BBS2 2008/01 過去ログ



悪夢 その96
ハジ 1/31(木) 23:14:42 No.20080131231442 削除

「あなたは嘘をついている」

 羽生の断定的な口調に、秋穂の端正な眉が一瞬たしかに撥ねあがりました。
彼が指摘した妻の嘘とはいったい何をさすのか―――普通に考えれば、あの映像をみて、あれが強姦ではない合意の上での行為であるなどと思う人間はまずいないでしょう。単純にそのことを言っているのでしょうか。
 それだけのことにしては、羽生は得意げな様子を隠しませんでした。自分が発見したことに興奮した面持ちで、まるでこどものように頬を紅潮させています。

「あなたは教師としてはもちろん、女性としても素晴らしい」

 それは彼にしては珍しく心底からの言葉のようでした。
 母親の鑑だ。羽生はさらにそうつけ加えました。
 邪気のない笑顔でした。造形はともかく、こちらも思わず微笑を返したくなるような―――しかし、笑い皺の奥にはしっかりと鋭い爪をかくして。

「健気な―――そんな素敵なあなたを僕は好きになってしまいそうだ」

 歯の浮くようなセリフとは裏腹にそこに先ほどまでのふやけた顔はありません。

「しかし、今は心を鬼にして真相を究明しなければならない。筋道立てて説明したいので、多少話が横道に逸れることはご容赦いただきたい」

 さて―――。そうつぶやくと、羽生は太い腕を後ろにまわして、歩きはじめます。ゆったりともったいつけた歩調で。

「DVDについて今さら説明は無用でしょうが、あれはまさしく鬼畜の所業―――まさに犯罪の記録そのものだが、それを秋穂先生は否定されている。あくまで合意の上でのことであるとの主張だが、それはおそらく映像の後半以降―――特に例のシーンを指してのことだと思う」

 羽生は立ち止まると、我々のほうをゆっくりと見回します。

「そう―――先生のオナニーシーンです。少年たちに促されたとはいえ、自発的に行為に及んだ―――何度も『償い』という言葉を使われていますな――― 一見不自然な印象も受けますが、あの状況下、流れ的には『あり得る』ようにも思えてしまう」

 息継ぎを兼ねて、羽生は大きく息を吐き出します。べっとり額にはりついた前髪の一部が浮き上がりました。

「不自然といえば―――映像は何故あんな終わり方をしたのでしょうな」

 突然の話題転換に、身構えていた私はものの見事に肩透かしをくらいました。





 陰々とした、しかし、よく通る声が室内に響きます。

「残量を確認しましたが、ディスクにはもう少し余裕があります」

パソコンの画面を確認すると、たしかに残り時間が表示されています。

「ならば、録画はそこで『解除された』ということになる」

 羽生の指摘に私は遅ればせながら、そのことに気づきました。

「正確には人為的に止められたということになるのかな―――もちろん、機械の故障や誤作動という可能性は残る。しかし、それは誰かの手によって止められたと考えるほうが自然だし、そのことによって、その後の秋穂さんの豹変にも納得のいく理由ができる」

 話の急展開についていけないながらも、私は軽い胸さわぎをおぼえました。秋穂の名が出たということより、羽生が『誰か』という言い方をしたのが、ひどく気にかかったのです。

「加害者側の少年たちのひとりではないのかね」

 思わず、口をはさんだ私を羽生はたしなめる顔つきになりました。

「なんのために?」
「なに―――」

 私の拙速を責めるかのように羽生の口調は存外厳しいものでした。

「何故、あの場面で撮影をやめる必要があったんです?容量がまだ十分だったにも関わらず―――彼等からすれば、あれから先、もっと面白い絵が撮れたかもしれないというのに」

 答えられない私を嘲るように、羽生はつづけます。

「それに最後の場面―――これは私のおぼろげな記憶なので、あとで確認していただいても構わない―――四人は全員画面に映っていた。おぼえていますか?途中で少年たちはカメラの位置を変えたんです。引いた絵を撮ろうとして―――射程に入ったままのあの状態でカメラを操作できたとは到底思えない」

 羽生は私からの視線を切ると、斜め向かいの妻に向かって笑いかけました。

「つまり―――第五の人物がいたということになる」



千代に八千代に
信定 1/31(木) 14:22:19 No.20080131142219 削除
第六十章

「日本のごく一部の重鎮しか知らんことだ」
低い声で笑う。
「その一人が確認するなどと戯れたことをぬかしおってな。体よく小娘の頃の千代を味わったのよ。
あまりの素晴らしさに身悶えし、のたうったと聞いた。くくく、まっことふざけた話よ」
社長は口を開いて、まだ息だけで笑っていた。
「貴様も知っておる、ババとかいう・・・・・・」
庄次郎の背筋に電撃を受けたような衝撃が走った。
「・・・・・・老婆が今は全てを仕切っている。それと名は忘れたがもうひとりの男」
堀田だ! 
庄次郎の顔から血の気が失せていた。
「学問などはその老婆が千代に教えた。その男がなにがしの体術と」
そこで話を止め、目を細めた不気味な顔で、唇を震わせている庄次郎を睨んだ。
「貴様はよく知っているのだろう、その男を」
含み笑いを漏らし、咥えていた葉巻を摘んだ。下あごをいやらしく突きだしている。
左手の親指と人差し指で作った輪の中で、太い葉巻を出し入れしながら言った。
「千代とあの男だ」
オオッと声を上げ、庄次郎は天を仰いだ。
ババ様の屋敷で夜遅く、堀田が千代を抱きかかえるようにして戻ってきたことを思い出していた。

「そうだ、その男が千代を仕込んだのよ。男を昇天させる妙技や交わり方を指導した。
千代のあらゆる性感を開拓し、男根を咥え込むため喉も徹底的に鍛えたのだ。裏門までも至って念入りにな。ふははは」
声を上げて笑い始めた。
「ワシも女の裏門を用いたのは千代と、貴様の母親とやらの女だけよ。ふふふ、あれはワシが開発してやった。
始めは泣いておったが、慣れてくると良い声を出すようになった。いささか所懐を述べるとな」
話を止め、社長は遠い目をした。
「裏門はミンファの方が狭い、ふははは。千代はあの男により、そこは完全に開花させられているので、すんなり」
「も、もう、堪忍してください!」
髪を掻きむしり、嗚咽を堪えていた。
「ふふふ、まあよい。かくして、なぜ千代は貴様とくっついたのか、と言うことよ」
顔を上げた庄次郎の怯えた反応に、指先で葉巻を弄びながら満足げな表情を浮かべた。

「その男はな、荒ぶる鬼神のごとしと言われていたそうだ」
庄次郎はのど仏を上下させ、社長の顔を見た。
「後にも先にも、その男の柔術に敵う者は現れないだろうと思われていた」
下あごを突きだし咥えた葉巻をぐるりと動かした。
先ほど社長が指で作った輪の中に入れていたその葉巻を見て、庄次郎は慌てて視線を落とした。

「だが、千代がそれを凌駕したのだ」

庄次郎の体がビクッと震えた。
「女である千代がだ」
社長は目を瞑り、首を振った。
「群を抜いてできの良かった千代に、その男が惚れたこともあった」
庄次郎はガバッと顔をあげた。
「老婆もことのほか千代のことを可愛がったそうだ。幼少の頃から心が清い千代をな。要するに逃がしたのだ」
「えっ」
「その男から強い要望があった。老婆と話し合い千代を説得したのだ。
そしてこの件については、二度と手を染めないと言い切ったそうだ。貴様は飛んで火に入る夏の虫だったわけだ。
朝鮮人だが、それはさておき、ずっと年上の貴様に千代は可愛がってもらえると思ったからよ。
また万が一、不測の事態が起こった場合、後ろめたさのある貴様とは様々共有できると思ったからだろう」
庄次郎は床に両手を突き、弱々しく首を振り、打ちひしがれていた。

「ワシは、千代に子を産ませたいと思っておる」
「な、何ですって!」
「千代が交わることを可能にしてくれたのでな、ふふふ。
ワシもこの年よ、女に子を産ませるには薹が立ち過ぎてはおるが、千代の協力があればなんとか頑張れる。
そのあとは、幸雄に千代を与えてもよいと思っておる。あやつは心底惚れているのでな。
だが、ワシもまだこのとおり体は元気。この先も千代の体は味わいたい」
もっとも子を産める体かどうかは分からんが、と小声で付け加えたが庄次郎には聞こえなかった。
「何てことを! 人を品物のように。だから、だから、母はあなたから逃げたのだ!」
「逃げたのは事実。が、過ぎ去ったことよ」
興奮する庄次郎とは対照的に、社長は口元に笑みを浮かべ目を細める。
「あの頃は若かった。女の味を覚え始めた頃よ。立ちんぼの、それはいい女がいると聞いた。
半信半疑だったが、ミンファを見たときに、体中の血が沸騰したのを覚えておる。たちまち夢中になった。
二倍、三倍の金を与え、ワシ以外の男に体を開くことを禁じたのだ。ミンファは従った。
夫と床を共にすることも禁じた。ワシ以外の男を受け入れることが嫌だったのだ、夫と言えどな。いや夫だから尚更よ。
二日と開けず交わり、やがてワシだけの女となった。手中に収めたワシはその体を毎日狂ったように貪った。
女など、二、三回抱けばすぐ飽きていたのだが、ミンファは違った。
ワシよりも圧倒的に勉学の長ける女が、ワシの腕の中では恥じらい、むせび泣き、白い体をくねらせ、
女の部位で男根をみっちりと咥え込み、髪を乱す姿にワシは魅入られた。
薬や道具を使ってやると、股ぐらをしとどに濡らし、もっとワシを欲しがるようになった。
焦らしに焦らし、田楽刺しにしてやるのだ。ふふふ、そうすると、喜悦の声を上げ、
今まで自ら要求したことのない口吸いも、はしたないほど求めてくるようになったのよ」
話を止め、フーッと息を吐いた。
佐藤老人の話を思い出し、庄次郎は両手で顔を覆い、弱々しく首を振っている。
「千代を初めて見たとき血が沸騰したのよ、久々にな」
ニヤリと笑い、またしても輪にした指の中へ葉巻をゆっくりと入れてゆく。

「奴らは、恐らく死罪」
庄次郎は弾けるように顔を上げ、息を飲み目を見開いた。
「老婆と、毎夜、年端もいかぬ千代に大量の精を注ぎ込んだあの男よ」
「えっ・・・・・・」
社長の下卑た言い方に抗議を入れるどころではなかった。
「当然だろう。お偉方に背いたのだからな」
「そ、そんな! そんなバカな! あんないい人達を」
「千代も追われている」
「ま、まさか・・・・・・」
庄次郎は絶句した。

「隠密裏に行っているのでハカがゆくはずもない。日本の重鎮どもの尻に火が付いている状態だしのう」
「本当に、千代は、追われているのですか?」
社長は目を瞑り、首を縦に振った。
「千代のことだ、掴まるとは思えんが」
「ババ様や堀田さんも・・・・・・ばかな、ばかな! 狂ってる、この国は狂ってる!」

 連絡を取ろうとしない千代が、「便りがないのは元気な証拠ですから」と言って笑っていた。
”ここにおっても、どむならんしの”
そして庄次郎はババ様の言葉を思い出した。

 千代が敢えて連絡を取らなかったのは、縁を切っていたからだ。
ババ様は千代の身の安全のために、千代もババ様と堀田の身を案じて縁を切ったのだ。
始めはその説得に千代は応じなかったに違いない。
生死のかかった状況で、ババ様や堀田の身を案じつつ、千代はずっと笑顔を絶やさなかった。
自分の朝鮮人どころの話ではない。何という過酷な・・・・・・

 庄次郎は生まれ育ったこの日本を初めて憎悪した。
「許せん!」
両手の握りこぶしを床に叩き込み、庄次郎は呻きながらそう言った。
目の奥に冷酷な光をたたえ、こぶしが血だらけになっても床を殴り続ける庄次郎を見つめ、社長はゆっくりと立ち上がった。

 外では人の行き交う音が聞こえている。
突然、アブラゼミの鳴き声が館内に響き渡った。
社長は笑みを浮かべたまま、セミがとまったと思われる窓に視線を向けた。

「おう、一つ言い忘れておった。貴様、伊賀三家は知っておるか」
子供の頃、棒きれを振り回して遊んでいた庄次郎が知らないはずはない。
そのうちの一人、藤林長門守が子供の頃から大好きだから。

「千代はな、その三家の一人、藤林なにがしとやらの直系の末裔だ」

 勝ち誇った笑みのまま、館内に設置してある柱時計を一瞥した。
時刻は午前八時十五分を示した。
不意に、アブラゼミが鳴き止んだ。



羞恥83
風水 1/31(木) 11:03:17 No.20080131110317 削除


 妻の両手はためらいながらも陰部にたどり着きました。

「奥さん 両手で開くのじゃ・・・先日のストリップのようにな」
「ぁぁぁーん も、もう・・・」
 両手で大陰唇を左右にゆっくり広げる妻

「奥さん そうじゃ 山下がちんぽを扱きながら中まで見ておるぞ・・・
 クリトリスも剥き出して見せるんじゃ」
「ぁぁぁ・・・あなたぁ・・・ご、ごめんなさい」

 妻の中で何かがはじけたのでしょう 
 自らいっそう足を広げ 包皮を剥きクリトリスを露出させました。
「ぁぁぁぁ・・・」

「奥さん 山下にもっとよくおまんこ見てもらおうかい 近くでおまんこ見て と頼むのじゃ」
「ぁぁぁ や、やましたさん・・・も、もっと近くで・・・い、言えません」

「奥さん ご主人も喜んでおるんだぞ・・・ さぁ 言うんじゃ 私のおまんこ見てくださいと」
「ぁぁ・・や、山下さん もっと近くで 私の・・ぉ、ぉ、おまんこみてぇぇぇぇ」

 山下さんは妻の陰部に顔を近づけ
「奥さんのおまんこ こんな近くで見てますよ ああ なんてイヤラシイおまんこだ」

「山下は自分でしとるぞ 奥さんも自分で慰めるのじゃ」
「ぁぁぁ・・・も、もう・・・」
 
 妻は右手の指で陰唇を広げ 左手でクリトリスを潰すように捏ねだしました。
「ぁぁーん ぃぃぃ あ、あなたぁ 気持ちいいよぅ・・・」

 私は妻の耳元で
「裕美子 すごく綺麗だよ 山下さんも見てくれてる・・・ そのまま逝ってごらん」

「ぁぁあなたぁ あ、愛してるわ・・・クリちゃんが気持ちいいよぅ・・・」

 クリトリスを捏ねる左手の動きが早くなり 右手は膣口を刺激しています。
「ぁぁい、逝きそう・・・ぃ、逝ってもいい あなたぁ」

「ああ 逝ってもいいよ 裕美子のオナニーショーだ 逝くところ みんなに見てもらえ」
「あん 逝くわ・・・見てぇぇぇ・・・い、逝く、逝くぅぅぅぅぅ」

 妻は全身をビクンビクンと痙攣させ 激しい絶頂を迎えました。
 山下さんと加藤君も 妻の絶頂に合わせ 白い精を大量に放出したようです。

 私は あまりの興奮に全身が震え・・・
 一物に触れてもいないのに ズボンの中で大量の精液が出ていく不思議な感覚を味わいました。



卒業後 53
BJ 1/31(木) 04:43:29 No.20080131044329 削除

 ゆらり、と陽炎が揺れるように男は立ち上がった。
 ソファに横たわった伯母の無心な瞳だけが動いて、男の顔を見上げる。

「いい顔をしているね。でも―――本当に俺が見たいのはそんな貌じゃないのさ」

 独り言めいた呟きは、先程までとうってかわって不穏な冷酷さに満ちていた。

「君は―――大事なことを忘れているよ」
「大事な・・・・こと」
 ぼやけた精神をそのまま反映した溶けた瞳に、不安げな光が宿った。男は薄く笑いながら、舞台役者のような動きで伯母の後ろにまわった。
 頼りないほど細い伯母の肩口から男の手が伸びて、すべすべとした下腹の乳白色の肌をさらさらと撫でた。
「この子の―――父親のこと」
「父親・・・・・」
「そう。失われた君の父親ではなく、現実生活において君の半身だった男さ。彼はようやくおかあさんになれた君に、なんと言っていたのだったか」

 催眠状態にあるひとのように無垢そのものの表情をさらしていた伯母の顔に、鋭い怯えがはしった。


「彼は言ったのだろう―――」



「『こんな子はいらない』、と―――」



 ぐしゃり、と―――
 伯母の表情が、歪んだ。


 「ひーっ」と「あーっ」の中間にあるような、奇妙な叫び声がその喉笛から洩れた。
 その叫びは次第に響きを変えていき、最後には絶え間ない嗚咽となった。
 ひとり取り残された赤子のような、傷ついた獣のような嗚咽に。


 泣きじゃくる伯母を、男は冷然と見つめた。
 その顔は幽鬼のように蒼い。
 視線の先はただ伯母だけを向いている。


 その伯母の総身が小刻みに震えはじめた。


「あっ・・・・あっ・・・・!」


 嗚咽とは明らかに違う、微熱まじりの吐息が零れはじめる。
 裸の腰が浮くような動きを見せ始めた。
 顔を上げ、伯母は背後の男を振り返る。

 涙でぐしゃぐしゃになったその瞳に、愕然としたものが浮かんでいた。

「ようやく効きはじめたようだね」

 やさしい線を描く下腹を撫でていた無骨な手が、雪白の乳房のとがりを摘む。
 その瞬間、伯母は反射のように目を細めた。一瞬の後、再び見開いたその瞳には、先程までの驚愕は消えていた。

 その代わりに浮かんでいたのは、明確な形をとった絶望だった。


「い・・・・や・・・・・っ」


 切れの長い目の端に滲んだ涙を、顔を寄せた男の舌が舐めとる。
 ざらりとした舌はそのまま伯母の端整な耳を舐め、それから妖しいほどなめらかな頸筋に伸びた。同時に男のふたつの手は、白い胸乳の両方に覆いかぶさり、柔弱な肉の弾力を愉しむようにゆったりした愛撫を繰り返す。

 伯母の顔が天を仰ぐ。突っ張った喉が、時折、うくっ、うくっと何かを呑み込むような動きを見せる。精神に網をかけられ、花芯に薬物を塗布されていたときには弛緩しきっていた躯が、今は彼女の意思と無関係にざわめきだち、或いは張りつめているようだった。

 しなやかな頸が左右に振りたてられる。その度に豊かな髪がはらはらと乱れる。その一筋が落ちて、男の手で揉みこまれ、つんと上向いた乳房に貼りついた。


「いい貌になってきた。湯気がたちそうなほどに身体も熱くなっている」


 男の囁き声がする。

 湯気がたちそうなほど―――と男は言ったが、実際、遼一の目にはもやのようなものが伯母の全身から湧き立ち、ゆらゆらと妖しく揺らめいているように見えた。


「やはり瑞希には母の顔よりも、牝の貌のほうがよく似合うね」


 吐く言葉の口調は相変わらず悠然としているのに、男の手指の動きは次第に荒々しくなっていた。両手を拘束されているために無防備にさらけだされた腋下から、淡く萌えた恥毛の周辺まで男の指は隈なく伸びて、執拗に女体の敏感な部分をまさぐりたてる。

 敏感な部分―――いや、そうではない。今の伯母にとっては、敏感でない部分など存在しないのだ。ギターのどの弦を爪弾いても音が鳴るように、つやつやとした肌の、男の手が触れるすべての箇所が、過敏になった神経に鋭く跳ね返っているようだ。

 けれど、それだけの情態に伯母を追い込みながら、そのもっとも敏感な部分には、男は触れようとしなかった。

 汗の濡れひかる肢体がしなる。伯母の腰から下は別の生き物のように、くいっ、くいっと宙に浮く動きを繰り返した。求めて得られないものを、無意識に狂おしく追いかける動きだった。


 それはまるで、うねり舞う白蛇のように、遼一の目に映じた。その白さと、その生々しさに、遼一の視界は占拠された。


 また、伯母の肢体がしなった。
 先程は嫋々とした吟声だったものが、今は甲高く、鋭いよがりなきに変わっている。
 乳房を弄っていた男の手が、細やかな顎を掴んで振り向かせた。
 男の口が半開きの伯母の唇に覆いかぶさる。
 口を押しつけられながら、伯母の瞳は開ききっていた。その瞳は先程までとは違う狂気に支配されていた。
 性という名の狂気に。

 そして遼一は、男の口づけに情熱的に応える伯母を見た。

 男の顔が離れる。
 伯母の唇の端からは薄く唾液の糸が引いていた。
 太い指がそれを拭った。むしろ呆然とした顔で、伯母はその手を受けた。
 くすり、と男がわらう。


「妻でもなく、母でもなく―――」


 ただの牝こそが君にはふさわしい―――


 男はそう言って、細頸に嵌められた無骨な首輪に指をかけ、くいっと引き寄せた。
「あうっ!」
 伯母の眉根が苦しげにたわめられた。
「犬になればいい。いつでもはしたなく尻を振りたくって男を誘う、発情した牝犬に。道徳も、倫理も、過去も、今までの生活もすべて捨て去って。そこに君の本当の幸せがある―――」


 そう語る目に燐光が漲っていた。
 苦しげに細められたままの伯母の瞳が揺れ、弱々しく頸を振る。
 また男の手がすっと伸びて、しどけなく緩んだ太腿の最奥、充血し、あふれきった狭間の上部に屹立した果芯を撫であげる。
 声なき声を伯母はあげた。いのちそのものに触れられたように、足指の先までが痙攣したのが分かった。

 すぐに男は手を離した。
 伯母の痙攣はまだやまない。


「触られただけで軽いアクメに達したのかね―――」


 伯母は答えない。いや、答えられない。


「もっといきたい、もっと気持ちのいいことをしてもらいたい―――君の全身がそう訴えているようだよ。腹の子供もきっとそれを感じとっている―――」


 男の指が伯母の唇をすっとなぞった。
 がくがく、と伯母は頸を左右に振る。


「不安になることはない。母親の至福は子供の至福だよ―――」


 そう言って―――
 男は悪魔の微笑を浮かべた。



 玩弄が再開される。
 ううっ、ううっ、と獣のような声が、なよやかな女の喉から止めようもなくあふれる。


 くるってしまう―――


 一瞬、人の声が、そんな短い叫びをあげた。
 それが誰の声なのか、もう遼一には分からなかった。


 遼一の膨れ上がった心身はとうに弾けている。
 飛散し、ばらばらになってこの空間に混じり合っている。
 自分がここに在るのは、もうただの熱としての存在だけだ。



「このままでは本当に狂うよ―――」



 空間と一体化した意識のなかで禍々しい声だけが響く。



「それが厭ならばこう言うだけでいい―――」




 犯してほしい、と―――
 牝犬になります、と―――




「ただ、それだけで君の至福は約束される―――」


 ただ、人を捨てるだけで―――


 誰のものとも知れぬ声が、そう、結んだ。





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羞恥82
風水 1/30(水) 10:47:42 No.20080130104742 削除


 妻の手は陰部を隠す為ではありません。
左半次さんによって官能に火がつけられ 自らの陰部を刺激したい衝動を堪えているのでしょう。

「奥さん 自分で触りたいんじゃろ・・・気にせずに 自分で慰めるとよい」
「・・・ぁぁぁ そ、そんな・・・で、できません」

「そうかい それでは・・・」
 左半次さんは 今までまっすぐ延びていた妻の膝を持ち上げ 折り曲げ 
 次にその両膝と足首を左右に大きく広げました。

 俗に言うM字開脚のできあがりです。
「ぃゃ・・・こ、こんな・・・」
 妻は足を閉じようと抵抗しているようですが 左半次さんは両膝を押さえています。

 再び 妻の秘部が4人の男性の目にさらされました。
「おおお! 奥さん 肛門まで愛液が垂れてますよ」
 山下さんが おもわず叫びました。

「いやゃゃゃゃ い、言わないでぇ・・・」
 妻は両手で顔を覆い 足を閉じるのは諦めたようです。

 その時 左半次さんが妻の性器を凝視している山下さんに向かって
「山下 我慢できんじゃろぅ 一物を出してしごいてかまわんぞ
 加藤もどうじゃ 奥さんも喜ぶじゃろう ただし そこら辺を汚さぬようにな」

「おおっ ではせっかくのご厚意にあまえて・・・失礼」
 山下さんが白いブリーフを一気に降ろし それを見た加藤君も
「では 僕も 矢野さん会長 失礼しますよ」
 ズボンとトランクスを降ろし白衣の前を広げました。

 白髪交じりの陰毛に覆われたドス黒い山下さんの一物・・・
 色はまだピンクに近いですが すごい長さの加藤君の一物

 ふたりは私の目の前で自分の陰茎を前後にしごきだしました。

 左半次さんは指で妻の乳首を転がしながら
「奥さん 山下と加藤を見るんじゃ 奥さんのおまんこを見ながらオナニーしておるぞ」

 顔を覆っていた手をどけ 自分の足元で陰茎をしごく山下と加藤を見る妻
「いやぁぁ・・・そ、そんなぁ・・ぁぁぁ」

「さあ 奥さん 自分でおまんこ広げて 二人に中まで見せるんじゃ」
「・・・ぁぁぁ・・・や、山下さん・・や、やめて・・・」
 そう言いながらも 妻の両手は口元からゆっくりと自分の秘唇に向かいました。



羞恥81
風水 1/29(火) 10:53:52 No.20080129105352 削除


「ぉぉ 奥さん 綺麗な・・・おまんこじゃのぅ」
「ぁぁぁ だ、だめぇ・・・」

 左半次さんによって広げられた妻の秘唇 
 肉襞の重なりあう膣口 尿道口までがはっきりと確認でき 
 淡い肉色のクリトリスも包皮から飛び出しています。

「奥さん みんな奥さんのおまんこに釘付けじゃぞ」
「ぁぁぁ み、見ちゃいやん・・・」

「旦那も山下も加藤もみんな見ておる どうじゃな4人もの男に見られるのは・・・」
「ぅぅぅぅ あ、あなたぁ・・・」
「感じておるじゃろぅ おまんこがヒクヒク動いておるわい」

 山下さんはブリーフの上から一物を握りしめ 加藤君はズボンに手を入れ扱いているようです。
 私は あまりの興奮に 触りもしていないのに 射精寸前の感覚です。

「も、もう かんべんしてぇ・・・」
「どれ それでは 奥さん あおむけになろうかいの」
 左半次さんは妻に手を貸し ベッドに仰向けにしました。

 全裸の妻が4人の男性の前でベッドに横たわっています 
それだけでも 異常な興奮を呼ぶ状況です しかし 左半次さんは両手にオイルを取り続けます。

 まず足元から足にじっくりオイルを塗り 腹部から胸 首にまで塗り広げていきます。
乳首には触れませんが 乳房のふくらみには たっぷりオイルを塗りました。

 妻は目を閉じて 片足を軽く曲げ股間を隠そうとしています。

「奥さん 胸も綺麗じゃなぁ」
 胸のふくらみをゆっくり下から持ち上げるようにマッサージしています。

「乳首が勃起しているようじゃが・・・大丈夫かいのぅ」
「は、はい・・・」
「それなら良いが・・・どれ」

 左半次さんがオイルを乳首に垂らしました。
「ヒィッ・・・ぁぁぁぁ」
「冷たかったかのぅ ちょいと我慢じゃ」

 両手の親指と人差し指で 左右の乳首を摘むように転がす左半次さん
「ぁぁぁ・・・・そ、そこは・・・ダ、ダメェェェ・・・」
 妻の下半身がうねりだしました。

 乳首のマッサージを続けるうちに 今まで身体の両脇でダラリとしていた両腕が・・・
 ためらうように ゆっくりと自らの陰部に向かいました。



千代に八千代に
信定 1/28(月) 11:46:18 No.20080128114618 削除
第五十九章

「まさか」
庄次郎は呆気にとられ、窓を見上げる社長を見つめた。
「飛行機を素手でなんて、どう考えてもあり得ませんが」
「ふん、だから信じる者などいないと言っただろう。プロペラに物でも当てたのだろう」
「プロペラに、ですか?」
庄次郎はますます呆れ返った。
「だけれど、そうだとワシは思っておるのだ。だったら、目眩ましか何かだろう」
社長は意地を張った子供のような言い方をした。
目眩まし、と庄次郎はさらに唖然とした顔で呟いてから続けた。
「ちょっとやそっと物が当たっても、そんな簡単には」
「そんなこと、分かるはずはなかろう! 」
最後まで聞きたくもない、と言わんばかりに声を荒げた。
「その事を千代に聞いてみたが、あり得ませんと言っておったわ」
「千代に、ですか? 」
庄次郎はポカンと口を開いた。
「ああ、そうだ。千代に聞いたわ。その時はまだ千代に関しての報告がワシに届いてなかった」
言いながら、うるさそうに手を振った。
イライラする社長が何度も踏みつぶした葉巻は、ぺしゃんこに潰れていた。
「届いたのはつい先日よ。問う間も無かったわい」
貴様らがおったのでな、と、苛ついた顔で吐き捨てるように言った。

「そのことは、まあいい」
予想はしていたとはいえ、庄次郎の反応に癇癪を起こしそうになるのを必死で押え、全てを払拭するがごとく頭を振った。
「とにかく重鎮らは、あの体のでかいアメリカ人を遣り込めたい、と考えていた。何としてもだ。
何しろ、地震で日本を潰そうとしているのだからな」
社長はふんと鼻を鳴らした。
「千代の故郷は、聖徳太子の時代から、忍びの者を多く輩出した地域でも有名だ」
「はあ」
呆けた庄次郎の顔から目をそむけた。
「今でも、忍びの技術などは、脈々と受け継がれてはいるそうだが、
それはある種、遊び心と言ってもよい、まあ、いわば伝統文化のようなものでもある」
よっちゃん達と棒きれを振り回して遊んでいた、子供の頃のことを思い出していた。
そして社長が何を言いたいのかが、おぼろげに分かってきたため、心がざわついた。
しかし、それはあり得ない。

「彼らが考えたのはそんなお遊びではない」
社長の唇が真一文字に引き締まった。
「古くは卓越した真の秘技を持つ者が多くいたと言われている。
そこではそれを密かに受け継いでいる者がおる、と聞く。もっともそれは言詞や精神のようなものかもしれん。
真意の程は分からん。が、提言はなされ、実行に移されたのだ。
しかし彼らがあの地震を、アメリカ人の謀略としてとらえていたのかどうかは定かではないがな」
真一文字の唇の端がつりあがった。
「いずれにしてもこれを機に、真の忍びの秘技を体得した者を多くこしらえたかったのだ。
アメリカ人の重鎮どもを密かに退治するために、百鬼のような者をな」
庄次郎の、のど仏が上下した。

「千代は幼少の水限より、その苦行に明け暮れたのだ」

 全身の皮膚が、肌が、粟立った。
遅れてヒュッと息の吸い込まれる音が聞こえた。

「約九十年間で数人の超人を輩出したという。さすがに人数までは掴みきれなかったらしいが、全て女だそうよ。
なぜだか分かるか? 」
ニヤリと卑猥な笑みを浮かべる。
「一般的な学業、語学、専門的な学術や、どんなものか知らんが、体術などを叩き込まれたそうだ。徹底的にな。
そして女ならではの床での秘技。女にはこれがある。美しければ効果は更に上がり絶大なる武器となる」
目を細め、がくぜんとする庄次郎の顔を見つめる。
社長は再び葉巻を取り出し、ゆったりとした動作で口に咥えた。
だが、それに火を付けることは、永遠に叶うことはない。

「それは至って念入りに行われた」
「ばかな」
庄次郎は不快極まりない表情で、吐き捨てるように言った。
「ばかなだと?」
「そんなお伽噺みたいな、現実離れのような話、あり得ませんよ、この時代で」
「現実離れだと? じゃあ、この戦争はなんだ。これを現実離れと言わんで何という」
「そ、それは」
「女、子供に槍を持たせ挺身隊を組ませ、鉄砲を持ったアメリカ兵と戦う訓練をしておるではないか。それは何だ!
それこそ現実離れした訓練ではないのか? そんなことを平然と行わせる重鎮どもがおるし、
先っぽに爆薬をつけた槍を持たせ海に潜らせ、敵の潜水艦もろとも吹っ飛ばそうと考えている輩がおるだろうが!
そんな恐ろしいことワシとて思いもつかんわ」
庄次郎はウッと言葉に詰まった。
「教育者も教育を受けた者も、お国のために死ぬことは美しいと、本気で信じておるだろうが。
兵隊は死んだら招魂社へ行けると本気で思っておるではないか。いったい、死んでどうやってそこへ行くのだ。
貴様、行き方を教えろ! 」
庄次郎はもはや声が出ない。
「人間が乗ったままの飛行機を、敵の戦艦に体当たりさせているのは知っておるか!
帰りの燃料など勿体ないので持たておらんのだ。これが我が国を牛耳っておる有力者の考えることだ!
どれが現実的で、どれが現実離れだ! 貴様、答えろ! 」
怒気を含む社長の声に完全に呑まれた。
畳みかける社長の言々句々により、それは現実味を帯び、息苦しくなってきた。

「それから比べたら、伊賀の里で、秘密裏に、行ってきたことのほうが、よほど現実味があるのではないのか」
激しい口調から打って変わって、ひとつひとつ言葉を区切り、物静かに社長は言う。が唇は震えていた。

「今まで、何人かそのような女を作り上げたのだ。現に実行に移し、驚くべき成果をあげたと聞く。
床の秘技でアメリカ人を骨抜きにし、こちらの要望を受け入れさせたこともあった」
庄次郎の思考は欠落していた。「本当に」と呟く血の気を失った庄次郎を睨み付け、しっかりと頷いた。

「貴様と一緒になる前に、千代もその仕事を何度か行っている」
驚く庄次郎の顔を確認してから「異国人と寝床を共にしたのよ」と言い、声を出さずに笑った。
「ま、まさか」
「夜ごと昇天し、その陥穽に嵌った異国人は、千代を自分の国へ連れて帰りたいと駄々をこねたそうだ。ふははは」
あざ笑ったそのままの顔で、「初夜のことを考えているのか? 」と言った。
庄次郎はあからさまに狼狽した。
「寝床に血があったのか? 」
たじろぐ庄次郎に満足し、フンと鼻を鳴らした。
「図星らしいな。鶏か何かの血に決まっておるだろうが、ばかものが。千代が貴様ごとき欺くのは造作もないこと」

 外では午前八時を知らせるサイレンが鳴っていた。



羞恥80
風水 1/28(月) 11:07:58 No.20080128110758 削除


「い、いえ・・・そ、そんな事・・・ぁぁぁ」
 妻の肩がヒクヒクと動いています。

「そうじゃろうて 儂の勘違いじゃな・・・儂は別に奥さんの性器にも触っておらんし」
 相変わらず左半次さんの手は妻のヒップをゆっくりとマッサージしています。

「で奥さん オナニーショーの女性は 最後まで逝ったのかいのぅ」
「・・・ぇぇ さ、さいごまで・・・」

「そうかい 最後はバイブかな それとも自分の指じゃったかいの?」
「・・ぅぅぅ ゆ、ゆびで・・・さ、さいごまで・・・」

「ほうそれは素晴らしい 儂はどうもバイブとか器具を使われるのは苦手なのじゃ
 やはり 指での自慰行為が一番興奮するわい」

「奥さんは バイブとか使うのかいの?」
「そ、そんな・・・つ、使いません・・・」
「そうかい 奥さんはいつも指でしてるんじゃな・・・一度拝見したいもんじゃて」
「・・・ぁぁぁ・・・む、むりです・・・」

「どれ ヒップアップはもう十分じゃろ・・・ 奥さん ちと体勢を変えるぞな」

 左半次さんは妻の腰を持ち
「奥さん ちょいと腰を上げてくれるかいのぅ そうそう顔はそのまま枕で・・・
 そうじゃ もうちょいお尻を持ち上げて・・・」

 妻の体勢は 頭を枕につけ 腰を浮かし お尻を持ち上げ・・・
 そうです バックで男性を受け入れる形 そのままです。

「そうじゃ これが太股のマッサージには一番なんじゃ」

「・・・ぅぅぅ・・・こ、こんな・・・」
 妻は足を閉じています が、 肛門と閉じた秘部がまともに見えます。
「奥さん 綺麗な肛門じゃなぁ 黒ずんで無いし痔も無い・・・」
「・・は、恥ずかしいぃ・・い、言っちゃだめぇ・・・」

 左半次さんはオイルで妻の太股をゆっくりと擦ります。
 太股の裏側にじっくりオイルをしみこませ 
「奥さん 次は内股じゃし ちょいと足を広げるぞい」
 妻の両膝の間に手を入れ 閉じていた膝を30センチほど広げました。

 先程まで閉じていた妻の秘唇が わずかにほころび小陰唇が姿を現しました。
「ぁぁぁぁ・・・い、いやん・・・み、見ないでぇ・・・」
「奥さん 濡れておるぞ・・・感じておるな」
「い、言わないで・・・ぁぁぁ」
 妻の秘唇からは透明な愛液が滲み出ています。

「せっかくじゃし 少し広げて見せてもらおうかい」
 左半次さんは 妻の秘唇の両側に手を添え 外側にゆっくりとくつろげました。



卒業後 52
BJ 1/28(月) 02:52:05 No.20080128025205 削除

 日は完全に落ちた。
 居間のカーテンは開かれたままで、そこから暗い夜が見えている。
 けれど、この部屋の空間は夜よりも濃密なものに支配されていた。
 それはあふれんばかり室内に充満し、さらにさらに膨張していく。
 見開かれたままの眼から、或いは歯の根の合わない唇から、その濃密なものは遼一のなかへも、こぽこぽと音をたてて入り込んでくる。
 身中に入り込んだ後でさえ、その体積を増すことをやめずに。
 だから、自らの身体が、頭が、どんどんと膨れていくのを遼一は感じる。

 薄明かりの下で、伯母の白い裸身は微光に包まれているようだ。
 その上体に覆いかぶさるようにしながら、男は相変わらず、伯母の耳元に優雅なほど艶のある低い声で囁きつづけている。
 魔術師のよう―――とは、遼一が男に対して感じていた印象だったが、今、伯母の裸身にとりついている男は、人の形をした悪魔が妖しい呪文を唱えている姿に他ならなかった。
 そして―――ついさきほどあれほど激しい抵抗を見せた伯母は、今はうっとりと男の囁きに聞き惚れているのだ。
 その瞳は遥か彼方を向いているようで。
 瞼の裏にうつくしい幻影を映しているようで。

 いや、伯母はたぶん本当にその光景を見ているのだ。

 夢見るような微笑を浮かべた唇が、同じ単語を繰り返す。



 おかあさん。
 おかあさん。
 おかあさん―――。



 もうすぐ母になろうとしている女性にしては、その口調は童女のようにあどけなく、浄福をかたどった微笑はすでにこの世のものではなかった。


「そう、母親だ。物心ついてからずっと追い求めてきたものに、今度は君がなるのだね。さて、瑞希はいったいどんな母親になるのだろう―――」

 心の裏側までをも撫であげるような男の声音が響く。


「わたし―――わたしは―――」


 いいおかあさんになる―――


 喉の奥がつかえたような、けれど必死な声で、伯母がこたえる。


 淋しい想いはぜったいにさせない。いつも傍にいて、毎日、「大好きだよ」って言って、それからぎゅっと抱きしめてあげる。道に迷わないように、どこかへ行ってしまわないように、いつも手をつないであるく。もしも辛いことがあって泣いていたら、不安がなくなるまでずっと慰めてあげる。だいじょうぶだからって、おかあさんがついているからって。優しくささやいてあげるの。


 普段の伯母を知っている者には信じられないくらい、たどたどしい童女めいた口調なのに、そう語る伯母の横顔には、たしかに母親の至福がきらきらとかがやいていて。

 イタリアの絵画に描かれた聖母像のようで。

 けれど、その聖母―――狂気に囚われた聖母だ―――は犬の首輪に繋がれ、華奢な両腕は後ろ手に背中で結わえられているのだ。


 そして―――
 そんな伯母を見つめる男の目には、ぞっとするほど冷徹な光があった。


 言葉で伯母の精神を狂気に導きながら、悪魔じみた男の左手は伯母のゆるんだ太腿の最奥に入り込み、鮮やかな紅の器官をめくり返している。猥雑に蠢く指の先が、充血して薔薇色に染まった襞の内側にあの粘ついた白濁を丹念に塗りこんでいく。
 そのグロテスクな光景もまた―――
 この世のものではなかった。


 くらくらと眩暈がする。
 意識が遠のいていく。
 身体の中に溜まった濃密なものが膨張していくのが分かる。
 内側から膨れあがったものが頭蓋を割りそうだ―――。


 紅い襞肉から男の指が引き抜かれるのが見える。
 その指から透明液がすーっと滴り落ちて、ぽたり、と床に落ちた。



卒業後 51 (修正版)
BJ 1/27(日) 22:32:59 No.20080127223259 削除

 すっ、と―――
 男は鞄から取り出したものを、伯母の眼前にかざした。

 先程語られた男の言葉(遼一にはその意味するところがまるで分からなかったが)に、魂まで抜き取られたかのように虚脱していた伯母の瞳が、男の掌にあるものに向けられる。

 それは練り歯磨きのようなチューブ状の容器だった。


 あれはいったい何なのか―――
 そんな疑問が頭の中で形をとる前に、かすみがかったようだった伯母の瞳が次第にクリアになり、その潤んだ黒目の中にはっきりとした怯えが浮かぶのを遼一は見た。


「そ」


 それは―――と呟く伯母の唇がわななく。


「覚えていてくれたようで結構。今年の夏の旅行で試してみたものだよ」
 道化のように言って、男はにこり、とわらった。

 伯母のいっぱいに見開いた瞳は、男の手にした小さなものに釘付けだった。

「あのときも言ったが、本当はこんなものを使うのは俺のプライドにひっかかるんだがね。社費でおとしているとはいえ、海外輸入の高価なものだし。いや、この場合は先行投資と言ってさしつかえないのかな―――」

 相変わらず意味の判然とせぬことを、男はぶつぶつと呟く。だが、その言葉も伯母の耳に入っている様子はない。


 あ、、、、ああ、、、、、、、


 異様なまでにかすれた声が朱唇から漏れる。
 熱に浮かされたように、伯母の総身はがたがたとふるえていた。

「今日はとことんまで搾り尽くさせてもらう―――と、そう言ったはずだよ」
「だめ・・・・それだけは許してください。そんなものを使われたら、また」


 また、狂ってしまう―――


 うわごとのような声で、
 伯母は呻いた。


「恥知らずになってしまう・・・・あのときのように」
「狂うがいい。恥知らずになるがいい」
 謳うように言いながら、男はチューブ状の容器から粘性の白濁を左手の指にたっぷりと絞り出した。
 不意に立ち上がって、伯母はその場から逃れようとした。しかし、両手を拘束された肢体は腰のたがが外れてしまったように、ふらり、と両の脚をもつれさせた。崩れかかった華奢な細身を、男の太い腕が抱き寄せる。
 そのまま男は強引に口づけた。頭を振ってあらがい、つよくしならせた伯母の身体が男から離れ、またソファに倒れこんだ。
 荒い息をつき、雛鳥のように肢体を丸めた伯母を、男の冷然とした目が見下ろした。

「そんなに暴れると、腹の子にわるいよ」

 やさしい口調ながら、はっきりと脅しの響きを滲ませた声が伯母を打つ。
 頭をしっかりと太腿に埋めたまま、伯母が激しく頸を振った。
 その髪に、がっしりとした手が触れた。
 男の顔に微笑が浮かんだ。

「君はもう」


「おかあさんなのだろう―――」


 ふわりと囁くように。
 言い聞かせるように。
 男はそんなことを云った。


 伯母が顔をあげた。
 黒目がちの瞳が揺らめいていた。
 異界と化したようなこの空間にあまりにそぐわない、はっとするほど無垢な表情を遼一はその瞳の中に見た。
 夢見るように朱い唇がうごいた。




 おかあさん―――




 白魚のような手が、なめらかな下腹にそっと触れた。


「そうだ、瑞希はお母さんになるんだ―――」

 伯母の耳元で男は囁きつづける。
 その左手がなすりつけた白濁を指の腹でまぶしながら、ぴっちりと閉じた肉のはざまへ向かっていくのが見えた。

 おそろしいことが起こる―――
 身体中の骨がそんな予感を遼一に告げていた。



羞恥79
風水 1/27(日) 10:42:26 No.20080127104226 削除


 妻のヒップを下から上に擦り上げていた左半次さん両手が・・・
外に向かって尻のふくらみを広げるようにゆったりと動きだしました。 

 左半次さんの両手が尻のふくらみを外側に広げるたびに
「クチュ・・・クチュ・・・」
 微かにではありますが 淫らな音が聞こえます。

「加藤 もうよいぞ 後は儂がやる」
 加藤君も手を止めて 私と山下さん同様ベッドの回りで妻を凝視しています。

 足元から見ると 妻の陰毛の少ない陰部が手の動きと共にはっきりと見えます。
天井からの無影灯の光を受け 濡れ光っているのまで確認できます。

「儂はいろんな女性の治療をし 話しを聞いてきたが・・・
 みんな隠してはいるが ほとんどの女性は自慰行為を経験しておる」

「儂の客でのぅ 旦那とは何年も性交渉が無いそうじゃが・・・
 自慰行為はほとんど毎日しておる女性もおったよ」

「奥さんも たまにはしておるんじゃろ?」
「ぃゃ・・・そ、そんな・・・ぁぁぁ・・」

「儂は女性に 自慰行為の時 どんな事を想像してるか聞くんじゃが・・・」
「ぁぁぁ・・・ん」

「旦那以外の男性に抱かれる事や 複数の男性との行為・・・
 あとは 自分のオナニーを誰かに見られてる事を想像してるそうじゃよ」
「・・・ぅぅ・・・ぁぁぁ」

「奥さんは どんな事想像してやっておるんじゃ? 複数の男性との行為かな?」
「い、いやん そんな事考えません・・・」

「そうかい それじゃ自分の恥ずかしい姿を見られてる事を想像してるのじゃな」
「・・・・ぁぁぁ・・・」
「図星じゃろ」
「・・・そ、そんなぁ・・・い、言わないでぇ・・・」

 妻は完全に左半次さんのペースに嵌っています。
「クチュ・・・クチュ・・・」
 卑猥な音が先程よりはっきり聞こえています。

「ややっ 奥さん 何か聞こえるが・・・濡れてしまったのかいのぅ」





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羞恥78
風水 1/26(土) 11:55:22 No.20080126115522 削除


 妻は困ったような口調で答えます。
「あ、あの・・・さ、最初のご夫婦は 奥さんがだんだん脱いでいく・・・」
「おおっ 素人ストリップかい で、最後は全部脱いで・・・アソコも見せたんじゃな」

「ぇ、ぇぇ そうなんです・・・私 あんなの初めて見ました」
「奥さんどうじゃった 他人の性器を見た感想は?」
「・・・なんか もう びっくりして・・・」

「で 最後にその奥さんは性器を広げて見せたかのぅ?」
「は、はい・・・じ、自分で開いて・・・ぁん」

「おや? 奥さんどうしたんじゃ?」
「い、いえ・・・何でもないです」
 妻は先日のショーを思い出しているのでしょう。

「その奥さん 自分で広げて・・・・濡れておったじゃろ」
「え、ええ・・・・ぬ、濡れてました ぁぁぁ・・・」
 左半次さんの手は 先程までと違い 妙にゆっくりと妻のヒップを動いています。

「そうじゃろうて 大抵の女性はステージでは興奮して濡れておる・・・
 まぁ それを見ている女性も濡れているんじゃろうがのぅ」
「・・・・ぁん・・・」
「恥ずかしい姿を見られて興奮する女性は多いからのぅ」

 加藤君は妻の腕を指の先までマッサージしていますが その動きも妙にゆったりとしています。
私と山下さんは 左半次さんと妻の会話と動きに耳と目を凝らしています。


「奥さん ストリップの次はどんなショーじゃった?」
「・・・あ、あの・・・ベ、ベッドで・・・」

「ん? ご夫婦の本番ショーかな?」
「い、いえ・・・じ、じょせいが・・・ひ、ひとりで・・・」

「一人で? オナニーショーかいのう」
「ぁぁぁ・・そ、そうです・・・」

「素人のオナニーショーは特別イヤラシイからのぅ・・・
 奥さん 他人のオナニーなど見た事無かったじゃろ どうじゃった?」
「ど、どうって・・・あんなの・・・ぁぁぁ」

「興奮したじゃろ 他人のオナニーを見るのは何故か興奮するわい」
「・・・」

「儂は以前にあの店で 若い男性のオナニーショーを見た事が有るんじゃが・・・
 見るまでは男のオナニーなど と思ってたが 実際はかなり興奮してしまったわい」

 左半次さんと会話を続けている妻の腰が微妙にうねり出しました。 



悪夢 その95
ハジ 1/26(土) 03:16:49 No.20080126031649 削除

 無風状態のはずの部屋のなかを凍てつく北風が通りぬけたような―――そんなありえない情景が眼に浮かびました。

「―――事件など、なかった」

 漆黒の髪を揺らすこともなく、秋穂はそう言いました。彫刻のような表情で、あくまで平然と。

 妻は狂ってしまったのでしょうか。あの映像を観た後ならば、誰もがそう思うでしょう。
 少年たちのあの行為がレイプでなければ、なんなのか。つい先ほどまで目の前で繰り広げられた凄惨な修羅場も心臓を抉られるような痛みもすべては幻だったとでもいうのでしょうか。

 場を支配した困惑など知らぬ気に彼女は軽く息をととのえます。
 苦痛の源になった事件を認めたくない―――その一心が言わせた―――そうは考えられないでしょうか。
 しかし、精神的に追いつめられたうえの乱心にしては、妻の挙動に不審な点は見当たりません。いや、むしろ、その落ち着いた立ち振る舞いをみていると、正気を失っているのはこちらのほうではないのか。そんな気になってくる始末です。
 では、あの発言にはなにか別の意図が隠されているのでしょうか。
 結論はおのずとある方向へと導かれていきます。

「和姦―――あれは合意のうえでのことだと言いたいのですか」

 私がためらった言葉を羽生はあっさりと口にしました。
 秋穂は相手を見返すでもなく、返事もしません。それを肯定と受け取ったのか、羽生はにやりと笑みを浮かべました。

「ばかな」

 私はそううめくのが精一杯で、その場にへたりこみました。そして、おそるおそる妻のほうを見上げます。
 ようやく彼女と目を合わせることができました。その眼からは思いのほか、強い光が返ってきました。

『君はあのとき、感じていたのか』

 乱暴された直後の彼女に、かつて私はそう尋ねたことがありました。そのときの秋穂の返答が今も耳の奥にこびりついて離れません。

『私は感じていました』

 私はそれ以上秋穂のことをみつめることができませんでした。
 あのときの妻は嘘をついてはいなかった―――残酷な現実に私はより一層深い淵へと引きづりこまれていきます。

「きっかけはともかく、彼らの手によって、封印していた女の性を呼び起こされた―――そういうことですか」

 自らの意志で意識を閉じようとしていた私を羽生の声が呼び覚ましました。

「義理とはいえ、自分の息子とそう変わらない連中に本気になったというわけだ」

 羽生は嵩にかかって責めたてました。

「御自分の立場はわかっていらっしゃるんでしょう」

 秋穂は気の毒なくらい言われるがままでした。同僚の意地の悪い質問を微動だにせず受け続けます。

「どのへんから、その気になったのですか」
「――――――」
「答えたくありませんか。イヤ、答えられないんですか」
「――――――」
「なんとか言ったら、どうなんですか」
「――――――」

 秋穂はそれでも一言も発しませんでした。息切れした尋問者も呼吸をととのえざるを得ません。しばし、静寂の時間が過ぎました。

「―――嘘だ」

 羽生はフッと気を緩めるようにそう洩らしました。

「あなたは嘘をついている」

 口もとを隠しながら、その顔はなぜか高揚感に包まれていました。



羞恥77
風水 1/25(金) 11:04:39 No.20080125110439 削除



 左半次さんは ペロン と妻のショーツを下げました 
が、下腹部がベッドに密着しているため 股間を支点にして裏返っただけです。

「奥さん ちょいと腰を上げてくれるかいのぅ」
「は、はい・・・」

 妻が腰を浮かすと 左半次さんはショーツを足首まで 一気に下げました。
「動きにくいし 取ってしまうぞよ」

 足首のショーツを抜き取る左半次会長
「えーっ・・・・」
 妻がさすがに声を上げました。

「裕美子 気にするなよ 別に見えないし ヒップとかじっくりやってもらいな」
「・・でも・・・ 左半次さん 見ないでくださいね」
「気にする事は無い 儂はプロじゃし 変な目では見んからのぅ」

 ベッドの上 男性二人にマッサージを受ける全裸の妻

 すでに私の股間は痛い程勃起して 亀頭から先走りの液が溢れているのがわかります。
直接刺激を与えなくても射精してしまうかもしれません。
山下さんはブリーフの上から一物をずっと握っています。 

 左半次会長は両手にオイルをたっぷり塗り 妻のヒップアップマッサージを始めました。
両手で左右の臀部を下から上に持ち上げるように擦り上げています。

 妻が臀部に力を入れているのと 会長の手が外側から中央に向かっているので 陰部は見えません。
かすかに 肛門が見え隠れしています。

「奥さん ヒップアップにはこのマッサージが一番じゃよ ・・・ところで 矢野さん」
「は、はい なんでしょ?」
 妻のヒップに釘付けだったので いきなり振られて ちょっと動揺

「山下と 『影法師』に行ってきたそうじゃな どうじゃった?」
「ええ 凄いショーでした びっくりしちゃいましたよ なぁ裕美子」
「ほぅ 奥さんも同行なさったのかい まぁ女性にも人気が有るからのぅ」

「わ、私 あんなの初めて見たんで・・・」
「奥さんが行った時は どんなショーだったんじゃい?」
 左半次さんは 私にでは無く 妻に聞きました。



羞恥76
風水 1/24(木) 10:48:12 No.20080124104812 削除


 左半次さんが治療着の合わせを広げると 白いレースのショーツ一枚の妻のヒップが現れました。
妻も見られても良いように お気に入りの下着を用意したのでしょう。
山下さんはソファから立ち上がり 露骨に妻のヒップを見つめています。

 左半次会長の手は妻の足首から太股に向かって 徐々にオイルを塗っていきます。 
太股の付け根 ショーツのきわまで進み また足首まで戻ってきます。

「奥さん 腕もオイル塗りますし・・・・」
 そう言って加藤君が妻の腕を治療着の袖から抜きました。

 妻は両手をベッドからダラリと下げている為 横から見ると乳房のサイド部分が見えます。
加藤君は片方づつ ゆっくりと腕にオイルを塗り込めていきます。

「裕美子 二人にオイル塗られて 女王様気分だろ」
 妻の反応を確かめたく 声を掛けてみました。

「え、ええ すっごく気持ちいいわぁ 背中がホカホカしてきたの」

「このオイルは引き締め効果も有るんじゃ エステでも使っておるんじゃよ」
 左半次さんは太股の内側にじっくりオイルを塗っています。

 内股を終え左半次さんは妻の腰にオイルを垂らしています。
「ちと ヒップにもオイルを塗るし 手を入れますぞ・・・
 下着にオイルが付くかもしれんが 洗えば落ちるよって」
 ショーツの上端から手を差し込み 妻の臀部にオイルを塗る会長

 先程まできつく閉じていた妻の足が軽く開き 白いショーツのクロッチが見えています。
山下さんは 露骨に覗き込み・・・股間のブリーフは大きくテントを張っています。
当然私の一物もすでに痛いくらい勃起しています。
加藤君は腕のマッサージを続けていますが 視線は妻のヒップから離れません。

 山下さんが妻に声を掛けました。
「奥さん いつも思ってたんですが 奥さんの肌って ほんとに綺麗ですよね」
「えっ? 山下さんったら いやだわ  私なんか もうおばちゃんですよ」

「いやいや うちのお客さんでも 肌の綺麗さはナンバーワンですよ 若い子も勝てません」
「奥さんの肌は本当に綺麗じゃよ 儂もいろんな女性の肌に触れているが 特別しっとりしておる」

「いやーん 恥ずかしいじゃないですか・・・あんまり見ないでくださいよぅ」
「奥さん 別にうちの銭湯に来てると思えば なんて事ないですよ ねぇご主人」
「そうだなぁ みんな裕美子の事褒めてるんだから 自信持っていいんじゃ無いの」
「いやだぁ ・・・お風呂屋さんじゃ無いんですよぅ」

「奥さん ヒップアップのマッサージが出来んので ちと下着を下げますぞ」
 いきなり左半次さんが下着に手を掛けました。



千代に八千代に
信定 1/24(木) 09:45:05 No.20080124094505 削除
第五十八章

 思いもよらぬ内容に精神を惑乱され、今語られたことを頭の中で反芻した。
千代と暮らした半生を回顧し、まれ見せる卓越した叡智を、並外れた身体能力を垣間見てきた。
そんな時千代は必ず、面映ゆげな表情を見せた。
庄次郎の驚いた顔を見ると、その能力がまるで恥であるかのように頬を赤らめていた。

「ある筋を通してようやく分かったのだ」
今までとは打って変わり、穏やかな表情で話す社長の顔を茫然と見つめる。
「安政元年に何が起こったか知っておるか?」
口端を吊り上げて質問する社長に、庄次郎は少し呆けた顔で力なく頭を振った。
「ふん、ワシの産まれる二十年ほど前のことだ。従って九十年以上も前の話。分かろうはずもないわ」
ワシもすっかり忘れておった、と言い添え、同じように頭を振った。

「ペリーに脅しをかけられた年だ。幕府がアメリカとしぶしぶ日米和親条約を結んだ年だ。
鎖国は解かれるは、アメリカ人は数多上陸して来るわで、条約とは名ばかりの無条件降伏のようなものだろう。
その恐ろしいアメリカを相手に今は戦争をしているわけだ。げに愚かな話よ」
そう言って床に葉巻を投げつけた。
玉のような赤い火がボッと出て、すぐに細い煙になった。

「アメリカ人は過去にも漂流民などとして多少はおったらしいが、これで異国人がどっと流れ込んできたわけよ。
アメリカ人を見たこともない日本人は、その異様な体躯に震え上がった。
己の倍とさえ感じる身長と、太い腕、太い足、太い胴体だからのう。さらに天狗のようなばかでかい鼻にもな」
社長は卑猥に笑った。

「千代の故郷はどこだ?」
「上野盆地の外れ、です」
ふたたび質問された庄次郎はうろたえながら答えた。
「伊賀上野だな」
「そう、ですが」
次々に変わる話題に庄次郎はついてゆけず、僅かに笑みをたたえている社長の口元を見つめるだけであった。

「その年、日米和親条約の年、上野で大規模な直下型地震が発生して、百人以上が死んだそうだ。
当時の人口の約一パーセントというから、その被害は甚大だった。それをアメリカ人のせいにしたのよ」
庄次郎はポカンと口を開いた。
「山の中に数人の異国人が入ってゆくのを、何人もの住人が見ていたのだ。ふははは」
社長は笑いながら床に転がっている葉巻を踏みつぶした。
「山に入ったアメリカ人が仕掛けた地震だという噂が広まった。いろいろな尾ひれがついてな。
そのアメリカ人が戻っていないこともあった。地震のせいで山の中で埋もれてしまったのかも知れんがな。
だが、住民はそうは思わなかった。逃げたと思ったのだ。
従って、アメリカ人の破壊工作だと信じていた者が多くいたことは事実。
当時は真剣だった。それほどアメリカ人を恐れていたのだ」
庄次郎はあの大震災後の朝鮮人への虐殺行為のことを思った。
あれも始めは流言から始まったのだ。
あの地震も朝鮮人の破壊工作だと本気で信じていた日本人が多くいた。
庄次郎はそれを目の当たりにしている。恐怖を呑み込むため人は狂気する。

「慌てふためいた当時の主な者らの進言は、日本の重鎮らをも巻き込んで、それは秘密裏に実行に移されたのだ」
社長は話を一旦止め、窓を見上げ「暑いな」と呟いた。
庄次郎はそれどころではなかった。
千代に関わる話しだ。
ゴクリと唾を飲み込んだ。

「あの大きな体には、よってたかっても勝てないと思ったのだろう」
返す言葉が見つからない。
「当時の彼らは真剣だったのだ」
社長はもう一度同じことを言った。
そしてまた窓を見て片手でひさしをつくり「暑いな」と呟いた。
脈絡が掴めず、何の話をしようとしているのか、見当もつかなかった。

「貴様、ひとりの女が、素手でアメリカ軍の戦闘機を墜落させたと、新聞紙に載ったのを見ただろう」
笑みを浮かべ、社長はまたしても唐突に話を変えた。
「え、ええ、しかし、あれは誤報だと」
庄次郎は少々嗤笑ぎみに言った。
始めてフッと体の緊張が緩んだ。
その表情を見て取って、社長は逆に冷笑を浮かべた。
「ふん、常識で考えればあり得んこと。若い新聞記者が這いずり回って、どこぞで仕入れてきたネタだろう。
昨今、疲れ果てている国民のために少しでも励みになればと、半分冗談で載せたわけだ。
ゆえにあの大空襲からずっとあとに載った。もっとも、日本国民誰ひとり信じる者はいないだろう」
見た者以外はな、そう言い足し、唖然とする庄次郎を醒めた目で見た。
「まさに噴飯物よ。ワシも始めはそう思った。かしこで失笑が聞こえたわい。だがそれでいい。狙いどおりだからな」
今度は鋭い眼で庄次郎を睨んだ。
一拍おいて庄次郎からゆっくりと視線を外し窓を見上げた。
若い記者にとっては不満だったろうが、と呟いた。

「されどあれは、ワシは、あれは、本当の、ことだと思っておる」
始めて聞く社長のたどたどしい言い方に、しばし庄次郎は目を見張った。
「まさか」
笑おうとしたが、社長のあまりに真剣な表情に顔が引きつった。

「あれは」
庄次郎を無視するように言葉を切り、社長は唾を呑み込んだ。
窓を見つめる社長の目はやや虚ろで、何かに怯えているようにも見えた。
「あれは、千代だと思っておる」

 午前七時四十五分を回った。



羞恥75
風水 1/23(水) 10:07:11 No.20080123100711 削除


 しばらく妻の太股を揉んだ後 左半次さんは
「さて そろそろオイルを使おうかいのぅ・・・背中出しますぞ」 
「は、はい・・・」

 ベリベリっと妻の腰から上のテープを剥がす左半次会長
ショーツはまだ見えません ブラジャーの跡の残る背中が露出しました。

 腕はまだ治療着の袖に通っています。
会長は じっくり時間を掛けるつもりなのでしょう。

「ちと 冷たいかもしれんが・・・」
 左半次会長はオイルを左手に取り ゆっくりと妻の背中に伸ばしていきます。

 先ほどの私のオイルとは違った香りです。
「あらっ さっきと違う香りですね」
 妻も気が付いた様子です。

「そうじゃよ このオイルは女性用じゃ ホルモンの成分が先程のとは違うんじゃ」
 そう言って両手で背中全体をマッサージしています。

「ほんとにオイルって気持ち良いんですね 普通のマッサージとは全然違うわ」
 妻もオイルマッサージが気に入ったようです。


 その時 隣のベッドの加藤君が山下さんを揉む手を止めて
「さて 山下さん これで完了です。 腰どうですか?」
「いやぁー 楽になりました。 全身が暖まってきましたよ
 少し行儀悪いですが 暫くこのままで休憩させてもらいますわ」
 山下さんは そう言って白いブリーフ1枚で私の隣のソファに座りました。

 妻の背中をマッサージしていた左半次さんが
「加藤 そっちは終わりかいのぅ? だったら儂の方手伝ってくれんかい」

「会長 いいっすよ 別に予定は無いですから・・・」
 ニンマリと卑猥な笑い顔で答えた加藤君 妻は見えていないでしょう。

 加藤君は両手にアロマオイルを塗り 妻の背中に向かいました。
「奥さん 失礼します・・・」
「あっ は、はい・・・」

 しばらく4本の腕で背中のマッサージが続き
「それじゃ 加藤君 背中続けてくれるかいのぅ 儂は足を始める」
 左半次会長は 妻のヒップと太股を隠していた治療着の残りのテープをゆっくりと外しました。



悪夢 その94
ハジ 1/22(火) 23:29:56 No.20080122232956 削除

 我々男たち三人の不躾な視線にさらされながらも、妻はいつもと同じく表情を変えませんでした。
 腕を組んで寄りかかっていた壁からは少し離れた場所で―――半身の体勢でこちらを振り返っています。足の先から頭頂までをぴんと伸ばし、正しい姿勢で立つ姿は気力が充実している証拠のようで、悪びれる態はもちろん気後れしたふうでもなく、ましてや虚勢を張っている様子も見受けられません。

 私を含め―――男たちが今の映像をみて、どう思ったのか。そんなことは本当に微塵も考えていないのかもしれません。これまたまっすぐに伸ばした指先を電灯のスイッチから離すと、秋穂は規則正しい歩調で、こちらへ向かって歩きはじめました。

 歩いている最中、妻は三人の誰とも目を合わせません。それ以外は至って普通で、固く結んだ口もとも緊張のせいというよりは普段の彼女の人となりを知る者にとってはごくごく自然の範疇であり、その本質が硬質の美であったと思い返すにすぎません。
しかし―――だからこそ映像でみせた彼女の奇妙な生態―――未熟で下種な少年たちに力づくで玩弄され、あまつさえ、ぶざまな痴態を引き出された姿は衝撃的でした。

 そして、あの神社の境内と同じように―――妻は私、羽生、弓削の三人を均等に見渡せる位置で足を止めました。

 私は冷水を浴びせられた気分になりました。この位置関係が―――特に私の立ち位置が―――彼女にとっての私の立場を本能的に悟らせたのです。

 妻は―――秋穂は私の側に立つのではなく、私を彼らと―――羽生や弓削と同列に扱いました。夫婦でありながら、敵とはいえないまでも味方としても認めてもらっていないということでしょうか。多少善意にとらえても戦力とはみなしていないというところかもしれません。いや、もっと最悪の場合、私は彼女の敵でも味方でもなく、無関係の外野ととらえている可能性もあります。
 確かに妻の前で失態を重ね、不甲斐ないところをみせてしまいました。それでも彼女にとって、夫の私の存在とはその程度のものなのでしょうか。

 勇気を奮って何度か秋穂の側に歩み寄ろうと試みました。だが、彼女のまわりに目に見えない壁を感じて躊躇してしまい、果たせません。
 そんな私の逡巡を嘲笑うかのように、大きな影が私の傍らを通り過ぎました。

 羽生です。

「面白い―――実に興味深い見世物でしたな」

 羽生はまったく意に介さない様子で、割り込んできました。

「それで」

 太った体を揺すり、ひとしきり笑い興じた後、不意に妻に向かってからだを寄せました。

「この余興について、本人の口から説明はしていただけるのでしょうね」

秋穂は思わず半歩退きました。
 目の奥に不穏な光をちらつかせて、羽生はなおもにじり寄りました。
 妻は今度は動きませんでした。その様子は巨体に圧倒されて、立ち竦んだようにみえました。

 しかし―――

「説明もなにも」

 男の嘲弄とも恫喝ともとれる響きにも、秋穂は顔色ひとつ変えません。下がったのは下品な輩の不快な息をさけたにすぎない―――そう思わせる身のこなしで、彼女はそこにとどまったのです。

「御覧になったとおりです」

 冷淡にあしらったと申しましょうか。鉄面皮ともいうべきあつかましさで、彼女は羽生の挑発を一蹴しました。
 これにはさしもの羽生も鼻をつままれた様子でした。この期におよんで居直りともとれるそらとぼけかたをしたところで、こちらには時間稼ぎ以外に益はないように感じます。少なくとも妻は無駄に策を弄して、悪あがきをするタイプではなかったはずです。

「弱りましたな。我々はなにか新しい事実が隠されていると思って、最後までつきあったわけですが」
「そう―――おわかりにはならなかった?」

 ため息混じりにつぶやいた口ぶりほどに残念そうではなく、妻は淡々とした様子で我々を見まわしました。

「他の方もそうですか」

 秋穂は一瞬だけ私をみつめ、そしてすぐに首を巡らせました。
 私は餌を貰いそこねた雛鳥のように、すぐに妻の視線を追いました。その先になぜか校長の弓削が硬い顔をして立っています。
 彼女は形だけ俯く格好で、軽く目を伏せました。

「レイプ事件など、なかったということです」

 秋穂は私に横顔だけをみせて言いました。





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羞恥74
風水 1/22(火) 11:33:24 No.20080122113324 削除


 衝立の陰で治療着を脱ぐ私 そして治療着を着る妻
ブラジャーを外しショーツ1枚の妻の姿は いつもその秘穴を堪能している私でも興奮します。

 妻はヒップハングの白いレースのショーツを穿いています。
その下に隠された普段は私にしか見せない秘部
それをこれから他人に晒す事を考え 私の一物は激しく勃起しています。

「奥さん 最初は俯せで・・・」
 治療着姿の妻が 真ん中のベッドに横たわりました。

 そのベッドは妻のステージです。 
 私と3人の男性にその陰部を晒し 視線を一斉に浴びるであろう妻の初舞台です。
 祭壇にまつられた妻は歓喜の声を上げるのでしょうか?

「奥さん 痛かったら言ってくだされ」
 左半次さんが妻の肩を揉み始めました。

「それくらいの力で丁度いいです」
「肩もかなり凝っておるのぅ 血行不良じゃな」

 その時 山下さんが私を手招きしているのに気が付きました。
 妻は下を向いているので気が付かないでしょう。

 山下さんに近寄ると ビデオカメラの仕草をしています。
カバンからカメラを出すと 加藤君がそれを受け取り 
所長のデスクの前面の本棚 その高い位置にセットし 録画スイッチを押しました。

 確認は出来ませんが ビデオは ベッドに横たわる妻を足元から撮している筈です。
加藤君も今日の事は総て聞いているのでしょう。

 左半次さんは治療着の上から妻の腰を丹念に揉みほぐしています。
「奥さん 腰は肩以上にパンパンじゃな・・・もう少し揉んだ後オイルでじっくりほぐそうかいの」
「はい お願いします」


 隣のベッドでは伸長用のベルトを外した山下さんの全身を揉む加藤君
相変わらず 山下さんの白いブリーフはテントを張っています。

 ゆっくりと時間を掛け妻の腰を揉んだ後 左半次さんは妻のふくらはぎから足首を揉み始めました。
「ふくらはぎにも疲れが残ってるのぅ」
「ええ たまにヒールの高い靴履くと足が攣りそうな事有るんですよ」
「どれどれ・・・」
 左半次さんは治療着の上からですが 妻の太股を揉みだしました。



羞恥73
風水 1/21(月) 14:44:23 No.20080121144423 削除


「おやっ 矢野さんじゃありませんか? あれっ所長は?」

「なんじゃ 風呂屋のご主人かいの 倅は急用で出かけよったわ
 加藤も一緒か 今日はどうしたんじゃ」
「いやね 所長に腰の治療お願いしたんですが 今日は先客が有るそうで・・・
 で、設備貸すから加藤君にでも頼んでくれって・・・」

「ほー なるほど それなら空いてるベッド使うといいわい
 儂は矢野さんご夫婦で手が離せないからのう 第一機械が使えん。」

「会長さん それじゃ勝手に使わせてもらいます
 山下さん 奥のベッド使いましょう 下着一枚で用意してくださいね
 矢野さん奥さん お久しぶりです。」

 妻が雑誌を置き
「こ、こんにちは 先日はどうも」
 多少は動揺している様子です。

『なるほど 山下さんはこの手で妻の治療を見るつもりか・・・しかし 加藤君も一緒とは・・・』 

 私は動揺を悟られないように
「山下さん 先日はどうもでした。 また連れて行ってくださいね」

「矢野さん おもしろい店だったでしょう またご招待しますよ」
 そう言って山下さんは白いブリーフ1枚になり 隣のベッドに仰向けに横たわりました。

「山下さん 両手を上げてください 足はもう少し下に・・・」
 加藤君が山下さんの両手・両足に拘束ベルトを取り付け 負荷を掛けています。

「これくらいなら 痛くないでしょ 山下さん」
 腰を伸ばしている様子です。

「20分位負荷掛けて引っ張りますし 我慢してくださいね」
「少し強い気がするけど・・・了解です」
 横目で見ると そう答えた山下さんの白いブリーフは前部が陰茎の形に大きく盛り上がっています。

 私の背中に2度目のオイルを塗り終えた左半次さんが
「矢野さん 今度は仰向けじゃ」

 仰向けになった私の腹部・太股にオイルを塗る左半次会長
その手の動きと感触は老人のものとはとても思えません。
柔らかく そして適度な圧力でオイルを塗り込んでいきます。

 10分程経つと 頭部・上腕・太股と順番に仕上げのマッサージです。
「矢野さん これで終了じゃ どうじゃな 楽になったろうて」

 ベッドから降りると 自分の身体が軽くなっている感じです。
「会長 凄く楽になりましたよ なんだか体重まで減った感覚です ありがとうございました」
「じゃろ このオイルは効くんじゃよ・・・それじゃ 奥様 準備してくだされ」



千代に八千代に
信定 1/21(月) 13:59:25 No.20080121135925 削除
第五十七章

「なんと、おっしゃったのです?」
額からジワリと汗がにじみ出た。構内はシーンと静まりかえっている。
「千代とワシは何遍か肌を合わせておる、と言ったのだ」
今度は庄次郎が笑う番だった。
「あはは、そんなばかな」
館内に笑い声が木霊した。
だが、すぐに笑いを引っ込めた。
庄次郎の笑いに何一つ動じなかったからだ。
大量に吐き出された煙の間から、社長の細めた目が見えた。

「貴様のところに赤い紙はきたか?」
「赤、紙、ですか?」
「そうよ、召集令状だ」
「いいえ」
庄次郎は困惑した表情を見せた。
年齢のことはどうなっているのか分からないが、いずれはくるのではないかと思っていた。
きたらきたで覚悟は決めている。

「幸雄のところへはこないような処置をしてある」
その様な手は打っている、という噂はあった。
固唾をのんで社長の口元を見つめた。
「貴様のところにもだ」
「えっ、私の」
「その頃は、まだ貴様の正体は知りもせん」
いかにも不快そうな顔で言い放った。が、すぐに口元に笑みを浮かべた。

「千代から相談を受けたのよ」
庄次郎はハッとした。
「貴様が戦地へ連れて行かれないよう、ワシに頭を下げた」
「千代が相談を」
庄次郎の見開いた目を見て、社長は満足そうに頷いた。
「夫思いの千代のこと、あり得ん話ではなかろう」
社長のあざけるような笑みから視線を外した。
そして千代の話題から早く逸れたかった。

「あの、磯谷さんの」
「ワシが千代の体を自由にできる条件で話は成立した」
社長の大きな声が庄次郎の声をかき消した。
同時に信じられない内容に怯んだ。
「そんな、嘘です、千代がそんなことをするわけがありません」
「どう思おうが勝手。ワシは前から千代が欲しいと思っておったのでな。もって機宜を得たわけだ」
「何ですって」
煙に目を細め、含み笑いを浮かべる社長に唖然とした。
「初めて見たときは、ミンファにあまりに似ておるので肝を潰したわい」
庄次郎は息をのんだ。
庄次郎、そして磯谷が感じたとおり、やはり社長もそう感じていたのだ。
千代と二人で電車から降り立ったあと、駅の改札口でおろおろしていた横山の姿を思い出した。
そして千代の快挙に驚愕する横山。それ以上に驚いたのは夫である庄次郎であった。
その時、社長はそんな目で千代を見ていたのだ。
「許多の女と交わってきたが、商売女ごときの床技とは比べものにならん。訓練の桁が違う」
「やめて、下さい」
”訓練の桁”の部分は耳に入らず、庄次郎の悲痛な叫び声が館内に響き渡る。
「ここ数年、女の肌は味わってはおらなかった。気はあるが、いかんせん老いには勝てん。
ずいぶん前からあっちの方はひとつ可能にならん、かったわ」
下あごをやや突きだし、あの字に口を開き、顔の上方に大量の煙を吐き続ける。
それは驚くほどの量だった。
「ワシもこの通り老いてきた。ピクリとも持ち上がらにゃあ手弱女とて抱く気にはなれんもの」
が千代とだけは別、と煙をふかすのと同時に笑いを含ませ、そう言った。
「嘘だ、嘘だ、全部嘘だ」
庄次郎は苛立ちを露わにし耳を塞いだ。

「あれは男を蕩かす体。一遍肌を合わせれば如何なる男子とて虜」
頭を抱えている庄次郎を見てニヤリとした。
「千代はな」
目を細め葉巻を咥え、頬をへこませる。
たっぷりの時間をかけ、口と鼻からモクモクと煙を生み出した。

「千代はな、ピタリと根まで呑むのよ。それは肝を潰したわ。今までそんな女はひとりもおりゃあせんかった。
半分も呑めば噎せ返るわい。夫君にもするのか、と寝物語に聞いてみたが答えんかったわ、ふふふ」
頭を抱え硬く目を瞑っている庄次郎を見遣り、含み笑いをうかべながら社長は続ける。
「回数を増やしたいがワシも忙しい身。横山もそばにおるからのう、ふふふ。知られるのはさすがにまずい。
時間がないときは社長室でそれをさせるが、さすがよ。瞬く間に持ち上げてくれる。ふふふ。
男のツボをよーく知っておる。時間が取れたときはな、部屋にこもって、じっくりと千代を堪能する。まさに充足」
葉巻の煙で社長の顔が隠れる。
千代が社長の屋敷で、いろいろな手伝いをしていることはもちろん承知していた。
庄次郎は硬く目を瞑り、何かを呟き弱々しく頭を振っている。
「ワシが餅のような白い肌を弄くり回すと、千代も数多の床技にてワシに奉仕する。
ツルツルになるまで、ワシのあれを」
「もうやめて、下さい」
庄次郎の叫声を無視して続ける。
「ワシが千代の股の付け根を吸い、千代がワシのいちぶつを咥えれば、たちまちそこをひとつにできる。
ワシの子種を一粒残らず吸い出してくれるわ。それは念入りにな」
悲鳴のような声を上げ、庄次郎は頭を抱えていた。
意図的に矢継ぎ早に畳みかけ、庄次郎の反応に満足する社長は、旨そうに煙を吸い込んだ。

「貴様のような男とくっついた理由はなんだ?千代は始めから朝鮮人と知っておったのだろう」
庄次郎は頭から手を離し、充血した目で床を見つめた。
なぜ社長はそんなことまで知っているのだ?
「千代ほどの女であれば、どんな玉の輿でも可能。そう思わんか?どう考えても他に事由があるとしか思えんだろう。
が、貞女ではなかったのう、ふははは」
社長の吐いた茶色い唾が、庄次郎の足下に飛んだ。チラッと見てから目をそむけた。
「ワシは千代のことを調べさせた。探偵ごときではとても探れんかったがのう。ずいぶん時間はくったが、さすがだわい。
こんなことは貴様に話すつもりはなかったが、ことはついでよ。おもしろい話を聞かせてくれるわ」
社長は顔を歪め、最初に座った位置に腰を下ろした。
二回、葉巻の煙をゆっくりと吸い込み、吐き出してから言った。

「千代にはお前の知らぬ重大な秘密がある」
ガバッと顔を上げ、思いどおり一驚を喫した庄次郎の表情に、社長は満足そうに目を細めた。

 午前七時三十分を回った。
外は少しずつ日差しが増していた。
その刻まで、四十五分を切った。



悪夢 その93
ハジ 1/21(月) 07:44:19 No.20080121074419 削除
「ホラ、つづけさせてもらうよ」

 冷ややかな目線とは裏腹に熱っぽい口調で―――シャックは折れてしまいそうな細腕を取ると、そこへ導きました。
 硬く強張ったような両股のあいだ―――そこから不自然に黒い突起物が顔を出していました。結合部こそみえないものの、それは確実にその奥へと埋め込まれているもの。秋穂が自らの中に受け入れている証拠に、それは不安定に揺れ、しかも浮いているのでした。

 少年は秋穂の指に手を添えたまま、ゆっくりとそれを擦るように動かしはじめました。妻が荒々しげに首を捻じります。

「自分でやるんだよ。甘えてんじゃねえよ」

 そう言い捨てると、シャックの手の動きが早くなります。
 耳に届かなかったのか、秋穂は内股を擦り合わせるように身悶えするだけです。

 からん。

 鈍い音を立てて、それは転がりました。妻の胎内にあった異物が抜け落ちたのです。
 ラベルを上にビンが止まると、シャックは大袈裟にため息をつきました。

「償うと言わなかったか―――俺たちにも―――浩志にも」

 荒い息を吐きながら、妻は目を見開きました。しかし、目の前にあるワインの瓶はどうやら目に入っていないようです。
 それでも腕を伸ばし手探りで掴むと、秋穂はそれをゆっくりと持ち上げました。





 始まったときと同じく、その映像はやや唐突に終わりを告げました。

『ほら、ちっとも入っていかねえぞ。これじゃあ許してやら―――』

 少年の平坦な口調がぶつりと途切れると、ほぼ同時に画面は黒一色となり、下隅に白抜きの文字で時間だけが表示されるだけとなりました。

 私はしばらく、それに気づかないくらい脳髄に最後の光景を焼きつけていました。
 額に皺をよせ、うすい眉をしかめた苦悶の表情を浮かべた妻の貌のアップ―――それは大切ななにかを守るようでもあり、ただ流れに身を任せようとするようでもあり―――おそらく他人には理解できない、あらゆる感情が混在した姿。
 苦しいのか、悲しいのか。あるいは嬉しいのか。妻の素顔を知らず、彼女と打ち解けたことのない私にはそれすらも判断することができません。折れそうな心は悲観的に傾き、邪推の域を超えて妄想と化すのです。
 薄く開いたくちびるからはか細い悲鳴を吐き、白い首筋に幾筋もの汗を滴らせる妻。それはどこか恍惚とした色合いさえ帯びているようで、私の胸中をさらに泡立たせるのでした。

 秋穂がこの後どのような目に遭ったのか、想像に難くはありません。このまま道具を使った陵辱を受け続けたのか。失神するまで自慰を強制されたのか。
 気持ちが後ろ向きになった今の私にこのこま切れの悪夢を消化することなどできません。かといって、現実的な対応策など考える余裕もなく、ただ手をこまねいているしかありません。
 禁断の映像をみせつけられ、私の心はまだあの小さなPCのなかに置き去りにされたままでした。現実感に乏しく、足もともふわふわしたような状況で他を顧みるゆとりもなく、ただただ暗い余韻に身を沈めていました。



 真っ先に口をはさんでくると思われた羽生は意外にも黙り込んでいました。もうひとりの敵である校長も右に同じ。
 外はすっかり暗くなっていました。照明もつけないまま画像に見入っていたため、お互いの顔もはっきりと見渡せない状態になっていました。そのことに今更ながらに気づく始末です。
 我々はまるで集団催眠にでも遭っていたかのように呆然とその場に立ち尽くしていました。

 冷静に考えれば私たちは、各自それぞれの思惑で口を噤んでいるような状況だったのかもしれません。いったんは緊張が解かれ弛緩していたはずの空気が再び張り詰めはじめました。沈黙ははやくも破られようとしたのです。

 私はそのときになっては隣の不穏な存在に気づきました。その男の発する攻撃的な気配がどんどんと濃密になっていきます。
 私は闘うというより、自らを守るために身構えました。横の男が戦端を開こうとしているのは間違いありません。

 実はここから先が重要なのです。話の切り出し方次第で、誰がこの場の主導権を握るのか―――といっても、私と妻の不利は変わりませんが―――おのずと答えは決まってきます。
 映像の中で新たに芽生えた疑問の数々。あらたな火種も抱えてしまいました。それらを避けて通るなど、とうてい無理な話なのです。そのわりに私はあまりにも無防備にすぎました。

 すぐそばで羽生が身じろぎするのがわかりました。その様子は獲物を前に舌舐めずりする爬虫類を思わせます。

 その動きを牽制するように。

 室内を突如として火花のように光が満たしていきました。室内灯が灯されたのです。
 無意識のうちに私は羽生と顔を見合わせていました。彼はなにか言いかけていたのでしょうか。ぽかんと口をあけており、私の視線に気がつくと、ばつが悪そうにくちびるを閉じました。
 さらにその向こうから校長の弓削もこちらを見ています。三対の目は数瞬で相互理解ともいうべき動きをみせ、自然とある方向へと視線をずらしていきました。ただひとり、そこに泰然とたたずむ女性の姿を求めて。



羞恥72
風水 1/20(日) 10:58:33 No.20080120105833 削除


「ご夫妻 どこか重点的に指圧する所は 有りますかいの?」
 お茶を飲みながら 左半次さんが聞いてきました。
「私は 腰と肩の凝りです 出来ればアロマオイル使ってもらおうかと・・・」
「ご主人 了解ですじゃ 筋肉の張りを取るオイルが有るのでそれを使う事にしましょう」

「奥さんは?」
「私は 特に腰の張りをお願いします。」
「承知! ではそろそろ治療を始めますかい・・・・ では治療室へ」

 3人で所長の治療室へ入り
「では ご主人から始めますか そこのカーテンの陰に治療着が有るはずじゃが・・・
 そう それそれ 下はトランクスだけでそれを着てくだされ」

 カーテンの陰に入り 治療着に着替えます。

 山下さんは まだ居ないようですが どうやって妻の治療を見るつもりなのでしょう。

 準備が出来た私に
「ではご主人 こちらのベッドに俯せで・・・奥様は雑誌でも読んで待っていてくだされ」

 中央のベッドに俯せになった私に 左半次さんは肩の指圧を始めました。
左半次さんのマッサージは お世辞抜きに絶品です。
肩・上腕・首と揉まれるうちに 全身が暖まり緊張感が熔けていきます。

 いつの間にか あまりの気持ち良さに うとうととしていた私に
「ご主人 そろそろアロマを使うし 治療着取りますぞ」
 そう言って左半次さんは背中のマジックテープをベリベリッと剥がし 背中をむき出しにしました。

「腕を抜いてくれますかいのう」
 私は腕を袖から抜き 左半次さんはその治療着を取り去りました。 

 トランクス1枚で横たわる私・・・
 寒さは感じません 俯せの為 期待に疼く股間が圧迫されているのが妙な感じです。

「最初 ちと冷たいかもしれんが・・・我慢してくだされ」
 背中に冷たい感覚が・・・思わず首を竦めてしまいます。

 微かな香りの中 背中全体にオイルが広がっていくのが分かります。
「まず 全身に一塗りして 浸みた頃もう一度塗るんじゃよ はははっ」
 腕から首 太股から足首までオイルが塗られています。

 雑誌を読んでいた妻が顔を上げ
「なんかアロマも気持ち良さそうね 凄くいい香りよ 私もやってもらうわ」
「ああ そうするといい めっちゃ気持ち良いぞ」

 その時・・・・治療室のドアが開き 
 山下さんが若い整体師 加藤君を連れて入ってきました。



卒業後 50
BJ 1/20(日) 03:41:19 No.20080120034119 削除

 男が鞄をあさっている。
 まだ正常な意識が戻らぬふうの伯母は、油を垂らしこまれたようにとろりと潤んだ瞳を開ききっていた。ソファの背からずり落ちそうな肢体がなよやかにくびれて、ぬめ光る肌のところどころに微妙な陰影をつくっている。
 男が戻ってきて伯母の前に立ち、うつむいた顎を掴んでくいと上向けた。
 弛緩していた瞳に、徐々に光が戻ってきた。
「まだ夢を見るには時刻が早いよ」
 甘いようでぞっとするほど冷めた声に、伯母の瞳が上向いた。
「こんなのは・・・・もういや」
 呼吸が平常に戻っていないのか、苦しげに声を途切らせながら、ようよう伯母の唇が動いた。
「あれほど悦んでおいて、よくもまぁそんなことが言えるものだね」
「ちがう・・・・・」
 噛み締めるような吐息とともに、伯母の目からまだ涙が零れた。
「ちがう、そんなのじゃない。くるしくて・・・つらい。いやなの。こんなのはいや。私、こんなの全然好きじゃない・・・・」
 伯母の口ぶりは少女の頃に戻ったようで、それはいまの彼女の精神の状態がさまざまに混沌としているのを反映しているのかもしれなかった。
「苦しいのがいいんだ」
 ちがう、ちがう、と呻くように言いながら、伯母は狂おしげに頸を振った。どこにそんな力が残っていたのかと驚くほどの激しさだった。だが、男の手がまた伯母の細顎を掴んで、自らに向けさせた。
「まだ分かっていないようだな」
 男の指が伯母の唇をなぞるように触れた。
「義兄、義父―――君の性は目覚めからずっと、君よりも上位の立場の者とともにあった」
 官能的とさえ思えるようなバリトンが響く。
「少女の頃から君は、身体も、心も、支配されることに慣れている。そして性は、理性などという後づけのものなど及ばぬくらい人間の生理を奥深く規定するものだ。誰もその流れに逆らうことは出来ないのさ」
 まるで大学の講義のように能弁に男は語る。
 放心したような表情で伯母はそれを聞いている。
「そして、君の両親だよ。永遠の上位者とも言うべき存在が君には欠落している。もっとも悲惨と言うべき形で、それは一瞬にして君の前から失われた」
「やめて!!」
 引っ裂けるようなもの凄い声を、伯母は発した。
 その声をまともに受けて、しかし男には少しも動じる様子がなかった。
「だから君の自我は、底のほうではいつもぐらついている。幸せな日々はいつまでもつづかないことを、君は誰よりも知っている。君はいつも怯えている。絶え間ない不安感に苛まれている。それから逃れる方法を君はいつまでも求めつづける。両親に代わるような存在、必要とし、必要とされていると実感できるような存在を」
 目に見えて分かるほどに、
 伯母の総身はふるえていた。
「君はたしかによき妻だったかもしれない。夫に対する献身、惜しみない愛情、貞淑。けれど、所詮、両親に代わる存在などどこにもいないんだよ。少なくとも、あいつにはなれなかった。最初から、お互いに求めるものが違っていたのさ」
 もう気づいているんだろう―――
 男は伯母の耳元で囁きかける。
「一方で、喪失を何より嫌う君の心と結びついているのかもしれないが、君の身体は支配されることで昂る反応が染みついている。第二の上位者だった義兄や義父に教え込まれたように。君のセックスが求めているのは愛情などではない。蹂躙される痛みや哀しみ―――そんなものが君の性の誘発剤となる。君が求める愛情と君のセックスは決して一致しないものなんだよ」


 また―――
 伯母に嵌められた首輪の金具が、ちりん、と鳴った。


「だから、最初に言ったじゃないか。あたたかい平凡な家庭などという空想をどれだけ求めたところで、そんなものから一番縁遠いのは、君と―――男を狂わすこのみだらな身体だと」

 まろやかな乳房を、男の手がすっと撫であげた。



卒業後 49
BJ 1/19(土) 16:40:19 No.20080119164019 削除

 銀鈴をふるわせたような―――声がする。

 嫋々とした繊細な響きが、静かな部屋に染みとおっていく。
 時折、その響きに嗚咽が混じる。
 けれど、次の瞬間には熱に浮かされたような「あっ、あっ」という声が、胸をかきむしられるような音階で静寂を破る。

 遼一や伯父と会話するとき、伯母はいつもゆっくりと落ち着いた口ぶりで話した。しっとりとしたその声の穏やかな響きが、遼一は好きだった。
 けれど、今こうして耳にしている伯母の声ともいえない声は、別人のもののように聞こえる。いや、それはひとの発する声とも思われず、まるで笛の音のようだった。
 それでいて、ひどく―――
 ひどく、なまめかしい。

 なめらかにくびれた笛に伯母が変わったとしたら、その笛を演奏せしめているのはあの見知らぬ男だ。
 先程とは逆に、ソファに乗せられた伯母の足元に男は跪き、割り開かれた合わせ目を覗き込んでいる。ごつごつとした男の指先が、ピンクから目の覚めるような薔薇色に染まったその部分に沈み、微細な襞肉のなかで妖しく蠢いているのが分かる。開ききった両脚の腿が、がくがく、と痙攣するような動きを見せていた。
 下半身に玩弄を受けながら、伯母はソファの背に頭を崩れさせ、仰向けに白い喉をさらしている。時折、何かを呑みこんだようにその喉がごくっと隆起する。
 涙を滲ませてあかくなった目がぽっかりと開ききって、熱っぽい喘ぎとは裏腹に、どこか遠い虚空を覗き込んでいるようだった。遼一はこのまま伯母があの世のひととなってしまうのではないかという恐怖さえ感じた。
 それくらい、伯母の様子は違っていた。

 性の行為に及ぶとき、女は皆このような姿を晒さずにいられないのだろうか。
 与えられる快楽がつよすぎて、むしろ苦しみに歪んだような表情を見せずにいられないのだろうか。
 それとも―――伯母は特別なのか。

“みだらな血、みだらな躯か。”

 男の言葉がよみがえる。
 聞くに堪えない言葉だった。普段なら世界中のどんな人間が相手でも、伯母に向かってそんな言葉を吐く人間がいたら、遼一は身の危険も顧みずそいつに向かって食って掛かっただろう。

 けれど。

 ―――透きとおった長啼きが聞こえる。

 けれど今は。

 ―――玉のような乳房が揺れて、乳首の先から汗の雫が落ちる。

 伯母が―――魔物のように見える。

 おそろしいほどに蟲惑的な魔物。

 遼一は無意識のうちに理解する。
 叔母の中には何か別のいきものが棲みついている。
 本人でも抑えきることの出来ない業のようなものが。
 そして見知らぬ男は、伯母のその業を引き出す術をとことんまで知り尽くしているのだ―――。

 ふと―――
 伯父の顔が浮かんだ。


 あなたは知っているのか。
 あなたの妻がこんな表情を見せる瞬間があるということを。
 あなたは見たことがあるのか。
 これほど狂おしい妻の姿を。


 ちかちかと幻燈写真のように。
 伯母の白裸が瞳の奥でまたたく。
 自らの意識が犯されていくのを遼一は感じる。
 熱い。
 脳が熱い。
 身体が熱い。
 激しい痛みを感じる。肉体の痛みだ。その痛みがどこから来ているのか、遼一にははっきりと分かっていた。
 股間が勃起している。痛いほどに。


 男の身体が伯母の足元から離れた。
 たとえ拘束されていなかったとしてももはや指先ひとつ動かせぬ様子の伯母は、仰向けに崩れたまま、まだ虚空を見ている。精神の回線が混濁したようで、しかしぜいぜいと激しく上下する胸がその表情と裏腹に、激しい生の証を刻んでいる。張りつめた足指が、解剖台にのせられた蛙のようにぴくぴくとわなないていた。


「まだまだ終りじゃないよ―――」


 なめらかな男の声が低く響き渡る。


「今日はとことんまで搾り尽くさせてもらう」





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羞恥71
風水 1/19(土) 13:12:46 No.20080119131246 削除


 土曜日の夜 食事を終え片付けをする妻に
「裕美子 明日 整体医院 2時から予約してあるし・・・」
「2時ね 分かったわ 帰り買い物つき合ってね」
「了解だ ここんとこ毎晩 裕美子がハードなんで 腰がパンパンだよ」
「いやねぇ 何言ってるのよ あなたのせいよ 今日は静かに寝ましょうね」
 
 明日の事を考えると 下半身が疼きます が 今日は我慢をすることにします。


 翌日曜日 なぜか早く目が覚めてしまいました。
 朝食を食べながらも 期待で股間が微妙に反応しています。
「裕美子 俺な 今日整体行ってアロママッサージしてもらうわ まじで全身倦怠感のかたまりだよ」
「アロマも良さそうね 私もしてもらおうかな?」
「俺が先にしてもらうし それ見て考えたら?」
「そうね そうするわ」

 午前中のうちに ビデオカメラをカバンに隠し 車に積み込んでおきます。
昼からシャワーを浴び スウェットに着替えると 妻もシャワーを浴びています。
多少は期待感を持っているのでしょうか?

 軽い昼食をとり 我が家を出発
「裕美子 中山さんの整体医院 久しぶりだね」
「そうね あなたがエッチな下着 私に穿かせた時以来だわ
 あの時は 若い人にまで見られちゃって・・・
 今日は 普通の透けない下着穿いてきたからね」

「でも あの時 裕美子結構感じてたんじゃないの?」
「見られて恥ずかしくって・・・ちょっと濡れちゃっただけよ」
「見られるって言っても 産婦人科の診察よりはいいだろ?」
「そうね でも違う意味でかなり恥ずかしかったのよ」
「ふーん 男には微妙な所が分からないな・・・」

 そんな会話をしているうちに『日本整体研究所』に到着しました。

 車を駐車場に止め玄関に入ります ビデオカメラの入ったカバンも忘れずに持ちました。
「こんにちは 矢野です 所長さんいらっしゃいますか?」

「ほいよ 矢野さんかい?」
 玄関脇の和室の襖を開け 左半次会長が顔を出しました。

「倅のやつ 急用が出来たそうで 先ほど出かけよったわ
 予約のご夫妻が来るから 倅の診療室で整体マッサージするように儂に頼んで行きおったわい
 矢野さんご夫婦とは聞いていなかったんじゃが・・・」

「あれ? 所長急用でお出かけなんですか?
 それじゃ 会長さんにお願いする事にしますよ なぁ裕美子」
「え、えぇ ・・・あの普通の整体で・・・」
「わかっておるて まあ 上がってお茶でも飲んでくだされ」

 作戦は今の所順調に進んでいるようです 妻も今更帰るとは言えないでしょう。

 股間に熱いものを感じながら 炬燵に入りお茶と京都の『おまん』を頂戴しました。
『おまん』の国際問題は解決したようです。



羞恥70
風水 1/18(金) 11:34:28 No.20080118113428 削除


 二人でビールを飲み一息つき
「裕美子 あっという間に逝っちゃったね」

 妻は喉を潤してから ゆっくりと私の一物をさすりだし
「だってぇ・・・ なんか思い出して 感じちゃったの
 最初の奥さんがね パンツずらしてアソコ見せた時・・・キュンって うずいちゃって・・・」

「足閉じてたんだけど 中から溢れてきたの分かったわ・・・」

「恥ずかしいんだけど 見られるのって興奮するよね・・・
 自分でしてるとこ見られたらって思うとね・・・濡れちゃうんだ」

「実はね あなたが以前にストリップの話した時から 一度見たかったの・・・
 でも 実際は想像以上だったわ もう心臓バクバクで全身が震えちゃった」

 まだ濡れている秘穴に指を入れ
「俺も 凄い興奮したよ 他人から見えなかったら 裕美子にちんちん触って欲しかった」
「ぁぁぁ また感じちゃうよぅ・・・ねぇ舐めていいでしょ」
 そう言って私の一物に舌を這わせ おいしそうに亀頭を頬張ります。

 しばらく舌の動きを堪能して 体勢を変えて妻の秘穴に一物を埋めます。
「ぁぁ ちんちんおおきいぃ・・・なんか奥に当たるよぅぅぅ」
「なぁ 裕美子・・・俺 お前が人前で逝くとこ 見てみたい・・・」
「いやーん そ、そんなこと・・・おかしくなっちゃうよぅ」

 腰の動きを速め
「山下さんな 今日ショー見ながら 絶対 裕美子のハダカ想像してたぞ」
「ぁぁぁ そんなぁ・・・ぁぁぁ」
「今頃 裕美子のオナニー姿 想像して自分でしてるよ」
「いやーん ぁぁぁ・・・・感じるよぅ」

 妻は両手でクリトリスを剥き刺激を与えています。
「裕美子 どこが気持ちいい?」
「あーん ク、クリちゃんが気持ちいいよぅ・・・・」

「クリトリスだけかい?」
「ぁん・・・な、中のいいぃぃぃ」
「おまんこだろ クリとおまんこが良いって言ってごらん」

「ぁぁぁ クリちゃんと お、おまんこ いゃーん ぁぁ 逝きそう」
「逝っていいよ 俺も一緒に逝く」
「あーん 逝きそう・・・お、おまんこ 気持ちいいぃぃぃ 逝くわ 逝くぅぅぅ」

 同時に果て 唇を合わせると 舌を絡ませてきます。
「ぁん 気持ち良かったよぅ ・・・あなたぁ 愛してるわ」

 私は余韻を楽しみながら 死んだように眠りこんでしまいました。



卒業後 48
BJ 1/18(金) 08:29:52 No.20080118082952 削除

 遼一は子供の頃から客観的に物事を見られるタイプだった。だからこそ、というべきか、中学生に上がって、周囲が恋愛ごっこに興じ始めたときも、なかなかその波に乗ることが出来なかった。
 女の子たちのなかには遼一に寄ってくる子もいた。綺麗な顔立ちをしていると言われ、優しい性格だと誉められた。誉められれば悪い気はしないし、可愛い子に好感を持たれれば嬉しい。それはたしかだが、その子のことばかりを考えて、夜も眠れないほど悩まされるなどという事態は、小説や映画の中の話だけだと―――思っていた。
 今年の夏がくるまでは。
 伯母と一緒に暮らしたあの一月がくるまでは。
 どうしてこんなにも伯母のことが気になるのか―――母親ほど、というよりも母親と同じ歳の女性にこんな気持ちになるのは、自分でもおかしなことだと思う。けれど、同時に学んだことがあった。
 恋は理屈ではない。
 姿かたちが好みだとか、性格に惹かれるとか、そんなものは後づけで、ただただ気がつくと伯母の一挙手一投足を見つめていた。
 彼女が傍にいるだけで胸が騒いだ。
 そして―――伯母が伯父と一緒にいるときは、彼女が伯父のものであることを否応なしに意識させられて、締めつけられるような切なさを味わった。
 好きだった。誰よりも好きだったから、余計に苦しかったのだ。


 今、遼一の目には、ソファに腰掛けた伯母が映っている。
 いや、腰掛けているのではない。
 ソファの上に裸の尻を乗せ、両脚を大きく開いているのだ。
 男の目に、太股の奥に隠された部分を見せるべく。
 背中でひとつにより合わせられているためにあからめた顔を覆う手はなく、男の目に晒したままの相貌は汗ばんで、上気している。そんな表情までが匂いたつような妖しさに満ちて見えるのはなぜなのか―――。
 以前とは違う苦しみに身を灼かれながら、遼一はぼんやりと思った。

「もっと腰を落として、股を広げるんだ」

 雪白の内腿をぴしりと打ちながら、男が要求するのに答えて、伯母はようやくといった感じで身をよじる。


 生白くかがやく太腿の付け根の淡い繊毛に覆われた部分が裂けた。

 柔らかそうな毛なみの奥に縦に引かれた肉の切れ込みが割れて、

 ひらかれた縦筋からあざやかなピンクの粘膜があらわれる。

 明るみに出されたその箇所に男のごつい指が触れていく。

 外気に触れた瞬間にきゅっと収縮したようなその肉を、

 男の手指がVの字の形でさらに割りひらこうとする。

 どこか遠くで伯母の言葉にならない声が聞こえる。

 ひろげられた花弁が刷いたようにさっと色づく。

 そこは照明の光を受け返すようにかがやき、

 きらきらと―――ひかっているようで。

 いや―――そうではなかった。


 本当にひかっているのだ。


 伯母の奥からあふれたものが、

 草木にびっしりとついた朝露のように濡れひかり、

 いくらかは薄紅色の襞から会陰までたらたらとつたいおち、

 裸の臀部の重みを受けてくぼんだソファにまでしたたっていた。



 ―――知識としては知っていた。 

 女性のその部分が濡れるという現象が何を意味するのか。
 だがそれは、あくまでも知識として、だけだ。
 実際に女性の性器を見るのも、ましてや濡れたそこを見るのも遼一には初めてのことだった。


 頭の中でぐわんぐわんと鐘が鳴ったような―――
 そんな心地がした。


「おやおや―――これは大変なことになっている」

 節くれ立った指で伯母のおんなを広げながら、からかう口調で男は言った。
 すすり泣くように喘ぎながら、伯母はくなくなと細頸を揺らし、乱した前髪で顔を隠そうとする。その髪を男の手がすっと払った。
 潤沢にうるんだ瞳が男を見た。
「腹の子を盾にとられて無理やり―――のわりには、これは大洪水すぎないかね」
「・・・さわられたから・・・」
「どこを?」
「胸を・・・胸をさわられたから」
「たかがあれだけ乳首を嬲られたくらいでこんなになるというのかね? そんな身体では男なしで3日も持つまい」
 呻くような声をあげて、伯母は広げた脚を閉じようとする。
「まだだ」
 一声きつく言って、男の平手が伯母の内腿に飛んだ。
「正直に言うがいい。俺のものをしゃぶっているうちに、もうここを濡らしていたのだろう? それとも両手を背中で結わえられたときにははやそうなっていたのかな」

 秘奥を広げていた男の手指が、抉りこむように伯母のなかに挿れられる。
 挿入の瞬間、伯母の骨細の肢体がはっきりと分かるくらいに緊張した。
 唇がわななくのが―――見えた。
 薄笑いを浮かべながら、男はうるおった部分の指を蠢かせる。
 むしろ優雅にさえ見えるその手つきだったが、それでいて何か闇の中に隠されたものを引きずり出そうとしているかのような荒々しさを、遼一はその動作に見てとった。

 
 やがて―――
 

 ぜいぜい、と―――
 苦悶じみた喘ぎ声が聞こえてきた。
 それは伯母の喉から出ているものとは信じられぬような、切羽詰まって狂おしげな響きを持っていた。
 ぬめひかる乳房が上下に動いている。
 時折、がちがち、と歯の根が合わさる音がする。


 ああっ―――
 精神の奥底から湧きあがったような叫びをあげて、伯母が顔を振りたてた。仔兎のようにあかく染まった鼻頭に玉の汗が浮かんでいる。
 ほつれた髪の幾本かを唇に噛みながら、睨むように男を見つめたその顔は、おそろしいほど凄艶だった。
 手の動きを止めぬまま、男はそんな伯母をまともに見返した。
 また―――薄くわらった。


「―――そんな顔を、きっとあいつは死ぬほど見たがっているよ」


 胸を衝かれたように、伯母の顔に動揺がはしった。


「こんなに感じやすい躯をしているのに―――」


 くすくすとわらいながら、男の指がまた襞肉をひとえぐりする。
 ううっと鋭く呻いて、伯母の腰が浮きあがり、内腿が引き攣れるようにぴんと張った。

 男は指を引き抜いた。


「みだらな血、みだらな躯か―――」


 謳うような口調で男が言う。
 背中から崩れた伯母は不自由な両手で身体の重みを受けながら、ぐったりと頸をソファの背にもたせかけた。
 切れの長いその目元から涙が一筋零れ落ちるのを、遼一は見た。



千代に八千代に
信定 1/17(木) 11:31:02 No.20080117113102 削除
第五十六章

 倒れ込むように跪いた社長に、庄次郎は慌てて立ち上がる。
「・・・・・・来るなっ」
コンクリートの床に膝を突き、大きな掌を突きだし呻くように言った。
「妊娠・・・・・・していたのかっ」
「やはり、ご存じなかったのですね」
「ミンファが、妊娠だと・・・・・・き、貴様が・・・・・・ばかな・・・・・・」
社長は額に手を当て、呻いていた。
「母が・・・・・・あなたから逃げたときは、七ヶ月だったのです」
「そんなばかな・・・・・・」
「事実です」
「ありえんっ」
「目立たなかったのです。理由は・・・・・・お分かりかと思います」
語尾が震えた。
「目立たかった・・・・・・」
言ったあと、ハッとした表情で庄次郎を見上げた。
「き、貴様、なぜそんなことまで知っているのだ!誰から聞いた!」
「母の夫です」
「なにっ・・・・・・」
社長はそのまま絶句した。

「愛していたのですね、母を」
庄次郎は静かな声で言った。
社長は泣いているような笑っているような、奇妙な表情で庄次郎を見た。

「な、何をっ・・・・・・黙れ!」
床に両手を突き、声を上げ肩を震わせている。
「朝鮮人の女性を、母を、愛したのですね」
「うるさい!」
「だが、母はあなたを愛することはなかった」
「黙れと言っておるのだ!」
「夫から身を奪うことができても、心までは奪えなかった」
「き、貴様ぁ!」
社長はこぶしを振り上げた。

「母はどんなに身を汚されようと、生涯、夫だけを愛し続けたのです」
庄次郎はゆっくりと歩み寄った。

「くそっ、あの淫売が・・・・・・」
こぶしを床に叩き込み、そう言ったきりうなだれた。
庄次郎は社長の前に跪いた。
「私はあなたの息子です。そして更なる事実を知ったとき、我が身を呪いました。
これだけは生涯胸に納めておこうと思いました。磯谷さんの話がでるまでは」
社長は動かない。
「生意気な口をきいて申し訳ありません。社長のご恩は忘れたことは決してありません。今でもです。
しかし私のことはもう結構です。磯谷さんだけは、どうか辞めさせないで下さい。お願いします」
動かない社長に庄次郎は頭を下げた。

 社長の肩が上下に大きく揺れた。
クク・・・・・・
呻き声が聞こえた。
泣いているのかしれない。
庄次郎は一歩前に出た。
だが、それは違った。
笑い声であることに気付いた。
社長は顔を上げ、口を大きく開き歯を剥き出し、狂ったように笑っている。
庄次郎はギョッとした。

「財産か」
「何ですって・・・・・・」
「貴様の目的よ」
笑ったままの顔で困惑している庄次郎の顔を睨み付ける。
「本気で、そんなことを・・・・・・」
「それ以外考えられん。貴様ら朝鮮人は金のためなら何でもするからな」
「そんなこと・・・・・・」
「幾ら欲しいのだ」
「ば、ばかな!」
庄次郎は怒りで体が震えた。

「まあいい、金は横山から渡すようにするわい。心配するな、たっぷりくれてやる」
ふん、と鼻を鳴らした。
「貴様はワシの息子などでは断じてない。証拠などありゃせんわ!」
「認めて欲しいなどと思ってもいません」
「当たり前だ。だが、金だけはくれてやる」
社長は吐き捨てるように言った。
庄次郎は無言で小さく頭を振った。
「その代わり、千代はワシが貰う」

 言われた意味を理解するのに時間がかかった。
「千代を?・・・・・・どういう意味・・・・・・」
「どうもこうも、言ったとおりに決まっておるわ」
少し落ち着いたのか、社長は再び葉巻を取り出す。
「意味がわりませんが・・・・・・」
庄次郎はうろたえた。

「千代はワシの屋敷に来させる」
「そんなこと、できるわけが・・・・・・」
「ワシならできる」庄次郎の声に自分の声を被せた。
「千代は私の妻です。私が許可するはずがありません」
「何も貴様の了承など必要ない。朝鮮人などワシの力でどうにでもなる」
「力で・・・・・・」
「ワシの身の回りの世話をさせようと思っている」
「そ、そんなことできるわけが・・・・・・」
「千代がか?」
「当たり前でしょう」

 社長は両方の鼻から煙を出し、ニヤリと笑った。
「それが、そうでもない」
「ど、どういう意味ですか?」
背筋がゾクリとした。

「千代はワシのものとなって久しい」

 午前七時十五分。窓から見える空は、雲ひとつない晴天だ。



羞恥69
風水 1/17(木) 10:53:17 No.20080117105317 削除


 帰りのタクシーの後部座席 私の手を握り妻は太股をすり寄せてきます。
 陰部は相当に濡れているに違い有りません。

 運転手と山下さんの視線を気にしながら スカートに手を入れ 
 陰部に手を触れると ストッキングの上からでも湿り気がはっきり分かります。

 家に着くまで ゆっくりと妻の陰部の湿りを楽しみました。
 妻は私の手を拒絶せず 終始無言で下を向いたままです。

 
 山下さんにお礼を言い 先にタクシーを降りました。
 真っ暗な我が家 健太はもう寝ているようです。

 玄関に入るとすぐに妻を抱き寄せ唇を合わせました。
 妻も舌を差し込んで来ます。
「ぁぁ あなた 早く抱いて・・・」

 妻の肩を抱き 寝室に急ぎます。
 鍵を掛け スカートに手を差し込むと 妻は私の股間をスラックスの上から握ってきます。
「ぁぁぁ ほ、欲しいの あなた」
 
 ベッドに倒れ込みパンストを引き下ろすと 妻の水色の下着には大きな染みが広がっています。

「裕美子 もの凄く濡れてるよ」
「だってぇ・・・あんなの見ちゃったし・・・」

「最初の夫婦のストリップも興奮したけど・・・・オナニーが凄かったな」
 ブラウスとスカート 下着も脱がせ 足を開きます。
「ぁぁぁ・・・ わ、私 他の人のアソコって初めて見たわ 人前でオナニーして 逝っちゃうなんて・・・」

 秘唇を広げると 膣口から肛門まで愛液がつたわって光っています。
「裕美子 お尻の穴まで濡れちゃってるよ」
「いやーん 言わないでぇ   あなた クリちゃん舐めてぇ」 

 肛門と秘穴に指を入れ クリトリスを吸い上げると
「ぁぁぁぁぁぁぁ いやん 変になっちゃう」

「俺 あの店で 裕美子のオナニーショー見てみたい・・・」
「む、無理よぅぅ・・・人前で オ、オナニーなんて・・・ぁぁぁぁ」

 秘穴に入れた指を激しく動かすと
「ぁぁぁ 気持ちいいよぅ・・・い、逝きそうなの あなた逝きそう・・・」
「いいよ 見ててあげる 逝ってごらん」
「ぁぁぁ 逝くわ・・・・見てぇぇぇ・・・逝くぅぅぅ」
 相当興奮していたのでしょう あっという間に絶頂を迎えました。



卒業後 47
BJ 1/17(木) 03:01:29 No.20080117030129 削除

 自ら望んだことだったのだが、手を封じられた状態で唇だけの奉仕をつづけることは、相当に体力を使う行為なのだろう。次第に伯母の動きは緩慢になっていった。
 一方の男は笑みを崩さない。肉の屹立の勢い同様に、その余裕は失われることがなかった。
 ふと、伯母が含んでいたものを吐き出し、顔を引いた。
 切なげに喘ぐ胸元まで薄く汗ばんでいる。顎がはずれてしまったように、閉じる力の失われた半開きの唇からよだれの糸がきらきらと垂れ落ちた。
 男の手指がそんな伯母の唇を拭う。
 伯母は童女のように目を閉じて、男の手を受けていた。

「もう降参かね?」
 からかうような口調に、伯母がきゅっと恨むようなまなざしで男を見つめた。
 男はふっと目を細める。
「それでもずいぶん巧くなったものだ。あいつにもいつもそうしてやっているのかい?」

 また、「あいつ」という単語が出た。
 遼一には男と伯母の関係が分からない。おぼろげに分かるのは「あいつ」が伯父を指し、この男もまた伯父と顔見知り以上の関係にあるらしい―――ということだけだ。
 もうひとつ分かったことがある。
 伯母とこの男の関係―――性的な意味での関係だが―――は今に始ったことではない。まだ経験のない遼一にも分かる。男に唇の口技をほどこす伯母の仕草は慣れを感じさせた。
 その行為への慣れという意味ではない。
 この男の肉体への―――慣れだ。
 今、男を見つめた恨むようなまなざしにも、唇を拭う男の手を受け入れる仕草にも、幾度も身体を重ねた男女の間にうまれる特有の媚きが滲んでいた。遼一はそれをはっきりと知覚はしなかったが、おぼろげにそんな何かを感じた。


 背筋がぞわついた。


「それにしても―――ずいぶん変わったものだ」
 まだ胸を小さく隆起させながら、首輪をつけただけの裸身を休めている伯母を、悠然とした目が見下ろした。
 すっ、と―――
 男の右の手指が伸びて、伯母の胸の突起を摘まむ。
 瞬間、伯母は電気に触れたようにびくっと尻をもじつかせたが、あえてその玩弄に逆らおうとはしなかった。
「男のものをしゃぶりながら、ほら、こんなに乳首を硬くしている。自分でも分かるだろう?」
 鈴をころがすように男が桜色のとがりを指の腹でなぶると、伯母は小さく声をあげて不自由な身をくねらせた。意識せずに出てしまったその声は、たしかに伯母が身中に感じたらしい心地よさの響きを伴っていた。

「淫らな―――身体だ」

 敏感な伯母の反応に、男はかすかに含み笑いして、今度は人差し指でその部分を何度も弾いた。子供が気に入った玩具をいじくるような他愛無い動作に、しかし伯母は「んっ、んっ・・・」と呻いて、くねりながらいやいやと頸を振る。
 気のせいか、男の手指に触れられているうちに、伯母の乳房が張りつめ、つんと上向いてきたように、遼一の目には見えた。
「いや・・・・もうそこはいじらないで!」
 ついに伯母が屈服の声をあげた。
「気持ちがよすぎるからか。こんな身体になってしまっては、独り寝の夜はさぞ辛かっただろう」
 男のからかいに、伯母は乱れた髪を左右に揺らしながらまた頸を振って、そのまま唇の奉仕を再開しようとした。だが、その細い顎を男の大きな掌がとらえて、無理やりに上向かせる。
「股の奥も、もう濡らしてしまっているんだろう?」
 毒々しいような笑みを瞳に滲ませて、男はさらに問いをつづける。
 伯母の顎を掴んだ掌の親指が動き、くいっと鼻頭を上向かせた。伯母は顔を真っ赤にして、顔への辱めを逃れようとするが、男の力の前には無力だった。
「こうすると、犬じゃなくて豚になるな。うつくしい顔が台無しだね」
 そんなことを言いながら、男は、伯母の鼻をさらに上向かせる。
「やめて・・・恥ずかしい・・・」
 加えられる恥辱に耐えかねて、伯母は本当に辛そうに眉間に深い皺を寄せた。潤んだ瞳が哀訴するように男を見る。


 ふるわせた首輪の金具がちりんと鳴った。


「じゃあ、正直に答えるんだ。もう濡らしているんだろう?」
「・・・・濡らして・・・います」
 少しのためらいを浮かべた後で、伯母は小さく答えた。
「濡らしたところに、太くてかたいものをいれてほしくなったんじゃないか」
「それは―――駄目」
 
 間髪いれず、という感じで、伯母は口走るようにそう言った。
 必死の声。しかしそれを予想していたように、男は冗談ぽく片方の眉を吊り上げた。

「そうかね。それではまだまだ、こちらも楽しめるというところだ」

 ようやく男の手が伯母の顔からはずれた。
 がくり、と伯母の裸の肩が落ちる。

「口はもういい。ソファの上にあがって、濡らしているところを見せてくれ」

 どこまでも冷徹に、男はつづけてそう言い放った。



卒業後 46
BJ 1/16(水) 17:28:45 No.20080116172845 削除

「せっかくだから―――これも着けてもらおうか」

 両手を拘束された伯母をしばし眺めていた男が、不意に鞄から取り出したものは、犬用のものとしか思えない赤い首輪だった。

「この前、撮影で使ったものが鞄に入れっぱなしになっていたのでね。ちょうどいい」

 黒曜石のような瞳が男の手にしたものに向けられた。小筆で描いたような柳眉がわずかにしかめられたが、伯母は何も言わず、顔を少しだけ上向けて、男に向けて白い喉をさらした。

 かちり、と音をたてて、無骨な首輪が繊細な頸に嵌められる。

「つい最近母親になったばかりだが―――今日は犬になってもらうよ」

 ざらっとした男の声音が、静かな空間になまめかしく響いた。



 よみがえる光景はいつも蒼い―――。

 夏。伯母とふたり連れ立って歩いた、坂上にある図書館への道。
 生温い微風が吹いていた。
 鮮やかな木々の緑が眩しくて、少しだけ前を歩く伯母の背中はそれ以上に眩しく見えた。
 そして、あれはいつのことだったろうか。

 ―――ありがとう。

 やさしく告げられた言葉を聞き、朝露に濡れた花のような儚い笑顔を見たのは。
 記憶に残るそんな光景は奇妙なほど鮮明で、だからこそ心が痛んだ―――。



 遠のいていた意識が、次第に輪郭を取り戻す。
 それにつれて、ぼやけた視界の光景も明確になっていく。
 今―――
 遼一の視界、そのなかで、裸の伯母が跪いていた。
 ソファに腰掛けた男の膝下に。

 伯母の両腕は後ろで縛られている。そのために肩甲骨が浮き出して、光沢のある背肌に翳ができている。
 伯母は赤い首輪だけを身に着けた姿で膝を床につけ、尻だけをかすかに浮かし、下を脱いだ男の股間に顔を埋めていた。
 遼一自身とは比べものにならないほど長大で、赤黒い男のそれを、伯母の小さな口が頬張っている。
 頬がぺこりとへこむ。膨らんだ鼻孔から熱い息がふきこぼれているのが分かる。
 たわめられた眉根は、口中におさまらないものをもてあつかう苦しさを見せていた。
 しかし、それでも伯母は小さな顔を前後に動かして、男のそれをより深く呑みこんでは唇でしごく動作を繰り返していた。
 時折、はあっと吐息をこぼして、呼吸を取り戻すように、伯母の唇が男のものから離れる。
 けれど、そんなときも、伯母の視線はそそりたつ肉の柱から離れることはない。
 いつの間にか、伯母の顔は紅潮していた。
 うっすらとかいた汗がきらきらと光り、ほつれた髪の幾筋かが頬に貼りついている。
 すっ、と形のよい唇が薄く開いた。
 強度を失わない眼前の屹立の先端に、桜色の舌が触れていく。
 なめらかな舌は怒張をすべるように移動する。根元の毛叢に高い鼻を埋めて、伯母は男の付け根から醜い肉の袋にまで丁寧な舌の愛撫をほどこしていく。
 艶のある黒髪がまた、はらり、と落ちる。
 赤い首輪の金具が、きらり、とひかる。
 むっちりと白い尻が微妙に蠢いていた。


 それは一匹のうつくしいけだものとしか思われない姿だった。
 そして、そのけだものは間違いなく、遼一がよく知っているはずの伯母なのだった。


 見知らぬ男はそんな屈辱的ないきものに伯母を堕としながら、ひとり悠然と唇の奉仕を受けている。
 わらっている。
 節くれだった指が時折、伯母の豊かな髪にさしこまれ、ペットの毛並みを確かめるような仕草でさらさらと髪を梳いた。


 はぁ、はぁ、と―――
 狂おしげな吐息が聞こえる。
 彼方で聞こえるようなそれが、自らの口から出ているものだと、もう遼一は意識していなかった。





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羞恥68
風水 1/16(水) 10:42:17 No.20080116104217 削除


 ベッドの上で膝を曲げ開脚する女性
 陰毛の無い女陰を右手の人差し指と中指で広げ 左手の人差し指でクリトリスを転がしています。

 開いた小陰唇の中 膣口から透明な愛液が溢れています。

「ぁぁぁ・・・感じるぅ・・・」
 静かな店内に 女性のかすかな喘ぎが響きます。

 しばらくクリトリスを転がしていた指が膣口に向かい
 曲がった指先が出入りするたびに
「クチュ・・クチュ・・・」
 卑猥な音が聞こえます。

「ぁぁぁ 感じるぅ・・・見てぇ・・・私のお、おまんこ 見てぇぇぇ」
 両足をさらに広げ 腰を突き出すようにくねらす女性
「わ、私の・・・オナニー見てぇぇぇ」

 膣口に2本の指が入り 激しく動いています。
「ぁぁぁ 逝きそう・・・逝きそうぅぅぅ」
 
 左手が膣の中で 右手はクリトリスを激しく刺激しています。

「ぁぁぁ 逝くぅ・・・・見てぇ 逝くぅぅぅ」
 首が カクンとのけぞり 両手の動きが止まりました。
 腰と腹部が波打っています 激しい絶頂を迎えたようです。

 私は思わず唾を飲み込みため息を付きました。
 握っている妻の手は 汗をかき小刻みに震えています。

 ベッドの上で肩で大きく息を付く女性 静かにカーテンが降りて姿を隠しました。

「いやぁー 凄かったですね」
 山下さんの言葉に
「ええ こんな凄いの初めて見ました 心臓バクバクですよ なぁ裕美子」
「え、えぇ・・・あの人 ほんとに逝ったみたい・・・」 

「今のご夫婦 前回は剃毛ショーをやったんです なかなかよかったですよ」
「へぇー そんな事もするんですか?」
「ここは基本的になんでも有りなんですよ SMや放尿もありますし・・・
 もっとも 私はそっち系はあんまり得意じゃないんですけど」 

 舞台の袖に総長さんが立ち
「皆さん 本日のショーはこれまででございます。
 いつもの事ではございますが ここでの出来事は一切他言無用でございます。

 当店ではショーに出演なさるご夫婦をお待ちしております。
 では 次回のショーをお楽しみに。」 

「どうです矢野さん ご夫婦で出てみたら・・・」
「いやだぁ 矢野さん何言ってるんですか とんでもないわよねぇ あなた」
「まったく 私達にはとても無理ですよ」

 心の中には 『妻を出演させたい』という黒い願望が頭をもたげてきました。
 妻のオナニーショー   私は見ているだけで逝ってしまうかもしれません。



千代に八千代に
信定 1/15(火) 12:55:01 No.20080115125501 削除
第五十五章

「雇った探偵がお前のことを知っていた人間を探し出した。どこぞの鉱石の採掘現場らしいわい」
社長はフンと笑い、青くなった庄次郎の顔を睨み付けた。
「結局、お前の本来の住民票はなかったが、今までよーく偽り通した」
俯いたまま動かない庄次郎をジロリと睨んだ。
「さしずめ千代の入れ知恵か?」
耳を赤くし唇を噛みしめていた庄次郎は、弾かれたように顔を上げた。
「違います!妻は全く関係ありません。どうか、その点だけは・・・・・・」
「震災後に変えたのだな」
「はい、そうです・・・・・・」
庄次郎はうなだれた。
「ふん、やはり朝鮮人は嘘つきだな」
社長の吐き捨てるような言葉に一瞬顔を上げたが、慌てて視線をそらした。
汚い物でも見るような社長の目付きに胸が潰れそうだった。

「私は、朝鮮の国も言葉も知りません。日本で育ち、日本しか知りません」
「そんなことは知ったことではない。血だ、血の問題だ」
「それは・・・・・・」
「お前を信じていたワシの気持ちが分かるか?」
「私は社長のご恩を忘れたことはありません。これからも・・・・・・」
「ふん、偽りおって何がご恩よ。一生ワシや横山を騙すつもりだったのだろうが」
庄次郎は言葉に詰まった。
「朝鮮人は全員嘘つきよ。国ごと消えて無くなれば良いのだ!」
「そんな・・・・・・」
あまりに激しい言葉に、庄次郎の目が充血した。
「何が日本語しか知らないだ!お前は薄汚い朝鮮女の股ぐらから、クソのように這い出て来たのだろうがっ」
社長の顔は憎しみで歪んでいた。

「私のことはいいです。母のことは侮辱しないでください」
食いしばった歯の隙間から庄次郎は呻くように言った。
「ふん、金に目が眩んで、日本の男をくわえ込んでいたのだろうよ。ブリブリ腰を振り回してな。
どうせ誰の子かも分からんのだろう」
「何ということを!」
佐藤老人とのやりとりを思い出し、庄次郎の声は怒りで震えていた。
「ち、父親は分かっています・・・・・・」
だからどうしたと言わんばかりに、社長は鼻を鳴らした。

「お前はクビだ。金はキッチリくれてやる。二度とワシの前に現れるな」
社長は立ち上がり、葉巻を放り投げそう吐き捨てた。
握りしめたこぶしを振るわせ、充血した目で社長の姿を追った。
今まで良くしてくれた社長への恩は庄次郎は忘れていない。
しかし、あまりに突然の事態に、庄次郎の自制心は崩壊していた。
たった今まで言うつもりはなかったが、遂に言葉に出てしまった。

「ミンファという女性を・・・・・・ご存じですね」

 ドアを半分開けたままの状態で、社長の動きが数秒間止まった。
半開きのドアから光が差し込んでいる。その光の筋の中で埃がキラキラと光っていた。
そのあと半身を外に出した状態で、社長はぎごちない動作で振り返った。
「お前、なぜその名を・・・・・・」
社長は驚愕の顔で、顔の筋肉は動かさず口だけを動かした。
「ご存じなのですね」
庄次郎は穏やかな声で言った。
「だから、なんだ!」
こちらに一歩足を戻し、社長は唾を飛ばした。
ドンと音を立て、ドアが閉まった。

「き、貴様、何が言いたい!」
「ソ・ミンファ。日本名でミリ」
不思議と相手がいきり立てば立つほど冷静になれる。
「どこでその名を・・・・・・」
握った社長のこぶしがブルブルと震えていた。
社長の目が忙しなく左右にぶれている。
凄まじい勢いで脳が働いているのだ。そして目の動きが止まった。

「そうか、磯谷か!奴しかいないわ。ペラペラとあのばか者が話したのだな。
だからワシはあの男は切り捨てろと言ったのだ」
「磯谷さんの仕事はキッチリしてます。磯谷さんほど道路網に精通された方はいません」
「朝鮮人の貴様が何を言う!」
社長の怒号が飛んだ。
「自動車の運転を覚えさせワシの近くに置き、くさぐさ学ばせようと思っていたその気持ちを、貴様は踏みにじった」
「そ、それには感謝しております」
庄次郎は慌てて頭を下げた。
「だから、あのばか者を切れと言ったのだ、それを貴様は!」
「ですが、磯谷さんは真面目で・・・・・・」
「黙れいっ、朝鮮人の分際で何をほざく」
そう言って、再び庄次郎に背を向けてドアに向かった。
「磯谷さんだけはやめさせないで下さい!お願いします!」
庄次郎の声に社長は振り向きもせず、手刀で首を切る真似をした。

「妊娠していたのをご存じですか?」

 ほんの一瞬躊躇した庄次郎だが、勢いで口走った。
社長の動きがピタリと止まる。
こちらを振り向かなくとも、顔の表情は分かった。
「あなたの子を身ごもっていたのです」
振り向いた社長の顔は、まるでデジャヴのようであった。
「朝鮮人の夫のではない、あなたの子を」
「え・・・・・・」
だらしなく開かれた顎が震えていた。

「ミンファは私の母です」
「な・・・・・・なん、だと・・・・・・」
社長の体がグラリと揺れた。



羞恥67
風水 1/15(火) 10:43:08 No.20080115104308 削除


 店内のBGMが止み 総長さんの声が響きます。

「皆様 お待たせいたしました。 本日の二組目 Aさんご夫妻でございます。 
 当店3度目の出演になります それでは・・・」

 ステージのカーテンが開くと そこには真っ白いシーツのシンプルなベッドが・・・

 袖からラフな格好の青年 彼は一人の女性の手を取りベッドに近寄りました。
 女性はアイマスクをし ピンクのブラジャーとショーツだけを身につけています。
 年は20代後半でしょうか 素晴らしいプロポーションです。

 何の説明も無く 男性はアイマスクの女性をベッドに寝かせ唇を合わせました。
 数秒の口づけの後 男性はベッドから離れ 舞台の袖に消えました。

 ステージ上のベッド 客席に足を向け横たわる女性 
 純白の枕に頭を沈め 大きくため息をつき その両の手がブラジャーに包まれた胸に向かいます。

「オナニーショーだ・・・・」
 思わずつぶやく私 妻は水割りのグラスを持ったまま固まっています。

 ベッドの女性は両手で自らの胸をゆっくりと揉んでいます。
 ときおり舌で上唇を舐める仕草がとても卑猥に見えます。

 下着の上から胸を揉んでいた手が いつのまにか下着の下に滑り込み 直接乳首を刺激しているようです。
 ときおり 首をのけぞらせ 閉じた足をくねらせています。

 乳房を刺激していた手が背中に回り ブラジャーのホックを外しました。

 小振りながら形の良い乳房が姿を現し 両手ですでに勃起している乳首を摘む女性
 「ぅぅ・・・はぁぁぁ」
 微かな声が聞こえ 腰がゆっくりとくねり出しました。

 妻がグラスを置き 片手で私の手を握り もう片方の手を私の太股に置きました。
 目が潤んでいます 女性から見てもステージの女性の動きは官能的に見えるでしょう。

 ベッドの女性は 右手で乳首を 左手で下着の上から股間をゆっくりと刺激しています。
「はぁ・・・ぁぁぁ・・・ぅぅぅ」
 断続的に漏れるあえぎ声

 程なく 下着の上から股間を刺激していた左手が 白い下着に滑り込み
 今まで合わさっていた両膝が開いてきました。  

 青年が近づき言葉を掛けました。
「さあ 総てを見てもらいなさい」

 胸と股間にあった手が離れ 下着の両サイドに親指が入りました。
 ゆっくりと そして下半身をくねらせながら 女性は下着を足首から抜き取りました。

 その股間には黒い翳りがありません 完全に剃毛しているのでしょう。
 隠す物の全く無いその陰部は 照明を受け濡れ光っています。



卒業後 45
BJ 1/15(火) 03:48:13 No.20080115034813 削除

 わずかに肌身を隠していた下着を脱ぎ去り、伯母は男の目に素裸を晒した。

 男と―――遼一の目に。

「両腕を頭の後ろで組んで、見せてくれ。瑞希のヌードを見るのも久しぶりなものでね」

 伯母は言われたとおりにした。


 その美しさに憧れていた。
 その優しさに惹かれていた。
 その瞳に時折よぎる哀しみに、胸の痛むような愛しさを感じていた。
 その女性が、今こうして、まるで知らない男の目に生まれたままの素裸を晒し、言われるままに肢体を開いて、すべてを見せている。
 頭がどうにかなってしまいそうだった。自分のなかで大切に築き上げていたもの、これまで信じてきた常識が、不意に投げ込まれた石ころで一瞬にして破片の山となってしまったような衝撃だった。

 だというのに―――遼一の目は吸い寄せられるように、伯母の裸身に釘付けになっている。

 遼一とて年頃の少年だ。友人の持っている雑誌やビデオで、裸の女性を目にしたことは幾度もある。
 しかし、はじめて目にする本物の女性の裸身は、まったく異なった次元で遼一に迫っていた。

 照明の下で、そこだけぼうとけぶっているような―――伯母の裸像だった。

 蒼みがかってみえるほど白い肌がひかっているようだ。薄く静脈の線までが浮き出て見える胸元。その下にかたちよく盛り上がった双の乳房は透きとおった玉のようで、細身の肢体にそぐわない豊かさを見せていた。ほんのわずか俯いたふくらみの頂点に、桜色の乳首がひかえめに佇んでいる。
 なめらかにくびれた腰まわり。恥骨の刻む薄い陰影のはざまに、漆黒の繊毛が茂っていた。それはどこからどう見ても女っぽい伯母の、もっとも女らしい部分だった。うまれてはじめて女性のその箇所を目にした遼一は、玲瓏な陶器のような伯母の裸に息づいている恥毛に、かえって息苦しいばかりの生々しさを感じた。

「綺麗だ。孕んでいるとはとても思えないな」

 たっぷりと時間をかけて、腋までもあらわに曝した伯母の全裸を鑑賞していた男がふと呟いた声で、遼一の意識が引き戻された。
 先程から、伯母とこの男との会話に幾度かあらわれた「子供」の話。それはもう、疑いようもなく、伯母の身体に新たに宿った命のことを指していると思われた。
 無意識のうちに視線が、伯母の下腹の辺りに向く。優美な線を描いたそこは、男の言葉を裏づけるようにわずかなふくらみも窺えない。
 その視線を感じたように、伯母は羞ずかしげに身じろぎして、頭の後ろで組んでいた両手でその部分を隠した。
「そんなふうに・・・見ないでください」
「当たり前の関心さ。これから瑞希の身体が変わっていくのを見るのが楽しみだ」
 ふとそんなことを言って、男は伯母を手招いた。
「さあ、約束したことをしてもらおうか」
 少しだけ俯いていた視線を上げて、伯母は男を見つめた。
「ひとつお願いがあります」
「なんだね?」
「いつものように両手を縛ってください。・・・そのほうがいいの」
 男は興味深げに片方の眉を上げた。
「どうして?」
「そのほうが・・・心が楽です」
 胸元の辺りまで朱に染めながら、伯母ははっきりと言った。
 くっと男が笑う。
「縛られていたほうが、無理やりされているのだと自分に言い訳できるからかい。―――ずるいね」
 床に落ちていたバスローブの紐を掴んだ男に、伯母は背を向けて後ろ手に両腕を差し出した。その手首に男が紐をぐるぐるにかけていく。きつく結わえられたのか、伯母は眉根を寄せて、痛みをこらえるような表情をした。
 その耳元に男は顔を近づけて、囁いた。

「だが―――縛られたことを、あとできっと後悔するよ」

 何も答えずに、伯母は目を瞑った。



卒業後 44
BJ 1/15(火) 03:36:31 No.20080115033631 削除

「いやっ―――」

 脱がせられたバスローブを両の手で引き戻そうとした伯母は、それが叶わぬと知ると、するりと自ら脱ぎ去って、下着だけの姿となり、そのまま逃げようとした。
 その肩を、男の手が掴む。
 一瞬にして、伯母の細身は男の厚い胸板へ引き寄せられた。
「暴れると身体に障るよ」
 ざらりとした声音で囁くように言う男の声に、伯母はしばしいやいやを繰り返していたが、やがてぐったりと男の胸に身体を預けた。


 遼一は―――見ていた。
 上衣を剥ぎとられた後にあらわれた、眩しくかがやくような肌を。
 わずかな眼前で、男の逞しい胸に抱き取られている伯母を。


 伯母の肢体はどこまでも華奢に、繊細につくられているように見えた。
 すらりと伸びた手足は少女のように細い。
 さらさらと流れるような黒髪が、いまにも折れてしまいそうな頸筋から、絹地をひろげたような背肌にうっすらと張り出た肩甲骨の翳の辺りまでかかっている。
 かたちよくくびれたウェスト。薄白のショーツの貼りついた尻のまるみ。雪白のふくらはぎから、すっきりとした脛や足首まで、どこまでも美麗な線を描いた躯は、それが見てはいけないものだからこそ、遼一の目におそろしいほど蟲惑的に映った。


 頭が眩眩とした。


 くぅっと仔犬の鳴くような声がした。
 伯母の耳朶がいつの間に赤く染まっている。
 たおやかな胸のふくらみを隠していた下着がずらされ、男の手指が触れていた。
「はなして・・・・しないで」
「このところずいぶんとご無沙汰だったんだろう。前よりも反応が敏感だな」
 男の低い声に笑いが含まれる。
 むしろ苦しげに顔を歪めた伯母が、熱い息を吐くのが分かる。
 物陰からそんな伯母の表情を見つめる遼一は、信じられない想いとともに、身中に濃密な何かがせりあがってくるのを感じる。
 総身が震えた。
 それは恐怖だった。
 恐怖と―――

「相変わらずいい身体だ。乳房が熱くなってきた」
「これ以上は、もう、許してください」
 全力疾走した後のように切れ切れに言葉をもつらせながら、伯母は両手で男の胸を押し、囚われの身から逃れようとした。
 そんな伯母の姿はまるで、大人に向かって抵抗しようとしている幼い子供のように見える。
 助けなければ、と遼一は思う。伯母を助けなければ、と遼一は思う。そのために自分はここへ来たのだ。だが、動けない。自由を失った身体が、がくがくと震えている。
 男と伯母は自分の手の届かないところに立っている。男の発する異様な妖気と、そして伯母自身の発する蟲惑が、遼一を絡めとっていた。
「ストレスは毒だよ」
 悠々と伯母の抵抗をいなしながら、男は妖しく囁いた。
「俺に任せておけばいい。厭なことも、これからの不安も、すべて」

 すべて忘れさせてやる―――
 男は云った。

「それに瑞希はとうに知っているだろう。俺は一度やると言ったことはどうしたってやる男だってことを」
 呼称を「君」から「瑞希」へ―――伯母の名前へと変えた男の口ぶりは、まるで恋人に語りかけるような、ゆったりとした声音だった。
 凄みを帯びた艶気のようなものを感じさせるまなざしが、伯母に向けられる。両腕は伯母の身体をとらえたまま、決して離そうとしなかった。
 伯母が顔をあげた。一瞬、魅入られたように男のまなざしをその瞳に受け、全身が硬直したように見えた。それから、伯母はくなくなと頭を振り、また細い頸をうなだれさせた。

「いれないで―――ください」

 不意に、伯母の唇から出てきた言葉を、遼一は理解できなかった。
 男も少し虚をつかれたような顔をした。
「どうしてもするというのなら、私が口でします。それで許して。なかにはいれないで」
 羞恥のためか男の胸に顔をぐいぐいと押しつけながら、伯母はそれでも必死な声で訴える。
 男はようやく納得がいったような顔になって、また―――笑った。
「お腹のややが心配なのかね。俺はそんな下手なことはしないよ」
「・・・・・・・」
「けれど、君が望むのなら、そうしよう。約束するよ。君が自分からそうしてほしいとねだらないかぎり、今日はここにはいれない」
 悪魔じみた不吉な笑みを滲ませながら、男は伯母のショーツの底にすっと手を這わせた。
 びくり、と伯母が身体をふるわせたのが分かった。



卒業後 43
BJ 1/13(日) 16:52:49 No.20080113165249 削除

 日が落ちる。
 窓の外の世界が急速に蒼褪めていく。
 男は煙草を灰皿に揉み消して立ち上がり、窓際へ向かって歩く。
 世界が夜に変わるその一瞬を見届けようとするかのように。
「気分は落ち着いた?」
 男が不意に口を開いた。
 ビロードのようになめらかで艶のあるその声は、男の冷たい容貌に比して、ずっとやさしげに響いた。
「おかげさまで・・・・」
 窓際に立った男に背を向けて座ったまま、伯母は言葉少なに答えた。
「今日はご迷惑をかけてしまって、すみません」
「そんなこともない」
 男は振り返って伯母を見た。
「事情はだいたい分かったが―――これからどうするつもりだ?」
 伯母は静かに頸を振った。
「いまは先のことは考えられません」
「いまが考え時だろう。そろそろ自由になったらどうだね」
 あいつから―――
 見知らぬ男は言葉をつづけた。
「そうでなくても身体の中に枷を背負っているというのに」
「・・・子供は枷ではありません」
「枷にしようとしたんじゃないのか? あの男を繋ぎとめておくための」
「ちがいます」


 遼一にはふたりの会話の内容がまるで理解できない。
 ただならぬ緊迫感だけをそのなかに感じていた。


「じゃあ、その子を堕ろすのかい。それがあいつの望みなんだろう?」
 伯母は答えなかった。


 子を・・・堕ろす?
 ―――誰の子供の話だ?


「五年も一緒にいたにしては、君も案外、あいつのことを何も分かっていないね」
 また煙草を咥えながら、男はふとやさしげな口調を冷徹なものにあらためた。
「あいつは何のかんのと理屈をつけているが、結局のところ俺と君との間柄を邪推して、嫉妬することに悦びを覚えているのさ。だから出来た子のことも、絶対に自分の子だと信じようとしない」


 あいつとは誰だ?
 これは伯父の話なのか。


 遼一は伯母を見た。
 伯母の表情は凍りついたようで、伏せた瞳も引き締めた唇も微動だにしない。
「子供はつくらないほうが正解だったな。あいつはそんなこと、まるで望んじゃいなかった。そうじゃないか? あいつが口に出して君の子が欲しいと一度でも言ったことがあったか? ないだろう。そうでなければ、35になる子のない妻にピルを飲ませ続ける生活を一年もつづけるはずがない」
「もうやめて」
「普通の家庭の幸福なんてものに、あいつは興味がないのさ。あいつにとって用があるのは、母でも妻でもない。自分の思い通りに、自分の欲望を満たしてくれる玩具。君に求められていたのは、ただそれだけだったんだよ」
 伯母は両手で顔をおさえ、いやいやするように激しく頸を振った。
 男は怖いほど冷静な目で、そんな伯母を見つめた。

「まあ、あいつの気持ちも分からないではない―――」

 そう言って。
 男はゆっくりと伯母に近づいていく。

「男を狂わせる君の美しさは、そういう種類のものなのさ。男の玩具になるのがふさわしい―――そう思わせるような美しさ。もっともっと壊してみたくなるような―――」

 背後から、男は座っている伯母の肩を抱いた。
 太い手がバスローブ越しに、その下に息づいているはずの乳房をつかんだ。
 見つめる遼一は思わず叫び声をあげそうになる。

「やめて―――」
「それはそれでおあいこと言うべきかな。君の周囲の男たちは皆一様に不幸な運命を辿るようだ。最初にこの罪な肉体を弄ったのは、そう、君の義兄だったか」

 手の玩弄ではなく、男の言葉に、伯母の身体がふるえたように見えた。

「交通事故で亡くなったそうだが、亡くなるその前夜も、彼は君を抱いていたんじゃないのかね。ハンドルを切り損なったのも、その瞬間に君の身体のことでも考えてぼんやりしていたんじゃないのかな」


 ちがう―――
 弱々しく、伯母は叫ぶ。


「それから君を育てた叔父さん夫妻だ。いまは疎遠にしているようだが、本当のところその原因は何だね? 義兄とのことが知れたから? それとも―――叔父さんが君にフェラチオでも強制したのか? 彼の夫妻の仲はいまどうなっているんだね?」


 その瞬間―――
 がっくりと、伯母の全身から力が抜けてしまったように見えた。


「そして―――あいつも君と出会っておかしくなった」
 黒衣の男は魔術師のように、力を失った伯母の耳元に囁く。
「あたたかい平凡な家庭。どれだけ求めたところで、そんなものから一番縁遠いのは、もしかしたら君自身かもしれないよ。いや―――この身体か」


 魔術師の手がバスローブの前をはだける。
 初めて目にする伯母の真っ白な胸が、遼一の瞳に灼きついた。



羞恥66
風水 1/13(日) 09:59:36 No.20080113095936 削除


 女性が顔を一段と赤らめて 哀願する眼差しで男性を見ました。
 彼は首を横に振り 否定の表情を向けます。

 女性の右手がゆっくり股間に向かい 下着のクロッチの左端に2指を差し込みます。

 顔を横に背け 目を瞑り クロッチ部分を片側に引っ張る女性・・・
 スポットライトの中に陰毛に覆われた女陰部が現れました。

「うそっ・・・」
 私の手を握る妻は震えています。

 濃い陰毛のため陰部全体は見えません が かなり大きい小陰唇が飛び出しています。
 その合わせ目は照明を浴び 淫らに光っています。

 再び男性が耳元で囁きました。

 女性は下着から手を離し ゆったりした動作で椅子から立ち上がり ステージの最前部へ進みます。
 スポットライトの中 一言も発せず女性は下着を下ろしました。

 黒いハイヒールだけの全裸の女性が浮かび上がっています。

 店内は静まりかえり 客の息づかいだけが聞こえています。
 妻も片手で口元を押さえたまま ステージの女性を凝視しています。

 再び椅子に座った女性 その両足を男性が肘掛けに持ち上げました。

「ぁぁぁぁ・・・」
 女性は微かな声を漏らし 両手で大陰唇の両側を左右にくつろげました。

 膣口までもがはっきりと見え 白濁した愛液が肛門近くまで流れています。

「凄いな・・・」
 自然に私の口から漏れた言葉に 妻は身体を密着させ
「いやらし過ぎるわ・・・あんなに濡れてるよ」
「ああ 見られて感じているんだ・・・」

 山下さんに見えないように 妻のスカートに手を差し込むと 下着の上からでも陰部の湿りが分かります。
「あなた ヤメテ・・・」
 小声で拒否をする妻 しかし その目は淫らな光を放っています。


 ステージの男性がマイクを持ち
「皆さん 妻の陰部 いかがでしょうか? 
 妻も皆さんに見られて大変興奮しているようです。
 本日はこれまでですが また より淫らな妻をご覧頂く機会があればと思っています。」

 男性は女性を椅子から立たせ 舞台の袖に消えて行きました。

 総長が現れ 
「皆様 次のステージまで暫く時間を頂きます。 ごゆるりとご歓談ください。」
 再びゆったりとしたジャズが店内に流れます。

 ずっと無言だった山下さんが水割りを口に運びながら
「矢野さん どうでした 凄かったでしょ
 今のはたぶん普通の主婦ですよ 今頃控え室で旦那の愛撫を受けている事でしょうね」

「いやいや 興奮しましたよ なぁ裕美子」
「え、ええ びっくりしちゃいました」

「男性はストリップとかでこういうの見る事 結構有りますけど
 女性が目にする機会はほとんど無いでしょう ですからこの店のショーは女性に人気あるんですよ」

 よく店内を見ると 確かに女性客が半数を占めています。

「たぶん次のショーも期待できますよ」
 山下さんの言葉に喉の渇きを抑えきれず 水割りを一気に流し込みました。





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悪夢 その92
ハジ 1/13(日) 09:31:50 No.20080113093150 削除

 どんな美人でも三日経てば飽きる。
 誰が言ったのかは知らない。しかし、実に的を得た意見だ。長くつきあっていれば、外見内面ともに最初は気づかなかったわずかな綻びが徐々に大きく見え出す。それは当然のことで、とりたてて大騒ぎすることではない。
 特に夫婦ともなれば、時間の経過とともに良い意味での緊張が失われ、お互い馴れを産むこともあって覆い隠していた粗が露わになる瞬間がある。
 そのことを責めることなどできないし、それは必ずしも悪いことばかりではない。現実を受け入れ、そして我々は家族という便利な枠へ落ち着くのだ。奇妙な安心感とともに。

 けれども何にでも例外はある。私たち夫婦―――少なくともいまの私がそれだ。
 彼女のことをもっともっと知りたい。良いことも悪いことも。
 妻と暮らしはじめてから、一層その想いは募る。彼女の新たな一面を垣間見たとき、私は何物にも変えがたい快を得るのだ。
 事実は寸分の失望ももたらすこともなく、新しい発見に私は胸躍らさずにはいられない。これまでも、これからも―――。

 私はこれまでも妻―――秋穂のことを計りかねていた。そして今さらにわからなくなった。
 妻のことを深く知るにつれて、余計にわからなくなっていた。
 新しい事実を知れば知るほどわからなくなる―――そうした矛盾を抱えながらも、私はのめりこんでいく。どんどん彼女が欲しくなる。本当の彼女が。

 ある男が言った。あなたは彼女をひとりの人間とはみなしていない。ひととしての人格を認めていない。

 あなたにとって、妻とは―――彼女は―――人形あるいはアクセサリーの類に過ぎないのだ―――と。

 強く断言されると私は途端に言い返せなくなる。形ばかりの反論を男はせせら笑った。

 所詮あなたは“第三者”にすぎない。ここから先へ進みたければ、私を使うしかない。





「オラ、暴れんな。力抜けって」
「変に抵抗すると裂けちまうよ」

 少年たちは笑っていました。異様に大きくなった目を輝かせながら。
 暗い喜びをその瞳に反射させながら、しかし、顔のその他のところは微動だにしません。人は本当に残酷になるとき、笑うのだ―――私はそんなことを考えながら、なぜか妙に落ち着いている自分に却って動揺してしまいました。

 画面の中の女はそのすらりと伸びた細い肢体を屈強な腕に絡めとられ、こちらをまっすぐにみていました。
 暗い画面の端にそれはのぞいていました。口径が幼児の拳大のもの―――ワインのものでしょうか。表面のラベルにアルファベットが表記されています。黒塗りしたわずかに中身の透けるそれが鈍い光を放ちます。その飲み口があたかも男根のようで、いまにも彼女を貫こうとしているようで―――。

 秋穂の額に浮かんだ汗が珠になり、ゆっくりと流れ落ちていきます。それはひどく長い時間のように感じました。

 白いからだがびくりと引き攣りました。ふとももに触れる凶器の冷たさに反応したのでしょうか。四肢を押さえつけられ、脚のつけ根―――その急所部分に凶器を突きつけられる絶望―――その姿に先ほどまでの余裕も吹っ切れたような奔放さもうかがえません。
 覚悟を決めたかのような表情になまなましい翳がよぎります。恐怖と嫌悪―――そして。

「オッ。入ったぜ、すげえ」

 秋穂の低いうめきにわずかに遅れて、少年のひとりが言いました。
 長い手足がばたつきそうになるのを堪え、彼女の顔が苦痛に歪みます。そして大きく深く―――息を吐き出しはじめました。まるで産気づいたように。
 それでも完全に耐え切ることは難しいのか、彼女は何度も首を振り半狂乱になってもがき出しました。
 激痛と恥辱―――おそらく両方のせいでしょう。秋穂は激しく身を捻じろうとしますが、串刺しにされた身では自由に動くこともできず、その様は安物のマリオネットのように奇怪で、そして無残でした。

「案外簡単に入るもんなんだなあ。女体の神秘っつうやつか」

 暴れるのを押さえつけられ、力づくで元の体勢に戻されてもしばらく彼女の苦悶はおさまりません。形の良いくちびるが浅い呼吸を何度も繰り返し、その度にあらたな脂汗が顔に吹き出しました。。
 そして、尚も小刻みに震えつづけるからだとは別に、彼女の虚ろな視線は意識がとんでいるのか、一点をみつめたまま動かなくなっていました。

「おい、泡吹いてねえ。これ」
「よお、やばくねえ。さすがにこれ以上は―――」
「バカ。突っ込んだだけで終わりじゃねえだろう」

 悪意を超えたなにかをたたえた少年がまわりの興奮を遮りました。

「こうやるんだよ」

 そう言うとシャックは覗きこむように身をかがめます。それから徐に妻の下半身へ手を伸ばしました。
 秋穂におこっていた震えがぴたりと止まりました。シャックが妻の体内からその異物をゆっくりと引き抜きます。
そうしておいて再度彼女のなかにそれを押し込むと、胸元の白い隆起がびくりと跳ね上がりました。

「ウッ―――あっ、アッ」

 妻のかすれ声に少年たちは息を呑みます。ひとりシャックだけが平静を保っているようでした。

「ほら。つづけろよ」
「お、おう」

 後を託された少年は気後れした様子ながらも、声に従いました。再び妻のいきむような息づかいが聞こえてきます。

「遊んでやるよ。まだまだ」

 血の気を失った秋穂を蒼白な表情が見下ろしていました。



舞踏 15
shela 1/12(土) 17:32:19 No.20080112173219 削除
焦らす
 小学6年の亮は、背丈こそは普通以上有ったが、体格的には華奢で色白の肌が今はピンク色に染まっていた。
その姿はまるで髪の短い少女がブラジャーだけ着けてベットに大の字に縛られている様である。
 その姿に刺激されたのか夏の部屋の暑さからなのか、梓の額と身体はじっとりと汗ばんでいた。
『可愛いじゃないマコ、沢山可愛がってあげるから!』
と言うと、自ら着ていた洋服を脱ぎ始め下着だけの姿になった。
 亮としては何度も見慣れた梓の姿なのだが、窓越しに眺める姿とは全然違って見えた。
 たった今し方、梓の口の中で果てた亮には梓の身体から発する女の香りを嗅ぎ取る余裕が有ったのだろう、梓の香りは亮の鼻孔を擽りペニスに何らかの信号を送った。
ビクンッ!
 濃紫の下着を纏った梓は亮の反応を見逃しはしなかった。
『うふっ』
 梓の身体は継母の友美とは対照的で、大柄な肉付きが良いグラマラスな体型をしていた。友美が152センチであったのに対して梓の身長は165センチ近く有ったのではなかろうか。
その身体に濃紫のブラとショーツが実に映えた。
 梓は大きく広げられた亮の脚の中心に座ると、先程青臭い精液を迸らせたばかりのペニスを右手で握った。
『ぅぐっ・・・』
ショーツを口の中に銜えさせられた声にならない亮のうめき声。
包皮が完全に剥けた亀頭は梓の親指と人指し指のリングから飛び出していた。
(さっき逝ったばかりなのに元気なオチンチンね!)
『マコは女の子なのに何なの!?この大きなモノは!?』
そのはみ出した亀頭の鈴口に添って舌を這わせる梓。
『ハッぅぅぅう・・・』
舌先が鈴口を何度も舐め上げる梓。
尿道の入り口をこじ開ける様な舌の動きに、
『!!』
声もなく、亮の尻が一回大きく痙攣した。
(さっき出したばかりなのに我慢汁が・・・この子ったら感じている!もっと悲鳴を聞きたい!)
亀頭の先を口に含むと梓はチューと強く吸った。
『アグゥゥゥ・・・』
亮がうめいた。
梓は小指の握る力を強くしてペニスの元を締め上げながら、もう一度強く吸い、舌先で尿道をチロチロと刺激した。
『ヒィィ!』
何度目の痙攣だろう。亮の尻がビクンと踊った。強い刺激に内股が暴れると、梓は薬指と小指の力を強めた。



 



卒業後 42
BJ 1/12(土) 16:34:24 No.20080112163424 削除

 ここに住み暮らしていたのはわずか数ヶ月前なのに、いま足を踏み入れたこの場所はずいぶんと印象が変わった気がする。
 とりたてて何かが変化しているわけではない。
 ただ―――どこか冷え冷えとしている。
 ふと、曲が終わった。
 しばしの静寂を挟んで、通称インナーグルーヴと呼ばれる、曲ともいえない奇妙な音が流れる。

 ―――サージェントペパーは特別なアルバムでね。

 ビートルズが好きな伯父がいつか語っていた。

 ―――あれを聞くといつも、アルバムのなかでひとつの時代の始まりと終わりが表現されているように感じる。

 始まりと終わり。

 不意に、居間の扉が引かれ、遼一は反射的に台所のほうに隠れた。
 ぱちりと音がして、居間の照明がついたのが分かる。
 心臓がわなないた。
 今、一瞬だけ目の端でとらえた人影は男のもので、それもやはり伯父ではなかったように見えた。あれはもしかしてこの家に忍び入った強盗の類ではないか。しかし、強盗が悠長に音楽など聴くはずもない。
 では、やはりあの男は伯母の客なのか。
 その伯母はどこにいるのだろう。
 なぜさっき呼び鈴を鳴らしたときに、伯母は出なかったのだろう。
 それを考えると、やはりあの人影は強盗のように思われてくる。伯母は強盗に身動きできない状態にされているのではないか。
 想像して、ぞっとした。
 静寂と化した空間を遼一はいっそう忍び足で歩き、台所の物陰から居間のほうを眺めた。

 そこにはやはり、見知らぬ男がいた。

 大きな男だ。伯父も背は高かったが、男はさらに高い。
 男は外人のような容貌をしていた。鼻梁が高く、窪んだ眼窩に大きな鋭い目。肩幅は厚いが、全体的に鋭角的な印象がある。
 濃い眉をわずかにしかめて、男はソファに身を沈め、煙草を吸っていた。何か考えこんでいるようにも見える。
 その瞳が動いて、離れた場所の物陰に隠れている遼一を見た―――気がした。
 一瞬、血の気が引いたが、男はすぐに視線をほかの場所へ移した。
 見つからなかったのだろうか。
 安堵する前に、居間の扉が開いた。
 伯母だった。
 白いバスローブを身にまとった伯母は、艶々と光る洗い髪にタオルを巻きつけた姿でゆっくりと居間へ入ってきて、男の正面に腰掛けた。
 今まで風呂に入っていて、だから呼び鈴に応えることがなかったのか。あの男は強盗などではなく、やはり伯母の客だったのか。だとすると、いったいどういう種類の客だ? 伯母の親しい友達など遼一はその存在を聞いたことがなかったし、伯母が伯父以外の男と話をしているところなど見たこともなかった。
 なぜだか、とても不安になった。
 その不安感はいま目の当たりにしている伯母の姿から受ける印象からきているのかもしれない。湯あがりだというのに、伯母の横貌は遠目にも透きとおるほど白く冴えていて、どこか生気が欠けていた。

 それなのに―――
 久しぶりに見る伯母は以前にまして美しく見えた。

 濡れた豊かな黒髪と、頼りないほど細い頸筋の白さの対比が、怖いほど鮮やかで。
 バスローブの上からでも分かる、優美な身体の線がとても綺麗で。
 どこまでも―――女そのものだった。

 見知らぬ男は何も言わず、そんな伯母の姿を大きな目で見つめていた。


 だから―――遼一はいっそう不安になった。



羞恥65
風水 1/11(金) 16:05:39 No.20080111160539 削除


 黒いスカートが徐々に上がり 黒いパンティーストッキングに包まれた白い下着が見えてきました。
女性はスカートを持ち上げたまま ゆっくりとステージの最前部に進みます。
スポットライトに照らされた下半身がとても卑猥です。

 妻が私の手を握ってきました 顔を見ると片手で口元を覆い 目を見開いています。

 スポットライトの中の女性が後ろを向き
男性が歩み寄り ワンピースの背中のジッパーをゆっくりと降ろします。
白いブラジャーだけの背中が見えてきました。

 女性の肩からワンピースが足元に落ち ブラジャーと黒いパンティーストッキング 
その下の白い下着だけの女性がスポットライトに照らされています。

「手を頭の上で組んで ゆっくり回ってごらん」
 男性が指示を出すと女性がそれに従います。
 女性は下を向いたまま 頬はピンク色に染まっています。

 静まりかえった店内 ステージの女性のハイヒールの音だけが聞こえます。

「それじゃ ストッキング脱ごうか・・・」

 静かにストッキングを降ろす女性・・・
一度ハイヒールを脱ぎ ストッキングを足から抜き またヒールを穿きました。

 高級そうな白の下着とハイヒールだけの女性。

 白い下着から陰毛がうっすらと透けています。

 男性がいつのまにか椅子をステージに持ってきました。

「座って足を開いてごらん」

 女性が椅子に浅く腰掛け ゆっくりと足を30センチ程開き・・・
 見えてきた下着のクロッチ部分には はっきりと染みが見えます。

「あ、あなた あの人 濡れてるわ」
 小声で耳打ちする妻は 私の手をいっそう強く握ってきます。
 私の股間の一物もズボンの上から分かるくらい大きさを増しています。

 男性が後ろに回りブラジャーを外しました。
 巨乳といっていいでしょう かなりの大きさの乳房です。
 しかも完全に乳首が勃起しています。

 男性はブラジャーを後ろに放り投げ 女性の両足を限界まで広げます。
 大きく開いた足 股間の下着は女陰の形を浮かび上がらせています。

 しばらくその体勢を保ち 男性が耳元で何か囁きました。



千代に八千代に
信定 1/11(金) 14:43:28 No.20080111144328 削除
第五十四章

 途中通行止めなどがあったが、長時間待たされることはなかった。
しかしアメリカ軍からの執拗な爆撃のせいで悪路が続く。
こんな状態で本当に行く必要があるのかは疑問であったが、口には出せない。
約束はキッチリ守ることを信条としている社長としては、何としても行かねばならないのであろう。
社長にとってはこの戦争など全く関係ない事なので尚更なのかもしれない。
たとえ相手が待っていなくても行くのだ。

 驚くことにバスの内部には、寝られるような設備も整っている。
運転手付きで、こんなものを軍からポンと借用できる社長に、庄次郎は改めてその実力に畏れを抱いた。
のべつ幕無ししゃべり続けるこの社長が自分の父親である、という苦い思いが込み上げる。
性格も容姿も似ているとはとても思えない。
本当は間違いなのでは、と最近では時間が経つごとに都合の良い方向に考えが偏ってゆく。
しかし紛れもなく自分の父親であることは、今までの話から証明されている。
庄次郎はそっと息を吐いた。

 数日かけての長旅だったが、なんとか目的地にたどり着いた。
昭和二十年、八月五日の午後だった。
その日は、駅より少し外れにある宿を見つけることができた。
市内は、爆撃による被害が少なかったせいもあり、宿泊施設は数件あった。
「いずれにしても、日本は降伏する意外に道はない。早くせんとえらいことになるわい。
軍のワシの知人は死罪になるかもしれんが・・・・・・」
三人で夕食を取ったとき、社長はそう言った。

 早朝の散歩は社長の日課でもある。
庄次郎は存知していたので、早く起き身支度は整えてあった。
朝六時に、庄次郎は社長の散歩に付き合わされた。
「横山さんは?」の質問に社長は首を横に振った。
無言で歩く社長に庄次郎は違和感を感じていた。
顔を合わせれば口を開く社長だったが、今日は朝から庄次郎の顔をまともに見ようとはしない。
いや、ここ数日庄次郎を避けているように感じていた。
少し嫌な予感がした。
庄次郎も社長が口を開くまで無言で従った。

「なかなかいい街だな」
「ええ、そうですね。綺麗な街です」
目的地まではその一言だけだった。

 ここは市内から少し外れている。
社長は鉄筋コンクリートのモダンな建物の中に入っていった。
展示用の施設らしいが、現在はガランとして何もなかった。
「ここは?」の質問に「知らん」と素っ気なく返した。
人は誰もない。外はこれから暑くなりそうな空気だが、建物の中はひんやりしていた。
「どっこいしょ」と声に出し首筋の汗を拭い、社長は段になっているコンクリートの縁に腰掛けた。
隣をポンと叩いたので、庄次郎も小さく頭を下げ、少し間を空けて座った。
明らかにいつもと違う雰囲気だ。
社長が持ってきた葉巻に火を付ける間、庄次郎はコンクリートの床を見つめ身構えていた。

「櫻井、ワシに何か隠していることはないか?」
大量の煙を吐きながら、だみ声が建物の中で響いた。
「えっ・・・・・・」
社長の唐突な質問に庄次郎はうろたえた。
「ワシに黙って朝鮮人を雇っただろうが」
「あ、それは・・・・・・」
庄次郎の考えていることと違ったので意表を衝かれた。庄次郎の耳が赤くなった。
「横山は知っているのか?」
「いいえ、横山さんは知りません。全て私の一存であります。申し訳ありません」
素早く立ち上がり、直ちに頭を下げた。
「ワシが三国人を嫌っていることは知っておるだろう」
社長の憎しみがこもった言葉と、庄次郎を見上げる怒りに満ちた表情に息を呑んだ。
その表情に反応した庄次郎の脳裏に閃光が走った。
得体の知れない何かを脳細胞が感知したらしい。
背筋がゾクリとした。
だが覚醒する前に雲散し、意識が必死で追いかけたが闇の中へ消えていった。
「いいえ・・・・・・」
庄次郎は掠れた声で答えた。
社長はフンと鼻を鳴らした。
「特に朝鮮人はろくなものではない。嘘ばかりほざきよる」
庄次郎の顔がこわばった。

「ワシはお前が朝鮮人を多く雇っていることを知って違和感を感じた」
ため息混じりで、フーッと煙を吐いた。
「違和感、と言いますと・・・・・・」
静まりかえった館内で、庄次郎の唾を呑み込む音が聞こえた。
「もっともこの戦争が終われば、奴らは至る所で大手を振ってまかり通ることになるが・・・・・・」
そう言って皮肉な笑みを浮かべ、咥えていた葉巻を掴み、乱暴に灰を落とした。
庄次郎の背筋に冷たい汗が流れた。

「お前のことは調べさせた」

顔から血の気が引いてゆくのを感じた。
庄次郎の頭がグラリと揺れた。



卒業後 41
BJ 1/11(金) 07:25:43 No.20080111072543 削除

 温かいものを作るためにガスレンジの前に立ったが、私の台所は哀れなもので、インスタントのスープくらいしかなかった。それでもないよりはマシだろうと、やかんで湯を沸かす。
 ワンルームの居間兼寝室では、遼一が電気ストーブの熱に当たっている。
 先程、部屋のドアの前に立っていたときの遼一は、粉をふいたように白かった。今こうして眺めてみても、以前会ったときより幾分か痩せたように見える。
 カップに入れたスープを持って、遼一のもとに持っていった。
「ありがとう」
 スープを受け取りながらも、遼一は私の目を見なかった。
 どう見ても様子がおかしい。だいたい、なぜ遼一がこんなところに―――東京にいるのだ?
 ふと、私は見た携帯の画面に、二度ほど京子からの着信があった。私は私で今日はずっと気が動転していたので、気づかなかったのだ。
「お母さんから電話があったようだ」
「―――僕がいなくなったからだと思う」
 言葉少なに遼一は答えた。
 やっぱり、そうか。
「いつから?」
「昨日から」
「なんで今の時期に家出なんか・・・」
 そもそも家出という言葉と、遼一のキャラクターが結びつかない。
「どうしても伯父さんに会わなくちゃと思って」
 それまでの弱々しい口調とはうってかわって、思いがけず激しい調子だった。
 自分の声にはっとしたように、遼一は私を見た。
「それじゃ、家を出て、まっすぐここへ来たのか」
「うん、ずいぶん迷って時間がかかったけど」
 それじゃあ昨夜はどこに泊まったんだ。そう私が聞く前に、遼一の声が私の言葉を遮った。
「伯母さん・・・いなくなってしまったんでしょ?」
 遼一の口から出た「伯母」という単語が、一瞬、妻と結びつかなかった。
 しかし、次の遼一の一言はさらに予想外だった。
「伯母さんが出て行った原因は・・・たぶん僕なんだ」


「それは―――」
 私は呟いていた。

 それは―――どういう意味なのだ?


 私の疑問は最後まで声になることがなかった。
 遼一の瞳に涙が滲んでいるのが見えたから。
 この少年が泣いているところなど、私はこれまでついぞ見たことがなかったのだ。

「2週間前の日曜日、僕は伯父さんの家に行ったんだ。その2,3日前、伯母さんと電話で話した母さんに身体の具合がよくないって言ってたらしいから、お見舞いに行こうと思って」

 2週間前の日曜といえば、この部屋から妻が飛び出していった翌日ではないか。
 たしかに私と会ったときの妻も、あまり体調が良さそうではなかった。
 あれは妊娠の影響だったのだろうか。京子と話した際には、妻はあえてそのことに触れられなかったのかもしれない。

「部屋の前でチャイムを鳴らして、でも伯母さんは出なくて・・・。いつも家にいるひとだから不安になったんだよ。起きてこれないほど具合がわるいのかな、って思って。それで、前に聞いてた場所に合鍵を取りに行って・・・勝手に家の中に入った」

 そこで何かを思い出したように遼一は言葉を途切らせた。
 先程から続く厭な胸騒ぎがつよくなる。
 昏い瞳が私を見た。
「そこで、僕は」



 ――――――――――――――――――――――
 ――――――――――――――――――
 ―――――――――――――

 鍵を回して、遼一は伯母の家に入った。
 もう夕暮れ時だというのに、薄暗い部屋は照明のひとつもついていない。
 それでも入った瞬間にひとがいると分かったのは、廊下の奥から音楽が聞こえてきたからだ。
 ビートルズ。この曲はそう、ペパーズの最後に入っている曲だ。静かな出だし、曲調なのに、間奏で激しいオーケストレーションの入る不思議な曲。
 伯父が帰ってきているのだろうか。この家でプレイヤーにCDをかける人間は伯父しかいなかった。
 玄関にはたしかに男物の革靴があった。この靴は記憶にない。伯父のそれよりもサイズが大きいような気がした。
 誰か、来ているのだろうか。
 なぜだか、寒気のようなものがした。この曲のせいかもしれない。幻想的でどこか眠たげなヴォーカルには、うっすらと狂気の匂いがする。
 けれど―――ここまで来たら、伯母の様子を確かめないではいられなかった。伯母が自分にとって、他のどんな異性よりも愛しい対象であること。もう誤魔化しようもなく、遼一はそのことを自覚していた。
 靴を脱ぎ、冷たい廊下を部屋の奥へ、遼一は静かに歩みを進めていった。



羞恥64
風水 1/10(木) 12:56:09 No.20080110125609 削除


 迎えのタクシーの後部座席 隣には妻 山下さんは助手席に座ってます。
 
 妻は楽しそうに山下さんと子供の話題で盛り上がっていますが なぜか私は緊張しています。
 下半身は期待で軽く反応してるのですが・・・

 ほどなく「影法師」に到着しました。

「へぇー ここなの? なんか怪しい感じのお店ね」

 山下さんがインターフォンで到着を告げると ドアが開き 総長さんが出迎えてくれました。
「山下様いらっしゃいませ  矢野様 先日はありがとうございました。 
 奥様 始めまして 当店の責任者『総長』でございます。」 

 深々と頭を下げ 私達を中に招き入れると 後ろでドアに鍵を掛ける音が聞こえました。
「こちらへ どうぞ」
 総長は私達を一番奥のボックス席へ案内し
「あと30分ほどで始まりますので それまでお好きな飲み物でおくつろぎください。」

 黒服にピールと水割りを頼み 3人でとりあえず乾杯です。

「さっきの総長さんって 渋いわぁ」
「俺には渋いと言うよりも 怪しく見えるけどな」
「ねぇ山下さん どうなショーなんですか?」
 妻が素朴な疑問をぶつけます。

「奥さん 見てのお楽しみ ということで・・・」
「ふーん 私 期待しちゃいますよ」

 6つのボックス席 8人程座れるカウンター席 ほぼ埋まっています。
 照明を落とした店内にはビッグバンドジャズが流れ 怪しいショーが行われる雰囲気は全く有りません。

 しばらく水割りを飲みながら たわいのない会話をしていると
 BGMが止まり ステージの黒いカーテンの袖に総長さんがマイクを持って立ちました。

「皆様 本日は『影法師』にようこそ。 ただ今より 今月1回目のショータイムでございます。
 本日の出演は2組のご夫婦 まず最初は当店初出演 吉川様ご夫妻でございます。
 それでは吉川様 お願いします」

 店内の照明が一段と暗くなり スポットライトがステージのカーテンに当たります。
 
 静かに そしてゆっくりとカーテンが上がると1組の男女が立っています。
スーツ姿の男性は30代後半 黒いワンピースの女性は30代前半でしょうか 男性がマイクを持ち
「皆さん 初めまして 本日は私の妻のストリップをご覧いただきます
 なにぶん初めての経験ですので 緊張しております・・・それでは」

 妻が私に小声で
「ちょっと あなた これってエッチなショーなの?」
「ああ そのようだね とりあえず見てみよう」

 女性が客席に向かい一礼し その耳元に男性が何事か話し掛けます。

 女性は下を向いたまま ステージの中央でゆっくりスカートの裾を持ち上げました。





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舞踏 14
shela 1/9(水) 18:31:38 No.20080109183138 削除
少女愛
 『さぁどうしてあげましょうか?』
ベットに大の字に拘束された亮を上から観ながら梓が言った。
服を脱ぐように命令してから初めての梓の言葉だ。
『こんなに大きくして』
と言いながら、舌なめずりし、お腹を下に押す様に勃起した亮のペニスを、お腹から剥がす様に、右手で起こした。
起こされた事によって、下方向に引っ張られた包皮から覗くピンク色の亀頭。
噴火口の様になっている所に、溜まっている淫汁を、すくい取る様に舌先で一舐めすると、亮の表情を伺いながらニンマリとする梓。
 普段のオナニーは包皮の上から亀頭を刺激するだけでイク亮なのだから、亮が受けた刺激はたまったものではない。
転んで擦りむけた傷を舐められた様な感覚だろう、違いは痛みではなく背骨にまで届くのではないかと思われる痺れだった。
 ピンク色した尿道口にチロチロと舌によって刺激を与えながら、亮の硬直し高揚した表情を堪能しながら、少しずつ包皮を下方向に剥いていった。
『ひっぃぃぃ』
 完全に全様を晒した亀頭を、梓はパックリと口の中に納めると、同時に亮は果ててしまった。
梓の口の中にイッテしまったのだ。
梓も予想していなかった亮の早い射精であったが、その全てを吸い出すと一呑みに飲み下した。
『はぁはぁはぁ・・・』
熱病にでも冒された様な息づかいの亮に
『口の中に果てるなんて生意気な子ね!亮の口にもこれを入れてあげる!』
と言うと、先程まで亮が嗅いでいた梓の下着を亮の口に押し込んだ。
『それからこれも着けてあげるね』
と言いながら、タンスの引き出しから出してきた、少女が着ける様なカップが大きく乳を全て覆う、白いブラジャーを亮に着けた。
『わぁ〜なかなか似合うじゃないマコトちゃん!』
『さぁこれからだからね、本当のお仕置きは!まことちゃん』
ピンク色だった亀頭は赤黒く、梓の唾液でテカテカと輝き勃起したままだった。



千代に八千代に
信定 1/9(水) 18:10:55 No.20080109181055 削除
第五十三章

 千代と横山のススだらけの顔に白い歯がこぼれた。
フラフラの横山を励ましながら、ようやくたどり着いた屋敷は無事だった。
千代の言ったとおり、この一帯は攻撃を免れたようだ。
だが、焼け出された人々は行き場を失って途方に暮れていた。
特に幼い子や病人、怪我人を抱えている人は死活問題であった。

 横山と相談の上、困った人たちの避難所として一時的にこの屋敷を活用することにした。
主の許可を得てはいないが、この際そんなことは言ってられない。
叱られたときは、千代と横山でひたすら頭を下げようと言って笑った。
千代が何としても屋敷に戻ると言ったのは、このためだったのだ。
焼け出されるであろう人々を助けるためだった。
社長がいようといまいと、恐らく千代は強引にでもこうしただろう。
なんと頼もしいことか。
怪我人を介抱している千代の華奢な背中を見て横山は涙ぐんだ。

 数日後、戻ってきた幸雄は、屋敷の中に溢れかえるほどの人々を見て仰天した。
大規模な空襲と聞いていたので、心配でいてもたってもいられなかったが、
千代の元気な姿を見て、幸雄は思わず抱きしめたのである。
初めて抱く女体の柔らかさと、女の汗と体臭の香りで目眩がした。
「良かった、無事で本当に良かったです」
慌てて手を離し、照れ笑いを浮かべ頭を掻いた。
「幸雄坊ちゃま!」
「横山さんもご無事で」
幸雄は横山の手を取り喜んだ。

 その後、這々の体で帰ってきた庄次郎は、千代の無事、そして皆の無事を知り心底安堵した。
「お帰りなさい」
笑顔で出迎えた千代を見て、社長は第一声「おおっ」と叫びその体を抱きしめたのであった。
「良かった、良かった」
千代の背を腰を撫でさすり髪を撫でる姿は、庄次郎の目には少々奇異に映った。
一瞬だが、千代の顔に憂いを見て取ったので、なおさらそう感じたのかも知れない。
そのあと社長がチラッと視線を向けたが、庄次郎は知らぬ顔をした。

 千代が遠慮して台所の隅で寝起きしていたのを知り、社長が幸雄と横山を怒鳴りつける一幕もあった。
もちろん幸雄は夜ごと寝室で休むよう説得するが、千代と横山は頑として聞き入れなかったのである。
横山もここまで勝手をし、主の許可を得ず室内で休むのはもってのほかです、と言い張り廊下の隅で寝起きしていた。
もっとも日中は大勢の人たちの世話や看病で疲れ果て、どこで寝ようが熟睡できた。
本日から社長の命令で庄次郎と千代、そして横山は一部屋を与えられた。
その夜、千代の無事に安堵した庄次郎は、その熟れた肉体を貪った。
妻は夫の身を案じ、夫は妻の身を案じ、気持ちが昂ぶっていたせいもあり、珍しく千代は啜り泣きながら乱れに乱れた。

 その後、アメリカ軍は圧倒的な兵員を沖縄に上陸させる。
この戦争とは無縁の民間人に多数の犠牲者が出たのは言うまでもない。
日本軍にとって最大の要である戦艦大和が沈没。
ベルリンの陥落。
弱体化したドイツ軍は赤軍に追い詰められ、暴行や掠奪に逃げまどう民間人に多くの犠牲者がでた。

 日本は、この状態で唯一希望とも言える、ポツダム宣言を拒否。
「もう無理だ。日本はなぜ降伏せん。何を考えておるのだ」
強い口調の社長に、やはり横山が狼狽える。
「どう考えても無謀な戦争だろうが。化け物のような国とは、仲良くせねばならんのにのう。
ヒト、モノ、カネ、あらゆる面で我が国を凌駕しておることが分からんのか・・・・・・」
最後は頭を振って嘆いていた。

 ポツダム宣言拒絶を知った翌日、社長は仕事に出かけると言った。
「お前達も一緒だ。遠方だから準備をしておけ」
横山と庄次郎にそう言った。
壊滅状態のこの日本で仕事で外出する逞しさは、この社長ならではである。
「相手方と、この日に約束したのよ。通信が遮断されている中、連絡の取りようもない」
そう言って豪快に笑った。
遠くの方まで行くとのことで、交通手段はどうするのかと思っていたら、
外へ出ると驚くことに、軍で使用すると思われるようなトレーラーバスが停車していた。
聞くところによると社長は、軍や警察の上層部に、懇意にしている古くからの知人がいると言う。
改めて社長の顔の広さに庄次郎は驚いた。
「長期の出張になることを、覚悟しなければなりませんね」
少々げんなりした表情でそっと耳打ちする横山に庄次郎は苦笑した。
行き先は広島だった。



羞恥63
風水 1/8(火) 15:19:21 No.20080108151921 削除


 昼過ぎに起き出した私に妻は
「あなた 昨日の夜は遅かったみたいね 山下さんと盛り上がったの?」
「ああ 久々に二日酔いかも・・・昨日はやってなかったけど ショーとかやるスナックだったよ
 今週の木曜日 ショーが有るそうなんで 奥様とご一緒にどうですか? って言われたし 
 たぶん大丈夫です って答えておいた  裕美子 木曜日の夜開けておいてな」

「へー 歌謡ショーみたいのかしら? 木曜日ね 覚えておくわ」

 敢えてショーの内容は妻には教えないでおくつもりです。



 水曜日の夜 毎度の事ながら風呂上がりにビールを飲んでいると
「ねぇ あなたぁ 生理終わったみたい・・・」
 世間では生理前に性欲が強くなる女性が多いようですが 妻は生理の後が一番私を求めてきます。

 バスタオルを外し 秘唇に指を這わすと すでに濡れています。
「裕美子 暫くしてないし溜まってるんだろ?」
「いゃーん そんなこと言わないでよ だってぇ・・・ぁん 気持ちいいよぅ
 わ、私ね このごろちょっとね エッチになってきちっゃたかも・・・ぁぁぁ」

 クリトリスを剥き 舌を這わせます。
「ぁぁぁ クリちゃん 気持ちいい・・・
 昼間とか ぁーん 時々ね したくなっちゃう時有るの・・・ぁん」

「そう言えば 裕美子のクリトリス 大きくなってきたかも・・・」
「いやーん あ、あなたのせいだよ・・・ねぇ もう入れて お願い・・」

 十分に硬度を増した一物を挿入すると
「ぁぁぁ いいぃぃぃ・・・・」
 私の腰に手を回し 恥骨にクリトリスを押しつけてきます。

 しばらく妻の膣の暖かさと締まりを堪能し 腰の動きを早め一気に放出しました。
 妻も両足を震わせ絶頂を迎えました。

 シャワーを浴びてきた妻に
「明日 山下さんと飲みに行くの忘れてないよな  少しは綺麗な格好して行こうか」
「うん わかった 一緒に飲みに行くのって 久しぶりだね」

 どんなショーがあるのか? 妻はどんな反応をするのか? 
 明日の夜が楽しみです。



卒業後 40
BJ 1/7(月) 19:39:52 No.20080107193952 削除

 次の日曜日、ようやく休みがとれて私は大阪へと帰った。

 梅田からそのままT市にある我が家のマンションへ向かう。
 当たり前のことだが、妻はいなかった。
 テーブルの上に、京子が残していった書置きがある。
 それ以外は、これといって変わったところはなかった。
 いつものように整然と片付いて、乱れたところが少しもない。

 ―――伯母さんは潔癖症なのかな。

 毎日毎日飽きもせず掃除ばかりしている妻に、目を丸くした遼一がそんな感想を言ったこともあったっけな。

 照明もつけない薄暗い部屋の中で、私はぼんやりとそんなことを思った。
 たとえ妻がいなくても、この部屋には妻の残影のようなものが色濃く漂っていて。
 それが辛かったから、私は早々にマンションを後にした。
 逃げるように、我が家から。いや、もうそこは私の―――私たちの家ではなかった。


 赤嶺の家のあるマンションに辿りついたのは、もう日も落ちかけた頃だった。
 都心にあるこのマンションはセキュリティーが厳しく、カードキーがなければロビーを通ることも出来ない。
 私は出入り口の横にあるインターフォンに、赤嶺の部屋番号を押した。
 応答がない。
 不定休の赤嶺は仕事で家を出ているのかもしれない。
 妻は―――いるのだろうか。

 ―――いるのなら出てくれ。

 祈るような気持ちで何度もインターフォンをかけたが、結果は空しかった。
 私は玄関から少しはなれた場所へ行き、マンションの上階を見上げた。
 あの部屋だ。
 あの部屋に―――妻が。
 妻と赤嶺が、今はともに暮らしているのだ。
 夕焼けの残光に照らされたオレンジ色の窓を眺めながら、私はもしかしたらそこに映るかもしれない人影を幻のように追い求めた。


「おい―――」

 不意に、背後から声をかけられたのは、それからどれくらいの時刻が経過した頃だったろうか。
 振り返ると、闇に閉ざされた世界でそこだけ明るい街灯の下に、黒衣を着た大きな男が立っていた。
「赤嶺―――」
「いったいいつからそこに立っていたんだ。傍から見れば完全に不審者だぜ」
 呆れたように言いながら、赤嶺の鋭い眼光がゆるむことはなかった。
 暗闇の中で私は赤嶺と対峙した。
「―――用件は分かっているだろう。瑞希に会いに来た」
 赤嶺の眼光はゆるまない。
 動かない。
 ただ私を見つめている。私は内臓までめくり返されて私のすべてを見られているような心地がする。
 私にはこの男の内側など、まるで測り知ることが出来ないのに。
 前触れもなく、赤嶺はついと歩みを前へ進めた。
 私を通り抜け、マンションの玄関へ向かう。
「待てよ!」
「付き合ってられんね。出直してくれ」
 むしろ軽やかに告げて、赤嶺はカードキーをセキュリティーに通す。
 硝子の扉が開く。
 あの扉の向こうの階段を駆け上がれば妻に会える。
 一瞬のうちに私の脳裏を占めた思考はそれだけだった。
 私は走った。
 ―――その肩を。
 赤嶺の手が押さえつけた。
「ここはお前の家じゃないぜ」
 ぐいっと引き戻され、私は大理石のうえに尻餅をついた。
「―――そして奥さんはもう、お前の女じゃない」
 妙に淡々とした声が頭上から聞こえた。
 声の主を見上げたときにはすでに、赤嶺は硝子扉の向こうへ消えていた。
「待て。そんな言葉で納得出来るか!」
 私は叫ぶ。赤嶺が振り返り、口を開いた。その声は低く、かすかで私の耳には届かなかったが、なぜか私には赤嶺が何を言ったのか、分かった。


 納得とかそういう問題じゃない。
 それが事実なのさ。


 そんな言葉を残して。
 赤嶺はエレベータに乗り込んでいった。


 悪夢が現実になった。
 そんな気分だった。
 赤嶺は本当に私から妻を奪い去ろうとしている。
 いや、そうではなく―――
 過去形で語ったほうが正しいのかもしれない。
 ―――奪い去った、と。
 もっとも妻は赤嶺に幽閉されているわけではない。
 自ら飛び込んでいったのだ。
 あの男のもとへ。
 ならば、奪い去られたのは心だ。
 妻の心。
 かつて私とともに在ったもの。
 私が手放してしまったもの。
 
 一昨年の夏、奥飛騨の宿で、赤嶺の太い腕が妻の裸身をかき抱いたとき。
 赤嶺にいざなわれ、至上へと導かれていく妻を見たとき。
 その姿があまりにも美しくて。
 果敢無くて。
 私の目にはその瞬間のふたりがまるで異世界の住人のように映じた。
 今の私はひとりで。
 道行く人々はすべて他人で。
 何のことはない。
 異邦の徒は―――私だったのだ。


 その夜、どうやって家路についたのか覚えていない。
 そして私の辿った家路は、かつて私たちが暮らした部屋ではなく、東京の冷たい一室へ続いていた。
 家の扉の前に、細い影が立っていた。
 見憶えのある輪郭。
 弱々しい声がした。

「伯父さん―――」

 遼一の声だった。



羞恥62
風水 1/7(月) 13:42:13 No.20080107134213 削除


「ところで矢野さん 来週の日曜日の件じゃが・・・まず ご主人のマッサージをやって 次に奥様じゃ
 倅のベッドを使わせてもらう予定じゃし   すべて儂に任せてくだされ」

「それともうひとつ この山下がどうしても奥様の治療を見学したいと言っておるのだが・・・
 それも ひとつ儂に任せてくれんかいのぅ」

 やはりその事を切り出してきました 少し考えてから
「その場で妻が拒否しなければ いいんですが・・・」
「それならば大丈夫じゃ 最初から立ち会わせる事などせんし・・・」
「分かりました   会長にお任せします」

 黙っていた山下さんが
「矢野さんご夫婦が満足する様にうまくやります 心配ご無用ですよ
 それと 矢野さんビデオカメラ持ってますか? 有るなら当日持ってきてくださいよ
 せっかくの機会 録画して残しておかないと後で悔やみますよ」

「なるほど 了解です ビデオ用意していきます」

「よし決まりじゃ では前祝いに乾杯といこうかいのぅ」

 暫く三人で水割りを飲んでいると 一人の男性が近づいてきました 
 黒のダブルのスーツをビシッと着て 微笑んでいますが目に怪しい光を持っています。
「山下さん 会長さん お久しぶりでございます」

 山下さんが紹介してくれました
「こちら矢野さん 倅の同級生の親御さんなんです
 矢野さん この店のオーナー『総長』さんです なぜか昔から総長さんって呼んでます」

「矢野さん 始めまして『総長』でございます これからもご贔屓にお願いいたします」
 丁寧な挨拶をし、山下さんに何事か耳打ちし 総長は隣の席に挨拶に行きました。

「矢野さん 来週の木曜日 ショーが有るそうです 奥様とご一緒にいかがですか?」
「ほう それは・・・是非お願いします」 私は即答しました。
「分かりました では今日の帰りに予約しておきます ショーの有る日は完全予約制なんですよ
 一度見るとやみつきになりますよ お楽しみに  はははっ」

 その後三人でたわいないエロ話に盛り上がり 久々の深酒となってしまいました。



千代に八千代に
信定 1/7(月) 12:01:38 No.20080107120138 削除
第五十二章

 戦闘機からの機銃掃射は既に始まっていた。
あっという間に女の子を抱きすくめ、千代は転がった。
地面に無数の弾薬が撃ち込まれる。
等間隔に立ち上がる土煙は、身の毛がよだつ光景であった。
母親が悲鳴を上げてもんどりうった。
千代の体勢は女の子を抱きかかえたままなので崩れている。
女の子の体はひとつも地面に触れておらず、全くの無傷であった。
力強く且つ優しく抱き、掌で女の子の目をそっと隠す千代は、目だけは母親を追っていた。

 戦闘機が後方に飛んでいった後、しばらくして母親が動いた。
千代は安堵すると同時に、鋭い視線を空飛ぶ悪魔に向けていた。
女の子を避難させる時間がない。
戦闘機が方向転換するのを見つめ、わずか躊躇し、女の子を抱きかかえたまま母親の元へと走った。
「行っちゃあだめだぁ!」
避難してる人々から声が上がった。
だが千代はそれを無視した。

 母親は足から血を流している。
弾丸はかすっただけのようだが、肉はえぐれていた。
そしてふくらはぎが焼けただれ、ベッタリと布が張り付いていた。
走って逃げられる状態ではない。
苦痛に顔を歪めながら女の子に手を伸ばす。
「あーん、恐いよう」
泣き出す女の子に「泣いちゃだめ」と、千代は母親が息を呑むほど強く叱った。
女の子は震え怯えた顔で母親にしがみついた。
たちまち戦闘機が引き返してきた。
「いい子」
千代は女の子の頭を優しく撫でながら、いつの間にか持っていた鉄柱で地面に線を書いた。
こちらに向けて掃射は始まっていた。
「しっかり抱いてこの線に沿って寝て下さい。真っ直ぐに。目を閉じて」
強く叱った理由は、泣いている子供は身悶えするからである。
早口で言い、娘を抱いている母親を押し倒した。
そして、横になった母親の体を数センチ手前に引っ張り、千代は横に飛んだ。
人々は目を瞑り手を合わせた。
弾丸は凄まじい音を立て母娘を襲った。
そこかしこから絶望的な悲鳴が聞こえたあと、すぐに「おーっ」と言う安堵の声に変わった。
弾丸は見事に母親の体の合間を縫った。

「ああっ、千代さん!」
横山は悲痛な声で叫んだ。その声は裏返っていた。
母娘から離れた千代が、立ち上がって両手を広げていたからだ。
誰一人仕留められなかった戦闘機は直ちに引き返してきた。
そして戦闘機が挑発する千代に狙いを定めていることは明白であった。
千代は動かなかった。
いや、わずか後ろに下がり、そして半歩前に移動した。
娘を抱いた母親は横になったまま、錆色の鉄柱を持った美しいメシアを白い顔で見つめていた。
口をパクパクさせ震える手を伸ばす横山は、もはや声が出ない。
戦闘機は闇雲に撃ってきた。
手も足も出せない人々は、次々に悲鳴を上げる。
ひとつ不信心の横山ではあるが、目を瞑り手を合わせ、祈った。

 遠ざかる戦闘機を見て、信じられないといったふうな、安堵のため息がもれつたわった。
横山は両手で胸を押え、オロオロするばかりであった。
機銃掃射は今度は千代の顔をかすめただけだった。
なぜかというと、撃たれた瞬間顔を横に背け、そのあと親指で頬をこすったからだ。
千代は横たわり驚愕の表情で震えている母親にチラリと視線を投げ、辺りを見回した。
母親の胸に顔を埋め、じっとしていた女の子は顔を上げ、黒目をいっぱいに見開き千代を見ていた。

 腕がもげ、足の無い死体が無数に転がっている。
千代の右手後方で焼けた家の炭になった支柱に座ったまま、頭部が半分吹っ飛んだ若い女性が息絶えていた。
生まれたばかりの赤ん坊を抱いたまま、母親が背中に赤い染みを付けて倒れている。
母親の下敷きになった赤ん坊もピクリとも動かない。
弾丸は母親を貫き、赤ん坊をも貫いていた。
何体もの黒こげの死体が機銃掃射により、四方にバラバラに散っていた。
黒こげになっていない死体も血を飛び散らせ、戦闘機の弾丸が引き千切った。
死んだ人の上へ、そして上へと折り重なっていた。
千代は鉄柱を持っていない方の腕で目をこすった。
涙を拭いたのかもしれない。
少し前まで多くの人々が、活気に満ちあふれる生活を送っていたとはとても思えない、
その焼けただれ荒涼とした大地の彼方から、旋回した戦闘機の機首がこちらに向いた。
千代を標的として。

 少し下がりながら、チラッと後ろを振り向く。
後ろには焼けた家の残骸があるだけだ。
身を隠す場所はない。
自分の位置を確認しているかのように、前方と地面を交互に見る。
どこからか飛んできた血の付いた布が、千代の足に絡まっている。
戦闘機が巻き起こした風がそれを運び千代の黒髪を乱した。
鉄柱を持った腕をぐるりと回し、足に絡まった布をその先端に素早く巻き付けた。
戦闘機は驚くほどの低空飛行で、とても届くとは思えないかなりの前方から掃射を始めたのである。
狙った獲物を仕留められなかった戦闘機は機体を揺らし、狂ったように撃ってきた。
今度こそは外さないとばかりに。

 横山の悲痛な叫び声に、千代が一瞬こちらを振り向いた。
口元に笑みがあった、ような気がした。
その時、横山は見た。
千代の体から陽炎のようなものが立ち上っているのを。
横山はそれは”気”だと思った。
千代の怒りの気だと、横山は確信した。

 横山は千代の中に修羅を見た。

 右手に持った鉄柱を左の腰に引き込み半身になった。
まるで武士が腰の刀を掴むように。
左足を後ろに引き、ゆっくりと腰を落とした。
戦闘機の操縦席にマスクを外した男を見た。
その金色の髪がなびいていた。
チンと音がした。
弾丸が鉄柱をかすめたのだ。
千代の体が回転した。
その刹那、別の金属音の音がした。

 人々はもはや声ひとつあげず、硬く手を合わせて見守っていた。
が、何が起こったのか分からなかった。
自分たちが燃やした焼けた柱に、上昇を始める前に戦闘機の主翼が激突した。
千代は振り向きもせず、母親を抱き起こした。
回転しながら戦闘機は遙か後方に墜落した。

 母親に肩を貸し、千代がこちらに向かっているあいだ、人々は固まっていた。
「おばちゃん、ありがとう」
女の子は敬慕の念を込めた眼差しで千代を見上げる。
「よく頑張ったね、いい子」
千代は小声でそう言い、女の子の小さな頭を慈愛に満ちた表情でそっと撫でた。
「お母さんを見てあげてね」
千代の声で、静まりかえっていた空気が一斉に動いた。
どよめきが上がった。

「横山さん、行きましょう」
千代が硬い表情で横山に手をさしのべた。
その手は赤黒く染まっていた。鉄柱の錆とあの布に付いていた血かも知れない。
走るように去ってゆく千代と横山の後ろで、大きな歓声が上がった。
背伸びをして手を振る女の子を両手で掻い抱き、母親はいつまでも頭を下げていた。

「弾の間隔はすぐに判断できました。
それから、長く弾を撃つと、機体が激しく揺れることが分かりました。それで・・・・・・」
「なんとっ」
超人的な千代の行動を間近で見ていた横山とはいえ、この返答にはやはり度肝を抜かれた。
「まさか、故意に沢山撃たせて、低空飛行に・・・・・・」
千代は悲しそうな顔をしていた。
「私の家の前におられたのは?空襲が始まるずいぶん前でしたが」
ずっと疑問に思っていたことだ。
「空気の流れが変わったとき、彼方で音が聞こえました。飛行機の大群の。嫌な予感がして」
千代は少し恥じらった顔で言う。
「あなたは、いったい・・・・・・」
横山は生唾を呑み込み絶句した。

「子供のような顔をしていました。乗っていた人・・・・・・」
そこまで言ってから、ワッと声を上げて横山にしがみついた。
初めて見る、あまりに哀しげな千代の慟哭に横山はうろたえた。



卒業後 39
BJ 1/6(日) 23:41:45 No.20080106234145 削除

 仕事から帰って、京子に電話をかけた。

 合鍵の場所を教えて、部屋の中にまで入ってもらったのだが、やはり妻はいなかったらしい。
「義姉さんが帰ってきたら兄さんに連絡するよう、一応、書置きを残してきたけれど・・・やっぱり警察に届けたほうがいいんじゃない?」
「それは・・・・駄目だよ。話を大事にしたくないし、第一、事件性がない自主的な失踪の場合、警察は動かないから」
 手紙の内容からして、妻が自分から出て行ったことは間違いないのだ。

 また連絡する、と言って、私は電話を切った。


 夕食をとりに近所のファミレスへ行った。
 晩秋の雑踏はせわしなく、誰も彼もが早足でどこかへ向かっている。
 吐く息は、もう、白い。
 私はかじかんだ手をコートのポケットに突っ込み、明かりに誘われる蛾のように街をふらふらと歩いた。

 ファミレスの店内に入り、こわばった身体を温める。こわばった頭を動かそうと努力する。考えなくてはならない。これからのことを。
 会社帰りに郵便局に寄って、通帳の残金を調べてみたが、余分に引き出された形跡はなかった。妻は金もろくに持たずに消えてしまったらしい。身重の身体で。
 行き先はどこか。妻の場合、実家ではない。というよりも、妻に実家はなく、彼女が育った京都の叔父夫妻の家とは以前から疎遠だった。どんな非常事態でもその京都の家へ戻る、という選択肢は妻の性格からして考えられない。
 他に懇意にしている友人も親戚も、妻にはなかった。
 だとすれば―――
 いや、こんなことは考えないでも分かっていたことなのだ。妻がいなくなったら、行き先として私が疑うべき場所はそこしかなかった。ただ、考えるのを避けていたかっただけなのだ。


 ―――ふうん。もしも奥さんがお前を捨てて、俺のもとに走ることになってもお前は許すのか?


 さりげない口調であいつがそんな台詞を口にしたのは、そう、まだ季節も夏の頃だった―――。


 三度目のコールで赤嶺は電話を取った。
「大阪へ戻るまで、連絡は取らないという話じゃなかったか?」
 第一声とは裏腹に、赤嶺は私の電話を予期していたような口ぶりだった。
「今、どこだ」
「もう帰って自宅にいるよ」
「―――そこに瑞希はいるのか?」
 一息に言って、私は赤嶺の返事を待った。
 しばしの間の後、赤嶺は素っ気無く答えた。
「ああ、いるよ」
 私は―――
 ぎりっと唇を噛んだ。
「電話をかわってくれ」
 また、しばしの間。
「―――話せないと言っている」
「そんなわけにはいかない。大切な話なんだ」
「まあ、落ち着けよ」ライターに火を点ける、かちりという音が受話器越しに聞こえた。
「瑞希の身体のほうは大丈夫なのか? 妊娠のことは・・・知っているんだろう?」
「―――ああ」
「お前の、子供なのか」

 妻の子はお前の子で、だから、いよいよ妻はお前を選んだのか。
 お前が妻を孕ませたのか。

「奥さんは無事でいるし、体調のほうも問題ない。心配するな、俺はお前よりもずっと女の身体のあつかいにはくわしいんだ」
 赤嶺は私の質問の後のほうにだけ、しゃらりと答えた。
「一時期はかなり精神的に錯乱していたけれど、最近は落ち着いてきたようでね。今は腹の子供を無事に産むことだけを考えている。奥さんが望むのなら、俺は出来るかぎり、その援助をしてやるつもりさ」
「いつからそんな慈善家になった? やはりお前が」

 ―――父親なのか。

「見当違いな意見だな。まあ、奥さんは俺にとっても大事なひとだがね。だが、どのみち、俺は男であれ女であれ、ギブ・アンド・テイクの関係しかとらない人間さ。お前もよく知っているだろう」
 含みのある言い方を、赤嶺はした。
「ギブ・アンド・テイク?」
「俺はお前に普通じゃ味わえない快楽を提供してきた。俺は俺で、その関係を楽しんできたがね。今は奥さんとの個人契約さ。奥さんの望みを叶えてやるかわりに、俺は俺の望みを奥さんに叶えてもらう。奥さんも―――それは承知でいる」
「お前の望み―――?」
 私はマンションの机に置きっぱなしになっている離婚届を思い出した。
 妻と私が離婚すること―――それがこの男の望みなのだろうか。
「お前が考えていることはなんとなく分かるが、たぶんそれは違っているな。どちらにせよ、賽は振られたんだ」

 もう後戻りは出来ないぜ―――

 無表情な声音で赤嶺は言った。それは私に向かって発せられたようにも、自分自身に向かって言っているようにも聞こえた。
 普段はこの男の精神の底に沈められている狂気のようなものがうっすらと表面に浮かび上がってきたように、そのときの私は感じた。
「・・・俺にはお前が何を言おうとしているのか分からない」
「そのうち分かる―――かもな」
 ぞっとするほど醒めた声で、赤嶺は答えた。
「俺の今の望みは、瑞希と直接話すことだけだ」
「向こうがそれを望んでいない」
 冷徹に赤嶺は言い放った。
「そして俺も今は、仕事のほうが忙しいんだ。ちょうど有望な新人女優が入ったところでね」

 久々に仕事への意欲で燃えているところさ―――

 赤嶺は言った。

「悪いが、俺にとって今の優先順位はそちらにある」
「お前の事情なんて知らない。とにかく話し合いの場を持ちたい。俺と、瑞希と、お前と三人で」
「今さら話すこともないと思うが―――考えておくよ」

 待て―――と叫んだときには、電話はもう切れていた。
 料理を運んできたウェイトレスが、驚いたように私を見ていた。





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羞恥61
風水 1/6(日) 13:52:10 No.20080106135210 削除

 病院で検査結果を聞いた翌日 妻には遅れていた生理が来たようです。

 仕事から帰った私に
「へへっ あなた 今日生理来たよ」
 照れて舌をペロリと出し
「心配事無くなったら いきなり来るんだもん びっくりしちゃった やっぱり精神的な事って大事なのね」

 妻の生理は5日程 来週左半次さん所に行くのに最後の関門はクリアです。
 さすがに生理の妻に左半次さんのマッサージを受けさせる訳にはいきません。

 ベッドに入ってから
「裕美子 来週の日曜日 例の整体医院に行こうよ」
「そうね 私もここんとこバタバタして疲れちっゃたから・・・でもエッチな下着は穿かないよ」
「分かってるって 今回は俺も左半次さんじゃなく 所長のマッサージ受けるから・・・
 明日の夜 山下さんと飲みに行く予定なんで 予約しておいて貰うよ」

 決定です 後は山下さんが妻の治療を見たがってるのを どうするか・・・


 翌日の土曜日の夕方 山下さんから9時に迎えに来ると連絡が有りました。

 山下さんの迎えのタクシーに乗り10分程 飲み屋街のはずれ 一軒の小さな店の前で車は止まりました。
『会員制スナック 影法師』の小さな看板 怪しい感じです。

 山下さんに続いて中に入ると 一番奥のボックスに知った顔が・・・中山左半次 会長です。
「やぁ 会長 久しぶり   矢野さんをお連れしましたよ」
 会長が同席するとは聞いて無かったのでびっくりしましたが とりあえず水割りで乾杯です。

「会長 来週の日曜日 矢野さんの件 よろしくお願いしますよ」
 山下さんの言葉に
「いやいや 矢野さん 奥様が来られると・・・儂の技を駆使させてもらいますよ 今から楽しみじゃて」

「妻は最初いやがるかもしれません うまく勧めてください 会長さん お願いします」
「任せてくだされ 最初は普通の指圧から徐々に進める事にしますわい」

 30代と思われるホステスが山下に
「山下さん またエッチな相談でしょ」
「当たり前だ この店で真面目な会話するヤツなんて居ないだろう」

「矢野さん この店は普通のスナックとはちょっと違うんですよ
 あそこにステージ有るでしょ あれって普段はカラオケ用なんですけど・・・」
 山下さんの指す方向を見ると大きめのステージが・・・昔よく有ったカラオケ用に見えます。
「あそこで月1回か2回 ショーをやるんですよ」

「ほぉー どんなショーなんです?」
 興味津々で山下さんに尋ねると
「常連さんの奥様か彼女が主役で・・・旦那の好きな事やらせます。
 たとえば 奥様にストリップさせたり 彼女と本番ショーやったり・・・」

 心臓が早鐘を衝き 一気に喉が渇きます 水割りで乾きを潤し
「そ、それは凄いですね 一度見てみたいもんです」
「今度ショーの有る日 奥様と二人ご招待しますよ」

 暫く無言で酒を飲んでいた左半次さんが口を開きました。



舞踏 13
shela 1/3(木) 12:38:47 No.20080103123847 削除
淫夢
 全裸の亮は大の字にベットに拘束されていた。
何時もは継母・友美がされている様に。

 梓は実に手慣れた手際のよさで少年を拘束する間、一言も話さなかった。
その沈黙が亮の心理状態に、どんな影響を与えたかは、ペニスが物語っていた。

 梓のショーツを嗅ぎ、下半身を日の元に晒し、ペニスを弄っているところを、梓に発見された時には、イモムシみたいに縮み込んでしまったオチンチンが、今ではお腹に突き刺さる位に反り返り、皮の先からは先走りの淫汁を滲ませていた。
  
 下半身の興奮とは裏腹に亮の頭の中は、グルグルと目まぐるしく思考していた。
(継母さんは女で、僕は男なんだけど、そのボクを縛って梓さん(この頃はおばちゃんとは呼ばずに梓さんと呼んでいた)は、何をしようとしてるの?)

 このベットでは継母の友美に川名夫婦が淫靡な行為の全てを与え、凌辱している場所なのだ。
 継母の泣き叫ぶ声を何度も聞いている亮は、女を知らぬ少年でも、継母が苦痛を感じているのではなく、むしろ快楽の世界を彷徨っての叫び声だということは解っていた。
 異常なパーティーを何度も覗いた亮は不安ではなかったが、どんな事をされるのかが、全く想像がつかなかった。



舞踏 12
shela 1/2(水) 15:12:34 No.20080102151234 削除
お仕置き
 この日も亮は離れに遊びに来ていた。
何時もの様に無造作に置かれているエロ本の数々。
亮のお気に入りは「エロトピア」である。
その中に何時も混ざっている「SMファン」は少年の亮には少しばかりグロテスクで好きになれなかった。

 ベットの脇に小さく丸まった布布、(あれっ?何だろう)
近寄って手にとって広げてみると、真っ赤でレースをふんだんにデザインしたショーツだった。
ブラとセットで梓が着けているのを、パーティーを覗いて何度も亮は確認していた。
無意識に嗅ぐ亮。
クロッチ部分にはベットリと白濁な汚れが放つ雌の香り。
熱くなるペニス。
亮自身、ショーツに反応する身体に戸惑いを感じたが、夢中でファスナーを開けブリーフを一気にずり落とすと、肌色のまだ皮を被ったペニスが飛び出した。
ペニスはビクンビクンと小刻みに震え、亮の指は暴れるペニスを皮の上から押さえつけるように強く握りしめた。
 ガタッ 扉が開いた音に振り向くとそこに立っている梓。
実に情けない亮の姿を観て、ニンマリとする梓。
ショーツを左手で鼻に擦り付け、膝の上でまるまった半ズボンと白いブリーフ、右手ではペニスを握りしめて、固まった亮に対して、梓は
『そこで何をしてるの!?私の下着だよね?亮くんが持っているの』
亮が嗅いでいたショーツを取り上げると
『こんなに汚して、亮はどうしようもない変態クンだったんだ〜』
『お仕置きをしなくちゃダメね!』
真っ赤な顔をうなだれる亮を、女性にしては大柄な梓はベットの有る方に引っ張って行き、
『着ている服を全部脱ぎなさい!』と命じた。
何時もは優しい梓の瞳が睨み付ける。

 亮はショーツを嗅いだだけであって汚してなんかいない、でも少年の亮にとって大人の女性の命令口調と自分の情けない格好で、何も考えられなくなっていた。
 ベットの脇に落ちていたショーツも、エロ本の数々も、タイミング良く入ってきたのも、全て梓の策略だったのだ。

 梓はこれから少年に与える淫行を想像すると、顔が上気するのを感じた。


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