BBS2 2005/11 過去ログ


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[2431] AKIOの愛人M子 投稿者:ケン 投稿日:2005/11/30(Wed) 21:57

M子は40歳の人妻です。身長が高くぽっちゃりしていて可愛い系です。
そのM子と僕が関係を持ったのが3年前です。
それまでは同じサークルに所属しており
普通の友達関係でした。

しかし・・・・
ひょんなきっかけでM子からアドレスを聞き出しメル友になりました。
それからと言うもの・・・メールを重ねているうちに
急接近し、お互い引かれ合っていました。

M子は旦那とは夜の関係が殆どなく欲求不満の状態のようでした。
そこで、僕は冗談半分で少しHなメールを送る事にしました。
けん:「今日は晴れていて空が青いね〜  で・・今日の下着は何色?」

M子:「ほんと 空が青いですね  今日は可愛いレースの入った黒ですよ^^」
M子は黒の下着を好むようで良く黒の下着を穿いていました。
けん:「最近、旦那とHした?」
M子:「旦那とは別な部屋に寝ているから全然ないです」
けん:「?? 時々はするでしょう?」
M子:「ここ数年ありませんよ」
けん:「もったいないな〜」
M子:「そんな事無いですよ」
けん:「僕がM子さんの旦那だったら 毎日迫っちゃうのにな〜」

M子:「私もけんさんなら毎日お願いしちゃうのに(笑)」
けん:「本気にしちゃったらどうするの?」
M子:「本気にしちゃった?」
けん:「うん! 本当にM子さんとそんな関係になれたら最高なのに・・・・」
M子:「私・・・・」
けん:「でうしたの?」
M子:「もし けんさんが・・・ 本気にしちゃたら・・・ どうしよう・・・」
けん「責任取ってくれる?」
M子「責任?」
けん:「そう 責任!」
M子:「どうやって責任取ればいいですか?」
けん:「M子さんは どんな責任取れますか?」
M子:「わかりません」

けん:「それなら・・・ 実際に恋人になる事は出来ないでしょうから・・ メール内の恋人になって貰えませんか?」
M子:「そうですね! メール内の恋人なら喜んで^^」
けん:「それなら 今から恋人同士だね」
M子:「はい 分かりました」
けん:「これから宜しくね」
M子:「こちらこそ よろしくお願いします」
こうして二人の関係がスタートした。



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[2430] 隣の芝生 21 投稿者:石井 投稿日:2005/11/30(Wed) 19:22

由美子さんも引っ越して来てから片山のスーパーに勤め、店長候補として仕事を覚えるように言
われて、絶えず片山と行動を共にしていました。
引っ越してくるまでは工場にパートとして勤めていたようですが、今までの流れ作業とは違って
仕事が面白くなり、子供がいない事も手伝って、どんどんのめり込んで行きます。
やがて妻の様に片山の家に行ってマッサージをするようになり、お尻や太腿を触られる事に対し
て抵抗が薄れた頃、売る物がどのように作られているのか見ておいたほうが良いと言われ、遠方
の農家に野菜作りを見学に行こうと誘われて、妻と同じ旅館に泊まる事になりました。
2部屋とってあると言われて納得した由美子さんは、着いてから一部屋しか予約していなかった
事を知って帰ろうとした時、やはり妻のように説得されて渋々泊まる事になったのですが、妻同
様、片山が男として機能しない事に安心感もあったのでしょう。
妻とは違って酒に強い由美子さんは、勧められるままにビール、日本酒、焼酎と飲み続けてしま
います。
酔った由美子さんは次第に開放的になっていき、片山に聞かれるままご主人しか男を知らない事
や、最近セックスの回数が減ってきて、ここ3ヶ月ほど関係をもっていない事など、普段ではと
ても話せない事まで話してしまいます。
〔酔って笑い上戸や泣き上戸になる奴は見た事はあるが、淫乱になる女もいると聞いた事はあっ
ても見た事はなかった。もしかすると由美子は、普段は上品そうにしていてもそれかも知れない。
横に座りなおして話をしながら、浴衣の上から太腿を擦ってやったが何の抵抗もしないで飲んで
いた。それどころか徐々に股が開いていく〕
裾を割って直に擦っても抵抗をしない由美子さんに気を良くした片山は、擦る手を徐々に上にず
らしていってパンティーの上から初めて触ると、流石に我に返ったかのように抵抗をみせました。
「変な事は止めて下さい。何をするのですか」
「大きな声を出すと、旅館の者が来て変に思いますよ。こんな姿を見られても良いのですか?」
片山は押し倒して上から押さえつけ、パンティーの上から擦り続けながらキスをしようとしまし
たが、顔を背けてそれを許しません。
「やめてー。お願い、やめてー」
「由美子さんはそう言いますが、ここは違うと言っています。もっとして欲しいと言って、涎ま
で垂らしていますよ」
「アーン・・・違う・・アーン・・違いますー」
「悩ましい声を出して、何が違うのです?」
いつの間にかパンティーの脇から進入した指で、膨らんだクリトリスを触られていては、口では
拒否していても、身体は更なる快感を求めて反応してしまっていました。
「女盛りのこんなに豊満な身体を、3ヶ月も放っておくなんて・・・・・」
酔いも手伝って淫乱になり、最後までいきたい由美子さんは片山が擦るのを止めると、自ら腰を
動かして指に擦り付けてしまいます。
「可哀想に。よしよし、今夜は私が手伝ってあげましょう」
片山はまた指の動きを再開し、起き上がって横に座ると胸元も開いて、空いた手で乳房を揉みは
じめました。
「イヤー・・やめてー・・・これ以上されたら・・アッ・アッ・アーン・アーン」
「これ以上されたらどうなるのですか?」
「イヤー・もう・もう・イヤ・イヤ・イヤ・イヤ・イヤー・イヤ〜」
片山の年季の入った指使いに呆気なく達してしまった由美子さんは浴衣を?まれ、引き摺られる
ように布団の敷いてある隣の部屋に連れて行かれました。
〔浴衣を剥ぎ取り、由美子らしい白いパンティーを脱がせて身体を見たが、私好みの豊満な身体
で興奮してくる。襞も開いて中まで見てやったが、一度私の指でいかされた由美子は、マグロの
ような状態で隠す事もしない。まだ身体が治まっていないのか、乳首に吸い付いただけで色っぽ
い声を上げ続けていた。こんな身体を目の前にしても勃起しないのが恨めしい。〕
乳首とクリトリスへの責めだけでまたイカされてしまいますが、口惜しさをぶつけるかの様に片
山の責めは更に続きます。
「そろそろ中が寂しいでしょ?」
片山は節くれだった太い指を一本入れると、そっと動かしているのですが、女の急所を知り尽く
しているのか、由美子さんは頭を掻き毟って悶えていました。
「イヤー・・こんなのイヤー・・アーン・アーン」
「そんなに腰を動かすと、指が抜けてしまいますよ。1本でそんな事では、2本になったらどう
なるのでしょうね」
「ヒィー・・きつい・・アッ・アッ・アッ・アッ」
「2本ぐらいで根を上げられては困ります。今は役に立ちませんが、私のオチンチンはこんな物
ではありませんよ。その替わりですから最低でも3本、出来れば親指以外の4本は咥えてくれな
いと」
「イヤー・・無理です・・アーン・・ア〜ン」
「でも2本では物足りないでしょ?2本では気持ち良くないのでしょ?その証拠に『イヤー』ば
かりで一度も『イイー』とは言ってくれません」
「イイ・イイ・イイ・気持ちイイ・・凄い・・イイ・イイ・凄い・・イイー・イイー・イイ〜〜」
妻も同じ事をされて、片山にイク時の顔を晒したかも知れないというのに、私は右手で硬くなっ
たオチンチンを握り締め、手を前後に動かし出していました。


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[2429] 隣の芝生 20 投稿者:石井 投稿日:2005/11/30(Wed) 19:20

家に戻って妻に電話しましたが、しばらく呼んでいても出ないので諦めて切ると、少しして妻の
方から掛かって来ました。
「電話に出られなくてごめんなさい。丁度手が放せなくて」
「今何処にいる?すぐに帰って来い」
「会社にいるけれど、何かあったの?」
「いいから、すぐに帰って来い」
「商品の在庫確認をしていますから、あと1時間ほど待ってもらえませんか?」
妻はそう言いながらも私の様子が変なのを察したのか、30分ほどで帰って来ました。
「もう仕事は辞めろ」
「どうして?帰りが遅いからですか?」
私は日記を見たとは言えませんでした。
言えば私の事までばれてしまう気がしたのです。
それに例え言ったとしても、それらは事実では無くて片山の妄想だと言われれば、他には何の証
拠も無く、私が他所の家に忍び込んで、こそこそと他人の日記を盗み読んでいた事実だけが残り
ます。
「ああ、俺が帰って来て家が真っ暗なのはもう沢山だ。今はいないが、夜に沙絵が一人だけでい
るのも不安だ。」
「すみません。今仕事を辞める事は出来ないの。出来るだけ早く帰れるように頼んでみますから」
「俺よりも仕事をとると言う事だな?」
「違います。あなたと仕事を比べる事など出来ません。分かって」
そう言うと涙目になり、それを隠すかのようにシャワーを浴びに行ってしまいました。
妻が出てから私もシャワーを浴びて寝室に行くと、妻は既にベッドで寝ています。
「真美、眠ったのか?」
返事が無いので仕方なく私もベッドに入ると、急に抱き付いてきた妻は全裸です。
「真美・・・・・・」
妻は何も言わずに私のパジャマとパンツを一気に下げると、口に含みながら両足から抜き取って
しまいました。
私の物が硬くなると妻は足元に回り、私を赤ちゃんがオムツを替えられるような格好にして、手
で掻きながら玉や肛門に舌を這わせてきたのですが、この様な積極的な妻を見るのは初めてです。
私は何もせずにただ快感に身を任せていましたが、また口に含まれてクチュクチュと音を立てら
れながら激しく顔を上下されては、我慢も限界になってしまいました。
「真美、出そうだ」
妻は口を離すと私に跨り、ゆっくりと腰を使ってきたのですが私にはその動きがもどかしく、妻
を跳ね上げるように下から応戦しました。
「アッ・アッ・待って・アァーン・・あなたはしないで・・私にさせて・・アッ・アッ・アッ」
私が動きを止めると妻の動きは激しくなり、このままでは私一人が終ってしまいそうだったので、
結合部に手を持っていってクリトリスを擦ってやりました。
「しないでー・・イッてしまう・アッ・アッ・アッ・イイ・イイー・イッちゃうから・やめてー・
まだイヤー・・イイ・イイ・イイ・イク・イク〜」
「口で散々されたから俺も出そうだ・・・・真美もイッてくれ」
「イヤー・・イヤー・・イク・イク・イク・イク・イクー・イク〜・イク〜〜」
次の日から私が帰宅するまでには帰って来ているようになり、妻の実家から娘が帰って来てから
も毎晩妻から求めてくるようになったのですが、やはりこの日のように妻に主導権をとられ、出
したと言うよりも出されたと言う感じでした。
妻との事を書いた日記の続きが気になるのですが、妻の帰りも早く、片山も早く帰って来ている
ようなので忍び込む事が出来ません。
その時、日記に書かれた最後の言葉を思い出しました。
〔由美子の時のような事を期待して飲ませたが、由美子のようにはならなくても結果は同じよう
な事に〕
家族が寝静まってから、パソコンに取り込んでおいた由美子さんとの日記を読みました。


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[2428] 海を眺めて・・・#2 投稿者:すう 投稿日:2005/11/30(Wed) 01:04

#2
地下鉄とJRの交わるF駅も台風12号の影響で朝から激しい雨に
叩かれていた。
しかし、駅前の大通りを挟み向かいに建つグレーのタイル張りマンションの
16階のその部屋にはその雨音は殆ど聞こえなかった。
ブラウンのレザー張りのソファーの上で夏子は裸で横たわり、そして
右足を持ち上げられ後ろからスキンヘッドの男に挿入されていた。
夏子の顔は別の男の膝に乗せられ口はその丸刈りで金髪の男の性器を舐めていた。

「テツさん・・頼むよ・・早いとこ変わってくれよ・・・・」
丸刈りの男が日本人にしては大きすぎる夏子の乳房に手を伸ばした。
「タケシ・・よ・・もうちょっと待てや・・・」スキンヘッドの男は思い切り夏子を
突き上げた。
「あ・・・・お・・い・い・・・」夏子は一旦口から性器を離し首を後ろに廻し
そのまま男に舌を絡み始めた。
「まったく・・・この女のおまんこ好きには・・・まいるぜ・・」
「テツさん・・中出しは最後にして・・・よ・・」
「わかってるよ・・・いちいち・・・言うな・・」

子供と主人を送り出し夏子はシャワーを浴びると、男に言われた通り、真紅のマニキュアを塗り
黒のTバックの下着をつけ、それを直接薄手のレインコートで隠した。
煙草に火をつけ、1回だけ吸い込むと灰皿に押し付け、ワンピースを詰め込んだ
バックを抱えそのまま地下鉄に乗った。
男の部屋のインターフォンを押しながら後ろを振り返ると駅に電車が入ってきた
のが見えその上の時計が10時を指していた。
「おう・・来たか・・」テツは全裸で現れ、その奥にタケシがソファーから立ち上がり
テツの背中越しに覗きこんでいた。
テツはドアをロックするとすぐ夏子の後頭部に手をかけ引き寄せ、舌を絡ませながら
レインコートのボタンに手をかけた。
レインコートから、大きな乳房が飛び出すとテツは右手で夏子の左足を持ち上げ
性器を夏子の割れ目に押し付けた。
夏子はその性器を掴みTバックの隙間から受入れた。
「あ・・・・あ・・・お・お・・お・・」
濡れきった夏子の子宮は家を出るときから全身を支配し、男の性器を、膣を一杯に広げ
待っていた。
男は左手で夏子を支えている足を持ち上げると夏子は男に首を廻し、抱きかかえられる
体制に入った。
身長170cmと背の高い夏子だったが、それより10センチ以上高いテツは夏子を
腕の中で思い切り上下させた。
テツが腰を引くたびに夏子の外襞が男の性器にひきずられ現れては消えた。
男はそのまま、1回転してタケシの待っているソファーに向かった。

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[2427] 見えない支配者 その19 投稿者:愚者 投稿日:2005/11/29(Tue) 12:08

憲子の両胸が服から飛び出たまま、お尻も丸出しで車まで走ったので、多くのトラック運転手に見られてしまい
ました。
それでもとにかくこの場を逃げ出す事が何よりも先決でしたので、もう人目など気にする余裕すらありませんで
した。
きっとさっきの運転手の男達や、他の運転手達にも大勢に憲子のはしたない格好を見られたに違いありません。
それでも今こうしてあのコンビニから車で走り去って、しばらくするとようやく心が落ち着いてきました。
助手席では憲子が俯きながら唇や顔についた他人の精液を車に積んであったティッシュで拭い取っていました。
私はその姿に何も言うことはできず、ただ2人で黙ったまましばらく車を走らせるしかありません。
家にも帰る気すら起きず、とにかく何もかもから逃げ出したいという思いが突き上げて、気付くと隣町まで着て
しまっていました。
私は割と閑静な住宅街の中にあった公園の脇に車を停めると、助手席の憲子の様子が心配になって、声をかけま
した。
「・・・大変・・・だったね」
「・・・」
「つらかったろう?」
「・・・」
憲子は黙ったままです。
どう返事すればいいの?とでもいいたげな無言の表情は、それでも私に一度も目を会わせることもありません。
気まずい雰囲気に包まれたまま、しばらく押し黙ったままでいると、私の携帯にメールが届きました。
Kからです。

《フフフ 憲子、とっても淫らだったな。
最高に興奮するシチュエーションだった。
あの調子でこれからもお願いするよ。》

(くそっ・・・馬鹿にしやがって)
私はこんな事をこれからもさせられると思うと、耐えられない気持ちになり、憲子に言葉をぶつけました。
「もう憲子をあんな目に遭わせたくないよ。」
「・・・」
「あんな屈辱を受けて、もう沢山だ!」
「・・・」
私はハンドルに向かって両手を叩きつけて、Kに対する憤りをぶつけました。
それでも憲子は黙ったままです。
「一体どんな秘密があるっていうんだ!あんな目に遭わされて、それでも隠さなきゃいけない秘密って何なんだ
よ!」
「・・・」
「何とか言ったらどうなんだっ!憲子っ!」
憲子は深いため息をつくと、震えるような声で小さく返事しました。
「・・・私・・・我慢する・・・」
「何?何だって?」
「こうするしかないの・・・言う事聞くしかないの・・・」
「一体、憲子が握られてる秘密って何なんだよ? 教えろよ!」
「・・・」
「なぜ黙る? Kには知られててもよくて、俺は駄目なのか?」
「そんなんじゃないわ・・・でも・・・でも」
憲子はかたくなになると意地でも押し通す所があり、最早これ以上問いただしても答えは返ってきそうにありま
せん。
「じゃあ、そいつのいいなりになって、あんな淫乱な事ずっとし続けるのかよ!」
「したくはないけれど・・・」
「あんな知らない男達に胸やお尻を触られて・・・指を突っ込まれて、挙句の果てにフェラチオして精液まで飲
んで・・・」
「・・・」
「もっともっと要求されたらどうするんだ? 憲子にできるのか?」
「・・・その時になってみないと分からない・・・」
Kに従順に従わざるを得ないと決心した憲子には、何を言っても最早無駄なのかもしれません。
しかし、それでもあそこまで言いなりになる憲子にも次第に腹が立ってしまいました。
「それとも、憲子もそれが望みなのか? もっとあんな事されたいっていうのか?」
「まさか・・・」
「だってあんなに興奮しながらしゃぶってたじゃないか!」
「そんな・・・」
「嫌がる風でもなく、喜んで4人もの男のチ○ポを交互に咥え込んで・・・そうゆうのが好きなのか!?」
「・・・ひどい・・・」
しばらく沈黙が続きました。
私も言いすぎだったかもしれませんが、敢えて罵声を憲子に浴びせた事を撤回はしませんでした。
それよりも、この事態からとにかく脱出しなければという気持ちが高まり、私は最早このKという男の正体をま
ず掴むしかないという思いが湧いてきました。
それしかその時は考えられませんでした。

第1部 完


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[2426] 見えない支配者 その18 投稿者:愚者 投稿日:2005/11/29(Tue) 12:07

私の不安は的中しました。
しばらく憲子の口に押し込まれていた状態が続いたかと思うと、ゆっくりと男がペニスを抜き出し、憲子の口の
中からドロリと大量の精液が零れ落ちてきたのです。
(そんな・・・)
今目の前にある光景がまるでアダルトビデオを見ているかのように、淡々と行われている行為は、その主役が私
の妻の憲子なのです。
「はあ・・・最高だよ」
男は満足げに自分の男根を処理し出すと、もう一人の男が「へへ すげえな」と言いながら、もうガチガチに固
くなっている男根をグイッと憲子の口の中に押し込みました。
憲子はまた無造作に、当然のように男の男根を口に含むと、「今度は俺な」と果てた男に変わって順番を待って
いた男が憲子に自分の男根を握らせて、やはり同様に2本のペニスを交互に口で愛撫させました。
憲子は男根をチュパチュパと交互にペニスを数回ずつ喉まで押し込んで、いやらしい音を鳴らし、男を刺激して
いるようにすら見えます。
すると後から入ってきた男が興奮するのが早かったようで、先ほどの男と同様に天を仰ぎながら憲子の頭を両手
で押さえ込んで、無理矢理自分勝手に憲子の頭をグイグイと前後に動かし始め、呻き声に近い声で、その憲子の
唇と喉の感触を表現しながら、「俺も・・・口で発射させてくれ」と声を上げると、腰を浮かせて一瞬にして昇
天してしまいました。
そして、しばらく呆然としながらも憲子の口の中に男根を押し込んだまま放心しきったままでした。
男は憲子の唇の感触を確かめるようにゆっくりと男根を引き抜くと、やはり前の男と同じように憲子の口からド
ロリと精液が零れ落ちました。
「じゃあ、今度、俺、俺」
こうして次の男も最後の男も憲子の唇に全て交互に納められ、合計4本の男達のペニスを口で受け入れ、口の中
に発射されてしまったのです。
男達は処理し終わると「いやあ、サンキュー。最高だったよ」とKに携帯で告げると、私に向かって「またお願
いしたいね」「また会ったらよろしくな」等と言って立ち去っていきました。
憲子は男に返して貰った携帯でKから何らかの言葉を告げられた後、私と目を合わせないまま携帯を切り、「今
日は帰っていいそうです」とボソリと言いました。
路上にバイブが転がり、ピチピチに張ったコスチュームはお尻が捲られ、秘部は丸出しになり、その大きな胸は
両方とも飛び出していて、おまけに憲子の顔にはさんざん発射された男達の精液が口の周りにベットリとついた
ままでした。
それでも私は憲子に駆け寄り、へたり込んでいる憲子の手を持つととにかくこの場から逃げ出したいという思い
のまま、引きずるように車に乗せ、逃げさるようにコンビニを離れたのです。


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[2425] 見えない支配者 その17 投稿者:愚者 投稿日:2005/11/29(Tue) 12:06

「おお」
「すげえ 割れ目、パックリだぜ」
その男達の指先が、今憲子の、私だけの憲子の秘部をなぞっているのがその言葉ではっきりとわかりました。
そして憲子の秘部に伸ばされた男の手は小刻みに揺らされ、それを継続されることによって次第に憲子も呼応す
るように「あっ」とか「うふん」と吐息を漏らし始め、更にはそれまで仕方なしに動かされていた憲子の手も自
らの意思で男根を刺激するようにすらなっているのです。
「おお、気持ちいい」
そう言いながら天を仰ぐ男達の男根は憲子の手によって刺激されたことによって、それまでのものとは明らかに
違い、全神経をそこに集中させたかのように凄まじく硬直した男根を憲子に向けて突きたてているのです。
特にKと直接携帯で話しながら憲子の奉仕を受けている男、40代から50代位の体格のガッチリした男のモノ
は、他の誰のよりも大きく猛々しいのです。
憲子の手では包み込めない程の大きい男根。
それを敢えて苦痛の表情を浮かべて刺激を続ける憲子でしたが、その男のペニスに刺激されて自ら喜んで奉仕し
ているようにも見えるのです。
それを遠目に見ている私も、その男のモノが私のよりもはるかに大きくたくましいのはハッキリと見てとれまし
たし、憲子がしっかりと握りしめている光景に、嫉妬と興奮が突き上げてきました。
いえ、もうこの時点では嫉妬もすでに興奮の一部となってしまっていたのかもしれません。
「じゃあ、ボチボチ・・・口でしてもらってもいいかなぁ?」
巨根の持ち主の男は携帯でKにそう尋ねると、どんな返事が返ってきたのか、「へへへ」とはしたない笑みを浮
かべて、「奥さん、じゃあ頼むよぉ」と言いながら、グイッとその大きな男根を憲子の手から離して、憲子の顔
に近づけました。
憲子はその男根をジッと見つめ、少しでも躊躇の表情を浮かべるのかと思いきや、顔を斜めにしながら舌を伸ば
して、その男の男根に舌が触れていきました。
そして口を大きく開いて、およそ憲子の小さな口では収まる筈もない巨大なペニスをゆっくりと納めていくので
す。
まるで憲子はそんな巨大なペニスをいつかはフェラチオしたかったという願望でもあるかのような、喜びと感激
が満ちているような風に、でした。
「お、おおお」
再度天を仰ぐような格好をした男はその男の癖なのか、何の遠慮もなく憲子の頭を両手で持って引き寄せ、
ズブズブと憲子の喉奥まで突き刺していきます。
もう顎がはずれんばかりの大口を開けた憲子は眉間にしわを寄せながらも、頭を引いて逃げる素振りをするわけ
でもなく、男の手に命じられるまま、頭を前後させてそのペニスを唇で味わっています。
「すぅげえ、気持ちいいぜぇ おおお」
男は歓喜に満ちた声を上げると、私に向かって
「奥さんのフェラチオ、最高だぜ。 旦那さん・・・」
と妻のフェラに満足顔で言い、それにつられて周囲の運転手達も次に自分がしてもらえるんだという期待感でい
っぱいの眼になっています。
そして憲子の手に収まっていない男達は、各々が自らの男根を手で刺激しながら、片手で憲子の胸と秘部を撫で
まわすのです。
そしてさきほど憲子の片手に握られていたバイブが路上にころがっているのに憲子のお尻を触っていた男が気付
いたのか
「へえ、これで刺激して欲しいんだろう・・・奥さん!」
と言ってバイブを拾い上げ、スイッチを入れ始めました。
ブインとモーターの回転する音が聞こえ出すと、それを憲子のお尻に近づけました。
憲子はその振動が直接自分の大事な秘部に触れた瞬間、「んんっ」と声を上げ反応します。
男は憲子の反応に、更に今度はお尻に突きたてるように秘部に押し込めだしたのです。
「こんなでかいモノが好きなんだ、奥さん・・・」
「んっんんー」
憲子の口は限界まで男根で封じ込まれているのに、そこから喘ぎ声が立ち込めてきます。
「ほらぁ 奥さん、バイブ。 オマ○コが美味しそうに咥え込んでいくよ」
「すげえよ、こりゃすげえ」
男は憲子のお尻がバイブを受け入れていく様を見ながら片手で自分の煮えたぎったような男根を激しく刺激し続
けています。
何と言う光景でしょうか。
私はまさか自分の妻が、まるでアダルト映画の女優のような姿をさせられ、それを自ら目の眼で見る事になるな
どと、つい先日までは思いもしなかったことでした。
それが今、目の前で見知らぬ男達に取り囲まれて、憲子が自ら望んだような設定さながら、男達のペニスを口で
握り締め、手でしごき、胸とお尻、大事な秘部までいじられているのです。
私はそれを遠巻きに見ながら嫉妬と興奮で勃起しているしかないのです。
しかも暗がりとはいえ、コンビニの裏です。
他の運転手達が気付いたら、もっととんでもないことになってしまうかもしれません。
(はやくこんなこと終わらせてくれ)
そう思う気持ちはあるものの、目の前で自分のいとおしい妻が他人の性欲の捌け口にされている姿に、興奮を覚
えてしまうのです。
「おおお、すげえ・・・」
携帯を持った男はそう言葉を漏らすと次第に憲子を掴んだ両手を激しく動かしはじめて、グイグイと一突きずつ
口に押し込めて喜んでいます。
他の男達もその光景に刺激されてか、憲子のお尻と秘部を刺激していた男は、しゃがんだ姿勢の憲子のお尻を持
ち上げて立たせて、男に丸見えになるようにお尻を突き出させました。
私の位置からは横になっていて見えないのですが、男は憲子の陰部を眼で確認すると、今度はバイブを抜き取
り、男の人差し指を突きたてて、憲子の割れ目の奥へ突きこんだのです。
「んふぅ」
憲子の口は塞がれたままでしたが、その深く入れられた指の感触に反応してしまったのでしょう。
男は憲子の反応に気をよくしたのか、何度も指を出し入れしだしました。
「おお、すげえ グチュグチュに濡れてきたぞぉ」
「ほんとだ。たまんねえなあ。すげえ、俺にも指入れさせてくれよ」
2人の男達が交代で憲子の秘部に指を入れはじめ、その都度憲子は「んんぅ」と反応します。
更に指の出し入れを激しくすると、流石に憲子も反応が大きくなっていき、口に含んだ巨大なペニスを自ら攻め
立てるように音を立てながらフェラチオをしはじめました。
「ああ、もう最高。舌が絡み付いてくるよぉ 奥さん・・・」
激しく息をしだした男は携帯でKに息を荒げながら「このまま口の中に出してもいいのか?」と聞きます。
Kは何と返事をしたのでしょうか。
「へへへ そりゃいいや」
そう男が返事すると他の男達に「飲んでくれるってよ」と話しかけ、その言葉に歓喜したかのように他の男達
も、急かす様に「俺のも交互に、しゃぶってくれ」と言い出しました。
すると憲子は、それまで口に含んでいた男根を抜き取ると、もう片方の手で扱いていたペニスを頬張り出したの
です。
「ああ、すげえ」
憲子の唇の感触を初めて味わったその男は、さっきの男程の男根ではないものの、長さは私よりはるかにありま
す。
男が喉の奥まで突き刺そうとすると、憲子はむせてしまうようで、男はそれを自慢げにしているのか「へへ、
ディープスロートやってみてくれよ」と憲子にわざと要求しています。
憲子は交互に男達2本の男根を口の奥まで含み込み、次第に喉を鳴らせながら刺激し始めています。
すると1人の方が憲子の口の中で急に腰を激しく動かし始め、「おおっ いいっ」と言ったかと思うと、数秒後
に「おおおっ」と声を上げて腰をヒクヒクッとさせ、動きが止まったかと思うと、目を瞑ったまま憲子の口の中
に納まっているペニスの感触を確かめているようでした。
(まさか・・・)


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[2424] 海を眺めて・・・ 投稿者:すう 投稿日:2005/11/28(Mon) 01:40

#1
窓からは東京湾が見渡せ、彼方に湾を挟み横浜ランドパークタワーの
大観覧車も見えた。
この見晴らしが気に入り可奈がその場でマンションの購入用紙に
サインしてから4年が過ぎた。

1年前の暮れ、夫が忘れた携帯にメールが入り浮気していると分かった。
同じ会社の年上の社員が相手だったと夫は告白した。
別れることを考えたが子供の寝顔をみると思いとどまった。
最近ようやく夫と話すことが出来るようになったが、夫婦の関係は
拒否し続けていた。

須々木夏子は2才年上だったが、同じマンションに住み子供も同学年だったため
時々話すようになったが、でも親しい付き合いとまではならなかった。
彼女の派手でなんとなく遊び好きな香りが可奈をそんな気にさせていた。

「ねえ・・暇してたらお茶でも飲まない」近くのスーパーで夏子に
声をかけられ、断るのも悪いと思いマーケットの向かいにある2階のカフェバーのドアを押した。
「私が奢るから・・何にする??」と夏子はトレイを取った。
「最近これ吸えるとこ少なくなってと」夏子は席に座るのと殆ど同じに
煙草に火をつけた。
「うちの・・旦那ね・・浮気して・・まったく・・もう・・」と
夏子はアイスコーヒーにシロップを入れた。
「え・・ほんと・・・」可奈は思いがけない言葉に顔を上げ夏子を見た。
「そうよ・・それもお水の女よ・・」煙草を持ったままの手で夏子はグラスを
持ち上げた。
「それで・・・許したの??・・」
「そうね・・だってもう絶対しないと・・謝るし・・」
「そう許したのね・・ショックだったでしょう・・」
「ふふ・・・本当はね・・旦那が浮気してたの前から知ってたの・・」
夏子は体を少しそらし可奈を見つめた。
「え??・知っていたって・・どういうこと??」
「だって・・私たちもう・・何年もアレなかったし、だからどっちでも・・良かったの」
「アレって・・??」
「セックスよ・・」
夏子の無警戒な話し振りに可奈も同じレベルに話を合わせなければと感じていた。
「それで・・仕返ししてやったわ・・」
「仕返しって・・口聞いてあげないとか?」
「ふふふ・・・もっと・・きついお仕置きよ・・」
「なに?・・どんなこと??」可奈は自分の立場が重なり思わず聞いた。
「男よ・・・私も遊んだの・・・」
煙草の煙をゆっくりと噴出し夏子は再びグラスを持ち上げた。
「ねえ・・・貴女も遊んだら・・楽しいわよ・・」
「いいわよ・・私は」心の奥を突かれた気がして可奈は目をそらし窓を見た。
「おばあちゃんになってから、遊ぼうと思っても遅いしね・・それに絶対安全だから・・・」
「安全って??・・」
「あら・・興味あるの??・・」
「ブーブー!!」下から聞こえたきたクラクションの音で聞こえないふりして可奈は
返事をしなかった。
「安全って・・・割り切って、後腐れなく遊べるってことよ・・」
可奈の気持ちを読み込んで夏子は答えた。
「女だって・・・遊ばないと・・損よ・・」
「それに凄いわよ・・とことん・・満足させてくれるから・・そして・・」
話が終わらないうちに夏子の携帯が鳴った。
夏子は立ち上がり階段近くに行き話し始めた。

マンションのエレベーターの階数を押し間違えたことに気が付き
もう一度ボタンを押した。
「安全で・・・・割り切って・・凄いこと・・」
夏子の言葉が頭から離れなかった。

可奈が地獄の門を開く4週間前の金曜日だった。





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[2423] 管理組合の役員に共有された妻 109 投稿者:エス 投稿日:2005/11/27(Sun) 17:42

 「ピュッ、ピュッ!!」
小川さんの亀頭の割れ目から、勢いよく精液が噴出し、妻の首筋にかかりました。
ドクドクと湧き出る大量の精液は、妻の右手を汚し、ポタポタとリビングのフローリングに垂れています。   
 「いやあん!!」
妻は顔をしかめ、大量の白濁液を手首でぬぐいました。
 「奥さん・・・」
小川さんはガクガクと振るえ、妻に倒れ掛かるように抱きついてきました。
 「はい、よく出来ました。」
高橋さんのカメラが妻の首筋から胸元に垂れる小川さんの精液をクローズアップしながら言いました。 
 「中島さん、奥さんにご褒美をお願いします。」
高橋さんに言われるまでも無く、中島さんの指は妻の膣内を出入りしています。
 「ああああん、いやあん」
妻の体はまさに『一触即発』という言葉がふさわしいほど火照り、少しの刺激でも果てそうになっています。
 「こうすると、どうですか?」
中島さんがそう言いながら、妻の膣内を指で掻き回しました。
 「あああああん!いい!!」
中島さんの指に答えるように妻は激しく腰を振りましたが、中島さんはまた、ピタリと指の動きを止めました。
 「いや、止めちゃ・・・」
妻は鳴きそうな声を出し、催促するように腰を振っています。
 「奥さん、そろそろイきたいんでしょう?」
再び高橋さんが妻に尋ねました。
 「イかせて・・・。」
中島さんの指に陰部をこすりつけながら、妻がとうとう白状しました。
 『このままでは、妻の気が狂ってしまう。
  焦らさないで、早くイかせてやってほしい。』
私にまでそんな風に思わせてしまう、妻が哀れでした。



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[2422] 管理組合の役員に共有された妻 108 投稿者:エス 投稿日:2005/11/27(Sun) 17:36

 「あああああーん!!」
妻がひときわ激しく腰を振ろうと力を込めようとした瞬間、またしても中島さんの指が妻の膣内から押し出されるようにスルリと抜けました。
 「一人で楽しんじゃだめだっていったでしょう、奥さん。」
行き場を失ったように、妻が戸惑ったような顔を中島の方に向けています。
 「ほら、奥さん、お手々が留守になっていますよ。」
 「あ、ごめんなさい。」
なぜか、妻の方が小川さんに謝っていました。
 「小川さんさんをイかせることができたら、奥さんも、イっていいですよ。」
高橋さんもそう付け加えました。
 「別に私は・・・・」
口ごもる妻でしたが、その手は再び小川さんのペニスをていねいに扱きだしていました。
妻の指が小川さんの亀頭を刺激するたびに小川さんはガクン、ガクンとひざを落として身悶えます。
妻の指にはカウパー液が絡み、『ニチャニチャ』と卑猥な音を立てていました。
 「小川さん、このまま手でイっちゃってください。」
いつの間にか高橋さんは、その瞬間を捉えようと、再びビデオカメラを構えていました。
妻に向けられたペニスは、噴火直前の火山のように脈を打っています。地鳴りすら聞こえてきそうでした。
 「奥さん、イっていいですか?」
小川さんが情けない声で言いました。
 「いや、だめ!」
 『このまま手でイって欲しい。そして、里佳子を精液まみれに汚してほしい・・・』
私の心臓も、その瞬間を目の当たりにする嫉妬と興奮に、ドクンドクンと激しく脈打っています。
 「あああ!奥さん!!イきそうだ!!!」
小川さんの声と同時に、ペニスも雄叫びを上げました。






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[2421] 管理組合の役員に共有された妻 107 投稿者:エス 投稿日:2005/11/27(Sun) 17:35

 「さあ、早く!!」
小川さんのペニスがまるで活きのいい魚のように、ピクンピクンと妻の手のひらの中で暴れています。
 「奥さん、苦しい。早く出してください。」
小川さんは恍惚とも苦痛ともつかぬ表情で妻に再び懇願しました。
 「でも…。」
小川さんの毒キノコのような赤黒いペニスが、まっすぐに妻を見つめ、その先端をわずかに濡らしていました。
 「奥さん、すみません先走り汁が・・・」
 「いや・・・。」
言葉とは裏腹に、妻は小川さんのペニスを握ったまま離しません。
 「さあ、奥さん、お願いします。」
小川さんがペニスを突き出すと、妻はとうとう小川さんのペニスに添えた指を、軽く上下に擦り始めました。
それは、いつも私にしてくれているのと全く同じ手順でした。
 「そう、そう、奥さん。ああーいい気持ちだ。」
小川さんがブルブルっと下半身を震わして悶えました。
 「ああぁん」
妻も、自らの手の動きに合わせるかにように、腰を揺すっていました。
 「うううぅっ!!」
やがて、小川さんは快感に身をよじりました。
小川さんのペニスは妻のその柔らかい手のひらと指の肉厚に包まれ、喜びを伝えるかのように、ドクドクと脈を打っています。
 「ああぁ・・・いい!」
妻もまた、中島さんの指に乗り、自らの頂点を求めて、腰を前後左右に揺すっています。
妻の理性はほとんど失われているようでした。




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[2420] 管理組合の役員に共有された妻 106 投稿者:エス 投稿日:2005/11/27(Sun) 17:34

 「ああん・・・」
 「おっと、奥さん。それじゃすぐイっちゃいますよ。」
童貞の中島さんアダルトビデオで「イく、イく!!」と叫びながら腰を振るAV女優を連想さたのでしょう。
確かに、そう思わせるほど、妻は腰を振っていました。
 「いや!いやああん!!」
もはや、妻の耳には中島さんの言葉は届いていないのかもしれません。
 「ぁーん」
もう少しで果てそうな顔をしている妻の膣壺から中島さんがスルリと指を抜きました。
 「・・・・・・・・・?」
体の奥の疼きを吐き出す瞬間に指を抜かれ、妻は悶えているように身をよじりました。
 『どうして・・・?』
妻の表情は、まさにそう訴えていました。
 「奥さん、自分だけ気持ちよくなっちゃずるいですよ。」
 「いえ・・・別に」
 「あんなに腰振って、イきそうになってたんじゃないですか?」
 「そんな・・・・」
 『実際に女性が果てるところなどナマで見たことなど無いくせに…。』
中島さんの余裕が私をいらだたせます。
 「さあ、奥さん。こっちの方もお願いしますよ。」
小川さんが再びグリグリと妻の手のひらにペニスを押しつけました。
 「あ・・・はい。」
妻はアイマスク越しの視線を自分の指に戻しました。
小川さんのペニスがヒクッ、ヒクツと上下しています。
あるで、沸騰するほどに熱い精液が、『ここから早く出してくれ』と言わんばかりに、暴れているようでした。
 「奥さん、小川さんさんのチンポ、パンパンで苦しそうだから、出してあげたらどうですか?」
高橋さんが相変わらず妻の乳首を軽くしごきながら言いました。
おそらく、乳首への愛撫は低周波のように、妻の体の疼きを適度に保たせていることでしょう。
 「でも・・・」
 「奥さん、お願いします。」
小川さんが、半ば命令するように言いました。
貧相な中年男だったはずの小川さんは、巨大なペニスを持つ逞しい男性に変わっていました。




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[2419] 管理組合の役員に共有された妻 105 投稿者:エス 投稿日:2005/11/27(Sun) 17:31

 「ああ・・・ああーん。いいわ」
妻は中島さんの指を膣内に差し込んだまま、グッと腰を入れるように体重をかけました。
 「奥さん、こっちも気持ちいいですよ。」
妻にペニスをゆだねていた小川さんがズボンのベルトをはずし、チャックに手をかけながら言いました。
「脱がしてくれませんか?」
 妻は黙って小川さんのズボンの腰の部分に手をかけました。
小川さんのペニスは、これ以上ないというほど勃起し、ズボンにひっかかっています。
妻は、一気にズボンとブリーフを引き下げました。
 『ビーン!!』という音がしたかと錯覚するほど、勢いよく小川さんのペニスが現れました。
貧相な体つきからは全く想像もできないほど立派なものに、私までもが声を上げそうになりました。
 「さあ、もう一度触ってください。」
小川さんが、妻の手をとり、自分の股間に導きました。
 「きゃっ!!」
妻は思わず小さな悲鳴を上げました。
 「どうしました、奥さん。」
小川さんが妻の反応を楽しみながら言いました。
 「大きいですか?」
 「え、ええ・・・まあ」
そう言って、妻は私のものとは比べ物に成らないほどの太いペニスを戸惑いながら、指をまわしました。
ペニスの周囲を指でぐるりと捲いてみましたが、親指が他の指に届かないほどでした。
 「ああぅう!気持ちいいですよ、奥さん。」
小川さんが腰を突き出して、妻の手のひらにペニスを押し付けました。
 「そういえば、奥さんもこうしてましたよね。」
 「そんなこと・・・・・あああん」
強姦まがいの陵辱を受けているというのに、妻はますます腰の動きを強めるのでした。
 「ほら、奥さん、言ってることとやってることが、全然違うじゃないですか。」
そう言いながら、小川さんが妻の腰の動きを真似るように、妻の指に包まれたペニスを上下に動かしました。
 小川さんが妻の指に、妻が中島さんの指に性器を押し付ける様子を見ながら、私だけが自分の指に自分の性器をこすり付けていました。



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[2418] 管理組合の役員に共有された妻 104 投稿者:エス 投稿日:2005/11/26(Sat) 13:06

 「ああぁーん」
 いつのまにか中島さんの指の愛撫が、唇に変わっていました。
中島さんは唇をすぼめて、軽く陰核を咥えたり、細く尖らした舌先でレロレロと舐めたりするたびに
陰部を押し付けてくる妻の反応を楽しみ、その圧迫感に満足しているようです。
中島さんが鼻全体を妻の膣内に埋め込み、内部からドロドロに溶け出しているように思えるほど淫液の湧き出る女壺の底を目がけて舌を差し込むたびに、
両側に大きく開いた妻の陰唇が、軟体動物のように中島さんの顔に張り付くよう蠢きました。
妻の体は、いまや何にでも淫らに反応してしまうほど、組織の一つ一つが自らの官能に侵されているのでしょう。
 「あああーーん」
戸惑いながらも、沸き起こる快感の波をこらえきれずに、妻の喘ぎ声は大きくなっていきます。
 「よかった、奥さんが喜んでくれて。」
高橋さんがそう言いながら、妻の左手を自分のペニスにも添えさせました。
妻は全裸で中島さんの前に陰部を晒し、両乳房を二人の男に弄ばれながら、それぞれの男のペニスをズボンの上から優しく揉んでいました。
 「奥さん、色っぽい声が出てきましたね。」
 「ああん。」
不規則に沸き起こる快感の波に耐えているのでしょうか、妻は苦しそうな顔をしながらも、グリグリと陰部を押し付けていました。
 「うああ、奥さん、いやらしーい。自分からこんなに腰振っちゃって。」
 「もしかして、ぼくの指をご主人のと間違ってませんか?」
明らかに私を意識しながら中島さんが妻をからかいましたが、妻の動きにはもはや戸惑いの色は見られませんでした。



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[2417] 管理組合の役員に共有された妻 103 投稿者:エス 投稿日:2005/11/26(Sat) 11:28

 「いやぁああん・・・」
すすり泣くように声をあげ、妻は中島さんの指に陰部を委ねました。
 「奥さん、こうですか?」
中島さんは妻の顔を見上げながら、表情のひとつひとつを確認しながら、指を滑らせています。
 「ああぁん・・・・・ぃぃ」
妻は自ら陰核を中島さんに押し付けるようにして、軽く腰を揺すりました。
 「ああ、奥さん、だめですよ。勝手に僕の指にそんなとこ押し付けちゃ。」
中島さんは哂いながら、わざと大きな声で妻を諌めました。 
 「そんなに焦らなくても・・・すぐにもっと気持ちよくしてあげますから。」
気のせいか、妻の表情に陵辱者たちに対する情愛のようなものが混ざり始めているように見えました。
 「小川さん、見てくださいよ。奥さん、腰揺らしてませんか?」
中島さんがうれしそうに言いました。
 「本当だ・・・・」
妻の右の乳房を掴んだまま、小川さんも答えました。
 「奥さん、そんな指じゃなくて、こっちが欲しいんじゃないですか?」
小川さんは、いつの間にか自分の肩にかけられていた妻の手をとり、股間に運びました。
妻は一瞬だけ手を引きましたが、すぐにズボンの上から硬くなったペニスに手を添えました。
 「奥さん、こんなにサービスしているんだ。ぼくのチ○ポも可愛がってくださいよ。」
アダルトビデオのようなセリフを言いながら、小川さんが妻を見ました。
 「んんん・・・・」
陰部と乳首への刺激を受け、半ば朦朧としながら、妻は言われるままにズボンの上から小川さんのペニスを指で上下に擦りました。
 「おおぅ!奥さん、さすが人妻。上手いですね。」
小川さんがおそらく、生まれて初めて受けるであろう、女性によるペニスへの奉仕に感動の声を上げました。



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[2415] 管理組合の役員に共有された妻 102 投稿者:エス 投稿日:2005/11/26(Sat) 11:18

 高橋さんは妻の乳首をわざと避けて、乳輪や乳房に舌を這わせました。
 「ああ・・・んん」
妻は艶やかな吐息を洩らし、自ら乳房を高橋さんに圧しつけけました。
 「あれれ、奥さん。自分から、オッパイおしつけてませんか?」
高橋さんがうれしそうに妻をからかいます。
 「・・・・・いや」
 「おっぱい気持ちいいんでしょう?」
高橋さんは自分の妙技で人妻を感じさせていることに満足しているのでしょう。
 「ああああーん」
 わざと私に見せる様に、一旦膣内から抜き出された指が、再び妻の陰唇を割りました。
中島さんの幼児のような太い指は、すっかり入り口を拡げてしまった妻の膣に、ほとんど抵抗も無く埋まっていきました。
 「ぁあああん」
妻が中島さんの指が入りやすいように、腰を浮かしたようにも見えました。
 「あん・・・」
妻がビクッと身震いしました。
中島さんの指が、偶然妻の陰核に触れたのでしょう。
私には、妻の反応のわけが痛いほど解りました。
そして、他人の指でも、私の時と同じ反応をする妻を…
いや、おそらくそうではありません…
むしろ、それを目の前で確認させられる自分を哀れに思いました。
 「あれ?ここもいいんですか?」
中島さんは妻の反応を確認するように、再びその小さな豆に親指の腹で触れ、小さく擦るように指を回転させました。


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[2414] 見えない支配者 その16 投稿者:愚者 投稿日:2005/11/26(Sat) 08:14

私は唖然とするしかありませんでした。
私の車の助手席側のドアが開いたかと思った瞬間、何と憲子がスッと車から出てきたのです。
しかも、しかもその姿はさっきアダルトショップで購入した、あの社長秘書をイメージしたというコスチューム
で、手には黒々としたバイブを握っているのです。
私はショックのあまり、不覚にも「あっ」と思わず声を上げてしまいました。
すると両脇で立ち読みしていた運転手達も私の声に反応するように私の視線の先に眼を向けてしまったのです。
運転手達はすぐに憲子に気づいたようでした。
当然の事ではあると思います。
まさか夜のコンビニに、しかもトラック運転手ばかりが集まっている中に、強調された大きな胸を突き出し、
お尻丸見え状態のミニの服を着た女がバイブを片手に握りながら車の横で突っ立っているのですから。
それはまた、コンビニ店で買い物を済ませた運転手の目にもすぐに晒され、わずか数分の間に数人の運転手達
の眼に憲子は晒されてしまったのです。
憲子は携帯電話を持ったまま、その場でKからの指示をまだ受けているようで、顔はさすがに恥ずかしさから
か、真っ赤になっていました。
しかしそれでも男達の視線を浴びせられる事を、受け止めろとでもKから指示されたのでしょう、わざと胸やお
尻を強調するようなポーズで立っています。
(やめろ、やめてくれ。 みんなも憲子を見ないでくれ!)
そんな私の心の叫びに反して、運転手達は憲子を遠巻きにしながら、ニヤニヤしながら見入っています。
私は焦りました。
いくら何でもこんな場所で、複数の男達に憲子が晒される事は、それ自体危険極まりないのです。
私はコンビニの出入り口の付近まで駆け出してコンビニのドアを開くと、そこから憲子を見て更にギョッとして
しまいました。
何と憲子は下着を着けていないのです。
超ミニのスカートからは憲子のむっちりした桃色のお尻が丸見えで、また胸も服でギュッと押し込められて谷間
がはっきりと出ていて、今にも飛び出しそうでした。
そんな女を見れば、誰もが淫らな女だと思うのも当然でしょう。
ふいに私の車のすぐ傍に停めていたトラックの中から運転手が降りてきて、憲子に声をかけたのです。
「よーねえちゃん。凄い格好してるねー どうしたんだい?」
そう言いながら憲子の傍に寄っていくと、運転手は物凄い近距離から憲子をジロジロと舐めまわすかのように上
から下まで見回していきます。
そしてそんな格好でいながら、携帯電話で話をしている憲子が変に思えたのでしょうか、「誰と話してるの?」
などと問いかけていました。
憲子はKから何かしらの指示を受けたのでしょうか、「はい・・・」と返事をすると、何とその運転手に携帯を
渡したのです。
「えっ」と一瞬驚いた表情をした運転手でしたが、憲子が何かボソボソとその運転手に小声で話すと、運転手は
「へえ」と言って素直に携帯を持ちました。
そして何回か小声でやりとりを済ませると、ニヤリといやらしい笑みを浮かべて、一旦周囲を見渡して、私の存
在に気付くとなぜか私に手招きをし始めたのです。
私は何の事だかわからずに居ましたが、運転手が強く私を手で呼ぶ仕草をするので、恐る恐る近づいていくと、
運転手はニヤニヤした顔をしながら私に言いました。
「あんたがこの奥さんの旦那なんだって?」
「・・・え、あ・・・」
「今の電話の奴が『御主人様』ってやつか。へへへ。この奥さん、おしゃぶりが大好きなんだって?」
「えっ?」
「いいのかなぁ こんな綺麗な奥さんに、マジで。ラッキーだな」
「いいって・・・?」
「へへへ・・・じゃあ、早速だけど・・・付いてきなよ」
そう運転手は舌なめずりをしながら憲子の手を引いてコンビニの裏まで連れて行きました。
私もオロオロしながらも後を付いていくしかありません。
うっそうとした草むらが広がるコンビニの裏は真っ暗で、多少の事では誰も気付く者もいそうにありません。
憲子に気付いた他の運転手達も、全部で4人いましたが、何が起こるのかとワクワクした様子で付いてきます。
憲子は黙って運転手の言うがままに手を引かれ、改めてKからの指示を受けると携帯をまた運転手に渡しました。
運転手は「おう、じゃあ、遠慮なく・・・」といいながら片手で携帯を持ちながらズボンのベルトをカチャカ
チャと緩め始めました。
そして憲子の手を引いてしゃがませると、いきなり憲子の目の前に運転手の男根を出してきたのです。
「この奥さん、オマ○コは駄目だけど、フェラチオならしてくれるってさ・・・大好きなんだとさ」
そう他の運転手達に告げると、「へえ」とか「おお」等、小さな歓声を上げて、ぞろぞろと憲子の周囲を取り囲
んでしまいました。
「さあ、ほら」
運転手はだらしない程垂れ下がった男根を憲子の顔の前に突き出すと、憲子は意を決したように、ゆっくりと男
根に手を差し伸べていきました。
(やめろっ やめてくれっ)
私の心の中の悲痛な叫びなど届くはずもありません。
今現実に目の前で起きている事は、たとえ眼を背けたとしても、受け入れなければならないのです。
複数の見知らぬ男達に取り囲まれて、その中心でしゃがみこんで男根を自ら手を差し伸べていく憲子の姿をただ
じっと数メートル先でポツンと立ったまま見届けるしかできないのです。
他の運転手達も最初は遠慮がちだった態度が、憲子のその行動に刺激されたのか、一人、また一人と憲子の目の
前に立ちはだかり、ズボンから各々の男根を憲子の目の前に差し出しはじめました。
憲子はそれをあるがまま受け入れる風に、2つの手を使って2人の男根を手で刺激し始めました。
すると何もされていない老けた男が「ちょっとオッパイ触らせてくれよ」と言って憲子の今にも飛び出しそうな
胸を無造作に服の上から揉み始めたのです。
こうなるとどんどんエスカレートし始め、しゃがんだままの憲子のお尻を鷲づかみにする者も出てきました。
更には「奥さんのここも触らせてくれよぉ。入れないからさぁ」としゃがんでいる憲子の秘部に手を伸ばして始
めたのです。


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[2413] 見えない支配者 その15 投稿者:愚者 投稿日:2005/11/26(Sat) 08:13

憲子はKから何らかの指示を受けると、虚ろな瞳で運転席側のドアの外に立っていた私に向って「あなたはコン
ビニの中で待ってろって・・・」と言い出しました。
こんな憲子の淫らな姿を置き去りにして、どうして私がコンビニなどに行けるでしょうか。
しかし二度三度と拒んでも、かえってKからの要求が酷くなるのは分かっている以上、行くしかないのです。
私はハラハラしながらも憲子がコクリと頷く姿を見て、意を決してコンビニに入ることにしました。
コンビニは相変わらずトラックの運転手達がウロウロしていました。
私は取り合えず車の様子が一番良く見えそうな雑誌等が置いてある本棚へ向うことにしましたが、コンビニの中
から車を見ると、コンビニの店内のライトがガラスに反射してよく見えないのです。
ようやく目を凝らして見て、何とか車と中の様子は雰囲気が伺うことができる程度なのです。
私は、コンビニからあまり車内がよく見えていなかったという安心感と、しかしこれからの憲子の様子が私には
あまりよく見えない事に困惑を覚えました。
そして雑誌を一つ取り上げると立ち読みしているフリをしながらジッと車内の様子を観察し続けることにしまし
た。
車の中では相変わらず何か憲子がモゾモゾと動いているようでしたが、はっきりした状態は分かりません。
それでも何か今までとは違った事をさせられている風にも見えるのです。
私は一体憲子がどんな命令を受けて、どんな行動を取っているのかとても不安でいっぱいになりました。
(一体何をさせられているんだ?)
コンビニのガラスの照り返しが邪魔で、コソコソと頭を左右させて車内の様子を伺おうとしても容易には見られ
ません。
逆に他の立ち読みをしている運転手達からは、私の動きが異様にさえ思われる始末で、かえって私の挙動不審な
行動から車を気にされても困ると思い、それ以上はできません。
ただじっと憲子一人でKからの指示に応対しなければならないのかと思うと、憲子が可哀想で仕方ありません。
いや、本音を言えばもうこの時から少しずつ、そんな指示を受けて淫らに反応する憲子がどうなのか、見たいと
思っていたのかもしれません。
しばらくの間、何か車内でモゾモゾと動く人影だけを追っているしかありませんでした。
しかしそれもつかの間のことでした。
それは唐突に、衝撃と共に私の目の前に現実を曝け出されてきたのです。


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[2412] ふとした、きっかけから 投稿者:無名の士 投稿日:2005/11/26(Sat) 02:35

3年前の暮れ、友達3人と忘年会をやったとき、俺はすっかり酔ってしまい3人に送ってもらった。家にかえると妻が
「もう、そんなに呑んで・・・」などと小言をいいながらも
コタツに入った俺らにまたビールを持って来てくれた。
俺は、突然
「マージャンで負けて、お前の身体で払うことになった。」と冗談を言ったら
友達らも
「奥さん、しめて12万だから、一人4発づつお願いしますよ。」とか
「さあ、誰から始めるか、奥さん決めて。」などと調子を合わせていた。
そのうち、ビールを飲んだ俺は、コタツで寝てしまったようで。
翌朝、ひどい二日酔いの俺のもとに妻がきて
「払っといたからね・・・。」と一言。俺は何のことか一瞬判らなかったが
昨夜のことを思い出し、
「えっ、払ったって・・・お前。・・・やらせたのか。」
「あんたが、変な約束するからよ・・・。」と下を向いてしまった。
いまさら、冗談とも言えなくなり、とり合えず土下座して謝った。

その後、友達に電話をかけると皆最初はしらばっくれていたが、
一番まじめなCを問い詰めると、とうとう
「ごめん。・・・」と謝った。詳しく話せというと

「お前が寝た後、奥さんが俺らに
「ほんとに、そんなに負けたの。あたしで払うなんて言ったの。」って言うんで
「ああ、ほんとだよ奥さん。さあ、どうする。誰からする。」とAが言ったんだ。
Aもお前と同じで冗談のつもりだったと思うよ。
そしたら、奥さん、立ち上がって、隣の部屋のふすまを開けると
俺ら3人の前で服を脱ぎだしたんだ。
エッと思ったけど。見る見るうちに脱いじゃって、パンツまで脱ぐと
手で胸とアソコ隠して
そこじゃ、主人が居るから、こっちでお願いします。
って、俺らに言ってきたんだよ。
AもBもそんなつもりじゃ無かったと思うけど
お前の奥さん、綺麗だし、スッゴイ身体してるし
手でオッパイとオマンコ隠す姿が、そそられて、つい・・・。」
「いい身体してから、やっちまったのか。」俺が口ごった続きを言ったら、
「お前が、変なこと言うからだからな。それに・・・。」
「それになんだよ。」
「いや、奥さんだって、イヤイヤ、されてたわけじゃないからな。
最初は3人に相手に固くなってたけど、
一度、嵌められたら、
自分から手伸ばして俺らのチンポしごき出して、
咥えるわ、跨るはで
「奥さん、ゴムはいいの。」って聞いても
「いいから、生で」って、皆に中出しさせて
結構、楽しんでたんだよ。
俺も口に1発、マンコに2発やらせてもらったさ、
お前がかまってやらないから、そうなるんだよ。」
と逆切れしてしまった。
俺は、
「とにかく、けじめは付けてもらうからな。」と電話を切った。

電話を切った後、
妻がC達にマワされ、マンコから精液を垂らしながら、
チンポを咥える姿を想像し興奮してしまった。
台所に居た妻の元に行き、後ろから抱きしめ
「あいつらに、ココひどいことされたのか。」とマンコを撫ぜてやると
「そうよ、あなたのせいよ。」と言いながら仰け反りだしたので
そのまま、昨夜妻が抱かれた布団の上まで妻を抱いていきそのまま下着を
毟り取ると、すっかり濡れたマンコに入れてやった。
激しく腰を撃ち付けながら
「あいつらの、チンポしゃぶったのか。」
「してない。やられただけ・・・。ああ・・」
「何回、やらせた。」
「しらない。・・・何回も・・・何回も・・・」
「生でやらせたのか。」
「し、しらない。うう・・・」
と言っていたが、
「正直に言わないと・・・。」と言って腰を止めると
自分から腰を振りながら
「ああ・・・突いて、いっぱい突いて・・・。」
とねだってきた。俺が
「じゃ、正直に話せ。」というと
「いっぱい、しゃぶった・・・。生で・・・ヤラセタ・・・。
うう・・・、ごめんなさい・・・。」
「精子、飲んだのか。」俺がまた腰を撃ち付けながら聞くと
「あああ・・・、皆の呑んだ。・・・お口でも。下でも・・・あああ・・いい・・。」
結局、3人と朝方まで生入れ、中出しで楽しんだと白状した。
この件で、妻が実は物凄く性欲の強い女だとわかった。
妻も吹っ切れたように、淫乱な本性をあらわし始めた。



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[2411] 風にふかれて・・金木犀 投稿者:すう 投稿日:2005/11/26(Sat) 00:47

パート2

翌日から妻はそのスワップについて意識的に話題にすることを避けていた。
7月、梅雨も明けようとした月曜日に再びメールが来た。
彼らと逢ってから4週間後であった。
妻もたぶんそのメールを見ているのだろうと思った。
熱帯魚に餌をあげている妻にメールのことを切出した。
「私はもう・・嫌よ・・」背中を向けたまま妻は餌の蓋を閉めた。
スカートから見える妻の長い足がたまらなく愛しく見えた。
30メートルくらい先にある信号のが変わったらしく微かに映し出す水槽の
ハレーションが赤から青に変わった。

未だに私の目には妻が首を後ろに廻しキスしながら男に後ろから突かれている
姿が目に焼きついていた。
大きく息を吸い込むと胸の奥が締め付けられ、顔だけが無い男の姿が浮かんだ。

「貴方は・・・私のことをどうするつもりなの・・」
「べつに・・どうするって・・・」
私は居づらくなりそのまま書斎に入りPCに向かった。

メールを開くと会社の部長からのメールが入っていて、至急図面を手直しして
欲しいとあった。

2時間くらいで図面の手直しは済み、ファイルを閉じるとき、またメールを確認した。

「この前は楽しい時間ありがとうございました。また逢えないかと
メールいたしました。」
再び見る、メールは妻のことを意識的に話題から避けていたが、それがかえって男が
妻に特別の思いを持っていると感じられた。
あのカップルに逢いたい・・・気持ちは更に強くなっていた。

居間に戻ると妻がビールを飲みながらテレビを見ていた。
「どうしたの・・・元気ないわね・・・」
少し酔っているのか妻はネグリジェのまま私の横に座った。
「貴方が、それほどあいたいなら・・・逢ってもいいわよ・・」
妻の方から珍しくキスをしてきた。
股に手を入れると下着を着けてなく、そして濡れていた。











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[2410] 背信17 投稿者:流石川 投稿日:2005/11/24(Thu) 21:37

 何かが、亮輔の身体の上にあった。熱く柔らかなものだ。しばらくして、その蠢く重みが女体だと気づいた。
(……ああ……由紀……)
 今宵、由紀は久しぶりに早く帰ってきてくれた。彼女の手料理を味わい、ワインを飲み、会話を楽しんだ。ほんのりと頬を赤らめた妻は以前のように饒舌で、愛らしかった。
「あのときはビックリしたわ。まだ会ったばかりなのに、あなたったら強引に誘ってくるんだもの」
 思い出話に興じていると、ここ数ヵ月の悪夢など思い過ごしだったと思えてならない。安堵に酔いが重なったためか、亮輔の記憶は急速に曖昧になっていった。

 そして今、夫婦の寝室で由紀が積極的に自分を求めてくれている。亮輔は感動で満たされていく思いだった。だが……どこかに違和感がある。
「ふふふ……元気なのね……」
 聞き慣れない声に、現実へと引き戻された。亮輔の胸板にねっとりしたキスを降らせていた漆黒の長い髪がはねあげられ、顔があらわになる。
 見知らぬ女だった。歳は由紀より二つ三つ上だろうか。切れ長の瞳に、ぽってりとした唇。透き通るような白磁の柔肌。どこか南国の香りがする由紀とは別タイプの、純和風というべき美人である。
「だ……誰なんだ……君は?」
 尋ねようとして亮輔は、思うように喋れない自分に気づいた。舌だけではない。全身の神経が痺れたように歪んでいる。加えて、ベッドの四隅に手足を縛りつけられているようだ。つまり、全裸で大の字にくくられた自分に、一糸まとわぬ未知の女が絡みついているのである。
「わたし? うふふ、麻美……あなたへの贈り物の女」
 そう囁くと、女は亮輔に馬乗りとなった。重たげなバストを手のひらで持ち上げ、赤子へ乳を与えるように押しつけてくる。

(……一体なぜ、こんなことが?……)
 夢だと信じたい。だが、顔を包み込んでくる温かな弾力は、あまりに生々しい。
「ほら……おっぱい吸って」
 拒絶したくとも、痺れた上に拘束された四肢ではままならない。呼吸路を断たれ、息苦しさについ口を開くと、ぽってりとした乳首を唇に含む結果になってしまう。
「……むむ……やめてくれ……」
 ようやく言葉を発することができた。だが、身体はやはり言うことを聞きはしない。
「だめよ。今日はわたし、亮輔さんとエッチするためにきたんだから」
 また女が体位を替えた。霧のかかったような意識の中、熱い吐息が下腹部へと下りていく感触だけが、陶酔感を伴いながらおぼろげに伝わってくる。
「うう……勘弁してくれ」
「ふふふ……おちんちんはこんなになってるくせに……したいんでしょ?」
 舌がチロチロと亀頭を這い回る。確かに拒絶の言葉とは裏腹に、股間の逸物は猛々しく勃起していた。それが先刻、ワインに混ぜて飲まされた薬物の効果も手伝ってのことだと知らない亮輔には、恨めしい男の生理に思えた。
「……駄目だ……俺には……由紀が……」
「ふふふ……そんな義理立てしちゃって。奥さんだって、今ごろ愉しんでるわよ……」
 混濁した意識に、閃光が宿った。

「……ど、どういう意味だ……」
「わたしを満足させたら、教えてあ・げ・る。だから、ねえ早くう……」
「い……厭だ。俺は誓ったんだ。由紀以外の女とは寝ないって……」
「強情ね。じゃあ、教えてあげるわ。あなた、川村って男を知ってる?」
 知っているどころではない。この数ヶ月間、自分を苦しめ続けてきた名前を突然聞かされ、亮輔は絶句した。
「気づいてるかもしれないけど、奥さん、川村の女になったのよ」
「…………!」
 妄想しては打ち消し、否定するそばから疑い続けてきた、妻と男の不倫関係。それをこうも明確に、しかも初対面の女から宣告されるとは…。亮輔は、果てしない闇の底へ落下していく感覚を味わった。
「それでね、他人の奥さん寝取っただけじゃ悪いから、旦那のほうも気持ちよくしてあげようって。で、わたしが寄越されたわけ」
 言いながらも女の舌は蛇のように亮輔の全身を這い回る。

「今ごろ、由紀さんも川村に抱かれているはずよ。あいつったら『夫婦を同時に浮気させるダブルプレイ計画だ』なんてうそぶいてたから」
 しなやかな女の指が、再び亮輔自身をしごき始めた。
(……由紀が、川村と……)
 組み敷かれて凌辱されている由紀の姿を思うと、いけないと戒めながらも陰茎にますます力が漲ってくるのをどうしようもできない。
「まったく卑劣なこと考えるわよね。骨の髄まで腐った最低な男。そんなやつに関わったばかりに可哀相な由紀さん。でも、川村に一度犯されたら、もうどうにもならなくなるの。わたしも同じだから、よくわかる。あいつに『新しい女との刺激のために亭主を逆レイプしてこい』なんてメチャクチャな命令されて……。それでも逆らえずにこうやって……」
 手が麻美と名乗る女の股間に導かれた。すでにそこは溢れるほどに潤っている。自由を取り戻し始めた亮輔の指は、いつしか秘芯の奥深くさまよっていた。
「うふふ。大きいわ、亮輔さん」
 麻美は再び亮輔の上に跨ると狙いを定め、腰を落としていく。ツルリという感じで、亮輔の勃起は灼熱のぬめりに包まれた。
「ああ……素敵!」
「うう……俺は……信じない……くそ……信じるもんか!」
 つかの間、醒めた表情になった麻美は次の瞬間、凄艶な笑みを浮かべた。
「気持ちはわかるけどね。じゃあ考えてみてよ。どうして私がこうしてここにいるのか」

「そ……それは……」
 言われなくてもわかっていた。
 数時間前まで隣のリビングで食事を共にし、愛らしく微笑んでいた由紀。彼女が姿を消し、麻美が寝室にいる以上、この状況を作り出す企みに由紀が加担していることは間違いない。夫が薬で眠り込んだのを見届けて打合せどおにり女を引き入れ、夫婦のベッドへ導いた。そして自分は、川村のもとへ……。
 たとえ強制されて仕方なく従ったのだとしても、由紀は夫である自分ではなく、異常な計画の立案者の側についたのだ。
(……俺は……由紀に……捨てられた……)
 その事実が、亮輔を完膚なきまでに打ちのめしていた。

「あっちが愉しんでるんだから、置いてけぼりにされた者同士、こっちもせいぜい愉しみましょうよ。……うんんっ……いいわ!」
 きゅんと反り返る女の裸身が、由紀とダブった。憤怒、屈辱、落胆、嫉妬。あらゆる負の感情に支配され、亮輔は腰を突き上げた。
「ああ……イク、イクわ! 亮輔さん。一緒に……お願い!」
 達してしまえば、かすかに残された由紀との関係をつなぎ止める絆さえ断ち切ることになる。だが、もう何もかも、どうでもよかった。亮輔は目の前でぶるぶる震える女の乳房にむしゃぶりつくと、破滅という名の秘奥に向けて突き進んでいった。
「ああっ……亮輔……麻美って呼んで!」
「……あ……麻美……麻美いっ!」
 滂沱たる涙を流しながら、亮輔は絶望の中でおびただしく射精した。

<第一部 了>


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[2409] 見えない支配者 その14 投稿者:愚者 投稿日:2005/11/24(Thu) 21:20

(何してるんだっ!)
さすがに私は驚いて助手席で指示されたまま淫らな行動を取る憲子ぬ向かって叫ぼうとしましたが、はっと我に
返り思いとどまりました。
憲子の位置はコンビニから少し離れているとはいえ、周囲に注意深い人ならばきっと憲子の姿は視界に入ってし
まうはずです。
今私が大声を上げたら、それこそ周囲にいる人達に憲子はさらされてしまうのです。
それだけは避けなければならない、そう思うものの、次の手立てが見当たりません。
もし車の中にでも入って憲子を叱咤したならば、それはKに対する背任行為と受け止められ、私も憲子も秘密を
暴露されてしまうかもしれないのです。
車外でオロオロするばかりの私に相反して、憲子は携帯を握りつつも、下から左右からゆっくりとすくい上げる
ように、その大きな胸を繰り返し揉み上げています。
いかに憲子の上着がニットのセーターとはいえ、その艶めかしい姿はもし男がその姿を見るならば、間違いなく
興奮してしまうはずです。
始めは緊張からか、助手席の背もたれから離れて直立させていた憲子も、次第にもたれかかるような格好になり
始めています。
きっとコンビニや周囲から人目を避けるためにわざとそうゆう格好になったのだと思いますが、それがかえって
いやらしく見えてしまうのです。
ゆっくりと、そして丹念に自らの胸を揉みあげる憲子の姿に、私は呆然となり、またその姿に興奮と嫉妬が波の
ように繰り返し去来してきました。
憲子自身もまたこんなシチュエーションでの行為が、たとえ自らの意思でなく命令されてしている事ではあって
も、始めは抵抗感もあったのでしょうが、それでもやはり女なのです。
自ら感度の良い胸を揉みながら恥かしい言葉を強要されていれば、”女の部分”が出てきてしまうものなのでし
ょうか、次第に「ん・・・んん」とか「あふ・・・」などという吐息を漏らしてきたのです。
その姿はまさに”淫ら”としか形容できません。
私は次第に背を反らせながら強く胸を揉みしだき吐息を漏らす憲子の姿に勃起していきました。
しかし、それはKにも同様に伝わっていることなのです。
そしてKは確実にこの周辺から憲子の姿を完全に捉えて見ているのです。
それは分かっているのに、どうしようもなく”男”の私の部分が、憲子の”女”を見てしまい、それがまた普段
では絶対見せない女の姿であればあるほど、興奮を覚えてしまうのです。
そしてKは更に憲子の女の部分を曝け出そうと指示した事が憲子の返事から分かり、更に私の興奮は高まってい
きます。
「ああ・・・はい・・・します・・・あん・・・したいです・・・」
そう憲子は気が遠くなっているかのようなか細い声を出しながら、その大きな胸を揉みあげていた手を今度は次
第に胸から腰へと移動させ、ジーンズのジッパーを緩めてその中へ手を入れていったのです。
私は憲子をなるべく刺激の少ない格好をさせていくことで、性的欲求を避けようという狙いがあったのですが、
それがかえってジーンズ姿にさせることで、何ともいえない淫らな悩ましい姿になってしまった事に、後悔を覚
えました。
が、それはまた私自身を興奮させるシーンにもなっていたのも事実でした。
憲子はジーンズの中に手を押し込んで、ゆっくりと憲子の秘部をなぞっているようで、そのジーンズに手が入っ
て盛り上がっている部分がまた、夫の私ですらドキリとする程の色気を出していきます。
「ああ・・・気持ち、いい・・・はい・・・凄く感じてます・・・」
か細い声でありながら、上ずったような吐息を奏でる憲子の姿は、まるで普段からは想像することもできないよ
うな姿でした。
そしてKもそれに反応しているように、どんどん要求もエスカレートしていきました。


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[2408] 見えない支配者 その13 投稿者:愚者 投稿日:2005/11/24(Thu) 21:20

《これからその携帯に直接電話をかける。勿論非通知だが。
ただし電話に出られるのは憲子だけだ。男の声など聞きたくもない。
いいか。これからかける電話にお前がほんの少しでも出たら許さないからな。》

私はメールの内容を助手席の憲子に見せ、それから携帯電話を渡しました。
「いいか。本人の声をよく聞いて覚えておくんだ。 思い当たる声とか、よく考えてみてくれ。俺は出ることが
できないから、憲子が聞き留めておいてくれ。」
「わかったわ・・・あんまり自信はないけれど・・・」
「でもそれだけが人物特定の鍵に繋がるんだ。誰なのかがわかればまた対処の仕方だってある筈だろうから。」
「・・・うん」
相手が誰なのか分からないというのは、本当に不安なものです。
その不明の人物に秘密を握られ、あれこれ要求され、更には憲子が辱められているのです。
その不安は何ともいいようがありません。
せめて、どんな人物がこんな酷い事を要求してきているのかさえ分かれば対処のしようもあるのに、と思うのも
無理からぬことでしょう。
2人で携帯電話が鳴るのを待つ間も、コンビニの周囲では多くのトラック運転手がひっきりなしに出入りしてい
ます。
そんな彼らは弁当を買ってトラックで食べている者もいれば、酒まで買って飲んで寝てしまう者もあったり、或
いは雑誌を立ち読みしている者など、様々です。
その為、トラックばかりが停車している中で、ポツンと乗用車の中で待機している私達が変に見えるのでしょう
か、私達の車に気付くトラック運転手は少なくとも車を見たり、人影に気付いた者は中まで覗いてくる者までい
ました。
そんな人がいると、私も憲子も怯えるような気分になったりするのです。
(さっさとこんな場所から移動したい)
そう思うのはごく自然なことでした。
さっきのアダルトショップの客にしても、もし私達がこの車にいると知ったら、きっとその後が気になるでしょ
うから、尾行してくるかもしれません。
そんな恐怖と疑心にさいなまれているところへ携帯が着信したことを音楽とバイブレータで知らせてきました。
私と憲子は顔を見合わせてから、憲子がゆっくりと携帯を持ち上げました。
「・・・はい・・・」
憲子は恐る恐る返事をする感じで、たまに私の顔を見ながら応対しています。
私はKがどんな声の主なのか、或いは私が知っている声なのかを探ろうと憲子の持つ携帯に耳を寄せたりもしま
したが、容易には声が聞き取れません。
「・・・はい、いえ。・・・はい、わかりました」
憲子は何か指示を受けているのでしょうか。
私はもっとよく聞き取ろうと携帯に耳を押し付けようとすると、憲子はそれを静止するような仕草をしながら、
「・・・はい・・・わかりました」
と、憲子は慎重になりながらも、Kへ服従しているかのような態度で応答しました。
「・・・はい。 えっ!? ・・・はい・・・」
驚いた様子の憲子は携帯から受話器を押さえると、私にこう言うのです。
「あなたは車の外で待機するようにって・・・」
「車の外って・・・出ていろってことかよ!」
「ええ・・・」
「・・・じゃあせめて、窓だけは少し開けておいていいな。会話が聞き取れないから。」
そう言いながら、私は運転席の窓を少しだけ開けると、仕方なく車外に出る事にしました。
車外から中の憲子ははっきりと見えますが、会話はさっきよりも把握できません。
会話したまま憲子は何かKから指示をされているようにも見えますが、一体どんな指示をされているのか、不安
でいっぱいになりました。
すると憲子は急に妙な言葉を携帯に向って口走りだしたのです。
「はい・・・え?・・そんな!・・・は、はい・・・・・・私は・・・今から、い、淫乱な女になります・・・
見て下さい・・・」
(何を言ってるんだ!)
「・・・はい・・・淫乱な女に仕立てあげて・・・下さい・・・」
きっとKからの指示で言わされているのでしょう。
憲子に自らいやらしい言葉をしゃべらせようとしているのは理解できましたが、それでも次々に飛び出してくる
隠語の乱打に、私は呆然と窓に耳を当てて聞く他ありません。
「・・・私、お、おま○こ・・・大好きです・・・。大勢の男の人の・・・ち、ち○ぽをしゃぶりたいし・・・
ズ・・・ズコズコ・・・入れられてみたい・・・です」
そんな言葉を助手席の憲子は俯きながらもKに伝えているのです。
それは私が妻の憲子と行為をしている時ですら聞いたような事のない淫らな言葉の羅列でした。
その言葉を憲子が、恥かしげに口にしているだけで、かえって私も下半身が熱くなってきてしまう程で、しかし
それが私に対するものではなく、Kに対して吐いている言葉だと思うと、嫉妬と興奮が混在してくるのです。
Kは更に無理難題を憲子に要求しているようでした。
憲子は「・・・はい、わかりました」と答えると、耳に携帯を片手で押し当てている憲子は、何ともう片方の手
で胸を自らゆっくりと揉み始めたのです。


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[2407] 背信16 投稿者:流石川 投稿日:2005/11/23(Wed) 23:27

「……なあ、由紀。ちょっとおもしれえ趣向を考えついたぜ」
 川村が不敵に笑ったのは、けばけばしいラブホテルのベッドで、全裸にガーターベルト姿の由紀を四つん這いで背後から責めているときだった。
「……えっ……ど、どんなこと?」
 官能の波にたゆたい汗みどろになりつつ、ドキリとして由紀は振り返った。

 川村に支配されてから三ヶ月。男の要求はますますエスカレートし、異常な性行為を求められることが多くなっていた。
 場末のポルノ映画館の暗がりで怒張に奉仕させられた後、小便と精液の臭いが漂う男子便所で犯されたのはいつのことだったか。高層マンションの屋上で全裸にされ、ひんやりとした風に吹かれて立位のまま交わったこともある。あるときは、遊園地の観覧車の中でパンティを降ろされ、ガラス窓に手を突いてゴンドラを揺らしながら貫かれもした。深夜の公園で交わったときには、覗いていた痴漢たちの手で乳房や媚肉を弄ばれた。
 今、川村の巨根が根元まで埋め込まれているのは、由紀のアヌスだった。膣には媚薬のたっぷり塗られた巨大な張り型がくわえ込まされている。その他にもSM、スカトロ、複数プレイなど、それまで自分とは無縁と思っていた暗鬱な性の世界を、由紀は川村によって次々に体験させられ、その魔力の虜となっていった。

 さまざまな痴態を記録するのも川村の趣味だった。命ぜられるままに濃い化粧を施し、真紅のコート一枚のみをまとった格好で脚を大きく広げて、うっとりと自慰に耽る由紀。黒革のボンテージルックで跪き、毛むくじゃらの股間を念入りに舐める由紀。亀甲縛りに口枷を噛まされたまま、男の肩に両脚を担がれ胎内深く貫かれている由紀。あげくには強力な浣腸液を注入され、脂汗を滲ませながら大便を迸らせる瞬間まで撮影されてしまっていた。
 ビデオカメラも頻繁に用いられた。川村が指示するシナリオに従い、押し入った暴漢に凌辱の限りを尽くされるOL、夫の上司に服従されられる若妻、進んで医師に身を任せる看護婦など、さまざまな役柄を演じさせられた由紀があられもない体位で凌辱される姿が撮影され、川村のコレクションとなっていく。
 そのあとには決まって気絶するほど激しく蹂躪された。

(あんな写真を亮輔に見られたら……)
 だが、由紀に拒絶を許さないのは、そうした脅迫ネタの存在ではなかった。身も心も完全に川村の虜となってしまった若妻は、彼との関係が露見して夫と別れることになっても仕方ないとすら思い始めていたのだ。
(それよりも……ああ……)
 肛門の最奥を間断なく突き上げてくる川村の逞しさを、由紀は思った。
(もう、このセックスを忘れられない。川村さんに捨てられたくない……)
 だから、どんなひどい要求をされたとしても、自分は結局従ってしまうだろう、と哀しく認めるのだった。
 川村がかねて狙っていた通り、由紀はその性技に屈した美しい娼婦と化していたのである。

 だが今回の川村の思いつきは、由紀の想像をおよそ凌駕するものだった。


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[2406] 背信15 投稿者:流石川 投稿日:2005/11/22(Tue) 23:36

 川村の魔力を知ってしまった由紀には、夫・亮輔のセックスはまるで子供っぽいものでしかなかった。
「旦那にも、ちゃんとやらせてやんなよ。俺は博愛主義だからさ」
 冷笑する川村に指示されずとも、亮輔に求められれば罪悪感も手伝って応じざるを得ない。だが、かつてはあれほど心ときめいた夫との交わりは、もはや失望しかもたらさなかった。
(川村さんのあれは、こんなもんじゃない。由紀を壊しそうに大きくて逞しいの……ああ……ほしいわ)
 亮輔の硬直を受け入れながら、川村に貫かれていることを夢想して、由紀はオルガスムスに達するのだった。

「次のデートのときは、もっとスケベな格好してこいよ」
 最近では言葉づかいもすっかりぞんざいになり、由紀を奴隷のように扱うこともしばしばの川村だった。
 亮輔は妻が他の男たちに見られることを嫌い、おとなしめの服装でいることを望んできたのに対し、川村は由紀にとびきり淫乱な格好をさせたがった。身体の線がくっきりと浮かぶようなタイトニット。膝上数十センチの超ミニスカート。ホテルのプールへ誘われるときは当然のようにTバックのビキニを着させられる。
 やがて下着をつけることすら許されなくなった。ノーブラにタンクトップ姿の由紀が、街ゆく男たちの視線を集めないわけがない。うっすらと透ける乳首のシルエットに容赦ない欲望がまとわりつく。
 自分の女となった由紀が露骨な激情の視線にさらされることに、川村は満足を覚えるようだった。

 電車の中でも、ノーパンにミニスカートの由紀を座席に座らせ、わざわざ脚を開くよう強要したりする。その後、二人きりになると、
「くくくく。正面に座ってたあのオヤジ、食い入るようにおまえの股間を見ていたよな。見えてたんだぜ、きっと」
 などとからかいながら、いつになく冷酷な目で由紀の裸身に挑みかかるのだった。当初はそんな川村の性癖に戸惑い、やめてくれるよう懇願した由紀だったが、やがて被虐的な快感を覚えるようになっていった。
「……ああ、そうよ。見られてたわ、由紀のおま×こ……」
「ふふふ。どんなふうに」
「……この女と一発やりたいって。由紀とセックスがしたいって……ああ」
「おまえはどうだったんだ、そんな目で見られてよ」
「……すごく感じちゃった……ああ、濡れちゃったの」
 などとあられもなく口走りながら、激しく燃え盛り、肉の愉悦を堪能するのだった。そこにはかつて理知的で貞淑だった由紀の姿は微塵もなかった。


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[2405] 背信14 投稿者:流石川 投稿日:2005/11/20(Sun) 14:45

 北海道から帰って以来、由紀は日に日に変わっていくようだった。

 亮輔が夫婦共通の知人であるカメラマンと酒を飲んだとき、下卑た笑みを浮かべて言った。
「由紀ちゃん、ますますイイ女になったよなあ。前は爽やかな美人って感じだったけど、このところ何か妖しいフェロモンが出てきたっていうか。仲間内でも『ゾクゾクしちまう』って評判だぜ。ああ、悪い悪い。亭主の前でこんなこと。だけど、結局おまえの仕込みがいいってことなんだから、怒るなよ」

 確かに最近の由紀は、たおやかな風情が姿を消し、凄みのある美しさを醸している。女としての部分がにわかに強調されていく変貌ぶりは、夫である亮輔さえ時に息を呑むほどだ。研ぎ澄まされていく妻の美に夫として満足しながらも、それが他の男との情事による結果なのではないかという疑念を払拭できない。
「あの身体は、もう俺だけのものじゃないのか? 誰かに思うさま貪られているのか?」
 疑心暗鬼は屈折した欲望を呼ぶ。亮輔が求めれば由紀も応じてくれるのだが、どこか受身の妻を感じざるを得ない。ますます細かくなった肌のキメ。みっしりと量感をたたえた白い乳房を凌辱するようにもみしだきながら、
(このおっぱいを他の男が愉しんでいるとしたら…)
 異常な昂奮から一度の射精では飽き足らず、二度三度と妻の奥深くに荒ぶる感情を吐き出す。かつてない快感に恍惚とする一方、冷静に由紀を観察している亮輔がいた。ゆさぶられながら固く目を閉じ、まるで義務の時間が過ぎるのを待っているような彼女を。

 運命を一変させる悪夢が訪れたのは、そんなある日のことだった。


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[2404] 背信13 投稿者:流石川 投稿日:2005/11/20(Sun) 02:36

 由紀の北海道行きを、亮輔は止めることができなかった。妻が、自分を口説こうしている男と、二人きりではないとはいえ一週間近く行動を共にする。夫として平常心でいられる道理がない。だが、彼は歯を食いしばって見送ったのである。

(いつか亮輔が、わたしから去っていってしまうのではないか)
 意味のない不安から、別の男に抱かれようとしている由紀。
(束縛しようとすれば、由紀は俺から離れていってしまうに違いない)
 物わかりのいい寛大な亭主を懸命に演じようとする亮輔。
 出発の前に夫婦が腹を割って話し合いをしていれば、後の悲劇は防げたのかもしれない。

 由紀不在の永い時間。亮輔は胸中にどす黒い疑心が広がるのをどうしようもできなかった。旅に出ている間、毎日電話で連絡を入れることが夫婦間の習慣となっていた。現地の天気、目にした風景、食事の内容などささやかな報告をするだけで、亮輔の心は満たされる。
 それが三日目の晩、途絶えた。何度、自分から電話をかけようとしただろう。しかし、自身の嫉妬をさらけ出すことになりはしないか。そう思うと亮輔は、手にした受話器を戻すしかないのだった。

 まんじりともせずに過ごした亮輔に、由紀からメールが届いたのは翌日の昼前だった。
「昨夜は夜も取材だったの。また連絡するね」
 由紀にしては短い内容。
(なぜ、電話ではなくメールなのか)
 もたげる疑問に(もう今日のロケが始まって、スタッフが周囲にいるんだろう)と自分を納得させようとするものの、
(それなら朝、ホテルの部屋から連絡すればよかったじゃないか)
 と思えてきてしまう。行き着くところは、
(誰かがそばにいて、それができなかった)
 という結論になってしまうのだ。

 その後も由紀からの連絡はなかった。
 最終日、とうとう堪えきれずにかけた電話。由紀の対応は明らかに不自然だった。
「あいつ、川村はどうした?」
 久しぶりに妻の声を聞けた安堵と、それまで抱えてきた嫉妬が交錯し、ついに飛び出してしまった詰問。由紀の返事は期待通り、
「わたしを信じて」
 というものでありながら、いつもの甘い気配がなかった。なおも話そうとする亮輔に、
「……じゃ、じゃあ、あなた。もう遅いから」
 一方的に切られてしまった電話。不安は妄想を呼び、亮輔は孤独の中で悶絶した。


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[2403] 見えない支配者 その12 投稿者:愚者 投稿日:2005/11/19(Sat) 17:33

憲子は車の前に紙袋を持って恥かしそうに突っ立っていました。
私はとにかく車内に入れようと促すと、憲子は俯いたまま席に入ってきました。
「さっきは・・・随分大変な目に合ったね」
私は自分でも何だか慰めているのか、それとも憲子の恥辱的な行為を馬鹿にした言い方なのかわからない言い方
になってしまいました。
「・・・」
「それにしてもなんであんな奴にお尻とか胸を平気で触らせたんだ」
「・・・だって」
「だって?」
「あの店員に言われたの。『さっき電話をかけてきた人がいて、私が来たらちょっといたずらしてくれって頼ま
れた』って。『そうゆう趣味の女だから』って・・・」
「それって・・・」
「きっとあの人だと思うの」
それであんなに容易く店員の言いなりに憲子がなっていたのかが、ようやく納得できました。
きっとKが先に店に電話してきて店員に妙な事を含んでいたのです。
全て先回りして、憲子を辱めようとしていたのですから、何と用意周到な人物なのでしょう。
それでもあの程度で済んだ事は、不幸中の幸いだったのかもしれません。
そんなことを思っているところにKからメールが届きました。

《憲子、いい思いをしただろう。
恥かしい目に晒された気分はどうだ?嬉しかっただろう?
旦那のお前も憲子が見知らぬ男達の性欲の対象にされて興奮したことだろうな。》

「何を言ってるんだ!」
私は実際に憲子のそんな辱めを受けた事に、本当は興奮していた事を憲子には悟られまいとして怒気を込めた口
調で叫びました。
それにしてもKは一体憲子と私に何をさせたいというのでしょう。
私はKの目的を探ろうと思い、柔らかく問いかけてみました。

<憲子が恥かしい思いにさせられるのには、私には耐えられません。
一体、何をさせたいというのでしょうか?>

携帯からのメールはすぐに返信されてきました。

《憲子を淫乱な女に仕立てあげる為だ。》

(何てことを・・・)

こんな屈辱的な目に合わせて、しかも人の妻を捕まえて『淫乱な女に仕立てあげる』などとは。
こんな事をまだ続けさせるとでもいうのでしょうか。
(そんなことなら、いっそのこと・・・)
私はあんな屈辱的な事を憲子が強いられるのならば、決して望む形ではありませんが、いっそのことKだけに憲
子を抱かせてしまわれた方がましだとすら考えたのです。
私は夫としてあるまじき考えをKに提案しました。

<もしあなたが憲子を気に入っていて、憲子を望むがゆえにこんな行為をさせるというなら、いっその事、
あなただけが憲子と2人きりで会って頂ければいいと思うのですが・・・
どうか、これ以上変なことを憲子に強要させないで欲しいのです。 お願いします。>

私は精一杯の譲歩策として、これ以上赤の他人に憲子が晒し者になるのだったら、せめてKが憲子に性的欲求が
あると分かっている以上、Kが満足するようにしてしまえばいいと思ったのです。
それが憲子にとっても私にとっても一番苦痛が少ないはずだったからです。
ところがKからは恐るべき答えが返ってきました。

《私は淫乱な女が好きなんだ。
だから憲子には変態的淫乱女に成長してもらってから味見させて貰おうと思っている。
それにはまだまだたくさんの恥辱好意をしてもらう。
それを受け入れられないというなら、止めればいいだけだ。
ただし、その時に全ての秘密は明らかになってしまう事を覚悟するように。
その覚悟があるならいつでもやめろ。
覚悟がないなら、私の命令にこれ以上質問するな。
ただ言う事を聞け。いいな。》

(!・・・)
私は絶望の淵に追いやられた気分でした。
(このままKの言いなりにするしかないというのか・・・そしてKの望むままに憲子は辱めを受けなければなら
ないのか・・・)
最早逃げ場の全くない四面楚歌状態の私は「絶望」しか頭に浮かんできませんでした。
そして更にKは無遠慮に私達に要求をつきつけてきました。


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[2402] 見えない支配者 その11 投稿者:愚者 投稿日:2005/11/19(Sat) 17:33

「あの、多分・・・もう、これで大丈夫ですから・・・」
憲子は男達の視線に耐え切れなくなったのでしょう、胸とお尻を手で隠しながら「もう勘弁して下さい」と言い
たげに、着替え直そうとしました。
すると店員は今度は試着室の前に立ちはだかって着替えなどさせまいとしています。
「いやぁ こんなに魅力的な奥さん、久しぶりに見ましたよ」
などと訳のわからない褒め言葉を並べています。
「あ、もう・・・これでいいですから・・・あの、もう、着替えます」
「へへへ そう。残念だなぁ もう少し見ていたかったのに」
店員は平然とそう言いながら憲子が試着室に入ろうとするのを残念がっています。
憲子はそれでも少々強引に試着室に入るとカーテンをサッと引いて着替えを始めました。
私はホッと胸を撫で下ろすと、少しでも何か憲子に対して羞恥的な姿に晒されていた事に興奮していた自分が情
けなくなりました。
(良かった。助かった)
そんな思いがよぎった途端、事態はまた急変してきたのです。
店員は着替えている最中の憲子のいる試着室に何の声もかける事無くカーテンをサッと開いてしまったのです。
「きゃっ」
憲子の声が店内に響いたかと思うとその瞬間、服を脱いで下着姿になったままの憲子が男達の前に現れました。
客の男達は「おっ」と歓声を上げて目を剥いて憲子の姿を見ています。
私は一体どうしてそんなことになっているのか、事態の把握ができずに咄嗟に試着室の方へ近づこうとすると、
店員はニヤニヤしながら憲子に告げました。
「いやぁ、ごめんなさいねぇ うちは万引きとか多いんで、着替え直す時はこうさせて貰ってるんですよねー」
(そんな馬鹿な店があるものか!)
傍で隠れて見ていた私はそれでも最早我慢できないという思いはあるものの、そんな非常事態にすら『Kに暴
露される』という思いが脳裏に浮かんでくるのです。
そして唇をかんで我慢するしかない自分が情けなくて仕方ありませんでした。
憲子は咄嗟にブラジャーとパンティを手で覆い隠して抵抗しようとしていますが、言葉で反論しようとはしませ
ん。
ただ男達の前で呆然と恥らいながら立っているだけでした。
「どうぞ、このまま着替えになって下さいよ。へへへ」
もうこの状態では客であった男達も商品を探している”フリ”すらしていません。
じっと憲子を凝視してその体を上から下まで舐めまわすように見入っています。
憲子は意を決したのか、カーテンをしめ直すこともせずに、そそくさと服を着だしました。
下着姿から服を着ていくという姿は、何だか妙に艶めかしいものなのかもしれません。
男達は口を開けたまま、ジッと憲子の着衣の様子を観察していました。
ようやく憲子が服を着終えると、真っ赤な顔をしながらピンクの服を腕に取って、俯いたまま試着室を出てきま
した。
「へへへ。凄く美味しそうですねぇ 奥さん」
店員は容赦なく憲子を辱めます。
「・・・これで結構です。おいくらでしょうか?」
憲子は下を向いたまま恥かしそうに店員に服を差し出すと、途中で他にも買い物があることに気付いたのでしょ
う、「あ、あと・・・」と言葉を濁しながら他にも購入するものがあることを店員に告げました。
「他にも何か?」
「え・・・と」
「何ですか?」
「バ、バイブを・・・」
「ああ、バイブねぇ。 こちらに色々ありますよぉ」
憲子が小声で呟くのに対し、店員はわざと声を張り上げて客の男達に聞こえるように言いました。
そして最早わざと憲子を辱めようとしているとしか思えないような言葉を続けるのです。
「奥さんが使うんですか?」
「いえ、その・・・」
「奥さん、こうゆうの、使ったことありますか?」
「・・・」
押し黙る憲子に店員は黒く巨大なバイブをガラスケースから取り出して、わざと憲子の目の前に差し出します。
「この位の、どうですか? いいですよぉ 大きいでしょう?」
「・・・」
「奥さんの手で握って確かめて下さいよぉ ほら、ここがスイッチね」
そう言って店員は憲子の左手を取ると、バイブにスイッチを入れて手渡したのです。
バイブはただ操縦された通り正確に機能しようと憲子の手の中でグイングインと勢いよく動きまわっています。
客達も片手にバイブを持っている憲子の姿に妄想を膨らませているのでしょう。
鼻息を荒くしながら、ジッと見つめています。
「これなら奥さんをきっと満足させられますよ。いかがですか? へへへ」
店員の侮辱的な応対に憲子は、手に握っているバイブを持ったまま、とにかくこの状態から脱出しようと「これ
でいいです」とだけ呟いて店員に差し出しました。
「へへへ、そうですか。こいつも奥さんを喜ばせられるんだから、羨ましいですね。バイブになってみたい位で
すよぉ」
「お、おいくらですか?」
憲子は服とまだ動いた状態のバイブをレジのガラステーブルに乗せると、財布を取り出してさっさと清算したい
といわんばかりに店員に促しています。
そしてだらだらとした店員の清算を済ませると、真っ赤になった顔のまま、一目散に店を出ていってしまいまし
た。
私はその一部始終を怒りと嫉妬と興奮が入り乱れた状態で見続けていましたが、事態が終焉した事に我にかえっ
て、憲子の後を追って店を出て行きました。
きっとあの店員も客達も、憲子を淫らな女だと思ったに違いありません。
そしてそんな淫らな女だからこそ、恥かしがりながらもバイブや服を購入する憲子を遠慮なく視姦していたので
しょう。
私はくやしい思いでいっぱいでしたが、とにかく憲子が心配で、車まで戻ったのです。


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[2401] 夏の生贄 投稿者:TELL ME 投稿日:2005/11/19(Sat) 00:36

第三十章 「焦燥」

どろどろと四肢を腐らせていく毒液のような想いに耐えかねて、車外へ飛び出そうとドアに手をかけた昭文を秋山は必死で止めた。
「いまはまずいです!」
「そんなこと言ってられるか!」
昭文は悲痛な目で秋山を見た。
「あいつは・・・・おれの妻なんだ!」
その気迫に気圧され、秋山は黙った。
二人が言い争っているうちに、礼二と夏海は迎えの車に乗り込んだ。
「早く・・・! 行ってしまうぞ!」
「いまは無理です。夏海さんと礼二さんだけのときを狙うんです。朝方に二人が店から帰るときを狙いましょう」

クラブ“POPPER”は礼二のマンションから歩いて十五分ほどの、いかがわしい店の立ち並ぶ繁華街沿いの小ビル地下にあった。
そのビルの出入り口を見渡せる道に車を停め、昭文と秋山は待機していた。
秋山の心中はむろん穏やかではない。もう他に手段はないと思い切って、昭文に夏海と直接コンタクトをとらせることを提案したのは秋山だったが、本当にそれで事態は好転するのか。まるで別人に変わってしまった愛妻に、いまだ彼女を深く愛している夫を会わせることは更なる悲劇を呼ぶことになりはしないだろうか。しかもその女の傍らには、実の弟が愛人として寄り添っているのだ―――。
秋山はちらりと横に座っている昭文を見る。
小刻みに震える肩、額に浮かんだ脂汗は昭文がいまどんな精神状態にあるのかを、痛々しいほど如実に伝えている。無理もないだろう。いま彼の愛する妻は、卑猥な秘密クラブで娼婦として働いているのだ。かつては昭文の目にしか晒されることのなかった肢体を、好色な客たちが列をなして鑑賞し、好きなように弄ぶのだ。夫としてこれほど辛いことはないだろう。
「秋山さん」
それまでじっと黙っていた昭文が声をかけてきた。
「はい」
「ここは会員制のクラブでしたよね? そしてあなたは会員しか入ることの出来ないここのサイトに入ることが出来た。となれば、あなたはここの会員になったわけだ」
「それは・・・そうですが」
「それなら・・・あなたはいまからでもこのクラブに入れるわけだ」
「送付されてきた会員証は持っていますが・・・・ですが、いまぼくがここでクラブへ入ったとしても、奥さんを連れ戻せはしません。―――待ちましょう、お願いします」
「いや、待てない」
昭文はもの凄い目で秋山を見た。それからいきなり、秋山に掴みかかり、その懐を探り始めた。
「あ、何をするんです・・・やめてくださいっ」
「もう一秒だって待てるものか!!」
狼狽した秋山を強い力で殴りつけ、昭文はその懐から財布を抜き取った。そのまま車外へ飛び出す。
「待って―――待ってください」
よろめきながら必死で制する秋山の声も聞かず、昭文は飛び出していった。
クラブ“POPPER”へ。




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[2400] 隣の芝生 19 投稿者:石井 投稿日:2005/11/18(Fri) 19:39

部屋に付いている露天風呂に一緒に入ろうと勧められましたが、流石にそこまでは出来ずに断っ
たようです。
〔下着の替えと浴衣を、わざと忘れて露天風呂に入った。風呂から出て、真美に持って来させる
と一瞬目を伏せたが、私の身体が弛んでいた事で、老人だと再確認出来て安心感をもったのか、
すぐに普通の表情に戻ってしまった。私は真美の、恥ずかしがる仕草を見たかったのだが期待外
れに終ったので、わざと前を隠していたタオルを落として、自慢の物を見せてやると驚いた顔を
して、一時真美の目は一点に釘付けになる。すぐに我に返った真美は、ようやく羞恥の表情を浮
かべると、脱衣所から飛び出して行った。こんな立派な物を見た事があるかと自慢したかったが、
これは役に立たない。もっと凄い姿になった時のこれを、真美に見せられないのが口惜しい。で
も、不能になった老人にも性欲はあるのだぞ。今に嫌と言うほど思い知らせてやる〕
動揺した妻は脱衣所を飛び出した後、すぐに部屋も飛び出して大浴場へ行ったようですが、それ
ほど片山の物は凄かったのでしょう。
「湯上りの色っぽい浴衣姿と石鹸の香りに、下半身は熱くなっても口惜しいかな変化はなかった。
酒は飲めないと聞いていたので、食事の時に飲みやすい甘口のワインを注文して勧めたが、真美
はそれでも飲めないと言って口もつけない。「これからは、商談で酒の席に出なければならない
場合もあるかも知れない。一口も飲まないというのは失礼なので、沢山は飲まなくても良いが自
分の酒量を知る事も大切だ」と言うと、やっと飲みだした。真美は本当にアルコールには弱いよ
うで、少し飲んだだけでも、すぐに真っ赤な顔になった。真美は可也酔っている様子だったが、
食事が終っても「嫁いだ娘と飲んでいるようで、こんな美味い酒は久し振りだ」と言って、更に
口当たりの良いスパークリングワインを強引に勧めると「もう飲めません」と言いながらも、後
からもっと酔いが回ってくる事も知らずに飲んだ為、布団の敷かれた隣の部屋に行って苦しんで
いた」
片山に少しは付き合ってやろうと、飲めない酒を飲んだのですが、湯上りの火照った体に冷えた
ワインは心地良く、勧められるまま飲みすぎてしまい、その後も強引に勧められ、酔った勢いも
手伝って更に飲んでしまったようです。
〔よほど苦しいのか、浴衣の裾の乱れを直す事もしないので太腿はあらわになり、淡いピンクの
パンティーが見え隠れする。胸元を覗いたが残念な事に、風呂上りだというのにブラジャーをし
ていた。その時急に起き上がると、ふらつく足で歩き出したのでトイレに行きたいのだと知って
身体を支えてやったが、初めて抱きしめる肉付きの良い身体が堪らない。トイレに着くと待ち切
れなかったかのように、真美は戻し続けた〕
また片山に支えられて布団まで戻った妻は、布団に寝かされるとすぐに寝息を立ててしまいます。
〔肩を揺すって呼んでも返事もしない。そっと浴衣の帯を解いて浴衣の前を開くと、そこには想
像通りの厭らしい身体があった。抱き心地の良さそうな肉付きの良い身体。〕
「汚してしまったから、脱いでしまおうね。」
〔真美はまだ苦しそうだったが朦朧とした意識に中、身体を捻って私が脱がせるのに協力する。
おそらく頭の中には、汚してしまったという意識しか無かったのだろう〕
「苦しいからこれも外してしまおう。楽になるぞ」
〔想像していたよりも乳首は大きい。立ち上がって身体全体を眺めていたが、まさに女として一
番脂の乗った食べ頃だ。魚でもそうだが、腐る手前が一番美味い。世間では新鮮な物を有難がる
が、確かに歯ごたえは良くても旨みから言えば敵わない。真美も、今から10年が一番美味い時
期かも知れない。体力が続けば、その10年を私の物にしたい。〕
その時片山は、妻のパンティーに小さな染みを見つけます。
「可哀想に。戻した時に少し漏らしてしまったのだね。汚いからこれも脱いでしまおう」
妻は片山の手によって、生まれたままの姿を晒してしまったのです。
〔真美の陰毛は髪の毛と同じで柔らかく、おまけに薄いのでポッテリとした美味しそうなオマン
コもまる見えだ。土手はやや高く、クリトリスは完全に包皮に隠れてしまっている。おそらく酔
いが醒めた後、全て覚えていないという事は無く、途切れ途切れにしても、何をされたか多少は
覚えているだろう。ここ迄にしておいて、布団を掛けてやれば言い訳が立つ。まだ明日もあるの
でそうしようと思ったが私も酔っていて、クリトリスを見たくて我慢出来ずに包皮を剥いてしま
った。するとクリトリスはきれいな薄いピンク色をしていたので、思わず指に唾を付けて触って
いた。由美子の時のような事を期待して飲ませたが、由美子のようにはならなくても結果は同じ
ような事に〕
片山の日記は、ここまでで終っていました。
出て行った由美子さんを思い出したくなくて、妻の事だけに没頭して書いていたのでしょうが、
ここで由美子さんとの時を思い出してしまい、書くのを止めてしまったのでしょう。


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[2399] 夫婦の妄想@ 投稿者:由美の夫 投稿日:2005/11/17(Thu) 17:54

妻・由美37歳は結婚当初、どちらかといえば潔癖に近いほうでした
過去の経験など問おうものなら、「なにそれ?いやあん」と拒否されるのがオチ
しかしセックス中、私も粘り強く妄想を妻に伝えてゆくうちにだんだんと妻にも変化が・・・
さらに妻も年齢を重ねるにつれ、セックスを楽しもうという意識が強まり
まだ実現には至らずとも、いろんな妄想でセックスを楽しんでいます
そんな妄想セックスの一部を皆さんに聞いていただきたく、投稿します

普段あった出来事から、妄想を膨らませてゆく場合もあります
隣は空き家ですが、夏になると窓を開けっ放しで入浴する妻
その敷地に忍び込んで塀の外から覗こうとすればできる状況です
そして夜、妻を愛撫しながらそのことを・・・

私「窓開けっ放しで風呂入ってるなあ・・・覗かれちゃうよ」
妻「いやあ・・大丈夫よ こんなおばさん誰が・・・ ああ〜〜っん」
私「本当は覗かれてもいいんじゃないのか?そう思って開けてるんだろ」
妻「そんなことない・・・んんっ もう欲しいよ」
私「まだだ〜〜め もし覗きがいたらどうするの?」
妻「ううっ 窓閉めないでそのまま楽しんでもらおうかな・・・」
私「いろいろサービスしなきゃ」
妻「うふっ うう〜〜ん わざとお尻を突き出して見られちゃうかも」
私「洗うときはどうするの?」
妻「大きく足を広げてぇ〜 あそこを見られながら洗うの」
私「覗きさんが窓の外でおちん○んをしごいてる 由美を見ながら」
妻「ああ・・・うれしい 私の恥ずかしい姿見て、もっとしごいて欲しい」
私「家には誰もいないよ・・・覗きさんがたまらなくなって手招きしてる」
妻「うう・・・呼んでるの? 出て行っちゃうかも」
私「そっかあ 由美は外に出ちゃうんだね どんな格好で?」
妻「ああ・・・ バスタオル一枚で ・・・お外に・・・うん でちゃう」
私「立派なおちん○んだね 由美を見て大きくなったんだね どうしてあげる?」
妻「ああうれしい・・・夢中でおしゃぶりしてあげて気持ちよくなってもらうの」
私「どんどん大きくなるね バスタオル取っちゃいなさい」
妻「うん・・・由美はお外で裸になっておしゃぶりします」
私「覗きさんが入れたがってるよ どうするの?」
妻「立ったまま 後ろから入れて欲しい・・・」
私「覗きさんはゴムなんか持ってないよ 生でいいの?」
妻「うん 生でいい 生で後ろから・・・あああ〜〜」
その期を見計らって私は妻にずぶりと挿入します
私「どう?覗きさんのおちん○んは」
妻「ああいい!もっとして欲しい」
 私「由美は覗きさんと外で全裸でセックスするんだね」
 妻「そう!由美は生でしてるの 知らない人と」
 私「覗きさんはもういっちゃいそうだよ どこに出してもらうの?」
 妻「中に・・・中に出してもらいます」
 私「覗きさんの子供ができちゃうよ いいの?種付けされちゃう?」
妻「いいの!覗きさんの子供を種付けされたいの!いやらしい〜〜っああああ〜〜〜」

こうしてこの夜も夫婦満足・・・


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[2398] 夏の生贄 投稿者:TELL ME 投稿日:2005/11/17(Thu) 00:52

第二十九章 「世界の壊れる音」

雨の気配を感じて、礼二はベッドの中から窓の外を見た。どんよりと曇った空から、針のように細い雨がさあさあと降り注いでいる。
時計を見ると、もう夕方の六時だった。クラブ“POPPER”へ出勤する夏海を送っていく時刻だ。礼二は上半身を起こした。
傍らで眠っている夏海。その顔を見つめながら、礼二はしばしじっと考える。
―――自分はこの女に妄執していた。それも随分長い間。そのために兄を嵌め、非道な行いにどっぷりと手を染めた・・・。
そして、手に入れた女がいま自分の横で眠っている。その容姿は礼二がかつて恋焦がれたときと同様に美しい。だが、その美貌にまとわりついていた清楚な空気、芯の強さを感じさせる凛とした気配はすでに消え失せている。代わりにあるものは、淫蕩な笑みと絶え間ない媚態だった。
変わり果てた夏海と礼二はこの半年もの間、狂乱の生活を送ってきた。いま暮らしているこの高級マンションの部屋を見ても、それは分かる。荒廃した生活の気配と、セックスの残り香が部屋にこもっている。いまの夏海はかつてのようにかいがいしく家事に取り組んだり、男の心を安らげるような家庭の温かさを感じさせる女ではなくなっている。彼女に出来るのは、セックスだけだった。そういうふうに礼二が仕込んだのだ。
狂った生活を送る中で、礼二も徐々に変質した。陰惨な翳がその顔を覆い、荒涼とした風がその心で渦巻いた。すべてがなげやりだった。もう何もかもどうでもよかった。
より深い快楽! 礼二の心にあるのはもはやそれだけだった。そのために夏海とともにいるのだ。今となっても、礼二のリビドーを喚起させる女はこの世でただひとり、夏海しかいない。礼二はやはり狂っているのかもしれない。
夏海に、夏海に与えられる快楽に狂っている。
「おい、起きろ。時間だ」
そして今日も礼二は、夏海を揺り起こす。クラブ“POPPER”。あの爛れた快楽の館へ向かうために。
夏海は小さく呻いて、薄目を開けた。唇の端を淫らに、あどけなく歪めて言う。
「もう時間なの?」

昭文は狭い路地に停めた車のミラーをじっと見つめている。
そのミラーに映っているのは、夏海と礼二が住むというマンションの正面玄関だ。
様子を見に出ていた秋山が小走りに戻ってきた。
「まずいですね」
運転席に戻って、開口一番秋山はそう言った。さきほどから降り出した雨で濡れた髪の毛先から水滴がぽつりと滴った。
「いつもならここから夏海さんは礼二さんが歩いて付き添って、例のクラブに向かうのですが、きょうは雨のために迎えの車が来ているようです。あっ」
秋山が小さく叫んだ。ミラーの中で派手な衣装の夏海と、スーツ姿の礼二が並んでマンションの玄関から出てきたところだった。
昭文もそれを見た。覚悟はしていたことだったが、凍てついた風が昭文の身体を吹き抜けた。
ミラーごしの夏海は、礼二と腕を組んで歩いている。礼二は仏頂面をしているが、夏海は盛んに何事か話しかけ、時折、弾けるような笑顔を見せている。その笑顔は夫の昭文でさえなかなか見たことのないような、あけっぴろげな笑顔だった。
夫を捨て、子を捨て、世間を忍ぶ立場となった女。そんな女があれほど、明るく振る舞うことのできるものだろうか。まして、昭文はその女をよく知っているのだ。

あの女は夏海なのだ。妻の夏海なのだ。

いまでも信じられなかった。
そして―――その妻があれほど無垢な信頼をあらわしている傍らの男は、実の弟の礼二だった。その礼二もしばらく見ない間に相が変わって、遠目からでも何やら得体の知れない妖気を感じる。
礼二。いまの昭文にとって、この名前はもっとも憎むべきものに変わり果てていた。

お前がおれたちの家庭を壊したんだ。

昭文は声にならない声でそう叫ぶ。だが一方で、そう考えている自分を惨めに感じていた。負け犬、敗北者、という言葉が昭文の頭の中をよぎり、一瞬吐き気を覚えるほど胸がむかついた。





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[2397] 隣の芝生 18 投稿者:石井 投稿日:2005/11/16(Wed) 18:59

翌朝、私が出勤の仕度をしていても、妻はパジャマのままで出掛ける様子がありません。
「今日は休みなのか?」
「頭が痛くて・・・・・」
昨夜の妻は、横になってからも寝付かれないようでした。
この日は1日中家にいたようですが、その事が逆に、旅行で余程の事があったのではないかと私
を不安にさせ、早く日記を見たくて仕方ありません。
次の日妻は出社したのですが帰りも早く、隣に行く事もありませんでした。
しかしその次の日の昼休み、遅くなるので食事を済ませてきて欲しいと妻からメールが入ったの
で、早く仕事を切り上げて急いで家に帰ると、懐中電灯を持って片山の家に忍び込みました。
泥棒のように電気もつけずに懐中電灯を当てて読むと、思った事を手帳にでも書き溜めてあった
のか、あの時に読んだ以前の日付の物まで、数日分の出来事が書かれています。
〔乳房を触られてからの、真美の様子が少しおかしい。まだ仕事からは離れられないと思うが、
迷いが出てきているのかも知れない。焦らず進めてきたつもりが慎重になり過ぎて、真美に考え
る余裕を与え過ぎてしまったようだ。このままではこの先、仕事を辞めると言い出さないとも限
らないので、まだ仕事に対して未練がある今の内に作戦を変更して、私から離れられないように
持って行った方が良いかも知れない。〕
〔今回短期間でクビにした連中の話をしたら、優しい真美は迷惑を掛けた事が耐えられず、みん
なに謝罪する事しか考えていないようで、謝罪旅行の話に疑いもせずに乗ってきた。途中で邪魔
が入ると嫌なので違う温泉地を教えたが、頭の中は何処に行くかよりも、どのように謝罪するか
だけで精一杯なのか疑いもしない。旦那も、いつでも携帯で連絡が取れるという安心感から、旅
館の電話番号すら聞かなかったようだ。楽しみな2泊3日になりそうだ。〕
〔最初、聞いていた温泉地とは違う事に不信感を示したが、歳のせいで間違ったと謝ったら、す
んなり信じてと許してくれたようだ。しかし流石に皆は来ないと言うと、帰ると言って駄々を捏
ねた。〕
旅館に着いてからの事は今迄に無く詳しく書いてあり、片山の興奮が手にとる様に分かります。
読んでいた私にも2人の姿がはっきりと見え、会話の内容まで聞こえて来るようでした。
「騙したのですか?私帰ります」
「確かに騙しました。でも、こうでもしなければ真美さんは来てくれなかったでしょ?私はただ、
仕事の事について誰にも邪魔されずに、一度2人だけでゆっくりと話したかった。それと、温泉
にでも浸かって、失敗など忘れてリフレッシュして欲しかった。そんな事は思っていないと怒ら
れるかも知れませんが、私は真美さんに女を感じていません。歳からしても娘のように思ってい
て、女だと意識した事はありません。ただ、恥ずかしいのですが、マッサージをしてもらったり
している時は、娘と言うよりも母を感じてしまっていましたが・・・・・・。娘が精神的に疲れ
ているようなので、父親が温泉に連れてきた。それでは駄目ですか?」
「でも・・・・2人だけと言うのは・・・・・」
「こんな老人を、男だと意識してくれるのですか?それは有り難い事ですが、残念ながら私は、
もう男では無くなってしまいました。」
「いえ、そんな意味では・・・・・・」
「正直に言います。本当はそれだけの理由だけでは無くて、今回は失敗に終りましたが私はまだ
真美さんが、会社に必ず利益をもたらしてくれると信じているのです。長年商売をしてきた、私
の目に狂いは無いという自信があるのです。しかしこれは真美さんが、どこまで真剣にやる気が
あるのかで大きく左右されます。パートナーとしての私をどこまで信用してくれて、どこまで心
を許してくれるかで大きく違ってきます。例え2泊でも同じ部屋で寝起きすれば、何ヶ月も毎日
会っているより相手の事が分かって来るものです。ですから3日間一緒にいて、真美さんの気持
ちを試したかった。」
仕事を任せる事が出切るかどうか試す為に連れて来たのだと思い、次第に妻の目の色は変わって
いきました。
「2度の失敗は許されません。やり掛けて途中で引き返す事も出来ません。今後も私をどれだけ
信頼して、共に仕事をしていってもらえるのか本当の気持ちを知りたかった。私は娘のように思
ってと上手い事を言いながら、会社の事も考えているずるい人間なのです。でも、娘のように思
っているのは本当です。それは信じて下さい」
娘のように思っているという話だけでなく、会社の利益の事まで言われて、妻は片山が正直に話
していると思ってしまいました。
私に対して後ろめたい気持ちを持ちながらも、断って帰って来なかったのは、目の前にまた店を
任せてもらえるという、人参をぶら下げられた事も大きかったのでしょう。
「折角温泉に来たのに変な話ばかりしてしまいました。この部屋には露天風呂も付いています。
仕事の話はまたにして、まずはお湯にでも浸かってゆっくりしましょう。」
この3日間は、何でも片山に従おうと決めた妻でしたが、この言葉で2人だけで旅館に泊まると
いう現実を思い知らされ、2人並んで小さな露天風呂に浸かっている姿を想像してしまい、また
少し躊躇してしまいます。
「他にもう一部屋とってもらって、寝るのだけは別の部屋という訳にはいきませんか?」
「旅館にも親子だと言ってあります。そんな事をしたら、余計変に思われるでしょ?私も3日間
は真美さんを娘だと思う事にしますから、真美さんも私を父親だと思ってもらえませんか?娘も
嫁に行ってから殆ど帰って来ないし、息子などは電話すらしてきません。外では強がっています
が、本当は寂しいのです。こんな弱い姿は、真美さんにしか話せな・・・・・・・」
「分かりました。私もそう思う事にします。」
初めて片山が見せた寂しそうな顔を見て、お金はあっても哀れな老人に思え、この3日間だけで
も親孝行の真似事でもしてあげようと決めてしまうのです。


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[2396] 背信12 投稿者:流石川 投稿日:2005/11/15(Tue) 23:21

 亮輔にとって由紀は、三十八年間の人生における掌中の珠だった。

 運命の女と出会う前、彼は自分の人生にある程度の満足を覚えていた。知らぬ者のない一流電器メーカーの商品開発職という仕事。学生時代からの付き合いで結ばれた妻・洋子。郊外ながら東京二十三区内に購入した三LDKのマンション。洋子の身体的な理由で子供にこそ恵まれなかったものの、このまま静かに歳を重ねていき、いつかそれなりに満足ができる生涯を終えるのだろうと考えていた。

 だが、由紀との邂逅は、そうした人生観を瞬時にして瓦解させた。
(こんなに美しい女が現実の世界にいたなんて)
 スクリーンかグラビアの中でしか目にできないはずの存在が、いきなり生身で現われた。手を伸ばせば届きそうな距離に……。気がつくと亮輔は理性を忘れ、猛然とアプローチをかけていた。届く余地などない想いだったはずが、思いがけなく由紀も亮輔を愛してくれるようになった。
 その後に訪れた試練の歳月。あれほど従順だった洋子は夫の変心を知ると、般若と化した。さんざん荒れ狂った末に会社の上司に亮輔の不貞を直訴し、慰謝料をよこせと泣きわめいた。結果、亮輔は退職を余儀なくされ、貯蓄をはたき、マンションを手放したのだった。
 それでも彼の心は、かつてないほど深く熱く燃え盛っていた。
(由紀と人生をやり直せるのなら、身ひとつになっても構わない)
 悲願が叶い迎えた由紀との結婚式。亮輔の瞳には万感の涙があった。まばゆいほどに輝くウェディングドレス姿の新婦。周囲の羨望と嫉妬の視線。思えばこのときが、亮輔の絶頂だったのかもしれない。

 変調は間もなく訪れた。
(……由紀を絶対に失いたくない……)
 幸福を満喫しようとすればするほど、灼けつく想いは日に日に強まっていった。由紀が、半生で得たすべてを代価に購った女だからという理由だけではない。もはや由紀は亮輔を支配する価値観であり、生きる意味そのものとなっていたのだ。
(あんなにいい女なんだぞ。男は誰もが由紀を狙ってる。一発やりたいと妄想している)
 それだけの女に愛を捧げられた誇りより、根拠のない嫉妬が先に立った。理屈ではない。美しい女を妻に迎えた男の宿命を愉しむ余裕が亮輔にはもはやなかった。
 だが、それでいて狂おしい気持ちを伝えられない。
(男の、しかも九歳も年上の男のやきもちなどみっともない。呆れられ、蔑まれるに決まってるじゃないか。由紀に嫌われたら、もう俺は生きていけない)
 だから亮輔は、徹頭徹尾“寛大で物わかりのいい亭主”を演じると心に誓った。
(すべてを許し、すべてを愛せる夫こそ、由紀にはふさわしい)
 それが良くなかったのかもしれない。不安、怖れ、嫉妬。捌け口を失ったあらゆるエネルギーは内向し、爛熟した。

 寝物語に由紀が川村のことを口にしたのは、そんなある晩のことである。言い寄ってきては退けられる哀れな男の物語と嘲笑しつつも、初めて耳にした具体的な男の名は実像となって、亮輔の心を暗く焦がした。


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[2395] 隣の芝生 17 投稿者:石井 投稿日:2005/11/14(Mon) 18:45

由美子さんの格好と様子から、片山の家を出て行くのだと思いました。
「何処に行かれるのですか?」
「別れた主人の所に行こうと思います」
「そうですか。戻れるといいですね」
「ご主人さん達が引っ越して来られてから、ご主人さんを見ていたら別れた主人を思い出してし
まって、隠れて様子を見に行った事があって、まだ主人も1人のようだったので、謝ってみよう
と思います。駄目でも、何度でも何度でも謝って、家政婦としてでも側においてもらえるように
頼んでみようかと・・・・・・・」
「頑張って下さい」
「ありがとうございます」
由美子さんが復縁出来て幸せになる事を願いつつ、情け無い事に昨夜の彼女の乱れようを思い出
し、少し惜しい気持ちにもなっていました。
しかし、いつまでも感傷に浸っている場合ではありません。
もうこれで片山の側には、妻しかいないのです。
その時、由美子さんから預かった鍵を見ていて良からぬ事を思い付き、その夜片山の車が家の前
に止まった時には、私のポケットの中に2個のスペアキーが入っていました。
「片山さん。由美子さんからこれを預かりました」
片山は自分の家が真っ暗なのに気付いて顔色が変わり、慌てて家の中に入って行ってしまいました。
「あなた、ごめんなさい。何度も電話してくれたのですね。あの後、資料を取りに事務所によっ
て、その時バッグごと置き忘れて行ってしまって・・・・・・」
妻は帰って来てから私の顔を一度も見ずに、今も俯いて話しています。
明らかに嘘をついていると分かりましたが、私にも後ろめたい気持ちがあって、その事を追求出
来ません。
「いや、大した用では無かったから気にするな。それよりも、あそこの温泉の湯はどうだった?」
「それが・・・・・私が勘違いしてしまって・・・・言っていた温泉ではなかったの・・・・・
どうしてあんな・・・勘違いを・・・・・・・」
妻の行ったという旅館は、私が探しに行った所よりも、更に1時間近く山の奥に入った所にある
温泉地です。
途切れ途切れに話す妻から、何か後ろめたい事があるのだと思いましたが、今は責めても何も真
実は話さないでしょう。
私は詳しく聞くのをやめましたが、これは妻から聞かなくても、私には知る方法があったからです。
「もう仕事を辞めたらどうだ?」
「どうして!あんな・・・・・・やっと1年後に、また始めさせてもらえる許可をもらったのに。
今度こそ失敗の無いように、1年間勉強させてもらえる事になったのに。」
まさか、由美子さんとセックスをして、寝ている隙に日記を見たともいえません。
「仕事の事で、真美が辛そうだから」
「そんな事無いです。汗になったから、シャワーを浴びてきます」
小走りでシャワーを浴びに行ってしまいましたが、目には涙が溜まっています。
妻が言いかけて止めた『あんな』と言うのは『あんな事まで我慢して』と言いたかったのではな
いかと不安になって待っていたのですが、泣いているのか出てこないので寝室に行くと、由美子
さんの部屋を覗いていた窓のカーテンが開いたままになっていたので、それを閉めようとした時、
猛烈な罪悪感に襲われました。
妻のしている事は私に対する裏切り行為ですが、妻は片山との関係を望んでいないのに対し、私
は進んで妻を裏切ってしまったのです。
この事を知れば、自分は耐えていた分、私が安易に浮気した事を許せないかも知れません。
由美子さんに限って話す事は無いと思っていても、由美子さんという人間を全て理解出来ている
とは言えません。
由美子さんとは一緒に酒を飲み、二晩情を交わしただけなのです。
片山が耐え切れずに、由美子さんに連絡を取れば。
由美子さんがご主人に受け入れてもらえずに、また戻って来てしまったら。
私の考えは悪い方へ、悪い方へと向ってしまいます。
以前と違い仕事を持っている妻は、我慢する事無く離婚を望むかも知れません。
勿論妻を愛していて、離婚など耐えられる事ではありませんが、もし離婚にでもなれば妻は由美
子さんのように、片山の好きにされてしまうでしょう。
浮気を知られて、離婚になる事だけは避けたい私の頭の中には、今まで考えた事も無かった事が
浮かんでいました。


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[2394] 見えない支配者 その10 投稿者:愚者 投稿日:2005/11/13(Sun) 17:01

「きゃっ」
憲子がカーテンの奥で小さな悲鳴を上げると、無遠慮にカーテンが引かれた小さな試着室からとんでもないあら
れもない憲子の姿が晒されてしまいました。
(何するんだっ!)
私がそう思ったのも束の間、そこにいるのは普段の憲子ではなく、キャバクラなどで見かけるような、悪趣味な
服で男にセックスアピールをする水商売のような女のようでした。
ムッチリとした胸は、今にも制服を引きちぎってしまわんばかりで、またミニはもうミニとは呼べる代物ではな
く、下着は丸見えで、ほとんど憲子のお尻を申し訳程度に隠しているだけのものでした。
それには店員はおろか、客の男達もさすがに興奮したようで、「おお」と小さな歓声を湧かせて、目をギラつか
せて、まるで憲子を視姦でもしているかのようでした。
(ああ、何てことを。そんなに憲子を見るな。見ないでくれ)
私の思いとは裏腹に、男達はギラギラした目で憲子の胸やお尻を見続けます。
すると店員は、今度はそのやらしい手で憲子のお尻を手で撫で始めだしたのです。
「うーん、ここのお尻とオッパイのところがきついかなぁ」
などといい出しながら憲子のお尻を手で味わうように撫で続けます。
(何を触ってるんだ! 憲子も何で平然と触らせてる!)
私はあまりに信じられない光景に怒りが頂点に達してきました。
しかし、と同時に、何だか妙な気持ちも徐々に湧き上がってきたのです。
なぜか知りませんが、そんな光景に私は勃起をし始め、それはやがてマスターベーションしたい衝動にすらから
れてくるのです。
店員は憲子のお尻を撫でながら今度は胸も下から揉み上げるように撫ではじめました。
憲子はそれには一切抵抗する気配もなく、顔を背けるだけです。
(なぜだ。なぜあんなことをさせてるんだ! すぐにその手を払いのけろ!)
私の無言の叫びは憲子に届くべくもなく、以前として店員は憲子を手で撫で回しながら、あれこれと話しかけて
います。
唖然としていたのは私だけではありませんでした。
客の2人の男達もまた、さすがに憲子のお尻や胸などを撫で回している店員に驚いている様子で、しかし、すぐ
にそれが合意の上のものであるのだろうと勝手に判断したのでしょう。
自分達もあわよくば、とでも言いたげに、どんどん憲子の方へ近づいていくのです。
今、私の目の前で、私の妻がアダルトショップの中で見知らぬ男達の目の前で淫らな服を着て、慰めものになっ
ているのです。
夫としてこれ程屈辱的な事があるでしょうか。
・・・しかし、それなのに、私の愚息は私の意に反して更に勃起を続け、興奮しているのです。
やめて欲しい・・・しかしそんな理性と裏返しの嫉妬と欲情が突き上げてきてしまうのです。
私はただあのKという人物の命令だから仕方がないのだという「言い訳」を傘に、その光景に興奮と嫉妬を混在
させながら見続けるしかないのだと言い聞かせていました。



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[2393] 見えない支配者 その9 投稿者:愚者 投稿日:2005/11/13(Sun) 16:49

店内はバラのような甘い香りがいっぱいに立ち込めていて、少し薄暗い雰囲気でした。
しかし、イメージしていたよりも店内は割と広く、20m四方の部屋の中で商品がたくさん陳列されていました。
ビデオやDVD、雑誌などが多く陳列されていて、どれもこれもみなアダルト関係の商品で、更にその奥に行く
とボンテージ物やSM系の服や道具がありました。
その横にレジがあって、店員らしき中年の男はレジの脇に揃えられていたアダルトグッズを整理していました。
憲子は既にそこに陳列されている商品の前で躊躇しながら立って、店員に対してドギマギしながらも何か話しか
けている様でした。
私はすぐにDVDなどが陳列されている棚の陰から憲子の様子をじっと伺うことにしました。
客は他に私と同じ陳列棚の前でビデオを探している中年の男と、若い男性がいましたが、幸いにもその位置から
憲子が店内に入ってきた事に気付かなかったようで、夢中でDVDを探しています。
(このまま気付かないでくれ・・・)
私が祈るような思いでいると、憲子の方は何やら店員がいやらしい目で食い入るように憲子を上から下まで見回
しながら、会話をしています。
「具体的にどんなのをお求めなんですか?」
明らかにいやらしい目で見る店員の視線は、憲子の胸やお尻に今にもむしゃぶりつきそうな表情をしています。
「いえ、その・・・」
さすがに憲子もはっきり口になど出して言えるはずもありません。
店員の粘りつくような視線を敬遠しながらも、それでも早くこんなところから出てしまいたいという気持ちが憲
子に優先させたのでしょう、
「あの・・・服を・・・社長秘書のような・・・ピンクのを探してます。」
と、小声で店員に告げています。
「ああ。へへへ。コスチュームね。それならここだよ」
そういって店員が上から吊るされて飾ってあった多数の服を指差して示しました。
「へへ、社長秘書ねぇ・・・お姉さん、サイズは?」
「は?」
「かなりバストおっきいよねぇ。それに合うサイズってあるかなぁ」
「あ、Mサイズで大丈夫だと思います」
「んー 服はMサイズでも胸はLLサイズだもんねぇ。へへ、こんなのでどうかなぁ」
そういって店員が取り出したのは、信じられない位露出の多い制服でした。
「ピンクのはねぇ・・・スカートが極端に短いんだよ。あ、でもそうゆう方のがいいんだよね?」
それはまるでお尻丸出しのようなミニとすら呼べない程の短さで、あんなものを憲子が履いたらどんな格好にな
ってしまうのかと思うと、ゾクッとする気分になりました。
「あ、じゃあこれで結構です。これ下さい」
憲子がさっさと決めてしまおうとして、そう言うと店員はそれを制止して、「そこに試着室があるから、試着し
てみなさいよ。後で小さかったら困るでしょ?」
と足止めしてきます。
「いえ、大丈夫だと思います」
そう抵抗する憲子の言葉を全然聞いていない風に店員は憲子をさっさと試着室へ押し込めてしまおうと、背中を
押して試着室のカーテンの奥へ閉じ込めてしまいました。
「あの、ちょっと・・・」
カーテン越しに憲子が言うものの、店員は言う事を聞かずに、「とにかく着てみなって・・・へへ、とにかく着
てみないと。」
「いえ、本当に・・・結構です」
そう何度も抵抗する憲子に、店員はもういい加減に言う事聞いて着替えろよ、といったため息を一息つくと、
なぜかカーテン越しの憲子にボソボソと話しかけはじめました。
すると憲子は忽然と黙ってしまい、着替え始めてしまったのです。
(何してるんだ! そんなのすぐに『これ買います』で終わらせてしまえばいいのに!)
私はハラハラしながら遠巻きに見ているしかありません。
するとDVDや雑誌を探していた2人の男達も、奥で女の声が聞こえたということで、覗き込むように試着室を
見始め、どうやら何かが起きているのだと察知すると、試着室の近くに場所を変えて商品を探しているフリを始
めました。
(とにかく、こんな所からさっさと出てしまいたい)
そんな風にハラハラしながら待っていると、カーテン越しの奥から憲子の声が聞こえました。
「何とか着られると思います・・・」
私も少しホッとしました。
このままカーテンの中で試着して大丈夫そうだと憲子が確認してしまえば、もう一度着替え直して出てくればい
いだけのことです。
ところが店員は憲子に何の問いかけもすることなく、「どれどれ」といってカーテンを引いて開けてしまったの
です。



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[2392] 隣の芝生 16 投稿者:石井 投稿日:2005/11/12(Sat) 06:47

彼女の中に入りたい衝動に駆られましたが、彼女にも知られずに日記を返す為には、意識が朦朧
とするほど達してもらわなければなりません。
「ねえ・欲しい・これが欲しい」
彼女は私のオチンチンを掴むと、濡れた瞳で見詰めながら強請ってきます。
私も入れたいのは山々なのですが、出してしまって、また回復する保証はありません。
「まだ駄目だ。今日はこの厭らしい身体を、もっと虐めてからだ」
そう言って脚の間に寝転んで股間を見ると、膨らんだクリトリスやオマンコの形まではっきり分
かってしまうほど、パンティーが濡れて張り付いています。
そのまま濡れた部分に吸い付くと、彼女の腰はまた動き出しました。
「イヤー・欲しいの・・もう欲しい・・アァーン」
股の部分の布を横にずらして舐めてやると、由美子さんは私の頭を両脚で挟んできます。
「欲しい・欲しい・また・また・ダメなの・・ダメ・ダメ・・またイク・イク・イクー・イク〜」
由美子さんは、また達してしまったようですが、それでもまだ許しません。
横に寝て、抱き締めてキスをしながら、中に入れた2本の指を動かし、親指でクリトリスを擦っ
てやると、面白いように感じ続けていました。
「もうイヤー・・指はイヤー・またイッちゃうよー・イク・イク・イク」
彼女の声は、いつしか泣き声に変わっています。
その時由美子さんは急に起き上がり、反対向きになって私に跨り、不意をつかれたオチンチンは、
彼女の口に収められてしまい、情け無い悲鳴を上げていました。
「駄目だ。もう出してしまいそうだ」
それを聞いた彼女は、慌てて口を離すと自分で収めて、最初から激しく腰を動かして来ます。
今まで由美子さんの痴態を見続けて、我慢の限界を迎えていた私は、今にも出してしまいそうな
状態でした。
「由美子、出してもいいか?」
「あなた・出して・・・アッ・アッ・由美子の中にいっぱい出して・あなた・あなた・出して・
由美子もイク・イク・イク・あなた・イクー」
私が呼び捨てにした事で、彼女は別れたご主人に抱かれているのと、錯覚を起こしたのでしょう。
彼女のその言葉で、危うく出してしまいそうだったのを、思い止まる事が出来、私の胸に崩れ落
ちた彼女を横に降ろし、また入れ直して腰を動かすと、彼女も目を閉じたまま動きに合わせて、
下から腰を突き上げてきます。
「アーン・・あなた・凄い・・もっと突いて・・もっと・もっと・・由美子を滅茶苦茶にしてー」
私は少し彼女が可哀想になり、今だけでもご主人の夢を見させてあげようと思いました。
「由美子、愛している。ほら、イッてもいいんだよ。こんなのはどうだ?」
「アー・・あなた・嬉しい・イイ・イイ・あなたも一緒に・一緒に・・アッ・アッ・アッ」
「私の事はいいから、イキなさい。こうやって奥まで突いてやるから」
「アッ・アッ・凄い・・・あなた・凄い・いいの?・・・また由美子だけイッてもいいの?」
「ああ。今まで寂しい思いをさせた分、沢山イカせてやるから」
「あなたー・イイ・イイ・イイ・そんなに・されたら・アー・また本当に・由美子だけー」
「いいから、思い切りイキなさい」
「イー・イー・イク・イク・イク・・あなた・・嬉しい・・イク・イクー・イク〜・イク〜〜」
その後もう一度いかせてから、次には彼女の奥深くに、我慢していた物を全て吐き出させてもら
って、死んだように眠る彼女を残して日記を返し、家に戻って眠りました。
チャイムの音で目覚めるともう昼を過ぎていて、玄関のドアを開けると由美子さんが立っています。
「昨夜は、ありがとうございました」
「いや、こちらこそ・・・・・」
「凄く気持ちよかったわ。あなた」
由美子さんは私と知っていて、私をご主人と思いながら抱かれていたのです。
「勝手なお願いに来ました。この鍵を、社長に渡しておいて頂けませんか?」
由美子さんの足元には、大きなバッグが置かれていました。


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[2391] 隣の芝生 15 投稿者:石井 投稿日:2005/11/11(Fri) 17:52

諦めて帰る途中、サービスエリアに寄って昼食にラーメンを食べたのですが、この様な時にお腹
が空き、何も考えずにスープまで残さず食べられた事が不思議でした。
これは、日記を読んで慌てて飛び出したものの、片山は時間を掛けて慎重に進めている事を思い
出し、まだ大して進んではいないのでは無いかという、余裕が生まれていたのでしょう。
妻が汚い手で厭らしく触られる事は勿論の事、そのような目で見られるのも嫌な事なのですが、
やはり片山が不能で最後までいけない事は、私に大きな余裕を生み、聞いていた旅館が無い事も
最初は慌ててしまったものの、2人だけで何処かに泊まるまでに進んでいるとは考えられず、温
泉地の名前を、妻が勘違いしたのだと思うようになっていたのです。
ただ、携帯に出ない事だけは気掛かりでしたが、徹夜の後7時間も車を運転していた疲れから眠
ってしまい、時計を見ると夜の8時を過ぎていました。
この時私は、妻の事ばかり気にしていて気付かなかった、重大な事に気付くのです。
それは、妻の事を怒っていながら、私が妻を裏切ってしまったという事です。
ずるい考えだと分かっていても、この事は妻に知られたくありません。
日記を持ち出した事がばれれば窃盗だけでなく、浮気までばれる恐れがあります。
私は日記をスキャナーで取り込みながら、どのように元に戻せば良いか考えていましたが、方法
は1つしか思い浮かびません。
それしか浮かばなかったと言うよりも、罪悪感がありながら、またそう成りたかったのだと思い
ます。
カーテンを開けると、由美子さんは私を待っていたかのように、カーテンを開けたままお酒を飲
んでいて、私に気付くと一瞬嬉しそうな顔をした後一度大きく頷き、恥ずかしそうに俯いてしま
いました。
玄関に行くと鍵を開けてくれてあったので、日記を下駄箱の陰に隠し、鍵を掛けて由美子さんの
部屋に行ったのですが、彼女は既に黒いブラジャーとパンティーだけの姿で、ベッドに横になっ
て目を閉じています。
私はゆっくりと脱ぎながら、そんな由美子さんの下着姿を目で楽しんでいました。
しっかりと閉じた太腿を両手で割ると、その部分には既に染みが出来ています。
「何もして無いのに、もう濡らしてしまったの?」
「来てくれると思ったら、それだけで・・・・・・嫌、恥ずかしい」
私が酒の匂いのする口にキスをすると、堰を切ったかのように強く抱き付いてきて、乳房を私の
身体に擦り付けてきました。
乳房を責めて欲しいのだと分かり、ブラジャーを外さずに上に押し上げ、飛び出した大きな乳房
に吸い付きましたが、乱れた下着姿が更に私を興奮させます。
手と口と舌で、柔らかい感触を楽しんでいると由美子さんの腰が動き出し、それは次第に跳ねる
ような動きに変わっていきました。
「アーン・お願い・お願い・・アーン」
昨夜も情を交わしている事で、今日は私にも彼女を弄ぶ余裕があります。
「お願いって?」
「イヤ・クリ・・・イヤー・お願い」
「クリトリスの事?クリトリスがどうしたの?」
「イヤー・・・虐めちゃイヤー・・・触って欲しい・アーン」
手を持って行くと、そこは激しく濡れていて、薄い生地を透して溢れ出ています。
「こんなに濡らしていては、気持ち悪いだろ?パンティー脱がせてやろうか?」
「アッ・アッ・イヤ・・アッ・アッ・そのまま・もう少しだからそのまま・アッ・アーン・イキ
そう・・イキそうなの・・アッ・アッ・アッ・イク・イク・イクー・イクー・イヤ〜」
由美子さんはパンティーを穿いたまま、呆気なく達してしまいました。


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[2390] 見えない支配者 その8 投稿者:愚者 投稿日:2005/11/11(Fri) 17:35

夜9時半になると、私達は車に乗って相手の指示通り、コンビニに向いました。
ここのコンビニは国道沿いの深夜近くということと、高速道路の出入り口付近という利便さも手伝ってか、大型
トラックの運転手達のトラックがたくさん止めてありました。
その中にポツンと私達の乗用車だけが止まっているのは、妙に不似合いな光景で、私達は少し恐々としながら
も、支配者Kにメールを打ちました。

<今指示通りコンビニに到着して待機しています>

すると相手からすぐに連絡が入りました。

《待機しているのは知っている。
それではお前達の誓いが本物であるかどうか、これから証明してもらおう。
まず、憲子と2人で、コンビニの3軒隣りにある『ナイトキャット』という店に行って次の物を購入して来い。
・バイブレーター
・コスプレ用ピンクの社長秘書制服(マイクロミニ)
但し、購入は必ず憲子がすること。
また、お前は憲子と行動を共にするな。近づくな。憲子に話しかける事も禁じる》

「何だよ これ!」
私は車内で思わず憲子とメールを見合わせて怒声を荒げてしまいました。
一体Kは私達に、いや憲子に何をさせたいというのでしょうか。
私は車内からコンビニの並びにある店舗を目で追っていきました。
すると、確かに3軒先に『ナイトキャット』といういかにも怪しげな看板があるのです。
「もしかして、アダルトショップなのか?」
「・・・そうみたい・・・」
憲子も愕然とした雰囲気でその店舗を見つめています。
「そんなところに憲子を行かせるわけにいかないよ。」
「でも・・・」
「他にも客がいるかもしれないんだぞ!」
「・・・うん、恥ずかしいわ」
「だいたい・・・」
そこで私はふと思いました。
さっきのメールで、確かKは私達が車で待機している事を知っている風な事を言っていました。
とすれば、この近くにKはいるのです。
そっと私達の様子を伺っているのでしょう。
しかし、トラックばかりで周囲もあまり見えず、それらしい車も見当たりません。
「ヤツはこの近くのどこかにいるんだ・・・そっちをよく見てくれ」
「でもわかってても、どうしようもないわ・・・」
「誰がこんなメールしているのか知りたくないのか!」
「そうじゃない。でも、相手だってすぐに分かりそうな場所にはいないと思うの」
確かに憲子の言う通りでした。
そうやすやすと発見されやすい場所でこちらの様子を伺っているとも思えません。
するとすぐにKからのメールが入ってきました。

《私を探そうとしても無駄だよ。
そんなことをしている暇があるなら、すぐに向かえ。》

「くそっ こっちの様子をずっと見てるんだ。」
それなのにこちらからは相手の様子も何もかも把握することができないのです。
「とにかく行かないと・・・怒らせちゃうことになるわ・・・」
憲子は既に観念しているのか、相手の言うがままになっていて、何ら抵抗する気すら伺えません。
「行くって・・・あんなところで変な物を・・・買い物してくるっていうのかよ!」
「・・・仕方ないわ・・・他にどうすれば?」
「・・・」
屈辱感一杯のまま、それでも何か行動を起こさねば仕方ありません。
私達は渋々車から降りると取り合えずコンビニの前まで行きました。
コンビニでは大勢のトラック運転手がいて、絶えず人の出入があります。
しかも、そのほとんどの運転手は憲子の姿に気付くと見てニヤニヤしていくのです。
確かに憲子の姿はニットのセーターからでも、はっきりと飛び出てしまう程の憲子の胸は確認できるので、男で
あれば誰でもそうなるのかもしれません。
トラックの運転手達は憲子の隣にいる私になど、一切遠慮することなくジロジロと憲子を、まるで舐めまわすか
のように見入ってきました。
「ここにいても・・・恥かしいし・・・行きましょう」
「行くって・・・おい」
憲子はそんな視線に晒される恥ずかしさからか、躊躇する私を無視するかのように、例の店の方向へ向って歩き
出しました。
(憲子から離れて・・・しかも話しかけてはいけない・・・なんて)
店の前で一つ深呼吸をすると、憲子は意を決したように店内に入っていってしまい、私も仕方なしに追いかける
ように店内へ入ることにしました。


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[2389] 夏の生贄 投稿者:TELL ME 投稿日:2005/11/11(Fri) 17:21

第二十八章 「灰色の決断」

「だいぶお疲れのご様子ですね」
夏海の叔母の陽子は、その日久しぶりに現れた昭文にそんなことを言った。
「そうですか。疲れるほど働いてはいないんですけどね」
そう言って昭文は笑うが、その笑顔にもどことなく陰があるように感じる。以前はこんなふうではなかった。根っから明るく、快活な気性の持ち主だと思っていた。
「晴喜はどうしてます?」
「奥の座敷でお昼寝の最中ですよ」
「ちょっと顔を見てきます」
昭文はそう言って立ち上がった。陽子も後ろからついてくる。
晴喜は畳の上に大の字になって寝ていた。その健やかな寝顔に昭文は安心する。もともと明るい子だったが、母の失踪以来、淋しげな表情でいることが多かった。
晴喜はもうこの陽子の家での暮らしが長い。陽子もその夫も母のいない晴喜を心配し、可愛がってくれているのがよく分かるので、昭文はありがたく思うと同時に心苦しかった。
「風邪をひいてしまうわ」
陽子はそう言って、押入れから毛布を取り出すと、晴喜にかけてやった。その表情は慈愛に満ちた母のものだった。
昭文は思わず瞳を逸らす。陽子はもともと夏海にとてもよく似ているが、こんなときに見せる表情は生き写しといっていいほどだった。それが辛かった。
「それではぼくはこの辺でお暇させてもらいます。また寄らせてもらいます」
もう少しゆっくりしていけばいいのに、と陽子は不服そうだったが、昭文は家を出た。
門の前の道路に車が停まっていた。秋山が運転席側から顔を出す。
昭文は目顔で軽くうなずいて、助手席に乗り込んだ。
「もういいんですか?」
「ああ」
昭文はフロントガラスごしの光景を見つめたまま、短くこたえた。
「息子さんはどうでした?」
「元気そうだったよ、安心した」
「それで・・・決心はつきましたか」
「うん・・・・、いったい夏海の身に何があったのか、どうしてあんなふうになってしまったのか、さっぱり分からないが・・・・あいつはぼくの妻で、そして晴喜の母だ。それだけはたしかなことなんだ」
自分自身に言い聞かせるように、昭文はゆっくりと言う。
「だから、ぼくにやれることをやらなければ・・・・そうだろ?」
「そうです。がんばりましょう」
そう返事をしながら、秋山は少し心配になる。愛妻のあのような姿を見せつけられた後では仕方のないことなのかもしれないが、昭文はひどく疲れきっているように見えた。決意の言葉を語りながらも、その口調にはどこか諦念の色があった。
きょうこれから二人はF市に行き、夏海とコンタクトを取り、場合によっては無理やりにでも奪還しようという腹積もりでいる。だが、はたしてこんな状態で昭文は変貌した妻とまともに対峙できるのであろうか。
秋山のそんな疑念を感じ取ったように、昭文はふと横を向いて秋山に笑いかけた。
「大丈夫だよ。ぼくなら・・・大丈夫だ」
秋山はその瞳をしばらく見つめていたが、やがてうなずくと、ハンドルに手をかけた。
「行きましょう。勝負はこれからです」
「そうだ」
そして車は走っていく。その先に待ち受けているものは、はたして聖か魔か―――。




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[2388] 隣の芝生 14 投稿者:石井 投稿日:2005/11/10(Thu) 07:17

更に読み進むと、妻が片山の蟻地獄に落ちていく様子が、克明に綴られていました。
〔やはり専業主婦だったというのは正解だった。今までの退屈な日々を抜け出し、活き活きとし
ている。もう家庭を守るだけの女には戻れないだろう。それにしても、見れば見るほどそそる女
だ。この女が、旦那に抱かれて歓喜の表情を見せているかと思うと、歳甲斐もなく妬けてしまう。
最後には旦那とのセックスを禁じ、私だけの真美にしてやる〕
〔狭い倉庫の中で商品の説明をしながら、半日真美の側にいたら我慢出来なくなって、初めて真
美のお尻を触ってしまった。すると真美は怖い顔で睨みつけてきた。人妻はこうでなければ駄目
だ。貞操観念が強ければ強いほど、それを取り除いていく楽しさも増す。間違って触れてしまっ
たと言って謝ると、すぐに笑顔を見せたが、私の掌には未だに柔らかな感触が残っている。やは
り真美は、何から何まで私好みの女だ〕
〔作ってやったスーツが出来上がってきた。ムッチリとした太腿には、窮屈そうなタイトだった
ので嫌な顔をしたが、商談相手は見掛けでも判断して来るので、タイトスカートでないと仕事が
出来る女には見えないと嘘をついて納得させる。膝上10センチ程度のミニなのに、やたらと裾
を気にしていたのが可愛い。やはり最初に睨んだ通り、真美はタイトがよく似合う。はっきりと
分かる腰のラインと太腿で、しばらくは目の保養が出来そうだ〕
〔3着目のスーツが出来上がってきた。今度のは膝上20センチだ。2着目が15センチだった
ので、さほど抵抗も無いようだ。早速着せて助手席に座らせたが、どうしてハンカチを置いて隠
す。そんな事ぐらいで恥ずかしがってどうする。最後には初めに採寸した時に内緒で作らせた、
何もしないで立っているだけでも、パンティーが見えてしまうほど短いスカートのスーツを着な
ければならなくなるのだぞ。でも安心しろ。それは私を楽しませるだけ為に、この家の中だけで
着せて、旦那とゆえども他の男には見せないから〕
〔真美のマッサージは本当に気持ちが良くて、つい目的を忘れそうになる。最初お尻を撫でた時
は、本気で怒っていたが、ようやく触られるのにも慣れてきたようで、口では怒っていても目が
笑っている。その笑顔が快感で歪むのも、そう遠い先ではない。ただし焦りは禁物だ〕
〔太腿を触られるのにも、可也抵抗が無くなってきたようだ。私の手を置く位置が、毎回3セン
チぐらいずつ奥に向かっている事も気付いていない。ただし最後は数センチの違いでも、太腿と
オマンコでは雲泥の差が有る。どのようにその数センチを克服するか考えるのも、また楽しい〕
〔やはり店は失敗に終った。しかし私には痛くも痒くも無い。お金などあの世までは持っていけ
ないのだから、真美を落とす為なら、そんな金など惜しくもない。レジの方が楽だぞと言ったら
案の定、泣きそうな顔で縋ってきた。真美には何度でもチャンスをあげよう。ただしそれと引き
換えに、その厭らしい体を私に差し出すのだぞ。店を失敗したぐらいで泣かなくても良い。その
内声が枯れるまで、夜通し可愛い声で泣き続ける事になるのだから〕
〔閉めた店の控え室で、もう一度店を再会させるか、諦めてレジにまわるかの話し合いをした。
もう一度店を始めたいのなら、仕事の話をしている時は女を忘れろと言って、服の上から乳房を
掴んでやったら、すぐに手で掃ってきた。そんなに女である事を意識していては、上手く行くは
ずがないと言って、もう一度掴んで少し揉んでやったが、今度は体を固くしただけで抵抗もせず、
今にも泣き出しそうな顔で耐えていた。可哀想に。さぞかし屈辱的だったと思う。でも真美、も
う少しの辛抱だぞ。もう少ししたらその屈辱を、可愛い口から涎を垂らすほどの快感に変えてや
るから〕
〔あれから真美は私と二人きりになると、無意識の内に腕を前で交差させたりして、乳房をガー
ドしてしまう。しかし、そうでなければ面白くない。お尻や太腿を触られるのに慣れてしまった
からと言って、次もすぐに許してしまうような女では駄目だ。最後まで人妻としての、罪悪感や
羞恥心を持っていてくれ。ここまで来るのに、由美子の時よりも時間が掛かった。由美子は酒に
酔うと開放的になると偶然知って、その後は比較的早く事を進める事が出来たが、真美の場合、
この部屋で遊んでやるには、まだまだ時間を掛けた方が良さそうだ。典子の時の失敗を踏まえて、
もっと慎重に事を進めよう。〕
妻との日記はここで終っていましたが、典子さんという奥さんとの日記を見ても、何日分かまと
めて書いてあるところも有ったので、この時点よりも妻への行為は先に進んでいると思いました。
妻の事が心配になって、まだ夜明け前だというのに携帯に電話しましたが、眠っているのか何度
掛けても出ません。
妻に聞いていた温泉地までは車で3時間ほどなので、すぐに車を走らせたのですが、案内所にな
っている土産物屋で聞くと、この温泉街には妻から聞いていた名前の旅館など、周辺を含めて、
何処にも無いとのことでした。
旅館の名前を聞き間違えたかと、地図をもらって全ての旅館を回ったのですが、片山の車はどこ
にもありません。
また携帯に電話しましたが、呼んではいても妻は出ずに、その後も妻が出る事は有りませんでした。


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[2387] 夏の生贄 投稿者:TELL ME 投稿日:2005/11/09(Wed) 23:40

第二十七章 「三日月の夜」

秋山が戻ってきたのは、昭文が衝撃的な妻の痴態を目にしてから、およそ一時間後のことだった。昭文はそのときもまだぼんやりして、硝子ごしに自宅の庭を眺めていた。
なんと言葉をかけていいか分からぬ様子で、所在なさげに立っている秋山をちらりと見て、
昭文はぽつりと語りだした。
「うちの庭、何もないでしょう。引っ越してきたばかりだから当たり前だが・・・・」
「・・・・・」
「春だというのに寒々しいったらありゃしない。家を建てる前にうちのと宅地を見に来たときには、ここに欅を植えよう。あそこには楡を植えようなんて、色々話したもんだが・・・。ぼくも妻も植物が好きでね・・・・」
そう言って、昭文は淋しげにニッと笑った。秋山はたまらない気持ちになる。
「ご主人・・・・・」
「教えてください。妻はいったいどうしたのですか? 妻に何があったのですか? ぼくの知っている妻はあんな女じゃないんだ。あんな・・・・」
そこで昭文は言葉を詰まらせた。秋山は近寄ってその肩に手を置いた。
「ぼくにも分かりません。まだ、分かりません。でも何か理由があるはずです。必ず」
震えている昭文の肩に手を置いたまま、秋山は一気にそう言って、それから優しい目で昭文を見つめた。
「希望を捨てないでください。ぼくにやれることは何でもします。二人で頑張りましょう」
秋山の言葉に、昭文は何度もうなずいた。うなずくしか出来なかった。そうしながら昭文は、哀しみのあまり涙を流したのはいつ以来のことだろうと考えていた。

F市市内にある高級マンションの一室―――。
高島礼二は窓ごしにマンションから見える、都会の夜景を眺めていた。
「何をぼんやりしてるの?」
妖艶な赤のイブニングドレスを着た夏海が寄ってきて、声をかける。礼二がそれに答えずに黙ってキャメルをくわえると、夏海はライターを出して火をつける。
「お前、そろそろ出勤の時刻じゃないか」
紫煙を吐きながら礼二が言うと、夏海はうなずいたが、そのまま悪戯っぽい笑みになる。
「昨日はまた大芝さんが来たわ。あのひと、顔は爽やかなのにベッドの上では凄くしつこいのよ」
「そうか」
「あなた、妬かないの」
「別に」
礼二は煙草をくわえつつ、またマンション下の夜景に目を移す。
「ひどい人」
夏海はすねたように口を尖らせたが、また妖しい微笑を浮かべて、背中から礼二にしがみついた。
「でもいいの。どんなひどいことをされても、わたしはあなたが好き。あなたがいないと生きていけないの」
「もう行けよ。本当に遅れる」
「いや。まだこうしていたい」
「言うことを聞かないならまたお仕置きだぞ」
「お仕置きされたっていいもの」
あどけない口調に凄いほどの色気を滲ませて、夏海は言った。礼二は黙って煙草をもみ消し、夏海の背後に立つ。
「窓ガラスに手をついて、尻を突き出せ」
夏海が言うとおりにすると、礼二はドレスの裾をまくり、下着をずり下げた。染みひとつない夏海の尻が露わになる。その尻を礼二は平手で打った。打つたびに桃肉が揺れ、夏海は「あん」と甘ったるい声を出す。尻が赤く染まる頃には、夏海の肢体も火照っていた。
「ねえ、ねえ」
夏海が媚びた目つきで、気だるげに次をねだる。礼二も少し興奮してきていたが、あえて仏頂面を作って、
「ダメだ。続きは帰ってきてからだ。早く店へ行け」
「・・・きっとよ。帰ったらしてね。昨日もしてくれなかったんだから」
夏海は稚い口調で礼二を咎めると、名残惜しそうに幾度も振り返りながら部屋を出て行った。
礼二はまた窓の外を見た。
月が浮かんでいる。不吉なほど綺麗な三日月が。



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[2386] 背信11 投稿者:流石川 投稿日:2005/11/09(Wed) 22:43

 由紀が北海道から戻ってから、つまり川村の女になって以来二ヵ月が過ぎた。

(ああ……わたし……またおっぱいが大きくなったみたい)
 彼のマンションから、またしても朝帰りをしたある日。夫・亮輔が出かけた後の自宅で一人湯舟に浸かりながら、由紀は全身をゆっくりと愛でた。両の手でそっと乳房を包み込むだけで、痺れるような快感が駆け抜ける。
(それにしても……)
 驚嘆すべきは川村の精力である。亮輔も決して弱いほうではなかった。いや、それまでに由紀が付き合ってきた何人かの男たちの淡白さに比べれば、性欲も持続力も人一倍といってよかった。だが、川村の絶倫ぶりはその比ではない。由紀の知っている川村のペニスは絶えず天を突くほどに怒張していた。

 いったん果てた後でも、由紀の胎内でたちまち回復し、いわゆる抜かずの状態で立て続けに責められるのである。川村がようやく満足すると、灼熱の逸物に白い指を絡ませて気を失うように眠る。朝はといえば、すでにはち切れんばかりに充実している陰茎を唇に含まされ、念入りに奉仕することが目覚めの儀式となっていた。
 由紀もまた、そうした慣習を当然のこととして受け入れ、甘えるような仕草で川村が望む行為に艶かしく励むのだった。

(……今日も……ああ……凄かった……)
 つい先ほどまでの激しかった凌辱に、下半身はおろか全身が嵐に嬲られた後のように熱い余韻を宿している。
この二ヶ月で由紀の体重は四キロも落ちていた。だが、下腹部や二の腕の余分な脂肪が取れた一方で、乳房や腰まわりは蠱惑的に肉づき、元来の爽やかな色気に加えて妖艶なフェロモンが漂うようである。
 以前から由紀を知っていた男たちですら、その変貌ぶりに息を呑み、他愛ない会話をしながら妄想の中で由紀を犯すようになった。川村の丹精によって、由紀は女として最も美しい時期を迎えていたのである。

 自身に潜んでいたメスの官能を次々と開拓される悦び。圧倒的なオスの性に支配される被虐の心地よさ。類まれな精力が自分だけを求めてくれる優越の想い。肉体も心も川村の虜となり果てた由紀は、いつの間にか荒廃した家庭の気配にすら気づかなかった。
 ほとんど空っぽの冷蔵庫。脱ぎ捨てられたまま放置された衣類。すっかり枯れてしまった植木。それらは確実に蝕まれ、壊れつつある亮輔の精神を象徴していたというのに。


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[2385] 見えない支配者 その7 投稿者:愚者 投稿日:2005/11/09(Wed) 14:10

憲子は寝室で一人考え込んでいるようでした。
私が寝室に入ってきたと気付いてもこちらを振り返ろうともせず沈黙したままです。
きっと憲子はまた私に詰問されると思っているのでしょう。事態が急変したということにも気付かないまま。
私は憲子に私自身の事を話せませんでした。
こんな所にも私の姑息さが浮き彫りになっているような気がして 更に自己嫌悪に陥っていました。
それでもとにかく憲子に私の事を気付かれないようにしながら話を進めざるを得ません。「・・・なあ」
「・・・」
「憲子が言いたくないのはよくわかる。ただこれだけは約束してくれないか?」
「・・・」
「いつかきちんと全てを話してくれる、と・・・」
「・・・あなた」
「それまではもう聞かない事にする。憲子が困っているのだから、今はとにかく相手の要求を聞いてみようと思
うんだが・・・」
「・・・あなた・・・」
憲子はそれまで気丈にも唇をキュッと噛み締めて耐えていたのでしょうか、「ううっ・・・」と嗚咽を漏らしな
がら「あなた、ごめんなさい・・・ごめんなさい」と何度も背中を揺すりながら私に謝ってきました。
私は私自身の事は伏せた上での事ですから、憲子の姿を見て、胸が締め付けられる思いがしましたが、今はとに
かく時間が切迫している以上、事を進めばなれませんでした。
「実は・・・すぐに返事を出さないと・・・とんでもない事になる、と言ってきているんだ・・・」
「え・・・」
憲子はようやく振り返り私にすがりつくような目をしながら驚いていました。
「返事をすぐに出さないと憲子の事を暴露する、と。それで・・・服従を誓え・・・と言ってきているんだけ
ど・・・どう返事すればいい?」
「・・・と、とにかく・・・今は相手の言う通りにして下さい・・・」
「わかった・・・じゃあ、とりあえず返事をする・・・その返事を見てから・・・だな」
「あなた・・・ごめんなさい」
憲子の懇願するような瞳の奥に、私に申し訳ないと謝罪する気持ちが痛く心に響きました。
それと同時に憲子自身の秘密も、きっと私と同じようなレベルなんだと私は悟りましたが、今はお互いの秘密の
比重よりも、支配者Kにとにかく暴露させてはならないとの一心でリビングに戻ってメールの返信をしました。

<誓います。
私と妻はあなたに服従いたします>

短い文ではありましたが、何と屈辱的な文なのかと自分でも思いながらも、それでも今は支配者Kの気分を害し
てはいけないとばかりに、支配者Kが指摘するままの文章でメールを送信しました。
すると支配者Kは待っていたとばかりに、わずか数分でメールの返信をしてきたのです。

《ようやくお前も事態が把握できたようだな。
よろしい。これからたっぷり楽しもうじゃないか。
ではまず、お前とお前の奥さんの誓いが本物かどうか、早速試させてもらおう。
ただの言葉上で誓うなどいう事は簡単だからな。
本心から誓い、それを実行できるかどうかは別物だ。
お前達の誓いの証明を行動で示してしてもらおう。
まず、これから私の携帯のメールアドレスを提示する。
お前はすぐにこのアドレスに携帯からメールしろ。
文面は【以後宜しくお願いいたします】として。
その後は、携帯のメールを通じて連絡することにしよう。
さあ、すぐに携帯にメールしたまえ。》

私はどうしようかと迷いはしましたが、ここはとりあえず支配者Kのいう通りにしておいた方が懸命だと思い、
すぐにメールを打つことにしました。
すると、即座に携帯の方へメールが届いてきたのです。

《ようやく私の意を汲む態度になったな。よろしい。
それでは、早速だが今日の午後10時にお前と憲子の2人で車で出かけろ。
向う場所はお前達の自宅に近い国道から北上し、15km程行った左手にあるコンビニだ。
そこで待機しながらメールしてこい》

(くそ!何だっていうんだ! そんな時間に何しに出かけなくちゃいけないんだ!)
私は内心この支配者Kと名乗る人物の命令的な文調に腸が煮えくり返る思いをしましたが、しかし言う通りにし
ないとまた脅かしてくるに違いありません。
私は納得もできませんでしたが、指示通り憲子と出かける事を決心しました。
憲子もただうなずくのみです。
そんな素振りを見る限りでも、憲子にとっても余程公開されたくない秘密があるのでしょう。
しかし、私にも公表されたくない秘密がある以上、どうにもなりません。
完全に相手のペースのままに行動するしかないのです。


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[2384] 見えない支配者 その6 投稿者:愚者 投稿日:2005/11/09(Wed) 14:05

(なんてことだ・・・このメールの主は何を私達夫婦にさせようというのだろうか。服従だなんて・・・。)
金銭の要求でもしてくるのだろうか、或いは他に何か要求してくるのだろうか、そんな不安が過去の私の恐怖と
重ねて襲ってきました。
(もうあんな恐ろしい思いはしたくない・・・)
そうは思うのですが、きっとメールの主はこの分だと私の仕事場も妻の仕事場も生活全て知っているでしょう
し、自宅だって実家だって、情報を掴んでいるに違いありません。
この家から逃げ出すといったって、ようやくたどり着いたマイホームを今更手放すなんて事はできるはずもあり
ません。
(とにかくメールをしなければ・・・)
そう思った私は必死になってパソコンに向き合い、キーボードに打ち込みました。

<私達に一体どうしろというのでしょうか?
何か目的があっての事なのでしょうか?
先ほどは感情的になって失礼な言い回しをしてしまいました事は本当にお詫びいたします。
どうかその点については平に御容赦下さいますようお願いいたします。>

私はそれでもいきなり平身低頭の構えを見せては、相手がどんどん付け入ってくると思って、謝罪は含めるもの
の、相手の目的を聞き出そうと必死になっていました。
すると支配者Kからはすぐに返事が届きました。

《貴様はまだわかっていないようだな?
私に対して服従を誓えといっているのだ。
最終タイムリミットをあと30分伸ばしてやるからよく奥さんと話し合って決めろ。
最早余計なメールを送るならば話し合いによる解決は即刻中止する。
いいか、これが最終通告だ》

居丈高なこの支配者Kの態度に、私は本当に恐怖を感じました。
(もうメールで言われた通り服従する以外にないのか?)
私はガクガクと揺れる指先でキーボードを震わせながら、どう決断を下すべきか迷いました。
そして、今はとにかく相手の出方を見るしかないと判断し、とにかく服従する姿勢を出しておくことに決めまし
た。
しかし・・・しかし、妻には何と言えばいいのでしょうか。
あれほど憲子に過去を追求した私が今更何と言えばいいのでしょう。
私は私自身の過去の件を憲子に一切話す事なく、闇から闇に葬り去ってしまったのです。
その件を今更憲子に話せるはずもありません。
私はこの時、この支配者Kなる者がかなり頭の切れる人物である事を知りました。
もしも支配者Kが先に私の秘密を知っている、というメールを届けてきたら果たしてどうなったでしょうか。
きっと私は恐怖に慄き、メールの事を一切憲子には伏せて、支配者Kとだけのやりとりで済ませてしまったので
はないでしょうか。
ところが支配者Kは最初に私宛のメールに「憲子の秘密を知っている」と言ってきたのです。
そのことにより私は憲子に怒り、責め、事実を知りたがりました。
そして支配者Kに対しても結局は私自身の事ではないという浅はかな考えから、居丈高に支配者Kを責め、脅迫
など屈せずという態度を取ったのです。
とこらが、そのタイミングを支配者Kはきっと待っていたのだと思います。
そして私が支配者Kの思い通りに脅迫に屈しない頑固な態度を取った私のタイミングを見計らって、私自身の秘
密も握っていると言ってきたのです。
そうすることによって、私自身が恐れおののき、結局は支配者Kに屈しなければならなくなったのです。
つまり支配者Kは私だけをターゲットにしたのではなく、妻の憲子をも巻き込んで何かを企んだゆえに、私一人
で解決させない方法としてあのようなメールの送り方をしてきたのだと思えました。
勿論、支配者Kが何を目論んでいるのかは皆目検討もつきませんし、何のために私ばかりではなく憲子をも巻き
込もうとしたのかわかりませんが、この結果私達夫婦2人に対して完全な拘束力を持つことができたわけです。
私は不安感と焦燥感にかられたまま、そして憲子に自分自身のことをどう説明するかも見当もつかないまま、
とにかく返事を出さなければいけないと思い、寝室にいる憲子の元へ向かいました。


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[2383] 見えない支配者 その5 投稿者:愚者 投稿日:2005/11/09(Wed) 14:05

支配者Kと名乗るメールの主から私のメッセージに対する返信があったのは、それから1時間後の事でした。

《お前はどうやら相当のマヌケなんだな。
非常手段に訴えるだと? フフフ 上等だよ。
やれるものならやってみたまえ。
その代わりにお前に面白い情報を一つ提供してやろう。
その情報を聞いて訴えるかどうか判断してみたまえ。
もしお前が悪かったと思うなら、これを読んだらすぐに返信しろ。
お前の言葉から「失礼な事を申し上げてすみませんでした」と言え。
ではその情報のヒントをやろう。

スナック『ゆう』のミカの事。

これでお前は全てを理解できるだろう。
奥さんの事で頭がいっぱいだったようだが、愚かな男だ。
お前のような男はだから扱い易い。
まだまだお前の事を知っているぞ。そう、お前の全てを。
それでは1時間の猶予を与えるので即返事をしろ。
もし無視をするならばこれに加えてお前と奥さんのすべてを暴露してさしあげよう。
それともまずお前の件を奥さんに教えてあげようか?》

(!!!)
私はそのメールを見たとき、あまりの恐ろしさに背筋が凍ってしまい、しばらくはメールをじっと見つめたまま
でした。
そう、支配者Kと名乗る男は妻の憲子の1年前の秘密どころか、私の秘密まで全て知っていたのです。
スナック『ゆう』のミカという女は、実は誰にも話さずに闇に葬り去った私の思い出したくない過去の秘密だっ
たのです。
7年前に以前勤めていた会社の指令で東北に出張に行った際、『ゆう』というスナックで毎晩飲み、酩酊してし
まった私は半ば強引にミカという女の家に誘われ、そのまま眠ってしまった事があるのです。
すると翌朝にはミカの男と名乗る者が突如乱入してきて、ミカを殴る蹴るした挙句に寝ている際に名刺を抜き取
られたらしく、会社に何度も男から電話がかかり「ミカが妊娠した 慰謝料を払え」と威されていたのです。
典型的な美人局なのですが、困り果てた私に挙句、何度も慰謝料として10数万円の要求をされ、仕方なく受諾
してしまったのです。
しかし数ヶ月に一度金銭を要求してくる男に怯え、結局その時の会社を辞め、マンションも引っ越した事があっ
たのです。
その時は妻の憲子に一切秘密にして事を進めていたので、憲子に悪いと思いながらも一切詳しい事は話す事無く
事を終わらせてしまったのです。
その時の心労はひどいもので、憲子に一切話せないで脅迫をされる苦しみは、表現しようのない程でした。
しかしまたそれに似た恐怖が現実のものとなってきたのです。
それも私のみならず妻の秘密までも握っている・・・と。
この時の私は既に妻の秘密など、ほとんど意識することなく自分の事で頭がいっぱいになっていました。
他にも何か私の秘密を知っているのだろうか・・・。
私自身、大した人間ではありません。
ですからごくごく一般的な人達と同様に、時には姑息になったり、卑劣になったりもします。
そんな時、後で後悔ばかりしては自分を戒めたりもします。
どこにでもいるごく普通の男なのです。
しかし、どこにでもいるごく普通の人々でも、やはり誰にも言えない秘密の一つや二つはきっとあることでしょ
う。
大抵はそんな過去の傷などもそっと自分の胸の内にしまってしまうのでしょう。
ですが、私はそんな誰にでもあるような秘密の一部を他人に知られてしまったのです。
私はしばらく頭を抱え込んで呆然としていました。
(或いはあのミカの男と名乗る男なのか?)
その線も考えてはみましたが、あの男なら間違いなく直接的にお構いなく金の要求をしてくるはずです。
今回の人物はその男とは質の違うものだと思えました。
途方に暮れる私の元に、支配者Kから追い討ちをかけるように催促のメールが届いてきたのです。

《あと30分で全てを終わらせてしまおう。
こちらも気が長い方ではないのでね。
少しは冷静になれただろうが、貴様は私に対して暴言を吐いた。
その償いはしてもらおう。
誓いたまえ
貴様と貴様の奥さんは私に服従いたします、と。
一言一句文言を変えずにな。
話はそれからだ。
では、賢明なる返事を期待している》


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[2382] 見えない支配者 その4 投稿者:愚者 投稿日:2005/11/08(Tue) 20:37

私はメールを送信し終わるとすぐに憲子に事実確認を問いただそうとしました。
「返信はしておいたよ。 だからきちんと話してくれないか? 1年前に何があったっていうんだ?」
「・・・」
「言われた通り返事出したんだから。ちゃんと話してくれよ。何もかも。」
「その・・・」
憲子は口ごもるばかりで話は進展しません。
「まさか本当に何か隠し事、してたんじゃないだろうな?」
「・・・隠し事するとか・・・しないとか・・・そうじゃなくて・・・」
どうも話を濁らせて曖昧な返事しかしてきません。
私はカラカラになった喉を潤そうとキッチンへ出向いて水をコップ一杯に汲んで飲み干しました。
(まさか、本当に何か隠し事があるんだろうか?)
そんな焦燥感が私を包み込みます。
(浮気?)
一瞬過ったその二文字に嫉妬が湧き上がり、そしてもしそんな事をしていたのなら絶対に許せないという怒りが
同時に心に宿ってくるのが分かりました。
私は寝室に戻ると、もうすっかり外出する用意がされていた私用の背広と妻が着ていく予定だった2つのハンガ
ーを見つめました。
(何もなければ、もうきっと出かけている頃だった・・・)
そんな風にハンガーを見つめながら、ハプニングというものは、いつも突然襲ってくるものだと思え、何か虚し
さすら込み上げてきます。
「なあ、話してくれないか? こっちに聞く権利はあるし、憲子は話さなければならない義務があると思う」
私は必死になって事実を知りたいと憲子を説得しました。
しかし憲子は頑なに事実を話す事を拒み続けます。
「とにかく私にも事態がよく飲み込めていないの・・・だからお願い。とにかく返事が届くのを待ってからにし
て」
「だって1年前のことって憲子は何の事だか、よく分かってるんだろう? 自分の事なんだから。 事態が飲み
込めないのはこっちだよ。きちんと話して欲しい」
「とにかく返事を待って。 必ずきちんと話すから・・・ごめんなさい 今はそれしか言えない・・・」
堂々巡りのこの会話に嫌気がさした私は、パソコンを持ってリビングのソファに移動して一人でドッカリと座り
込んでしまいました。
(一体何があったんだ? あの憲子の慌てぶりようから見ても尋常ではない。1年前に何かがあって、それを憲
子は私に言えない秘密にしている。)
私は宙にある空気でも見つめるような目で、事態を理解しようと頭の中で整理していました。
メールの主、支配者Kと名乗る人間は1年前に憲子が何かを起こした事を知っていて、しかもそれを”暴露す
る”とまで言ってるわけです。
つまり、憲子が何か起こした事はそれは世間に対してか、夫の私に対してなのかはわかりませんが、ばらされる
と憲子にとってはとても不利になるような出来事であったということになります。
しかもそれは夫の私にもちゃんと話せないような出来事であるということ。
(やっぱり浮気しか考えられない・・・まさか、とは思うが・・・)
不安な気持ちをよそに、定刻で受信をする私のパソコンにメールが再度届いていることに気付きました。
それは私が返信を出してわずか30分余りのことでした。
メールは案の定、支配者Kからのものでした。

《奥さんはやっぱり理解してくれただろう。言った通りだろう。
返事を出さずにはいられない奥さんの苦渋の決断、よくわかるよ。
ただ夫のお前は何も知らないから納得できず、きっと奥さんに問いただしたんだろうな?
だがな、それは止めておけ。
奥さんにこれ以上何も聞くな。私にも何も聞くな。いいか、これは命令だ。
私の命令に従わなければ結局はお前が困る事になるぞ。
私の名前を知りたいだと? 私は支配者Kだと名乗っただろう。
それと私の目的は、お前達夫婦とゲームを楽しみたいんだ。それだけだ。
とりあえず奥さんは私にはもはや逆らえないという自覚があるのは確かなようだな。
いいか、繰り返すがこれ以上奥さんには何も聞くな。》

(くそ。何だっていうんだ。聞かなければならないに決まってるだろう。
何を馬鹿なことを言うんだ。それに第一、この命令口調は一体何だというんだ、偉そうに。)
私は感情的になってすぐに返信メールを返しました。

<事情がよく飲み込めない状態で、貴方が何を私達に要求したいのか、何をさせたいのか理解に苦しんでいます。
私は妻の夫なので、妻に何か非常事態が起きている以上、私は妻を守らねばならず、またその為には全てを知る
必要があります。
妻から全てを聞き出してこそ、対処できるわけですし、何だかこれ以上妻を困らせるようなメールはやめて頂き
たいものです。
また妻が何らかの事を起こして、あなたが卑劣にもその事で妻や私達を困らせようとするならば、非常手段にも
訴える覚悟です。
これ以上、関わらないで頂きたいと存じます>

私はメールの主に対する腹立たしさと憲子の頑なな態度に、何かあるのだろうとは察してはいますが、今は何よ
りもこの支配者Kという陰湿なメールと徹底的に戦わなければならないと思い、厳しい内容のメールを送りつけ
たのです。
”非常手段に訴える”とまで言えば相手もからかい程度のものなら大人しく引き下がるでしょう。
そう思って打ったメールに対する返信は、更に私を、そして憲子を脱出不能の深い迷路へと迷いこませていった
のです。


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[2381] 隣の芝生 13 投稿者:石井 投稿日:2005/11/08(Tue) 20:21

分厚いノートの表紙には、それぞれ由美子、美代、典子、真美と名前が書かれています。
これは私の家に住んでいた、歴代の奥さん達の名前だと想像が付き、何が書かれているのか怖く
て、妻の名前が書かれたノートを開く事が出来ません。
典子と書かれている、会った事のない奥さんのを開くと、それは正にその奥さんとの関係を、片
山が綴った日記だったのです。
〔ようやく4組目にして、新しいお隣さんが決まる。典子33歳、飛び切りの美人と言うほどで
はないが、どこか愛くるしい顔をしている。胸も大きそうだが前回の美代の様に、パットを入れ
ているかも知れないので、それは裸にしてからのお楽しみ。旦那は見るからに気が弱そうなので
安心だ。ただ子供がまだ小学生なので、夜は無理かも知れない。取りあえず最初は昼間だけのシ
フトを組もう。あの愛くるしい顔が快感で歪んでいくのを早く見たいが、ずっと隣に住むのだか
ら焦る必要は無い〕
やはり片山は、自分の好みに合った奥さんのいる家族を選んで、隣に住まわせていたのです。
何ページか飛ばして見ると、そこには驚愕の内容が書かれていました。
〔いつもの様にマッサージをさせながら、パンティーの上からではあったが、初めて典子のクリ
トリスを触る。死んだ家内や、由美子や美代よりも可也大きく感度も良さそうだ。やはり一度何
人かの先頭に立って仕事をすると、その快感から逃れられないのだろう。またレジに戻すと言っ
ただけで、触っていても何も言わない。感じているくせに、感じては旦那に申し訳ないという気
持ちから、必死に耐えている顔が何とも言えず魅力的だ。次回は直に触ってやろうと思っていた
が、必死に感じていない振りをして、声も出せずに唇を噛んで耐えながら、そのくせパンティー
を濡らしているのが愉快なので、我慢出来ずに声を漏らしてしまうまでは、しばらくこのやり方
で虐めてやろう〕
由美子さんの部屋を覗くとまだ熟睡していたので、声は掛けずに日記を家に持ち帰りました。
典子さんという奥さんの日記の続きを読むと、片山の手に落ちていく様子が克明に記されていて、
その中には卑猥な表現も可也あり、片山がこの部屋でこれを書きながら、一人興奮していた様子
が見て取れます。
結末が気になった私は、最後のページを開きました。
〔典子は今日も出社してこなかった。私ともあろう者が焦ってしまい、大失敗をしてしまったよ
うだ。あれだけ時間を掛けて、ローターで悪戯出来るまでになったのに残念だ。結局この部屋に
連れ込むのは、典子にはまだ早すぎた。それにしても、典子ほど白いナース服が似合う女はいな
かった。ナース服でベッドに縛り付けられた姿を見ているだけでも、私のオチンチンが回復した
のかと錯覚を起こすほど、下半身に快感が走った。それで焦ってしまったのが、失敗したそもそ
もの原因だ。もうバイブを使っても良い頃合いだと思ったが、あの様な格好で縛られた上に、バ
イブを使われた事が余程ショックだったのだろうか?それとも、あの様な物でイキ続けた自分が
怖くなったのか?どちらにしても、それだけ典子は、まだ初心だったという事だろう。バイブを
見て異常に怖がった時にやめておけば良かった。同じ使うにしても、最初からあの様な太くグロ
テスクな物を使わずに、もう少し可愛い物にしておけば、ショックも少なかったのかも知れない。
とにかく焦らずに、もっと時間を掛ければ良かった。もう旦那に話してしまったかも知れないが、
あの旦那では何も言っては来ないだろう。もしも何か言って来たとしても、セックスはしていな
いのだから、200万も掴ませれば何も言わずに引っ越すに違いない〕
何度も、焦った事による失敗を悔やむ様子が記されてあったのですが、次を読むと、もう片山は
立ち直っています。
〔きょう突然引っ越してしまった。やはりあの旦那は何も言って来ないで、ただ逃げて行った。
どこの不動産屋に声を掛けるのか分からないが、蛇の道は蛇で、またあいつに調べさせて買い戻
させよう。せっかくあそこまで調教して残念ではあるが、考え様によっては、次はどの様な奥さ
んが来るかという楽しみも出来た。次回は失敗のないように、焦りは禁物だ〕
日記の重ねてあった順番からして、次の奥さんと言うのが妻だと思い、私は恐る恐る妻との日記
を開きました。
〔私は何と幸運なのだろう。売りに出して翌日に、こんな奥さんが来るとは。真美36歳。顔も
死んだ家内にどこか似た、私好みの可愛い顔をしているが、肉付きも私好みでややぽっちゃりし
ている。この顔と体なら何を着せても似合いそうだが、この体形の女はタイトのミニを穿かせれ
ば、太腿のムチムチとした感じが強調されて堪らないだろう。ただ旦那は、真面目そうだが、ず
っと私の目を見て話していた。室内を案内している時も、私がどの様な男か監察するかのように、
私から目を逸らす事は無かった。この様な旦那は、ばれれば厄介な事になる危険性が有るかも知
れない。普通ならパスするのだが、真美のように、これほど私の好みに合った女は、そうそうい
ない。旦那に注意しながら、焦らず慎重に進めよう〕
やはり最初から妻は狙われていたのです。
怒りに体全体が震えました。


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[2380] 夏の生贄 投稿者:TELL ME 投稿日:2005/11/08(Tue) 18:44

第二十六章 「灰燼」

昭文の苦悩する想いをよそに、パソコンの画面には風俗嬢・ナツミのプロモーション用の動画が再生され始めた。
画面に夏海が映った。普通の浴衣姿をして、化粧もあまりしていない。場所はどこかのホテルの一室らしかった。ゆったりした肘掛け椅子にちょこんと座って、ぼんやりとしている。その様子は旅先でくつろいでいる、ごく普通の若妻という感じだった。
「夏海」
ビデオカメラをかまえているらしい男が声をかけた。その声に昭文は聞き覚えがあった。
―――礼二だった。
名を呼ばれた夏海は、ぱっと瞳を輝かせてカメラのほうを見た。その様子は主人に呼びかけられて喜ぶ犬に似ていた。
昭文の胸は激しく疼いた。カメラ越しに見つめてくる妻の視線。だが、妻が愛しげな表情で見つめているのは自分ではなかった。
弟だった。
地獄の炎のような嫉妬と痛みを昭文は感じた。

画面が変わり、夏海の胸から上をアップで映した画像になる。場所も移動したようで、夏海はベッドの上に座っているようだ。異様だったのはその表情で、瞳はしっとりと潤み、頬が紅潮していた。上体が小刻みに震えている。時折、はぁはぁと切なげな吐息を洩らしていた。
(何か・・・された後なのか?)
昭文は思う。いまさらながら、妻が他の男に欲しいままにされるという現実に慄然となる。
「さあ、お客様に自己紹介をするんだ。さっき教えたとおりにやるんだぞ」
カメラを持った礼二が言うと、夏海はこっくりとうなずき、
「今度から新しく・・・お店に入ることになった・・・ナツミと申します」
なぜかそれだけの言葉を吐くのもしんどそうに、夏海が切れ切れに話しているうちに、その背後に頭にすっぽりと黒マスクをした男が横から現れた。男は無造作に右手を夏海の浴衣の襟元に這わすと、その中に隠されている胸の膨らみをぎゅっと握った。
夏海は「あん」と甘えたような声を出すと、悪戯っぽく恨む目つきで背後の男をちらりと見た。夏海の口元には照れ笑いのようなものが浮かんでいる。
そんな夏海の表情を昭文は見たことがなかった。彼の知る夏海は堅い女だった。夫婦の寝室での営みのときでさえ、ふざけてじゃれあうなどといったことはなく、いつもどこか緊張した表情で昭文の愛撫に応えていた。

「さあ、自己紹介を続けて」
礼二が笑いを含んだ声で先を促す。
「ああん・・・・ナツミは・・・お客様方によろこんでいただけるよう・・・せいいっぱいがんばりますぅ」
語尾を甘ったるく伸ばしてそう言い、夏海はくすぐったそうに身体を揺すった。背後にいる黒マスクの男はそれでもいっこうやめる気配を見せず、それどころか両手で夏海の浴衣の襟元を完全にくつろげた。
色白の珠のような乳房が、ビデオカメラの前に晒される。
男はその乳房を両手で下からすくいあげ、カメラに見せつけるようにした。カメラも乳房にズームアップしていく。
夫の昭文でさえ、これほどはっきり見たことはない、優しい線を描く綺麗な乳房。その乳房が不特定多数の人間に鑑賞されるために、顔も分からない男の手で上向きに持ち上げられている。乳房の中心で記憶にあるよりも、少し黒ずみ、大きくなったように見える乳首がはっきりと屹立しているのが、昭文の目に入った。
「まだ先があるだろう? 夏海」
礼二がまた声をかける。昭文は突き刺さるような礼二への憎しみを感じた。
夏海は切なそうに眉をたわめながら、また言葉を続けようとする。そこで礼二が、
「笑顔はどうした?」
と、ややきつい調子で言った。夏海は慌てたように、少し不自然な笑顔をつくってカメラを見返した。そんな妻の姿が昭文の目にはひどく哀しく、そして苛立たしく映った。
「ナツミは、セックスが大好きです、ひんっ、これからお客様に、ああ、いろいろなことをしてもらえるとおもうと、う、うれしくて濡れてしまいます、あはぁっ」
セリフの途中で、夏海はたびたび喘ぎ声をあげた。画面では黒マスクの男がもう遠慮も何もあったものではない手つきで、夏海のはだけた浴衣に手を突っ込み、乳房をわし掴んではいやらしい手つきでこねまわすように揉みたて、中心の突起を摘まんで指の腹で擦りたてている。
「ああ、ナツミにいやらしいことを、はああ、いっぱいしてください、はふう、い、いっぱい気持ちよくしてください、あ、いいっ、はあ〜!」
もう自分の喋っている言葉がカメラの向こうにいる客へ向かってのものなのか、それとも背後で乳房を嬲っている男へ向かってのものなのか、それすら分からぬ様子で、夏海は悦びに肢体を震わせながら、ろれつの回らぬ言葉で哀願している。
「もう限界みたいなので、これでナツミの自己紹介は終了させていただきます。つづきはクラブ“POPPER”でどうぞ」
愉悦に乱れる夏海をおいて、礼二がふざけたナレーションとともに、カメラをゆっくりとひいていく。次第に夏海の全身が画面に映っていく。
「あっ・・・・・」
昭文は思わず言葉を洩らした。
画面の中の夏海はベッドの上に、いや、ベッドの上に横たわったもう一人の男の顔にまたがっていたのだ。はだけられた浴衣をまとった下半身に、薄いレースのパンティだけを身に着けて。白く輝く夏海の健康な太腿に挟まれた男は、痴毛がうっすらと透けて見えるパンティの舟底を口で受けていた。
やがて―――
画面は暗闇に溶けていく。時折響く夏海の嬌声と、ぼろぼろになった昭文の心を置き去りにして―――。



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[2379] 見えない支配者 その3 投稿者:愚者 投稿日:2005/11/08(Tue) 17:29

「いや、最近のは手が込んでるからな。うっかり『事実だったらどうしよう?』なんて内心ドキドキしてたんだ
よ」
「やだ、もう。あなたみたいな人、きっといつか振り込み詐欺とかにあっちゃうわよ。気をつけてね」
「そうだよな。ああゆうのってやたら本人に切迫感を与えて動揺させる手口だものな。あのメールだって、何だ
か憲子に後ろ暗い過去があるような言い回しをして脅迫してきたんだよ。」
「そうゆう手口って多いよね」
「何でも”1年前の件をばらされてもいいのか”って。それを憲子に聞いて確かめてみろ、なんていうんだよ。
だからこれは何かあるのかなって思ってさ」
「!・・・」
この瞬間、憲子のフォークは止まり、顔面を硬直させたのです。
まだ私はこの時はそんな憲子の素振りに気づかず、言葉を続けてしまいました。
「その上、その事を憲子に聞いてみろって書いてあるんだ。”そうすれば全てがわかる”なんて。バカみたいだ
ろ、なあ 憲子」
「・・・」
「憲子?」
もうこの時は完全に憲子は顔面蒼白となっていて、硬直したまま返事もできないような状態になってしまってい
ました。
「ん? どうしたんだ? おい、憲子!」
「え・・・あ、ああ・・・」
「急に固まっちゃったみたいになって・・・一体どうしたんだ?」
訳がわからない私に対して憲子は「ちょっと・・・」と言って席を外してダイニングキッチンを出て行ってしま
ったのです。
私はそれでも憲子の異変にその時は気付かず、そのまま朝食を平らげて、外出する仕度をしようと寝室に着替え
に行きました。
すると憲子がベッドの奥の三面鏡の前でじっと俯いて篭っていたのです。
「憲子、どうした? もうそろそろ出かけるから着替えなくちゃ・・・」
私がそう促しても憲子はピクリともしません。
「俺、何か変な事言ったか? おい、返事しろよ・・・!」
その時でした。
(ま、まさか・・・)
安堵となっていた心が一瞬にして揺らぎ出し、思い出した事は先ほどの憲子との会話と、そして「1年前のこ
と」というメールの主の文面でした。
「・・・憲子、まさか・・・」
「・・・」
私は寝室に突っ立ったまま、鏡に向かって俯いている憲子に問いかけましたが、何ら返事が返ってきません。
「おい、1年前って・・・本当に何かあったのか? 憲子! 返事しろよ!」
「・・・その・・・メールって他に何が書いてあったの?」
こちらに背を向けたままでいる憲子の返事が、私の問いに対する回答ではなかった事に私は更に腹を立てました。
「聞いてる事に答えろよ。 1年前って本当に何かあったのか?」
憲子はそれには一切答えず、ただ「そのメール見せて」とだけ繰り返しました。
「一体何なんだよ! ちゃんと答えろよ! 1年前って何があったんだよ!」
「・・・とにかく、ちゃんと話すから・・・メールを見せて・・・」
憲子はそれを繰り返すばかりです。
私は憲子から分かる様にきちんと話して欲しいと思い、ノートパソコンをリビングから持ってくると、憲子にそ
のメールの内容を見せてみました。
憲子はメールの内容を何度も何度も繰り返し読んでいるようで、黙ったままです。
(本当にメールの主が言うように、憲子に1年前、何かあったのか?)
私はその憲子の様子を見ながら、次第に不安と焦りを覚えてくるようになりました。
「・・・一体・・・何があったんだ?」
私はできるだけ冷静さを失わないように言葉を少なく、柔らかい口調で憲子に問いかけました。
しかし憲子からくる返事はありません。
「・・・」
「きちんと話してくれるって言っただろう? 何が起きてるのかきちんと話してくれ。」
私は憲子に再三、理解できるように全てを話して欲しいと言いましたが、それでも憲子は押し黙ったままでしか
ありません。
そしてようやく重い口を開きはじめまたのです。
「・・・あなた、と、とにかくメールに返事をして・・・」
「誰なんだよ、このメールの主は? それに何を返事しろっていうんだ! こんなのイタズラメールだって憲子
も言ってただろう?」
「とにかく・・・お願い・・・メールの返事を出して・・・」
「一体何て返事しろっていうんだ!」
「お願い・・・返事をして・・・それからきちんと話しますから・・・」
「一体誰なんだよ、こいつは!」
「分かりません」
「分からないって・・・誰かも分からない奴に、何の返事をしろっていうんだ!」
「お願い・・・とにかくメールの返事をして・・・それからきちんと話すから・・・」
「本当だな? ちゃんとメールの返事を出したら、一体メールの相手は誰で、1年前に何があったのか話してく
れるんだな?」
「今は何も聞かないで・・・とにかく返事をして・・・お願い・・・」
涙が溜まっていたのでしょうか・・・憲子の瞳は潤みきってしまっていて、私はその憲子の真剣さに何かただな
らぬものを感じて、とにかく返事を書いてメールを送ってみることにしました。
「一体何て書いて送ればいいっていうんだ? なあ、憲子」
「・・・とにかく・・・その、そう、メールを拝見しました・・・って。」
私はとりあえず憲子の言う通りの文面でメールの主に返信してみました。
ただし、憲子の見ていないところで、私の文面も追記した上でですが。

<メールを拝見しました。
決してイタズラメールではないということ、私は理解しています。 憲子
***以下は憲子には内緒で送信しました***
夫の元と申します。
妻にメールを見せたところ、返事をして下さいとの事でしたので、上述のごとく妻からメッセージを送らせて頂
きます。
ただ、私には事態が全く把握できておりません。
妻に聞いても1年前に何があったのか、まだきちんと話して貰っていません。
何か貴方に失礼な事でもしたのでしょうか?
それとも何かあったのでしょうか?
今の現状では何の目的で貴方がメールをしてきたのかさえわかりません。
どうか、貴方は一体どなたで何が目的なのか教えて頂けませんでしょうか?>



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[2378] 見えない支配者 その2 投稿者:愚者 投稿日:2005/11/08(Tue) 16:52

翌日、休日であったので早速パソコンのメールの送受信を行ってみると、既にメールは昨日私が送信した1時間
後には届いておりました。

《これをイタズラメールか何かと勘違いしているようだな?
まだ奥さんにはこの事を知らせてないのか?
それとも奥さんも「何のことだか分からない」としらを切っているのか?
よろしい、それでは奥さんに問いただしてみるといい。
私は奥さんの秘密を全て知っている。
1年前のあの件を全てばらされてもいいのか?と告げたまえ。
取り合えず明日中に返事をすること。
連絡がない場合は奥さんが苦しむことになるから、そのつもりで。
Mr.支配者K》

「1年前の事って何だ?」
或いはメールの主はカマをかけているのでしょうか。
1年前に憲子が何かしでかしたとでも言いたげなこのメールに、無性に腹が立ち、また不安も覚えました。
私はすぐにキッチンで朝食を作っていた憲子にこの事を問いただしました。
憲子はエプロン姿で鼻歌交じりで朝食を作っているところでした。
「あら、あなた。おはよう。もう朝食できるからね」
あどけない笑顔で挨拶をする憲子を見て、私は少し安堵しました。
(憲子に限って何か後ろめたい事などあるはずもない)
そう、私達夫婦はお互いを信じ愛してきたつもりなので、何か不安に思う事の方がおかしいんだ、という信頼感
が私をホッとさせたのです。
しかし、それでもやはりメールがインチキである事を確信して安心したいと思い、きちんと聞いておこうと言葉
を繋げました。
「お腹、ペコペコだよ。 ところでさ」
私がそう切り出すと憲子はニコリと涼んだ笑顔で「なあに?」と聞き返し、以前から憲子が見たがっていた映画
を今日見る約束をしていた件だてと勘違いして返事をしてきました。
「家を出る時間のこと? 何時に出れば間に合うかしら? その後食事もしたいし・・・もう一つ早い回の上映にす
る?」
「あ、いや、その事じゃなくて・・・」
私は妙に歯切れの悪い言い方しかできませんでした。
憲子に何か人に知られては困る後ろ暗い事などあろうはずもなく、身元不明のメールの主の言葉を真に受けて
「何かあったのか?」とも聞きずらかったのです。
「ん? どうしたの? 具合でも悪いの? ちょっと変よ」
「あ、ああ」
とにもかくにも直接憲子に聞いてみる以外はありません。
メールの主は今日中に返事をするようにと催促していますし、万一憲子に本当に何か後ろ暗い事があったなら
ば、メールにあった通り憲子が困る事になってしまいます。
(いや、何かあるはずなんてない。ただ聞いて安心したいだけなんだ)
私はそう心の中で呟いて思い切って聞きだしました。
「なあ、憲子、何か俺に隠し事、あるか?」
「えっ?」
突然何を言い出すのか、という程度のリアクションだった憲子は笑いながら言葉を続けました。
「なあに、それ。変なの」
「いや・・・何ていうのか・・・俺が知らない事、いや、憲子が俺に言えない事、あるのかと思って」
「言えない事って何、それ。全部話してるじゃない。突然何を言い出すのかと思えば。」
「そ、そうだよな。ごめんな、いきなり」
(やっぱりそうなんだ。何も憲子に隠し事なんてある訳がない。)
優しく微笑む憲子の顔を見て、私は安堵でいっぱいになるのを覚えました。
やはり何もなかったという喜ばしい気持ちと、憲子を信じてよかったという気持ちが私の心を安らげてくれたの
です。
ですから、すでに安心しきった気持ちでいっぱいになった私は憲子に遠慮なくイタズラメールが届いてきた事を
打ち明けることができました。
「どうしちゃったの?朝から、変よ あなた・・・」
「ああ、いや・・・実はさぁ、最近になってイタズラメールが届くようになってさ。」
「ふうん」
憲子は聞き流しでもするように朝食をテーブルに運び続けます。
「送り主も誰か分からないようなヤツなんだけど。」
「そんなの一々相手しててどうするのよ。最近多い詐欺の類じゃないの?」
「そうだよな。いやでもこっちの名前も憲子の名前も知ってて名指しで言われたものだからさ」
「もう、しっかりしてよー」
「ハハ」
そう笑い飛ばすと、すっかりホッとした私はテーブルに並べられた朝食をムシャムシャと食べながら、メールの
主に内心で”ざまあみろ 騙されやしないぞ”と叫んでいました。
憲子も自分の朝食の支度を済ませてテーブルの向かいに座ると朝食を一緒に食べてはじめます。
私は憲子の顔をじっと見ながら、そのメールの内容とメールの主の事を考えていました。
確かに憲子はもう38歳ですから、若い頃と比較するのはよくありませんが、それでも夫の私が言うのも変です
が、前よりも増して綺麗になっていると思っている程です。
少なくとも近所の奥さん達などよりも遥かに綺麗だと思いますし、実際憲子の仕事側の人間や私の友人ですら、
綺麗だと褒めてくれます。
何より憲子は綺麗でいる事に人一倍気をかけているので、体だって昔の体型に近いものを維持していると思いま
す。
そんな憲子だからこそ、私はメールに一瞬でも(もしかしたら)と気を引かれてしまったわけです。
或いはメールの主は私達にごく身近な人間で、憲子を羨んでいる男性が意地悪をしようとして私に送ってきたの
かもしれないとすら思えたのです。
いずれにせよ、憲子と私の関係を嫉んだものか、またはたまたまどこかで私達夫婦の名前とメールアドレスを入
手した者が何らかの目当てを目論んで出したものでしかないのでしょう。
ところが、そんな軽くなった気分でいた私にこの後、信じられないような事実が待っていたのです。



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[2377] 見えない支配者 その1 投稿者:愚者 投稿日:2005/11/08(Tue) 16:46

私達夫婦が愚かしい事は何とも言い訳のしようもありません。
何事も慎重に事を期すべきであるのに、私は安易に自分の感情に流されてしまった事により、お互いが愚かであ
ったとしか譬えようもありません。
妻もきっと私と同じような気持ちでいると思います。
全ては些細な事が原因で何もかも失ってしまうことになるなどと、その時は思っていませんでした。
しかし最早、なす術なくただ今ある現実を受け入れる事しか私達にはできないのです。


私は井田元と申しまして現在43歳。
中流商社に勤務する普通のサラリーマンで、趣味は釣りにたまにでかける程度のものしかありません。
妻は憲子と言って現在38歳で15年前に結婚いたしました。
子供には恵まれませんでしたが、それでも友人や会社の同僚などと家族ぐるみのお付き合いをしたり、夫婦仲良
く旅行に行ったりと、それなりに楽しい夫婦生活を送ってきたつもりでした。
ところがそんな私達の生活、人生のささいな幸福だった事すらをも一変させてしまう出来事が起きたのです。
それは1年前のあるメールから全てが始まりました。
私はその日いつものように帰宅するとパソコンを開き、メールの受信を確認してみたのですが、送り主の不明な
メールが一通届いておりました。
いい加減なメールが届く昨今ですので、いきなり削除をしてしまおうとも思いましたが、私はそのタイトルが妙
に気になって、思わずメールを開いてみました。
すると次のようなメール内容が届いていたのでした。

《はじめまして 井田元さん
実はあなたの奥さん、憲子さんの件で重大なお話がありますので、このメールを確認した後、必ず返信を願いま
す。
返信後、改めて御連絡します。
Mr.支配者K》

「何だ、これは・・・」
私はまた何だか意味不明の出会い系サイトの勧誘かその類のメールだとすぐに思いましたが、私の妻の事で、と
いうのが妙に気を引きました。
しかも私の名も妻の名も実名を名指しで届いていたのです。
それでもいたずらメールの類か何かだと思い、この時はそれきりですぐにメールを削除してしまったのです。
とりわけ妻にも告げる必要もないですし、この件はこれだけのものだろうとその時は思っていました。
しかし、その3日後に改めて同じ送信先の主からメールが届いていたのです。

《私のメールを無視するのか?
もし無視し続けるならば、とんでもない事態に至ってしまうぞ。
困りたくなければ必ず返信したまえ。
猶予は3日与える。
それまでに返事がない時は奥さんがとんでもない事になってしまう事になる。
このメールをただのイタズラメールだと片付ける事のないように。
Mr.支配者K》

前回のメール内容とは明らかに違った、居丈高な内容と、そして何か脅迫めいた内容でした。
私は一瞬背筋が凍るような思いに駆られましたが、それでも憲子に何かあるとも思えず、どうしていいかと思っ
た私は、相手の意図が何であるのか探ろうと取り合えず憲子には一切告げずに返信してみることにしました。

<御連絡頂いた内容につきまして
一体何の事なのか理解しかねております。
そもそも、貴方はどなたなのでしょうか?
このアドレスはフリーメールと思われますが、どなたかも名乗られずにおられる事と、申し上げられている内容
が全く意味不明の為、返信するにもできませんでした。
貴方のお名前と、私達に一体何の関係があるのか、お教え頂けますでしょうか?>

何だか意味不明な不愉快なメールでしたが、とりあえずは丁寧に聞き返して返信したのですが、何だか気味が悪
くて仕方ありませんでした。
或いは私を不快感にさせるのがメールの目的であろうかとも思いましたが、何か嫌な予感がしました。


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[2376] TELL ME 投稿者:夏の生贄 投稿日:2005/11/08(Tue) 01:16

第二十五章 「崩壊」

昭文の決意のこもった言葉を聞いた後も、秋山はしばらくためらいの様子を見せていたが、やがてバッグからノートパソコンを取り出した。
秋山はネットに接続し、どこかのサイトを開いた。だが、画面は真っ黒でこれといった画像も文章もなく、いったいこれが何のサイトなのか分からない。ただ、ユーザー名と暗証番号の入力をせよ、と表示が出ているだけだ。
「杉浦商事は風俗関係の事業も手がけていると先ほど言いましたよね」
「はい」
「彼らの事業のなかには、ソープランドやイメージクラブといった店の経営も含まれているのですが、他にも特別なクラブを経営しています。会員制の秘密クラブといったところでしょうか。これはそのクラブのサイトで、普通に検索してもひっかからない裏サイトです」
「・・・・・・」
秋山が入力を済ませると、画面が切り替わった。
『クラブ“POPPER”』というでかでかとした題字。その下の『GIRLS』という表記を秋山はクリックした。
画面が切り替わり、クラブで働いている女の写真と名前が縦にずらっと並ぶ。この時点で昭文はすでに次に起こることを予感していたが、秋山がゆっくりと画面を下にずらしていき、ページの最下部に妻の写真と「ナツミ」の文字を目にしたときには、身体の震えを抑えることが出来なかった。
「少しの間、ぼくは席を外します」
昭文の表情をじっと窺っていた秋山は、静かにそう言って席を立った。
ドアの閉まる音を昭文は背中で聞いた。
それでもしばらくは何も出来なかったが、昭文はやがてマウスを手に夏海、いや、ナツミの画像をクリックした。自分でもなぜそうするのか、ちっとも分からないまま。マウスを握る掌にじっとり汗をかいていたが、画面を見つめる眼球は痛いくらいに乾いていた。
画面がまた切り替わる。
昭文は声を出さずに呻いた。
淫らな感じの黒い下着だけをつけたナツミの画像が煙草の箱サイズで表示された。その横には店員の紹介文らしきものがついていた。

『ナツミ』:“期待の新人です! 新人とはいっても、男のお客様を蕩かす技術は一級品! 一見、おとなしそうな顔をしていますが、いざプレイになるととっても大胆で濃厚です! この文を書いているわたしもじつは一度、お相手してもらったことがあるのですが、いくらイッても満足してもらえず、貪欲に求めてきてもうたまりませんでした。抜かれすぎてあれが痛かったです(汗) 重度のマゾっ子なので、お客様がご主人様となって好きに虐めてあげてください。”

その文の下には、ナツミの小さな画像集らしきものがあった。
黒の下着姿のナツミがカメラに向かってねっとりと絡みつくような視線を向けながら、両手で乳房をすくい上げている写真―――。
全裸で卑猥な形に緊縛され、潤んだ瞳でカメラを見つめている写真―――。
どの写真のナツミもカメラのレンズに向かって、いやレンズごしの男たちの欲望に向かって媚びる風俗嬢そのものの顔をしていた。

昭文は―――
壊れていた。
どんな人間にも、一度は世界観の崩壊が訪れる。夢を信じていた少年が知る現実の残酷さ。無垢な少女がはじめて知る卑猥なセックスの営み。
愛しぬいていた者の、信じがたい裏の顔。

知らないうちに礼二と愛し合っていた夏海―――。
昭文や息子の晴喜を捨てて、礼二と駆け落ちした夏海―――。
そして男たちの淫猥な欲望の対象としてのナツミ―――。
そのいずれも昭文の知る妻とはあまりにかけ離れていた。
昭文の知る夏海は無垢な女だった。夫や子を心から愛していた。気が強くて、そのくせ繊細で、淋しがり屋で、意地っ張りで、そして可愛い女だった。

やがて昭文はのろのろとマウスを動かした。画像集のさらに下をクリックして、用意されているナツミの動画を再生する。
見たくなかった。
だが、見るしかなかった。
いまの昭文に出来ることは、それしかなかった。





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[2375] 隣の芝生 12 投稿者:石井 投稿日:2005/11/07(Mon) 17:02

私は下から由美子さんを抱き締めたまま、酔いも手伝い少しの間ウトウトしてまったようで、彼
女のすすり泣く声で目が覚めました。
「ごめん。こんな事になってしまって」
「違うの。私が悪いの。酔ってしまって、私のせいで奥様を裏切らせてしまった。それに・・・・」
「それに何?」
「これで完全に、別れた主人とは終ってしまった」
「えっ!まだ繋がっていたの?」
「ううん。私の気持ちの中でだけ。主人を裏切って離婚されたけど、まだ私の心の中では別れら
れなかった。だって今まで、主人以外のオチンチンを入れてもらった事は無いもの」
「でも・・・・・」
「不倫の事?不倫した相手は出来ないの。ただ私の身体を弄ぶだけ」
やはり相手は片山だと確信しました。
「それならお相子だ。私も初めて妻を裏切った。由美子さんも別れたご主人を裏切った」
「ありがとう」
そう言って由美子さんはキスをしてきました。
由美子さんの唇は柔らかく、舌が口の中に入って来て、私の舌を探し回っています。
よく考えるとセックスをしたのに、キスすらしていません。
私は唇を引き離し、柔らかく大きな乳房を揉みながら小さな乳首に吸い付いて、今度は由美子さ
んを責め続けました。
由美子さんは私に責め続けられて、何度も何度も達してしまい、今は死んだ様に眠っています。
1階のトイレに行って戻ろうとした時、明かりの点いている応接室を見て、前にこの部屋を盗み
聞きした時の、彼女の言葉を思い出しました。
『あの部屋は許して下さい』
私は片山の部屋を探し回り、2階の一番西の部屋を開けると立派な机と椅子が有ったので、この
部屋だと思いました。
部屋の左右はクローゼットになっていて、大きなベッドが置いて有り、ある1点を除いては普通
の部屋に見えます。
その1点とは、この部屋に似つかわしくないパイプベッドが、隅に置いて有る事でした。
それも左側の小さい方のクローゼットを塞ぐ位置にある為、ベッドを一々退けなければ、開ける
事が出来ません。
普段使わない物でも入れてあるのかとも思いましたが、よく見ると床にはベッドを引き摺った様
な傷が無数に有るので、そうでもないようです。
気になってベッドをずらしてクローゼットを開けた瞬間、私は固まってしまいました。
そこにはセーラー服やナース服など、コスプレと呼ばれる様々な衣装が掛けて有ったのです。
見てはいけない物を見てしまったショックで、一度はずらしたベッドに座り込んでしまいました
が、クローゼットの中にある、2個の衣裳ケースのような箱が気になって開けると、1つには手
錠やロープなどSMに使われる道具、もう1つにはバイブなどが入っています。
全て元通りに戻すとクローゼットを閉め、ベッドも元の位置に戻したのですが、まだ心臓の鼓動
が激しいままの私は机まで行って、立派な椅子に座り込んでしまいました。
すると、きれいに整頓されていて何もない机の上に、無造作に3個の鍵が付いたキーホルダーが
放り出されています。
おそらく片山が忘れていった物で、3個の内2個は家か倉庫の鍵らしいのですが、あとの1個は
小さな鍵で、私にはこれが何の鍵かすぐに分かりました。
それと言うのも、この様な立派な机では無いのですが、私の机にも鍵が付いているからです。
手に取ると、机の引き出しの鍵穴に突っ込みましたが、これは立派な犯罪です。
しかしそれを言うなら、この部屋に入って来た事自体が犯罪なのでしょう。
大きな引き出しの中には書類に隠れて、4冊の分厚いノートのような物がありました。


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[2374] 背信10 投稿者:流石川 投稿日:2005/11/07(Mon) 00:04

川村とは、北海道での限定した関係にするはずだった。亮輔との結婚生活を壊すつもりは毛頭なかったし、どれほど川村が求めてこようと毅然としていようと決めていた。だが、実際には東京へ帰ってきてからも、由紀は川村の誘いを断ち切れなかった。
「さあてと。今日もたっぷり可愛がってやるぜ」
 仕事の打合せの後は、当然のようにホテルへ連れ込まれるようになった。行けば早くて数時間、ときには十時間以上も弄ばれることになる。
「そんなにしゅっちゅう家は空けられないわ。せめて月に一度とか、二週間に一度にしてください」
 どれほど由紀が嘆願しようとも、川村はどこ吹く風だ。

 もうひとつ、由紀の恐れているのが妊娠だった。まだ身ごもった経験こそないものの、亮輔との結婚前に産婦人科で検査を受け、母体として欠陥がないことは証明されている。一方で由紀はピルを受け付けない体質だった。対策は男にゆだねるしかないのだが、川村は避妊を一切しない。
「安全日のときは教えるから、それ以外はゆるして」
 そんな由紀の叫びをせせら笑い、川村はいつも子宮の奥深く、密度の濃い白濁をさんざんに浴びせかけるのだった。
「本当に妊娠したらどうするの?」
「産めばいいじゃねえか、旦那のガキとしてな。腹ボテになりゃあ、それ以上妊娠の心配なんかしないで、おまえも思いっきり中出しを愉しめるってもんだ」
 このままでは、いつか孕まされてしまう。不安を胸に抱えながら、一度官能の奔流に呑み込まれると我を忘れ、
「由紀を妊娠させて!」「あなたの赤ちゃんが欲しいの!」
 などと絶叫してしまう由紀だった。

(もう終わりにしよう……)
 何度考えたか知れない。だが、自分から別れを切り出すには、川村とのセックスはあまりに甘美すぎた。決まって気も狂わんばかりの快楽を約束してくれる川村に対して、由紀が従順な女へと変わるのにそれほどの時間はかからなかった。
 もはや、主従関係は完全に逆転していた。

 やがて、情事の場は川村のマンションに変わった。性処理の相手はもちろん、掃除・洗濯・食事の仕度と、あらゆる世話をさせられる。電話やメールでの呼び出しは、当初こそ平日の昼間だったが、そのうち夜間や休日にもかかってくるようになった。そのたびに由紀は亮輔にいろいろな口実を設け、後ろめたさを胸に男を訪ねるのだ。
 持たされた合鍵で部屋に入ると、
「よう、お帰り。旦那とは気持ちのいいおま×こしてるかい?」
 ビールを呑みながら尋ねる川村は、下半身丸出しでソファに悠然と腰掛けていることが多かった。
「……ああ……」
 すでに何十回も受け入れ、そのたびに恍惚の頂点へ導いてくれる肉塊。それが隆々とそそり立つさまに、由紀はふらふらと吸い寄せられ、外出着のまま川村の股間に脚を揃えて跪くと、まず舌と唇の奉仕を始めるのが常だった。

 美しく化粧を施した由紀が、頬をへこませて自分の怒張を喉元深く出し入れするさまを、川村は満足そうに見下ろす。
(ふん。可愛い女になったな)
 やがて、充分に欲情が高まったところで「こいよ」とベッドへ誘う。従順にしたがう由紀。乱暴に押し倒し、荒々しく下着を剥ぎ取ると由紀の秘芯にはびっしょりと夜露が降りているのだ。そして挿入。待ちかねたように絡みついてくる熱肉の感触を味わいながら、律動を早めていく。
「あああ……川村さん! たまらないわ! 由紀、もうイッちゃう!!」
 あれやこれやと淫らな体位を強制され、精も根も尽き果てた状態のまま、川村の腕の中で朝を迎えるのは何度目だろうか。
 もともと急な取材や泊りがけのロケが多かったとはいえ、さすがに亮輔も不審に思っているはずだ。確実に近づいている破局の足音。だが、それでもいいとさえ、この頃の由紀は思い始めていた。


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[2373] 隣の芝生 11 投稿者:石井 投稿日:2005/11/06(Sun) 19:11

由美子さんは私よりもペースが速く、強いと言っても流石に目が据わってきています。
「ご主人さん、今日の事は社長にも奥様にも内緒にしておいて下さい」
「えっ?この事は片山さんに言われてしていたのでは?」
「やっぱり知っていたのですね。でもこれは違います。ただ窓から楽しませるだけで、挨拶や世
間話以外の接触は固く禁じられています。」
「それならどうして?」
「・・・・ご主人さんが・・・・可哀想になったから・・・・・」
「私が可哀想?」
妻も娘も留守で、私一人でいるのが侘しそうに見え、その事を可哀想に思ったのだと勘違いして
しまいました。
「もうこんな話はやめて、今夜は何もかも忘れて楽しく飲みましょう。お洋服が苦しくなってき
たから、楽な格好で呑ませて頂いてもいいですか?」
「それはいいですが・・・・・・・」
由美子さんは立ち上がると服を脱ぎだし、見覚えのある真っ赤なブラジャーとパンティーだけに
なってしまいました。
「由美子さん、それは不味い。何か羽織って下さい」
すると彼女は微笑んで。
「この方が楽だから、気にしないで下さい。もう私の下着姿なんて見飽きたでしょ?それよりも、
ご主人さんも脱いで。お互い楽な格好で飲み明かしましょう。ほら、手を上げて」
完全に酔ってしまっている由美子さんはそう言うと、強引に私の服を脱がせてきます。
結局私もトランクス1枚だけの格好になり、下着姿の由美子さんと並んでまた呑み始めたのです
が、隣が気になってしまって逆にリラックスなど出来ません。
「これも苦しいから脱いじゃお」
由美子さんはブラジャーも外してしまい、大きな乳房が顔を出すと、今まで起き上がり掛けてい
たのをどうにか抑えていた物が、完全に頭を持ち上げてしまい、その事を悟られないように、伸
ばしていた足を立膝にしました。
「あー!私のこんな体で興奮してくれるの?嬉しい」
しかし彼女に見つかってしまったようで、そう言うが早いか横から手を伸ばして、触ってきます。
「由美子さん駄目です・・・・・」
由美子さんはトランクスの前を下げて取り出すと、顔を埋めてきました。
脳にまで温かく柔らかな感触が伝わり、私はこの気持ち良さから逃げる事が出来ません。
正直に言えば逃げられないと言うよりも、酔っているせいにしながら由美子さんの部屋まで付い
て来た時から、この様な事を期待していた筈です。
「この感触が欲しかったの。ずっとこの硬いのが欲しかったの。お願い、ベッドに寝て」
ベッドに寝た私のトランクスを取り掃うと、他の部分には目もくれずに、必死の形相でむしゃぶ
り付いています。
「由美子さん、そんなに激しくされたら出してしまいそうだ」
すると彼女は口を離して自らパンティーを脱ぎ、上に乗ると自分の中に納めてしまいました。
「アァー・凄くイイ・アン・アン・これが欲しかったの・アン・アーン」
彼女はゆっくりと動いていたので、物足りなくなった私は下から応戦しました。
「ダメー・・待って・アァーン・・動かないで・久し振りの感触を・もう少し味わいたいの・イ
イ・イイー・イイー」
しかし私が少しの間早く動いたために、彼女も遅い動きでは物足りなくなったのか、私が動きを
止めると、彼女の動きは速くなっていきます。
「イヤー・イヤ・イヤ・まだイキたくない・イヤ・イヤ・イヤ」
嫌と言いながら由美子さんは、大きなウエーブのかかった長い髪を振り乱して、激しく頭を振り
続けています。
腰も壊れた玩具のように、カクカクと前後に動き続けていて止まりません。
「もう出そうだ」
「アァー・イイー・出して・・私も・もう・アン・アン・・中で大丈夫だから・出して・・中に
ちょうだい・中に・・・イイ・イイ」
「駄目だ。中に出してしまう」
「いいのよ・心配しないで・中にちょうだい・・イイ・イイー・早くー・イッちゃう・お願い・
いっぱい中に・イク・イク・イクー・イクー・イヤ〜〜」
由美子さんが崩れ落ちるのと同時に、私は彼女の奥深くに弾け飛んでしまいました。


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[2372] 隣の芝生 10 投稿者:石井 投稿日:2005/11/06(Sun) 19:10

その後何日か残務整理だと言って、帰宅の遅い日が続きました。
「あなた・・・閉めたお店と同じような商品を扱っていて、成功しているお店の見学に行きたい
の。今回お店に携わった人達の慰安を兼ねて、来週2泊3日で温泉に行かせて下さい」
「その費用はどうする?」
「会社が出してくれます。私以外はパートさんやアルバイトの人達だけでやっていたので、全員
急な解雇になってしまいました。次に始める時の事も有るので、社長が一人一人謝りに行ってく
れて、その時に旅行に参加してもらえる事の承諾も得ているそうです」
「駄目だと言っても、行かなければならないのだろ?」
「責任者だった私が行かないのは変だし、何よりもあの時はバタバタしていて、自分の事だけで
精一杯で、みんなに声も掛けられなかったから、会ってきちんと謝らないと・・・・・」
夏休みも後半、試合も終って部活も休みになったので、娘はしばらく妻の実家に泊まりで遊びに
行き、出勤する私は妻と一緒に家を出ました。
すると家の前には、片山の大きな車が止まっています。
「片山さんも行くのか?」
「はい」
「集合場所まで、乗せていってもらうのか?」
「いいえ、お店の見学は社長と2人だけで、みんなは後からマイクロバスで、直接旅館に来ると
聞いています」
その時片山が車から降りて来ました。
「今回の事は、任せ切りにして見てやれなかった私のミスです。奥様には嫌な思いをさせてしま
いました。本当に申し訳ない事を致しました」
嫌な予感はしましたが、何度も頭を下げる片山に対して、スケベ心で触っていたという確証のな
かった私は何も言わず、愛想笑いまで浮かべていました。
これも、もしも妻を狙っていたとしても最後までは出来ないと言う、安心感が働いていたのだと
思います。
帰宅してから1人でいると嫌な想像ばかりが膨らんでしまい、今になって旅行を止めさせなかっ
た事を後悔して、何度も携帯を握り締めるのですが、私が仕事の事で出かけている時に電話させ
るのが嫌なのと同じで、妻にも掛ける事が出来ません。
私は寝室に行って、またカーテンを開けてしまうと、由美子さんもカーテンを開けてくれていて、
私に気付くと今日は窓を開けました。
「宜しければ、一杯付き合って頂けませんか?」
妻の事を心配するのに疲れ、翌日は休みという事も有って、気が付くと境界線の低い塀を跨いで
しまっています。
通されたのは東の応接室で、由美子さんはビールとグラスを2個持ってきて、私に注いでくれま
した。
「由美子さんは、ずっとここで暮らされるのですか?」
「他に行く所も有りませんから。もうお聞きになられたと思いますが、私が不倫してしまって、
行く所がなくて困っていたのを、社長に助けてもらったのです」
不倫相手は片山ですかとは聞けません。
「子供がいなかったという事も有るのでしょうが、女一人で生きて行く自信がなかったのかな。
情けない女でしょ?」
「由美子さんほどの魅力的な女性なら、ここを出れば素敵な方と再婚だって出来るでしょ?」
「真面目な方だと思っていましたが、口がお上手なのですね。お世辞でも凄く嬉しい」
目の下がピンクに染まり、更に妖艶となった由美子さんにお酌をしてもらい、呑むペースも次第
に速くなっていきます。
「ウイスキーに代えませんか?」
「由美子さんは強いのですね」
「他に楽しみも有りませんから。寝る前は必ず呑まないと眠れないし・・・・・・・。そうだ、
私の部屋に行きましょう。色々なお酒も有るし、この部屋は広すぎて落ち着かないから、その方
がゆっくりと呑めるわ」
ガラスのテーブルをベッドの近くまで持ってきて、床に座ってベッドにもたれ、私達は並んで水
割りを呑み始めました。


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[2371] 背信9 投稿者:流石川 投稿日:2005/11/06(Sun) 00:18

 川村はほくそ笑むと、いったん由紀から離れ、四つん這いになるよう無言で促した。電話での夫婦の会話は、まだ続いている。

「あいつ、川村はどうした?」
「……わたしがあんまりつれなくするから、機嫌悪いの。どっか飲みに行ったみたい」
 亮輔に告げながら、由紀は川村の指示に素直に従った。ベッドの上に片腕をつくと、自分から双臀を川村のほうへ突き出し、脚を開いていく。
(その男に股開きながら、平気で嘘を吐く。女ってのは本当にこわいぜ)
 内心あきれながらも、あの由紀をここまで自分の言いなりに調教できたことに、川村は満足していた。
「まだ、おまえに気があるのかな」
「……さあ。でも……わたしは……何とも思ってないから」
 しとどに濡れた花弁がぱっくりと見えると、川村はその中心にデカ魔羅をあてがった。「……じゃ、じゃあ、あなた。もう遅いから、電話切るね」
 川村の意図を悟った由紀は、慌てて告げた。
「あ、悪かった。じゃ、おやすみ」
「おやすみ、あなた」

 じわりと割け入れた。たちまち待ち焦がれていたように、秘肉が絡みついてくる。
「愛してるよ、由紀」
「ゆ……由紀も、愛してる……」
 通話スイッチがオフになった瞬間、川村は一気に根元まで埋め込んだ。
「ひいっ。か、川村さんっ」
「よくもコケにしてくれたな。おい!」
「ご、ごめんなさい……ああっ」
「おまえはもう、俺の女だ。いいな」
「あっ、もっと優しくして……そ、そうよ」
「誓うんだ」
「は、はいっ。由紀は……ああっ……由紀は川村さんの女です……だから、もっと」
 しなやかな獣を思わせる発達した裸身を揉み絞るように、由紀は髪を振り乱して叫んだ。「俺のいうことは何でも聞くな?」
「はいっ……由紀はもう……川村さんの奴隷です……ああっ」
「よし。それじゃあ出すぞ、おま×この中に」
「あんあんっ……いっぱい、いっぱいちょうだい……」
「妊娠させてほしいと言うんだ」
「あああ……お願い……川村さんっ。由紀を妊娠させてえっ!」
「ううっ、出るぞ。はらめ、はらむんだ、由紀っ!」
 夥しい量のザーメンが子宮に炸裂した瞬間、由紀の意識はすっと遠くなった。


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[2370] 背信8 投稿者:流石川 投稿日:2005/11/06(Sun) 00:17

 翌日から由紀と川村は、取材撮影を終えるとすぐに部屋にこもり抱き合った。もう遠回しの手続きなど必要なかった。互いの衣服をはぎ取るように脱がせ合うや、シャワーも浴びずに、ふたりは交わった。由紀は愉悦の表情で川村の肉棒を迎え入れた。

 憧れの女をとうとうモノにした川村の欲望は衰えることを知らず、果ててはたちまち回復し、また求めてくる。由紀も旺盛に応えた。互いの性器を舐め、すすり合った。亮輔には見せたことのない淫らな体位で貫かれ、果てた。部屋の中には淫靡な音と川村の精液、由紀の愛液の匂いが混じり合って満ちていた。そのまま川村に抱かれて眠った。

 そして富良野取材最後の夜がきた。由紀は、ベッドに腰掛けた川村の股間に全裸で跪き、勃起した彼のペニスを丹念に舐めている。
「俺のチンポ、おいしい?」
 陰毛に顔を埋め、唇と舌での奉仕を続けながら、由紀は目だけをあげてこくりと頷いた。「由紀ちゃんが、こんなに好きものだとは思わなかったよ」
 からかうように言うと、由紀は口からペニスを外した。呼吸が乱れている。
「はあ、はあ……意地悪。川村さんのせいよ。それから、この子。おっきいんだもん」
 うっとりと肉棒へ視線を絡ませると、再び口に含んだ。相変わらず大きすぎて、半分も入らない。もう何十回目の奉仕になるのかもわからなくなっていた。

 ベッドサイドに置いた由紀の携帯電話が鳴り出したのは、そのときだった。ぴくりと由紀の動きが止まる。
「旦那じゃないのか。心配して」
「……たぶん、そうだと思う」
「出てやれよ」
「でも……」
「じゃあ、俺が代わりに出て挨拶してやろうか。由紀のおま×こ、いただいちゃいましたって」
「もう、意地悪」
 軽く睨むようにすると、由紀は裸のまま川村に背を向け、携帯電話を手に取った。
「もしもし」
「俺だよ」
 受話器から暗い声が聞こえてくる。
「ああ、あなた」
「今日は早かったんだな」
「あなたが心配するから、早く帰ってきたのよ。えらいでしょ」
「まさか、男と一緒じゃないだろうな」
「何言ってんの。わたしを信じてよ」

 つい今まで自分の陰茎を舐めておきながら、電話の向こうの夫に甘い声で語りかける由紀を見ているうちに、川村の中にむらむらと嫉妬がわき起こった。由紀の正面に回り込むと、つややかな脚を広げ、薄い恥毛に覆われた股間に顔をうずめた。
「あっ!」
「どうした?」
「な……何でもない。向こうの壁で何かが動いたような気がしたの」
 目線でたしなめながら逃れようとする由紀の太股を押さえつけて、川村は舌を進めた。そこは熱く濡れそぼっていた。脚からゆっくりと力が抜けていく。
「あ……」
 亮輔に気取られぬよう、きつく目を閉じて押し寄せる快感の波から必死に堪えようとする由紀の表情に、川村の劣情はますます刺激された。
「……と、とにかく、あなたに恥じることなんか……何もないから……」
 ぽってりとした唇が半開きになり、白い歯が覗く。急にうつろになった由紀の声に、亮輔は逆に情感がこもったと受け取ったようだった。
「由紀が好きなんだよ。だから心配なんだ」
「由紀も……ああ……あなたが大好き」
(めでたい男だよな。その愛しい女房は素っ裸で他の男におま×こ舐められて濡らしてるんだぜ)


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[2369] 背信7 投稿者:流石川 投稿日:2005/11/05(Sat) 09:48

 どれくらいの時間が立っただろう。昨夜、一睡もせず抱き合ったばかりだと言うのに、川村と由紀は憑かれたように互いの身体を貪り合い続けた。今、由紀はあぐらをかいた川村の膝の上にまたがらされ、何度目かの絶頂に向けて、ひたすら肉を悶えさせている。

「俺と旦那と、どっちがいい?」
 ゆっくりと突き上げながら川村が尋ねる。右手でまさぐられる豊満な乳房は、由紀の汗と川村の唾液でぬらぬらと光っていた。絡みついたふたりの陰毛は、由紀の蜜に浸っている。今晩だけですでに二回、射精している川村は、余裕をもって由紀の身体を楽しんでいる。
「あん……そんなこと、言えない……」
 水を浴びたように濡れた首筋にほつれ毛をへばりつかせ、切なげに瞳を閉じた由紀。
「たのむ。正直に答えてくれよ」
「ああ……川村さんのほうが、ずっといいわ……」
「どこがいいんだ?」
「大きくて、逞しくて。セックスがこんなに素敵なんて……ああ……由紀、初めて……」

 にやりと笑った川村がそのまま仰向けになると、由紀は自分から結合を深めるように馬乗りになり、狂おしく細腰を揺すり出した。理性が行動させているのではなかった。
「あうう……由紀、どうにかなっちゃう……」
「うれしいよ。由紀ちゃん」
 たわわな両の乳房をぶるぶると震わせながら、自分をくわえ込み、恍惚の表情で貪欲に快感をむさぼる由紀。それは川村が夢想していた痴態をはるかに上回る妖艶さだ。
(つくづくいい女だ。もう離しゃしねえよ。この淫乱な肉体に、もっと強烈に俺のセックスを教え込んでやるぜ)
「俺が好き?」
 下から乳房を揉み込みながら、誠実な若者らしい声を演じて尋ねる。
「好きよ、大好き……ああ、たまんない……もっと、由紀をめちゃくちゃにしてえ!」
 由紀は白眼を剥き、頭をグラグラさせながら、悩ましい言葉を口走った。全身がどろどろに溶け出してしまいそうだった。川村の上でのたうつ由紀の裸身はしとどの汗にまみれ、飛び散る汗が玉のようである。やがて、めくるめく絶頂の瞬間が訪れた。


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[2368] 隣の芝生 9 投稿者:石井 投稿日:2005/11/05(Sat) 09:30

妻の任された店の開店が1週間後に迫り、流石に帰りの遅くなる日が続きましたが、それは仕方
のない事だと諦めていました。
久し振りに寝室の窓から由美子さんの部屋を見ると、座って何か飲んでいた彼女は私に気付いて
急に立ち上がると服を脱ぎ始めたので声を掛けたのですが、聞こえないのか止めません。
由美子さんが、乳首まではっきりと見える、透けた白いブラジャーと、同じく黒い陰りが見えて
しまっている、透けた白いパンティーだけになってしまったで、私は近くに有ったボールペンの
キャップを外して、窓を狙って投げました。
上手く窓に当たったので、こちらを見た由美子さんに、窓を開けるように必死に手真似すると、
窓は開けてくれたのですが何も言わずに俯いています。
「由美子さん。もう、しなくても良いのですよ」
しかし由美子さんは何度も首を振ると、ブラジャーを外してしまいました。
「ありがとう。本当にもういいのです。片山さんには、私が見ていた事にしておいて下さい」
これを聞いて、黙って俯いていた彼女はようやく顔を上げて話し出しました。
「お店の開店はいつですか?」
「1週間後だそうです」
「まだ始めて数ヶ月の素人が、1人で出来るほど甘い仕事では有りません。奥様は必ず失敗しま
す。開店したら、奥様を注意して見ていてやって下さい」
詳しく聞きたかったのですがそれだけ言うと、窓とカーテンを閉められてしまいました。
それまでは関心の無かった、妻が任された店の事が気に成って仕方が有りません。
「真美が任された店は大きいのか?」
「ううん。20坪ほどのお店。でも敷地は150坪有るから、駐車場には女の人でも楽に車を止
める事が出来るし、有機野菜や無農薬野菜、天然物の魚介類や有精卵など、体には良いけど値が
張る物ばかり置くから高級感を出す為に、店内には結構お金を掛けてあるのよ」
「そんなにお金を掛けて、採算は合うのか?」
「大丈夫。他に利益率の高い健康食品も置くし、十分利益は出る筈だから」
「場所も、前に聞いた所だろ?国道からあんなに奥に入った、目立たない場所で客は来るのか?」
「心配性ね。ちゃんと考えて有ります。最初は可也広範囲にチラシを入れるし、不況だと言って
も、みんな健康にはお金を掛けるから、お店さえ覚えてもらえれば、きっと遠くからも来てくれ
るわ。それよりも、このお店が軌道に乗ったら、今度はもう少し大きな2号店を開店させる計画
も有るの。勿論それも私に任せたいって」
妻が夢を語れば語るほど、私の不安は大きくなって行きます。
開店当日、妻が帰って来たのは深夜でした。
「遅くなってごめんなさい。思ったよりも沢山のお客様が来てくれて、あと2日分の目玉商品が、
とても足りそうに無いから走り回っていたの」
「そりゃあ普通の野菜よりも、随分安く売るのだから客は来るだろうが、個数限定では無かった
のか?」
「ええ、でも最初の印象が大事だから、宣伝費だと思えば・・・・・」
「そんなに大盤振る舞いして大丈夫なのか?明日からの土日は、もっと沢山の客が来るぞ」
開店当初張り切っていた妻も、1週間を過ぎた辺りから元気が無くなり、次第に塞ぎ込む事も多
くなってきました。
妻は疲れているだけだと言いますがそれだけではないようなので、気になった私は休日に店の前
を通ってみると、広い駐車場に車が3台しか止まっていません。
「あなた、お店をしばらく閉める事になりました。駄目だと思ったらいつまでも引っ張らずに、
早く決断する事が商売の鉄則だと言われて・・・・・・・・・」
「しばらく閉める?」
「ええ、今回は準備期間も短かったから、次は十分時間を掛けて・・・。つまり・・・・一から
計画を練り直す事に・・・・・・・」
由美子さんの言葉を思い出して不安になりましたが、損害は可也の額になる筈です。
妻をどうにかしたい為だけに、この様なお金を継ぎ込む事は私の常識では考えられず、これは単
に失敗に終っただけだと思ってしまいました。


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[2367] 夏の生贄 投稿者:TELL ME 投稿日:2005/11/05(Sat) 00:26

第二十四章 「疑惑」

写真は数枚あったが、いずれもどこかの街角で写したものらしかった。それも夜間に暗視スコープか何かで写したもののようだった。
どの写真の夏海も幸せそうに微笑み、礼二の肩に甘えかかるようにしなだれかかっているものさえあった。

秋山は写真を見て驚愕の色を浮かべた昭文を見て、深いため息をついた。
「奥さんに間違いないのですね」
「ええ・・・それと・・・この横に写っている男は・・・」
「弟の礼二さんですね」
昭文は無言でうなずいた。
打ちのめされた気分だった。夏海の失踪の原因がなんであれ、このような事態だけは想定していなかった。客観的に見ればありうることなのかもしれないが、昭文にはまったく考えられなかったのだ。
夏海の失踪が礼二と愛し合った後、駆け落ちしたなどというものであるとは。
だが、写真を見る限り、そうとしか思えないのも事実だった。
「この写真はF市の街角で撮影したものです。奥さんと礼二さんは一ヶ月前ほどから、この街に姿を現すようになったようです。といっても普段はあまり人目につかないようにしているらしいですが」
F市とはこの県の県庁所在地である。雑多な繁華街やビルが立ち並び、この地方では有数の繁栄を見せている。
「その礼二さんのことなのですが・・・」
悲痛な表情の昭文を哀れむように見ながら、秋山は言葉を続ける。
「彼は杉浦商事に務めていたようですね」
「・・・はい。わたしも警察の方に教えられるまで知りませんでしたが」
「じつは豊田刑事があなたにぼくを紹介したのも、礼二さんが杉浦商事で働いていることがどうにも気になったかららしいのです。というのも、あの会社は総会屋まがいの強請りやたかり、裏風俗産業などの悪徳業務に手を染めているヤクザ企業なのです」
「・・・知らなかった」
「豊田刑事は去年のあなたの事故のときから不審なものを感じていました。そこへきて続けざまに奥さんの失踪。しかもそれに杉浦商事の社員が関わっている。これは何か大きな闇の力が働いていると豊田刑事は睨んだのです。しかし、杉浦商事はこの地方の政財界に強い影響力を持っていて、一刑事が公的に干渉することは出来ない。そこで在野のぼくにあなたの助っ人になるよう依頼してきたのです」
気が動転している昭文に、いまの秋山の言葉は話が大きすぎて内容がつかめない。いまの写真で明らかになったことといえば、妻の失踪が単に夫以外に好きな男が出来て、その男と一緒になるために駆け落ちしたという事実だけではないのか。
「妻は礼二との関わりでその杉浦商事と何かの関係を持ったということですか」
「あるいは強制的に持たされたか」
呟くように短くそう言って、秋山は真正面から昭文を見た。
「失踪後に礼二さんは杉浦商事を首になったはずです。しかし、彼はここ最近、杉浦商事の本社を幾度も訪れています。ときには夏海さんを同伴して」
「・・・どういうことですか」
秋山はふっと昭文から目線を逸らした。そのままうつむいてしばらく黙っていたが、やがて低い声で言った。
「じつはあなたに見てもらいたいものがまだあるのです。ただ、ぼくは正直、迷っています。これはあなたにとってあまりにも酷なことだと思うから・・・・。不安を煽るような言い方になってしまって、申し訳ありません。でも、これがぼくの正直な気持ちなのです。かといってぼくの立場からは、ここで完全に調査を打ち切って、奥さんのことは諦めてくださいとも言えないのですが・・・・」
煮えきれない言葉だったが、昭文には秋山の真摯な気持ちがよく分かった。
そして自分はたとえどのようなことがあっても、先に進むことしか出来ないのだということも。
「それを見せてください。覚悟はしました」




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[2366] 夏の生贄 投稿者:TELL ME 投稿日:2005/11/04(Fri) 20:45

第二十三章 「暴露」

高島昭文は新居の寝室で一人、仰向けに天井を見つめている。その周囲には家財の入ったダンボール箱がそここに置かれている。
去年の夏に昭文が事故に遭わなければ、すでに家族三人で越してきているはずの家である。事故を理由に不動産会社に手をまわして、売りに出していたもとの家にしばらくは住み続けることにしたのだ。幸い、買い手がまだついていなかったこともあり、それは可能だったが、今度は妻が失踪してしまった。
とはいえ、いつまでも新居をほっぽりだしておくわけにもいかず、先月に昭文は会社の人間に手伝ってもらい、ここに引越してきたのだ。
当たり前のことだが心は侘しかった。家族三人、ここで幸福に暮らすはずだったのに、妻はいなくなり、息子も妻の叔母のうちに預けたままなのである。
それに―――昭文にはもうひとつ、心残りがあった。失踪した妻がまず帰ってくるとしたら、この家ではなく、数え切れないほどの思い出の染み付いた古い家であろう。彼女が現在どのような境遇にあるのかまだ分からないが、やっとのことで戻ってきた妻があの懐かしい家にいまは赤の他人が住んでいるのを見たら、それだけでたとえようもない喪失感に襲われることだろう。その光景を想像すると胸が痛む。
引越し前の数日間、昭文は妻の夏海の持ち物を自分の手でダンボール箱に梱包したのだが、それは辛い作業だった。どの品を見ても夏海を思い出す。どの品にも夏海の残り香を感じる。
ごろり、と昭文は寝返りをうった。ベッドがかすかに軋む音がした。
夫婦のベッド。昭文は事故に遭った前の日に、このベッドで夏海とともに床につきながらかわした会話を思い出す。

『新しい家は親子三人で住むのはもったいないくらいの広さだな』
『そうね』
『家族を増やそう。子供は多ければ多いほどいい。ぼくも頑張るから』
『何を頑張る気よ。へんなひと』
『へんじゃないだろ。相変わらず妙なところに気を回すね、君は』
『それよりもお金の余裕あるの? 今回だって相当無理してお金を作ったでしょう。家のローンだってあと何年もあるし』
『どうにでもなる。分不相応に欲張らなければさ。家族が幸せに暮らすだけのものがあればいい。それでぼくの分は十分』
『・・・へんなひと』

夫の言葉にいつものように素直じゃない反応をして、夏海は昭文の腕に顔を埋めたのだった。
あのときは幸せだった。家族の未来は希望に満ちているように感じた。
それがたった半年で跡形もなく崩れ去ってしまった。
過去・現在・未来。様々なことを考えながら、昭文はその夜、一睡も出来なかった。

豊田刑事に紹介された探偵は秋山という名で、まだ三十を少し過ぎたばかり若い男だった。
くりっとした瞳の童顔で、ひとなつこい顔をしている。探偵と聞くとこわもてなイメージがあったが、現実にはこういう顔のほうがひとに警戒されないだけ探偵向きだといえるかもしれない。
豊田刑事の大学の後輩だというその男が衝撃的な話を持ってきたのは、その翌日のことだった。
「この写真を見てください」
挨拶もそこそこに秋山は不器用な手つきで、茶封筒から数枚の写真を取り出した。
それを見て、昭文の顔から血の気がひいた。
写真には二人の人間が写っていた。
まず弟の礼二。
そして礼二の傍らで腕を組んで歩いている女。
その女は―――
夏海だった。
以前の彼女からは想像もつかない派手な装いで、濃いメイクをしていたが間違えるはずもない。
昭文にとってより衝撃的だったのは、夏海の表情だった。
写真の中の夏海はじつに幸福そうだった。その笑顔は明らかに愛する男とともにいる幸福の相だった。





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[2365] 背信6 投稿者:流石川 投稿日:2005/11/04(Fri) 09:16

 その日、取材が終わるや川村は、現地に住む旧来の友人と会うというのを口実に早々に他のスタッフと別れた。もちろん、自室に戻って由紀の携帯に連絡し、呼び戻す魂胆だった。すると驚いたことに、
「わたしも、今日は食事失礼していい? 疲れたみたいで、ちょっと体調が悪いの」
 由紀が言い放ったのだ。一睡もしていない疲れがあるのも事実だろうが、
(早く俺とふたりになりたがってるんだ!)
 今こそ川村は確信した。
「あれえ? 何だかふたりして怪しいなあ」
 カメラマンがひやかしたが、昨日までの他人行儀な雰囲気を知っている彼が、本当はまるで疑ってなどいないことは明らかだった。

 いったん自室に引き上げた川村は、すぐに内線電話で由紀に連絡を入れた。
「俺。これから行っていいだろう」
「え? で、でも……」
 昨夜以前にリセットされたというほどではないものの、由紀の声は硬く、よそよそしさを含んでいる。
「とにかく行くよ。話はそれから」
 言うや川村は、小走りで由紀の部屋へ向かった。一刻も早く、由紀の身体に新たな自分の刻印をきざみつけなければならない。
(まだ、由紀の気持ちは揺れている。今日、もうひと押しすれば、完全に俺の女になる)

 ノックをすると、少し間をおいて扉が静かに開かれた。取材中にまとっていた清楚なワンピース姿のままである。昼間、抑えていた欲情が堰を切って噴出し、川村は乱暴に由紀の身体を抱きすくめた。かぐわしい髪の香りが鼻腔を刺激する。
「あ……ちょ、ちょっと……」
「嘘なんだろう、調子が悪いなんて」
 言いながらも、首筋に舌を這わせ、胸のあたりを激しくまさぐる。
「やめて。そんな、いきなり……」
 あらがう由紀に構わず、川村は手をスカートに割り入れ、一気にパンティの中にまで押し進めた。そこはもう十分なほどに熱く潤っていた。
「……ほら。こんなに……俺に抱かれたいと思っていてくれたんだろ」
 由紀の抵抗がやんだ。川村の背中におずおずと腕を回し、胸に顔を埋めてくる。
「……だって……」
 由紀が股間を濡らすまでに自分を求めていたと知って、川村は有頂天だった。
「俺もだよ……ほら……」
 手をとって屹立している怒張へと導いた。由紀はまったくなすがままだった。
「……ああ……」
 甘い息をもらすと、ゆっくりと川村の股間をまさぐり始める。それだけでもう、爆発してしまいそうだ。由紀を抱き上げると、川村はベッドに横たえた。衣服を脱ぎ捨てる川村の気配を感じながら、由紀は瞳を閉じて、やがてくる充実のときを待った。


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[2364] 隣の芝生 8 投稿者:石井 投稿日:2005/11/04(Fri) 06:36

妻はシャワーを浴びたいと言って、慌てて寝室に着替えを取りに行ったので、私も後を追って寝
室に行きました。
「小さな虫でも入ったのか、耳の中が痒くて仕方がない。耳掃除をしてくれないか?」
「えっ!耳掃除ですか!」
「そんなに驚いて、どうかしたのか?」
「いいえ。それなら急いでシャワーを浴びてきます」
「いや、今からすぐにしてくれ。それとも今出来ない訳でも有るのか?」
私の機嫌が悪いので妻は仕方なく、耳掻きを持ってベッドに正座しました。
妻が必死にスカートを下げても、やはりスカートは脚の付け根まで上がってしまい、太腿に頭を
乗せると、妻の黒いパンティーが見えます。
その時、妻から出ている微かな牝の匂いに気付き、起き上がって妻を後ろに突き倒すと、足を閉
じていて見えなかった、パンティーの中心に小さな染みを見つけ、隣に行った日に限って求めて
来る理由が分かった気がしました。
「この染みは何だ?隣で何をしていた?」
「明日の打ち合わせを・・・・・・」
起き上がると正座してそう言いましたが、私と目を合わせる事もなく、声も弱々しいものでした。
「打ち合わせをしていただけで染みが出切るのか?そんな仕事なんか辞めてしまえ」
妻は激しく泣き出しました。
「あなたなら断れますか?あなたの社長さんが肩を揉んでくれと言ったら、仕事では無いと言っ
て断りますか?耳掃除をして欲しいと言われたら、そんな事は自分でやれと言えますか?」
「それとパンティーに染みが出切るのと、何の関係が有る。マッサージや耳掃除で真美は濡らす
のか?感じてしまうのか?」
「社長に少し触られました。でも社長は、厭らしい気持ちで触ったのでは有りません。私が勝手
に・・・・・・」
「それを世間ではセクハラと言うのだ。セクハラされて喜んでいるような、淫乱な女房なんてい
らない」
私は初めて、妻に手を上げてしまいました。
「仕事を取るのか、俺と沙絵を取るのか決めて、返事をしに来い」
私が居間で待っていると、入って来た妻は泣きながら土下座しました。
「ごめんなさい。私が間違っていました。私にとってあなたと沙絵は命よりも大切です。仕事な
んかと比べる事も出来ません。でも一生懸命準備してきたお店が、もう少しで開店出来るところ
まで来ました。私はこのチャンスを失いたくない。どうしてもやり遂げてみたいです。今後あな
たを裏切る様な事は絶対にしません。勿論、マッサージなども断ります。それでクビになったら
なったで諦めます。不信な事が有れば何でも聞いて下さい。嘘はつかずに何でも正直に答えると
約束します。ですから、どうか仕事を続けさせて下さい。お願いします」
そう言って妻は、私の前に2個の携帯を開いて置きました。
1つは前から持っていた妻の物で、もう1つは仕事用に渡されている物です。
「そこまでは疑っていない」
私は妻の必死の願いを聞いて、また許してしまったのです。
妻はその後約束を守り、翌日の打ち合わせなどに隣に行っても、15分ぐらいで帰って来ている
ようです。
私は片山にも一言注意しておこうと思っていましたが、家事も必死にこなす様になった妻を見て、
会社での妻の立場も考えてやめました。


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[2363] 隣の芝生 7 投稿者:石井 投稿日:2005/11/04(Fri) 06:35

それから半月ほどすると、また妻に変化が起こりました。
毎日では無いのですが、以前の様に妻からセックスを求めてくる様になったのです。
最初は妻が戻って来た様で嬉しかったのですが、何か腑に落ちません。
それは妻が求めてくるのが、連日だったり3日もなかったり様々だったからです。
あれ以来、妻は隣に行っても私が帰って来る前には、必ず家に戻っていた為に気付きませんでし
たが、いつ妻が隣に行っていたか娘に聞くと、どうも隣に行った日と私に求めて来る日が一致し
ているのです。
「今日は残業で、帰りは10時頃になると思う」
家を出る時に妻にはそう言って9時に帰ると、案の定妻はいません。
「お母さんは8時30分ぐらいに、明日の打ち合わせをすると言ってお隣に行ったわ」
「着替えて行ったか?」
「ううん。帰って来てそのまま」
それと言うのは今朝見た時に、妻は一番短いミニのタイトスカートを穿いていたからです。
私はまた隣の庭に忍び込むと、東の応接室から妻の声が聞こえました。
「それでは明日、開店3日間の目玉商品を何にするか、決めておきます」
「ええ、全て真美さんに任せたのだから、詳しい報告はいりませんよ。それよりも、今日はマッ
サージではなくて、また耳掃除をお願いしてもいいかな?」
打ち合わせは本当でしたが、片山へのサービスはまだ続けていたようです。
「耳掃除ですか?いいですけど、この前の様に変な所に手を置かないで下さいね。それと、絶対
にお触りもなしですからね。それでは布団を敷いてきます」
「ああ、真美さんも疲れているのに悪いね」
西の和室に明かりが点いたので、私も急いで移動しました。
「ここに寝て下さい」
「真美さんの太腿は、ふっくらと柔らかくて凄く気持ちが良い。」
「キャッ。社長、変な所に手は入れないでと言ったでしょ?」
「太腿の間に手を入れていると、母の懐に抱かれている様で安心出来るのですよ。これ以上奥は
触れませんから、許して下さい。あー、極楽、極楽」
「もー、手を置くのは許してあげますから、動かさないで下さい。耳の中を傷付けても知りませ
んよ。はい、反対の耳をしますから、こちらを向いて下さい」
タイトのミニで正座をすると、スカートは脚の付け根辺りまで上がってしまいます。
その状態で、太腿に頭を乗せて妻のほうを向けば、片山からはパンティーが見えているかも知れ
ません。
その時私は、怒鳴り込もうかと思いましたが、忍び込んで盗み聞きしていた負い目から、躊躇し
てしまいました。
「もう社長ったら。本当に止めて下さい」
「何がですか?」
「何がではなくて、脚の間にある右手も動いているし、左手までお尻を触っているでしょ?」
「そう怒らないで下さいよ。前にも言った様に、私は男としては終わっています。これは厭らし
い意味で触っているのではなくて、こうしていると本当に安心出来て、凄くリラックスするので
す」
片山は男としての機能を果たさない事を、妻にも話していたのです。
その事で妻の心に油断が生じ、この様な事を許しているのかも知れません。
「真美さん大丈夫ですか?息遣いがおかしくないですか?」
「少し足が・痺れてきた・だけです」
「それなら良いのですが、気分でも悪くなったのではないかと心配しました」
「きれいに・なりました・もう主人が帰る時間なので・失礼します」
私が慌てて家に戻ると、すぐに妻が帰ってきました。
「あなた!早かったのですね。気付かずにごめんなさい。明日の打ち合わせに、社長の家に行っ
ていました」
「打ち合わせだけか?」
「はい」
私はあの様な事をされていた事よりも、嘘をついた事が許せませんでした。


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[2362] 夏の生贄 投稿者:TELL ME 投稿日:2005/11/03(Thu) 21:42

第二十二章 「変貌」

杉浦商事第三課課長室。
栢山秀明は、その日半年ぶりに目にした高島礼二の変貌ぶりに瞠目した。
変貌といっても、外見が変わったわけではない。ただ、かつての礼二には見られなかったような貫禄や凄みが、その内面から滲み出ているように感じるのだ。男ぶりが上がったというよりは、何か違うものに変質したような礼二の変化だった。
その隣には、これは完全なる「変化」を遂げた高島夏海の姿がある。半年前に寺元博士から受け取った報告書に添付されていた写真では、その美しい黒髪を剃り上げられた無惨な姿を晒していたが、いま眼前にいる彼女は艶やかな黒髪を肩まで垂らしている。
栢山はかつて一度しか、夏海を直接目にしたことはない。そのときも美しい女だと思い、何よりその全身から匂い立つ無垢な雰囲気に惹かれた。
だが、いま栢山の目の前で、ソファに腰をかけ、隣に座った礼二にしなだれかかっている女は、無垢とは程遠い妖艶な女だった。服装からして水商売の女が着るような、胸元の大きく開いた黒のドレスを着ている。その変貌振りに呆気に取られた栢山が、しばらくその姿を見つめていると、夏海はそれに気づいて栢山に媚びた目つきで艶やかに笑んだ。淫蕩な笑みだった。
柄にもなくどぎまぎして栢山は目を逸らし、煙草の火をつけた。
「潜伏先の台湾での生活はどうだったんだ」
「何事も問題なく・・・と、言いたいところですが、二、三度身体を壊しかけましたよ」
「なぜだ?」
栢山が聞くと、礼二はにやりと笑って傍らの夏海を見た。夏海も細やかな右手で口元を覆い、くすくすと忍び笑いを洩らしている。
なんとなく淫靡なものを感じさせるやりとりに、本来なら不機嫌になるはずの栢山だったが、雰囲気にのまれたいまは何も言えなかった。
「ですが、仕事はきちんとしましたよ。警察が動いたのかどうか知りませんが、動いていたとしてももうわたしや夏海の捜索は打ち切られていることでしょうし、これからは自由に動けます。必ず会社の役に立ちますよ」
礼二はよどみない口調で言った。
「それに今回の件のために、会社にずいぶんお金をかけさせてしまったことですしね」
「それはそうだ」
栢山はうなずき、夏海をちらりと見た。夏海はまるで自分とは無関係な話がされているかのように、礼二の腕にしがみつき、愛しげにその顔を眺めている。
その視線に気づいて、礼二は薄く笑い、夏海に何事か囁いた。
夏海はすぐにこくりとうなずいて、すっと立ち上がり、栢山のもとへ近寄った。
「な、なんだ?」
思わずうわずった声でそう言った栢山に、色めいた流し目をくれて、夏海は栢山の膝元にしゃがみこんだ。
「研究の成果をお見せしますよ」
どこか皮肉な響きを含ませた声で礼二が言う。だが、栢山はそれどころではなかった。
夏海は栢山のズボンの前を優雅な手つきで二、三度撫ですさると、ジッパーを開け、中のものを掴み出した。朱唇を近づけ、ちらりと覗かせた舌で亀頭の先を丁寧に舐めた後で、ためらいもせず含んだ。
「お、おい・・・ここは社内だぞ」
自分の声を他人のもののように聞きながら、栢山は自分の股間に跪いた美女の姿から目が離せない。栢山の怒張を唇でしごく度に伸びる白い頸の線が、妖しいほどなめらかだった。
くちゅ・・・くちゅ・・・。
室内に響く淫猥な音。栢山は急速に現実感を失っていく。
夏海が肉棒を口に含んだまま視線を上げ、栢山を見た。媚びを含んだ瞳、淫らに歪んだ口元で笑みを作っている。
「どうだ、夏海。課長のモノは?」
ソファに座ったまま、礼二がふざけた口調で聞くと、夏海は栢山の顔を見つめたまま、肢体をゆっくりとくねらせながら、「おいしい・・・」と小さく言った。
その瞬間、たまらず栢山の怒張が膨れ上がり、夏海の口中で爆ぜた。夏海は慣れた仕草で、流れ出た精液を飲み込んでいく。そればかりか、怒張に残った精液まですべて舐めとろうと、萎みかけたそれに吸い付いている。商売女のように細やかなフェラチオだった。

「どうでした課長? 満足しましたか?」
「あ、ああ・・・・とてもあの奥さんだとは思えないな。これは期待できそうだ」
栢山は心底からそう言った。
「研究所の報告あったが、彼女はお前の言うことならなんでも聞くのか?」
「そうです。それに夏海自身も様々な経験を経て、肉の悦びに目覚めています。いまでは男なら誰でもよろこんで奉仕しますよ。そんな女になっているんです」
栢山はもう一度、夏海を見た。夏海はまだ栢山の肉棒の亀頭や裏筋を、可愛らしい舌で清めている。その瞳は潤み、長い睫の先は男に奉仕する愉悦で震えているように見えた。
「これは・・・期待できそうだ」
栢山はもう一度そう呟いた。



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[2361] 背信5 投稿者:流石川 投稿日:2005/11/03(Thu) 20:08

(ああ。わたしったら、どうしちゃったんだろう)
 川村の読みは正しかった。懸命に仕事に集中しようとするのだが、由紀の心はすぐに昨晩の記憶へと飛んで行ってしまうのだった。秘肉の奥深く、まだ川村の巨大な肉塊に貫かれている感覚が生々しく残っているせいかも知れない。女の最奥だけではない。限界まで押し広げられた脚の付け根。荒々しく翻弄された両の乳房。激しく打ちつけられてギシギシと悲鳴をあげた腰。全身の至る所に、官能の余韻がぶすぶすとくすぶっていた。
 今朝、シャワールームで鏡に映した裸身のあちこちに、キスマークと歯形がまざまざと残っていたことを思い出す。

(あの人とのときは、こんなことなかったのに……)
 夫の亮輔も性的に弱いほうではない。結婚前、男と女として付き合い出してからというもの、会えば決まってセックスをしていたのだが、あの頃は翌日に淫らな想いを引きずったり、まして仕事に差し障るようなことなどなかった。
 彼の自尊心を満たそうと、
「わたし、あなたとするようになってから、エッチが好きになっちゃった」
 と告げてはみても、由紀は自分がいわゆる好き者だとは思っていなかった。ときどきの体調や気分によって抱いてほしいという気持ちになることはあったが、しなければしないで、つらいとは感じない。亮輔が喜ぶだろうとそういう女を演じていただけだった。

(それなのに今日は……)
 昨日まで「その他大勢」に過ぎなかった川村を見るだけで、胸の奥にジュンとした甘美な思いが湧いてくる。そして由紀の視線は、いつしか川村の股間のあたりをねっとりと這っているのだった。
(ジーンズの下にある川村さんのあれが、わたしの中いっぱいに入ってきた。あんなに大きくて、太くて……ズンてされただけでわたし、壊れちゃいそうだった……)
「ちょっと、お手洗いへ行ってきます」
 襲ってきた目まいに似た感覚に、由紀はあわててトイレに駆け込んだ。個室に入り、パンティを膝まで下げると、やはり媚肉はしたたるほどに潤んでいた。
(……ああ……こんなことって……)

 七年前、二十二歳の由紀が三十一歳だった亮輔と出会ったとき、彼には妻がいた。いけないと自制しつつも惹かれていく自分をどうしようもできなかった。
「他人を不幸にしたくはないけど、ひとりであなたを待ち続けるのはつらいの」
 ある晩、こらえきれずにこぼした由紀の涙が、亮輔の心を決めた。以来、前妻を交えた一年余の修羅場の末に離婚し、由紀は彼との結婚を果たしたのだ。
 堂々と彼の妻を名乗れることの晴れがましさ。年末年始もお盆も一緒にいられる幸せ。このまま亮輔と歳を重ねていける自分を心から誇らしく思っていた。
 だがやがて、由紀の心の中には、
(いつか彼は、わたしから去っていってしまうのではないか)
 という不安が巣くうようになった。亮輔は一度、糟糠の妻を捨てた男だ。もちろん、原因は自分にあり、自分を選んでくれたからこそ今日があることはわかっている。
 それでも、やがて再び亮輔が若い別な女と恋に落ち、同じ選択をしないとは限らない。その漠としたおそれが、由紀を川村との不倫に走らせた一因だったのかもしれない。

 川村に抱かれたのは、いわば“保険”のつもりだった。三十歳を過ぎて若さが失われつつある自覚。亮輔の心の行方を案じるだけでなく、絶えず身近で自分を“女”として崇め、賛美してくれる存在が欲しかった。だから、肉体関係は一度きり。そうすれば川村は自分を忘れられなくなるはず。そんな計算もあった。面倒くさくなれば、あっさりと捨ててしまえばいいと割り切っていたつもりだった。それが……。
「ああ……ほしい……」
 気がつくと由紀は、みずからの指で花芯を愛撫していた。川村の指の動きを思い出し、再現しているつもりで、ゆっくりと膣に挿入する。
(ああ、ちがう。こんなんじゃなかったわ。川村さん……ああ……もっと……)
 誰もいないトイレの一室で、由紀はぐっしょりと濡れた股間に指を差し入れ、身悶えた。


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[2360] 隣の芝生 6 投稿者:石井 投稿日:2005/11/02(Wed) 19:08

翌日私が帰った時に妻の姿は無く、娘の話では帰りに弁当を買って来て、先に食べていて欲しい
と言って隣に研修の報告に行ったまま、未だに帰って来ないとの事でした。
部屋に行って着替えてから、カーテンを少し開けて隣を見ると、やはり由美子さんはカーテンを
開けたまま、真っ赤なブラジャーとパンティーだけで、ドレッサーの前に座って髪を梳かしてい
ます。
しばらく見入ってしまいましたが、妻が昨夜の由美子さんと、同じ様な事をされているのでは無
いかと心配で、また低い塀を跨いでしまいました。
昨夜の部屋には明かりが点いていても人の気配は無く、一番西の部屋にも明かりが点いていたの
で、足音がしない様に芝生の上を歩いて近付くと、微かに妻の話す声が聞こえてきました。
昼間カーテンが開いている時に見えるのですが、ここは確か和室の筈です。
和室とこの窓の間には廊下が有り、遠くを車が通るだけで聞こえ難くなくなってしまうので、耳
に全身系を集中していました。
「社長、駄目です」
「何がですか?」
「何がって、私のお尻を触っている手です」
「あっ、すまない、すまない。無意識の内に手が行ってしまいます。こんな事は死んだ家内以来
です」
「またそんな事を言って。こんどしたら、セクハラで訴えますよ」
「怖い、怖い。反省していますから、そう年寄りを虐めないで下さい。こうやって真美さんにマ
ッサージしてもらうと、本当に疲れがとれます。」
「そんな事を言いながら、また手が。5秒以内に止めないとセクハラ裁判ですよ。5、4、3」
私には信じられませんでした。
妻はこの様なセクハラまがいの事が、一番嫌いなタイプだった筈です。
その妻が冗談で返して笑っている。
あくまでも私の想像ですが、最初妻は本気で怒った事でしょう。
それを若い者の様には焦らずに、気長に日数を掛けて少しずつ慣らしていき、妻が冗談を言いな
がら笑って済ますまでに、もって行ったのではないかと思いました。
このまま行くと数ヵ月後には、今の由美子さんの様に成ってしまわないかと心配でしたが、まさ
か庭に忍び込んで、盗み聞きしていたとも言えません。
取り越し苦労かも知れませんが、そう成らないように根気よく注意しながら、止めさせようと思
いました。
しかしこれは、仮に片山がその様な事を考えていたとしても、そうなる前に妻なら必ず自分で歯
止めを掛けるに違いないという、甘い考えも有ったのです。
もう老人で男として役に立たないと言う事も、私にこの様な余裕を与えていました。
「沙絵を放っておいて、隣で何をしていた」
「ごめんなさい。研修の報告を・・・・・」
「それだけか?ずっと報告をしていただけか?」
「いいえ、社長のマッサージも・・・・・」
まだ私に本当の事を話すと言う事は、それ以上は何も無いと確信しましたが、これ以上エスカレ
ートしない様に、やはり釘を刺しておく必要が有ります。
「真美はマッサージ師として雇われたのか?体を使って男を喜ばせるのが真美の仕事か?」
「そんな言い方、酷い」
妻は泣き出しました。
「自分のやるべき仕事は何か、よく考えろ。沙絵を残して社長のマッサージをするのが仕事かど
うか、もう一度よく考えろ」
私が寝室に行くと、しばらくして入って来た妻は抱き付いてきました。
「あなた、ごめんなさい。今後気を付けますから今の仕事だけは続けさせて。仕事が凄く楽しい
の。こんな充実した生活は初めてなの」
そう行ってまた泣き出しました。


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[2359] 背信4 投稿者:流石川 投稿日:2005/11/02(Wed) 18:40

 晴れ渡った景色の中、翌日も富良野での撮影が行なわれた。新緑の景観に合わせて爽やかなライトグリーンのワンピースに身を包んだ由紀は、地元の人びとや観光客への取材をいつものように朗らかに進めている。同行のカメラマンが、
「何だか、今日の由紀ちゃん、やけに色っぽいなあ。さては昨日の夜、旦那と愛の電話でもしたんだろう。『離れてても愛してるわ、あなた』なんちゃって」
 などと軽口を叩いている。そんな光景を見ながら、川村は内心得意満面だった。
(ふふ、馬鹿め。由紀は明け方まで、俺に抱かれてヒイヒイよがり泣いてたんだよ)

 結局昨晩、川村は都合四度にわたって由紀を楽しんだ。正常位で膣内射精をした後、初めての褥とは思えぬような奔放な姿態を強要し、由紀から歓喜のほとばしりを搾り取ったのである。ようやく満足した川村が身体を離したときには、すでに東の空は明るみ始めていた。その後、せめてシャワーを浴びたいという由紀のために一度自分の部屋へ戻った川村は、狙い続けてきた女をものにした余韻を味わう間もなく、フロントへ降りていったのだ。
 完全な徹夜開けである。だが、校了前に煙草の煙がこもる編集部で朝を迎えるときとは異なり、爽快な気分だった。何よりも、夜通しぶっ続けであの高嶺の花・由紀とセックスしたという事実が、川村を高揚させていた。

「どんなところが富良野の魅力だと思いますか」
 由紀もまた、一睡もしていない疲労など微塵も感じさせずに、インタビューをしている。ワンピースの胸元を誇らしげに押し上げるふくらみ。
(あのおっぱいを、俺は思うさま揉み上げ、吸いまくったんだよな)
 昨夜、さまざまな愛撫を加えていく中で、乳房が由紀にとって鋭敏な性感帯であることを川村は知った。正常位で深く挿入し、律動を続けながら舌で乳首を転がしたり、軽く歯を当ててやると、
「ああ、もっと。おっぱい、いじってえ」
 かすれた声で告げながら、由紀は総身をよじらせて燃え上がるのだった。騎乗位ではペニスを最奥に受け入れながら、みずから美乳を手のひらで寄せ上げ、川村の口に乳首をふくませたりもした。

「それでは、お写真を撮りますので、こちらへお願いします」
 由紀の声に我に返ると、インタビューが終わったところだった。ふと足元に落としたペンを拾おうと身を屈める由紀。自然と腰からヒップへのラインが強調される格好となった。たちまち川村の脳裏に、四つん這いの格好で突き出された、シミひとつない陶磁器のような双臀の映像がフラッシュバックした。
(あのけつを抱え込んで、俺は後ろからブチ込んだんだ)
 理想的な女の曲線を描く裸身がくねくねと身悶え、顔をベッドに突っ伏した由紀の髪の毛がシーツの上で妖しいうねりを描いていた。両手を回してプルンプルンと揺れる乳房を鷲掴みにしてやると、由紀は泣き叫びながら自分から腰を揺すり出したのだった。

「もう一枚ですから。はい、ニッコリ」
 カメラマンの横に立ち、長い髪をかきあげながら撮影の指示を出している由紀は、いつもと変わらず清楚で美しかった。あの女がつい数時間前まで汗みどろで自分にしがみつき、あられもない言葉を口走りながらよがり泣いていたなど、信じられない気分だった。
(昨夜のことは俺の夢だったんじゃないか)
 そんな気さえする。そのとき、由紀がちらりと川村のほうを見た。視線が絡むとすぐに目を伏せる。頬がほんのり染まって見えるのは、初夏の日差しのせいだけではない。それはまぎれもなく、自分が身体を開きベッドを共にした男、自分を征服した男に女が見せる含羞の差した仕草だった。
(何もなかったように澄ました顔をしてるけど、由紀だって俺とのセックスを思い出しているに違いない。何しろあれだけ強烈に俺の味を教え込んだんだからな)
 川村は、由紀の反応に大いに満足した。


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[2358] 夏の生贄 投稿者:TELL ME 投稿日:2005/11/02(Wed) 15:01

第二十一章 「春の家族」

春―――。
縁側に座って、我が子が庭の蟻の巣を食い入るように見つめている様を見ながら、高島昭文はぼんやりと縁側に座っていた。
日差しが暖かい。もう冬は終わったのだと思う。
だが、昭文の心の内で冬は終わっていない。終わるわけがない。
いなくなった妻が見つかるまでは。
「お茶はいかかがですか」
妻の叔母の陽子が傍らにやってきて茶を勧める。ありがたく湯飲みを受け取って、昭文は温かい茶を啜った。
「夏海ちゃんはいまどうしているんでしょうか」
陽子がポツリと呟くように言った。
「あれからもう半年以上経っているわ」
昭文の妻、夏海がいなくなったのは、去年の夏だった。一ヶ月住み込みで働く短期の仕事に就くといって家を出たきり、連絡もないまま、そのまま家に戻ってこなかった。
当時、昭文は交通事故に遭い、入院していた。
慌てて夏海に仕事を紹介した弟の礼二に連絡を取ろうとしたが、もはや連絡はつかなかった。消えたのは夏海だけではなく、礼二もだった。
後の調べで分かったことだが、礼二が持ってきた仕事の話というのも、まったくの虚偽架空のもので、そんなものは存在しない、とこれは礼二の上司が証言した。

常識的に考えれば、夫のいぬ間に二人して駆け落ちを図ったと考えるのが、妥当な状況かもしれない。だが、昭文には信じられない。夏海は礼二を嫌っていたし―――それに何より、彼女は自分の夫と息子を愛していた。自惚れなくそう思う。
その息子は父親は入院で不在、母親も消えてしまったという苛酷な状況で、陽子の家に預けられている。昭文が退院してからも、それは変わっていない。昭文には仕事がある。いつまでも休んではいられない。
だが、夏海のほうも放っておく気はむろんなかった。
先年の事故をきっかけに知り合った豊田という刑事がいる。警察は事件性がないとして夏海と礼二の失踪の捜査をとっくに打ち切っているが、昭文は個人的に豊田に度々相談に行っている。豊田自身も今度の事件に不審なものを嗅ぎ取っているようで、昭文の話を熱心に聞き、それから知り合いの探偵を紹介してくれた。
つい昨日、その探偵から連絡がきて、今度の週末に会って報告することがあると言ってきた。昭文はいまから武者震いしている。

「本当に心配だわ。晴喜ちゃんのこともあるし」
陽子は庭で遊んでいる晴喜を見つめながら、そっと瞳をうるませている。親戚だけあって、涙もろいところは夏海とよく似ている、と昭文は思った。
「大丈夫です。夏海は必ずぼくが見つけだします」
昭文は傍らの陽子にきっぱりと言って、立ち上がった。
「おーい、晴喜。何を見ているんだ? おとうさんも混ぜてくれよ」




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[2357] 夏の生贄 投稿者:TELL ME 投稿日:2005/11/02(Wed) 15:00

第二十章 「不穏な旅立ち」

新しく生まれ変わった夏海の「破瓜」から三日後、礼二は再び博士の研究所を訪れた。
夏海が研究所に入ってちょうど一ヶ月がたっている。夏海を引き取りにやってきた礼二を、その日は珍しく博士がじきじきに出迎えた。
「わたしの研究もだいぶはかどったよ。これもきみがいい素材を連れてきてくれたおかげだな」
博士はそう言って笑った。
しばらく待っているとクリスティが夏海を連れてきた。夏海はここにやってきたときに身に着けていた服装で、剃られた頭髪を隠すように白い帽子をかぶっていたが、それ以外はまったく以前と変わらないように見えた。
だが、礼二は知っている。いま眼前に立っているのはかつての高島夏海という女ではない、まったく別の人間だ。
やや不安げな表情で歩いてきた夏海は、礼二の顔を見ると、ぱっとクリスティの背後に隠れた。
「何をはにかんでいるの? あなたのご主人さまがお見えになっているというのに」
クリスティは歌うようにそう言うと、夏海を無理やり礼二の前に立たせた。
「夏海・・・・」
長い睫を震わせながらうつむく夏海を目の前にして、礼二は呟くようにその名を呼んだ。我知らず身体が動き、その細やかな肢体を抱きしめ、口を吸った。
「あ、あ・・・・」
夏海は抵抗しなかったが、礼二に抱きしめられ、唇を合わせられると、呆けたような表情で、うわごとめいたうめき声をあげた。肢体が小刻みに揺れ、その心拍の激しさが礼二まで伝わってきた。
礼二が身体を離すと、夏海はそのままがくっと床に崩れ落ちそうになった。クリスティが傍らに寄ってその身体を支えてやると、夏海はクリスティにしがみつくようにした。
その様子を驚きの表情で見つめる礼二に、クリスティは悪戯な笑みを向けて、
「この子、いま軽くイッてしまったみたい」
と言った。
(そんな馬鹿な・・・ただキスをしただけで)
礼二は思うが、いまクリスティにしがみつくように立っている夏海の瞳は潤み、そのなかにはたしかに恍惚の色があった。
「わたしは彼女をその根底から作り変えるべく様々なことをしたが、最後にそれを成し遂げたのはきみだ。いわばきみは彼女の創造主なのだ」
博士は低い声で、ゆっくりという。
「創造主を愛さない者がこの世にいるだろうか? 神の御手に抱かれて恍惚に酔わない者がいるだろうか?」

礼二が夏海を連れて、研究所のある山奥から麓へ降り、そこに停めていた車に乗り込むまで、クリスティはついてきた。
「さようなら」
いよいよ別れの際にクリスティはそう言って、夏海を見ながら少し泣いた。
いったいクリスティはどういう女だったのか。どんな気持ちで夏海と関わっていたのか。礼二にはよく分からない。
よく分からないといえば寺元博士もそうだが、彼は見送りにも来ないで、研究室の玄関でさっさと背を翻し、自身の研究に戻っていった。
そして今―――
礼二は不可解な博士夫妻の新たなおとし子を乗せ、車を走らせている。
この女にはもはや何もない。ただひとつすがるものがあるとすれば、それは彼女を現在の運命に叩き落した礼二だけだ。
そんなことを知ってか知らずか、助手席に乗り込んだ夏海は不安げな表情のままで、窓の外に目をやっている。ときどき、礼二の顔をちらちらと窺っているのが分かる。
「夏海・・・・」
礼二はまたその名を呼んだ。心の底から湧きあがってくる奇妙な高揚感を噛み殺しながら。

車は林道を走り抜けていく。もうすぐ町に出るだろう。




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[2356] 隣の芝生 5 投稿者:石井 投稿日:2005/11/02(Wed) 12:30

妻の仕事へ執着は、更にエスカレートして行きます。
勤めだした頃は、ほとんどGパンにトレーナーかポロシャツだったのが、今ではブラウスに丈の
短いタイトスカートのスーツに変わり、中には可也のミニも有ります。
「そんなに足を出して行くのか」
妻は会社からの支給なので仕方が無いと言いますが、おそらく片山が個人的に買ってくれている
のでしょう。
他にもノートパソコンを常に持ち歩くなど、一端のキャリアウーマンを気取っています。
「あなた・・今度1泊で研修に行きたいけれど・・・駄目?」
「何の研修だ?」
「お客様からのクレーム処理についての研修がホテルで有るの」
「誰と行く?また社長とか?」
「いいえ、私一人です」
妻が研修に行った夜、残業で遅く帰った私は、ああ言いながらも片山と一緒に行っているのでは
ないかと、心配で仕方が有りませんでした。
裏の車庫はシャッターが下りていて、片山がいるのかどうかも分かりません。
幸い周りに家は無いので意を決し、庭の境にある低い塀を跨ぎ、明かりが点いていた一番東の部
屋に近寄って耳を澄ますと片山の声が聞こえてきたので、一先ず安心して帰ろうとした時、由美
子さんの妖しい声が聞こえました。
「旦那様・・・こんな所では嫌です・・許して」
「ソファーを汚してしまうからですか?」
「違います・アァァー」
「それよりも由美子さんは、私に何か話しが有ったのでしょ?」
「アアーン・・指を・指を止めて下さい・・これでは・・話せません・・アン・アン・アン」
「でも由美子さんは、ここをこうされるのが好きでしょ?止めろと言われても、この蕩けたオマ
ンコが可哀想で、私には止められません。そうだ、それなら一度イッてから話せばどうですか?」
「アン・アン・アン・旦那様・・旦那様・・ダメです・・ダメ〜・ダメ〜〜」
やはり片山と由美子さんは、ただの関係では有りませんでした。
「おや?可哀想に。軽くしかイケなかった様ですね。さあ、もう話せますか?」
「ハア・ハア・ハア・あんな恥ずかしい事は・・ハア・ハア・・もう許して下さい」
「何の事です?」
「ハア・ハア・お隣の・ご主人に」
「ああ、あの事ですか。別に私はそうしろと強要した覚えは有りませんよ。由美子さんが嫌なら
やめれば良いでしょ?私はただ、奥様の帰りが遅くて寂しいだろうから、由美子さんの厭らしい
体でも見せてあげれば、気も紛れて喜んで頂けるだろうなと、一人言を言っただけです」
片山は優しく話していますが、その事が逆に、由美子さんに威圧感を与えているようです。
私も偶然にしては、出来すぎていると思った事も有りましたが、由美子さんの魅力に負けて、そ
の事を自分の中で打ち消していました。
しかしこれは、妻の帰りが遅い事や夕食後片山の所に行く事に、私が不満を持っている事を知っ
て、片山が全て仕組んだ事だったのです。
「可哀想に。ここでは深くイケないのですね?それなら私の部屋に行きましょう」
「あの部屋は、あの部屋は許して下さい。もう逆らいませんから、せめて私の部屋で・・・・・・」
「そんな言い方をされては、私が虐めているように聞こえるじゃないですか。私は由美子さんに
喜んで欲しいだけです。私の部屋での方が激しくイク事が出切るでしょ?さあ行きますよ」
「許して下さい」
「これでも由美子さんには、本当に申し訳ないと思っているのですよ。私のオチンポさえ硬くな
れば、もっと喜ばせてあげる事が出切るのに、あんな事でしか喜んでもらう事が出来なくて。そ
れでは先に行って待っていますから、早く来てくださいね」
由美子さんを少し可哀想に思いながらも、今からされる事を想像してしまい、私は気付かない内
に、股間を両手で押さえていました。


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[2355] 背信3 投稿者:流石川 投稿日:2005/11/02(Wed) 04:59

 川村という担当編集者にしつこく口説かれていることを、夫の亮輔は知っている。いつだったか夫婦のセックスの後、ピロートークで男関係を問われ、ベッドに入る前に飲んだワインの酔いも手伝って告白したことがあるからだ。
「へえ……まあ、由紀は美人だもんな。……で、その……由紀の気持ちはどうなんだ?」
 平静を装ってはいたが、亮輔の声はかすかに震え、瞳の奥に暗い炎が揺らいでいた。
「うふふ。ばかね、そんなことあるわけないでしょ。川村さんってタイプじゃないし、わたしが愛しているのは、リ・ョ・ウ・ス・ケ・だ・け」
 甘えた声を出すと、思いがけないほど強い力で抱きしめられた。三十分ほど前に射精したばかりだというのに、硬くいきり立ったモノが、由紀の下腹部に押し付けられた。

「なんて……なんて素敵なおっぱいなんだ……」
、今、そのタイプではなかったはずの男と裸で抱き合っている。このことを亮輔が知ったら、嫉妬のあまり発狂するかも知れない。見事に発達した豊満な美乳を揉み込まれ、チュウチュウと音を立てて乳首を吸われながら、由紀はぼんやり天井を眺めていた。
(この取材旅行が決まったときから、川村さんに許してしまうつもりだったの……)
 ショーツに川村の手がかかった。出発の二日前、わざわざ専門店まで買いに行き、旅行鞄に忍ばせてきたフランス製のシルク下着だった。脱がせやすいように、由紀は腰を浮かせた。
(あなた、ごめんなさい)
 亮輔と結婚してから、初めて他の男と共にするベッドだった。
「あっ……」
 脚が大きく割り開かれるや、川村のペニスが性急に胎内へと入ってきた。肉襞をメリメリと押し開かれる感覚に、由紀はその巨大さを知った。亮輔より、いや由紀が知っているどの男の記憶よりずっと大きい。絶息せんばかりの圧迫感である。しかし、痛みもなくすんなりと受け入れたことで、由紀は自分の秘芯が熱く濡れそぼっていたことを知った。

「うううっ、これが由紀ちゃんのおま×こなんだね。ああ、絡みついてくるよ」
 焦がれ続けた由紀の秘部。その感触をたっぷりと反芻した後、川村が律動を開始した。繰り出される巧みな抽送に、由紀の口から思わず、あえやかな声がもれる。
「あああ……すごい……」
「僕のものが、由紀ちゃんの中に入ったんだね」
 正常位にも関わらず、怒張の矛先は確実に由紀の子宮を突き上げてくる。これまで体験したことのない甘美な感覚は、ただ亮輔に対する裏切りの想いを振り切るためだけのものではなかった。
「あああ……そうよ……わたしと、したかったんでしょ?……あん」
 思ってもみなかった挑発的な言葉を口走ったのも、ゆらゆらと妖しく燃え上がっていく由紀の官能がなせるわざだった。
「……ああ、そうだよ。ずっとこうなる日を夢見てたんだ」
「由紀の……あんっ……裸とか想像したりしてたの?……ああっ、いいっ」
 何度拒絶しても、川村が自分を諦めていないことを、由紀は女の本能から知っていた。その熱っぽい視線を嫌悪しつつ、ストレートぶつけられる欲望に、女として密やかな自負を感じていたのは事実だ。それが今、三年越しの肉体関係として結実した。
「ああ、そうだよ……おっぱいとか、おま×ことか、空想してはオナッてた。……思ってた以上だ。最高だよ」
 耳元で囁かれる露骨で卑猥な川村の言葉が今は耳に心地よく、由紀を一層煽り立てる効果をもたらした。突き上げられるたび、身体の奥底が灼けただれた感触に包まれ、頭の中で火花が弾けていく。
「どうして突然……ううう……許してくれたんだい?」
「…………」

 亮輔の顔がちらりとよぎり、消えた。今は何もかも忘れて、川村とのセックスに身を委ねたかった。川村の頭に手を回すと、自分から唇を重ねる。官能の炎に炙られながら、すらりと伸びた脚を川村の腰に絡ませると、自分から求めるように腰を揺すり出した。
「……そんなこと…いいじゃない……由紀も……ああ、気持ちいい……」
「うう……ど、どこがだい?」
「……おま×こよ。由紀のおま×こ……ああああん」
 恥ずかしい言葉を口にした瞬間、由紀の中で何かが弾けた。髪を振り乱せた凄絶な美貌と、匂うような艶めきに染まる肌がのたうつさまに、川村の欲情は一気に高まる。
「も、もっと言ってくれ!」
「川村さんとセックスして、由紀、おま×こ気持ちいいの。あああっ」

 もう限界だった。一際大きなストロークを由紀の最奥に打ち込むと、川村は積年の想いを叩きつけるように、白濁の精を由紀の子宮めがけてしぶかせた。
「……素敵よ、川村さん!」
 熱いほとぼしりを胎内深くに感じて、由紀はめくるめく快感に昇りつめ、無我夢中で川村の背中にしがみついた。



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[2354] 隣の芝生 4 投稿者:石井 投稿日:2005/11/01(Tue) 12:21

妻は益々仕事の面白さにのめり込み、初夏になると、片山の秘書の様な事までするように成って
いました。
あれだけ毎日求めてきたセックスも、仕事に熱中すればするほど減っていき、今では私から求め
た時に応じる程度で、ほとんど妻からは求めてきません。
部活の地区予選が近付いて、娘の帰宅が遅くなった事を良い事に、妻も遅く帰る事が平気に成り、
私よりも遅くなる日も度々です。
「いい加減にしろよ。約束と違うだろ」
「ごめんなさい。今度体に良いものだけを扱うお店を出す計画が有って、どうしても抜けられな
いの」
「仕事を始めて3ヵ月ぐらいで何が出切る?」
「私はこの仕事に向いているって言われるし、自分でもそう思う。社長も『経験も大事だが長さ
だけでは有りません。一番は持って生まれたセンスです。井上さんは、持って生まれた何かが有
る』と言ってくれていて、そのお店を私に任せてくれそうなの」
仕事の話になると目付きも変わり、とても辞めろと言える状態では有りません。
片山は男としての機能は果たさないのだし、そんな事を心配している自分も情けなく思って注意
するに止めたのですが、翌日の仕事の打ち合わせだと言って、夕食後に片山の家に行く事も増え
てきたので、思い悩んだ私は朝早く起き、庭の掃除をしている振りをして片山を待ちました。
「おはようございます。朝早くから清が出ますね」
「おはようございます。丁度良かった。少しお時間を頂けますか?」
私は片山に、このままでは家族がバラバラになってしまうので、何とか早く帰してもらえるよう
に頼みました。
「それは申し訳ない事を致しました。ただ本当に勝手なお願いですが新しい店を開店させて、軌
道に乗せるまでは、もう少しだけ目を瞑っていて頂けませんか?」
「妻が役に立つのですか?」
「役に立つどころか、奥様抜きでは考えられません。私は新しい店の事を、全て奥様に任そうと
考えています。何しろ発想が素晴らしいです。新しい店が軌道にさえ乗れば、早く帰れるような
シフトを組みますので、助けると思ってどうかお願い致します」
この家を格安で譲ってもらい、売り出した時の条件には無かった、お風呂なども好意で新しく改
装してもらっていたので、助けてくれと頭まで下げられては断る事も出来ません。
この夜、私が帰って来ても妻の姿は有りませんでした。
途中で一度帰って来たらしく、夕食は温めるだけになっています。
娘と2人で食べてから寝室で寝転んでいると、心地良い音楽が微かに聞こえてきたのでカーテン
の隙間から見ると、向かいの部屋のカーテンが開いていて、由美子さんの姿が見えました。
最初見た時も不思議に思ったのですが、片山の家は敷地の東よりに建っているのに、後から建て
たはずのこの家は西側いっぱいに建てられている為、間は4m程しか有りません。
間取りからしても、私達の寝室はこの部屋以外考えられず、普段は厚いカーテンを閉めたまま開
ける事も無かったので気付きませんでしたが、向かいの部屋は由美子さんの部屋だと初めて分か
りました。
由美子さんの部屋の窓は大きくて、ここからは室内の半分が奥まで見えてしまい、ベッドや大き
なドレッサーが見えます。
由美子さんはお風呂上りなのか、バスタオルを巻いただけの格好だったので、私は覗いている事
が分からない様に部屋の明かりを消すと、スケベ心で目が離せなく成っていました。
すると由美子さんは、カーテンが開いているのを忘れているかのように、バスタオルを外してし
まったので、私の目は彼女に釘付けです。
垂れかけた大きな乳房とその先の小さな乳首、少し弛んだお腹、肉付きの良い腰。
この少し崩れかけた体が凄く卑猥に見え、上品な顔とのギャップが更に私を興奮させます。
それからの私は、妻が遅い日や隣に行って留守の時は、必ず由美子さんの部屋を覗くように成っ
てしまい、由美子さんも私の時間に合わせているかのように、必ずカーテンを開けたまま、色っ
ぽい下着姿や卑猥な裸体を見せてくれ、妻の帰宅が遅い事が苦にならなくなってしまいました。
何日かそんな事が続いた土曜日、妻は仕事、娘は部活だったので、一人退屈凌ぎに車を洗ってい
ると、隣の庭から由美子さんが声をかけてくれました。
短い時間でしたが、初めて近くで向かい合って話しをし、目を見て話さなければと思いながらも、
この良家の奥様の様な服の中には、あの卑猥な体が有るかと思うと、どうしても胸や腰の辺りに
目が行ってしまいます。
それどころか下半身に変化までおきてしまい、腰を引き気味にして話していました。


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[2353] 背信2 投稿者:流石川 投稿日:2005/11/01(Tue) 01:49

 思わぬ事の成り行きに、川村は小躍りしたい気分だった。
 三年前、知人の紹介で初めて会った日から、川村は由紀に夢中だった。小造りな卵型の顔。しっとりと潤いを帯びたアーモンド型の双眸。ふるいつきたくなるように艶やかな唇。豊かに膨らんだ形のよいバスト。きゅんと括れたウエストから、すらりと伸びた見事な脚までのライン。何もかもが川村の好みだった。
 由紀が人妻であることは知っていたが、それは川村の邪心を煽り立てる効果しかもたらさなかった。
(何とかして、あの身体を抱いてみたい)

 自分の性技に、川村は自信があった。これまで彼に抱かれた女が例外なく、その卓越したセックスの虜となった事実が、彼をますます強気にしていた。
(一度でもやらせてくれれば、俺を忘れられない肉体にしてやるのに……)
 だが、由紀のガードは固く、川村の誘いはこれまで何度となく退けられてきた。断固とした拒絶はしない。打合せを兼ねた食事や、それなりに苦労した仕事の打ち上げであれば参加する。だが、その先には決して足を踏み入れさせない。仕事をする人妻として当然ともいえる態度だったが、川村の目には触れなば落ちん風情に映った。
 だが、さすがにその状態のまま三年も経つと、川村にも諦めに似た気持ちが強くなる。毎度の誘いは、半ば日常の挨拶と化しつつあった。

 今回、六泊を共にする取材旅行でも(あわよくば)という期待がなかったわけではない。だが、それも(どうせ肩すかしに終わるのだろう)ほとんど諦めていたのだ。それが……。
(どういう風の吹き回しかは知らねえけど、このチャンスをモノにしない手はない)
 衣服ごしに伝わるみっしりとした肉感。襟元からわずかに覗く胸の谷間が見せる深い闇。何もかも想像していた通りだ。その裸身を思うさま開かせ、組み敷いて身悶えさせている姿を川村はこれまでに何度となく妄想の中で楽しみ、そのたびに自慰に耽ってきた。
(もう少しだ。もう少しで夢が現実になる)
 鼻をくすぐる、かすかな髪の香り。川村の陰茎は、すでに痛いほど勃起していた。

「由紀ちゃん。部屋の鍵を……」
 何も言わずハンドバッグからキーを取り出し、手渡した由紀の仕草をOKのサインと受け取ったのか、川村はいそいそとドアを開け、中に入った。うかがうように由紀を振り返る。一瞬ためらった後、由紀も続いた。後ろ手に扉が閉められ、かちりとロックが降ろされた。由紀の脳裏に東京で待っている夫・亮輔の顔が浮かんだ。
(あなたが嫌いになったわけじゃない。好き。今でも大好きよ。でも、どこか満たされない気持ちが日に日に高まっていくのを止められない。もうすぐ三十歳。女としての魅力が喪われるのが怖いの。わかってくれるでしょ。許して……)

「ずっと好きだった。初めて会ったときから……。わかってたんだろう?」
 由紀の心が変わるのを恐れるように、川村は行動に出た。荒々しく抱きすくめられ、いきなり唇を奪われた。執拗で容赦のないキスだった。侵入してきた舌に、口の中を舐め尽くされる。ためらう舌を巧みにからめとられ、唾液を流し込まれた。
(やっぱり、亮輔とのほうがいい)
 そう思おうとするのだが、いつしか由紀のしなやかな腕は川村の背中に回されていた。頭の中がぼうっとなり、白くハレーションを起こしていく。気がつくと進んで舌を絡ませ、男の唾液を飲み下している自分がいた。
 立ったまま、ワンピースのジッパーが降ろされ、ふわりと床に落ちる。続いてブラジャーのホックが外されると、八十八センチの乳房がこぼれ出た。重たげに実った、日本人離れしたバストライン。その先端に、男なら誰でもむしゃぶりつきたくなる小豆色の乳輪が息づいている。ひんやりとした外気と共に、川村の射るような視線を感じた。

「ああ、夢みたいだ。綺麗だよ、由紀ちゃん」
 放心したように立ち尽くす、パンティ一枚の由紀の身体をベッドの上に横たえると、川村は慌ただしくズボンを降ろしながら、熱っぽい囁きを繰り返した。ブリーフを脱ぎ捨てると、長大な逸物がぶるんと姿を現わした。瞳を閉じている由紀には見えていない。
(すぐにこいつを、おま×こにブチ込んでやるからな。俺の女にしてやるぜ)
 心のうちで舌なめずりをしながら、川村は由紀に覆いかぶさっていった。


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[2352] 背信1 投稿者:流石川 投稿日:2005/11/01(Tue) 01:48

 肌の上を慌ただしくまさぐる男の愛撫に身を任せながら、由紀は夫の亮輔を思った。
(あなたが悪いのよ。わたしのせいじゃない……)
 北海道・富良野のホテルの一室。嗅ぎ慣れない男の体臭が、今の状況をいやが上にも認識させる。これから別の男に抱かれようとしている自分を、由紀はどこか客観的な気持ちで見ていた。それでも豊かな肢体に潜む官能が、ゆっくりと確実に呼び醒まされていく。

 結婚五年目、二十九歳になった由紀は雑誌のフリーランスのライター。出版社や編集プロダクションからの依頼で取材をし、原稿にまとめるのが基本だが、その美貌を評価され、モデルを兼任することもある。旅行雑誌『K』もそのひとつで、由紀は訪れた土地の名所でくつろぐ姿や、名物料理に舌鼓を打つ姿を写真に撮られ、誌面を飾る文章を書く。かれこれ三年続けている仕事だ。

 全行程六泊の予定で訪れた北海道取材旅行の三日目。スタッフ全員で食事をした後、ホテルまで戻ってきたところで、編集者の川村が他聞をはばかるようにそっと囁いた。
「これから、ふたりだけで飲みに行こうよ。いいじゃないか、ね?」
 川村が毎夜のように、自分を誘う隙をうかがっていることはわかっていた。断られても断られても、めげない男。だが今度は違った。由紀は黙って首を縦に振ったのである。むしろ、そんな由紀の反応に川村のほうが戸惑ったように見えた。
「じゃあ、十分後に一階のロビーで」
 秘密めいた口調で告げられたときから、今夜は最後の一線を越えてしまうだろうという予感はあった。二軒目のカラオケボックス。横に腰掛けた川村の手がさりげなさを装って背中に回されるのを、醒めた意識の片隅でぼんやり受け止めていた。拒絶されないとわかると、川村はさらに腰へ、ついには太股の感触を味わうように撫で回し始めた。
 午前一時過ぎ、再びホテルまで戻ってくると、川村は当然のように由紀の部屋のあるフロアまでついてきた。それほど酔ってはいないつもりなのに、エレベーターを出る頃には、由紀はいつか肩を抱きかかえられ、川村の肩に頭を預けていた。


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