていく。

剛毛が、指を包む。

指先で「袋」の表面をたどりながら、触れたものを掌に包むように動かしていた。

『こ、これで』

オトコの「付属物」が、すっぽりと掌に入ってしまう。まったく無防備な、オトコの急所を、響子は手に入れたのだ。

しかし、いざ、となると、怯えとためらいが、響子の身を震えさせる。

『どうしたらいいの』

一瞬の勝負だ。もし、失敗すれば、男はどれほど怒るのか分からない。そして、響子の何かが気にくわないと、男達は、決まって、夫をひどく手荒に扱うのだ。

ウソのように柔らかな皮がだらりと伸びている。その中に、ウズラの卵のようなものがあった。

『これを潰すの?』

掌の中に、無防備な柔らかさを持った、ウズラの卵が、はっきりと二つあるのが分かる。

どれほどの激痛が走るのか、響子には想像できないが、どれほどの大男も、これが潰されれば悶絶するはず。

一瞬力を入れかけて、やっぱり、ためらってしまった自分に唖然とする響子だった。



夫婦模様 5
道明 8/31(日) 09:16:10 No.20080831091610 削除
 健吾と純子は夫婦の寝室で今夜2度目のセックスに耽っている
 バスから出た後
 健吾は純子をベッドに寝かせ、再び優しく純子の唇への愛撫からはじめた
 キスをしながら乳房をやわやわと揉みしだき、乳首を捻る

 「うーん・・・あぁ、ふん」
 男を誘ういい声だ
 
 健吾の手は乳房から腰そして尻肉へと滑らかに移動する
 柔らかく、つるっとして、いい感触だ

 純子も健吾の怒張を手に握り、逞しくあり続けるように刺激を与え続ける
 健吾は激しく純子の舌を吸い、純子の陰核を摩り女陰の潤いに指が踊る

 姿勢を変え、健吾は舌で陰核を転がし吸いあげながら、乳首を指で強く捻る

「あああぁ・・うふん・・」
もう純子はのけぞり始めている

「きて・・あなた、きて」

 健吾は怒張の強さを手で確かめ、愛しい妻の太腿を大きく広げゆっくりと貫いた

 「あう」

 可愛いい妻、離せない・・・・
 幸せだ・・

 「純子、純子・・」

 「ああ、あなた・・」



桃花源記 98
侍 8/30(土) 19:26:50 No.20080830192650 削除
自分を抱いて寝いてる男のことを、わずかに思い出していた。

知性の光のない眼をした、この男。

おそらくは、この村の外でなら、一生涯、そんな男に抱かれるどころか、話もすることもなかったに違いない。

しかし、まるで、その男のペットか、お気に入りのぬいぐるみのように、腕の中で眠らねばならなかった。

相変わらず、深い眠りを示す、ゆっくりとしたイビキが頭の後ろで聞こえていた。

その太平楽なイビキのリズムのせいかもしれない。いや、やはり夫の影を見たせいかもしれない。

ふと、響子の中に、何者かが芽生えていた。

『この男をどうにかすれば』

ついさっきまで、かけらも浮かばなかった考えが、響子の心に急速に浮上した。浮かんでみれば、なぜそんな単純なことに気がつかなかったのかと思う。

夫はすぐ目の前にいる。

この家には、恐らく、今、この男しかいない。響子のいる側の戸口はごく普通の扉に過ぎない。中から簡単に鍵が開くに決まっていた。

『この男をどうにかすれば……』

あの脱出に失敗した日以来、響子の胸の中に初めて、何事かの意志が目ざめた瞬間と言って良い。

『もし、すれば』は、『何とかして』にとって代わり、すぐに『どうしたら』に変化した。

しかし、自分の胸に回されている腕は太く逞しかった。首も太く、あの、知性を感じさせない表情は、響子の細い腕で、首を絞めたくらいではびくともしないと思えた。

かといって、家具らしきものが見あたらないこの部屋で、頭を殴りつける道具など、簡単に見つかるはずもない。

『あそこなら……』

響子だって人妻だった。男の急所が、女をいたぶる怒張の付属物であることくらい知っていた。

しかし、自分がするべきことを浮かべると、一瞬のためらいが生まれた。たとえ、別の目的であれ、オトコのあの場所に手を伸ばすことはためらわれたのだ。

『ダメよ、今しかないの。今しか……』

自分で自分を叱咤激励して、そろりそろりと、男の右手を載せたまま右手をそっと後ろに回していった。



桃花源記 97
侍 8/29(金) 19:25:35 No.20080829192535 削除
相手の男への関心などとっくに消え失せたと思っていた。

どんなに、不細工だろうと、汚かろうと、どうせ拒否する自由もない身だ。もはや、相手が誰であろうと、何の関心もなかった。

それでも、今日のオトコは特別だった。

知性を感じさせないどころか、満足に会話もできないこの男に辟易しつつ、この男の精力のすさまじさに翻弄された。

たいていは、2度、多くても3度も放出すれば、満足して寝てしまうのに、この男は、特別だった。

最初は立て続けだった。3度放出してからは、放出しては休み、休んではまた挑み、放出してはまどろんで、夜中まで、響子をいじり回し続けた。その度、口技を要求して、人並み外れた怒張を回復させては、怒張を突き入れてきた。

途中から、響子自身もわけがわからなくなっていた。何度放出されたのかも、どうでもよくなっていた。

男の名は、陽次郎という。

「足らず」の陽次郎とあだ名され、小さい頃からバカにされて育っていた。その分、生命力の象徴と言える性欲が生まれついて並外れていた。

根は素直で、大人しい陽次郎であっても、さすがに、村のお役目も満足に果たせぬ「厄介者」の嫁になろうという奇特な女はいない。しかし、性欲だけは人一倍だ。

嫁がいない以上、抱ける女は限られてしまう。

だから陽次郎が、3日と開けず、真澄の所に通うのもいたしかたない。

しかし、村の奴隷を弄ぶ順番は、年齢順にちゃんと回ってくる。年功序列は、平等だった。

これだけ若い、真澄以外の女が抱けるのは、何年ぶりだっただろうか。

だから、はりきっていた。

陽次郎にとっては、格子の向こうの男など関係ない。世話役から、この家の女を一晩自由にして良いといわれたから、抱いている。

いつもは、真澄に相手をしてもらっていたが、それだって、何時間も独占しようとすれば、後から来た者に追い出された。

いや、陽次郎が「先に乗っていた」と分かると、後の者が怒るから、真澄が、それとなく、後の者と顔を合わせないように追い出していたのだ。

お人好しで、根が素直なだけに、ヤラしてくれる女には、陽次郎は従順だった。しかし、できれば、一晩中、女の良い匂いに包まれながら、寝てみたかったのだ。

真澄がこの村に来る、ずっと前に、そんな女がいた気がした。

毎晩はダメだが、今日のように、世話役が「いい」と行った日は、一晩中、陽次郎のものだった。

あの時は天国だったと陽次郎は、一つごとのように繰り返し思い出しては、手淫にふけるのが常だった。

あのころ、毎日毎日、順番が回ってくる日を、来る日も来る日も、それだけを祈る気持ちで待っていた。

しかし、女はある日、急にいなくなったのだ。

世話役にいくら尋ねても「もういない」の一言だった。

「豚ッコの兄ぃならいいが、弟になるんじゃな『足らず』でも、可哀想だかんなあ」

こらえきれず、村中探し待ったが、その影すらも見つからず、落ち込んでいる陽次郎に、若者達が、そうはやし立てたものだ。

陽次郎にはわけがわからない。なぜ、自分が豚の兄にならければいけないのか。いつものように、自分がバカだからバカにされたんだろうと思うしかなかった。

陽次郎には、穴兄弟と言う言葉を理解できなかったのだ。

とにかく、それ以来、こんなチャンスはなかった。

おまけに、陽次郎には、今度の女が途方もなく美しい女に見えた。村の女も美しいが、まったく違う美しさだ。

張り切った陽次郎は、たっぷりと、精を注ぎ込んで、女を満足させたはずだった。

女に夢中の陽次郎にとっては、格子の向こうに誰が、あるいは何があっても関心など無い。ヤレる女がいて、たっぷりと時間をかけて、思いのままに放出して、そして、一晩一緒に寝る。

これ以上の幸せはない。

気をやり過ぎて、スイッチが切れてしまった女を抱いたまま、陽次郎は幸せに眠っていたはずだった。



桃花源記 96
侍 8/28(木) 18:54:55 No.20080828185455 削除
毎晩、夫婦は、同じ家で毎晩過ごしている。

だだし、妻は、毎晩違う男の一夜奴隷として夜伽を務め、夫は、足かせをはめられたまま、すぐ隣で繰り広げられる妻の痴態に耐えねばならない。

最初の数日は、必死になって格子を掴み締め、妻の名を叫んでいた沢木も、響子の秘所に「奴隷」の文字が刻み込まれた頃から、薄い布団に転がって、背中を向けるだけで耐える姿勢になっていた。

男達に抱かれながら、夫が、寝てなどいないことは、分かっている。

それでも、響子は、快楽に抗うことができない。

いくら心を閉ざそうとしていても、錐のように鋭く、斧のようにばっさりと身を切り裂いてくる快感に、耐えられなかった。

夫に申し訳ないと思いつつも、快楽のおめきを上げ、次第に、夫のことすら忘れるほどの快楽の渦に巻き込まれ、淫声を噴きこぼしていた。

いつしか、響子も、隣で背中を向けている夫を、意識から消そうとしていた。そうせねば、心が完全に壊れてしまいそうだった。

ふと目ざめた響子は、何気なく、格子の向こうに眼をやった。

『あなた?』

心臓がわしづかみされたような衝撃が走る。

窓のない向こう側は、闇に沈んでいる。その闇の中に黒い影がいた。

布団の上に、すっくと背中を伸ばして座っているのは確かに夫の影だった。顔は陰になって見えずとも、凄絶な表情をしている気がした。

とっさに、響子は、眼をつぶってしまう。なぜ、そうしたのかは、わからない。ただ、夫が見ていることを響子が知ってしまったと、悟られてはならないと、思ったのだ。

ゆっくりと、十だけ息を数えた後で、再び眼を開けた響子は、影が横たわっているのを確認した。

なぜか、ホッとした。

同時に、こうやって男の腕に抱かれながら、むざむざと惰眠をむさぼってしまった自分を嫌悪した。

嫌悪が、わずかに、響子の身体を身震いさせたのだろう。滑り落ちそうになった手は反射的に力が込められ、乳房をわずかに握り閉めた。

吐き気をするような嫌悪感と、それなのに、身体に埋み火のように広がる、わずかな快感を認めて、響子の絶望は深くなる。

響子の苦悩を知らぬまま、男は相変わらず呑気なイビキをかいていた。おそらくは、50台の後半だろうか。

柔らかな乳房に、手をかけた形で抱きしめられながら、響子の心が急速に何かを形作ろうとしていた。





--------------------------------------------------------------------------------


夫婦模様 4
道明 8/27(水) 22:00:43 No.20080827220043 削除
「あん・・」
 バスタブの湯がちゃぷちゃぷと音を立てている
 純子はバスタブの淵に手をつき、今始まった夫の激しいピストンの動きに耐えている
 健吾は純子へのピストンを繰り返しながら垂れ下がった乳房を両手にしっかりと握り締めている
 
 「どうだい?純子」

 健吾の腰の前後運動とともにバスタブの湯が揺れる
 健吾はこの立ちバックのスタイルが好きだ
 純子の快感に喘ぐ顔の表情を正面の鏡で確認しながら、その後ろから攻める自分自身の顔の表情も視界に入る
 鏡の中で、自分の手で揉みあげられ色々な形に変形する乳房が見える
 その先端は勃起し、それを指先で捻る

 「ああ、あなた」

 鏡の中の男の片方の手が乳房から離れ、女の絹草を通り男女の結合部分近くの陰核を摩り始める

 「あう、ああ・・・もう、もう」

 純子は鏡の中で健吾の目を追う、一段とバスタブの湯の音が激しくなった
 健吾の全身に痙攣が走ると愛する妻の女陰の奥へ精を放った

二人はバスタブの湯の中に腰を下ろし、互いに相手の唇を求めた

「二人目の子は本当にいらないのかい」

「ええ、私は由佳一人でいいと思っている。あなたはもう一人ほしいの?」

「ああ、一姫二太郎て言うじゃないか。男の子もほしいなぁ」

「そうなの?じゃあ考えてみようかな」

「そうしてくれよ」

「はい。分りました。でも今のは外れよ」

「ああ、分ってるよ。いつもゴム、ゴムと煩いからね」



今誰が 25
素人 8/27(水) 21:54:55 No.20080827215455 削除
リビングのテーブルの横で、弘美の両足が隆の動きに合わせ
ゆさゆさと揺れている。
肩に担ぎ上げられた足は完全に抵抗をやめ、隆に服従を誓っていた。

隆の動きが速くなる。
弘美の体が激しく揺れる。

あぁあぅあっあ〜っあんうっいいいっ
あっくああああぅああああ・あ・あ・あぁ

隆が弘美の腰を引き付け一際激しく突き入れた。

うっくでる!
あぅあぅううあぁあっ
中はだめ〜
おねがい・・・あっううあぁ
びゅっくっびゅるるるびゅるびゅびゅっ

結婚して以来初めて、弘美の子宮に夫以外の精液が注がれた。
射精を終えてもすぐに硬さを失わない隆は、ゆっくりと弘美の
膣の中を味わう。

呼吸を乱しながらもかすかに喘ぐ弘美。

だめっあぅあ・あっあんん
中はダメ・・
おねがい・・・隆くん・あぅあ・あ・・

一度柔らかくなり始めた欲望を隆は引き抜き弘美の口元に
あてがった。
隆は何も言わない。

弘美が欲望に唇をかぶせていく。

じゅるっじゅじゅぱじゅるじゅるんぐ
じゅくっごくっじゅるじゅううちゅんぐ

隆の放った精液の残りを吸い取る弘美。
同時に隆の物は硬さを取り戻し始める。

程よい肉付きの尻を高く上げ隆を受け入れる。
スカートを腰まで捲り上げられ、後ろから突かれる。
上着は着たままで尻だけを隆の前に晒して声を上げる。

両の尻肉を捕まれ夫以外の若者の突きに答える。
隆は遠慮なく弘美の膣に精液を放った。

ぐぅううあぅあぁぁぁぐぅういぃ
あふっあっぁぁぁ

ぐったりとした弘美の口で膣から抜いたばかりの物を綺麗に
させる。

下着とズボンを履きながらリビングを出る隆。
携帯のボタンを押しながら玄関のガギを開ける。

リビングに戻り弘美の様子を確認する隆。
ヨロヨロと起き上がりながら下着を手に取る弘美。

その手を掴まれた。

これ必要ないよ。
・・・
やめて!
ああ、俺は今日はもういいよ。
??
ほら、これ貸して。

下着をもぎ取り放り投げる隆。
スカートの裾を直す弘美。

そろそろだね。
時間は沢山あるから。
ゆっくり遊ぼうね弘美さん。
・・・

玄関の開く。
数人の若者の声が聞こえる。

弘美は隆を含めた4人の若者の欲望に囲まれていた。

あっと言う間に洋服を剥ぎ取られ、裸でベットに転がされた。
すぐに一人が突きいれてきた。
仰向けの弘美の口にもすぐ押し込まれた。

苦しげな呻き声を漏らしながら、彼等の欲望に答えていく弘美。

うぐっうぅあぅあぅううんぐんんんん・んん・・
あっぐはっあぅあいいいっくんんあ・んぐんぐぐぐ

何度も繰り返される挿入と射精。
精液は全て弘美の中に垂れ流される。
膣と口で彼等の欲望を受け入れていく。

子宮は大量の精液を浴び誰の種を受精してもおかしくはない。
口に吐き出された精液で胃袋まで彼らに犯される弘美。

最後まで弘美にしがみついていた若者が果てた。

引き抜かれた弘美の膣はぽっかりと口を開け、だらだらと
彼らの残した汁を溢れさせていた。

最後の肉棒を綺麗にして弘美は解放された。

それからは由紀と同じような扱いをずっと受け入れていたらしい。

由紀よりも小柄でおとなしい弘美は、彼らの欲望を満たすのに
由紀よりもほんの少し適していたのかもしれない。



桃花源記 95
侍 8/26(火) 18:00:56 No.20080826180056 削除
夫が、慣れぬ仕事をさせられているのは分かっている。

それでも全力で「務め」を果たそうとしてくれているのも、分かっている。

かといって、毎日、刻々と、己に刻み込まれていく、奴隷への、戻れぬ烙印は、響子の心から、希望という光を奪っていくのには、十分だった。

もちろん、刻み込まれる烙印とは、入れ墨だけではない。男達に、一度汚される度、心に汚辱が刻まれ、オーガズムに追い込まれる度に、あきらめが刻み込まれる。

女としての悦びを目一杯引き出されながら、響子の心は少しずつ、快楽の烙印にオカシクなっていく気がしていた。

名前すら知らぬ男に今も抱かれている。

響子の夜は、会所のすぐ夜にある、小さな平屋で過ごすことになる。

8畳間には、布団が敷かれ、毎晩、違う男達がやってきた。昼の「調教」とは違い、男達は毎日一人ずつ、響子を独占する。

男達の大半は、優しく響子を扱ったが、それは、何の慰めにもならない。

どの男も、結局は、響子の身体から快感を絞り出して、屈服させようとしたし、響子の身体は、その度に、快楽の神経を全て差し出して、いともたやすく屈服してしまったのだ。

この男も名前を確かに名乗ったはずだったが、既に相手の男に興味を持つ心すら失った響子には、相手の名前を記憶しておくことなど不可能なことだったのだ。

何人もの名前を思い出せない男達が、響子の身体から、屈服のオーガズムを競うように絞り出し、望むがままの姿態をとらせ、深々と貫いた怒張から、たっぷりと射精してから、満足して帰って行った。

男達は、射精した身と心を軽くした。

その分だけ、いや、その何十倍も、響子の身体には、重い何ものかが積もっていくのだ。

男達だけではない。

昼の「調教」には男に連れられて、オンナもやってくる。

言われるがままに、そのオンナの秘所を舐め、時には、道具を使って喜ばせねばならなかった。ちょうど、男達が、響子にするように。

最初の抵抗感はあったが、二度目、三度目となれば、むしろ、快楽を搾り取られる男相手より、気分的にははるかに楽になった。

もはや、響子の身体は、オトコでも、オンナでも、快楽の相手をすることを覚えてしまった。

たっぷりと響子の身体を弄び、何度も、射精した今日のオトコも、ようやく満足したのか、大きなイビキをかきながら響子の乳房ごと、抱え込んで寝ていた。

もちろん、抗うどころか、何度も何度もオーガズムに追い上げられてしまった。あげくに、教え込まれた、奴隷の屈服の言葉を何度も口にして、気を失っていた。

後始末もしてない股間が、惨めな感触を伝えていた。

『ごめんなさい』

今し方、ふと目が覚めた響子は、8畳間の続き間の方を、男の腕に抱かれながら、ひっそりと眼をやった。

太い木でできた格子が、隔ててはいるが、十分に中の様子は見えるしかけだ。

夫が、そこにいた。



夫婦模様 3
道明 8/25(月) 21:13:56 No.20080825211356 削除
 藤沢のマイホームは、純子の希望もあって2階中心の生活となるように設計されている
 対面式のダイニングキッチンと広いリビング、バス、夫婦の寝室
 1階は、仏壇のある和室2部屋に洋間1部屋といった客間中心となっている
 もちろん、防音と断熱防湿の窓、壁が施された軽量鉄骨の1部3階建てである

 健吾はバスタブの中で湯に浸かって鼻歌を歌っている

 「あなた、私も入っていいかしら」

 「ああ、いいよ」

 健吾は扉を開けて入ってくる純子を見る
 純子はタオルで前を隠し、俯き加減で入ってくる・・・いつものように
 そして、かけ湯をしてから健吾の顔を見る

 目が合った
 「純子、そのまま立って君のからだを見せてくれないか」

 「えっ、なに・・」

 「純子を忘れないように、心に君を焼き付けておきたいんだ」

 「そうなんだ」

 純子はすっと立ち上がった
 素敵だ
 きめ細やかな肌、そして白い
 背丈は168cmあるものの、柳のように細い
 乳房は大きく乳首はまだ薄紅色
 腰まわりは引き締まり、臀部が程よい曲線を描いている

 健吾はバスタブから出て純子の前に跪き、鼻先を軽く絹草に押し当てて左右に振る
 手を足先から太腿と這わし臀部を揉みあげる
 かすかに純子の匂いが健吾の鼻に届く
 純子は少し両脚を開き、しなやかな長い指が健吾の頭に回る
 夫の舌が動き出した



桃花源記 94
侍 8/25(月) 18:20:50 No.20080825182050 削除
一瞬、呼吸ができなくなるほどの痛みだったが、ようやく、身体を動かすことができるようだった。

「こんなコトをしてられないんだ。この程度、っく、このくらい……」

木の根元で引っかかった身体を、必死になって起こした沢木に、今度は、昨日の妻を見た時の衝撃が、フラッシュバックする。

昨日、既にツルツルにされている秘唇を、同じように男達は見せつけてきた。

ニタニタ笑うだけの男達に最初は訝った。

しかし、視線を妻の秘所に落とした瞬間、沢木は思わずうめき声を上げてしまったのだ。

「奴」の一文字が、秘毛を失った右の大陰唇の柔らかく膨らんだ部分に書き込まれていた。

「安心せい、入れ墨じゃから、二度と落ちん。後、ひと文字入れねばならんが、もちろん、何を彫るかは、おわかりじゃな」

老婆が、クククと、怪鳥のような声を上げて笑うと、響子の太ももを抱えた男達も、どっと笑い声をあげた。

響子、と思わず声を出した沢木に、妻は、黙ってかぶりを振るだけだった。何かをあきらめきった表情に見えた。

「ほれ、おめえが、トロいから、カミさん、どんどん、入れ墨されちまうぞ。そのうち、額にも入れてやろうか。そうなったら、逃げろ、つっても、逃げらんねぇわな」

男達のからかい言葉に、響子が、わずかに身をすくませただけだった。

突きつけられた、妻の女唇に口をつけた沢木は、思わず舌先を「奴」の文字の入れ墨に這わせてしまう。

まるで、舌で舐めて消してしまおうとするかのように。

「ああ!」

舌先が、文字に届いた瞬間、妻の鋭い快感の叫びが、轟いて、沢木は、思わず身を引いてしまった。

目の前の秘唇は、高速度撮影したサボテンの開花のように、見る見るうちに入り口を広げ、イソギンチャクが獲物を捕らえる動きそっくりに、ねっとりと動く。

クリ○リスが、キュッと収縮して、ドクっと、秘液があふれ出してきた。

男達がどっと笑う。

「ははは、逝きやがった。だいぶ、できてきたじゃん」

「おい、ほれ、もっと舐めろ。今日は、オレ達が、たっぷり出しといたからな。彫ってやったあと、オレ達のを欲しがるモンだから、3回もやっちまったぞ。感謝しろ」

「ちげえねえ、彫りモンで、男が欲しくなるなんて、淫乱な奴隷だよ、それを慰めてやったんだから、感謝してもらわねえとな。ほれ、たっぷりときれいにしろ」

再び押しつけられた妻の秘唇に、半ば条件反射のように舌を差しのばしながら、沢木の頭の中は、焦げ臭い匂いが立ち上るかのように、焼けそうだった。

『このままでは、妻の心が、壊されてしまう』

懸命に舌を遣い、すすり上げ、ナカからこぼれ出す、男達の異臭のする液体を飲み下しながら、妻との細い絆を確認するかのように、夢中になってしゃぶりつくしかなかったのだ。

昨日の屈辱の、焦げた匂いを、ありありと思い浮かべながら、沢木は、幹に掴まって、懸命に立ち上がった。

沖天の太陽を見上げた沢木の焦燥の向こうで、今この瞬間、あの柔らかな秘唇に、もうひと文字が彫り込まれているはずだった。

「隷」のひと文字が……

見下ろす村の景色が、なぜかかすんで見えた。



夫婦模様 2
道明 8/24(日) 19:20:02 No.20080824192002 削除
盆踊り大会はフィナーレの打ち上げ花火で幕を閉じ
藤沢健吾と純子は子どもの由佳を真ん中にして手を繋いで家路についた

 「ねえ、あなた、漸くこの町にも慣れてきたわね。由佳も小学校でお友達ができて楽しく登校しているし・・・」

 「そうだな、子どものことや近所付き合いは純子にまかせっきりで申し訳ない」

 「今夜の盆踊り大会は、自治会主催とはいうものの子ども会が中心になって計画しているそうよ。役員になると大変だということで、役員を辞退している人がいるんだって」

 「そうか、でもあの自治会長さんはマメで世話好きだそうだし、人柄の良い人じゃないか」

 「ええ、今の会長さんになって助かったと言っている人が沢山いるわ、前の会長さんは厳しかったそうなの・・・でも、子ども会の会長は大変そうよ。私、絶対に受けないからね」

 「絶対に受けないって・・・もう、来年の役員の話がでているの」

 「そうよ、子ども会の役員は20人。来年はその内の一人は私に回ってくるの、当番だから・・・。子ども会は、会長1人、副会長2人、会計1人、あと総務部、体育部、文化部となっているんだけど・・会長は役員の選挙で選ぶらしいの」

 「なら大丈夫だ。転入してきてまだ1年だろう、顔が繋がっていないし、この地に育った人もいるだろし」

 「ダメダメ、そんなの分らないわ。どうも皆さん事前に評判を聞いて、家にいる私みたいな専業主婦に投票するそうなの。時間があるってことで・・・」

 「そうか、そうかもしれないな・・・ああ、でも来年はどうも転勤らしい。我社は新築するとか、結婚するとかした社員を転勤させる傾向があってね。そんな社員は無理が利くと考えているらしい」

 「あなた、それほんとう?それなら私も一緒に・・・」

 「ダメだよそれは。海外だぞ・・・多分、中東だと思う。由佳のこともあるし、2,3年頑張るしかないんだ。辛抱してくれよ・・純子奥様、お母様」

 「ええーんもう・・・それじゃ、それを理由に役員はお断りができそうね」

 「なんだ、僕のことより役員の方が先か、何を考えているんだ本当に」

 「でも、本当に大変らしいの・・・」

 「まあ、いいじゃないか・・・みんなと一つの活動を通して汗を流すというのは、仲間作りの原点だから、僕はできる範囲で協力した方がいいと思うよ。」

 「あら、分ったことを言うのね。旦那様は・・・でも、転勤だなんて心配だわ、あなたボウとしているから・・・」

 「おい、こら・・・何をいうか。それより、今夜どう・・転勤になったらあまりできないぞ」

 「あら、あなたったら。でも、いつも転勤状態じゃないのかしら、私たち?」

 「純子!お前というやつは!」



夫婦模様 1
道明 8/24(日) 19:16:32 No.20080824191632 削除
ドンドンドン、タカタッタ、ドドンガドン、タカタッタ・・
暑い夏、囃子の太鼓を無心に打つ男、揃いの浴衣で踊る女
そう、今夜は年に一度の自治会あげての盆踊り大会である

自治会長の大沢は、河内音頭を踊る女性たちの輪をながめている
踊りを先導するのは師匠の老女、その後に踊り好きの60代の女性、自治会役員の奥さん、こども会の女性役員と続く、既に踊りの輪は他所からの来客も参加して3重になっている
櫓の周囲では、子ども向けの模擬店が軒を並べる
ちょうちんの灯が、無邪気な子どもたちの表情を照らし出す

大沢は、51歳で自治会長に選ばれ5年目になる
阪神のベッドタウンとして人口が増え、この自治会も500世帯から急激に1000世帯に膨れ上がった
「地域住民の交流を促進し、助け合いのできる地域づくりを進める」というのが大沢の持論である

 大沢はマイクを手に持ち、会長挨拶を始めた
 「自治会長の大沢です・・・・当地域は交通の便にも恵まれ、また住まいされる皆様の人の和が広がり発展して参っております。役員一同、これからも心を1つにして頑張りますので、どうか皆様方のご理解とご協力をお願い申しあげます」

 真っ黒に日焼けした身体に、白の浴衣姿で本部テントの会長席に戻ると、用意された生ビールを一気に飲み干した


 その大沢の前を一組の家族が通り過ぎる
 主人とその妻、そして7歳位の女の子・・・

 大沢は何気なくその家族を目で追っていた
 (ご主人は30歳後半の会社員、奥さんは30歳前半の専業主婦か・・・でも、あの奥さん、若い頃の内のやつとよく似ている、元気で笑顔がいい・・何よりもあの・・)

 ちょうど半年前、この自治会のエリアに戸建のマイホームを新築し、会長へのご挨拶として大沢の家を訪れた藤沢健吾と純子の家族であった。





--------------------------------------------------------------------------------


桃花源記 93
侍 8/24(日) 17:58:41 No.20080824175841 削除
あからさまになった秘所を、そのまま、見ているだけでは許されない。

持ち上げられた妻の女唇を、沢木は、そのまま舐めなければならないのだ。

下から上へ、上から下へ。秘唇のナカにまで舌を差し込み、クリ○リスまでも、入念に舐める。

舐めると言うよりも、男達に汚された女唇を懸命に清めるようなやり方だったが、男達が妻の重みで、気が変わる前に逝かせなければ、それだけで、また、二人に鞭が振るわれるのだ。

自分にだけ使われるなら、断固拒否すべきだが、自分の拒否は、妻への鞭になるとなれば嫌も応もない。

それなら、自分が汚辱にまみれても、積極的に行動するべきだった。妻は、沢木が想像している以上の、地獄のような汚辱にまみれたまま、ここにいるはずなのだから、自分も、その汚辱にまみれた方が、妻への申し訳なさが薄れる気がした。

懸命に、舌を遣い、すすり上げ、秘唇に舌を差し込む。

舐め上げる秘所からは、男達の精液の匂いがツンと立ち上ってくる。それどころか、舐められているウチに、感じた妻の子宮が収縮するのだろう、決まって、トロッと、異臭のきつい液体が流れ出してくる。

奥に、へばりついていた精液だった。妻のものと異臭とが、合わさった液体は、わずかな苦みを帯びていた。

嘔吐感に襲われるが、懸命にこらえ、なおかつ、それを屈辱とともに飲み下さねばならない。いや、そんなことを気にしてはいられない。

男達の精液を飲み込むと言うより、吸い出そうとしていたのかも知れない。

ジュルジュルと音を立てて吸い上げる妻の秘唇。

妻の婬声が一段と高まる。

「俺たちの出したのを吸ってやがるぜ.美味いのか?おホモちゃんなのかあ」

男達の嘲笑も聞こえぬように、一心に吸い上げ、舌を差し込んで舐めとっていた。

響子の嬌声が一段と強くなる。

同時に、その味に、既に馴染みつつある自分に沢木の絶望は深くなる一方だった。

「ああ、あう、あ、あ、あ、あ」

次第に、高まってくる嗚咽は、夫の舌技に盛んに反応し始めていた。

響子だって、最初は、身をすくめるばかりだったのだ。

積極的に感じようとしない限り、二人に鞭が振り下ろされると学べば、淫らに腰を打ち振りながら、感じるしかない。

もちろん、そう思わずとも、敏感になりきった秘所は、簡単に感じてしまうだろうが、今の響子は、自ら、感じようとしているのだ。

「あ!だめ、い、いきます、感じて、しまいます。逝かせてくださいませ!ああ!いきます!ああ、い、いくう!」

ねっとりした、異臭の混じった愛液をすすり上げた瞬間、沢木の妻は、聞いたこともない言葉を使いながら、オーガズムを告げていた。



桃花源記 92
侍 8/23(土) 17:04:05 No.20080823170405 削除
沢木にとって辛いのは、自分のミスが、全て妻の責め苦になってしまうと言うことだ。

仲の良い夫婦者を絡め取るのには、巧みな、やり方と言っていい。

いくら、激しい「罰」であっても自分に対するものなら、最後には「さあ殺せ」と開き直れるかもしれない。

しかし、ほんのちょっとしたミスが、一つ一つ、妻の恥辱を呼び起こす折檻となり、痛ましい悲鳴を上げさせる「鞭」となるのでは、沢木にできるのは、懸命に、言われるがままに働いて、妻への責め苦を少しでも減らそうとすることだけだった。

今日も、山のあちこちに作られた畑の世話をし、言われた収穫を昼前に持ち帰るのが「仕事」であり、午後は、妻と一緒に「調教」を受けるはずだった。

しかし、正午までに戻れないなら、それまでの間、あの「会所」で、妻だけの調教が行われることになる。

もちろん、そこでは、沢木が戻らない「罰」が、一方的に加えられることになるのだ。

妻に加えられる「罰」は、尻に打ちつけられる鞭のように単純なものもあったが、単に痛みだけを加えると言うより、抗う心を壊すための、数々の責め苦が用意されていたのだ。

それは、同時に、沢木自身の心を追い込むことになる。今も、動けぬままの沢木の脳裏に浮かぶのは、無残な妻の姿だった。

一昨日の妻の姿がフラッシュバックしていた。。

ようやくの思いで、昼過ぎに仕事を果たして戻った沢木が目にしたのは、秘毛がすっかり無くなってしまった妻の秘所だった。

上半身裸の男達が、妻の両脚をそれぞれ抱えて、沢木の目の前に、女唇を突きつけてきたのだ。

ここで、目を反らせば、妻に鞭が当てられるのを、既に身にしみて、叩き込まれている沢木は、血の出る思いで、慣れ親しんだはずの妻の秘所を見ることになる。

この数日間、好き放題にされた秘唇は、中が真っ赤に充血して、なぜか、濡れそぼっていた。恐らくは、この男達は、駄賃とばかりに、妻のナカにたっぷりと出しているはずだったが、濡れているのはそればかりではない気がした。

「昔は、貝殻で挟んで抜いたもんじゃが、今は、もっと良いものがある」

唖然とする沢木に、仕置き婆が見せたのは、こんな古風な村の老婆が持つには、なぜか場違いな気のする、オシャレなデザインの機械だった。

伸びたコードの先は、老婆の持つ、ピンセットのような形をしたモノにつながっていた。

「これは、毛根をコーシューハで、焼き殺しながら抜くでな、血ぃも出んし、なにより、少しずつ、毛根が死んでいくだそうじゃから、まあ、いわば、永久脱毛じゃな。街でやってもらえば、数十万するぞ。功徳を施しているようなもんじゃて」

くくくと笑う、老婆の声は耳に入らず、目の前の光景に圧倒されていた。

後ろ手に縛られた沢木に、逞しい男が、二人がかりで、妻の太ももを抱えて、さらに、見せつけるように広げて突きつけてくる。

すっかり、翳りを失ってしまったその場所は、ツルツルと、童女のような大陰唇と、そこがわずかに口を広げて、ぬめりを持って充血しきった秘唇が、あからさまになっていた。

唇を噛んで、横を向いたままの妻は、大丈夫かという沢木に「あまり痛くは……」とだけ、ぽつりと答えただけだった。



桃花源記 91
侍 8/22(金) 18:05:02 No.20080822180502 削除
沢木は、慣れぬ手つきで、キュウリを収穫していた。

ついさっきまでは、トウモロコシを収穫し、その前は、夜明け前の薄明かりで、トマトをもいでいた。

一つ一つは簡単な仕事だ。ちょっとした田舎なら、年寄りの「朝飯前の仕事」と言って良い。

しかし、それが、村を取り囲む山々の、あっちこっちにある畑に、山道をよじ登りながら、休み無く動き続けねばならぬとしたら、想像を絶する大仕事となる。

畑仕事をしている時間より、山道を這うようにして登り、下る方が長いくらいだった。

四時前に、たたき起こされてから、昼近い今まで、動き通しに動いていた。

水をまき、雑草を抜き、収穫し、それを黙って背負う。

単純なことだったが、畑の手入れを怠れば、たちどころに分かってしまうらしい。手抜きはできない。

やっとのことで、一つの畑が終われば、また、山道を登り下りして、次の畑へ。

地図はなくとも、次の畑へは、険しい山道ながらも、きちんと目印が付いている。逆に、少しでも道を外れたら、2度とと生きて妻とは会えなくなるぞと言われていた。

それが果たして、逃げ出さないようにするための脅しなのか、それとも、また不思議な力で、本当に道が分からなくなるということなのか、沢木には分かりかねた。

試してみる勇気も時間もなかった。

沢木は、ただひたすら、早く村に帰らねばならぬのだ。

しかし、収穫した野菜で、背中の背負子は、徐々に重くなり、疲労がたまった足腰は、徐々に動かなくなる。

幸いにして、奴隷を長く使いたいという考えなのだろうか、弁当と水はきちんと渡されていた。

もちろん、沢木には、のんびりと弁当を食べるつもりなどない。時間が惜しかった。しかし、水ばかりは、飲まねば動けなくなるから、飲まずにはいられないのだ。

どんな水なのかもわからない。しかし、汗を流した身体に美味かった。わずかに、ぴりっとする気もしたが、飲めば、なぜか元気が出る。水を飲んでは、足を動かしていた。

おかげで、たっぷりと持たされた水も、いつしかなくなり、畑の横に蓄えられた雨水を、水筒に足すことになる。それでも、渇いた身体に、甘くしみこんだ。

しかし、既に足腰は限界を迎えていた。

「くっ、脚よ、動いてくれ、頼む。早くしないと」

気持ちばかりが焦るが、膝がガクガクして、下り道に耐えられない。気がつくと、背負子を放り出すようにして、坂を滑り落ちてしまった。かろうじて、太い幹にぶつかって、止まることができたが、ぶつかった肋骨が痛む。

『ハアハア。こんなこと、この程度で、ハア、ハア、う、ぐ、痛て』

息をするだけでも、痛みが走る。しかし、休んでなどいられないのだ。

「ううぅ、こんなことをしている時間は……」

さっき、最後の畑に、水をまいて、米なすを収穫し終わった頃には、太陽が真上に来ていた。

時計を持たされていない沢木には、正確な時間などわからぬが、もはや、昼になってしまっただろう。

遙か下の方に、木々の間から村の家が点々と小さく見える。

赤いお社が、いかにもまがまがしく見えるのは、気のせいでも、なんでもない。

まさしく、5日前、沢木夫婦が「奴隷」とされる儀式が、あの社で行われたのだ。

そして、紛うことなく、あの神社の目の前にある「会所」に、妻はいるはずだった。

敵意を込めた視線で、つかの間、赤い屋根を見つめた後、沢木は、萎えかけた脚を叱咤しながら、あちこちに引っかかっている野菜を、かき集め始めた。

こんなことをしている時間はないのだ。しかし、言われただけの収穫を持ち帰らねば、さらに、ひどいことが待っているはずだった。

「響子」

呼吸する度に胸が痛み、疲労で眼がかすみそうな沢木は、思わず、妻の名前を口にしていた。

動かぬ手足を呪いながら、妻の名を呼んでいた。



桃花源記 90
侍 8/21(木) 19:38:16 No.20080821193816 削除
「オトコは縛って積んどけ」

健司の命令は的確に守られる。

エアバッグのおかげで怪我はなくとも、ふらふらの沢木に抗う力はない。

4人の男達が、沢木の腕と脚を掴んで地面に引き倒していた。

ニキビ面の若い男までもが、淡々と、しかし手早く、沢木の手足を荒縄で縛り上げ、軽トラックの荷台に放り込んだ、

捕らえたイノシシを積むような、手荒で、手慣れた放り方だった。

「奥さん、だから、逃げられねって、言ったっしょ」

響子の頬をなめ回さんばかりに、顔を近づけながら、ニヤニヤと健司が笑う。

「そんなに奴隷になりたかったのかい?」

「ヒッ、そんな、許して……」

昨夜、さんざんに犯され、たっぷりと目の前の男の精子を注ぎ込まれていたのだ。

ねめつける目が、Tシャツ越しに、自分の裸体を撫で回してくる気がした。

「奥さんが逃げてくれたおかげで、楽しみが増えたってもんだ」

「で、ケンジさん、どうします?」

手早く沢木を荷台に放り込んだ男達は男達は、期待に満ちた目で、ケンジを見つめた。

村長ならば、掟通りに、村の顔役の「サバキ」まで、手出しをさせないに決まっているが、ケンジなら違う。

みんなが知っていることだった。

古い掟をしっかりとそのまま守り、公平な村長。

その反対の健司。

健司は、傲慢だが、新しいことが大好きなアイディアマンだ。掟すれすれ、いや、掟にダメだと書かれていない限り、何とも思っていないのだ。

掟では、逃げた「よそ者」は、顔役達の「サバキ」で、村の奴隷にできる。しかし、それでは、せっかく、獲物を捕らえに来たこの男達は、順番を待つしかない。

年功序列のはっきりしたこの村では、若い男達の順番は、どうしても後になってしまうのだ。

「ふん、掟では、最初に奴隷に突っ込んで良いのは長老達だからな」

目の前の男の言葉に、己の運命を知った響子は息を呑む。反面、ニヤニヤした男達のがっかりした表情で、今すぐ犯されなくてもすむかもしれないと、かすかで、はかない「希望」が生まれた。

男達の無遠慮な手は、さっきから、露骨に、響子の胸も尻も撫で回し、今にも襲いかかってきそうな恐怖があったのだ。

後ろ手に、両手を掴まれている響子に、いや、たとえ、両手が自由だったしても、こんな太い腕をした男達に、抗う術などありそうになかった。

『今、すぐにってことは、ないってこと?』

響子の胸に生まれたホンのささやかな希望を見抜いたのだろう。あるいは、わざと、響子に希望を持たせたのかもしれない。

「突っ込むのは御法度だが、いつもの通り、試食は、大丈夫だ。俺が許す」

「わおっ」

ニヤリと笑いながら、男達が、われがちにベルトを外し始めた。

ちらりと見た先で、夫は、なすすべもなく、もがくだけなのを、絶望の表情を浮かべながら、響子は見ていた。



桃花源記 89
侍 8/20(水) 22:15:27 No.20080820221527 削除
あきらめるわけにはいかなかった。

妻の悲鳴が聞こえた気がした。あるいは、本当に響子は叫んでいたのかもしれない。

「つかまってろ!」

沢木の左手が、とっさに、2WDへとレバーを切り替えた。

一続きの動作で、ハンドブレーキを思いっきり引くと、ハンドルを全力で切ったまま、アクセルを目一杯踏み込む。

きな臭い匂いが立ちこめて、後輪だけが滑って車体が横を向く。横Gに響子が小さな悲鳴を上げながら、とっさに、手すりにしがみついていた。

2トン近い車体が横滑りしながらグルリと半回転した、その瞬間、ハンドブレーキを解き放つ。

車体ががくんと、つんのめるように前に飛び出した。さらにハンドル切りながら、反対側の木立をかすめながら、完全に元来た道に向き直ったのだ。

「おぉ」

男達のどよめきが聞こえた気がした。

巨体を路上でダンスさせるようにクルリと回せば、まだ、逃げる道は残されている。

「まだまだ」

ふと見ると、ルームミラーに映る男達の影は、追いかけもしてこない。

『こいつのアクセルターンに驚いたのか』

そんなわけはないと思いつつも、何かにすがらないと、沢木の心が折れてしまいそうだったのだ。

『何でなんだ』

わけがわからなかった。

カーナビが壊れていても、確かに一本道だった。分かれ道など無い。

それなのに、真っ直ぐ走り続けて、再び、元の村に戻るなどと言うことがあるはずない。

悪い夢を見ている気がした。

いや、昨日から、ずっと悪夢の中にいるのかもしれない。

妻が、年寄りに弄ばれたのも。

妻が、村長と健司とか言う男に、抱かれたのも。

自分の目で見ていない光景が、ありえない生々しさで目の前に浮かんでは消える。

響子の顔が、快感に歪んでいた。

男に精液を注ぎ込まれながら、オーガズムを告げる声を放つ妻の姿が見えた気がした。

『悪夢なんだ』

青い山々に包まれた村は、日差しそのものまで、緑色になるのかもしれない。

村全体がおぼろげな翠の光線に包まれている。

時折、過ぎる村人達が、好奇の目で沢木達を見送るのが分かった。

もちろん、そんなことにかまっている余裕はない。

「ね、あなた」

「うん」

アスファルトを敷いてあるとは言え、村の道は細い。スピードを出せば、ハンドル操作に集中しなくては、あっというまに、道を外れてしまう。

悪夢のような、妻の淫靡なフラッシュバックに心を奪われても、運転の気は抜けなかった。

道を外れて、そこが畑ならまだいい。

山間の村ゆえに、時に大岩あり、ときに、林あり。時に、崖がある。おまけに、通りを歩く、ごく平凡な村人達がいる。

沢木は必死だ。とりあえず、あの、村はずれの道祖神まで、息を抜けないと思ったのだ。

最後の坂を越え、カーブを曲がる。

「ね、あなた、ひょっとして……」

「何?」

「私達、出られないんじゃ」

「うるさい、狐や狸が化かしたとでも言うのか。オレ達は車で来たんだ。出られないはず無いだろ!」

沢木の胸に、生まれていた不安を響子が口に出していた。だからこそ、自分自身の不安を打ち消すために、怒鳴らざるを得ない。

「でも、き……」

「わっ」

響子が何かを言いかけた瞬間、最後のカーブの先が見えたのだ。

『道がない!』

細い一車線の道を塞ぐように、林がいきなり目の前だった。

止まりきれるはずもない。

急ブレーキの音が、山間にこだました直後、巨体が林に突っ込んでいた。



今誰が 24
素人 8/20(水) 01:08:34 No.20080820010834 削除
弘美はインスタントのコーヒーを入れてくれた。
少しコーヒーを飲み落ち着いてきた由紀。
弘美もコーヒーに口をつける。
沈黙が息苦しい。

あの・・・
体大丈夫。

由紀が先に声を出した。

え、あっうん、なんとかね。
そう・・・
でも入院するぐらいだから心配したよ。
・・・
あの日覚えてる由紀。
えっ・・・
あっうん。
・・・
・・・
あたしあの何週間か前に・・・
・・・
強姦されてね。
それからほぼ毎日彼等の相手させられてたの。
・・・
最初はね隆君がね由紀の事で話があるって家に来たの。
そう・・・
部屋に入れてコーヒーを飲みながら話を聞いてたの。

実はですね弘美さん。
何?由紀がどうかしたの。
あいついい奴でしょ。
ちゃんと相談乗ってくれた?
・・・
ええっちゃんと乗ってくれました。
そう、よかったね。
弘美さん・・・
何?

ガタ!
隆が急に立ち上がった拍子にコーヒーカップが倒れた。
テーブルの上を伝い弘美のスカートの上にコーヒーが落ちる。

熱い!

隆は弘美に手の届くところまできていた。
弘美の口が手のひらで押さえ込まれる。
そのまま力ずくで床に引き倒された。

!!
むぐっぐうぅう

バタバタと手足を動かす弘美の上に馬乗りになる隆。

格闘技なら完璧なマウントポジション。

口を押さえる手を左手に変え右手をスカートの中にすべり込ませる。

股を閉じて必死で抵抗する弘美。
スカートはめくれ上がり細い足が露出している。

小柄な弘美は痩せている隆の力でも充分押さえ込める。
ジワジワと股を割り右手が下着を掴む。
強引に下着を引っ張る隆。

ひとまず下着をあきらめた隆

徐々に体をずらし弘美の胸の辺りに体重を乗せ
弘美の両腕を膝で押さえつけた。

上半身の動きと声を完全に封じられた弘美は足を動かす事しか
出来ない。

再び下着に手が伸びる。
足を動かしていたのが逆に隙を作ってしまったのか。
下着の横から手をねじ込まれてしまった。

まだ乾いている部分に執拗に隆の指が押し付けられる。
入り口を探り当てようと強く乱暴に動かす。

柔らかい部分をがさがさとまさぐる隆。
弘美の足の動きが疲れからか鈍る。

ぬるっ
その場所が探り当てられた。

ぬるっぬちゃ
まだ指を受け入れるほどではないが弘美の防衛本能が働いた。

鼻と口を押さえられてる弘美は息も苦しくなり動きが鈍くなる。

隆はゆっくりと指を動かし始めた。

にゅちゃにゅちゃぬちゃくちゃちゃちゃちゃちゃっ
ぬるっずちゃずちゃぐちゅぐちゅじゅぼじゅちゃちゃ

弱よわしく弘美の足と腰が抵抗をつづける。

弘美の息使いが変わる。

ぐっうふっうぐっぐううぅ
ずぶっずっずうずずず

隆の指が弘美の膣の中に完全に納まった。

由紀で覚えた同じ指使いを弘美に使う。

ぐちゃぐちゃちゃっずりずりっぐちゃぐちゃっ

抵抗力をなくした弘美をゆっくり開放していく。
指を動かし続けながら口を押さえている手を緩める。

弘美の口から女の声が漏れる。
隆にとっては由紀より簡単に手に入れた2人目の玩具だった。



今誰が 23
素人 8/20(水) 00:00:49 No.20080820000049 削除
ゆっくりと開けたドアの隙間から声を掛ける由紀。

弘美・・・
いる?

弘美・・・
・・・

返事が返ってこない。

居ないのかな。
眠ってるのかも。

そっと部屋の中を覗き込んでみる。
それほど大きくない部屋の死角にベットの端が見えた。
覗き込みながら近づいてみる。
ベットには誰も居ない。トイレにも人の気配はしない。

・・・
散歩にでも出かけたのかな?
備え付けの椅子に腰掛け部屋を眺めていた。
通路を歩く人の気配に振り返りドアの方を見る。
自動で閉まったドアの外で話し声がする。

あっお前今来たの。
ああ。ちょっと遅れたけどまだ行けるか?
多分大丈夫だろ。

この時間は多分誰も見舞いに来ないから。
普通ならみんな仕事してる時間だからな。

んで、どこなの。
このまま真っ直ぐ行って右に曲がった突き当たりのトイレ。
故障中の看板立ってるからすぐ分かるよ。
んで、女の方の奥。

そろそろみんな終わる頃だからすぐいけるんじゃね。
了解。んじゃいくわ。
んじゃな、先帰るわ。

足音が遠ざかる。

若者は奥のトイレを見つけ足早に近づく。
故障中の看板をすり抜けそっと女子トイレの方をのぞく。
仲間が2人見えた。彼等はニヤニヤしながら開け放たれた
個室のドアの中を見ている。
彼もその仲間に加わった。

個室の中には、ジーパンを腰まで下げ必死で腰を振る仲間がいた。
少し角度を変えて中を覗き込む。

便座の上に上半身を乗せ、病院着を腰までまくり上げられた女の
尻と彼の欲望が出入りするのが見えた。
女の太ももにはすでに射精され溢れた精液が垂れている。

彼の腰が高速で動き出す。

うっくっくぁ
何度も腰を突き上げる。
中々射精が終わらないのか。じっとしたまま女の腰を離さない。

ふ〜っ
あ〜気持ちよかった。
久しぶりだからいっぱい出たよ。
弘美さん綺麗にしてよ。

ずるっ

彼が物を弘美の膣から抜いた。
弘美を抱え起こし口元に持っていく。

じゅるっんぐずずずじゅばっじゅるじゅる
彼の残った汁を吸い取り綺麗にしてゆく。
若者が満足した時点で弘美の口が開放された。

ベルトをカチャカチャと鳴らしながら若者が弘美から離れた。

今着たばかりの若者が交代した。

便座の上にクの字で乗せられ、足を抱え上げられたまま
挿入が始まった。

すでにドロドロの膣は何の抵抗も見せず、すんなりと欲望を
受け入れる。

まもなく今日5人目の精液が弘美の膣に垂れ流された。
若者が離れた後弘美の膣から吸収し切れなかった精液が
ボタボタと床に溢れ落ちた。

・・・
先程の彼等の話が気になっていた由紀。
行ってみようか・・・
ドアの前で立ち止まる由紀。

足音が近づいてくるのが聞こえた。
何人かが通り過ぎた。
少し待って思い切ってドアを開けた。
頭を出し奥のフロアを覗く。

!!!
1人の若者に腰を抱えられ廊下を歩いてくる弘美が見えた。
!!
・・・
思わず部屋の中に入りオロオロする由紀。
とっさにトイレに飛び込んでドアを閉めた。

部屋のドアが開く。
無言で2人が入ってきた。
トイレの前を通る。

・・・
ベット付近でガタガタと音がする。
じっと息を殺し待つ由紀。

じゅるっちゅぱっじゅじゅんぐじゅるむぅうっ
じゅじゅちゅぱじゅるんぐんぐじゅるじゅんんんぁ

ガサガサ、ガタゴト、カチャカチャ、ギシッ

あぅっんんんんっんっんっ
ギシギシギシギシイッギギギギシ
うっんくっんっんんんぁんあああっ
ギッギッギッギシギシッギシ

うっくっいくぞ、でるっ
口に出すぞ、全部飲めよ。

ガタガタッ

むぐっっううぅうぅう
くっ

ふ〜っ
じゅるるうっじゅるじゅじゅっじゅる
むぐっじゅるじゅるずずずっずずず

ガサガサ・・・カチャカチャ

んじゃ、そろそろ帰るわ。
ゆっくり休んでね弘美さん。
じゃね。

ドアが開き若者の遠ざかる足音が聞こえる。
ゆっくりとドアが閉まる。

便座に腰掛け息を殺していた由紀が、大きく息を吐いた。
ドアを開ける事をためらっている。
今そこで行われた行為は想像がつく。

なんて声をかければ・・・

弘美の動く物音がした。

ジャーッ 
水道の音がする。

何かを洗っているのだろうか。
音が止まった。
衣服のこすれる音が聞こえる。

・・・

弘美は陵辱を受けた体を濡れたタオルで拭いていた。
陰毛にこびりついた彼等の精液をふき取る。

膣の中にはまだ彼らの精液が残っている。
しばらくタオルを当ててじっとしている。
何度も下腹部に力を入れて絞り出す。

タオルにはベットリと彼らの痕跡がへばりつく。

もう一度タオルを洗い体を拭く。

病院着を着替え冷蔵庫の水を取り出した。
1口2口と飲み干し持ったままドアへ向かう。

部屋を出て行く弘美。

しばらくして由紀もトイレを出た。
そのまま部屋を出てロビーに向かった。

弘美は汚れた衣服を病院内のランドリーで洗っていた。

ランドリーの窓からロビーを見ていた弘美とロビーに降りて来た
由紀の目が合った。

今日はこのまま帰ろうと思っていた由紀。

誰にも会いたくないと思っていた弘美。

同じ地獄にいる2人は無言のまま階段を上がり
弘美の個室に向かった。








 





--------------------------------------------------------------------------------


桃花源記 88
侍 8/19(火) 19:40:57 No.20080819194057 削除
「うん?」

曲がりくねったつづら折りのカーブが終わると、なだらかなカーブの緩い登りになっていた。走りやすい道についついスピードに乗っていた。

沢木の愛車は、いきなり、アスファルトの道に出た。

ザザっという、タイヤが砂利を弾く音が、アスファルトを踏みしめる硬い音になった。

「あなた!」

「なに?」

ただならぬ切迫感を持った響子の声だった。

「お地蔵様が、お地蔵様が……」

「地蔵くらい、どこにでもあるだろ」

「だって、さっきのよ」

「ははは、まさか。いくら迷っても、真っ直ぐ一本道だっただろ?戻ることだけはないよ」

「でも、でも……」

「お、何か見えてきたぞ」

その瞬間、妙な既視感が沢木を襲った。

『考えすぎだ。そんなことあるはずがない』

山間の村特有の小さな畑があちこちにある道路だった。

あちこちに、見覚えがある気が沢木にもしてきた。しかし、そんなはずがあるはずもない。

分かれ道もない、山間の林道を走って、元に戻るはずがないのだ。

「あなたっ!」

妻が口元を抑えながら叫んだ。

「!!」

『信じられん……』

あの村長が、男達に囲まれたまま、通りの真ん中に立っていた。

『戻った…… のか……』

自分が何かとんでもないペテンに引っかかった気がしていた。

とっさに、このまま、轢いてしまいたい、と思った。

沢木の頭に、目の前の男に貫かれて喘ぐ、妻の白い裸体が、浮かんでいた。

『殺してやる……』

しかし、常識の中で生きてきた沢木に、わざと人を轢くなどということができるはずもなかった。

迷いに迷いながら、最後には、脚が勝手に急ブレーキを踏んでいた。

村長は、沢木がブレーキを踏むのを確信していたようだった。ホンの数メートル手前で止まった車に、表情一つ変えなかった。



桃花源記 87
侍 8/18(月) 18:53:57 No.20080818185357 削除
巨躯が、うなりを上げて田舎道を走っている。

激しく揺れる車のハンドルを懸命に取りながら、何人もの立ち尽くす村人達を通り過ぎていた。

「ふん、どうせ、逃げ出す勇気もない腰抜けだと思っていやがったな」

考えることが、自然と口を出ていた。

恐らく、逃げ出すことなど考えても見なかったのだろう。沢木の車を村人達は止めようとするでもなく、茫然と見送っていた。

中には、昨夜、確かに、あの場で見かけた男もいた気がした。しかし、少なくない村人達とすれ違って、ほとんどが女だったのは、昨夜の村長の言葉がウソではないことを物語っていた。

「危なかった」

あのまま大人しくしていたら、どうなっていたか。

村長の言葉が本当だったとしても、妻は、こんな山奥の男達の慰み者にされていたのだ。

村の境界とおぼしき地蔵を横目に、ハンドルを握る沢木はつぶやいた。

脂肪の付いていないスリムな響子の腹には、それでも、昨夜、たっぷりと二人分の精子が注ぎ込まれてしまっているはずだった。

響子の身体全体に、自分ではないオトコが、快感を刻み込んだのだ。沸々と煮えくりかえる怒りは、順調に村から離れるほどに大きくなっていった。

「クソっ」

小さく、舌打ちした瞬間、アスファルトから、砂利道になった。まさに、林道だった。

しかし、沢木の四駆なら、たいした問題ではない。

チラリと目の端を、お地蔵さんをまつる小さなほこらが駆け抜けていった。

昔ながらの村は、自分の縄張りを、こうやって、道祖神を置くことで示すことが多い。

ここからは、あの村の「外」なのだ。

幸い、追いかけてくる気配はない。あまりにも、あっけない幕切れだった。

だから、妻の姿がちらりと目の端に入って、あっけなさがかえって、沢木の胸に突き刺さる。

たった、これだけのことに怯えて、妻を汚してしまったのだ。

チラリと見た助手席の、響子は、前を向いたまま、表情がなかった。

目の下のクマは、もう消えていたが、あれほど消耗していたのだ。村人達の衆人環視の中で、どれほどのすさまじいセックスをしたのか、妻の心中を思えば、悔やんでも悔やみきれない。

自分が、妻を他人に差し出してしまったのだ。

稜線を越えて、ようやく、陽光が注ぎ込んでくる。

木漏れ日が、途切れ途切れにフロントグラス越しに差し込んでは、後ろに駆け抜けていく。

「まだ、カーナビ映らないな。故障かなあ」

昨日から、青い画面のまま何も映し出さないカーナビも、今は仕方ない。どうせ一本道だった。道沿いに進んで、とにかく、どこかの街に出れば、もう安全なのだ。

稜線を越えて高々と昇った朝日は、昨夜の闇の世界をウソのように感じさる。

九十九折りのカーブを、懸命に焦りを抑えて、次々と越えながら、少しずつ、余裕を取り戻していた。



桃花源記 86
侍 8/17(日) 18:03:29 No.20080817180329 削除
「いくぞ」

不安そうな妻の手を引いて、沢木は車へ走った。

大丈夫、見とがめる者はいない。

「大丈夫。うまくいった。誰にも見られていない」

あれほど凶悪なマネをしてくれたクセに、のんびりした村だった。

荷物を押さえているから、安心していたのだろうと、沢木は思った。あの様子なら、真澄が妨害するとも思えないが、この村の何者であれ、少しでも信じるわけにはいかないのだ。考えてみれば、あの話だって、沢木の逃亡を防ぐための心理的圧迫を加えたつもりなのかもしれない。いや、その可能性の方が、実際、大きいはずだ。

車で来ている以上、逃亡手段は、ちゃんと存在するのだ。

だから、あえて、荷物を何一つ持たなかった。靴すら玄関に置いたままだった。

まさか、財布も何も、全てを置いていくとは思わないはずだ。沢木は、何よりも妻を守ることを優先させたのだ。

それだけに、二人が乗り込んだ車に、無事エンジンがかかった瞬間、半ば成功した脱出劇に気がゆるまないように、かえって、自分を引き締めなければならなかった。

エンジンキーをひねる瞬間、車に細工がしてあるのではと、一瞬危惧した。

『かかった!』

一発で、巨躯を動かす心臓が目ざめる。

ひょっとして、ガソリンが抜かれてないか?エンジンに細工をされていないのか?

しかし、沢木の心配は無用だった。

フューエルタンクには、まだ、半分ほどのガソリンが残っている。エンジンは、快調な噴き上がりを見せていた。

あまりに順調すぎる脱出劇に、疑心暗鬼になりそうだったが、ここまでくれば、少しだけ余裕も生まれる。

「ふん。間抜けな連中だ。ひょっとして、玄関でも見張っていたのかもな。まさか、裏からとは思ってなかったのだろう。よし、ドアロック、確認。ゴー」

タイヤが舗装をしていない軒先の土に、土煙を立てながら、一気に巨体がターンをして道路に乗り出した。

田舎の細い道でありえないほど、派手に、アクセルを踏み込んでいた。

ミラーには、 慌てて走り出してきた宿のご主人と、奥さんが見えた。

手を振っていた。「戻れ」と叫んでいるようだった。

もちろん、戻れと言われて戻る馬鹿はない。

会心の脱出劇だった。



桃花源記 85
侍 8/16(土) 19:54:58 No.20080816195458 削除
「夫はね、大学時代から私のことが好きだったの。そう言ってた。でも、言い出せないうちに彼と私がつきあい始めたんだって。そんなこと知らないから、私は、彼とどこでも一緒だったんだもの」

まるで、沢木の精液を飲み干して、お役目終了とでも言ったように、平然とした顔のまま、ゆっくりとTシャツを着始める。沢木は気付かなかったが、きちんと畳まれた服が、始めから置いてあったようだ。

「でも、告白したの。彼と一緒の私を見るのが、苦痛だったけどって」

「苦痛だった、けど?」

Tシャツだけを着た姿は、かえって、全裸よりも気まずく感じて、視線を逸らしている。

「あのね、夫は、彼と私がくっついているところを見ると興奮したんだって」

「うん?」

言っていることがよくわからず、思わず振り向いたところで、真澄がスカイブルーのシンプルなパンティを取り上げていた。

「彼は、親友に何でも話してたらしいのよね。それこそ、付き合っている私とどんなことをしたかも。驚いたわ。男の人って何でも喋っちゃうのね。私と初めてお泊まりしたことまで知っていたんだもの。でも、夫は、聞く度に、胸が張り裂けそうになって」

一度、言葉を切った真澄は、中腰でパンティーを穿き終わったところだ。

「そのくせ、興奮したんですって。何度も、何度も、自分でしたそうよ」

明るく、もの柔らかな真澄の中に、確かに、かすかな嫌悪があった。さすがの、沢木も、その嫌悪が何を意味するのか、ようやく理解できた。

「夫は、今でも、覗いているの。私がおもちゃになってるところを。そのくせ、私に、直接触ろうとしない。寝取らせって言うのかしら。だから、夫にとって、この村は天国なのよ」

「天国……」

「村長は、そんな夫の性癖をとっくにお見通しだったのね。だから、安心して、村の外に出すの。村で借りてるアパートを根城にして、あらゆるものを集めては、運び込む。ネット通販の送り先。だから、世界中のものが手に入る。ほんと、豊かになったわ。夫の貢献度は高いみたいよ」

馬鹿のように、オウム返しに呟く声を真澄は聞きもせず、投げやりな口調のまま、そそくさと身支度を調えていた。

「もっとも、そのお金がどこから出てるのかは知らないの。夫は、言われるがままに買い物し、欲しいものは片端から買ってるわ。美味しいものには不自由しないし、暇な時間は、神社の古文書をあされるし」

すっくと立ちあがった、真澄は頭一つ、沢木より小さいが、その迫力に後ずさりするしかない。

「この村にいる限り、そんな男でも、夫は夫よ。だから、夫にとって、ここから出たいなんて一つも思えないってことね。いつか、私も、この村から出るのを諦めたの。できることと言ったら……」

少しだけ悲しげな表情を見せてから、くるりときびすを返す真澄に、沢木はなんともかける言葉を失っていた。

「もう一度お願いするわ。逃げようとしないで。逃げるのはムリなの。それができるくらいならとっくに私がそうしてる。何人もが逃げようとして、でも、今まで一人として」

出口のところで、障子にすがるようにつかまりながら、寂しげな笑みを浮かべながら、言葉を切って、沢木を見つめる。

やがてため息を一つ飲み込んで、再び口を開いた。

「どうやら、聞いてもらえないみたいね」

気がつけば、真澄のふくよかな残り香だけが、沢木の鼻腔にここされていた。



飼育室11(序)
湯葉 8/12(火) 23:17:51 No.20080812231751 削除
「……あはっ、どうよ、これ。バカ妻の雰囲気、思いっきし出てんじゃん」
撮ったばかりの画像を携帯のディスプレイに表示させ、神崎が言う。
田丸と森次長が両側から画面を覗き込み、同時に「けけっ」と短く嗤った。

安曇志保の左半身をやや下方から撮った画像だった。
腰のくびれのあたり、畳んだ提灯のように衣服が皺を寄せて束なっている。
年齢の割に崩れの少ない釣鐘型の乳房も、豊臀もすっかり露わになっていた。
全裸も同然なのに、上着を脱がさないのが田丸の趣味だった。日々の暮らしと乖離させず、
妻、あるいは母親の役割を引き摺っている年上の女をいたぶることを田丸は好んだ。

携帯の画像はアングルのせいか、それとも志保がとらされている姿勢のせいか、バランス
を欠いていた。華奢な上半身に比べ、太腿のたくましさと色の白さが際立っていた。
山の手育ちの淑やかな課長夫人には、到底似合わない姿だった。
男性用小便器を挟むようにして外側に膝を曲げ、踏ん張るようなポーズをとっている。
そのために大腿筋のうねりまで浮かんでしまっていた。

太腿の上、見事な弧を描いて張り出している臀は四十路の女ならではの量感だった。
滲みひとつなく、雪白のはずの双丘は、数分前の田丸の平手打ちでまだらに朱く染まり、
猿の尻のような滑稽さをたたえていた。
志保の右手は背後に回されている。細い指で自分の手首よりも太いビール瓶の胴部を掴み、
筒先を自らの臀の谷間に突き立てていた。
臀裂の深さを誇示するように、ビール瓶の筒先はむっちりした尻たぶのあわいにすっかり
隠れてしまっている。五百円玉ほどの直径をした瓶口は、志保の肛門に埋没しているはず
だったが、それは想像するしかない。

臀の穴に突き立てたビール瓶と永久脱毛された恥丘は直結しているようにも見えた。
傾けた漏斗から水がほとばしるように、一条の水流が土手の中ほどから噴き出していた。
水流はフラッシュの光に反射し、銀色の弧を描いている。

男性用便器に向かい、立ち小便の姿を撮られるだけでも女としては羞恥の極みだろう。
だが、年若い男たちの玩弄はそれだけではなかった。
片方の鼻孔には首から下がったペンダントトップの真珠が深々と詰められ、知的な美貌を
無惨に崩している。強制された笑顔と動揺に志保の表情は歪んでいた。
携帯のカメラに向かって突き出された左手は、小学生がキメのポーズをとるときのように、
中指と人差し指だけがピンと伸ばされ、Vサインをつくっている。
そして、折り畳まれた薬指にはプラチナの結婚指輪が鈍い輝きを放っていた。



桃花源記 84
侍 8/9(土) 22:02:42 No.20080809220242 削除
「私の場合、微妙だったのよ。妊娠したのは本当。村人として認められた。かといって、子どもを生まなかったのも本当。村人の資格無し。だから、村人と奴隷のちょうど中間。夫が他の誰に手を出さなくても、村の人は誰でも私と」

真澄の瞳が微かに潤んでいる気がした。

真っ直ぐに沢木の眼を見つめるその瞳に、一瞬、相手が裸であることも、ついさっき、目の前の唇に扱かれて射精したことも忘れた。

あるのは戸惑いだけだった。

容赦なく、真澄が、追い打ちをかける。

「ね、この家、なんで民宿だと思う?」

突然の質問に沢木は戸惑った。もちろん、クイズのつもりでもない真澄は、すぐに自分から解答を告白したのだ。

「要するにラブホテルってことなの。独身の子は、セックスできる場所って限られてるでしょ」

さもありなんと沢木は納得したが、そんなことで、ここまで深刻な表情を見せるのかと、いささか訝った。

「ね、男の子って、若い時は性欲の固まりでしょ。相手がいなければ、相手付きラブホがあれば便利ってことよ」

「相手付き?」

「この村の女達は、確かに自分からセックスを要求できるわ。男達も、奥さんがいれば女に不自由しない。それに、年を取れば、それこそ、お年寄りを大切にする古き良き村ですもの。若い子だろうと人妻だろうと望みのままよ。でも、若い男の子達は、いつもいつも相手がいるってわけにはいかないの」

「まさか……」

沢木は息を呑む。

「若いってことは、それだけ、したがるってことよ。昔の日本では、たいてい、後家さんが、そう言う役目を持ってきたの。別に、珍しくもないのよ」

目の前の、豊かな乳と腰つきを持った女が、若い男達の欲望を処理する役目を負わされているというのかと、沢木は、戦慄せざるを得ない。

しかし、女の言葉に、一ミリのウソもなさそうなことくらい、沢木にも

「しかし、君は後家ではない」

「そうね。でも、この村には、若い男の子達が性欲を発散させるお店なんて無いの。誰かがそれをしなくちゃいけない。もっとも、あれよ、男性が少ないから、この村」

どう反応すべきなのか、戸惑う沢木。

「かっこいい男の子なら、いろいろな人が相手をしてくれるので、もてあましている男は、それほど多くはないけどね。それでも、代わる代わる、三日を開けずに、というと、ほとんど毎晩よ。奥さんのおかげで、昨夜は久しぶり一人だけで、済んだんだもの」

「昨日も?」

「そうよ。あなた方がお風呂に行っている間。若いから、ホンの三十分もあれば、すんでしまうの。だって出すだけだもの。たまあに、しつこい子もいるけど。一番やっかいなのは別」

「別?」

「あのね、奥さんに隠れて来る人も結構いるの。これでも、オジサン達に人気あるのよ。おじさん達は、出すだけじゃだめなの。でも、まあ、絶対に出すんだけれど」

「君が、それを……」

「要するに公衆トイレと同じよ。誰でも、催したら、出しに来るの」

「しかし、ご主人はそれを」

沢木の眼を見つめながら、ゆっくりと肯いた。

「いったいなぜ?」

自分自身がこれだけ辛い思いをしたのだ。たった一晩だけのことであっても。それが、毎晩のように、それも、何人もの男達にいいようにされるなんて。

それを平気でいる旦那とはいったい何なのだ。

沢木は、驚くというより怒りを感じていた。

「いったでしょ。結婚してから分かった夫の性癖」

沢木の怒りの対象を正確に見抜いたように真澄が挑発的に言った。



今誰が 22
素人 8/9(土) 02:15:06 No.20080809021506 削除
あの居酒屋の陵辱から3日がたっていた。
あの後彼らからのメールは来ていない。

彼は何も聞かないまま。
あの朝ソファーで寝ていた私を起こさない様に会社に出かけ
いつもの様に帰宅。
たわいもない会話をしながら食事を取り、ビールを飲み彼は先に
寝てしまう。あの日以来ずっと同じ。

弘美は体調を崩し入院してしまっている。

明日にでもお見舞いに行こう。
今後の話もしたいし。

翌日病院を訪ねた。
たしか個室に入っていると言っていたはず。
受付で部屋を聞き向かう。

何を話そうか・・・
由紀の胸にざわざわした思いがわきあがる。

目の前を見覚えのある若者が階段を登るのが見えた。

・・・
由紀の向かう方向と同じ通路を歩いていく。
弘美の部屋が近づく。

若者は部屋の前を通り過ぎフロアの奥へと消えていった。

偶然・・・

部屋の前で深呼吸をする由紀。
ゆっくりとドア開け声をかけた。





--------------------------------------------------------------------------------


桃花源記 83
侍 8/8(金) 15:46:30 No.20080808154630 削除
「すまん……」

「いえ。これからは、お口で出すよりも、妊娠させることに精を遣った方がいいけど、今は、これで、少しだけ、落ち着けたでしょ?」

意に反してとは言え、結局は、欲望のまま、奥さんの喉深く射精してしまった沢木は、これ以上ないほどの面目なさで、何も言い返せない。

こともなげに、沢木の精を飲み下した奥さんに、沢木は、身を小さくするしかない。しかし、ふと、その豊かな腰つきを見た瞬間、沢木は、ふと浮かんだ考えが口に出てしまった。

「君は、妊娠しなかったの?」

深くも考えずに、口にしたのが、これだった。この家に子どもがいるとも思えないが、だとすると、ご主人は、首尾良く「掟」を守ったと言うことになる。

『五人のオンナを孕ませる前に、妻が妊娠すれば、夫はオシマイ』のはずだったから。
夫が無事だったのに、この村から出られないというのは、やはり、一度この村に絡め取られると、逃げられないと言うことなのか。

深く考えての質問ではなかった。

「したの。実は」

沢木の何気なさとは裏腹に、これ以上ないほど、暗い顔になる真澄。

「え?」

「でも、だめだったの。赤ちゃん。私ったらヒドイ人間なの。赤ちゃんができたって知った時、正直言って怖かった、だって、誰の子か分からないのよ。誰にも知られないようにってしたけど、だめ。村のおんば達に、一目で妊娠したのが見抜かれた」

さりげない動作で、下腹を庇う仕草を仕掛けるのを沢木は見逃さない。しかし、その腹には、子供を産んだことのある女性特有のたるみも、シワも見られなかった。

「でも、その日から、新たな地獄よ。誰の子ともわからない命が、お腹の中で刻々と育っていくの。育つ命に罪はないわ。罪があるとしたら、さんざんに、男達に犯され続けた、ううん、違う、淫らな交わりを拒めなかった、私にあるの」

遠くで、蝉の声がした。

「女ですもの、お腹に宿った命は愛おしくないわけない。でも、命が消えたわ。ふたつ……」

「二つ?」

「お腹の子と、彼」

「彼って、じゃあ、まさか……」

沢木は、この瞬間まで、宿の主人がてっきり、話に出てくる「彼」だと思っていたのだ。しかし、彼の命が失われたと言うことは、一緒に来た、もう一人だったということになる。

「そうよ。私達は、3人でこの村に来た。今の夫は、彼の友人だったの。夫と彼は、私とは別の家に置かれていて。毎日、ひたすら、セックスだけを」

ゆっくりとかぶりを振る真澄。

あまりの話に、動転しながらも、沢木は話を聞くしかない。

「夫は…… もちろん、その時は、単なる彼の友人だったけど …… 教えてくれた。どうやら私の妊娠がバレた、次の日に、彼はどこかへ連れて行かれたって」

『オシマイよ』

あの、剣呑な声。沢木の頭の中で、健司と呼ばれた男の声がこだました気がした。

「妊娠した私は、一気に待遇が良くなって、私が望まぬ限り、ってことは、誰も男達は近寄れないことになったんだけど。正直ホッとした。でも、彼の行き先は決して、そう、とうとう誰も教えてはくれなかった」

「妊娠した私には、夫を指名する権利ができた。散々に悩んだけれど、やっぱり、私には今の夫を選ぶしかなかったの。だって、たった一人の知り合いなのよ」

「夫は、時々、町に出かけてる。この村で手に入らない物を、買ってくるのがお役目よ。でね…… 夫には結婚してから分かった性癖があるの」

愁いを含んだ表情だった。



桃花源記 82
侍 8/7(木) 00:06:42 No.20080807000642 削除

「ショヤケン?」

「そ。封建領主というのは結婚した娘の処女をいただく権利があるって決まりがあるってのは、洋の東西を問わず昔から多いわ」

「そんなバカな」

「まあ、結婚する娘が処女ばかりじゃないけどね。でも、お披露目した夫婦が、セックスする前に、別の相手とセックスするのは同じ。まずは、仲間入りのための、お試しよ」

「お試し?」

「そ、出席者は『花嫁』のナカに入れていいの。全員ね。だけど、あくまでも、お試しだから、ほんの数回入っては、交代して。果てしもなく続くの。どうやら、一回は短いけど、何度やってもいいのね。何度も同じ人が入ってきたの、覚えてる」

「うっ……」

沢木は、言葉でない。その頭の中には、目の前の真澄が身体を広げ、次々と男達が乗っては交代していく風景がちらつき、いつしか、その真澄の顔が、響子の顔になっていた。

「あの、メサライダケを食べて、そんなことになるとどうなると思う?」

沢木は考えたくないとでも言いたげに、反射的にかぶりを振った。

「天国の中の地獄よ。それとも、地獄の極楽って言うのかしら。とてつもなく、淫らで、エッチにされて、そのくせ、永遠に逝かせてもらえないの。最後は、泣きながら頼んだわ。逝かせてって。恥ずかしいとか、照れとか、そんなもの、消し飛んじゃった」

ひょっとして、その時のことを思い出したのだろうか。ひどく淫靡な笑いを口元に浮かべた真澄の、挑発的な唇の動きを見た瞬間、沢木にどうしようもない衝動が生まれていた。

頭の中で、裸に剥かれた妻が、あの男達に必死になって逝かせてくれと頼み込んでいる姿だった。

どうしようもないほどの怒りを打ち消すほどの、心の中で、オトコの何かの衝動が突き上げて、怒張がヒクリと震えたのだ。

浴衣の合わせ目からは、とっくに取り出されていた怒張を、淫靡な赤い唇がカプリと銜え込むのを、沢木は、その瞬間人ごとのように呆然と見守っていた。

「わっ」

小さく、うめいた瞬間には、カリに絡みつくように舌を遣われながら、奥まで銜え込まれている。

「それは、ちょっと、奥さん」

「ふぃいの、こほして」

股間に動く頭を、沢木は抑えるに抑えられない。

いつの間にか追い込まれた感覚は、思いも寄らないほどの熟達した口技に、早くも射精感に溢れそうになってしまったのだ。

それでも、最後の努力で、奥さんの柔らかな髪の毛に手を当てた瞬間だった。

グッと、深く、喉の奥にまで届かせようかという動きに、限界を超えてしまった。

こらえようのない射精感がこみ上げてくれば、そのまま、目一杯出してしまいたくなると言うのが男というものだ。

沢木は、九分九厘のためらいを、一厘の煩悩に押さえ込まれたまま、身体の奥底に溜まった澱のようなものを、奥さんの喉の奥めがけて発射していた。



桃花源記 81
侍 8/6(水) 06:22:39 No.20080806062239 削除
「もう7年も前よ。ここに来たのは。あるとき、村の年寄り達に鍋を食べていけって誘われて」

「あのキノコか」

「今まで何かと閉鎖的だった村の年寄りが、昔話をしてくれるって言うんだから、そりゃ貴重な体験よ。その上、あのお味でしょ?最初は、昔語りを録音するのに夢中で、一口食べた後は、ふふ、恥ずかしいけど、食べるのに夢中になってた」

真澄の柔らかな手が、キュッと怒張を締め付けたのは、何かを思い出しているのだろうか。

「食べ終わっても録音したい昔話がいくらでもあったわ。モヤモヤしてくる身体をもてあましながら、それでも、一生懸命話を聞いていたの。そのうち、恋人が、ちょっとトイレにって。なかなか帰ってこないんだもの」

怒張を扱く手が、キュキュッと握りしめられた。

「私の身体の中が、どうしようもなく熱くなってきたのよ。だけど、ほらお友達も一緒だったし。どうしよって思いながら、恋人が戻るのを待ったわ。でもいつまで待っても戻らない」

その時の切なさを思い出したかのように、真澄の瞳が潤んでいた。

「もう、じっと座っていることもできなくなっちゃって。ちょっとごめんなさい、って探しに行ったわ。彼のお友達もいつの間にかいなくなってたし。そうしたらね、いたの……」

「どこに?」

「してたの」

微妙に問と答えがちぐはぐだったが、それで十分だった。

「誰と?」

「その家のお嫁さんね。もちろん、最初は誘惑されたのだろうけど。不思議なのよ、ああ言う時って、普通なら浮気に怒るはずなのに、なんだか、お腹の下の方が切なくなって」

いつの間にか、沢木は真澄の話に、あの露天風呂の妻の姿を重ねていた。ますます硬くなる怒張に、しなやかに巻き付いた指が心地よかった。

「どうしようもなく、お腹の下が、ううん、オンナが疼いたのよ。そして、気がついたら、いつの間にか、犯されてたの」

「誰に?」

沢木の怒張は、先走る物がしみ出し始めていた。

「もちろん、その家の御主人。でも、拒否できなかった。恥ずかしいけど、それほど感じたのは初めてだった。途中から、恋人が見ているのが分かったわ、それでも、もう、絶対にやめて欲しくなかったの」

浴衣の合わせ目からスルリと真澄の手が入って、柔らかな指に、直接、掴まれてしまう。

「でも、それよりもね…… すごかったわ」

「何が?」

「お披露目の儀式」

「女に生まれたんだってことを、改めて知ったもの」

「それは…… そんなに」

沢木のつぶやきに反応して、真澄は大きく肯いた。

「夫のあなたは立ち会うことになるから。いわば、結婚式の披露宴のようなものだもの。村人達に、夫婦となったことを披露する、宴ってこと。違うのは、ショヤケンってことね」

「?」

ショヤケン?

とっさに真澄の使った言葉に反応できない沢木だった。



地獄の底から 完
道明 8/5(火) 20:47:42 No.20080805204742 削除
ホテルの外は春の雨が降っていた・・
雅子の瞼に、一郎が綾子の手を取り、右手を上げた姿が浮かぶ
その姿が涙で滲んで歪んで写る・・・
空を見上げると雨粒が顔を打つ
そうだったんだ・・・私の愛した人は私を許してはいなかった
離婚届と婚姻届・・・・・・出していなかったんだ
・・・私はまた一人ぼっち
雅子の姿は雨の中に消えていく

雅子はどこをどう歩いたか、いつしか自宅の前に立っていた
からだは雨で冷え切っている
雅子の口から深い吐息がもれた・・・さようなら一郎さん


「どうしたんだい、子どもみたいに雨に濡れちゃって」

「えっ」

「ずいぶん探したよ、ほら僕も雨でびしょびしょだ」

一郎が雅子を抱きしめる
「暖かい、こうして雅子を抱くと生き返る」

「一郎さん・・・」

「うん・・僕は言ったろう、僕は死ぬまで君を離さないって」

「でも・・」

「雅子が形式に拘るんなら、明日にでも役所に届けは出すよ・・一緒に行こう・・・僕は会頭にも約束したんだ、君を幸せにすると・・僕は君を愛している、僕は絶対に君を離さない」

「あなた・・」

「雅子、僕達まだ新婚旅行もしていないんだ・・・僕はもっともっと、君のことが知りたい、君の生まれ育った城之崎へ行こう、もう旅館は予約してある・・・君のご両親が手塩に掛けて守ってきた旅館、今でもいい旅館だそうだ」

「そうよ・・いい旅館よ、特に家族風呂がね・・・それに城之崎は海も近くて・・・・・それより、あなたもまだ子どもね、傘をさせば良かったのに」

「これは君の所為だ・・・」

「そう・・私の所為・・・」


降りしきる雨の中
生まれ変わった二人は抱き合ったまま
互いに相手の温もりを感じつつ
会話は続く、この先も続いていく
互いに見詰め合っているのは愛しい人のこころであった
                              完



地獄の底から 31
道明 8/5(火) 20:46:06 No.20080805204606 削除
新社長就任の披露パーティが続いている
「それでは、ここで新社長のご家族をご紹介します」

一部の出席者から驚きの声が流れた

「ご家族に登場していただきます。これまで夫を支えてこられました妻の綾子さんです・・・・、そして長女の・・・・最後に次女の・・・」

舟木は舞台の上で、微笑みながら三人の家族を迎え、抱きしめる
会場からは
「第3セクターの会社の社長は、家族の絆が第一だ。そうでなければいい地域は創れない。いいぞ、頑張れ・・・・」

舟木は綾子と手を繋ぎ右手を高らかに上げた
舟木の目は会場を見渡していた・・・雅子、雅子はどこにいる
正面のドアから一人の女性が会場から出て行く姿が目に入った・・・



地獄の底から 30
道明 8/5(火) 20:44:02 No.20080805204402 削除
ホテル大広間での新社長披露パーティが始まった
司会が舟木新社長を紹介し、舟木は挨拶に立った
「先ほど、私の師とも父とも慕っておりました石見会頭が倒れられました・・・幸い、容態は暫くの静養をすれば回復すると聞いてほっとしております。私のような青二才を会頭はここまで鍛えてくださいました・・・しかしながら、まだまだ私は、皆様のご支援を賜りながら・・・・・」

会場内の出席者で事情を知るものは、自分の妻を会頭に差し出し、会頭の妾を妻に迎えた男として、冷たい視線を送る者もいた。

舟木は続ける
「我社は第3セクターの事業会社であります。営利優先の企業と異なり、損を出すことは許されませんが、この地域の発展のため、この地域に住まれる人々の幸せのため、全ての人、事業者、行政のご支援を得て事業を展開していくことが使命であります・・」

一部の出席者から拍手が沸く

「石見会頭が何時も仰っていました・・・人は何度でも生まれ変われると、そして再出発するのに遅すぎるということは決してないと・・・・我社もこの精神で何度でも、この市に住まいする人々のため生まれ変わる会社にしていきたいと考えております。どうか、皆様の暖かいご支援とご協力をお願いいたします」

万来の拍手が沸く



地獄の底から 29
道明 8/5(火) 20:42:54 No.20080805204254 削除
春がめぐってきた
間もなく、シティホテルの大広間で第3セクターの事業会社の舟木新社長の披露パーティが開催されようとしていた。
既に、市の関係者並びに第3セクターの役員、地元有力者は集まっていた。今、石見会頭がホテル玄関に到着した。
舟木新社長は、にこやかに石見を出迎え握手をしようとした。その時、石見が倒れた・・
救急車を待つ間、舟木は石見を抱きしめていた

「うーん・・舟木君か」

石見が息もし難い容態のなかでつぶやいた

「舟木君・・いいか、よく聴いてくれ、私は雅子に償わねばならない、人としてやってはならないことをした、君に雅子を任せた、頼む、雅子を幸せにしてやってくれ」

「会頭、そのことは十分承知しております・・・お任せ下さい」

「それと・・綾子さんのことだ、いいかね・・私は彼女には一切、触れていないからね・・・・今でも、君のことを思っている女だ・・そんないい女に手は出せんよ」

「綾子が今でも僕のことを・・・・」

「そうだ・・彼女も雅子に負けずいい女だ、君は二人のいい女から慕われている・・羨ましい男だ、君は」
石見は、微笑み意識を失った





--------------------------------------------------------------------------------


桃花源記 80
侍 8/5(火) 11:23:02 No.20080805112302 削除
「教えておかなくちゃ…… ね、奥さんは、今晩、お披露目されるのよ」

「お披露目?」

「そう。みんなの『嫁』となる、儀式を。その後は、村の役職者から、年齢順にね。一晩に一人の時もあるし、何人もが一度にって言うこともあるの。なんでだ、って聞かないでね。私もよくは知らないんだから」

相変わらず、怒張を扱きながら、中川真澄は、ネットリとした雰囲気のまましゃべり続けていた。

「長老は、100歳を超えているから、こちらは、さすがにね。昨夜、奥様が出会ったお爺ちゃん達が、一番上なのかな。これから、奥様がお相手するのは、20人ちょっと。そうね、うちの人も含めて30人弱ってとこかしら」

「おかしいと思わないのか!こんなこと」

沢木は、この女将が、東京出身だったことを思い出していた。思い出してみれば、この女性もまた、儀式の犠牲者のはずだった。それなのに、こんな因習をサラリと言ってのけるなんて、どういう神経なんだと沢木はいらだちを隠せない。

「納得はしてないわ。いいことだともね。でも、この村は、これ無しでは生き残れないのも事実なのよ」

「なんだって?」

「不思議なんだけど、この村で生活している女は、子供が生まれにくくなるの。たまに生まれても、女の子ばかり。だから、300人に満たないこの村に、お爺ちゃんから赤ちゃんも含めて、オトコは、40人に満たないの」

「そんなことが……」

「事実上、男の子が生まれるのは、村長の家系と、相手が村人以外の場合だけ。村長の家系だけは、時折男の子が生まれることもあるけど、他は、まず、だめ」

「女ばかりの村」

「そうよ。そうなれば、オトコは貴重品ってわけ。男にとって、ううん、昔通り、最大の娯楽のセックスが大手を振って、やりやすくなる掟が、いつのまにか、次々と定められたらしいの」

「何でまた、そんなことを知っている」

「これでも、大学で、民俗学を修めたのよ、私。村の一員となってからは、大手を振って、あちこち訪ねたもの。調べれば調べるほど、ホント驚くことだらけ。戦争の被害に何百年もあっていないから、学会がひっくり返ってしまうような資料まであるのよ」

一瞬の間。沢木は、相手が裸なのも忘れて、真面目な瞳を見返した。因習の村に溶け込んでしまった人間とは思えない、知的で、真剣な瞳がそこにあった。

「この村の名前、お教えしましょうか?大秦村よ。秦氏が作り、育てた村。ちょっと難しい話になるけど、漢氏と並ぶ日本古代の有力な中国系帰化人の氏族なの。記紀の伝承では,応神天皇のとき、秦の始皇帝の子孫のゆづきのきみ──弓に月に君と書くんだけど── が多くの人民を率いて朝鮮から渡来し,養蚕,機織業をもって朝廷に仕え、この秦の民が次第に豪族に所有され諸所に分散したとあるわ」

「応神天皇って?」

歴史に疎い沢木には、とんでもなく古い話だとしか分からない。しかし、訝しげな沢木にかまわず、真澄は、まるで大学の講座で話すかのように続ける。

「その人達は、要するに、特殊技能を持った専門家集団だったってわけ。雄略天皇は、彼らに、財政を任せ、酒造りも命じたわ。要するに、金と食べ物ね。でも、いつしか、日本の土着の豪族達に疎まれ、身の危険を感じた先祖達は、隠れ村をつくったってわけ」

「それが、この村?」

「そうね、すくなくとも、この村の神社の最初のお社は、6世紀に作られたことになってるわ」

「千年以上も前なのか」

「そうよ。周囲から隔絶したこの村は、不思議なんだけど、現代でも地図に載ってないの。不思議って言えば、この村には、来ようと思っても来られないけど、何でも無いのに、偶然来てしまう人が、必ず、いるの」

「偶然?」

カーナビのブルー画面を、沢木は、思い出していたが、それが何かとつながりがあるのか、分からなかった。

「まだ、ろくにオトコを知らない院生時代に、フィールドワークのつもりで恋人と友人の三人で偶然、ここに来たの。男の少ない村。閉鎖された土地。明治期に失われた価値観も、人生観も、そして何より、古くからのしきたりも大事にする、こんな村をね」

一瞬だけ遠い目をした真澄が、左の頬だけでクスリと笑った。

「出会えて興奮してたわ。この村の恐ろしい本当の姿を何にも知らずにね」

巨乳をさらしたまま、遠い目をして、話し続ける真澄に、沢木は、話を聞くしかなかった。

一方で、男の本能は、やわやわと扱き続ける真澄の動きに着実に反応してしまう。

怒張はさらに硬くなっていった。



地獄のそこから 28
道明 8/4(月) 11:17:51 No.20080804111751 削除
一郎は雅子と自宅の食卓で食事をしている
雅子の創る料理は美味しい
何よりも、幸せそうな笑顔を一郎に振りまく・・・・それが一層食事を楽しくする

「雅子、今日会頭が私に今の会社の社長にならないかと言われた・・どう思う?」

「えっ、会頭があなたを社長にと・・・うーん、私には分からない」

「なんだ、つめたいなぁ・・・もっと真剣に考えてくれよ」

「うーん、御免なさい・・今の私には仕事のことは分からない、今の生活が幸せ過ぎて・・・御免なさい、自分のことばかり言って」

「いや、いいんだ・・・雅子、お前・・変わったなぁ」

「えっ?私が変わった?」

「ううん・・・いいんだ、気にしないで」

「あなた・・会頭は綾子さんのこと何か言ってた?」

「ああ・・もう大丈夫だって、娘二人も綾子を助けてるって」

「そうなの・・・綾子さんを娘さんが助けてる・・」
雅子は俯いて、寂しそうな目をした

雅子が一郎の胸に手を当てている
一郎の手は雅子の髪を撫でている
二人は先ほどまでの夫婦のセックスの余韻に浸っている

「雅子、本当に君は変わった・・・僕を本当に愛しているのか?」

「何を聞くの・・当たり前でしょ、あなたは私が初めて好きになった人よ」

「うん・・でも、会頭が初めてでは?」

「会頭は私を大事にしてくれました・・・ただそれは、高校生の私を助けた足長おじさんだったの・・・・私は甘えたわ、私の父のように・・・でも、二十歳になったとき、無理やり私を抱いたの会頭が・・・・・それから、私、性格が変わった・・・意地悪な女に、嫌な女に・・・・そんな私にしたのは自分だと会頭は苦しんでいたわ、私はそれをいいことに好き勝手なことを随分とやってきたわ・・・・そんな私を私自身、嫌で堪らなかった」

「そうか、そんなことがあったんだ。それで会頭は君を不幸にしたら許さんと」

一郎の目は寝室の天井をぼんやりとみつめている

「雅子、僕は苦しい・・・綾子や実の娘のことを思うと堪らなくなる・・・雅子、僕が綾子にしたことは決して許されることではない・・・苦しいんだ」

雅子が一郎を抱きしめる
「あなた・・あなたが悪いんじゃない・・そうさせたのは私だから、私が強引に綾子さんからあなたを奪ったの・・・だから謝りに行こうと思っているの、許しては貰えなくても、心から謝りたいの」

「そうか・・君もそう思っているのか・・・でも、やはり僕が原因だ、精錬潔白だけが取柄の青二才だった僕の責任だ・・」

一郎は雅子の上に被さり、きつく雅子のからだを抱きしめ、目を見て言った
「僕は雅子を離さない・・僕が死ぬまで離さない・・君を好きになった」

「ああ・・・嬉しい・・有難う、あなた」

夫婦の寝室に、再び愛し合い睦み会う男女の吐息が流れた



地獄の底から 27
道明 8/4(月) 11:02:16 No.20080804110216 削除
一郎の二人の娘は母のもとへと父から去って行った。

一郎に親権があるとはいうものの、新しい後妻の雅子を義母とは認められないのは当然であった。

一郎の妻として雅子は、それまでの生き方とは異なり生まれ変わったかのように献身的に一郎に仕えている。あの雅子がである・・・・

一方、一郎の属するプロジェクトチームに新しく専務を向かえ本格的に新事業に取り組みだしていた。
第3セクターの事業会社の資本金の増資問題、公共団体からの補助金の獲得など舟木は石見会頭の指示に従いネゴシエーションを繰り返していた。
漸く、舟木の出身会社から大口の増資も決まり、また行政からの補助金の獲得も議会を通過し、いよいよホテル事業を開始することとなった。
ホテル事業は前妻の綾子が取り仕切るスナック「雅」があるビルの3階より上を改装して50万都市の玄関にふさわしいシティーホテルの営業とし、1階にはホテルロビーと旅行業務を取り扱う事務所を構え、あわせて大手証券会社が出店を予定するなど、石見会頭のプロジェクトは強力なリーダーシップのもと着々と課題を解決していった。

会議所の会頭室に舟木は呼ばれた
「舟木君、雅子とはうまくいっているようだね」

「はい、雅子ママ・・いや、雅子は変わりました・・・・ママ時代とは全く異なる女性に思えます」

「そうか、よかった・・・雅子を私は少女時代から知っている。あの子は私の馴染みの城之崎の旅館の娘でね。ご両親が事業に失敗して亡くなられたんだ、雅子が高校生のときに・・私に相談してくれれば何とかしてあげたんだが・・・それから私が雅子の世話をしてきた、いい子だったんだ雅子は・・それから、綾子さんだが何とかショックから立ち直って頑張っている、君の娘さん二人がお母さんを元気づけているからね、でも綾子さんはまだ君を忘れられないようだ、時々見せる寂しそうな姿が・・・そうだ、一度逢ってやっては・・・」

舟木の目頭が熱くなった

「私はもうこの歳だ、女をどうこうしようとは思っていないが・・・君は本当にこれでよかったのかい」

「会頭、ご心配をお掛けしております・・・」
(舟木は辛くてこの話を打ち切りたかった)


「話は変わるが・・・舟木君、今の仕事を本格的にやってみないか?」

「はぃ?」

「出身の会社を退職して、このまま事業を続けていくのはどうかね・・・私は、君のご両親もよく存じている、立派なご両親だ・・地域のために頑張られた・・君はその血を引き継いでいる、人を大切にし、わが身を捨てて社会に貢献するご両親の血をだ・・もし、決断するのであれば次の総会で、私は会長に退き、君を代表取締役社長にする、よく考えて返事をしてほしい」

「会頭、考えさせて頂きます・・・」



地獄の底から 26
道明 8/4(月) 09:05:34 No.20080804090534 削除
高級スナック「雅」のビップルームに、一郎と雅子そして石見会頭がいる。

雅子が切り出した
「幼い頃から私を大切に可愛がっていただきまして有難うございます・・・私、会頭から受けたご恩は決して忘れません・・ 私、舟木さんと結婚します」

そして舟木もつないだ
「会頭、申しわけございません・・・」


「舟木君、君には奥さんがいたはずだが・・・」

「はい、妻の綾子とは離婚いたします。既にこのように本人がサインをし、提出するだけとなっております。また、離婚届と同時に雅子さんとの婚姻届を出すつもりです」

「ほう・・本当にそれでいいんだね・・・・舟木君」

「会頭のお許しが頂ければそのようにと」

「そうか、分った・・・ただ、先だって旅で世話をしてくれた舟木綾子という女性が私を頼ってきている・・そう、君の奥さんだ」

「えっ!綾子が会頭と?」

「すべては雅子の仕組んだことなんだろうが・・・しかし、舟木君が雅子のことをそこまで思っているのなら私がどうこう言えることではない・・・そうなると、雅子は舟木君の妻に専念し、君の奥さんは私の世話をしながら、料理店とスナックを仕切ってもらうことになるが・・・・」

「私はそれで十分です・・・好きな人と夫婦になれるんですもの・・会頭、有難うございます」

「舟木君もそれでいいかね?」

舟木は目を瞑って応えた
「はい・・・・」

「舟木君、雅子は私以外の男は知らない、君が二人目の男だ、雅子を泣かすようなことを君がしたら、私は絶対に許さないからね・・・・綾子さんは大変ショックを受けているようだが私に任せなさい、いい奥さんだ、君に一途だから・・私はそんな女が大好きなんだ・・・何とかしてあげたい」

「宜しくお願い致します・・」
一郎は俯いたまま、唇を噛み締めた。



桃花源記 79
侍 8/2(土) 20:26:42 No.20080802202642 削除
「妻を起こさないと」

本当に起こしたいと思ってもいないが、とにかくこの場から逃げ出したい沢木だ。

「大丈夫です。儀式は夕刻からだもの。それまで、起こしに来る人もいません。あなたは好きなように過ごせばいいの。誰も止めないし、奥さんには、まだ、誰も手を出せないから。でも、明日からは違うわ。だから昨夜の分、たっぷりと寝かせてあげないと」

やわやわと、沢木の硬くなった怒張をしごいていた。

「ね、こうなってしまったのだもの。今日は奥さんとするのだけはダメだけど、あなたは、もう、誰でも抱くことができる。奥様が気になるなら、あちらの部屋へでも、ご一緒しますから」

「いったいなんで」

親切げに振る舞う奥さんに、あのキノコを食べさせられてから、オカシなことになったのを沢木は思い出していた。

普段なら、自分の失敗を他人のせいにすることなどあるはずのない沢木だが、こうなってくると逆恨みの言葉も出てしまうのが弱さというものだった。

「掟に従うしかなかったの。村長の言うことに逆らうわけにはいかないわ。メサライダケを出しておもてなししろというのは村長の命令よ。村の人間を増やしたいときに、この手を使うの。私も……」

ハッと、慌てて視線を奥さんの顔にだけ向けると、沢木は意外なものを見る。

案に相違して、少し寂しげで、どこかしら悲しげな表情がだったのだ。

しかし、視線に気がつくと、一瞬にして、昨夜の明るい表情に戻った。

『錯覚?』

「私も、ちょっと、あなたに興味があったし。でも、まさか、いきなり、よしねぇ、すみねぇとしてきちゃうなんて思わなかったけど。案外、ヤルのね」

立ったままの沢木は、座ったままの奥さんを見下ろす形になる。

クスリと笑う笑顔の向こう側に、柔らかそうな巨乳と、ピンクの乳首が見えて、うろたえる。

沢木は慌てて、また視線をそらしていた。



地獄の底から 25
道明 8/2(土) 10:04:24 No.20080802100424 削除
日曜日の夕方、綾子は帰宅した
何時になく綾子は明るかった・・・沢山のお土産を買っている

「ねぇ、あなた・・・出雲大社に寄って来たの、本殿で巫女さんが鈴を鳴らしながら舞っているのよ。全国からカップルが来ていたわ。式を挙げるために・・・・それとこれで私たちも、なんとかなると・・」

「綾子・・・大事な話がある、よく聴いてくれ・・・・君は変わった、僕は変わっていない、僕はこんな生活は続けていけない・・・・別れよう」
一郎は離婚届の用紙を机に広げた

「私のサインはもうしてある。娘二人の親権は私が取る・・綾子は、まだ42歳だ、残りの人生を君の好きなように生きればいい・・・僕以外の男とね」

「離婚?あなた!あなた・・突然になぜなの・・・私が変わった?私は変わってなんかいないわ!あなたと一緒にいたいの、これからもずっと・・・・私はそのためにいろいろと我慢してきたの、それにこのようなことになったのは私だけの所為ではないわ!」

「君の言うとおりだ・・・・しかし、自分勝手だと思うかもしれないが、僕は今の君とはやっていけない」

「そんな!私はあなたを取り戻すために・・・」

「すまない・・・僕を何と言って責めてもいい・・でも、今の君を僕はどうしても愛せない。誰とでもやる女が僕の妻なんて我慢できないんだ・・」

「誰とでもやる女?あなたは私をそのように見ていたの・・・でも、私のあなたに対する気持ちはあなただけを・・・・でもいきなりどうして離婚なの?」

「正直に話そう・・・実は雅子から結婚を求められている・・・応じるつもりだ」

「えっ!雅子ママと結婚!・・・そんな、あなた・・そんな、どうして・・」

翌朝、綾子の姿はなく、テーブルの上の離婚届には綾子のサインが記載されていた。文字は震え涙で滲んでいた



桃花源記 78
侍 8/2(土) 06:13:09 No.20080802061309 削除
宿の奥さんが、両手でそっと襖を開けて、顔だけを覗かせていた。

あまりにも子どもっぽい仕草だ。

とっさに、言いようのないどす黒い怒りが湧き出して、何か怒鳴ろうとするが、目の前で熟睡する妻のことを思い出して、慌てて思いとどまった。

「あの、もしよろしければ、こちらにいらしていただけませんか?」

何もなかったのかのごとき、淡々とした表情に、ふざけるなと言いたいところだ。しかし、今何を言っても、怒鳴り声になりそうだった。

かといって、まるでイタズラ小僧のように頭だけを出して、沢木を呼ぶ奥さんの顔に邪気は見えない。

何かをしゃべろうとしているのか?

どっちにしろ、話してみるしかない。

寝ている妻の身体越しに声を出すのははばかられる。そっと妻の足下を通って、部屋を出ると、後ろ手に襖を閉めていた。

「うわっ。ど、どういう、いや、いったい、どういうことなんです」

襖を越える前に、沢木の中にあった葛藤といらつきが一瞬のうちに吹き飛んでいた。

「あの、まず、こちらを閉めますね」

落ち着いた動作で、襖を閉める姿を沢木は直視できなかった。

「とにかく、いったい、なんで」

沢木は目をそらしながら、ようやくそれだけを口にした。さっきまでの勢いがどこかに消えてしまっていた。

「お話ししておいた方が良いかと思って」

「わかりましたから。とにかく。何か着てください。いったい、なんでまた…」

沢木の困惑の理由は、奥さんの姿にある。

とっさに、目をそらしたが、それでも、しっかりとオールヌードだと確認していた。

昨日、のぞき見た巨乳も、下の陰りも、すべすべと余計な脂肪のない下腹も、一瞬のうちに見てしまったのだ。

「あ、ごめんなさい。こうしないと、きっと、お話を聞いてくださらないと思って」

「そんなことをしなくても、ちゃんと話を聞きますから」

「ホントかしら」

「お願いですから」

「じゃ、着ますから、でも、その前に、ちゃんと聞いて欲しいことがあります」

「なんです?」

「まず、お願いです。逃げようとしても無駄です。逃げられません。逃げようとして捉まれば、ひどいことになってしまいます」

「わかった、逃げない」

心にもないことだったが、この奥さんも村人の一員なのだ。まさか逃げますとも言えない。

「お怒りのことだと思います。あの、もし、良かったら、私を抱いてくださっても良いんです。いえ、お返しは、考えなくて大丈夫です。どのみち、夫にも順番が回ってくるんですもの」

「そんなつもりはない」

たとえ、目の前に奥さんの巨乳を差し出されても、そんな気分になれるはずがなかった。それどころか、裸の相手に困惑するだけだった。

「でも、奥様、これから、毎日、いろいろな人をお相手しなくちゃいけないし。あなただって、そのままでは、おつらいはずです。ほら、ね」

「うっ」

沢木自身が一番意外だった。

まったくその気など無いはずだったのに。

内心とは裏腹に、浴衣の下から、はっきりとわかるほど、突き上げた怒張を、浴衣越しに、ねっとりとした動きで、しっかりと奥さんに握りしめられながら、沢木は身動きもできなかった。





--------------------------------------------------------------------------------


桃花源記 77
侍 8/1(金) 18:59:16 No.20080801185916 削除
夏とはいえ、山間の村に、太陽が顔を見せるのは遅い。

四時を過ぎればとっくに空は明るくなっていたが、まだ、日は差してこない。

「水……」

眠気が生じるとも思わなかったが、窓辺にもたれたまま、うつらうつらとしてしまったらしい。

喉が無性に渇いている。

目覚めた沢木は、無意識に、まず確認したのは妻の姿だった。

『よかった。まだ、寝てる』

手の届くところにいさえすれば、まだ寝ていてくれた方が、沢木にとっては、ホッとできる。目覚めた妻に、なんと言葉をかければ良いのか、わからなかったのだ。

寝ている妻の横顔を見てホッとした沢木が次の瞬間覚えたのが、猛烈な喉の渇きだったのだ。

目が腫れぼったい。

不覚にも、妻の横顔を見ながら泣いてしまった自分に舌打ちしてしまう。

同時に沢木は決意していた。朝の明るさが、沢木に再び勇気を与えていた。いや、ひょっとして、閉ざされた村の闇に棲む魔物が、沢木の勇気を奪っていただけなのかもしれない。

『これ以上、妻を汚してはならない』

脱出を決意した。

夜さえ明けてしまえば、車で村境を突破して、それまでだ。

道など、どこかに迷い込んでもかまわなかった。とりあえず、昨日の道を戻れば、どこかに出られるはずだった。

『車に乗る瞬間を見とがめられれば、面倒なことになる』

男たる者、惨めに泣いているばかりでいいはずがない。沢木の頭は、この村を脱出することでいっぱいだ。

幸い、民宿では車のキーを預ける必要がなかった。サマージャケットの内ポケットにそれは入っている。

自慢の四駆なら、多少道を外れても大丈夫なはずだ。

『よし。ある、な』

首を伸ばせば、愛車のフェンダーがかすかに見えていた。

『まさか、逃げ出すとは思ってないのか。ぼんやりした連中だ』

平屋だから、窓から飛び出して、いったん、車に乗ってしまえば、いくら止めようと突破できる。

『いざとなれば、跳ね飛ばしてやる』

けっして、暴力的な行動をするタイプではないが、妻を守るためなら、いや、妻をこれ以上、汚さないためなら、こんな村の男を何人か跳ね飛ばすことくらい、平気な気がした。

「あの……」

その時、襖の向こうから聞こえた、ひっそりとした声に、沢木は胃を鷲づかみにされた気がした。




----------------------------------------------------------------------
inserted by FC2 system