BBS1 2006/12 過去ログ



慟哭2
なき男 12/28(木) 13:59:00 No.20061228135900 削除
今にして思えば当時の私は幼稚だったのかも知れない。
妻子のために自分を犠牲にして妻を欺いて離婚した男
ドラマであれば主演男優であろうこの役に自ら志願した
幸い責任転嫁する相手は死んでいる、父のせいだと自らを納得させ
妻や子供に寂しい思いをさせても頑張る自分
ヒロイックな幻想の産物だったのだ、私は自分が大事でその為に妻に寂しい思いをさせたのだ
自己満足のヒーローには誰も喝采を上げてはくれない
それに気がつかなかった

妻と再婚してからまるで新婚夫婦のように愛し合った。
抱きしめて寝るだけでも幸せだった。
しかし離婚していた3年間のことに思いを馳せるきっかけとなったDVDを見てから
私は妻を抱けなくなっていた。届いてから1週間になる、つい1週間前まではあれほど激しく愛し合っていたのに
いきなりそれが無くなれば妻が不安に思っても仕方ないことだ
何かおかしいと妻が思い出したのは至極当然の結果だった
「あなたどうしたの?疲れているの?私何かしたのかしら・・・」
そう問われても私から答えなど言えるはずもない
3年前のヒーローは影を潜め今はただ後悔と嫉妬に駆られた馬鹿な男がいるだけだ
”明彦”妻がそう呼ぶ男のことが知りたい、しかし知ってしまったら・・・・
その男と妻に私はどうしたいのだ?
もし寝取られてたとしても私には何も出来ない、何も言えないではないか

DVDの続きが見たいそう思っても、なかなか決心がつかない
あのような格好で辱められる妻を私は正視できるのか
もし妻があの男に感じていたなら・・・・
妻はもともと貞淑で恥ずかしがりやの純粋な女であった
しかし父譲りなのか私は性欲だけは旺盛で付き合っているときから
妻を性的に開発することになみなみならぬ情熱を注いでいた
しかしあくまでノーマルな範囲であってSMや露出などの妻の嫌がることをしたいとは思っていない
ただ様々な体位で一日に何回も愛し合い、妻が我慢できなくなるまで
道具や手で責め続け最後は動けなくなるまで妻をイカセ続けたこともあった
そのおかげで昼は貞淑な妻であり子供たちの優しい母親であったが
1週間も開けば体が疼く女になっていた。そんな時の妻はわれを忘れて行為に没頭する
そしてその時の妻はたまらなく綺麗でそして私を虜にする。
いや私以外の男もきっと虜になるだろう

そんな妻が3年間も我慢し続けれるものだろうか?自業自得ながらもし妻が私以外の男にあの姿を晒していたかと思うと
嫉妬で狂いそうだ。そう思いながらまだ先を見る決心も妻を抱く決心もつかないまま
1週間が過ぎてしまった。昨日の妻の切なそうな顔を思い出し私は心の中をかきむしられる思いだった。

『このことは忘れて今の妻を愛するべきだ、3年も放っておいて自業自得なのだから』

そう決心してはまた迷うその繰り返し
いや違う本当は妻が私以上にその男に感じているかもしれない姿を見たくないのだ
認めたくないのだ、私以上に妻を満足させる男の存在を認めたくないのだ
だから答えを見るのが恐ろしい、いつか私に満足できなくなった妻が出て行くかもしれない
そう考えるのがたまらなく恐ろしいのだ
3年間離れていたからなお妻の大切さが身にしみた、絶対に失いたくない
このDVDのことは忘れる、見なかったことにする
そして妻だけを愛するそう決心した
その夜妻を抱いた時妻はいつもより激しく感じ最後には涙を流し
「あなただけ・・・私にはあなたしかいないの・・だからもっと愛して!」
と私に訴えるのです。それから心の隅にDVDのことを押しやりながら
妻と3年間をとりもどすべく愛し合いました。
そして数週間も経つともうDVDのことなど関係ないと思い始めていた。

そしてある日妻と2人で買い物にいった帰り
家の前に花束を抱えた男が立っていた、妻の好きなゆりの花束を抱えて
妻は男を見ると息をのみか細い声で
「明彦君・・・・」
とそういった。その男は私を睨みつけ妻に花束とカードを渡すと
「優梨子さん・・・僕は諦めませんから」とだけ言ってその場を立ち去りました。



慟哭1
なき男 12/28(木) 11:10:44 No.20061228111044 削除
「お願い・・・・もうこんなことは止めて・・」
テレビのスピーカーから妻の声が聞こえてくる
テレビの中の妻は椅子に縛り付けられていて
足を手摺の上に固定され、妻の大事な部分は薄い布一枚だけで
守られている状態だった。
(優梨子・・・)
この後貧弱な最後の防壁すら破られ妻の大事な部分はその姿を現す。
何回も見た光景だ
「優梨子さんが悪いんです・・・僕の気持ちを分かってくれないから
あの男は優梨子さんを手放したんだ。もう一度戻ってくる保証なんて無いじゃないか!
なのに何故僕のことをもう一度愛してくれないんですか?
あの時はあんなに・・・・」
「明彦君許して・・・貴方の気持ちをもてあそぶつもりは無かったの・・・
ただ・・・・ただ・・・・あの時は寂しくてどうしようも無くて・・・・」
「そんなことが聞きたいんじゃない!」
カメラは隠されているのか、少し高い位置から撮影されているらしい
男は妻の正面に座り後頭部が見えているだけで顔までは分からない
ただ細身の優男であることだけは分かる程度だ
男はゆっくりと立ち上がると妻の大事な部分に顔を近づけ
「優梨子さん・・・思い出させてあげるよ。あの男には与えられないものを
優梨子さんに僕を刻みこんで忘れられないように・・・」
「いや!お願いこのようなことはもうやめて!」
「駄目だ!!!」一際大きい男の声が響き渡り男は妻の下着に手を掛けると
はさみを取り出し妻の大事な部分をあらわにした
「ああ・・・あなたごめんなさい・・・」
妻の諦めに似た声を聞くと私はDVDを停止させ大きく息を吐いた。

このDVDが送られて来たのはちょうど妻と2度目の結婚をしてから
半月ほど経った頃だった。
妻と一度目の結婚をした時私は父の会社で働いており次期社長として
仕事に燃えていたときだった。私の父は放蕩者で愛人数人結婚も3回という
いかにもワンマン社長にありがちな男であった。私は、父の2度目の妻の
子供であり父が35歳の時の子供であった。私は長男であったが父が3度目の結婚をしたことを
機に父と継母から疎まれ大学に入ると同時に家を出た。
実家とは全く接触を持たず大学を卒業して普通に就職した数年後
父が倒れたのだ、その為私は実家に引き戻され次期社長として父の会社に入ることになる。
弱気になった父を哀れんだのか復讐のつもりなのかそれは分からない
しかし父の要請に従わなければ優梨子とも出会わなかったし
このような悲劇にも見舞われなかったと考えると運命とはつくづく罪なものであると感じる。
父が死んでもそもそも会社は私が仕切っていたようなもので特に問題は無かったが
遺産相続でやはり継母と揉め、あまりお金に執着が無かった私は
実家やその他もろもろの資産のほとんどを継母とその子供に渡し
今後一切の付き合いをしないことを決めたのだ。

しかしこの選択が後に誤りだったと気がつく
その時妻と結婚して5年が過ぎ子供も可愛い盛りの娘と息子が一人ずつで
人生で一番幸せなときであった。しかしそれがもろくも崩れさったのは
父が個人的にしていた借金が発覚した時である。
愛人の為なのかなんなのか分からないが、それこそ父の遺産全てを食い潰す程の借金
ましてや借りた相手が真っ当なところではなかった。父は晩年この借金に悩まされ
会社を食い物にされていたのだ、それを気がつかなかった私も馬鹿なのだが
父のやることには無関心を通していたのが悪かった。
相手は会社の深くに入り込んでおりこれを除去するのは至難の業であった
私個人の資産ではいかんともしがたく、また遺産を放棄するにも会社とは無関係でない
領収書やなんやらと脅迫するには事欠かない証拠を父は残していた。
私はなんとか奴らの影響を排除しようと動いていた、しかし奴らは家族にまで手を出そうとし
もはやこれ以上妻子を危険な目にあわせられないと判断した私は
妻と離婚しようとしたしかし妻は頑として応じない、仕方なく私は自分の不倫をでっち上げ
妻を傷つけてでも離婚をし、その代わり出来うる限りの慰謝料と養育を払うことを約束した。
妻はそれでも離婚に応じようとはしなかった、いやそもそも私が不倫をしたこと自体嘘だと知っていたのかもしれない
しかし最後にはまわりの説得に負け離婚を決断し離れた実家へと帰っていった。

「私は待っています。あなたの本当の気持ちを話してくれるまでだから必ず迎えに来て」
妻が最後に私に言った言葉でした。妻を見送ると私は一人号泣し
そして妻が全てを分かった上で離婚に納得したのだと、だから私はこの問題を片付け
妻を迎えに行かなくては行けないのだと心に強く誓ったのです。
3年
3年掛かった長い暗闇の時代を抜け再び妻と夫婦となれる。その喜びと妻が待っていてくれた喜び
それが妻の3年間がどういうものだったのか想像する力を失わせていた。
私の2度目のプロポーズに対して
「こんな私でよければ」と控えめに答えた妻に何の疑いも持ってはいなかった
そうあのDVDが送られてくるまでは・・・



心の隙間 7
松本 12/27(水) 20:13:45 No.20061227201345 削除
木下が妻の陰毛を剃っていない事が、妻は完全に自分のものになったという、自信の現われだと思っていました。
「ここに来るのに、今日は剃ってもらわなかったのか?」
寒さで震える妻に嫌味っぽく言うと、妻は首を激しく振ります。
「翌朝彼のマンションを抜け出して、それからはまた美雪の所で世話になっているから」
「奴とは会っていないのか?」
「毎日会社の外で私を待っているけれど、彼とはもう・・・・・・」
妻はあの夜、木下によほど酷い事をされたのでしょう。
その証拠にこの時だけ、妻の顔が険しくなりました。
「あの日俺を待たせながら、子供達まで捨てて奴を選んだおまえが、どうして奴のマンションを出た?」
「あの日、すぐに出て来たかった。彼に抱き付かれて放してもらえずに十五分経ち、三十分経つとあなたは帰ってしまったと諦めてしまって、抵抗する事もやめてしまいました」
おそらく妻は、ただ抱き付かれていただけでは無かったのでしょう。
無理やりされていても、彼に慣れ親しんだ身体は反応し始めていたのだと思います。
「それならどうして、電話してきた時にそう言わなかった?」
「最初は逃げられないように抱き付かれていたけれど、朝までの間には逃げられるチャンスは何回もあったの。でも私は逃げられなかった。正直に言うと、逃げる事なんか忘れてしまっていたの。その頃にはあなたの事も、子供達の事も頭に無かった。朝になって後悔しても、そんな私は何も言えない・・・・」
やはり妻はただ押さえ込まれていただけでは無かったようです。
彼に嬲られていて、快感から逃げる事が出来なかったのでしょう。
妻は木下に何十回と抱かれている内にそのような身体にされ、その事を誰よりもよく知っていた彼は、休ませる事無く朝まで妻に快感を与え続けていたのかも知れません。
そして妻は子供達の事を考える余裕も無いほど、激しく感じさせられていた。
「もういいから子供達の寝顔を見て来い。ちゃんと服を着ていけよ」
その夜妻が、子供部屋から出て来る事はありませんでした。
私は素直にこの家に戻って来いとは言えず、妻もここに戻って来たいとは言いません。
妻に未練があるくせに、心から許すことの出来ない私は優しい言葉は掛けられず、そのような私が許すはずがないと思っている妻は、戻りたいと泣いて縋る事も出来ずにいます。
早い段階で許す努力をしていれば、妻が二度三度と木下に抱かれる事もなかったでしょう。
妻を許せないのなら、きっぱりと諦めて新しい人生を歩む。
それが出来無いのなら無条件に許す。
そのどちらかしか無いのは分かっていても、妻を手放す事も許す事も出来ないで、私はもがき苦しんでいました。
妻は木下に会う事で私の機嫌を損ね、子供達に会えなくなるのが嫌なのか会社を辞めたようで昼間から我が家に来ていましたが、夜になって子供達が寝静まると美雪さんのアパートに帰って行きます。
私も妻に泊まっていけとは言えず、妻の後ろ姿を隠れて見送る日々が続き、そろそろ結論を出さなければと思い始めた頃、会社に美雪さんが訪ねて来ました。
「私は主人を愛していたのに浮気してしまって、主人を凄く傷つけちゃった。主人は再婚しちゃったようだけれど私の中では整理がつかなくて、もう三年も経つのに未だに懺悔の日々」
彼女は妻の事については何も話しませんが、妻にそうなって欲しくないと言っているようでした。
「主人を凄く愛していたのに、どうしてあんな事をしてしまったのだろう。主人の仕事が忙しくて構ってもらえずに、少し寂しかっただけなのに。浮気がばれた時も、男に抱かれたかったなんて言えないから、彼を愛しているなんて言ってしまって。本当に馬鹿みたいでしょ?」
彼女はそれだけ言うと帰って行きました。
ここのところ好きな音楽も聴く余裕のなかった私は、その日家に帰るとカセットデッキにテープを放り込みましたが、選んだのは高校の時に妻とよく聴いたグループのカセットテープでした。

♪ ああ だから今夜だけは 君を抱いていたい ♪

私の脳裏に高校生の時の、可愛いかった妻の姿が甦ります。
あの頃の私は、妻の事が無条件で好きでした。
妻が何をしたとか、妻が何を言ったとか、その様な事はどうでも良い事で、ただ妻が好きでした。
キスをしたいのにその勇気も無く、一緒に帰る時に手も繋げずにいたのに、それでも十分過ぎるほど幸せでした。
あの時妻が処女でなかったら付き合わなかっただろうか?
そのような事は有り得ません。
妻が浮気心を出して私を裏切ったとしたら、妻と別れていただろうか?
その様な事は有り得ません。
また私の方を振り向いてくれるように、必死に努力したでしょう。
私は声を出して泣きました。
それが妻に聞こえないように、カセットデッキのボリュームを上げて。
「私は今まで何をしていたのだろう。あなたに愛されていただけで、凄く幸せだったのに」
振り向くといつの間に入って来たのか、子供部屋にいたはずの妻が泣いています。
「あなた、ごめんなさい。あなた、ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい」
ドラマならここで妻に駆け寄って、抱き締めてキスをするのかも知れません。
しかし私には出来ませんでした。
「この事は一生忘れない。一生怨んでやる。一生虐めぬいてやる。それでも良ければ戻って来い」
「一生許してもらえなくて当然です。一生償って生きていきます。ですから、あなたの側にいさせて下さい」

あれから十数年。
私は未だに木下の夢を見る事があり、妻はその度に謝り続けます。
テレビなどで芸能人の不倫の話が出るだけでも不機嫌になり、そのような夜はつい妻を責めてしまい、やはり妻は謝り続けます。
妻はあれ以来、子供達と以外一度も遊びに出た事が無く、旅行も家族旅行以外は一度も行った事がないのです。
これは私が行かせない訳では無いのですが、おそらく私に疑われるような事は、一切したくないのでしょう。
この様な人生で幸せかと聞いた事がありますが、妻は私に責められる度に、愛されている事を実感出来ると言います。
言葉で責めた夜は決まって妻の身体も激しく虐めてしまいますが、妻はその行為すらも、私の愛を実感出来る瞬間だと言います。
私は死ぬまでに妻を許す事が出切るだろうかと考えた事がありますが、妻は許してくれない方が良いと言うので許さない事にしました。
妻が言うには、許してもらえない限り一緒にいられると。
私が妻を許さない限り、捨てられる事はないと。
一生側にいて償って行くから、決して許さないで欲しいと、今も訳の分からない事を言い続けています。



心の隙間 6
松本 12/26(火) 19:30:59 No.20061226193059 削除
私が妻から降りると、妻は気だるそうに起き上がって下着を身に着けます。
「奴の所に帰るのか?」
「私の行く所は・・・・・他には・・・・・・・」
行かないで欲しいと縋り付けば、妻は私の所に止まるかも知れないと思ったのですが、裏切られた私が裏切った妻に対して、そのような惨めな真似は出来ません。
「おまえ達の思い通りにさせるか!おまえ達だけ幸せになんかさせない!」
木下のところには行かせたくない私はそのような言い方しか出来ず、妻も私に対して罪悪感があるのか、手を止めて俯いてしまいました。
その時また電話が鳴り響き、いつまでも鳴り続けていたので出ると、やはり木下からです。
「久美に代わってくれ」
「俺達は離婚したが、子供達の父親と母親である事には変わりない。おまえには関係の無い、子供達の話があるから今日は泊まっていくそうだ」
「いいから早く代ってくれ!」
「悪いが、既にベッドで裸になって待っているから」
「・・・・・・・・・」
「おまえもそうだっただろ?俺から逃げ回っていた時、大事な話はホテルのベッドで話し合っていたそうじゃないか。それと同じだ。これからベッドで話し合うと言っても、既に二度も話し合った後だが」
その後も電話が鳴り続けるので受話器を外すと、まだ近くにいたのか今度は玄関のチャイムが鳴り止みません。
私はバケツに水を汲んで裏口から表に回り、思い切り木下に浴びせました。
「近所迷惑だ!久美はおまえの女房でも何でも無い。久美がなにをしようと、おまえに行動を制限する権利があるのか?これ以上そのような事を続けるなら警察を呼ぶぞ!」
鬼のような形相の私の気迫に押されたのか、全身ずぶ濡れになった木下は寒さの中、震えながら無言で立ち去っていき、後ろからの視線を感じた私が振り向くと、妻がカーテンの隙間から覗いていましたが、その視線は去ってゆく彼の背中を追っているように見えました。
妻は彼が素直に退散するのか心配で、彼の行動を見ていただけかも知れません。
ただ見ていただけで、その事には何の意味も無かったのかも知れませんが、私には彼を哀れむような目に見え、このまま優しく接すれば妻は私に戻って来ると分かっていながら、逆の行動に出てしまいます。
「脱げ!」
「・・・・・・・はい・・」
「早く脱げ!」
下着姿になった妻をお風呂に連れて行き、下着を脱ぐように指示してからシャワーをわざと水にして掛けます。
「ひぃぃ」
「早く消してしまえ!」
「冷たいです。お湯にして下さい」
「そんな事を言って、奴の名前を消したくないだけだろ」
妻はタオルに石鹸を塗ると、泣きながら皮膚が剥けそうなほど擦りましたが、マジックは薄くなるだけで完全には消えません。
「消したくないから、わざとそっと擦っているだろ!」
私が冷水を浴びせ続けているために、妻の唇からは色素が抜けていきますが、怒りを分かって欲しい私は、お湯に切り替える優しさを出せません。
「きれいに落ちたら、ベッドに来い!」
私が立ち去ればお湯に切り替えるだろうと思って寝室に行くと、妻が来たのは一時間も経ってからで、よく見ないと読み取れないぐらい薄くなっていましたが、それは皮膚が真っ赤になっていたからそう見えたのかも知れません。
私は一睡もせずに妻の身体を虐め続け、翌日には妻をおいて会社に行きましたが、妻の事が気になって仕事どころではありませんでした。
「おまえも仕事に行ったのか?」
「・・・はい・・・・・無理を言って雇ってもらったのに・・急に休んでは」
「木下は来たか?来ただろ!」
「帰りに・・・・・外で待ち伏せしていて・・・・・・」
「また抱かれたのか!」
「いいえ!無視してここに来ました。本当です」
「おまえは俺が慣れない土地で苦労している時にでも、平気で裏切って楽しんでいた女だから信用出来ない。脱いで見せてみろ!」
妻は涙を浮かべながら脱ぎましたが、自分で開いて見せろと言う命令には従おうとしません。
「許して下さい。自分では出来ません」
「あんな男に奥の奥まで見せていた女が、何を恥ずかしがっている!」
私は妻を虐めながら、妻の心を疑い始めていました。
木下は、ここから帰った妻をセックスでは乱暴に扱っても、他の時は優しかったと言います。
しかし私は浮気を知って以来、ずっと妻を責め続けていました。
その事で私は、妻は私よりも彼と暮らした方が楽だと思い始めているのではないかと、気になり始めていたのです。
「出掛けるから、もう服を着てもいいぞ」
私は狂気の中にいて、妻に木下のマンションまで案内させていました。
「置いてきた物を全て持って来い」
「何といって、有りませんから」
「例え口紅の一つでも、奴の所にだけは置いておかれるのが嫌なんだ!おまえとあいつが俺に何をしたのか分かっているのか!俺の人生を無茶苦茶にしたのが分からないのか!」
「ごめんなさい」
「話も有るだろうから、ここで十五分だけ待っていてやる。十五分経っても出てこなければ、もう子供達とも会えないと思え」
私は妻がどちらを選ぶのか試したかっただけなのです。
妻はすぐに戻ってくるから待っていて欲しいと言い残して入って行きましたが、尋常では無い私の賭けに、妻が応えてくれる事はありませんでした。
強い事を言いながらも、結局私は一時間待ちましたが妻は出て来ず、電話を掛けてきたのも翌朝になってからです。
「ごめんなさい・・・・・」
「終わったな」
「ごめんなさい・・・・ごめんなさい・・・・」
妻が泣いているのが分かり、私も今にも声を出して泣いてしまいそうだったので電話を切ってしまいます。
そして妻が私の前に姿を現したのは、一週間近くも経ってからの事でした。
「子供達に会わせて下さい。お願いします」
「あの日俺を待たせておいて、奴に抱かれていたのか!」
「・・・・・・・・・」
「おまえは子供達を捨てたんだ!子供よりも快楽を選んだんだ!今更会ってどうする!」
「何でもしますから会わせて下さい。お願いします」
「もう眠っている」
「起こしませんから、一目だけでも」
「何でもすると言ったな?それなら服を脱げ。会わせてやるから、真っ裸で町内を一周走って来い」
妻は子供達と会いたいあまり、躊躇する事無く裸になりましたが、流石に外には出られません。
妻は恥ずかしい場所を手で隠して俯いて立っていましたが、私は妻の陰毛が醜く生え掛けているのを見てしまいました。





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心の隙間 5
松本 12/25(月) 19:14:20 No.20061225191420 削除
私が帰って来ると翌日も妻は来ていましたが、私の妻を見る目は変わり、口を見れば今からこの口で木下の黒光りした物を美味しそうに舐めるのかと思って苦しくなり、後ろ姿を見れば四つん這いにされて木下に後ろから入れられた妻の、白いお尻が妖しく蠢く光景が浮かんで来て、とても平常心ではいられなくなっていました。
しかし離婚して他人になってしまった私には、木下と別れろとは言えません。
「もう来ないでくれ!」
「どうして!これからも子供達に会わせて下さい。お願いします。お願いします」
「まだ木下と続いているのだろ?いつまでも不倫している様な母親は、教育上良くないからもう来ないでくれ」
「不倫ではありません・・・・・彼も・・・離婚したから・・・・・・・」
木下が離婚していたと聞いた私は、心穏やかではありませんでした。
「離婚したにしても、どうしてあんな男と」
今迄通り子供達に会いに来たい妻は、彼との事を正直に話し始めます。
「仕事納めの日に、彼から離婚して家を出たと聞かされて、マンションの電話番号を書いたメモを渡されました」
その時の妻は良い気はせず、電話してしまう事になろうとは夢にも思わなかったと言いますが、そのメモを捨てずにとっておいたのも事実です。
「自業自得だと分かっていても、あなたと子供達がホテルに行った後、もう家族ではない事を実感させられて・・・・・・」
誰もいない孤独な元旦を向かえ、寂しさに耐えかねて電話してしまうと、木下は私達が三日まで帰って来ないと聞いて、すぐに妻を食事に誘いに現れました。
「本当に電話だけのつもりだったの。元日で、他のみんなは家族でお正月をお祝いしているだろうから悪いと思って。誰でも良かったの。誰かと話がしたかっただけなの」
私からは無視されて、実の親からも勘当同然の状態で、子供達まで連れて行かれた妻は、新年早々孤独と絶望の中にいたのかも知れません。
しかし、どうして木下なのかが理解出来ませんでした。
いくら人恋しくても木下と会えば、この様な結末になるのは少し考えれば分かる事です。
結局妻を盗られそうになった私と、優しくされて身体まで開いてしまっていた妻とは、木下に対する思いに差が有る事を改めて気付かされました。
そして妻は、木下の誘いに乗って食事に出掛けてしまいます。
「食事だけでは済まずに、朝までベッドを共にしていたのだな?」
しかしそれには首を振ります。
食事が終わってホテルに誘われると、その事でようやく自分を取り戻して怖くなり、木下に電話を掛けてしまった情けない自分を悔やんで、妻は逃げるようにして帰って来ました。
「帰り道で久し振りに美雪に会って、彼女も自分の浮気が原因で離婚されて子供と二人で暮らしていると聞かされて、彼女のアパートに行って朝まで話していました」
美雪さんとは妻と同期の女性で私も何度か会った事がありましたが、彼女が結婚して退職したあとは疎遠になっていました。
おそらく妻が家を出てから住まわせてもらっていたのも、彼女のアパートだったのでしょう。
「離婚する時、どうして言わなかった?」
「私から彼に電話してしまって、二人だけで会っていたのは事実だから・・・」
確かに妻の言う通りです。
その時には身体の関係が無かったと聞いてそう言いましたが、木下と会う事自体許されない事でした。
それからの妻は彼と会う事は勿論の事、電話を掛ける事もありませんでしたが、一週間前に妻が勤め始めた会社に、会社を興して飛び込みで得意先を開拓していた木下が偶然現れ、寂しさと将来への不安の極限状態にいた妻は彼を懐かしく思ってしまい、誘われるまま交際を始めてしまいます。
それを聞いた私は、そのような偶然があるのかと疑いましたが、離婚して他人になった妻が、私に嘘をつく必要も無いのでそうなのでしょう。
妻も弱い女でした。
高校の時からずっと私と一緒にいた妻は、一人で生きていく事は出来ないのでしょう。
これが木下でなくても優しくしてくれる相手なら、誰でも良いから縋りたかったのかも知れません。
それが一度は騙された男でも、親にも見られたくない恥ずかしい姿を何度も見られ、普段は決して出さない恥ずかしい声までも聞かれた相手なら尚更だったに違いありません。
不倫で有るが故に異常に燃え上がり、その激しいセックスを思い出せば、身体も彼を求めてしまった事でしょう。
妻を許す事など出来ませんが、このまま木下のような男に盗られるぐらいなら、ここに戻って来いと言おうとした瞬間、一瞬早く妻から衝撃的な事実を聞かされます。
「三日前から・・・・・・彼のマンションで暮らしています」
再会してから四日で同棲を始めた事は早過ぎるとも思いましたが、いつまでも美雪さんの所に世話になっている訳にはいかないと考えていたとすれば、苦渋の選択だったのかも知れません。
よく目の前が真っ暗になったと聞きますが、私はこの時、初めてその感覚を知りました。
目の前の物はちゃんと見えているのですが、不思議な事に何も見えないのです。
離婚はしても、いつまでも私の物だと思い込んでいた妻が彼の下着を洗い、彼の為に料理を作って、向かい合って笑いながら食事をする。
お風呂では彼の背中を流し、彼を興奮させるためだけのセクシーな下着を身に着け、ベッドでは彼が喜ぶことなら、どのような恥ずかしい行為も受け入れる。
そして、身体の至るところで彼の性欲を受け止めた妻は、疲れ果てて下着を着ける気力も無く、裸のまま彼に抱かれて眠るのです。
私は妻を家から放り出した時のように髪を掴むと、寝室まで引き摺るように連れて行きました。
「いや!乱暴しないで!」
妻をベッドに押さえつけると、妻は必死で逃げようとします。
「どうして逃げる!そんなに奴がいいのか!そんなに奴とのセックスがいいのか!」
「駄目なの。もう私は、あなたに抱かれる資格が無いの」
妻の抵抗は凄まじく、スカートを脱がす事も出来ずに、手を突っ込んで無理やりパンストとパンティを引き千切るような勢いで抜き取ると、妻のそこにはあるはずの翳りがありません。
それ以上にショックだったのが、綺麗に剃られたそこには赤く太いマジックで、健吾という文字がはっきりと書かれていました。
「いやー!見ないでー!」
このような物を見せられれば、普通の男なら興奮など一瞬で醒めてしまうでしょう。
しかし私は幸か不幸か、一年以上妻と交わっていませんでした。
正確には妻と交わっていなかっただけで無く、女性と触れ合う事が無かったのです。
悔しくて涙が出そうになりながらも、泣いているだけで動かなくなった妻を全裸に剥き、大きく脚を開くと昨夜も木下に嘗め回されたであろう場所に吸い付いて、唾液を搾り出しながら塗り込めるように嘗め回し、昨夜も木下が黒光りした物を何度も出し入れさせたであろう場所に一気に突っ込みました。
その間何度か玄関のチャイムが鳴り、その後電話も鳴り続けていましたが、誰からか分かっていた私は無視して、ここは私だけの場所なのだと誇示するかのように激しく突き続け、抜き去る事も無く色々な格好をさせて、大量に妻の中に吐き出してから、中に入ったまま妻の息遣いが落ち着くのを待ちました。
「このような事をいつされた?」
「一緒に暮らし始めた日に、今から子供達に会いに行くと言ったら」
付き合っていた時は何があっても優しかった木下が、一緒に暮らし始めた日、妻が私の家に来る時間が迫ると急に不機嫌になり、無理やりこの様な行為に及んだと言います。
一日ではたいして生えてこないにも拘らず、その行為は昨日も一昨日も行われ、それが終わると少し落ち着きを取り戻して、妻を近所まで送って来ていました。
八時前には必ず迎えに来ていた事も考え合わせると、木下は妻が私に抱かれないか余程心配だったのでしょう。
今までは私の妻だったために浮気だったのが、妻と暮らし始めた事で自分の女になったという気持ちが大きく、木下の中で私との立場が逆転してしまった。
自分の女が他の男に抱かれる事は、それが例え自分が寝取った相手の元夫でも堪えられないのでしょう
そうだとすると、私に抱かれていないか心配しながら待っていて、猛烈な嫉妬に狂っていたはずです。
「ここから帰ると、奴は乱暴な行為をしてきたのではないのか?」
「・・・・・乱暴と言うか・・・・・・・・」
おそらく彼も、今の私と同じ様な心境だったのでしょう。
私は嫉妬に狂って妻の乳房に指の痕が付くほど強く握り、乳房を押し潰すほど強く揉み、後ろからの時はお尻が赤くなるほど平手で叩いて、妻を乱暴に扱う事で悔しさを発散させていたのです。
「乱暴に扱われると感じるのか?」
なぜこのような質問をしてしまったかと言うと、その間の妻は聞いた事の無いような凄い声を上げながら、狂ったように自らも腰を振り続けていたからです。
しかし妻は羞恥心が邪魔をするのか、そのような事は決して認めません。
「乱暴なのは嫌だったけれど、朝になると優しい彼に戻っていて、何度も謝って・・・・・・・」
妻はそのような自分を知られたくなくて、話を変えて優しい時の彼の話を始めたので、私は悔しさからまた腰を動かして妻の身体を虐めていました。
「俺の事が嫌いか?嫌いになったか?」
「好き・・・あなたが好き・・・あなたが大好き・・・・嫌いになんてなれない・・・嫌いになった事なんて一度も・・・・・・・・・」
「それならどうして・・・・・」
「分からない・・・・ずっとあなたが好きだった・・・不倫している時も・・あなたが好きだった・・・・・・・・・でも・・あの時は彼を・・・・・・」
「今は?」
「あなたを愛してる・・・・あなただけを愛してる・・・・でも・・・・でも」
でもの後は、もう元には戻れないと続く気がして、その事は聞けずに腰の動きを速めていました。



心の隙間 4
松本 12/23(土) 20:13:31 No.20061223201331 削除
「子供達は眠ってしまったから、このまま泊まっていかせたら?」
私が子供を迎えに来たと思っていた義母はそう言いましたが、玄関の外で泣いている妻を見付けて笑顔が消えます。
私は妻を実家に預かってもらって別居するつもりでいましたが、厳格な義父は妻を許さずに親子の縁を切ると言い、妻を思い切り平手で殴りました。
「二度とこの家の敷居は跨ぐな!」
義母も泣き叫びながら、泣き伏した妻の背中を何度も叩いています。
「あんたって子は・・・・・・どうして?・・どうして?」
「ごめんなさい・・・・ごめんなさい」
結局妻は実家にも戻れず、しばらく我が家にいさせて欲しいと、頭を下げたままま顔を上げる事が出来ません。
それからの私は子供達の前だけでしか妻と口を利かなくなり、当然寝室も別にして、完全な家庭内別居を決め込んでいました。
妻は自分の生活費を稼がなければならないので会社を辞められず、本当は妻に会社を辞めて欲しい私も、一応離婚を言い渡してある手前、妻のその後の生活もあるので言い出せません。
ただ妻は別の部署に移動させてもらって木下とは完全に切れたようで、償いのつもりかこれまで以上に私の世話を焼こうとするのですが、私は頑なに妻の世話になるのを拒否していたので、妻は毎日のように私の為に作った料理を捨てていました。
「今年のお正月はホテルに泊まるぞ。それも大きなホテルに」
木下とは会えば会うほど、この男が妻の身体を嘗め回し、妻の中に入ったという悔しさでおかしくなりそうだった私は弁護士に全て任せ、相手も弁護士を立てて来たために弁護士同士の話し合いになり、会社には乗り込まない事を条件に、妻とは二度と二人で会ったり連絡を取り合ったりしないと誓約書を書かせ、弁護士に言わせると離婚が決まっていない場合は、破格の金額だと言う三百万の慰謝料を受け取っていたので、妻が相手の奥さんに支払った慰謝料と弁護士料、その他興信所の費用を差し引いても百五十万以上残り、正月はホテルで豪華な食事をするつもりでいました。
「いつ行くの?」
「三十日からだ」
子供達は大喜びで、妻も久し振りに笑顔を見せます。
「ただし、お母さんはお仕事で行けないから、お父さんと三人だ」
一気に妻の表情は曇り、涙目になって洗い物を続けました。
そしてその夜、久し振りに妻と話し合いを持ちましたが、妻はほとんど泣いていて話しになりません。
「このままずるずると暮らしていても、子供達にも良くない。おまえはいつになったら出て行く気だ?その時正式に離婚しようと思うから、そろそろ期限を切らないか?」
妻はこのまま子供達と暮らしたいようでしやが、自分から離婚を言い出した手前、私に何も言えません。
私もこれは本心ではなくて、ただ妻を責めたいだけでした。
「本当なら今年一杯で縁を切り、来年からは新たな気持ちで生きて行きたかったが、今からではそうもいかないだろ。どうだ?一月いっぱいで離婚して出て行く事に決めては」
私は妻が泣いて謝り、私に縋りついて離婚を撤回する姿をみたかったのですが、やはり自分が酷い事をしたと分かっているので、撤回してもらう事は無理だと諦めているのでしょう。
結局妻は何も言わず、ただ泣いていただけで終わってしまい、年末には私と子供達だけでホテルに行きました。
しかし普段無視していても妻のいない年末年始は味気なく、独りで毎日泣いているのではないかと思うと楽しめません。
それは子供達も同じだったようで、三日まで滞在する予定だったのを元旦の夕食を済ませた後、キャンセルして帰ろうかと言ってみたところ二人は嬉しそうでした。
しかし家に着くと、八時を過ぎているというのに妻の姿がありません。
当時は今のように携帯も無かったので、妻が何処に行ったのかも分からずに、一応実家に行ってみましたが、やはり妻は来ていませんでした。
「こんな時間にどうしたの?」
「新年のご挨拶に。それと、今夜子供達を預かってもらえますか?」
「またあの子が何か!」
私は本当の事を言えませんでした。
あれ以来、義父は私と顔を合わせる度に謝り、義母は子供達から見えないように手を合わせます。
そのような両親に、このような時間に妻がいないなどとは言えません。
「今夜は久美と、二人だけで映画にでも行こうかと」
それを聞いた二人は嬉しそうに涙ぐみましたが、私は愛想笑いをする事すら出来ません。
一人家に帰って妻の帰りを待っていましたが、結局その夜妻が帰って来る事は無く、夜が明ける頃にいつしか眠ってしまった私は、妻の驚く声で目が覚めます。
「あなた!」
目を開けると真っ青な顔をした妻が震えて立っていて、眠ったばかりのところを起こされたので訳の分からなかった私も徐々に今の状況を思い出し、気が付くと妻の髪を鷲掴みにして、玄関に向かって歩き出していました。
「違うの。これは違うの」
「何が違う!木下と会っていただろ!」
「ごめんなさい・・寂しかったの・・・・・寂しくておかしくなりそうで」
妻を外に放り出すとドアを閉め、ノブを強く握ったまま扉に背を向けて、溢れる涙を何度拭いても、涙が止まる事はありません。
約束を破られた私は目には目をで、仕事始めの日に会社に乗り込み、たまたま創業者で厳格なワンマン社長だったのと、以前二人が就業中にもかかわらず、何かと理由をつけて会社を抜け出してデートしていた事も分かったので、妻は退職を勧められるとそれを受け入れ、木下も降格された事から自ら退職を選んだそうです。
こうして私達の結婚生活は終わりを告げ、妻には慰謝料を請求しない代わりに財産分与は放棄させ、子供達の親権は私がとったので、子供達の世話は妻の両親に世話になるという、世間から見れば変わった生活が始まりました。
しかしこれも今考えれば、妻との縁を完全に切りたくなかったからかも知れません。
妻はと言えば、事務の仕事を見つけて友達の家で世話になっているようでした。
ようでしたと言うのは、この離婚での一番の犠牲者は子供達だと思い、子供達には本当の事は話せずに、この家の中でならいつ会っても良いと許可してあったので、妻は毎晩通って来ては子供達の世話をしていたので、毎日のように顔は合わせていたのですが、意地を張って妻とは口を利く事も無かった私は、妻が子供達に話しているのを立ち聞きしただけだからです。
そのような生活がしばらく続き、必ず子供達が眠ってから帰って行っていた妻が、一ヶ月ほど経った頃から八時が近付くと時計を気にするようになり、決まって八時丁度に家を出て行くようになってしました。
私はその事が気になっていても、他人になってしまった私は理由を聞けません。
それで私が想像したのは、妻が友達の家を出て遠く離れた所にアパートを借り、八時には家を出ないとアパートに帰り着くのが遅い時間になって、翌日の仕事にも響くのだという事で、それならたまには送って行ってやろうと後を追うと、妻は少し離れた所に止まっていた車の助手席に乗り込み、その時ついた薄暗いルームライトに照らし出されたのは、忘れたくても忘れられない木下の顔でした。
妻は木下と切れておらず、待ち合わせて迎えに来てもらっていたために、八時丁度に家を出ていたのです。
有り得ない事ではないのに、私は勝手に別れたものだと思っていました。
法的には他人になってしまっても、いつかまた夫婦に戻れるような気でいた私は馬鹿でした。



心の隙間 3
松本 12/22(金) 20:33:05 No.20061222203305 削除
彼は入って来るなり正座して頭を下げます。
「すみませんでした。人の道に外れた事をしました。でも私達は愛し合っています。出来る限りの償いはしますが、分かれる事だけは出来ません」
この男は妻の手前もあってか、その後も堂々と愛を語り、妻に対して誠実な男を演じ続けます。
そして恋愛経験が乏しい妻は彼に愛されていると信じ切っていて、彼と並んで私に頭を下げていました。
「愛し合っている?愛していれば、何をしても許されるのか?お互いに妻や夫がある身だろ!」
「その通りです。申し訳ない事を致しました。ただ私の方はずっと離婚協議中で・・・・・」
「そうか。それなら明日にでも離婚しろ」
「そう簡単には・・・・・・・ですから・・・・妻と協議中で・・・・・・」
「協議などしなくても、全て奥さんの望む条件を飲んで離婚すればいいだろ。そのぐらいの覚悟も無しに、俺の人生を無茶苦茶にしたのか!」
「そういう・・・・物理的なものでは無くて・・・・・精神的な・・・」
「ごちゃごちゃ言っていないで、奥さんを連れて来い」
「妻は・・・・・・・・・」
「だから、すぐに離婚出来るように俺が頼んでやるから、奥さんを連れて来い」
ここまで来てしまえば、ばれてしまうのは時間の問題だと木下も分かっているはずです。
しかし彼は、妻を引きとめるためには嘘も平気でつくのです。
「あなた、ごめんなさい。どのような償いでも・・私が・・・・・」
何も知らずに、妻は彼を庇い続けます。
「どのような償いでも?そうか。それなら先に、奥さんの所に行って謝って来い!早く離婚してくれと頭を下げて来い。何も知らない奥さんは驚くぞ」
「何も知らない?」
「おい木下!自分の家庭はそのままで、久美を愛人として囲う気か!」
「何の事か・・・・・・・妻が納得さえすれば・・すぐにでも別れて・・・・」
彼は時々妻の顔を横目で見ながら、あくまでも惚ける気のようでした。
私は彼の態度に怒りを覚えて掴み掛かりましたが、妻が私の足に縋り付いて邪魔をします。
「暴力はやめてー!」
「おまえはこの男と一緒になりたいのだろ!このままでは結婚なんて出来ないぞ!こいつは離婚なんてする気は無いし、ずっと夫婦仲も良いそうだ!」
「嘘よ!だって別居していて、何度か家にも行ったもの」
「こいつの家でも抱かれたのか!」
「それは・・・・・」
「こいつの家に行ったのは、いつの事だ!最近も行ったのか!」
「それは・・・・夏ぐらいに何回か・・・・・・・」
「子供達は独立しているし、確かに奥さんも家にはいなかった。病院にいたからな」
「病院?何を言っているの?もう何年も家庭内別居状態で、夏前に奥様は家を出られたのよ」
私は報告書を出して読み上げました。
「一年ぐらい前から股関節が悪くなり、ずっと通院していたが六月に検査入院。
そのまま七月には手術を受け、リハビリを経て先月末に退院。近所の人の話しにとると、絶えず笑い声が聞こえて来る仲の良い夫婦で、休みの日は奥さんの手を引いて、仲良く散歩している姿をよく見掛けるとも書いてあるぞ」
妻が私の足を放すのと同時に、思い切り木下を殴っていました。
「久美、騙していたようで悪かった。でも私は遊びじゃなかった。それだけは信じて欲しい。別れようと思っていた時に妻が身体を壊したので、男として放ってはおけなかった。今すぐは無理でも、いつか妻と別れて・・・・・・・」
この男にとって私以外に恋愛経験の無い妻を騙す事は、赤子の手を捻る事よりも容易い事だったでしょう。
しかし今の妻は、彼の愛を少しずつ疑い始めています。
ただ、一年にも及ぶ甘い言葉と半年以上にも及ぶ身体の関係で、彼の事を全て嘘だとは認められず、心の中で自分と戦っているようでした。
「性欲だけで久美を抱きやがって!欲望だけで俺の家庭を壊しやがって!」
また私は木下の胸倉を掴みましたが、彼は私を無視して迷い始めた妻に訴えかけます。
「違う!久美、信じてくれ。私は真剣に君を愛している。確かに妻とは長年一緒にいたから情はある。でも愛してはいないし、夫婦としては終わっている。
私が愛しているのは久美だけだ」
妻は既に気付いているのでしょう。
しかし支払った代償が余りにも大きく、すぐには認められないだけなのです。
「奥さんを連れて来られないのなら、今からみんなでおまえの家に行こう。奥さんを交えて話せば全てはっきりする。離婚話など無かった事や、家庭内別居状態だったなんて嘘だった事も」
私が木下を放すと、彼は妻の方を向いて正座しました。
「正直に話す。離婚はまだ私の胸の内にあっただけで、身体を壊した妻には話していない。でも久美に対する愛は嘘じゃない。ずるい考えだったが、嘘をついてでも久美が欲しかった。それだけ久美を愛していた。嘘をついている罪悪感でずっと苦しんでいたが、その苦しみよりも、久美を手放したくない気持ちの方が大きかった」
しかし妻は彼とは目を合わさずに俯き、太腿に涙が零れ落ちます。
彼に甘い言葉を囁かれ、散々騙され続けていた妻も、ようやく性欲処理の道具にされていた事を自分に認めたのです。
「このような事をしてしまっては、ご主人とは一緒にいられないだろうから、久美の今後の生活はきちんと看させてもらう。妻の身体が完全に回復したら、すぐにでも離婚を切り出して責任を取る。私を信じて、それまではこのままで我慢して欲しい」
夫である私が目の前にいるにも拘らず、妻に対してこのまま愛人でいろと言っているのです。
木下にとって十八歳も若い妻の身体は、自分の置かれた立場も分からないほど魅力に溢れているのでしょう。
この期に及んでも別れられないほど、妻とのセックスは充実したものだったに違いありません。
しかし架空の離婚話に同情し、進んで身体を差し出して性欲の捌け口になっていた妻も、流石にこの苦しい言い逃れに騙されるほどは、馬鹿ではありませんでした。
「帰って!」
「久美・・・・・・」
「もういやー!」
「近々奥さんとも話す事になる。それと、報告書によれば仕事中に妻と会社を抜け出して、喫茶店でホテルに誘っていたらしいな。就業中に部下の人妻をホテルに誘うなんて、そのような事を許している会社の責任も大きいと思うから、そちらにも一度お邪魔する事になる」
私は出来る限り冷静に話そうとしていましたが、手は怒りで震えていました。
「慰謝料は後日文章でそれ相応の額を請求する。それと俺が殴った事だが、謝る気はないから訴えるならご自由に」
木下が帰ると妻は寝室まで走って行き、後を追うと妻はベッドに顔を伏せて泣いていましたが、私はそのような妻に追い討ちをかけます。
「返事が遅くなったが、離婚は承諾してやる。おなえのような女に大事な子供達は任せられないから俺が育てる。もう少し大きくなったら、母親はセックスに溺れて男を作って出て行ったと、俺から本当の事を教えてやるから、今は何も話さずに出て行ってくれ」
それを聞いた妻は泣き叫んでいました。
私は卑怯な男かも知れません。
妻と木下の関係が終わりそうになった事で、強く出られるようになったのです。
「それと、今まで散々世話になったから、今から久美の実家に行って離婚の報告をしてくる」
これは脅しではありませんでした。
今までは妻を失う失望感の方が大きくて、私から他の男に移っていった、気持ちの裏切りが最大の問題でした。
しかし妻の心の行き場が無くなると、急に妻と木下がしていたセックスの事が気になり出して、身体も私を裏切り続けていた事に怒りが増したのです。



心の隙間 2
松本 12/21(木) 20:39:59 No.20061221203959 削除
私は妻の首から手を放すと、声を殺して泣いている妻の横に胡坐を掻いて座り込んでいました。
「いつからだ?」
妻もゆっくり起き上がり、叩かれた頬をそっと手で擦ります。
「去年の十月ぐらいから度々誘われるようになって、二人で食事に行ったりするようになったのは、十一月の終わりぐらいからです」
私は一番聞きたい事が怖くて聞けずに黙ってしまいましたが、その事を妻の方から話し出しました。
「彼とはもう・・・・・身体の関係も・・・・・・ごめんなさい・・・・・」
これは罪悪感から全て話そうと思ったのか、あるいはこの事を話して私に諦めてもらおうと考えたのかは分かりませんが、相手の素性を話さない事を考えれば、後者のような気がします。
「そのような関係になったのはいつからだ?」
「最初に関係を持ったのは・・・・バレンタインデー・・・・・・・」
それで妻は、春に帰った時に私を拒んだのです。
彼に私と関係をもつなと言われたのか、自分から彼に操をたてたのかは分かりませんが、どちらにしても好きな人のために私に抱かれる事を避けた。
つまりは浮気ではなくて、本気だという証拠です。
「離婚して下さい・・・・お願いします」
浮気なら私が離婚を宣言し、妻が泣いて許しを請うのでしょうが、本気の妻は自ら離婚を望んでいるので、私が妻を引き止められる方法は一つしかありません。
「子供達はどうする!当然子供達にも知れるぞ」
「正直に話します。子供達にも謝らなければならないので、私から話させて下さい。子供達はどうしても引き取らせて欲しいです。でも、こんな母親では軽蔑して、許してはくれないかな」
これで私には、妻を引きとめる方法が無くなってしまいました。
あとは泣いて縋る事しかありませんが、裏切られた上にそのような事はプライドが邪魔をして出来ません。
仮に離婚を拒否したとしても、心が戻ってこなければ同じ事です。
しかし寝耳に水だった私がすぐに返事など出来る訳も無く、離婚については先延ばしにしましたが、妻も私に少しは誠意を見せようと思ったのか、通常の時間に帰って来ていました。
「俺が嫌いになったのか?」
「嫌いになんかなれない・・・今でもあなたが好き・・・・・でも・・・・彼の事を・・・・・・」
妻は私の事を嫌いではないが、私よりも彼を愛してしまったと言いたかったのでしょう。
私は消極的になっていて、このまま妻が彼と会わなければ忘れてくれるかも知れないと、情け無い望みを抱いていましたが、それも三日ともちません。
連絡も無く遅く帰って来た妻は、入ってくるなり私と目を合わさないように俯いて、小走りで寝室に行くと声を殺して泣いています。
「どうした?」
「付き合っている事を、あなたに打ち明けたと彼に話したら、約束も守れないのかと怒ってしまって」
「逆切れか。自分のやった事の責任もとろうとしない男に惚れたのか?」
「責任は取ると言っています」
「それならなぜ、堂々と俺の前に現れない!」
「今は自分達の離婚問題があって・・・・時期が悪いからと・・・・・・・」
「俺の人生を無茶苦茶にしておいて時期が悪い?逃げているだけで誠意も何も無い奴だな」
顔を合わせれば絶えず私に謝り続けていた妻でしたが、彼の事を悪く言われるのは堪えられないのか、明日も彼と会って私に謝罪するように説得すると、初めて強い口調で言いました。
しかし翌日帰って来た妻は、もう少し待って欲しいと頭を下げます。
「不倫なんかする奴は、所詮その程度の男だ。お前も同類だから話さないし。こうなったら徹底的に調べて、そいつの人生も無茶苦茶にしてやる」
「待って。明日も会って、きちんと話をしに来てくれるように言いますから」
これでは娘の彼氏が結婚の許しをもらいに来るのを待っている、花嫁の父のようです。
今にも妻に捨てられようかとしている時に、少しでも妻に嫌われないように手加減を加えている情けない自分に気付き、それが更に最悪の事態に進ませているような気がして、私はようやく彼と対決する事を決めましたが、何処の誰か分からなくては動きようがありません。
「相手は誰だ!」
しかし彼を庇っている妻は言う訳も無く、翌日私は興信所に飛び込み、今日会う事が分かっているので早速相手の男の身辺調査を依頼しましたが、その夜二人がホテルに入ったと連絡があり、すぐにでも妻を問い詰めたい衝動に駆られたのを調査がし辛くなるので我慢してくれと言われて、ようやく五日後に詳しい報告書が出来上がったと連絡が入ったので受け取りに行くと、現実に妻が男に腰を抱かれてホテルに入っていく写真を見せられて、猛烈な怒りが込み上げてきました。
何故なら相手は可也年上の中年の親父で、五日前だけではなくて昨日もホテルに行っているのです。
「おまえの好きな彼は、いつまで逃げているつもりだ?」
「逃げている訳では・・・・・・」
妻を本気で愛していれば、ここまで来れば普通の男なら出て来ているでしょう。
しかし甘い言葉を囁かれて自分を見失っている妻には、彼が明らかに逃げている事が分かりません。
「本当に話をしているのか?昨日は何処で話した?」
「何処って・・・・・・」
「ホテルで何の話が出切る!俺がこんなに苦しんでいるのに、おまえ達は会う度にホテルでお楽しみか!そんなに俺を苦しめて楽しいか!」
「ホテルだなんて・・・・・」
「違うなら、昨日は何処にいたのか言ってみろ!」
「ごめんなさい。今後の事を静かな場所で話そうと言われて。それよりも、どうしてその事を・・・・・・」
「木下部長」
「えっ!・・・・・・・・・」
報告書によると相手は妻の上司で、妻は昨年の春に配置転換があってから彼の片腕として働いていて、二人だけで行動する事も多かった為に、社内で二人の仲を噂する者もいて、意外と簡単に調べがついたと調査員は言っていました。
「木下健吾、五十三歳。相手は十八も上のスケベ親父か?」
「彼は違うの。彼とは仕事上の付き合いだけで関係ないの」
私が証拠を持っている事を知らない妻は否定しましたが、上司を彼と呼ぶ事が全てを物語っています。
「関係無いだと!関係ないなら、明日会社に行って話しても構わないな?」
「私が悪いの。あなたへの責任は私がとります」
しかし私には、どうしても木下に責任を取らさなければならない事があります。
「会社が駄目なら、今すぐここに呼べ」
妻が電話を掛けると、木下は一時間後にやってきました。



心の隙間 1
松本 12/20(水) 21:28:32 No.20061220212832 削除
今から十数年も前の出来事なのに、今でも思い出す度に胸が苦しくなってきます。

「やっぱり私も行きたい」
「無理を言うなよ。子供達の学校はどうする?」
「お母さんに・・・・・・」
確かに妻の実家が近いので、共働きの私達は絶えず子供達を預かってもらっていました。
「それに久美も仕事があるだろ」
「分かっているの。無理な事は分かっている。でも・・・・・・」
「工場が軌道に乗ったら現地の人間に任せて帰って来られるから、長くても一年の辛抱だから」
「毎月帰って来てくれる?」
「無理を言うなよ。いくら近いと言っても国内じゃないのだぞ。お盆や正月以外にも、休暇をとって帰って来るようにするから、子供達の事は頼む」
それからの私達は新婚当時に戻ったかのように、毎日激しく交わって愛を確かめ合い、十日後には空港に向かっていました。
「遊びでも絶対に浮気しないでよ。一度でも浮気したら離婚だからね」
空港で別れる時にこのような事を言っていた妻が、まさかこのような事をしようとは思いもしませんでした。

妻とは高校の同級生で、付き合いを含めれば二十年近くも一緒にいる事になり、30代半ばになっていたにも関わらず休日はほとんど行動を共にし、出掛ける時は子供が一緒の時でも腕を組んでいたので、近所でもオシドリ夫婦で通っていました。
それが勤めていた会社が中国進出を決めた事で、高校の時から三日以上逢わずにいた事のない私達が、離れ離れになってしまいます。
その上いざ向こうに行ってみると思ったように休みの取れる状態では無く、ゴールデンウイークにも帰国出来ずに、どうにか帰って来られたのは日本を旅立ってから四ヶ月も経ったお盆でした。
その時の私達は赴任が決まった時のように毎晩交わり、赴任先に戻る前夜の妻は、終わった後も涙を流しながら抱き付いて来て離れません。
「寂しいの」
私もそのような妻が愛しく思えて抱き締めて眠りましたが、次に帰って来た時の妻に変化が起こります。
それは後で分かったことですが、その時の妻は私への愛を確かめようとしていたのです。
確かめると言うよりも、私から離れていく気持ちを、もう一度私にしっかりと繋ぎ止めてもらおうとしていたのかも知れません。
「私の事愛してる?私は好き。私はあなたを愛している」
妻は私に纏わり付き、絶えず愛を口にします。
夜になれば妻から毎晩迫ってきて、私の全身に舌を這わすなど、このような積極的な妻は今まで見た事がありません。
「あなたが好き。あなたが大好き」
それは自分に言い聞かせる言葉だったのですが、この時の私には分かりませんでした。
そして次に帰国出来た翌年の春、妻は違った変化を見せます。
それは三日間だけの帰国で、金曜はその足で会社に行かなければならなかったので土曜は一日中妻と過ごし、日曜の午後には赴任先に戻る予定でしたが、前もって言ってあったにも関わらず、妻は土日が仕事になったと言います。
その時の妻はなぜか暗く沈んでいて、前回のように私に愛を囁く事も無く、事あるごとに謝り続けていました。
「ごめんなさい」
「何をそんなに謝っている?」
「ううん。折角帰って来てくれたのに、休日出勤になってしまったから」
それは夜も変わらず、なぜか妻は謝り続けていました。
「あなた、ごめんなさい」
「昼間から、ずっと謝ってばかりいるな」
「こんな時に生理が来てしまったから」
「仕方ないよ。抱き合って眠ればいいじゃない」
「そうだ。子供達も寂しがっていたから、今日は四人で寝ましょう」
強引に布団を運び込む妻に不自然さを感じながらも、トラブル続出で転勤が半年以上延びる事になった私は、妻に申し訳ないという気持ちが強くて何も言えません。
しかし妻は、その年の夏季休暇も私と二人になると謝るばかりで、夜もまた生理を理由に拒み続け、流石の私もおかしいと思いながらも仕事は待ってはくれず、後ろ髪を引かれる思いで赴任先に戻りました。
そして十月にようやく単身赴任も終わり、帰って来ると一番に妻を抱き締めましたが、妻は身体を硬くして涙まで流しています。
私はその涙を嬉し涙だと思ってしまい、疲れも忘れて早速妻を誘ってみると生理が来たと言って断わられ、一週間経つと今度は身体の不調を訴えて、妻と交わる事も無く十日が経ちました。
「今夜はいいだろ?」
私は我慢の限界を迎えていて、強引に押し倒すと妻は私との間に腕を差し込み、私を遠ざけようと胸を押して、涙を流しながらキスを拒みます。
「ごめんなさい・・・出来ないの・・・ごめんなさい」
「出来ない?どう言う意味だ!」
「彼が・・・・・・・」
私には妻の言っている意味が理解出来ませんでした。
「彼?」
「ごめんなさい・・・・・好きな人がいるの」
全ての物が崩れ去る音が聞こえ、怒りよりも悲しみが襲ってきます。
「こんな時に冗談はやめてくれ」
「本当なの・・ごめんなさい・・・・ごめんなさい」
私は妻から離れると部屋を飛び出し、一人になると猛烈な悲しみに襲われましたが、事が大き過ぎるからか不思議と涙は出て来ません。
するといつの間にか、後ろに妻が立っていました。
「あなた・・・・・・・」
「相手は誰だ」
「それは・・・・・・・・・」
「相手は誰だ!」
「彼は今・・・・離婚調停をしていて・・・・・・・大事な時期だから」
悲しみは徐々に怒りへと変わって行きます。
「だから相手は誰だ!」
私は妻の頬を張っていました。
「言えません・・・ごめんなさい」
私はまた頬を張りましたが、あれだけ愛していた妻を力一杯張り倒す事は出来ずに、手加減を加えてしまいます。
「叩いて!あなたに叩かれても仕方ない事をしました。殺されても、文句も言えないような事を」
「それなら殺してやる!」
妻に馬乗りになると首を締めていましたが、力を入れたのは最初だけで、やはり妻を殺す事など出来ず、閉じた目から涙を流している妻を見ていると、妻の恋が真剣なのが分かって怒りは例えようの無い寂しさに変わっていきました。



妻と悪魔  その9
まさかず 12/12(火) 16:20:45 No.20061212162045 削除
浴衣がめくれ今まで見た事のない、
赤いランジェリーが見えていました。
妻はすでに女として私を迎え入れようとしていました。
私は社長の言葉を思い出して冷静をよそおい
「ごめん、ごめん。
 電気もつけたままだし、
 いきなりだったから驚いただろう」
妻から離れ煙草に火をつけました。
妻は何も言わずに浴衣を脱いできれいにたたんでいました。
布団の上に正座をしている妻は、
スケスケの真っ赤なオープンブラをつけていたのです。
「あなたに内緒でこの前、通販で頼んでおいたの。
 びっくりした?? 今日は特別よ
 あ・な・た・ 早く来て」
ポーチからアイマスクを取り出し妻の後ろに回りました。
「これをつけてごらん」
そう言ってアイマスクをつけると
「あなたどうしたの??
 何も見えないわよ」
「それが良いのさ」
抵抗なく付ける事に成功しました。
乳房を揉み指をだんだんと下腹部にはわせていきました。
いつもより興奮しているのが判りました。
秘部はたっぷりと濡れていました。
私は急いでポーチからクリームを出すと、
指でまさぐるようにしながらたっぷりと塗りました。
「なんだかあそこがじんじんして熱くなつてきたわ
 あなた変になりそう」
ぺろぺろと秘部を舐めはじめると
「ああああああっ」
すぐにイッテしまいました。
私が仁王立ちになりアイマスクをつけたまま、
口で奉仕させました。
「最近俺の教えた通りにしたら、
 フェラが上手になったな。
 よし、そのへんでいいだろう。
 おいで」
妻を私の上にのせました。
「いいいいいいっ〜。
 腰をふらせて〜」
妻は大きな声で何度もイキました。
バックからも責め最後は正常位で私が果てるまでに
6〜7回はイッテしまったようでした。
妻はひくひくと痙攣をおこしたようになっていました。
私達はそのまま布団で寝入ってしまいました。
翌朝、
モーニングコールで目がさめました。
慌てて身支度をして朝食を取る為に食堂にいくと、
社長と奥様が笑顔で迎えてくれました。
「おはよう。
 奥さんおはよう」
「おはようございます」
何気ない会話をしていると社長が
「今日の営業は午前中だけだから。
 君たちはもう1泊していけばいいよ。
 私達もそのつもりだから」
「はははい。 有り難うございます。」
 営業にはすぐに出かけるから、
 君は部屋で待っていなさい。」
「わかりました」
妻と社長達の3人は出かけ私一人が部屋に残りました。
昨晩の事をあれこれと考えていると、
部屋に戻ってきたのは社長でした。
「昨日は凄かったね。
 たっぷりと楽しんだかね。
 私も楽しんだよ。
 嫁がお前さん達をみて興奮していたからね。」
「どういう事ですか??」
「色々と仕掛けをしておいたからね。
 お前さんたちの一部始終は隠しカメラで撮影したよ。」
「えっ!! そそそんな」
「部屋のモニターで見させてもらったが
 奥さんは良い声だしていたな〜。
 テープはまたの機会にあげるよ。
 それから今晩は変わった事をしてあげるよ。
 君は酔ったふりをしなさい。
 そのまま寝たふりをしていなさい。
 かわいい奥さんを見たいだろう。
 楽しみにしておきなさい。」
「何をするんですか!!
 妻に何を」
「大丈夫だよ。 心配しなくても。
 家の嫁がいるからね。」
「・・・・・・」



自業自得 五
勇輔 12/11(月) 18:56:36 No.20061211185636 削除
その後の妻は、何でも私の言い成りです。
「麻衣は眠ったか?風呂でするから、もう一度桜子も一緒に入れ」
「はい」
「風呂から出たら、今日の下着は赤だ」
「はい」
私のセックスライフは充実していきましたが、妻はいつ離婚を言い渡されないかと、絶えず私の顔色を気にするようになっていました。
夜が近付くと、今日はどのような恥ずかしい行為を要求されるのか心配のようで、塞ぎ込んでしまう事も増えていきます。
私主導のセックスと引き換えに、私は以前のような妻との笑いのある楽しい暮らしを失って行きますが、妻を思い通りに扱えるセックスから抜け出せません。
そして半年が経った平日の昼下がり、信号で止められて並んだ隣の車を何気なく見ると、見覚えのある顔の男が運転していて、その助手席には私には見せなくなってしまった満面の笑みを浮かべた、楽しそうに話しをしている妻が乗っていました。
「ずっと続いていたのか!」
「あれ以来、彼に会ったのは今日が2度目です」
1ヶ月前、デパートに買い物に行った時、ガードマンの制服を着た彼と偶然同じエレベーターに乗り合わせたそうです。
その時彼は休憩時間だったので屋上に行って話すと、あのような事をしてしまった事で彼は会社に居辛くなり、退職して警備会社に就職したところ、配属されたのがそのデパートでした。
「その時はあまり話せなかったので電話番号を交換して、その後毎日のようにあなたの目を盗んで電話を掛けたり、メールをしたりしていました」
「奴を好きになったのか?愛してしまったのか?」
妻は涙を流しながら、ゆっくりと頷きました。
「ごめんなさい。お願いですから、麻衣の親権だけは私に下さい。後の条件は全てあなたの望むように」
彼に対して本当に憧れ以上の感情を持ってしまったのか、それとも彼に対する責任を感じて同情からこうなってしまったのかは分かりませんが、私との生活に疲れてしまったのは確かです。
私が一生あのままのセックスでは堪えられないと思ったのと同じように、妻は一生このような扱いをされ続けるのかと思うと私との将来が見えなくなって、尚更彼に心惹かれるようになったのかも知れません。
精神的にだけでは無くて、身体までも私に責め続けられる暮らしの中、妻は彼という気の休まる場所を見付けてしまったのでしょう。
私は半年間の快楽と引き換えに、一番大切な物を失ってしまいました。
「今日も出掛けるのか?」
「ごめんなさい」
私はこの期に及んでも、卑怯にも娘の親権は渡さないと言って譲らずに、離婚を思い止まらせましたが一緒に住んでいると言うだけで、妻は毎日のように出掛けて行きます。
それは彼に会いに行くのだと分かっていても、私には後悔の念があるだけで何も言えません。
それは全て私が原因で、こうなったのは自業自得だから。
しかしそのような生活が1ヶ月も続くと私も徐々に壊れていき、妻が出掛けた日は嫉妬に狂いながら下半身を熱くして帰りを待ち、妻が帰宅して眠りに着くと風呂場に行って下半身裸になり、妻がその日穿いていたショーツを脱衣籠から出して包むのです。
このような事が知れれば更に妻は離れていくと思いながらも、妻と僅かでも接点を持てたような気がしてやめられず、やがて妻が出掛けない日もそのような行為をするようになり、それから更に1ヶ月が経った夜、いつものように妻がお風呂に入って眠りにつくのを布団の中で、下半身を熱くしながら待っているとドアが開きました。
驚いた私は咄嗟に眠っている振りをしましたが、妻は布団を剥ぐとパジャマとパンツを一気に下げ、スカートの中に手を入れてショーツを脱いで、それを私の熱くなっている部分に巻き付けます。
『知られていた』
私は妻の下着を汚さないように気を付けていたのですが、妻は私の行為に気付いていたようです。
妻の顔を見ると涙を流していましたが、変態行為を知られていた私は何も言えずにじっとしていると、妻はその上からそっと握って、その手をゆっくりと動かし始めます。
その日を境に妻が彼と会いに出掛けて行く事は無くなり、連絡を取り合う事もなくなりましたが、妻がその事には一切触れなかったので、私も彼との関係がどうなったのかは聞かず、毎晩その日穿いていたショーツを片手に寝室に通って来る妻に処理される事を惨めに思いながらも、妻のショーツに思い切り吐き出せる快感から逃れられません。
やがて夫婦の会話も増え、昼間は完全に元の夫婦に戻ったようでしたが、夜は以前のような関係ではなくなり、妻からセックスを求めてくるか、それ以外の日は相変わらず妻のショーツで処理される毎日です。
娘が眠ると私の部屋にやって来て、事が終ると戻って行った妻も、今では以前のように私と同じベッドで眠るようになりましたが、私からセックスを求める事はありません。
今の私の望みは妻とのセックスではなく、妻と手を繋いで眠ることです。
それも私から繋ぐのではなくて、妻が手を繋いで眠りたいと言うのを辛抱強く待っています。





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自業自得 四
勇輔 12/11(月) 18:51:35 No.20061211185135 削除
妻はショーツ一枚なのも忘れて謝り続けていました。
「抱かれたんだな?最後までしてしまったんだな」
「していません。ただ触られただけです」
「嘘を吐け。最後の表情が可愛かったと彼が言ったのを、俺はしっかりと聞いてしまったぞ!」
「だから、触られて、つまり、最後までは」
「はっきりと言え!入れられたのか入れられて無いのか!」
「入れられていません。つまり、触られて最後まで」
確かに2人とも、下は裸ではありませんでした。
しかし一度終わってから穿いた事も考えられ、他にも妻が恥ずかしがって全て脱ぐ事を拒んだために、横にずらしてした事も考えられます。
「最後までするつもりは」
妻は正直に話しているように感じました。
しかし私が帰って来なければ、最後までいっていた可能性は高いのです。
「そんな事は信じられない。それに最後までしなかったら、こんな事をしてもいいのか?桜子の考えはよく分かった。それが正しいかどうか、お義父さんやお義母さんに聞いてもらおう」
「許して下さい。私が悪かったです。もうしません。二度としません」
「当たり前だ。本当に最後までしなかったか調べてやるから、そこで横になって脚を抱えろ」
しかし妻は夫婦とゆえども、この様な明るい所でそのような格好になるのは堪えられないのか動きません。
「分かった。俺が麻衣と出て行く」
すると妻は慌てて横になると脚を抱えましたがショーツは穿いたままで、おまけに肝心な部分を手で隠しています。
「何度も言わないからよく聞け。桜子が俺に言えるのは『はい』だけだ。俺の言う事が聞けないのならすぐに出て行け」
妻が手を退けるとその部分は、透けて全て見えてしまうほど濡れています。
「恥ずかしくも無くこんなに濡らして。奴に触られてそんなに気持ち良かったのか?本当に入れられて無いとしたら、どうやって触られた?下着の上からか?下着の中に手を突っ込まれて直接か?返事は!」
「はい。下着の中に手を」
私はサディスティックな気分になっていて、妻に裏切られた事も忘れて下半身を硬くしていました。
「調べてやるから下着を取れ」
「はい」
妻はすすり泣きながらも、もう私には逆らいません。
「脱いだら今度はうつ伏せになって、尻を高く上げて自分で開いて中を見せろ」
妻は言われた格好になると、後ろに両手を回して指で大きく開きます。
「もういいですか?もういいですか?」
どこにもコンドームは無かったので、私は鼻を近付けて匂いを嗅ぎましたが、妻の匂いしかしませんでした。
私は下半身裸になると、前に回って膝立ちになります。
「奥はこれで調べてやるから、口に入れて唾液を付けろ。それとも彼に散々濡らしてもらったから、唾液などいらないか?」
妻は口に含みましたが、ただ咥えているだけだったので、舌を使うように指示を出します。
「もっと舌を使え。もっと。彼には舌も使ったのだろ?」
「そんな事、していません」
私はまた後ろに回るとお尻を叩いて高く上げさせ、初めて妻をバックから責めていました。



自業自得 三
勇輔 12/10(日) 16:09:24 No.20061210160924 削除
帰りは翌日の昼頃になると言って出て行き、マンガ喫茶で時間を潰していましたが、勢いでこのような事をしてしまったのを悔やみ始めていました。
『彼と桜子が最後までしてしまったら。いや、セックスに関しては堅過ぎるほど堅い桜子にそれは無い。あってもせいぜいキス止まりだ』
しかしマンガを読んでいる余裕もネットをしている余裕も無くなって、ただ目を瞑って考えていましたが、浮かんでくるのは妻と彼が抱き合ってキスをしている姿ばかりです。
『やはり駄目だ。キスだけでも堪えられそうにない。それに酔った彼がそれ以上の行為をしてきて、飲めない桜子も酒の相手をして少し酔ってしまっていたとしたら』
彼が仕事を終えて我が家に来たのが8時だったので、当初の予定では妻が娘を寝かせるのに30分、娘が眠ってゆっくりと彼の相手が出切るようになって打ち解けるのに2時間、何か起こるとすればその後30分以上は掛かるだろうと思っていたので、得意先の社長の体調不良を理由に11時には家に戻って2人の様子を伺おうと思っていたのですが、心配になった私は早くもマンが喫茶を飛び出していました。
『生理前で疼いている桜子が、キスをされたらそれだけで済むのか?』
空き地に車を止めて家に着いたのは、結局予定よりも1時間も早い10時でした。
私は彼への接待に居間を選んだのは、隠れて中を覗き易い位置に窓があったからで、この時間ではまだ何も起こっていないだろうと思いながらも、2人の様子を伺おうと思って覗くと、テーブルに一合ほどしか減っていない一升瓶と、あまり手を付けられていない酒の肴が数品置いてあるだけで、そこに2人の姿はありません。
慌てて玄関に回ると鍵が掛けられていたので、棟続きの事務所のドアを合鍵で開けて入って行くと、奥の和室から篭った声が聞こえます。
「奥さんの最後の瞬間の声や表情は、凄く可愛かったですよ」
「意地悪。恥ずかしいから言わないで」
『最後の瞬間?最後までしてしまったのか?本当に最後まで』
上半身は怒りに震えているのですが、下半身は興奮で熱くなっていました。
「そんなのいや。恥ずかしいからさせないで」
「ほら、こうやって」
「駄目。駄目よ」
また始まってしまうと思った私が勢いよく開けると、暗い室内に明かりが入り、パンツ一枚で仰向けに寝た彼の横に、同じくショーツ一枚の姿で添い寝した妻が右手首を掴まれて、パンツの上から触らされていました。
「あなた!」
私が部屋の明かりをつけると彼は起き上がって正座し、妻は今まで彼の下半身を触っていた手で胸を隠して泣き出しました。
「いいから続けろよ」
「ご主人、許して下さい。つい出来心で」
「おまえは出来心で、お得意さんの女房に手を出すのか!明日支店長を連れて来い!」
彼は慌てて服を着ると飲酒運転を気にする余裕も無く、逃げるように帰っていきました。
「あなた、私」
「出て行けよ。今すぐ出て行けよ。麻衣は俺が育てる」
勿論本気ではありません。
妻が恋心を抱いているのを知っていながら注意するどころか、このようになるよう仕向けたのは私なのですから。



自業自得 二
勇輔 12/9(土) 09:41:10 No.20061209094110 削除
その夜、ミニスカートの裾を押さえて仕切に気にする妻の姿を思い出している
とまた興奮を覚え、妻に覆い被さりましたがやはり断られてしまいます。
「どうして駄目なんだ?最近全然してないぞ」
「お願い。来週の週末ならいいから」
それは妻の生理前にあたり、そのような素振りは見せませんが唯一この時期は妻もしたくなるのか、月に2回受け入れてくれる内の1回は必ずこの時期です。
『生理前の来週末、夜に彼と2人きりになったとしたら妻はどうするだろう?営業のリップサービスだったとしても彼も満更ではないようだったし、彼に迫られれば体の関係を持つまではいかなくても、キスぐらいは受け入れてしまうかも』
妻に断わられた事で、また私はそのような恐ろしい事を考え始めていました。
『桜子に不倫など出来ないから大丈夫だ。キスぐらいはするかも知れないが、それだけでも十分な負い目になる。弱みが出来れば、これから一生好きにセックスを』
次に彼が訪れた時、私はわざと席を外してみました。
「銀行に行くのを忘れていた。あとの細かな事は桜子が聞いておいてくれ」
それは妻と彼を親しくさせるためだったのですが、喫茶店で時間を潰して帰るとまだ彼はいて、私が事務所に入ると急に2人は話をやめ、おかしな空気が漂っています。
『何の話をしていた?まさか抱き合っていたのか?それともキスを?妻に限ってそれはないか』
やはり私には耐えられそうにも無いので、週末に妻と彼を2人だけにする事はやめようと決めてベッドに入ると、隣で眠っている妻の唇が気になります。
『この唇と彼の唇が触れたかも?いや、無い、無い』
しかし私の下半身は嫉妬で痛いくらいに硬くなっていて、眠っている妻に襲い掛かってしまいました。
「どうして無理やりしたの?夫婦でもこれは強姦だわ」
「そうでもしないと桜子は」
「だから週末にと。明日から私は麻衣の部屋で寝ます」
妻のあまりの言葉に怒りの治まらない私は、翌朝妻が娘を送って行った隙に彼に電話していました。
「金曜の夜来られる?出来れば金曜に正式に契約したいと思って」
「本当ですか?ありがとうございます。必ず伺います」
「その時一杯付き合わないか?美味い酒があるんだ」
「良いのですか?じゃあお言葉に甘えて、車は置いてお邪魔します」
「それは不便だろ。雑魚寝で良ければ泊まっていけばいいじゃないか」
そして当日の夜、妻が上機嫌で娘とお風呂に入っている間に、私は釣りの用意をしていました。
「釣りに行くの?もうすぐ健司さんがみえるのでしょ?」
「忘れていた。急に取引先の社長に夜釣りに行こうと誘われて、うっかり約束してしまった」
「あなたー」
その時チャイムが鳴りました。
「気にしないで下さい。僕は帰りますから」
「いや。これは俺のミスだ。本当にすまない事をした。あとはオーディオなどを決めるのと判を押すだけだから女房で十分だろ。それと契約が終わったらこれを飲んでくれ」
私は手には、入手し難い清酒の一升瓶が握られています。
「ありがとうございます。でも図々しく泊めてもらうつもりで、車で来てしまったのでお酒はまた今度ご馳走になります」
「それなら得意先の釣りを断わる。俺から誘っておいて、その様な事は嫌だから」
「分かりました。ご馳走になって、車を置いて帰ります。それなら良いですか?」
「そう言わずに、ゆっくり飲んで泊まっていけよ。女房が相手では嫌か?」
「あなた、私は飲めないから」
一応妻はそう言いましたが、どこか嬉しそうでした。
「桜子も健司君も真面目だし、麻衣もいるから変な心配はしていないから、ゆっくりしていってくれ」
二人は顔を見合わせましたが、これで返ってお互いを意識してしまうでしょう。



自業自得 一
勇輔 12/8(金) 07:05:00 No.20061208070500 削除
私の愛車の車検が近付き、もう一度車検を受けようか思い切って新車に変えようか迷っていた頃、買い物に出掛けた妻がケーキを提げて帰って来ました。
別段ケーキを買ってくるのは珍しくありませんでしたが、3人家族なのにこの日は4個入っています。
「3個だと箱が少し大きい感じがして、運転中に動いてしまって崩れそうだったから」
しかし私には、妻が4個買ってきた訳が分かっていました。
それは、今までは芸能界に興味を示さなかった妻が、なぜか韓流ブームには嵌まってしまい、車を買い換えて欲しくてここのところよく来る、今の車もお世話になったディーラーの新しく係りになった若い男が、妻の好きな韓流スターに似ていると以前妻が嬉しそうに言ったことがあり、その彼が今日カタログを持って来る事になっていたのです。
勿論妻も男性に興味が無い訳ではないのでしょうが、今まで一度もそのような素振りを見せた事はありません。
しかし彼が来る日は今までと違い、心ときめくのか普段よりも念入りに化粧をし、彼が来る時間が近付くと、今度は姿見に全身を映してチェックを始めます。
「甘い物は駄目でした?」
「いいえ。どちらかと言うとお酒が好きで、普段あまり甘い物は食べ無いのですが、ケーキだけは大好物です」
「良かった」
『何が良かっただ。以前彼がケーキは好きだと言っていたのを覚えていて、わざわざ買って来たのだろ?』
しかし妻には浮気までする気は見られず、ちょっとした恋心だと分かっていたので私は微笑ましく見ていましたが、その時恐ろしい考えが頭に浮かびます。
『もしも彼と桜子が浮気したらどうする?離婚するか?それとも弱みに付け込んで、今までさせてもらえなかった事を色々させてみるか?麻衣はおいて出て行けと脅せば、きっと桜子は何でもするぞ』
しかし妻の性格からして、現実には浮気する事など絶対に有り得ない事で、万が一そうなったら私も嫉妬に狂ってそれどころでは無いでしょう。
この日は彼が来た事で恋をしている少女のような気持ちになっていて、夜になって誘ってみると、やはり断わられてしまいました。
『一生このままの状態で良いのか?桜子に弱みが出来たら変わるぞ』
いくらそのような事を考えてみても、結局妻に限って浮気する確率は限りなく0に近くて現実的ではありません。
それに妻はしっかり者で優しくて、セックスを除けば私にとって申し分のない妻なので、そのような事になって妻との関係が壊れる危険性を考えれば、このままの暮らしが一番良いと思い直しました。
何より想像の中だから良いものの、実際にはそのような事を許せるほど、私は寛大では無いでしょう。
私はこのような事を真剣に考えていた自分が可笑しくなり、笑い飛ばしましたが妻と彼が抱き合っている姿を想像すると、不思議な興奮があったのも事実です。
この時はそれが何から来る興奮なのかは分かりませんでしたが、その3日後に私が得意先から帰ると彼の車が止まっていて、その時にまた同じ様な興奮を覚えてしまいます。
その時2人は事務所にいて、私の車が入って来たのにも気付かずに話していました。
少し背伸びをして下半分が擦りガラスの窓から目だけを出して覗くと、妻はテーブルを挟んで向かい側に座っていたのですが、娘を幼稚園に迎えに行く前で、今日はたまたま短いスカートを穿いていたので、彼から見えてしまわないように、スカートの裾に手を置いて仕切に気にしていました。
しかしその仕草がかえってその部分に気を惹いてしまい、彼の視線が時々下がるのが分かります。
「健司さんは恋人がいるのでしょ?」
「いませんよー。30も手前になると友達が次から次へと結婚するので、少し焦ってしまいます」
「うそー。そんなに格好いいのに?健司さんはどのような女の子が好みなの?」
「優しくて可愛くて、奥さんの様な女性が良いのですが、なかなか縁が無くて」
「流石営業マンね。口が上手いのだからー。それにしても主人は遅いわね」
事務所とゆえども、妻が個室で男と2人だけでこの様な話をしているのを初めて見て、私は不思議な興奮を覚えていました。
『俺は男と馴れ馴れしく話す桜子に嫉妬している?』
嫉妬からは怒りだけを覚えるものだと思っていましたが、下半身が熱くなるような興奮を覚える事もあるのだとこの時知ります。



自業自得
勇輔 12/8(金) 07:00:25 No.20061208070025 削除
結婚8年目38歳、妻桜子33歳、娘麻衣5歳の3人家族です。
私の悩みは、妻がセックスに消極的な事でした。
妻はセックスに関しては幼い感じで、毎晩手を繋いで眠りたがるのですが、セックスは好きではないようです。
特に子供が生まれてからは断わられることが多くなり、今では月に2回が良いところで、多くても3回ほどしか応えてくれません。
それも必ず正上位で、どんなに感じていても後ろからなどはさせてもらえず、以前妻がイク直前で我を忘れている時にバックに変化させましましたが、最後までいきたい気持ちよりも恥ずかしさが勝ってしまうのか、怒ってやめてしまいました。
ましてや女性上位などはもっての他で、そのような事をさせようとすれば、怒ってしまって口も利いてくれません。
フェラも自分からはした事が無く、感じてしまっている時に口に当てると、ただ口の中に入れさせてくれるという程度で、舌など使った事はありません。
ですから妻とのセックスはほとんどパターンが決まってしまっていて、しばらくキスをしてからオッパイを触り、次にオッパイを舐めながら妻が感じてきたところで下に手を持って行くのですが、まだ感じ方が浅いと手を押さえられて拒否されてしまう事もあります。
その後乳首を吸いながら妻の最も敏感な部分を刺激してやって、ようやく正上位で交わって、妻にタイミングを合わせて出します。
そのタイミングがまた難しく、妻が先にイクと私がまだでも逃げられてしまう事があるのです。
そのような妻でも私は惚れていて、浮気をする気などは全く無く、私の望みは妻と色々なセックスを楽しむ事なのです。



妻と悪魔  その8
まさかず 12/7(木) 16:48:04 No.20061207164804 削除
その日は落ち着かなく仕事にも打ち込めずに
ただ時間が過ぎて行きました。
夕方、社長の待っている営業の近くの喫茶店に出かけました。
「よく来てくれた」
社長は満面の笑みを浮かべて出迎えてくれました。
「夕食は近くの処だから。
 すぐに行こう」
そう言うとタクシーに二人で乗り込みました。
たわいのない話をしていましたが、
しばらく走ると旅館の前に着きました。
「ここだよ。 夕食前に温泉に入るとしよう。
 私とだったらいやかね。」
「そんな・・・。」
言われるままに大きな風呂でゆったりと過ごし、
社長の後をついて行きました。
小部屋には妻と奥様が浴衣を着て座っていました。
「遅くなって悪かったな。 さっそく始めよう」
料理が出されビールを奥様がついで夕食が始まりました。
妻は社長から何度もビールを勧められていました。
料理が進んでいましたが、
奥様が私にビールをつぎながら、
「先程一緒にお風呂に入ったけど。
  お若いし綺麗で良い奥様ですよね。」
「そんな事ナイデスよ」
奥様は耳もとで
「今日は一段と綺麗かもしれませんよ。
 とびきり派手なランジェリーに着替えていらしたわよ。
 お風呂上がりに着替えているのを見たんですよ。」
何も知らずに社長と話をしている妻を見ると、
すでに顔が赤くなっていました。
料理が終ろうとした時に社長が、
「奥さん大丈夫かね。
 さあ君たちはこのヘにしなさい。
 部屋は妻に案内させるから。」
うながされて立ち上がると、社長が
「あれを使うんだよ。
 飲んだお酒にも仕掛けをしておいたから。」
とささやきました。 
部屋は綺麗な和室でした。部屋に入ると嫁は、
「いつもより少し酔ったかしら。」
「どうしたんだい。 お前らしくもないよ。
 今日は今までお前に苦労かけていたけど、
 社長のおかげでお前に恩返しが出来そうだよ」
「今日は何だか体が熱いの。 
 なんだかさっきから火照ってるの。
 いつもと違うのよ。
 きっとこんな旅館に泊まる事が無いから興奮しているのよ」
「大丈夫かよ」
そう言いながら、
バックから社長に渡された小さなポーチを握りしめていました。
私は妻を抱き締めすでにひいてあった布団に押し倒しました。



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